JP2959163B2 - タンカーのガス圧力調整装置 - Google Patents
タンカーのガス圧力調整装置Info
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- JP2959163B2 JP2959163B2 JP7015291A JP7015291A JP2959163B2 JP 2959163 B2 JP2959163 B2 JP 2959163B2 JP 7015291 A JP7015291 A JP 7015291A JP 7015291 A JP7015291 A JP 7015291A JP 2959163 B2 JP2959163 B2 JP 2959163B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンカーのガス圧力調
整装置に係り、特に、貨油タンクの気体部分への酸素流
入を防止するとともに、座礁等による破孔時の漏油防止
性を高めるものである。
整装置に係り、特に、貨油タンクの気体部分への酸素流
入を防止するとともに、座礁等による破孔時の漏油防止
性を高めるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原油タンカーには、貨油タンク上
部の気体部分に過圧弁(ベントバルブ)と負圧弁とが配
され、気体部分の圧力が設定値を越えて上昇した際に気
体部分のイナートガスを大気中に放出し、一方、気体部
分が設定値以下となった際に大気の吸入を行なうように
している。そして、大気の吸入が行なわれると、前記気
体部分の酸素濃度が上昇するために、爆発下限濃度とし
て例えば8%の酸素濃度を設定しておいて、イナードガ
ス供給源の作動によりイナードガスの追加補給を行なっ
て、酸素濃度を設定値以下に戻すように運用している。
部の気体部分に過圧弁(ベントバルブ)と負圧弁とが配
され、気体部分の圧力が設定値を越えて上昇した際に気
体部分のイナートガスを大気中に放出し、一方、気体部
分が設定値以下となった際に大気の吸入を行なうように
している。そして、大気の吸入が行なわれると、前記気
体部分の酸素濃度が上昇するために、爆発下限濃度とし
て例えば8%の酸素濃度を設定しておいて、イナードガ
ス供給源の作動によりイナードガスの追加補給を行なっ
て、酸素濃度を設定値以下に戻すように運用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、負圧弁が作動
するたびに大気が吸入されると、酸素濃度が爆発下限を
しばしば越えることになるとともに、これらに連動して
イナードガス供給源を頻繁に作動させる必要が生じる等
の管理が必要になる。
するたびに大気が吸入されると、酸素濃度が爆発下限を
しばしば越えることになるとともに、これらに連動して
イナードガス供給源を頻繁に作動させる必要が生じる等
の管理が必要になる。
【0004】また、万一、タンカーの座礁時に、船底部
分が破損して破孔が生じる等の事故が起った場合には、
貨油タンク内部が負圧となることによって、負圧弁が作
動して大気が貨油タンク内部に流入するために、貨油液
面による液頭圧が海水液面のそれより高い場合である
と、貨油タンク内外の圧力がバランスするまで貨物油が
船外に流出する漏油事故を引き起こしてしまうことにな
る。
分が破損して破孔が生じる等の事故が起った場合には、
貨油タンク内部が負圧となることによって、負圧弁が作
動して大気が貨油タンク内部に流入するために、貨油液
面による液頭圧が海水液面のそれより高い場合である
と、貨油タンク内外の圧力がバランスするまで貨物油が
船外に流出する漏油事故を引き起こしてしまうことにな
る。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、貨油タンク内部が負圧となった場合の気体部分へ
の酸素流入を防止して安全性を向上させるとともに、座
礁等による破孔時の漏油防止を行なうこと等を目的とし
ているものである。
ので、貨油タンク内部が負圧となった場合の気体部分へ
の酸素流入を防止して安全性を向上させるとともに、座
礁等による破孔時の漏油防止を行なうこと等を目的とし
ているものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明に係るタンカーのガス圧力調整装置にあって
は、原油等を積載する貨油タンク上部の気体部分にイナ
ートガスを供給するイナートガス供給系と、該イナート
ガス供給系に接続されイナートガスを貯留するアキュー
ムレーターと、該アキュームレーターと前記気体部分と
の間に接続状態に配される接続管と、該接続管の途中に
介在状態に配され前記気体部分におけるガス圧力低下の
検出時にガス圧力低下の状態によって接続管を開放また
は遮断状態とする圧力制御弁とを備え、該圧力制御弁
は、前記貨油タンクの周囲温度の変動によって前記ガス
圧力が低下する状態では予め設定したガス圧力のしきい
値を越えたときに開放作動し、かつ貨油タンクの周囲温
度の変動によるガス圧力低下の状態に比較して急速にガ
ス圧力が低下したときは閉塞作動するように設定されて
いる構成としている。
め、本発明に係るタンカーのガス圧力調整装置にあって
は、原油等を積載する貨油タンク上部の気体部分にイナ
ートガスを供給するイナートガス供給系と、該イナート
ガス供給系に接続されイナートガスを貯留するアキュー
ムレーターと、該アキュームレーターと前記気体部分と
の間に接続状態に配される接続管と、該接続管の途中に
介在状態に配され前記気体部分におけるガス圧力低下の
検出時にガス圧力低下の状態によって接続管を開放また
は遮断状態とする圧力制御弁とを備え、該圧力制御弁
は、前記貨油タンクの周囲温度の変動によって前記ガス
圧力が低下する状態では予め設定したガス圧力のしきい
値を越えたときに開放作動し、かつ貨油タンクの周囲温
度の変動によるガス圧力低下の状態に比較して急速にガ
ス圧力が低下したときは閉塞作動するように設定されて
いる構成としている。
【0007】
【作用】貨油タンク上部の気体部分には、イナートガス
供給系から供給されたイナートガスが満たされており、
酸素濃度を爆発下限以下に保持する。気体部分における
ガス圧力低下の検出時には、圧力制御弁が開放作動して
アキュームレーターに蓄積されたイナートガスを貨油タ
ンク内に供給することにより、酸素の混入を防止する。
また、船底が損傷して破孔に基づく漏油が発生すると、
油の流出によって貨油タンクの気体部分が急速に負圧に
なり、この急激なガス圧力の低下の検出により圧力制御
弁が閉鎖作動して、気体部分が隔離された状態となるこ
とにより、気体部分の負圧程度が大きくなって、油の流
出が阻止されるものである。
供給系から供給されたイナートガスが満たされており、
酸素濃度を爆発下限以下に保持する。気体部分における
ガス圧力低下の検出時には、圧力制御弁が開放作動して
アキュームレーターに蓄積されたイナートガスを貨油タ
ンク内に供給することにより、酸素の混入を防止する。
また、船底が損傷して破孔に基づく漏油が発生すると、
油の流出によって貨油タンクの気体部分が急速に負圧に
なり、この急激なガス圧力の低下の検出により圧力制御
弁が閉鎖作動して、気体部分が隔離された状態となるこ
とにより、気体部分の負圧程度が大きくなって、油の流
出が阻止されるものである。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係るタンカーのガス圧力調
整装置の一実施例を示すもので、図中において、符号1
は貨油タンク、2は気体部分、3はイナートガス供給
系、4はアキュームレーター、5は接続管、6は圧力制
御弁、7は圧力低下検出部、8は遠隔操作手段、9は過
圧弁(ベントバルブ)、Rは貨油(原油)である。
整装置の一実施例を示すもので、図中において、符号1
は貨油タンク、2は気体部分、3はイナートガス供給
系、4はアキュームレーター、5は接続管、6は圧力制
御弁、7は圧力低下検出部、8は遠隔操作手段、9は過
圧弁(ベントバルブ)、Rは貨油(原油)である。
【0009】前記貨油タンク1には、原油等の貨油Rが
積載され、その上部に形成される気体部分2に酸素濃度
の著しく低いイナートガスが充満状態に封入される。
積載され、その上部に形成される気体部分2に酸素濃度
の著しく低いイナートガスが充満状態に封入される。
【0010】前記アキュームレーター4は、イナートガ
ス供給系3に接続されて、適宜供給されるイナートガス
を貯留しておくものであり、接続管5によって貨油タン
ク1の上部の気体部分2に接続される。
ス供給系3に接続されて、適宜供給されるイナートガス
を貯留しておくものであり、接続管5によって貨油タン
ク1の上部の気体部分2に接続される。
【0011】前記圧力制御弁6は、接続管5の途中に介
在状態に配されて、気体部分2におけるガス圧力低下の
検出時にその圧力低下の状態によって接続管5を選択的
に開放または遮断状態とするものである。つまり、圧力
制御弁6には、気体部分2の圧力と大気圧とを比較して
その差圧を検出する圧力低下検出部7が配され、気体部
分2の圧力低下が設定値の範囲外となったことを判定す
る機能、圧力低下が緩やかなものであることを判定する
機能等が付加されて、これらの条件が満たされた場合
に、接続管5を開放状態とする。したがって、気体部分
2のガス圧力が高い場合、ガス圧力差がない場合及び圧
力差が消滅した場合には、閉塞状態に戻されて接続管5
の管路が遮断される。
在状態に配されて、気体部分2におけるガス圧力低下の
検出時にその圧力低下の状態によって接続管5を選択的
に開放または遮断状態とするものである。つまり、圧力
制御弁6には、気体部分2の圧力と大気圧とを比較して
その差圧を検出する圧力低下検出部7が配され、気体部
分2の圧力低下が設定値の範囲外となったことを判定す
る機能、圧力低下が緩やかなものであることを判定する
機能等が付加されて、これらの条件が満たされた場合
に、接続管5を開放状態とする。したがって、気体部分
2のガス圧力が高い場合、ガス圧力差がない場合及び圧
力差が消滅した場合には、閉塞状態に戻されて接続管5
の管路が遮断される。
【0012】また、圧力制御弁6にあっては、気体部分
2の圧力低下が急激である場合に管路を開放することが
なく、かつ、開放状態となっている場合には急速に閉塞
状態に戻すような機能が付加される。この場合には、圧
力制御弁6がいわゆる自動遮断弁の機能を有するものと
され、遠隔操作手段8による遠隔操作によっても閉塞状
態とすることができるものとする。
2の圧力低下が急激である場合に管路を開放することが
なく、かつ、開放状態となっている場合には急速に閉塞
状態に戻すような機能が付加される。この場合には、圧
力制御弁6がいわゆる自動遮断弁の機能を有するものと
され、遠隔操作手段8による遠隔操作によっても閉塞状
態とすることができるものとする。
【0013】前記過圧弁9は、貨油タンク1の気体部分
2に対して接続管5を介して接続されるとともに、その
接続点が気体部分2と圧力制御弁6との間に設定され、
前述したように、気体部分2のガス圧力が設定上限値以
上となった場合に作動して、イナートガスを大気中に放
出するものである。
2に対して接続管5を介して接続されるとともに、その
接続点が気体部分2と圧力制御弁6との間に設定され、
前述したように、気体部分2のガス圧力が設定上限値以
上となった場合に作動して、イナートガスを大気中に放
出するものである。
【0014】このように構成されているタンカーのガス
圧力調整装置であると、貨油Rの積載作業にともなっ
て、イナートガス供給系3からアキュームレーター4及
び貨油タンク1の気体部分2に、イナートガスを充満さ
せた状態としておいて、気体部分2の酸素濃度を爆発下
限以下に保持することが行なわれる。
圧力調整装置であると、貨油Rの積載作業にともなっ
て、イナートガス供給系3からアキュームレーター4及
び貨油タンク1の気体部分2に、イナートガスを充満さ
せた状態としておいて、気体部分2の酸素濃度を爆発下
限以下に保持することが行なわれる。
【0015】そして、貨油タンク1の周囲温度の変動等
によって、気体部分2のガス圧力が徐々に低下し、ガス
圧力が設定値(しきい値)を越えると、このガス圧力の
低下が設定値の範囲外になったことおよび、圧力低下が
穏やかなものであることが圧力低下検出部7によって検
出され、この検出信号によって圧力制御弁6が開放作動
する。この開放により接続管5の管路が開放状態になる
と、アキュームレーター4に蓄積されていたイナートガ
スが気体部分2に流れ込み、酸素濃度を高めることなく
ガス圧力の平衡が行なわれる。ガス圧力差の消滅が圧力
低下検出部7によって検出されると、圧力制御弁6が閉
塞状態に戻る。貯留していたイナートガスを放出した状
態のアキュームレーター4には、イナートガス供給系3
からイナートガスが再び供給されることにより蓄積がな
されて、気体部分2への次の供給に備えられる。
によって、気体部分2のガス圧力が徐々に低下し、ガス
圧力が設定値(しきい値)を越えると、このガス圧力の
低下が設定値の範囲外になったことおよび、圧力低下が
穏やかなものであることが圧力低下検出部7によって検
出され、この検出信号によって圧力制御弁6が開放作動
する。この開放により接続管5の管路が開放状態になる
と、アキュームレーター4に蓄積されていたイナートガ
スが気体部分2に流れ込み、酸素濃度を高めることなく
ガス圧力の平衡が行なわれる。ガス圧力差の消滅が圧力
低下検出部7によって検出されると、圧力制御弁6が閉
塞状態に戻る。貯留していたイナートガスを放出した状
態のアキュームレーター4には、イナートガス供給系3
からイナートガスが再び供給されることにより蓄積がな
されて、気体部分2への次の供給に備えられる。
【0016】一方、タンカーの座礁等に基づいて船底が
損傷を受けて、貨油タンク1の下低部が破孔すると、こ
の破孔部Bを介して貨油が漏洩してしまうことになる
が、この際には、圧力制御弁6を速やかに閉塞状態に導
くことによって、漏油量を最小限に抑制することができ
る。
損傷を受けて、貨油タンク1の下低部が破孔すると、こ
の破孔部Bを介して貨油が漏洩してしまうことになる
が、この際には、圧力制御弁6を速やかに閉塞状態に導
くことによって、漏油量を最小限に抑制することができ
る。
【0017】つまり、座礁事故等の発生が判明した場合
には、遠隔操作手段8によって圧力制御弁6を速やかに
閉塞状態にすることにより、貨油Rの流出に見合って気
体部2が減圧状態になるため、漏油が自然に停止する。
には、遠隔操作手段8によって圧力制御弁6を速やかに
閉塞状態にすることにより、貨油Rの流出に見合って気
体部2が減圧状態になるため、漏油が自然に停止する。
【0018】また、座礁事故の発見や遠隔操作手段8に
よる圧力制御弁6の閉塞等の対応が遅れた場合には、圧
力低下検出部7が圧力低下を検出することとなるが、漏
油時における気体部分2のガス圧力低下の程度は、温度
変動に基づくものと比較して急激なものとなるため、こ
の急激なガス圧力低下が検出されるものとなり、この場
合にも、圧力制御弁6が速やかに閉塞状態に導かれて、
気体部分2が減圧状態となることにより、漏油現象が自
然停止状態に導かれるものとなる。
よる圧力制御弁6の閉塞等の対応が遅れた場合には、圧
力低下検出部7が圧力低下を検出することとなるが、漏
油時における気体部分2のガス圧力低下の程度は、温度
変動に基づくものと比較して急激なものとなるため、こ
の急激なガス圧力低下が検出されるものとなり、この場
合にも、圧力制御弁6が速やかに閉塞状態に導かれて、
気体部分2が減圧状態となることにより、漏油現象が自
然停止状態に導かれるものとなる。
【0019】<他の実施態様>本発明にあっては、次の
技術を包含する。 (1)貨油タンク1が複数設置されている場合に、他の
気体部分2にアキュームレーター4としての機能を持た
せること。 (2)複数の貨油タンク1に任意数のアキュームレータ
ー4を接続すること。 (3)貨油タンク1における気体部分2の容積を許容範
囲内で小さくすること。
技術を包含する。 (1)貨油タンク1が複数設置されている場合に、他の
気体部分2にアキュームレーター4としての機能を持た
せること。 (2)複数の貨油タンク1に任意数のアキュームレータ
ー4を接続すること。 (3)貨油タンク1における気体部分2の容積を許容範
囲内で小さくすること。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るタン
カーのガス圧力調整装置によれば、貨油タンク上部の気
体部分にイナートガス供給系及びアキュームレーターが
接続され、アキュームレーターと気体部分との間の接続
管の途中に、圧力制御弁が介在状態に配されるものであ
るから、以下のような効果を奏するものとなる。 (1)気体部分におけるガス圧力低下の検出時に圧力制
御弁が開放作動して、アキュームレーターに蓄積されて
いるイナートガスを貨油タンク内に供給するため、気体
部分に酸素を混入させることがなく、気体部分を常時酸
素濃度を低くした状態に保持して安全性を向上させるこ
とができる。(2)アキュームレーターにイナートガス
を蓄積しておいて気体部分に供給するものであるから、
イナートガス供給系を頻繁に作動させる必要がなく、か
つ、貨油タンクの気体部分の負圧発生と連動させる拘束
がないので、イナートガス供給系の運転の自由性、メン
テナンス性を向上させることができる。 (3)接続管の途中に圧力制御弁が配され、ガス圧力の
急速低下時に閉塞作動するため、船底が損傷して破孔に
基づく漏油が発生時に、気体部分を負圧状態として破孔
部からの貨油の流出を速やかに抑制することができる。
カーのガス圧力調整装置によれば、貨油タンク上部の気
体部分にイナートガス供給系及びアキュームレーターが
接続され、アキュームレーターと気体部分との間の接続
管の途中に、圧力制御弁が介在状態に配されるものであ
るから、以下のような効果を奏するものとなる。 (1)気体部分におけるガス圧力低下の検出時に圧力制
御弁が開放作動して、アキュームレーターに蓄積されて
いるイナートガスを貨油タンク内に供給するため、気体
部分に酸素を混入させることがなく、気体部分を常時酸
素濃度を低くした状態に保持して安全性を向上させるこ
とができる。(2)アキュームレーターにイナートガス
を蓄積しておいて気体部分に供給するものであるから、
イナートガス供給系を頻繁に作動させる必要がなく、か
つ、貨油タンクの気体部分の負圧発生と連動させる拘束
がないので、イナートガス供給系の運転の自由性、メン
テナンス性を向上させることができる。 (3)接続管の途中に圧力制御弁が配され、ガス圧力の
急速低下時に閉塞作動するため、船底が損傷して破孔に
基づく漏油が発生時に、気体部分を負圧状態として破孔
部からの貨油の流出を速やかに抑制することができる。
【図1】本発明に係る本発明に係るタンカーのガス圧力
調整装置の一実施例を示す配管系統図である。
調整装置の一実施例を示す配管系統図である。
1 貨油タンク 2 気体部分 3 イナートガス供給系 4 アキュームレーター 5 接続管 6 圧力制御弁 7 圧力低下検出部 8 遠隔操作手段 9 過圧弁(ベントバルブ) R 貨油(原油) B 破孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63B 25/08 B63J 2/00 B63J 2/08
Claims (1)
- 【請求項1】 原油等を積載する貨油タンク上部の気体
部分にイナートガスを供給するイナートガス供給系と、 該イナートガス供給系に接続されイナートガスを貯留す
るアキュームレーターと、 該アキュームレーターと前記気体部分との間に接続状態
に配される接続管と、 該接続管の途中に介在状態に配され前記気体部分におけ
るガス圧力低下の検出時にガス圧力低下の状態によって
接続管を開放または遮断状態とする圧力制御弁とを備
え、 該圧力制御弁は、前記貨油タンクの周囲温度の変動によ
って前記ガス圧力が低下する状態では予め設定したガス
圧力のしきい値を越えたときに開放作動し、かつ貨油タ
ンクの周囲温度の変動によるガス圧力低下の状態に比較
して急速にガス圧力が低下したときは閉塞作動するよう
に設定されている ことを特徴とするタンカーのガス圧力
調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7015291A JP2959163B2 (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | タンカーのガス圧力調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7015291A JP2959163B2 (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | タンカーのガス圧力調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569882A JPH0569882A (ja) | 1993-03-23 |
JP2959163B2 true JP2959163B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=13423320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7015291A Expired - Fee Related JP2959163B2 (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | タンカーのガス圧力調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2959163B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2694397B1 (fr) * | 1992-08-03 | 1996-12-20 | Sewerin Materiel Reseaux Const | Procede de test d'etancheite d'une canalisation ou d'un reseau de canalisations ainsi qu'une installation permettant la mise en óoeuvre de ce procede. |
NO329961B1 (no) * | 2006-12-04 | 2011-01-31 | Tool Tech As | Anordning ved noytralgassanlegg pa en flytende farkost |
KR102239352B1 (ko) * | 2013-09-27 | 2021-04-13 | 대우조선해양 주식회사 | 원유저장탱크 레벨 및 밀도측정장치, 이의 밀폐시스템 |
JP6709014B2 (ja) | 2014-04-18 | 2020-06-10 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | インバータ装置 |
KR101955556B1 (ko) * | 2017-05-08 | 2019-03-08 | 홍민식 | 탱커 파공 부위의 유체 유출입 저감 방법 및 장치 |
-
1991
- 1991-04-02 JP JP7015291A patent/JP2959163B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569882A (ja) | 1993-03-23 |
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KR20040073361A (ko) | 잠수함 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990629 |
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