JPH06330511A - 路面誘導皮膜とその利用装置 - Google Patents

路面誘導皮膜とその利用装置

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JPH06330511A
JPH06330511A JP5139884A JP13988493A JPH06330511A JP H06330511 A JPH06330511 A JP H06330511A JP 5139884 A JP5139884 A JP 5139884A JP 13988493 A JP13988493 A JP 13988493A JP H06330511 A JPH06330511 A JP H06330511A
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JP
Japan
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sensor
road
road surface
flame
spray coating
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Pending
Application number
JP5139884A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Komura
洋司 小村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANIN KENSETSU KOGYO KK
Original Assignee
SANIN KENSETSU KOGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH06330511A publication Critical patent/JPH06330511A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F9/00Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
    • E01F9/50Road surface markings; Kerbs or road edgings, specially adapted for alerting road users

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサーで検出可能な材料を路面に溶射して
路面誘導皮膜を形成し、安全で的確な盲人の歩行や走行
車の走行ができる案内路を構成する。 【構成】 路面1aに対しセンサー37,38で検出可
能な材料Wを溶射して、所定巾のライン状の溶射皮膜F
を付着形成して路面誘導皮膜付の案内路5を構成すると
ともに、該案内路5にはセンサー37,38に対して特
殊反応をするパターン又は材料若しくは部材等よりなる
特殊表示部を設け、溶射皮膜Fを検出するセンサー3
7,38と該センサー37,38の検出信号を音声信号
に変換する変換装置34と該音声信号を音声として報知
するスピーカー32とを備えた検知装置で上記路面誘導
皮膜の利用装置を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセンサーで検出可能な材
料を路面に溶射して路面誘導皮膜を形成するとともに、
センサーの検出信号を音声として報知する路面誘導皮膜
とその利用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、盲人の歩行を誘導案内する歩道
は、一般に平坦な歩行路の中央部に突起付のタイルを連
続して敷設した突起路で構成されており、盲人は該突起
路の歩行に際して杖或いは足の感覚で突起を認知しなが
ら、誤りなく安全に歩行できるように設置されている。
また各種施設の路面で歩行車を無人走行或いは有人走行
をなす場合に、より省力で安全な走行を行う上で路面に
レール又は磁性材からなる誘導体を敷設し、該レール又
は誘導体によりカート等の走行車を誘導案内して走行さ
せるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の平坦な歩行
路と突起路からなる歩道にあっては、盲人がこれを歩行
する際に、その凹凸を正確に検知判断して進行しなけれ
ばならず、特に未習熟な歩行初心者や老齢な盲人にとっ
て、杖や靴を履いた足での検知判断には困難を伴い正確
さを欠くため速く歩行し難いこと、及び誤認を伴った歩
行により多くの危険を生ずる問題がある。
【0004】また路面に敷設したレールを案内体として
走行車を走行するものでは、レールを路面に突出させる
と、該レールに歩行者がつまづいたり歩行の邪魔とな
る。そして路面に埋め込み方式のレールではその溝部に
塵等が詰まり易く、走行車の円滑な走行を阻害それる等
の問題がある。さらには上記レール又は誘導体の敷設若
しくは埋設はコスト高になる欠点がある。そこで本発明
は上記従来の問題を解消して、施工が簡単で特に盲人の
歩行に最適で、またカート等の走行車にも安全で的確な
歩行或いは走行のできる路面誘導皮膜とその利用装置の
提供を目的として実施するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による路面誘導皮膜は耐熱性材料よりなる路
面1aに対しセンサー37,38で路面との識別検出可
能な材料Wを溶射して、所定パターンの溶射皮膜Fを付
着形成している。
【0006】また、上記溶射皮膜F内若しくは近傍にセ
ンサー37,38に対して特殊反応をするパターン又は
材料W若しくは部材等よりなる特殊表示部を設けるとよ
い。
【0007】さらに、路面1aに付着形成された溶射皮
膜F又は特殊表示部を検出するセンサー37,38と、
該センサー37,38の検出信号に基づき、利用者に音
声その他の報知媒体により報知作動をするスピーカー3
2その他の報知手段とを備えた路面誘導皮膜の利用装置
に構成すると効果的である。
【0008】
【作用】上記のようにセンサー37,38で検出可能な
材料Wを路面1aに溶射して、所定パターンの溶射皮膜
Fを付着形成した路面誘導皮膜にすると、溶射皮膜Fは
耐久性に優れるとともに、盲人誘導案内用の案内路5の
施工を簡潔に行うことができる。また溶射皮膜Fはセン
サー37,38を備えた検知装置で音声として使用者に
報知することができ、特に盲人誘導案内用の歩道に設置
される案内路として有効に作用する。
【0009】さらに、溶射皮膜内若しくはその近傍にセ
ンサー37,38に対して特殊反応をする特殊表示部を
設けた路面誘導皮膜は、案内路5の特定箇所を使用者に
認知させる特定案内路8として容易に施工できるととも
に、検知装置を備えた杖6若しくは走行車50を使用す
る盲人或いは身障者等を安全、且つ的確に誘導案内する
ことができる。
【0010】また、上記の溶射皮膜Fにセンサー37,
38を近接又は摺接すると、その検出信号は変換装置3
4で音声信号に変換され、スピーカー32等の報知手段
で音声又は振動等の報知媒体を介して使用者に的確に報
知されるので、使用者は案内路5を誤りなく安全且つ容
易に進行することができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明する。図
1において1は本発明に係わる歩行者用の歩道であり、
2は車輌用の車道で、3は該車道2を横断する横断マー
ク4を表示した横断歩道である。上記歩道1はアスファ
ルト又はコンクリート或いはタイル等の後述する溶射母
材として耐え得る程度の耐熱性材料よりなる硬くて平坦
な路面1aで構成され、該路面1aの中央部には所定巾
の溶射皮膜Fを歩道1に沿ってライン状に付着形成した
路面誘導皮膜が設けられ、盲人の歩行を誘導案内する案
内路5が構成されている。上記案内路5を構成する溶射
皮膜Fは、後述するセンサー37,38で検出可能な材
料Wを溶射して路面1aに形成され、上記センサー3
7,38を盲人が携帯する杖6又は適宜な走行車等に設
置して検出される。
【0012】即ち上記溶射皮膜Fを形成する材料Wは、
磁性材としては砂鉄が不銹効果があり好ましく、非磁性
材としてはアルミ,銅,その他の非鉄セラミック等があ
り、また反射材としてはアルミ及び反射性セラミック等
を用い、この内の一種或いは数種の材料を組み合わせて
後記の溶射手段により路面1aに施工されるものであ
る。また上記材料Wを検出するセンサー7はそれぞれの
材料に適応したものを採用する。即ち、磁性材の場合に
は磁気センサー或いは金属センサーほ用い、非磁性材の
場合には一般に市販の「株式会社キーエンス製(ETシ
リーズ)超小型近接スイツチ」等の近接センサーを採用
すればよく、また反射材の場合には反射型光電スイツチ
等を用いればよい。
【0013】8は案内路5の中途で特定の箇所に所定長
さで設けられた特殊表示部としての特定案内路であり、
該特定案内路8はライン状に形成した溶射皮膜Fの内部
若しくはその近傍に、センサーに対して特殊反応をする
パターン又は材料若しくは部材等よりなる特殊表示部を
設けて、センサー7で検出される案内路5とは異なる信
号を検出して歩行者に認知可能となしてある。
【0014】上記特定案内路8の施工手段としては溶射
皮膜Fの厚さを種々変更したり、又は材料Wの組合せ及
び混合調整、或いは模様のパターン等を変えることで容
易に構成でき、また施工場所は例えばバス停8a,郵便
局8b,公官庁8c,横断歩道3a,或いは曲がり角部
8d・・等の行き先頻度が多く、また特に注意を喚起す
べき所望な箇所に必要な長さや断続模様(バーコード方
式)等のパターンで設置すると効果的である。8eは歩
道1の分岐点を示し、8fは分岐点8eの存在を事前に
知らせる表示部である。これにより盲人歩行者は目的と
する箇所を看過することなく、前もって認知できて安心
した歩行ができる利点がある。また案内路5から建物等
の特定箇所までを誘導案内する延設路8gを設けると更
に便利で安全な歩行を促進することができる。
【0015】次に材料Wを路面1aに溶射し溶射皮膜F
を形成する溶射手段の実施例について説明する。図2,
図3に示す第1実施例は、路面1a上を走行しながら材
料Wを溶射する溶射装置10で路面誘導皮膜を形成し案
内路5を構成するものであり、該溶射装置10は自走車
輪11を有する機台12の下部に前処理部13,溶射部
14,後処理部15を順次配置するとともに、上部には
ハンドル16,原動機17,コンプレッサー18,及び
作動ガス用ボンベ19,補助ガス用ボンベ19a,並び
に皮膜材料W用の粉末基材タンク20,特殊表示部皮膜
用の粉末材料タンク20a、また封孔処理用の処理材タ
ンク20bを備えている。
【0016】上記前処理部13はワイヤーブラシ21,
清掃ブラシ21a,及び必要により薬液処理装置並びに
余熱部21b等からなり、路面1aを溶射適応状態に清
掃或いは加熱等の前処理を適宜行うことができるように
構成している。また溶射部14は前記作動ガス用ボンベ
19,補助ガス用ボンベ19aに連通するとともに、タ
ンク20,20aから材料Wが繰り出されて供給される
溶射ガン22を路面1aに下向きに支架するとともに、
その左右にガイド板23を設けて溶射巾を規制調節して
いる。尚、実施例における溶射ガン22は材料噴射ノズ
ル22aとガス噴射ノズル22bとを備えたガス噴射パ
ウダー式の溶射法を示し、左右に往復動自在に設けて所
定巾に溶射する方式となすが、これに限ることなく他の
溶射方式、例えばガス溶射方式となし複数個の溶射ガン
を並列させる構成にしてもよい。また後処理部15には
前記処理材タンク20bに連通する封孔処理機15aを
設けている。
【0017】上記溶射装置10を起動し機体を矢印方向
に進行させると、路面1aは前処理部13で前処理さ
れ、溶射部14で材料Wが所定巾に溶射され、機体の進
行とともにライン状の溶射皮膜Fを形成し、案内路5を
極めて容易且つ的確に施工することができるものであ
る。また特定案内路8の施工は上記形成した案内路5の
上方又は近傍に、特殊表示部皮膜用の粉末材料タンク2
0aから材料Wを供給して溶射することにより容易に行
うことができる。また、前述の案内路5に例えば同じ磁
性材からなる材料Wの重ね溶射施工を行って、磁力の強
弱を有する特定案内路8として構成してもよい。さら
に、上述溶射皮膜Fの溶射後に気孔の封孔処理をする場
合には、封孔処理機15aを作動させて溶射作業と同時
に封孔処理を能率よく行うことができる。このとき処理
材タンク20bに顔料を混入することにより、溶射皮膜
Fを所望な色に簡易に着色することができて便利となる
ものである。
【0018】次に図4に示す第2実施例は、タイル25
の表面に溶射皮膜Fを形成したものを示し、該タイル2
5を歩道1の央部に連続して敷設することにより案内路
5が施工構成される。これによれば該タイル25は工場
に設置される適宜な溶射装置(図示せず)により任意な
溶射皮膜Fを自在に形成できるので、各種新設道路への
案内路5用として量産に適する。またタイル25に突起
26を設けた状態でその表面に溶射皮膜Fを形成するこ
とにより、従来の盲人用案内路5と同様な機能を有しな
がら本発明作用を併用することができるものである。
尚、特殊表示部としてのタイル25を製作する場合に
は、上記の溶射皮膜Fと異なる検出信号を生ずる材料W
を溶射して容易に得ることができる。
【0019】次に図5,6に示す検知装置の実施例に係
わる杖6の構成について説明する。該杖6は握り部6a
と先端に接地部6cを有したステッキ部6bとからな
り、握り部6aはネジ部6eを介してステッキ部6bに
固定自在となし、中空内部に検知装置アッシー30を着
脱自在に内装している。該検知装置アッシー30は杖6
の上方から警報ボタン31,スピーカー32等の報知手
段,電池33,及び検出信号認識部とアンプ部等からな
るセンサーの検出信号を音声信号等に変換する変換装置
34,電源スイツチ35を基板36に一体的に組付けて
構成し、前記変換装置34の調節部34aの操作はステ
ッキ部6bに開設した蓋6fを開いて行えるようにして
いる。
【0020】37,38はセンサーであり、ステッキ部
6b先端に高さ調節自在にねじ込み式に設けたリング状
の接地部6cを介して、地面から上方に離間した位置と
なるように設けられ、該接地部6cが溶射皮膜Fに接当
したとき検出信号を前記変換装置34へ送るように接続
されている。上記センサー37は案内路5の溶射皮膜F
検出用のセンサーであり、またセンサー38は特定案内
路8の特殊表示部検出用のセンサーである。尚、この実
施例では上記の如く複数のセンサーを用いた例を示した
が、1個のセンサーにする場合には、溶射皮膜Fが同種
な信号を特殊表示部において、例えばバーコード状に強
弱をつけてセンサー37が検出できるようにすれば可能
となる。また一つのセンサー37内に溶射皮膜Fに設定
された異種複数の信号を検出させるようにしてもよい。
【0021】31aは前記警報ボタン31の上方を覆う
防水カバーであり、点線で示す39はローラー型の接地
具であり、前記リング状の接地部6cに替えて設けるこ
とができ、これによれば使用者は杖6を溶射皮膜F上に
摺接させて歩くことができるとともに、溶射皮膜Fの検
出も的確に行うことができて便利である。なお上記セン
サー37,38は必ずしもステッキ先端面側に設ける必
要はなく、先端又は下半部外周面に設けることも可能で
ある。
【0022】次に上記構成した実施例の使用態様及び動
作について説明する。杖6は使用に当たって蓋6fを開
き調節部34aを操作し、溶射皮膜Fの検出信号パター
ンの設定、或いはスピーカー32の音声を適性に調整し
たのち、蓋6fを閉じて握り部6aを把持し歩行に用い
られる。使用者は杖6をついて歩道1を歩行するとき、
接地部6cを案内路5に接当させ又は先端を下向きにす
るように歩くと、杖6は接地部6cが案内路5に接する
毎にセンサー37が溶射皮膜Fを検出し、その検出信号
を変換装置34で音声信号に変換してスピーカー32か
ら音声として使用者に溶射皮膜Fの存在を報知し認知さ
せる。スイツチON中は歩行者が溶射皮膜から外れた場
合にのみ報知するものでよい。
【0023】従って使用者は音声を聞くようにして歩行
前進すれば案内路5から外れることなく安全に歩行する
ことができる。また、前進に伴い特定案内路8に至ると
センサー38(又はセンサー37そのものが)は溶射皮
膜Fの特殊表示部から特殊反応をするパターンを読み取
り、その検出信号を変換装置34を介してスピーカー3
2から音声で、例えば交差点や横断歩道3に近いこと及
び横断歩道の特定案内路3aであること、或いは目的と
する建物であることを使用者に報知するものである。
【0024】これにより使用者は杖6の先端で路面1a
を徒になぞることなく、単に接地部6cが案内路5に接
当するように歩けば、案内路5を容易に誤りなく認知し
て安全に歩行することができる。従って歩行に未習熟な
盲人等の使用者でも本実施例の杖6により安全で容易に
歩行することができるものである。また歩行に際し周囲
の喚起を要するときは警報ボタン31を押せば、スピー
カー32から随時的に音声を発することができるので便
利である。さらに上記ボタン31はセンサー37,38
の検出を必要に応じて一時的に停止させるスイツチとし
て利用することもできる。
【0025】次に図7において検知装置を使用者の身体
に装着した実施例について説明すると、この検知装置は
センサー37を使用者の足部で靴A或いはズボンB等の
路面1aに近い部分に設けて、該センサー37が溶射皮
膜Fを検出した検出信号を前述の検知装置アッシー30
を有する受信機40で受信し、該受信機40から送られ
る音声信号を前記スピーカー32に替えるイヤホン41
で報知するようになしている。また上記センサー37は
以下の態様で身体に装着するとよい。即ち、取付具42
は二股状の把持部43で靴Aの先部に取り付けられ、爪
先部前方でセンサー37を地面と離間した位置の下向き
に設けた実施例を示すものである。また、上記センサー
37及び発信器37aはヒール部44内に内装して溶射
皮膜Fを検出するようにしてもよい。また、センサー3
7は踵装着取付具45により靴Aの踵部に取り付けても
よい。取付具46はセンサー37を棒状のケース47下
端に設けるとともに、取付用フック48でズボンBの下
部に取り付けた実施例を示す。上記実施例ではセンサー
による検出内容を利用者に知らせる報知媒体を音声又は
音等として、その報知手段をスピーカー32としたが、
これらの媒体として特殊な振動を用い利用装置には触覚
で判別できる振動装置等を設けることもできる。
【0026】次に図8はカートや各種キャリア装置等の
走行車50に検知装置を設け、溶射皮膜Fを検出して案
内路5を自動走行する実施例として身障者用の車イス型
走行車を示し、原動機51から二方向制御される左右の
駆動輪52及び転輪53を備えた機台54には、手押し
用ハンドル55を有する運転席56を設け、該運転席5
6の前方には操向レバー57を設けた走行制御装置5
8、及び溶射皮膜F認識装置を備えた検知装置アッシー
(図示せず)を内装した制御ボックス59を設置してい
る。
【0027】この実施例におけるセンサー37は駆動輪
52の前方で案内路5上の左右に近接した位置に設けら
れ、左右のセンサー37,38が溶射皮膜Fによる検出
信号を認識装置で判断し、走行制御装置58に伝え駆動
輪52を作動して走行車50を案内路5に沿って自動操
向による走行をさせるとともに、走行に異常が生じた場
合その他必要事項をスピーカー32から音声でオペレー
ターに報知することができる。また自動走行を切り換え
て手動走行で運転をする場合には、左右のセンサー37
で検出されてスピーカー32で出される音声を聞き、操
向レバー57を該音声指示に対応して左右に操向操作す
ることにより盲人にも的確な操向をなすことができる。
さらに上記走行車50を盲導犬ロボットとして盲人の誘
導装置(利用装置)に利用することも可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。センサ
ーで検出可能な材料を溶射して、所定パターンの溶射皮
膜を路面に付着形成した路面誘導皮膜となしたので、路
面に形成された溶射皮膜は耐摩耗性があり耐久性に優れ
るとともに、溶射皮膜による盲人誘導案内用の案内路の
施工を簡単な作業で低コストに行うことができる。また
溶射皮膜はセンサーを備えた検知装置で音声として使用
者に報知されるので、特に盲人誘導案内用の歩道に設置
される案内路として最適である。
【0029】さらに、溶射皮膜内若しくは近傍にセンサ
ーに対して特殊反応をする特殊表示部を設けた路面誘導
皮膜は、特定箇所を使用者に報知させることができるの
で便利であるとともに、検知装置を備えた杖を使用する
盲人を安全且つ的確に誘導案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶射皮膜を施工した道路の実施例を示
す平面図である。
【図2】溶射装置による溶射皮膜の施工状態を示す斜視
図である。
【図3】図2溶射装置の構成を示す側断面図である。
【図4】溶射皮膜を形成したタイルの断面図である。
【図5】センサー及び検知装置を備えた杖の斜視図であ
る。
【図6】図5における杖の断面図である。
【図7】センサー及び検知装置を身体に装着した例を示
す使用状態図である。
【図8】センサー及び検知装置を装着したカート又は身
障者用の走行車を示す側面図である。
【符号の説明】
1 歩道 1a 路面 3 横断歩道 5 案内路 6 杖 6a 握り部 6c 接地部 8 特定案内路 10 溶射装置 20 粉末基材タンク 22 溶射ガン 25 タイル 30 検知装置アッシー 32 スピーカー 34 変換装置 37,38 センサー 50 走行車 W 材料 F 溶射皮膜
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08G 1/095 F 7531−3H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性材料よりなる路面(1a)に対し
    センサー(37),(38)で路面との識別検出が可能
    な材料(W)を溶射して、所定パターンの溶射皮膜
    (F)を付着形成してなる路面誘導皮膜。
  2. 【請求項2】 溶射皮膜(F)内若しくは近傍にセンサ
    ー(37).(38)に対して溶射皮膜(F)に対する
    反応とは異なる特殊反応をするパターン又は材料(W)
    若しくは部材等よりなる特殊表示部を設けてなる請求項
    1の路面誘導皮膜。
  3. 【請求項3】 路面(1a)に付着形成された溶射皮膜
    (F)又は特殊表示部を検出するセンサー(37),
    (38)と、該センサー(37),(38)の検出信号
    に基づき利用者に音声その他の報知媒体により報知作動
    をするスピーカー(32)その他の報知手段とを備えた
    路面誘導皮膜の利用装置。
JP5139884A 1993-05-20 1993-05-20 路面誘導皮膜とその利用装置 Pending JPH06330511A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014511206A (ja) * 2011-01-26 2014-05-15 プスン リサイクリング カンパニィ リミテッド 視覚障害者用道路案内システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014511206A (ja) * 2011-01-26 2014-05-15 プスン リサイクリング カンパニィ リミテッド 視覚障害者用道路案内システム

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