JPH06329638A - アルキル置換ニトロイミダゾール酢酸 - Google Patents

アルキル置換ニトロイミダゾール酢酸

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JPH06329638A
JPH06329638A JP6075784A JP7578494A JPH06329638A JP H06329638 A JPH06329638 A JP H06329638A JP 6075784 A JP6075784 A JP 6075784A JP 7578494 A JP7578494 A JP 7578494A JP H06329638 A JPH06329638 A JP H06329638A
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JP6075784A
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Charles J Barnett
チャールズ・ジャクソン・バーネット
Thomas M Wilson
トーマス・マイケル・ウィルソン
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Eli Lilly and Co
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Eli Lilly and Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D233/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings
    • C07D233/54Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D233/66Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D233/91Nitro radicals
    • C07D233/92Nitro radicals attached in position 4 or 5
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式(II)で示される実質上純粋な(R)エ
ナンチオマーとその製造法、ならびに式(II)の純
(R)エナンチオマーから出発して、式(III)で示さ
れるアンギオテンシンII拮抗薬を製造する方法。 〔式中、Arは2位に基−SOHもしくは基−CO
Hを有するフェニル基であり;Xは−CONH−を表
し、RはC〜C直鎖アルキル基、C〜C直鎖
トリフルオロアルキル等を表す〕 【効果】 式(II)の純(R)エナンチオマーを出発原
料とすることにより、分割剤を利用することなく、式
(III)で示されるアンギオテンシンII拮抗薬の純粋な
(R)エナンチオマーを取得することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】アンギオテンシンIIというホルモンは哺
乳動物に高血圧症をもたらす最も強力な昇圧剤の1つで
あると認識されている。血漿タンパク質基質アンギオテ
ンシノーゲンに対する酵素レニンの作用は不活性なデカ
ペプチドであるアンギオテンシンIの生産をもたらし、
これが非選択的なアンギオテンシン変換酵素(ACE)で
変換されると、活性なホルモンであるアンギオテシンI
Iが生成する。Regoliら,Pharm.Rev.26:69(1974)を参照
のこと。
【0002】米国特許第5073566号とEPO公開
EP-A-573271は、式(I):
【化12】 で示されるアンギオテンシンII拮抗薬として、強力で
効果的な1,3-イミダゾールを開示している。
【0003】これらの化合物は様々な立体異性型で存在
し得る。具体的には、イミダゾール、R1およびR2が結
合しているキラル炭素原子ゆえに、これらの化合物はエ
ナンチオマーとして存在する。米国特許第507356
6号と米国特許出願第07/892867号は、中間体
もしくは最終産物のクロマトグラフィー分離によるこれ
らのエナンチオマーの分離を開示している。クロマトグ
ラフィー分離の明白な欠点は能率の悪さと費用がかかる
ことである。分離を最終段階として行う場合、最終産物
の半分を望ましくないエナンチオマーとして捨てること
になり、この分離法はとりわけ能率が悪くなる。
【0004】本発明は式(I)で示されるアンギオテンシ
ンII拮抗薬の実質上純粋な(R)エナンチオマーを製造
する際に中間体として有用な化合物を提供する。
【0005】本発明の化合物は一般に光学分割として特
徴づけられている方法によって製造される。Jacquesら,
Enantiomers,Racemates,and Resolutions(John Wiley a
nd Sons,1981)を参照のこと。残念ながら、エナンチオ
マーを効率よく分離するためにこれらの一般的教示を応
用しようと試みる場合、どの条件や分割剤が成功をもた
らすのかを決定することは不可能である。本発明では、
ブルシン、エフェドリン、キニジン、シンコニンおよび
キニンなどの分割剤がジアステレオマー性塩の許容でき
ない混合物をもたらした。したがって本発明は、実質上
純粋なエナンチオマーを選択的に結晶化させる顕著に効
果的な分割剤を開示することによって、本発明の化合物
を製造する方法をも提供するものである。
【0006】本発明は式(II):
【化13】 [R1はC4〜C9直鎖アルキル、C4〜C9直鎖トリフル
オロアルキル、C4〜C9直鎖アルケニルまたはC4〜C9
直鎖トリフルオロアルケニルを表す]で示される化合物
の実質上純粋な(R)エナンチオマーを提供する。
【0007】さらに本発明は式(II)で示される化合物
の(−)-シンコニジン塩を提供する。
【0008】さらに本発明は式(II)で示される化合物
を製造する方法であって、(a)式(IV):
【化14】 [R1はC4〜C9直鎖アルキル、C4〜C9直鎖トリフル
オロアルキル、C4〜C9直鎖アルケニルまたはC4〜C9
直鎖トリフルオロアルケニルを表す]で示される化合物
のラセミ混合物をC1〜C4アルキルアミンの存在下もし
くは不在下でアルコール性溶媒中で(−)-シンコニジン
と反応させることによって結晶性塩を製造し、(b)そ
の結晶性塩を単離し、(c)随意にその結晶性塩を遊離
の酸に変換することによって、式(II):
【化15】 [R1はC4〜C9直鎖アルキル、C4〜C9直鎖トリフル
オロアルキル、C4〜C9直鎖アルケニルまたはC4〜C9
直鎖トリフルオロアルケニルを表す]で示される実質上
純粋な(R)エナンチオマーを製造することからなる方法
を提供する。
【0009】式(II)で示される化合物は式(III):
【化16】 [ArはR9とR11で置換されたフェニルを表す。Xは
−CONH−を表す。R1はC4〜C9直鎖アルキル、C4
〜C9直鎖トリフルオロアルキル、C4〜C9直鎖アルケ
ニルまたはC4〜C9直鎖トリフルオロアルケニルを表
す。R2は−CONH(C1〜C4アルキル)、−CONH
(ヒドロキシ-C1〜C4アルキル)、−CONH(C1〜C4
トリフルオロアルキル)、もしくは
【化17】 を表す。R3はOまたはSを表す。R4は(CH2)p9
たはC1〜C4アルキルを表す。R5はH、−(CH2)
p9、C1〜C7アルキル、C1〜C7トリフルオロアルキ
ル、ハロ、置換または非置換フェニル、3-ピリジル、
2-ピリミジル、フラニル、オキサゾリル、イソオキサ
ゾリル、置換または非置換縮合二環、置換または非置換
縮合三環、もしくはmが0を表す場合に4,4-エチレン
ジオキシを表す。R6はHまたは−(CH2)q10を表
す。R7はHまたはCH3を表す。R8はH、OH、C1
4アルコキシ,CO2H、SO3H、PO32、CON
HSO25またはテトラゾリルを表す。R9はCO2H、
SO3H、PO32または5-テトラゾリルを表す。R10
はOH、NH2またはCO2Hを表す。R11はH、−O
H、−OCOCH3、ハロ、C1〜C4アルキル、アミ
ノ、アセトアミドまたはC1〜C4アルコキシを表す。Y
は天然に存在するアミノ酸のR基を表す。X'は−O
−、−(CH2)p−または−S−を表す。mは独立に0ま
たは1を表す。pは独立に0、1、2、3または4を表
す。qは独立に1、2、3または4を表す。ただし、R
2が(d)または(e)であって、R5がHでない場合には、
(e)のカルボキシと(d)のテトラゾリルは2位にあるも
のとし、さらに、R2が(d)または(e)であって、mが
0であって、R5がHである場合には、(e)のカルボキ
シと(d)のテトラゾリルは2位または3位にあるものと
する。]で示されるアンギオテンシンII拮抗薬の実質
上純粋な(R)エナンチオマーを製造する際に有用であ
る。
【0010】上述のように、本発明は1,3-イミダゾー
ルアンギオテンシンII拮抗薬の中間体として有用な式
(II)の化合物を提供する。
【化18】 米国特許第5073566号とEPO公開EP-A-57
3271は1,3-イミダゾールアンギオテンシンII拮
抗薬とその誘導体を開示している。米国特許第5073
566号は参考文献として本明細書の一部を構成する。
【0011】用語「C1〜C4アルキル」、「C1〜C7
ルキル」および「C1〜C9アルキル」は、それぞれ1な
いし4、1ないし7、もしくは1ないし9炭素原子を有
するシクロ、直鎖、分枝鎖アルキル基を表し、例えばメ
チル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチ
ル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロプ
ロピルメチル、ペンチル、イソペンチル、シクロペンチ
ル、1-メチルブチル、1-エチルプロピル、ネオペンチ
ル、tert-ペンチル、n-ヘキシル、イソヘキシル、
4-メチルヘキシル、シクロヘキシル、シクロヘキシル
メチル、n-ヘプチル、t-ヘプチル、イソヘプチルなど
である。
【0012】用語「ヒドロキシ-C1〜C4アルキル」は
ヒドロキシで置換されたC1〜C4アルキルを表す。ヒド
ロキシ-C1〜C4アルキルは好ましくは式:HO(CH2)
q−で示される(ここにqは1ないし4を表す)。
【0013】用語「C1〜C4トリフルオロアルキル」と
「C1〜C7トリフルオロアルキル」は、それぞれ1ない
し4もしくは1ないし7炭素原子を有する直鎖または分
枝鎖アルキル基であって、その1級炭素がフッ素で置換
されているものを表す。
【0014】用語「C4〜C9直鎖アルキル」は4ないし
9炭素原子を有する直鎖アルキル基を表す。「C4〜C9
直鎖アルキル」の例にはn-ブチル、n-ペンチル、n-
ヘキシル、n-ヘプチル、n-オクチルおよびn-ノニル
が含まれる。
【0015】用語「C4〜C9直鎖トリフルオロアルキ
ル」は1級炭素がフッ素で置換されたC4〜C9直鎖トリ
フルオロアルキル基を表す。
【0016】用語「C1〜C4アルコキシ」と「C1〜C7
アルコキシ」は、−O−結合によって親部分に共有結合
したC1〜C4またはC1〜C7アルキル基を表す。
【0017】用語「C1〜C4トリフルオロアルコキシ」
と「C1〜C7トリフルオロアルコキシ」は、−O−結合
によって親部分に共有結合したC1〜C4またはC1〜C7
トリフルオロアルキル基を表す。
【0018】用語「C4〜C9直鎖アルケニル」は4ない
し9炭素原子と1つの二重結合を有する直鎖アルケニル
基を表す。「C4〜C9直鎖アルケニル」の例にはn-ブ
テニル、n-ペンテニル、n-ヘキセニル、n-ヘプテニ
ル、n-オクテニルおよびn-ノネニルが含まれる。
【0019】用語「C4〜C9直鎖トリフルオロアルケニ
ル」は、1級炭素原子がフッ素で三置換されたC4〜C9
直鎖アルケニル基を表す。「C4〜C9直鎖トリフルオロ
アルケニル」の例には4-トリフルオロ-n-2-ブテニ
ル、5-トリフルオロ-n-2-ペンテニル、6-トリフル
オロ-n-3-ヘキセニル、7-トリフルオロ-n-4-ヘプ
テニル、8-トリフルオロ-n-6-オクテニルおよび9-
トリフルオロ-n-5-ノネニルが含まれる。
【0020】用語「天然に存在するアミノ酸のR基」は
天然に存在するアミノ酸の可変部分を表し、当業者には
理解されるものである。例えばLehninger A.L.,Biochem
istry(第2版,Worth Publishers,73-75頁,1975)を参照の
こと。
【0021】用語「−(CH2)p9」は、R9に結合した
直鎖アルキル、分枝鎖アルキルまたは直鎖アルケニルを
表すか、もしくはpが0である場合にはR9を表す。
「−(CH2)p9」の例には、直鎖アルキル、分枝鎖ア
ルキルまたは直鎖アルケニル部分がメチレン、エチレ
ン、トリメチレン、テトラメチレン、メチルエチレン、
エチルエチレン、2-メチルトリメチレン、エテニレ
ン、プロペニレンおよびブテニレンを含むような基が含
まれる。
【0022】用語「ハロ」はフルオロ、クロロ、ブロモ
およびヨードを包含する。
【0023】用語「置換または非置換フェニル」は、−
(CH2)p9、−O(CH2)p9、−(CF2)pCO2H、
1〜C7アルキル、C1〜C7トリフルオロアルキル、ハ
ロ、−(CH2)pOH、シアノ、フェニルスルフェニル、
フェニル、チオフェニル、チオカルボキシ、C1〜C7
リフルオロアルコキシ、C1〜C7アルコキシ、−S(C1
〜C4アルキル)、−SO(C1〜C9アルキル)、−SO
2(C1〜C9アルキル)、−SO2NR1415、−(CH2)p
CONR1415、−(CH2)pNR16SO2(C1〜C4アル
キルまたはC1〜C4トリフルオロアルキル)、もしくは
イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チオアゾ
リル、イソオキサゾリルまたはオキサゾリルから選択さ
れる複素アリール(この複素アリールは−(CH2)p9
置換されていてもよい)から独立に選択される1つまた
は2つの基で置換されいるフェニルあるいはフェニルを
表す(ここにR14とR15は独立にH、C1〜C4アルキ
ル、−(CH2)pCOOHを表すか、もしくはそれらが結
合している窒素と共に、ピロリジノまたはピペリジノか
らなる群から選択される複素環を構成し、その複素環は
−COOHで置換されていてもよく、R16はHまたはC
1〜C4アルキルを表す)。好ましい置換または非置換フ
ェニルは1つの置換基(好ましくは−(CH2)p9)で置
換されたフェニルである。
【0024】用語「縮合二環」は、式:
【化19】 [Zは置換または非置換の飽和または不飽和5または6
員環を表し、その環は同一もしくは異なる0から3個ま
でのヘテロ原子を有し、そのヘテロ原子は硫黄、酸素お
よび窒素からなる群から選択される。またZが2つの隣
接炭素原子を含有する場合、その隣接炭素原子は式:−
CH=CH−CH=CH−で示される基を構成してもよ
い。ただし、(1)複素環が5員環である場合、そのヘテ
ロ原子は1硫黄原子または2酸素原子以下からなるが、
その両方ではない。(2)複素環が6員環である場合には
硫黄と酸素は存在しない。さらに(3)複素環が硫黄原子
または酸素原子を含有する場合、そのベンゾ縮合は該硫
黄原子または酸素原子に隣接する炭素に連結する。]で
示される安定な縮合二環式環系を表す。縮合二環は安定
な構造を与えるものであればいずれの炭素で結合しても
よい。縮合二環は、−(CH2)p9、−O(CH2)p9
−(CF2)pCO2H、C1〜C7アルキル、C1〜C7トリ
フルオロアルキル、ハロ、−(CH2)pOH、シアノ、フ
ェニルスルフェニル、フェニル、チオフェニル、チオカ
ルボキシ、C1〜C7トリフルオロアルコキシ、C1〜C7
アルコキシ、−S(C1〜C4アルキル)、−SO(C1〜C
9アルキル)、−SO2(C1〜C9アルキル)、−SO2NR
1415、−(CH2)pCONR1415、−(CH2)pNR16
SO2(C1〜C4アルキルまたはトリフルオロアルキ
ル)、もしくはイミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾ
リル、チオアゾリル、イソオキサゾリルまたはオキサゾ
リルから選択される複素アリール(この複素アリールは
−(CH2)p9で置換されていてもよい)から独立に選択
される1つまたは2つの基で置換されいてもよい(ここ
にR14とR15は独立にH、C1〜C4アルキル、−(C
2)pCOOHを表すか、もしくはそれらが結合してい
る窒素と共に、ピロリジノまたはピペリジノからなる群
から選択される複素環を構成し、その複素環は−COO
Hで置換されていてもよく、R16はHまたはC1〜C4
ルキルを表す)。
【0025】用語「縮合三環」は、式:
【化20】 [Z'は飽和または不飽和の5員環を表し、その環は硫
黄、酸素および窒素からなる群から選択される0または
1つのヘテロ原子を有す。Wは置換または非置換の飽和
または不飽和6員環を表し、その環は0から3つまでの
窒素原子を有す。]で示される安定な縮合三環式環系を
表す。縮合三環は安定な構造を与えるものであればいず
れの炭素で結合してもよい。縮合三環は、−(CH2)p
9、−O(CH2)p9、−(CF2)pCO2H、C1〜C7
ルキル、C1〜C7トリフルオロアルキル、ハロ、−(C
2)pOH、シアノ、フェニルスルフェニル、フェニ
ル、チオフェニル、チオカルボキシ、C1〜C7トリフル
オロアルコキシ、C1〜C7アルコキシ、−S(C1〜C4
アルキル)、−SO(C1〜C9アルキル)、−SO2(C1
9アルキル)、−SO2NR1415、−(CH2)pCON
1415、−(CH2)pNR16SO2(C1〜C4アルキルま
たはトリフルオロアルキル)、もしくはイミダゾリル、
トリアゾリル、テトラゾリル、チオアゾリル、イソオキ
サゾリルまたはオキサゾリルから選択される複素アリー
ル(この複素アリールは−(CH2)p9で置換されていて
もよい)から独立に選択される1つまたは2つの基で置
換されいてもよい(ここにR14とR15は独立にH、C1
4アルキル、−(CH2)pCOOHを表すか、もしくは
それらが結合している窒素と共に、ピロリジノまたはピ
ペリジノからなる群から選択される複素環を構成し、そ
の複素環は−COOHで置換されていてもよく、R16
HまたはC1〜C4アルキルを表す)。
【0026】ArはR9とR11で置換されたフェニルで
ある(ここにR11はH、−OH,−OCOCH3、ハロ、
1〜C4アルキル、アミノ、アセトアミドまたはC1
4アルコキシを表す)。Arは好ましくは1つの置換基
で置換されている。最も好ましくは、R9がSO3Hを表
し、R11がHを表す。
【0027】本明細書で使用される用語「カルボキシ保
護基」とは、その化合物の他の官能基上で反応が行われ
ている間、カルボン酸を遮断または保護するために一般
に使用されるカルボン酸基のエステル誘導体を1つを意
味する。使用されるカルボキシ保護基の種類は、誘導体
化されたカルボン酸が以降の反応条件に対して安定であ
って、適当な時点でその分子の残りの部分を破壊するこ
となく除去できるものである限り、重要ではない。E.Ha
slam,Protective Groups in Organic Chemistry(J.G.W.
McOmie編,Plenum Press,ニューヨーク州ニューヨーク,1
973,第5章)およびT.W.Greene,Protective Groups in Or
ganic Synthesis(John Wiley and Sons,ニューヨーク州
ニューヨーク,1981,第5章)を参照のこと。関連する用語
は「保護カルボキシ」であり、この用語はカルボキシ保
護基を意味する。
【0028】本明細書で用いられる用語「アミノ保護
基」とは、その化合物の他の官能基を反応させる間、ア
ミノ官能基を遮断または保護するために一般に使用され
るアミノ基の置換基を意味する。使用するアミノ保護基
の種類は、誘導体化されたアミノ基が以降の反応条件に
対して安定であって、適当な時点でその分子の残りの部
分を破壊する事なく除去できるものである限り、重要で
ない。好ましいアミノ保護基はt-ブトキシカルボニル
およびベンジルオキシカルボニルである。J.W.Barton,P
rotective Groups in Organic Chemistry(J.G.W.McOmie
編,Plenum Press,ニューヨーク州ニューヨーク,1973,第
2章)およびT.W.Greene,Protective Groupsin Organic S
ynthesis(John Wiley and Sons,ニューヨーク州ニュー
ヨーク,1981,第7章)を参照のこと。関連する用語「保護
アミノ」は、上述のアミノ保護基で置換されたアミノ基
を意味する。
【0029】用語「C1〜C4アルキルアミン」は(R20)
3Nを表す(ここにR20は独立にHまたはC1〜C4アルキ
ルを表す)。
【0030】式(IV)は、式(II)と式(V)で示される
エナンチオマーのラセミ混合物を表す。
【化21】 式(IV)で示される化合物は当該技術分野で既知の方法
によって製造することができる。例えば、4-ニトロイ
ミダゾールをDMF溶液中で水素化ナトリウムまたは水
酸化ナトリウムと反応させることによってナトリウム塩
に変換し、次いで適当なα-ブロモ酸エステルでアルキ
ル化することができる。その生成物を従来の加水分解に
付すことによって式(IV)で示される化合物を得る。典
型的な場合、必要とあれば水素化ナトリウムを炭化水素
溶媒で洗浄することによって残っている鉱油を除去し、
乾燥DMFに分散させる。DMFに懸濁した4-ニトロ
イミダゾールを加え、水素の発生が停止するまでその混
合物を撹拌する。所望のアルキル化剤(例えば2-ブロモ
オクタン酸エチル)を加え、出発物質の変換が完了する
までその混合物を撹拌する。次にその反応混合物を水で
希釈し、酢酸エチルで抽出する。得られた酢酸エチル溶
液を乾燥し、濃縮して所望の2-(4-ニトロイミダゾー
ル-1-イル)エステルを得、それを従来の方法で加水分
解して対応する酸に変換することができる。
【0031】式(IV)で示される化合物を所望のエナン
チオマー(式(II))に分割することは、分割剤として
(−)-シンコニジンを用いることによって達成される。
(−)-シンコニジンを式(IV)で示される化合物を含有
する溶液と反応させると、(R)-エナンチオマーの結晶
性塩が形成する。この塩は濾過などの既知の技術によっ
て反応混合物から分離することができる。もう1つのエ
ナンチオマー(式(V))は濾液中に残る。所望のエナンチ
オマーの結晶性塩を再結晶によってさらに精製すること
ができる。
【0032】したがって式(II)で示される化合物は、
(a)式(IV):
【化22】 [R1はC4〜C9直鎖アルキル、C4〜C9直鎖トリフル
オロアルキル、C4〜C9直鎖アルケニルまたはC4〜C9
直鎖トリフルオロアルケニルを表す]で示される化合物
のラセミ混合物をC1〜C4アルキルアミンの存在下もし
くは不在下でアルコール性溶媒中で(−)-シンコニジン
と反応させることによって結晶性塩を製造し、(b)そ
の結晶性塩を単離し、(c)随意にその結晶性塩を遊離
の酸に変換することによって、式(II):
【化23】 [R1はC4〜C9直鎖アルキル、C4〜C9直鎖トリフル
オロアルキル、C4〜C9直鎖アルケニルまたはC4〜C9
直鎖トリフルオロアルケニルを表す]で示される実質上
純粋な(R)エナンチオマーを製造することからなる方法
によって製造することができる。
【0033】アルコール性溶媒にはエタノール、エタノ
ールと水、メタノール、メタノールと水、水中のメタノ
ールとエタノールの混合液などが含まれる。好ましいア
ルコール性溶媒はエタノールと水である。
【0034】(−)-シンコニジンは高価であるから、
(−)-シンコニジンの一部をC1〜C4アルキルアミン(好
ましくはトリエチルアミン)で置換することが好まし
い。したがって好ましい分割は1/2等量の(−)-シン
コニジンと1/2等量のC1〜C4アルキルアミンを用い
て行われる。C1〜C4アルキルアミンをこの方法に加え
る場合、水に対するエタノールの比率は約100:0か
ら1:3までの範囲に及び得る。最適な比率は約1:2
である。結晶化のための溶媒体積(単位はmL溶媒混合
物/1gラセミ酸)を規定する溶媒体積は、トリエチル
アミンを添加する場合、好ましくは約5mL/g〜約1
2mL/gである。
【0035】好ましくはこの反応を約6.9〜7.4のp
Hで行う。結晶性塩は当該技術分野で既知の標準的な方
法によって単離することができる。好ましくは濾過によ
って塩を単離する。
【0036】本発明の好ましい化合物は、式(II)にお
いてR1がC4〜C9直鎖アルキルを表す化合物である。
とりわけ好ましい化合物はその(−)-シンコニジン塩で
ある。(−)-シンコニジン塩は式(IV)で示される2-
アルキル置換-4-ニトロイミダゾール酢酸のラセミ混合
物から選択的に結晶化して、立体異性体純度が90%以
上の(R)エナンチオマー(−)-シンコニジン塩を与え
る。さらにその(−)-シンコニジン塩を水性アルコール
から再結晶することによって、98%以上の立体異性体
純度を得ることができる。
【0037】再結晶は、得られた塩をアルコール性溶媒
からなる第2の溶媒に溶解し、その第2の溶媒から化合
物を結晶化させることによって再結晶された塩を得るこ
とからなる。この再結晶は好ましくはエタノールと水の
なかで行われる。水に対する溶媒の比率は本発明にとっ
て重要ではなく、約100:0から1:1までの範囲に
及び得る。最適な比率は約1:1である。再結晶のため
の溶媒体積(単位はmL溶媒混合物/1gラセミ酸)を規
定する溶媒体積もやはり本発明の実施可能性にとって重
要でないが、4mL/g〜40mL/gであることが好
ましい。
【0038】潜在的な分割剤として他のいくつかの光学
活性分割剤を試した。これらの分割剤にはブルシン、エ
フェドリン、キニジン、シンコニンおよびキニンが含ま
れる。これらの分割剤はエナンチオマーを分離し得ず、
ジアステレオマー性塩の許容できない混合物が生成し
た。したがって(−)-シンコニジンは、所望の実質上純
粋なエナンチオマーを選択的に結晶化させる塩を形成す
る顕著に効果的な分割剤であると思われる。
【0039】上述のように、式(II)で示される化合物
は米国特許第5073066号とEPO公開EP-A-5
73271に開示されている1,3-イミダゾールの実質
上純粋なRエナンチオマーを製造するための中間体とし
て有用である。したがって式(II)で示される化合物は
式(III)で示されるアンギオテンシンII拮抗薬を製
造する際に有用である。
【化24】 [Ar、X、R1およびR2は上に定義した通りである]
【0040】式(III)で示される化合物は、式(II)
で示される化合物を式:
【化25】 [R3、R4、R5、R6、R7およびR8は上に定義した通
りである]で示される化合物に結合し、式(II)のニト
ロを還元してアミノイミダゾールを製造し、そのアミノ
イミダゾールを式:
【化26】 [R9とR11は上に定義した通りであり、R9'はSO2
たはC=Oを表す]で示される化合物に結合することに
よって製造される。
【0041】カルボン酸のアミンへの結合はいくつかの
既知の方法のいずれかによって達成することができる。
例えばカルボン酸部分を対応する酸ハロゲン化物(好ま
しくは酸塩化物)に変換することができる。カルボン酸
の酸ハロゲン化物への変換は当該技術分野で既知の技術
によって容易に達成される。例えば、随意に非プロトン
性の非反応性溶媒の存在下で塩化チオニルや塩化オキサ
リルなどの試薬で処理することによって、この変換を達
成することができる。次に、いくつかの既知の方法のい
ずれかによって酸ハロゲン化物をアミンに結合すること
ができる。本発明において好ましい方法は、トリエチル
アミンの存在下THFまたは塩化メチレン中で酸ハロゲ
ン化物を直接アミンと反応させることである。
【0042】別法として、1,1'-カルボニルジイミダ
ゾールや1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミドなど、
他のアミド縮合剤を使用することもできる。これらの試
薬は通常、非反応性の高沸点溶媒(ジメチルホルムアミ
ドなど)中で、反応を促進するために随意にジイソプロ
ピルエチルアミンやヒドロキシベンゾトリアゾールなど
の試薬の存在下で使用される。
【0043】R2がカルボキシ部分を含有する場合(例え
ばR2が(e)を表す時)、保護カルボキシとしてこの反応
を行うことが最善である。好ましくはカルボキシをエス
テルとして保護する。結合が完了したら、当該技術分野
で既知の方法によってそのエステルを容易に酸に変換す
ることができる。例えばメタノール中の2N NaOH
などの水性塩基でエステル部分を加水分解することがで
きる。5N HClでpHを3.0に下げる。次に従来の
手段によって酸生成物を抽出することができる。
【0044】当業者は、反応物、具体的にはアミン、置
換安息香酸または置換無水物が市販されているか、当該
技術分野で既知であるか、当該技術分野で既知の方法に
よって製造できることを理解するであろう。
【0045】置換安息香酸または置換無水物のイミダゾ
ールへの結合は合成のいずれの時点で行ってもよい。好
ましくは式(II)で示される化合物を酸ハロゲン化物に
変換し、アミンと反応させ、還元した後、置換安息香酸
または置換無水物に結合して1,3-イミダゾールアンギ
オテンシンII拮抗薬を製造する。しかし適当なアミノ
保護基およびカルボキシ保護基を使用する限り、反応の
順番が重要でないことは当業者に理解されるであろう。
【0046】R9がCO2HまたはSO2Hを表す化合物
を製造する場合、無水物(例えばスルホ安息香酸環状無
水物)を式(III)で示される化合物の製造に使用する
ことが好ましい。1またはそれ以上の非反応性溶媒(ジ
メチルホルムアミドなど)中で2つの試薬を混合するこ
とによってこの無水物を反応させる。
【0047】式(II)で示される化合物は式(III
a):
【化27】 [R1はC4〜C9直鎖アルキルを表す。R5は非置換また
はパラ置換フェニル、置換または非置換縮合二環もしく
は置換または非置換縮合三環を表す。mは0または1を
表す。X'は−O−、−S−または(CH2)pを表す。p
は0、1、2、3または4を表す。]で示される化合物
の製造にとりわけ有用である。
【0048】製造し得る最も好ましい化合物は、X'が
−O−を表し、R5が式:
【化28】 [R13は−(CH2)p9、−O(CH2)p9、−SO2
1415、−(CH2)pCONR1415、−(CH2)pNR
16SO2(C1〜C4アルキルまたはC1〜C4トリフルオロ
アルキル)、もしくはイミダゾリル、トリアゾリル、テ
トラゾリル、チオアゾリル、イソオキサゾリルまたはオ
キサゾリルから選択される複素アリール(この複素アリ
ールは−(CH2)p9で置換されていてもよい)を表す。
14とR15は独立にH、C1〜C4アルキル、−(CH2)p
COOHを表すか、もしくはそれらが結合している窒素
と共に、ピロリジノまたはピペリジノからなる群から選
択される複素環を構成してもよく、その複素環は−CO
OHで置換されていてもよい。R16はHまたはC1〜C4
アルキルを表す。]で示される置換フェニルを表す化合
物である。好ましい化合物は、式(III)においてR13
が−(CH2)p9を表し、R9がCO2HまたはPO32
を表し、pが1を表す化合物である。
【0049】以下の実施例と製造例は単に本発明をさら
に例示するために記載するものである。本発明の範囲は
単に以下の実施例からなるものとは見なされない。以下
の実施例と製造例では、融点、核磁気共鳴スペクトル、
質量スペクトル、高性能液体シリカゲルクロマトグラフ
ィー、N,N-ジメチルホルムアミド、パラジウム-炭
素、エナンチオマー過剰およびテトラヒドロフランをそ
れぞれM.Pt、NMR、MS、HPLC、DMF、P
d/C、eeおよびTHFと略記する。用語「NMR」
と「MS」はスペクトルが所望の構造と合致したことを
示す。
【0050】製造例1N-カルボベンジルオキシ-4-
トランス-ヒドロキシ-L-プロリンメチルエステル アセトン1500mL中の酸化銀(I)(1.08mol,
250g)の溶液を−5℃〜0℃に冷却した。N-カルボ
ベンジルオキシ-4-トランス-ヒドロキシ-L-プロリン
(0.5mol,132.6g)を加えた。その溶液を25
分間撹拌した。ヨウ化メチル(1.2mol,170.4
g)を−6℃で25分間かけて加えた。その反応液を室
温で5時間撹拌し、濾過し、濃縮した。その中間体を酢
酸エチルに溶解し、シリカゲルを通して濾過し、濃縮し
た。(MS)。C1417NO5に関する計算値:C,60.
21;H,6.13;N,5.01:実測値:C,60.
40;H,6.26;N,5.06。
【0051】製造例2N-カルボベンジルオキシ-4-
シス-フェノキシ-L-プロリンメチルエステル N-カルボベンジルオキシ-4-トランス-ヒドロキシ-L-
プロリンメチルエステル(0.267mol,74.5
g)、フェノール(0.282mol,26.5g)および
トリフェニルホスフィン(0.279mol,73.3g)
をTHF750mlに溶解し、−3℃に冷却した。アジ
ドジカルボン酸ジエチル(0.284mol,45mL)
を2時間かけて滴下した。その反応液を室温で終夜撹拌
した後、濃縮した。その残渣をエーテルに溶解し、濾過
し、濃縮した。その中間体をシリカゲルクロマトグラフ
ィーに付し、0−40%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で
溶出させることによって41.0gを得た。(NMR)。
【0052】製造例34-シス-フェノキシ-L-プロリ
ンメチルエステル N-カルボベンジルオキシ-4-トランス-ヒドロキシ-L-
プロリンメチルエステル(0.267mol,74.5
g)、フェノール(0.282mol,26.5g)および
トリフェニルホスフィン(0.279mol,73.3g)
をTHF750mLに溶解し、−3℃に冷却した。アジ
ドジカルボン酸ジエチル(0.284mol,45mL)
を2時間かけて滴下した。その反応液を室温で終夜撹拌
した後、濃縮した。その残渣をエーテルに溶解し、濾過
し、濃縮した。その中間体をシリカゲルクロマトグラフ
ィーに付し、0−40%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で
溶出させた。保護基を除去した。(NMR)。
【0053】実施例1(R)-α-ヘキシル-4-ニトロ-
1H-イミダゾール-1-酢酸(−)-シンコニジン塩 水80mLに懸濁した(−)-シンコニジン5.89g(0.
02mol)にトリエチルアミン2.78mL(2.02
g,0.02mol)を加えた。その混合物を約40〜4
5℃に温めた。工業用エタノール40mLに溶解したα
-ヘキシル-4-ニトロ-1H-イミダゾール-1-酢酸10.
21g(0.04mol)を温かい懸濁液に撹拌しながら
加えた。(必要に応じてトリエチルアミンまたは塩化水
素酸水溶液を添加することによってこの混合物のpHを
6.9〜7.4に調節した。)次に、得られた懸濁液を約
85℃に加熱した。得られた溶液をゆっくり撹拌しなが
ら徐々に周囲温度に冷却させた。沈殿した塩を濾過し、
約30mLのエタノール-H2O(1:2)で洗浄し、重量
が一定するまで50℃で真空乾燥した。この反応によっ
て(R)-α-ヘキシル-4-ニトロ-1H-イミダゾール-1-
酢酸(−)-シンコニジン塩9gが生成した。この生成物
の一部を遊離の酸に変換した後、メチルエステルとして
誘導体化し(ジアゾメタン)、キラルカラムを用いるHP
LCによって分析した。この分析は上記生成物から誘導
された酸が94%のeeを持つことを示した。上記生成
物塩をエタノール-水(1:1)(13:1体積)から再結
晶することにより、純粋な塩7.4gを得た。ee>9
9%(HPLC)。M.Pt.205℃(分解)。(NM
R)。C303955に関する計算値:C,65.55;
H,7.15;N,12.74:実測値:C,65.3
2;H,7.25;N,12.74。
【0054】実施例2(R)-α-ヘキシル-4-ニトロ-
1H-イミダゾール-1-酢酸 実施例1に記述したようにして得た純粋なシンコニジン
塩2.80gを1M HCl20mLと混合した。得られ
た懸濁液を酢酸エチル30mLで抽出した。酢酸エチル
層を乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固して、(R)-α-ヘキ
シル-4-ニトロ-1H-イミダゾール-1-酢酸0.82g(6
3%)を得た。M.Pt.112〜114℃。
【0055】実施例3シス-4-[4-(カルボキシメチ
ル)フェノキシ]-1-(1-オキソ-2(R)-[4-ニトロ-
1H-イミダゾール-1-イル]オクチル-L-プロリン (R)-α-ヘキシル-4-ニトロ-1H-イミダゾール-1-酢
酸(100mg,0.39mmol)を4-シス-(4-カル
ボキシメチルフェノキシ)-L-プロリンメチルエステル
(120mg,0.39mmol)およびTHFと混合し
た。ヒドロキシベンゾトリアゾール(57mg,0.42
mmol)を0℃で加えた。ジシクロヘキシルカルボジ
イミド(88mg,0.42mmol)を加え、その溶液
を30分間撹拌した。その溶液を室温に温めた。得られ
た沈殿を濾過によって除去し、その濾液を濃縮して油状
物を得た。その油状物を酢酸エチル5mLで希釈し、飽
和NaHCO33mL、1M HCl3mL、飽和NaH
CO33mLで洗浄し、MgSO4で乾燥し、濃縮してシ
ス-4-[4-(カルボキシメチル)フェノキシ]-1-(1-
オキソ-2(R)-[4-ニトロ-1H-イミダゾール-1-イ
ル]オクチル-L-プロリン145mgを得た。(NM
R)。
【0056】実施例4シス-4-[4-(カルボキシメチ
ル)フェノキシ]-1-[1-オキソ-2(R)-[4-[(2-
スルホベンゾイル)アミノ]-1H-イミダゾール-1-イ
ル]オクチル]-L-プロリン シス-4-[4-(カルボキシメチル)フェノキシ]-1-(1
-オキソ-2(R)-[4-ニトロ-1H-イミダゾール-1-イ
ル]オクチル-L-プロリンメチルエステルをPd/C上
40psiでの水素添加によって還元する。反応液を濾
過し、濃縮する。その残渣をTHFに溶解し、THF中
の2-スルホ安息香酸環状無水物に加える。生成物を濾
過によって単離し、真空乾燥してシス-4-[4-(カルボ
キシメチル)フェノキシ]-1-[1-オキソ-2(R)-[4
-[(2-スルホベンゾイル)アミノ]-1H-イミダゾール
-1-イル]オクチル]-L-プロリンメチルエステルを得
る。このエステルを加水分解して標記の生成物を得る。
【0057】実施例5(R)-1-[1-オキソ-2-[4-
(2-スルホベンゾイル)アミノ-1H-イミダゾール-1-
イル]オクチル]-4-(シス)-[(4-(メチレン-N-メタ
ンスルホンアミド))フェノキシ]-L-プロリン2下で無水THF200mLに溶解したN-カルボベン
ジルオキシ-トランス-4-ヒドロキシ-L-プロリンメチ
ルエステル(10.0g,35.8mmol)にトリフェニ
ルホスフィン(10.6g,39.4mmol)と4-シア
ノフェノール(4.7g,39.4mmol)を加えた。こ
の溶液を0℃に冷却した後、アゾジカルボン酸ジエチル
(6.3mL,39.4mmol)を30分間かけて滴下す
ることによって処理した。その反応液を室温に温め、2
日間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、その残渣をクロ
マトグラフィー(SiO2,30%酢酸エチル/ヘキサ
ン)に付すことによって、N-カルボベンジルオキシ-4-
(シス)-(4-シアノフェノキシ)-L-プロリンメチルエス
テル12.1g(89%)を無色の油状物として得た。(M
S)。C212025に関する計算値:C,66.31;
H,5.30;N,7.36:実測値:C,66.10;
H,5.34;N,7.50。
【0058】メタノール75mLに溶解したN-カルボ
ベンジルオキシ-4-(シス)-(4-シアノフェノキシ)-L-
プロリンメチルエステル(3.8g,10mmol)にC
OCl2(2.6g,20mmol)を加えた。この溶液を
0℃に冷却した後、NaBH4(3.8g,100mmo
l)を少しづつ加えることによって処理した。2時間撹
拌した後、3N HCl50mLを加えた。この溶液を
15分間撹拌した後、反応液をH2O/エーテル(各20
0mL)に分配した。層を分離し、水層をエーテルで抽
出した(2×100mL)。次に濃NH4OH溶液で水層
を塩基性にした。酢酸エチルで抽出(3×100mL)し
た後、乾燥(Na2SO4)し、減圧下で濃縮してN-カル
ボベンジルオキシ-4-(シス)-[(4-アミノメチル)フェ
ノキシ]-L-プロリンメチルエステル3.50g(90
%)を油状物として得た。この物質をさらに精製するこ
となく次の反応に使用した。(MS)。C212425
関する計算値:C,65.61;H,6.29;N,7.
29:実測値:C,65.87;H,6.04;N,7.
03。
【0059】無水CH2Cl215mLに溶解したN-カ
ルボベンジルオキシ-4-(シス)-[(4-アミノメチル)フ
ェノキシ]-L-プロリンメチルエステル(0.90g,
2.34mmol)にN,N-ジイソプロピルアミン(0.6
mL,3.4mmol)を加えた。この溶液を0℃に冷却
した後、塩化メタンスルホニル(0.22mL,2.8m
mol)をCH2Cl25mL中の溶液として加えること
によって処理した。1.5時間撹拌の後、反応液を酢酸
エチル/H2O(各50mL)に分配した。層を分離し、
水層を酢酸エチルで抽出した(2×50mL)。有機層を
乾燥し(Na2SO4)、減圧下で濃縮して粗製油状物を得
た。クロマトグラフィー(SiO2,50/50酢酸エチ
ル/ヘキサン)によってN-カルボベンジルオキシ-4-
(シス)-[(4-(メチレン-N-メタンスルホンアミド))フ
ェノキシ]-L-プロリンメチルエステル0.74g(70
%)を無色の油状物として得た。(MS)。
【0060】室温の蒸留水880mLに溶解した(−)-
シンコニジン(48.0g,163mmol)に2-(4-ニ
トロ-1H-イミダゾール-1-イル)オクタン酸(83.0
g,326mmol)をエタノール440mL中の溶液
として加えた。この混合物にトリエチルアミン(11.7
mL)を加えた。次にその混合物を80℃に加熱し、ト
リエチルアミン(5〜10mL)の滴下によってpHを
6.9と7.1の間に維持した。pHが7.01で安定化
した後、その溶液を室温に冷却し、終夜放置したとこ
ろ、(R)-2-(4-ニトロ-1H-イミダゾール-1-イル)
オクタン酸-シンコニジン塩の結晶化が起こった。その
結晶性塩を濾過によって集めた。次にその塩を各200
mLの酢酸エチル/H2Oに懸濁した。この懸濁液に1
N HCl(750mL)を加えた。層を分離し、水層を
酢酸エチルで抽出した(2×500mL)。有機層を合わ
せ、乾燥し(Na2SO4)、減圧下で濃縮して(R)-2-
(4-ニトロ-1H-イミダゾール-1-イル)オクタン酸2
9.9g(72%)を灰白色の固体として得た。M.Pt.
116〜118℃。C111734に関する計算値:
C,51.76;H,6.71;N,16.46:実測
値:C,51.89;H,6.76;N,16.20。
【0061】上記の酸をメチルエステルに変換(ジアゾ
メタン)した後、キラルカラムを用いるHPLC分析に
よって、エナンチオマー過剰が96%であることを決定
した。
【0062】(R)-2-(4-ニトロ-1H-イミダゾール-
1-イル)オクタン酸(16.0g,63.0mmol)を無
水メタノール1Lに溶解した。この溶液にpTsOH
(300mg)を加えた。次に反応液を16時間加熱還流
した。冷却後、溶媒を減圧下で除去して油状物を得、そ
れを酢酸エチル300mLに溶解した。その溶液を飽和
NaHCO3溶液で洗浄した(2×250mL)。次に有
機層を乾燥し(Na2SO4)、減圧下で濃縮して(R)-メ
チル-2-(4-ニトロ-1H-イミダゾール-1-イル)オク
タノエート13.2g(78%)を褐色の油状物として得
た。C121934に関する計算値:C,53.32;
H,7.11;N,15.6:実測値:C,53.23;
H,7.05;N,15.39。
【0063】(R)-メチル-2-(4-ニトロ-1H-イミダ
ゾール-1-イル)-オクタノエート(13.0g,45.7
mmol)を無水エタノール150mLに溶解した。こ
の溶液に10%Pd/C2.0gを加えた。その混合物
を40psiで2時間水素化した。次に反応液をセライ
トのベッドに通すことによって触媒を除去した。次に濾
液を濃縮して油状物を得、それを無水THF(100m
L)から2回エバポレートした。次に、その粗生成物を
無水THF100mLに溶解し、KOAc(4.44g)
とK2CO3(3.12g)で処理した。この混合物にスル
ホ安息香酸無水物(8.83g,47.7mmol)を加え
た。その反応液を4時間撹拌した後、沈殿が形成した。
この混合物をTHF(100mL)で希釈し、固体を濾過
によって集めた。真空乾燥によって粗製(R)-メチル
[(2-スルホベンゾイル)アミノ-1H-イミダゾール-1
-イル]オクタノエートカリウム塩22.5gを得た。こ
の物質をさらに精製することなく次の反応に使用した。
【0064】上記のカリウム塩(22.5g)をH2O20
0mLとエタノール100mLの混合液に溶解した。こ
の溶液に1N NaOH(53mL)を加えた。その反応
液を3時間撹拌した。次に溶媒エタノールを減圧下で除
去し、その水溶液を5N HClでpH=1.5に酸性化
した。この溶液を10%エタノール/酢酸エチルで抽出
した(3×200mL)。有機層を乾燥し(Na2SO4)、
減圧下で濃縮して(R)-[(2-スルホベンゾイル)アミノ
-1H-イミダゾール-1-イル]オクタン酸8.65g(2
段階について46%)を白色の固体として得た。MS。
182336Sに関する計算値:C,52.80;
H,5.66;N,10.26:実測値:C,52.5
3:H,5.59;N,10.27。
【0065】無水エタノール50mLに溶解したN-カ
ルボベンジルオキシ-4-(シス)-[(4-(メチレン-N-メ
タンスルホンアミド)フェノキシ]-L-プロリンメチル
エステル(1.5g,3.25mmol)に5%Pd/C
0.5gを加えた。この混合物を40psiで1.5時間
水素化した。次に反応混合物をセライトのパッドに通
し、その濾液を減圧下で濃縮して4-(シス)-[(4-(メ
チレン-N-メタンスルホンアミド))フェノキシ]-L-プ
ロリンメチルエステル1.07gを油状物として得た。
MS。この物質を直ちに次の反応に使用した。
【0066】無水DMF10mLに溶解した上記のアミ
ンに(R)-[(2-スルホベンゾイル)アンノ-1H-イミダ
ゾール-1-イル]オクタン酸(1.00g,2.45mm
ol)とヒドロキシベンゾトリアゾール(0.37g,2.
77mmol)を加えた。この混合物を0℃に冷却した
後、ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.56g,2.
70mmol)で処理した。得られた溶液を室温に温
め、48時間撹拌した。ジシクロヘキシル尿素を濾過に
よって除去した後、その濾液を酢酸エチル100mLで
希釈し、H2Oで数回洗浄した。次に有機層を乾燥し(N
2SO4)、減圧下で濃縮して油状物を得た。クロマト
グラフィー(SiO2,5%メタノール/CHCl3)によ
って(R)-1-[1-オキソ-2-[4-(2-スルホベンゾイ
ル)アミノ-1H-イミダゾール-1-イル]オクチル]-4
-(シス)-[(4-(メチレン-N-メタンスルホンアミド))
フェノキシ]-L-プロリンメチルエステル0.84g(3
4%)を白色の固体として得た。M.Pt.150℃(分
解)。C32415102に関する計算値:C,53.4
0;H,5.74;N,9.73:実測値:C,53.6
6;H,5.97;N,9.50。
【0067】(R)-1-[1-オキソ-2-[4-(2-スルホ
ベンゾイル)アミノ-1H-イミダゾール-1-イル]オク
チル]-4-(シス)-[(4-(メチレン-N-メタンスルホン
アミド))フェノキシ]-L-プロリンメチルエステル(0.
37g,0.52mmol)を1N NaOH(3.0mL)
とTHF(7mL)の混合物に溶解した。この溶液を1時
間撹拌した。次に減圧下でTHFを除去し、1N HC
lを用いて水溶液をpH1.0に酸性化した。5%エタ
ノール/酢酸エチルで2回抽出し、有機層を乾燥し(N
2SO4)、濃縮することによって固体残渣を得た。エ
タノール/酢酸エチル-エーテルからトリチュレートす
ることによって(R)-1-[1-オキソ-2-[4-(2-スル
ホベンゾイル)アミノ-1H-イミダゾール-1-イル]オ
クチル]-4-(シス)-[(4-(メチレン-N-メタンスルホ
ンアミド))フェノキシ]-L-プロリン0.26g(74
%)を灰白色の固体として得た。M.Pt.172〜17
6℃。C31395102に関する計算値:C,52.
75;H,5.57;N,9.92:実測値:C,52.
54;H,5.53;N,10.15。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 207:00 8217−4C 233:00) 9360−4C (72)発明者 トーマス・マイケル・ウィルソン アメリカ合衆国46224インディアナ州スピ ードウェイ、グリーンローン1193番

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(II): 【化1】 [R1はC4〜C9直鎖アルキルを表す]で示され、立体
    配置が実質上(R)エナンチオマーである化合物またはそ
    の(−)-シンコニジン塩。
  2. 【請求項2】 請求項1の化合物を製造する方法であっ
    て、(a)式: 【化2】 [R1はC4〜C9直鎖アルキルを表す]で示される化合
    物のラセミ混合物をC1〜C4アルキルアミンの存在下ま
    たは不在下でアルコール性溶媒中で(−)-シンコニジン
    と反応させることによって結晶性塩を製造し、(b)そ
    の結晶性塩を単離し、(c)随意にその結晶性塩を遊離
    の酸に変換することによって、式: 【化3】 [R1はC4〜C9直鎖アルキル、C4〜C9直鎖トリフル
    オロアルキル、C4〜C9直鎖アルケニルまたはC4〜C9
    直鎖トリフルオロアルケニルを表す]で示される実質上
    純粋な(R)エナンチオマーを製造することからなる方
    法。
  3. 【請求項3】 さらに水性アルコールからなる第2の溶
    媒に該塩を溶解し、該塩を第2の溶媒から結晶化させる
    ことによって再結晶された塩を得ることからなる請求項
    2の方法。
  4. 【請求項4】 式: 【化4】 [Arは 【化5】 を表し、Xは−CONH−を表し、R1はC4〜C9直鎖
    アルキルを表し、R2は 【化6】 (R5はH、−(CH2)p9、C1〜C7アルキル、C1〜C
    7トリフルオロアルキル、ハロ、もしくは置換または非
    置換フェニルを表し、R9はCO2H、SO3H、PO3
    2または5-テトラゾリルを表し、X'は−O−または−
    (CH2)pを表し、pは独立に0、1、2、3または4を
    表し、mは0または1を表す)を表す]で示される化合
    物を製造する方法であって、(a)式: 【化7】 で示される実質上純粋な(R)エナンチオマーを式: 【化8】 で示される化合物と結合させて、式: 【化9】 で示される化合物を形成させ、(b)ニトロ部分を還元
    して式: 【化10】 で示されるアミノイミダゾールを製造し、(c)そのア
    ミノイミダゾールを式: 【化11】 [R9'はSO3Hまたは保護されていてもよいカルボキ
    シを表し、R9''はSO2またはC=Oを表す]で示され
    る化合物に結合し、(d)随意にカルボキシを脱保護す
    ることからなる方法。
JP6075784A 1993-04-20 1994-04-14 アルキル置換ニトロイミダゾール酢酸 Withdrawn JPH06329638A (ja)

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