JPH06331097A - 低温タンク設備 - Google Patents

低温タンク設備

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JPH06331097A
JPH06331097A JP13951093A JP13951093A JPH06331097A JP H06331097 A JPH06331097 A JP H06331097A JP 13951093 A JP13951093 A JP 13951093A JP 13951093 A JP13951093 A JP 13951093A JP H06331097 A JPH06331097 A JP H06331097A
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JP
Japan
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pressure
inert gas
compartment
heat
heat insulating
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JP13951093A
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English (en)
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Katsuyuki Tao
克幸 垰
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温タンクを包囲する防熱層間区画内の不活
性ガスの圧力を、規制値に保持する。 【構成】 低温タンク1を包囲して防熱層2を取付け、
両者間に形成された防熱層間区画4に不活性ガス供給管
14を接続し、供給管14に、ホールド区画5と防熱層間区
画4との圧力差に応動する三方型圧力制御弁11を介設し
て、防熱層間区画4内の不活性ガス圧力の過度の上昇を
防止する一方、末端部を大気に開口する不活性ガス排出
管7に二方型圧力制御弁8と逆止弁10とを介装して、防
熱層間区画4がホールド区画5より低圧になるのを防止
すると共に、大気圧より低くなったときに大気が防熱層
間区画4に逆流するのを防止して、防熱層間区画4の圧
力を規制値に保持可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば低温液化ガス等
の貯蔵に適した低温タンク設備に関し、特に低温タンク
と防熱層との間に形成される防熱層間区画内の不活性ガ
ス圧を制御できるようにした、低温タンク設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の低温液化ガス運搬船には、図2に
示すような低温タンク設備が設けられている。すなわち
図2において、符号1は低温タンクを示しており、この
低温タンク1を包囲して防熱層2が取付けられ、防熱層
2と低温タンク1との間に防熱層間区画4が形成される
とともに、この防熱層間区画4に不活性ガス供給管14を
介して不活性ガスが供給されるようになっており、さら
に防熱層2を包囲してホールド区画5が設置されてい
る。
【0003】不活性ガス供給管14に圧力逃し弁18が介装
され、この圧力逃し弁18の制御用圧力コントローラ19が
設けられ、圧力コントローラ19に防熱層間区画4および
ホールド区画5の圧力を伝達するための圧力検知管9,
9aが接続されていて、防熱層間区画4が過圧状態とな
ることを防止するようになっている。図2中の符号3は
船体を示し、また符号3aは船体3と共にホールド区画
5の外壁を形成するカバーを示している。さらに、防熱
層間区画4をホールド区画5よりわずかに高い圧力に保
持するために、不活性ガス排出管7が防熱層間区画4に
接続され、この不活性ガス排出管7が逆止弁16を介して
ホールド区画5に開口する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、低温液化ガス
の貯蔵タンク設置では、不活性ガスを供給する防熱層間
区画をホールド区画よりわずかに高い圧力でしかも防熱
層の許容圧力以上にならないように制御しながら防熱層
間区画を不活性状態にする必要がある。ところで従来の
ものでは、ホールド区画の空気が防熱層を介して防熱層
間区画に侵入するため、防熱層間区画の圧力をホールド
区画より高くすることが困難であり、防熱層間区画の不
活性状態を保てないという問題点がある。本発明は、こ
のような問題点の解決をはかろうとするもので、防熱層
間区画に不活性ガスを供給しながら、同区画の圧力を適
正に制御し、常に不活性状態に保つことが容易な圧力制
御システムをそなえた低温タンク設備を提供することを
目的とする。
【0005】なお、図2中の符号17はタンクの修理等で
防熱層間区画4の不活性ガスを大気に排出して空にする
時用いるための大気排出弁を示しており、また従来のも
のにおいて、不活性ガスをホールド区画5へ戻すのは、
防熱層間区画4内の圧力を一定にコントロールしながら
不活性ガスを排出するのに、その排出場所として圧力変
動の少ないホールド区画が適しているためである。大気
は自然条件や船の振動等で不安定となるため、不活性ガ
スの排出場所として適していない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の低温タンク設備は、低温タンクと、同低温
タンクを包囲する防熱層と、同防熱層と上記低温タンク
との間に形成された防熱層間区画と、上記防熱層を包囲
するホールド区画とをそなえるとともに、上記防熱層間
区画に不活性ガスを供給する不活性ガス供給管と、上記
防熱層間区画の内部の不活性ガスを排出する不活性ガス
排出管とをそなえ、上記不活性ガス供給管に、上記の防
熱層間区画とホールド区画との間の圧力差に応じて上記
不活性ガスの上記防熱層間区画に対する供給量を調節す
る供給側制御弁が取付けられる一方、上記不活性ガス排
出管に、上記圧力差に応じて上記防熱層間区画から排出
される上記不活性ガスの排出量を調節する排出側制御弁
が取付けられるとともに同排出側制御弁の下流側が逆止
弁を介して大気に開口するよう構成されていることを特
徴としている。
【0007】
【作用】上述の本発明の低温タンク設備では、防熱層間
区画の圧力がホールド区画より規定値を越えて高くなっ
た場合、供給側制御弁が不活性ガスの供給を停止するよ
うに作動する。また、防熱層間区画の圧力がホールド区
画より低くなった場合、排出側制御弁が、防熱層間区画
から不活性ガスが大気へ排出されるのを停止するように
作動し、これにより防熱層間区画に不活性ガスを蓄圧さ
せて防熱層間区画の圧力がホールド区画の圧力より低く
なるのを防止する。さらに、逆止弁が、大気圧が防熱層
間区画より高くなった場合、大気からの空気流入を防止
する作用を行なう。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
低温タンク設備について説明すると、図1はその一部を
断面で示す模式系統図である。なお図1中図2と同じ符
号はほぼ同一の部材を示している。この実施例も低温液
化ガス運搬船における低温タンク設備を例にしており、
低温タンク1を包囲して防熱層2が取付けられととも
に、防熱層2と低温タンク1との間に防熱層間区画4が
形成されている。防熱層2は船体3とカバー3aとで包
囲されていて、防熱層2と船体3,カバー3aとの間に
ホールド区画5が形成されている。防熱層間区画4に不
活性ガス供給管14が接続されていて、この不活性ガス供
給管14に、減圧オリフィスユニット12および三方型圧力
制御弁11がこの順に介装されている。
【0009】三方型圧力制御弁11に圧力コントローラ13
が取付けられていおり、この圧力コントローラ13に防熱
層間区画4およびホールド区画5の圧力を導入する圧力
検知管9および9aが接続されて供給側制御弁を構成し
ている。そして、防熱層間区画4の圧力がホールド区画
5の圧力より規定値(約40mmH2O程度の微圧)を越え
た場合、圧力コントローラ13が作動し、三方型圧力制御
弁11のポジションを変えて不活性ガスの注入を停止する
と共に、防熱層間区画4の余剰ガスを大気に排出して防
熱層間区画4の圧力を下げることができるようになって
いる。
【0010】さらに、防熱層間区画4に端末部を大気に
開口する不活性ガス排出管7が接続されていて、この不
活性ガス排出管7に二方型圧力制御弁8が介装され、さ
らに二方型圧力制御弁8の下流に逆止弁10が介装されて
いる。二方型圧力制御弁8には圧力コントローラ15が取
付けられており、この圧力コントローラ15に防熱層間区
画4およびホールド区画5の圧力を導入する圧力検知管
6,6aが接続されて排出側制御弁を構成している。そ
してホールド区画5の圧力が防熱層間区画4より高くな
ると、(ホールド区画5内の空気が防熱層2を経て防熱
層間区画4に侵入するので、これを防止するために)圧
力コントローラ15が作動して二方型圧力制御弁8を閉鎖
し、これにより防熱層間区画4からの不活性ガスの排出
を止めて防熱層間区画4に不活性ガスを蓄圧して圧力を
高め、防熱層間区画4にホールド区画5から空気が侵入
するのを防止することができるようになっている。
【0011】二方型圧力制御弁8は、防熱層間区画4の
圧力がホールド区画5の圧力より高い場合は「開」状態
にあるため、大気圧が防熱層間区画4より高くなると大
気が防熱層間区画4に逆流して不活性ガスに空気が混入
するおそれがあるが、二方型圧力制御弁8の下流側に逆
止弁10を介装することにより、このような不都合を解消
できる。上述の構成により、低温タンク1の周囲に形成
された防熱層間区画4に、減圧オリフィスユニット12に
より必要ガス供給量に見あった流量に調整された不活性
ガスが供給される。そしてこの場合、不活性ガス供給管
14に介装された三方型圧力制御弁11により、防熱層間区
画4の圧力が規定値内に保持される。
【0012】そして、不活性ガス排出管7に介装された
二方型圧力制御弁15により、防熱層間区画4がホールド
区画5より高圧に保たれるため、ホールド区画5の空気
が防熱層間区画4に流入することがなく、防熱層間区画
4を常に不活性化状態に保持することができる。また、
不活性ガス排出管7をホールド区画5に戻すことなく防
熱層間区画4の正常な圧力制御を行なっているため、ホ
ールド区画5に不活性ガスが流入することがなく、した
がってホールド区画5が酸欠状態化するおそれがなくな
る。さらに、不活性ガス供給管14に介装された三方型圧
力制御弁11により、防熱層間区画4が許容圧力を越えた
とき、不活性ガスの供給の停止と防熱層間区画4のガス
排出とが同時に行なわれるため、短時間に防熱層間区画
4を正常圧力範囲に戻すことができる。
【0013】三方型圧力制御弁11は、上記のとおり不活
性ガスの注入制御のほか余剰ガスの排出(この排出には
安全弁としての大気放出を兼ねている)をも行なうもの
であるが、これを余剰ガスの大気放出機能を省略した二
方型圧力制御弁に代えることが可能である。というの
は、不活性ガス供給管14に介装される不活性ガスの注入
制御のみを行なう制御弁と不活性ガス排出管7に介装さ
れた二方型圧力制御弁8とが協同して、防熱層間区画4
の過圧防止を行なうことができるからである。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の低温タン
ク設備によれば、次のような効果ないし利点が得られ
る。 (1) 不活性ガス供給管に、防熱層間区画とホールド区画
との間の圧力差に応じて不活性ガスの供給量を調節する
供給側制御弁を設けたことにより、低温タンクを包囲す
る防熱層間区画へ正常な圧力制御のもとで不活性ガスの
供給を行なうことができる。 (2) 不活性ガス排出管に設けられた排出側制御弁によ
り、ホールド区画の空気が防熱層間区画に流入すること
がなくなり、防熱層間区画を常に不活性化状態に保持で
きる。 (3) 不活性ガスをホールド区画に戻すことなく防熱層間
区画における不活性ガスの正常な圧力制御を行なってい
るため、ホールド区画に不活性ガスが流入することがな
く、したがってホールド区画が酸欠の状態となる危険性
がない。 (4) 不活性ガス供給管の供給側制御弁として三方型圧力
制御弁を用いるとき、防熱層間区画が許容圧力を万一越
えても供給ガスの停止と同区画のガス排出とが同時に行
なわれるため、短時間に圧力を低下させ正常圧力範囲に
戻すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての低温タンク設備を一
部を断面で示す模式系統図。
【図2】従来の低温タンク設備を一部を断面で示す模式
系統図。
【符号の説明】
1 低温タンク 2 防熱層 3 船体 3a カバー 4 防熱層間区画 5 ホールド区画 6,6a 圧力検知管 7 不活性ガス排出管 8 排出側制御弁としての二方型圧力制御弁 9,9a 圧力検知管 10,16 逆止弁 11 供給側制御弁としての三方型圧力制御弁 12 減圧オリフィスユニット 13,15,19 圧力コントローラ 14 不活性ガス供給管 17 大気排出弁 18 圧力逃し弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温タンク設備において、低温タンク
    と、同低温タンクを包囲する防熱層と、同防熱層と上記
    低温タンクとの間に形成された防熱層間区画と、上記防
    熱層を包囲するホールド区画とをそなえるとともに、上
    記防熱層間区画に不活性ガスを供給する不活性ガス供給
    管と、上記防熱層間区画の内部の不活性ガスを排出する
    不活性ガス排出管とをそなえ、上記不活性ガス供給管
    に、上記の防熱層間区画とホールド区画との間の圧力差
    に応じて上記不活性ガスの上記防熱層間区画に対する供
    給量を調節する供給側制御弁が取付けられる一方、上記
    不活性ガス排出管に、上記圧力差に応じて上記防熱層間
    区画から排出される上記不活性ガスの排出量を調節する
    排出側制御弁が取付けられるとともに同排出側制御弁の
    下流側が逆止弁を介して大気に開口するよう構成されて
    いることを特徴とする、低温タンク設備。
JP13951093A 1993-05-18 1993-05-18 低温タンク設備 Withdrawn JPH06331097A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013102239A1 (en) * 2012-01-03 2013-07-11 Hungralia Pty Ltd Pressure layer system and apparatus therefor
JP2016016807A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 三菱重工業株式会社 運搬船
WO2022211090A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 川崎重工業株式会社 多重殻タンク、船舶およびガス圧調整方法

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JP2016016807A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 三菱重工業株式会社 運搬船
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