JPH0633032U - プローブ一体形振動計 - Google Patents

プローブ一体形振動計

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JPH0633032U
JPH0633032U JP7033692U JP7033692U JPH0633032U JP H0633032 U JPH0633032 U JP H0633032U JP 7033692 U JP7033692 U JP 7033692U JP 7033692 U JP7033692 U JP 7033692U JP H0633032 U JPH0633032 U JP H0633032U
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JP
Japan
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vibration
protective cylinder
bearing
detector
eddy current
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JP7033692U
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Inventor
尚 吉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本考案のプローブ一体形振動計は、一端及び
中間に軸受3a、3bを有し他端部に取付用ねじ部5を
有する保護筒1と、この保護筒1内に移動可能に挿入さ
れ外部へ出ている一端に接触子6を、中間部に鍔4を有
し他端は平面に形成された振動伝達軸2と、鍔4と軸受
3bとに両端を支持され振動伝達軸2の外側に配置され
たコイルスプリング7と、振動伝達軸2の端末平面に一
定の間隙Sをおいて先端が対向するように保護筒1の取
付用ねじ部5にねじ込み取付された渦電流式非接触形振
動検出器11とを具備して成る。 【効果】 振動検出器11は振動伝達軸2により回転軸
10から離れているので潤滑油の飛散や回転軸の温度変
化の影響を受けることなく安定した測定ができる。さら
に振動検出器11の渦電流を発生させて振動を計測する
測定対象が回転軸直接ではなく常に同じ振動伝達軸2で
あるため、校正が容易である上に実際の測定時も同じ条
件で行なえるので高精度測定が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、火力や原子力発電で用いられる蒸気タービンや給水ポンプ等の軸の 振動の測定を行なう振動計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の非接触形振動計の例について図4を参照して説明する。振動の測定対象 である回転軸10に対し、渦電流によるイピーダンスの変化を利用した渦電流式 非接触形振動検出器11は一定距離Sを離隔して回転軸10に対向して取付ブラ ケット14により軸受部分の一部13に装着される。振動検出器11からの信号 を増幅部(図示せず)へ伝送するケーブル12が設けられている。これにより回 転軸10と軸受部分の相対振動(Sの微小変化分)が測定できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
振動の検出には渦電流を利用しているが、これは測定対象の回転軸表面に渦電 流を発生させ、回転軸が振動することによって生ずる渦電流の変化を検出するも のである。
【0004】 しかしながら、図4に示した従来の方式の場合、振動検出器を対象の回転軸と 同じ形状のモデルターゲットを作りそれを振動校正装置に取付け、検出器を校正 しなければならない。さらに、回転軸は運転条件によってその温度が大きく変化 するため測定誤差を生じてしまう(渦電流は温度により変化する)欠点がある。 また、回転軸に近接させて検出器を取付けるため、検出器に潤滑油が飛散するこ とになり、防油のための処置をしなければならなかった。
【0005】 そこで本考案は、振動検出器が測定対象の回転軸の温度変化の影響を受けるこ とがなく、潤滑油の飛散の問題も解消できるプローブ一体形振動計を提供するこ とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のプローブ一体形振動計は、一端および中間の内部に軸受を有し他端部 に検出器取付用ねじ部を有する円筒状の保護筒と、この保護筒内に軸受で支承さ れて軸方向移動可能に挿入され保護筒一端の軸受から外部へ出ている一端には接 触子が取着され保護筒中間の軸受から前記ねじ部を有する保護筒他端の方へ突出 した他端は軸に直角な平面に形成され且つ両軸受間の中間部位に鍔を有する振動 伝達軸と、この振動伝達軸の鍔と前記保護筒中間の軸受とに両端を支持され振動 伝達軸の外側に同心的に配置されたコイルスプリングと、前記振動伝達軸他端の 平面に一定間隙をおいて先端が対向するよう前記保護筒の検出器取付用ねじ部に ねじ込み取付された渦電流式非接触形振動検出器とを具備して成る。
【0007】
【作用】
本考案のプローブ一体形振動計においては、回転軸の表面に接触子が常に接触 しながらその振動を振動伝達軸に伝え、渦電流式非接触形振動検出器により振動 伝達軸の端末平面に発生させた渦電流の振動による変化を検出して回転軸の振動 を検出する。振動検出器を測定対象の回転軸から遠く離して設置できるので、潤 滑油の飛散とか回転軸の温度変化の影響を受けることがなく、安定した測定がで きる。
【0008】
【実施例】
以下、図面に示した実施例に基いて本考案を詳細に説明する。
【0009】 図1に本考案一実施例のプローブ一体形振動計を示す。図1において、円筒状 の保護筒1は、一端および中間の内部に軸受3a、3bを有し、他端部に検出器 取付用ねじ部5を有する。この保護筒1内に軸受3a、3bで支承されて軸方向 移動可能に振動伝達軸2が挿入されており、保護筒1の軸受3aから外部へ出て いる振動伝達軸2の一端には接触子6が取着され、保護筒1中間の軸受3bから ねじ部5を有する保護筒他端の方へ突出した振動伝達軸2の他端は軸に直角な平 面に形成されている。また、振動伝達軸2の両軸受3a、3bの中間部位に鍔4 が設けられている。この振動伝達軸2は、その質量が小さい程振動追従性が良い ため、例えば、アルミ材で作られている。
【0010】 振動伝達軸2の鍔4と保護筒1の中間の軸受3bとに両端を支持されてコイル スプリング7が振動伝達軸2の外側に同心的に配置されている。
【0011】 渦電流を利用して振動を検出する渦電流式非接触形振動検出器11は、その先 端部が一定間隙Sをおいて振動伝達軸2の他端の平面に対向するよう保護筒1の 検出器取付用ねじ部5にねじ込み取付されている。
【0012】 上記のように構成された本考案一実施例のプローブ一体形振動計は、図2に示 すように、タービン回転軸21の軸受部22の取付用穴23に保護筒1を挿入し 、保護筒1内部のコイルスプリング7の反発力によって接触子6がタービン回転 軸21表面と常に接触を保つように保護筒1の軸方向位置を調整してタービン軸 受部ケーシング24に取付けられる。
【0013】 このように設置された本考案一実施例のプローブ一体形振動計においては、タ ービン回転軸21の表面に接触子6が常に接触しながらその振動に追従し、この 振動を振動伝達軸2に伝え、渦電流式非接触形振動検出器11により振動伝達軸 2の端末平面に発生させた渦電流の振動による変化を検出してタービン回転軸2 1の振動を検出する。
【0014】 本考案一実施例のプローブ一体形振動計では、振動検出器は振動伝達軸により タービン軸から離れているので、潤滑油の飛散を受けることが回避され、また回 転軸の高温にさらされることがなく、回転軸の温度変化の影響を受けることなく 安定した測定をすることができる。
【0015】 さらに、渦電流式非接触形振動検出器11の渦電流を発生させて振動を計測す る測定対象が、タービン軸の場合のように材質の種類が変ることがなく常に同じ 振動伝達軸2であるため、校正が容易である上に実際の測定時も校正と同じ条件 で行なえるので、高精度測定が可能となる。
【0016】 また、振動伝達軸2をアルミ材で作ったことにより、その質量が小さく振動追 従特性が良好であるとともに、アルミ材は電気の導電率が高く渦電流の発生が多 いため、渦電流式検出器の対象としても優れている。
【0017】 次に、図3に本考案の変形例を示す。渦電流式非接触形振動検出器11の先端 部と対向する振動伝達軸2の端末平面との間隙Sの調整は、非常に重要で測定精 度に影響する。そのため、図3に示すように、保護筒1の前記間隙Sがくる部分 に窓8を設け、間隙の調整および監視が容易に行なえるようにした。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、一端および中間の内部に軸受を有し他端 部に検出器取付用ねじ部を有する円筒状の保護筒と、この保護筒内に軸受で支承 されて軸方向移動可能に挿入され軸受から外部へ出ている一端には接触子が取着 され保護筒中間の軸受から突出した他端は平面に形成され且つ両軸受間の中間部 位に鍔を有する振動伝達軸と、この振動伝達軸の鍔と保護筒中間の軸受とに両端 を支持され伝達軸の外側に配置されたコイルスプリングと、振動伝達軸の他端平 面に一定間隙をおいて先端が対向するように保護筒の検出器取付用ねじ部にねじ 込み取付された渦電流式非接触形振動検出器とを具備したプローブ一体形振動計 を実現したことにより、振動検出器は振動伝達軸により回転軸から離れているの で、潤滑油の飛散とか高温度にさらされることがなく、回転軸の温度変化の影響 を受けることなく安定した測定ができる。さらに、渦電流式振動検出器の渦電流 を発生させて振動を計測する測定対象が回転軸直接ではなく常に同じ振動伝達軸 であるため、校正が容易である上に実際の測定時も同じ条件で行なえるので高精 度測定が可能となる。また、振動伝達軸がアルミ材製のため、質量が小さく振動 追従特性が良好である上、渦電流の発生が多いので渦電流式検出器の対象として も優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案一実施例のプローブ一体形振動計
の縦断面図である。
【図2】図2は図1のプローブ一体形振動計のタービン
発電機への取付状態を示す要部断面図である。
【図3】図3は本考案のプローブ一体形振動計の変形例
を示す要部断面図である。
【図4】図4は従来の非接触形振動計の取付例を示す立
面図である。
【符号の説明】
1…保護筒 2…振動伝達軸 3a…軸受 3b…軸受 4…鍔 5…検出器取付用ねじ部 6…接触子 7…コイルスプリング 8…窓 11…渦電流式非接触形振動検出器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端および中間の内部に軸受を有し他端
    部に検出器取付用ねじ部を有する円筒状の保護筒と、こ
    の保護筒内に軸受で支承されて軸方向移動可能に挿入さ
    れ保護筒一端の軸受から外部へ出ている一端には接触子
    が取着され保護筒中間の軸受から前記ねじ部を有する保
    護筒他端の方へ突出した他端は軸に直角な平面に形成さ
    れ且つ両軸受間の中間部位に鍔を有する振動伝達軸と、
    この振動伝達軸の鍔と前記保護筒中間の軸受とに両端を
    支持され振動伝達軸の外側に同心的に配置されたコイル
    スプリングと、前記振動伝達軸他端の平面に一定間隙を
    おいて先端が対向するように前記保護筒の検出器取付用
    ねじ部にねじ込み取付された渦電流式非接触形振動検出
    器とを具備して成るプローブ一体形振動計。
JP7033692U 1992-10-09 1992-10-09 プローブ一体形振動計 Pending JPH0633032U (ja)

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