JPH06329520A - 育毛剤 - Google Patents
育毛剤Info
- Publication number
- JPH06329520A JPH06329520A JP14256993A JP14256993A JPH06329520A JP H06329520 A JPH06329520 A JP H06329520A JP 14256993 A JP14256993 A JP 14256993A JP 14256993 A JP14256993 A JP 14256993A JP H06329520 A JPH06329520 A JP H06329520A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bifonazole
- hair
- active ingredient
- hair tonic
- chlormadinone acetate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 酢酸クロルマジノン又はビフォナゾールもし
くはその塩を有効成分として含有することを特徴とする
育毛剤。 【効果】 酢酸クロルマジノン又はビフォナゾールもし
くはその塩を有効成分とする真に有効な育毛剤が提供さ
れる。
くはその塩を有効成分として含有することを特徴とする
育毛剤。 【効果】 酢酸クロルマジノン又はビフォナゾールもし
くはその塩を有効成分とする真に有効な育毛剤が提供さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酢酸クロルマジノン又
はビフォナゾールもしくはその塩を有効成分とする育毛
剤に関する。
はビフォナゾールもしくはその塩を有効成分とする育毛
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】酢酸クロルマジノン(chlormadinone ace
tate) [化学名:6−クロロ−17−ヒドロキシプレグナ
−4,6−ジエン−3,20−ジオンアセタート(6-chlor
o-17-hydroxypregna-4,6-diene-3,20-dione acetate)]
は、アンチアンドロゲン作用を有し、前立腺肥大症・癌
治療剤として利用されている(日本医事新報, No. 241
6, 8(1970) 、日本医事新報, No. 2587, 13(1973)及び
医薬ジャーナル, 18, 1155(1982))。
tate) [化学名:6−クロロ−17−ヒドロキシプレグナ
−4,6−ジエン−3,20−ジオンアセタート(6-chlor
o-17-hydroxypregna-4,6-diene-3,20-dione acetate)]
は、アンチアンドロゲン作用を有し、前立腺肥大症・癌
治療剤として利用されている(日本医事新報, No. 241
6, 8(1970) 、日本医事新報, No. 2587, 13(1973)及び
医薬ジャーナル, 18, 1155(1982))。
【0003】一方、ビフォナゾール(bifonazole)[化学
名:(±)−1−[α−(4−ビフェニリル)ベンジ
ル]−1H−イミダゾール((±)-1-[α-(4-biphenyly
l)benzyl]-1H-imidazole)] は、抗真菌作用を有し、皮
膚真菌症の治療剤として利用されている(Arzneim.-For
sch., 33(I), 4, 546(1983) 、Arzneim.-Forsch., 33
(I),4, 517(1983) 及び Dermatologica, 169(Suppl.1),
19(1984))。しかしながら、酢酸クロルマジノン又は
ビフォナゾールが育毛効果を発揮することは知られてい
ない。
名:(±)−1−[α−(4−ビフェニリル)ベンジ
ル]−1H−イミダゾール((±)-1-[α-(4-biphenyly
l)benzyl]-1H-imidazole)] は、抗真菌作用を有し、皮
膚真菌症の治療剤として利用されている(Arzneim.-For
sch., 33(I), 4, 546(1983) 、Arzneim.-Forsch., 33
(I),4, 517(1983) 及び Dermatologica, 169(Suppl.1),
19(1984))。しかしながら、酢酸クロルマジノン又は
ビフォナゾールが育毛効果を発揮することは知られてい
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、酢酸クロル
マジノン又はビフォナゾールもしくはその塩を有効成分
とする真に有効な育毛剤を提供することを目的とする。
マジノン又はビフォナゾールもしくはその塩を有効成分
とする真に有効な育毛剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、真に有効
な育毛剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、酢酸クロ
ルマジノン及びビフォナゾールが極めて効果的な育毛作
用を有することを見出し、その知見に基づき本発明を完
成するに至った。即ち、本発明の育毛剤は、酢酸クロル
マジノン又はビフォナゾールもしくはその塩を有効成分
として含有することを特徴とするものである。
な育毛剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、酢酸クロ
ルマジノン及びビフォナゾールが極めて効果的な育毛作
用を有することを見出し、その知見に基づき本発明を完
成するに至った。即ち、本発明の育毛剤は、酢酸クロル
マジノン又はビフォナゾールもしくはその塩を有効成分
として含有することを特徴とするものである。
【0006】本発明の育毛剤の有効成分である酢酸クロ
ルマジノン及びビフォナゾールは、市販されており、こ
れを利用することができる。なお、市販のビフォナゾー
ルは遊離の塩基であるが、これを常法により塩酸塩、硫
酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩等の薬学的
に許容される塩に変換して用いることもできる。
ルマジノン及びビフォナゾールは、市販されており、こ
れを利用することができる。なお、市販のビフォナゾー
ルは遊離の塩基であるが、これを常法により塩酸塩、硫
酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩等の薬学的
に許容される塩に変換して用いることもできる。
【0007】本発明の育毛剤における前記有効成分の配
合量については特に制限はないが、本発明の育毛剤の全
量に対して、酢酸クロルマジノンは0.01〜1.0 重量%、
ビフォナゾール及びその塩は0.01〜1.0 重量%とするこ
とが好ましい。また、酢酸クロルマジノンとビフォナゾ
ール又はその塩とを併用することも可能であり、これに
より育毛効果も増強される。
合量については特に制限はないが、本発明の育毛剤の全
量に対して、酢酸クロルマジノンは0.01〜1.0 重量%、
ビフォナゾール及びその塩は0.01〜1.0 重量%とするこ
とが好ましい。また、酢酸クロルマジノンとビフォナゾ
ール又はその塩とを併用することも可能であり、これに
より育毛効果も増強される。
【0008】本発明の育毛剤に用いる基剤としては、化
粧品組成物に常用されている任意のものを用いることが
でき、例えば水、エタノール等の一価アルコール類、グ
リセリン、エチレングリコール等の多価アルコール類、
油脂類、界面活性剤などを用いることができる。
粧品組成物に常用されている任意のものを用いることが
でき、例えば水、エタノール等の一価アルコール類、グ
リセリン、エチレングリコール等の多価アルコール類、
油脂類、界面活性剤などを用いることができる。
【0009】本発明の育毛剤には、その効果を損なわな
い限りにおいて、育毛作用を有する他の成分や育毛剤又
は整髪料に用いられている成分を含有せしめることがで
き、これらの成分としては、例えばホルモン類、ビタミ
ン類、アミノ酸類、生薬エキス類、色素、レゾルシン、
メントール、湿潤剤、香料等が挙げられる。本発明の育
毛剤は、ヒトの頭皮又は動物の皮膚に適用した場合、強
力な育毛効果を発揮する。
い限りにおいて、育毛作用を有する他の成分や育毛剤又
は整髪料に用いられている成分を含有せしめることがで
き、これらの成分としては、例えばホルモン類、ビタミ
ン類、アミノ酸類、生薬エキス類、色素、レゾルシン、
メントール、湿潤剤、香料等が挙げられる。本発明の育
毛剤は、ヒトの頭皮又は動物の皮膚に適用した場合、強
力な育毛効果を発揮する。
【0010】本発明の育毛剤の有効成分である酢酸クロ
ルマジノン及びビフォナゾールは、それぞれ前立腺肥大
症・癌治療剤及び皮膚真菌症の治療剤として市販され臨
床に適用されており、安全性は確立されている。例え
ば、ビフォナゾールの急性毒性[LD50(mg/kg)]値は、
マウス、皮下投与で15,000以上と報告されている(応用
薬理, 28(1), 23(1984))。
ルマジノン及びビフォナゾールは、それぞれ前立腺肥大
症・癌治療剤及び皮膚真菌症の治療剤として市販され臨
床に適用されており、安全性は確立されている。例え
ば、ビフォナゾールの急性毒性[LD50(mg/kg)]値は、
マウス、皮下投与で15,000以上と報告されている(応用
薬理, 28(1), 23(1984))。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0012】(実施例1) 処方例 以下に、本発明の育毛剤(ヘアートニック)の処方例を
示す。 処方A 酢酸クロルマジノン 0.1 重量% 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 49.5 重量% 処方B ビフォナゾール 0.1 重量% 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 49.5 重量% 処方C 酢酸クロルマジノン 0.1 重量% ビフォナゾール 0.1 重量% 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 49.4 重量%
示す。 処方A 酢酸クロルマジノン 0.1 重量% 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 49.5 重量% 処方B ビフォナゾール 0.1 重量% 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 49.5 重量% 処方C 酢酸クロルマジノン 0.1 重量% ビフォナゾール 0.1 重量% 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 49.4 重量%
【0013】(実施例2) 適用例 実施例1のヘアートニックを被験者に適用した。その結
果を表1に示す。
果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、酢酸クロルマジノン又
はビフォナゾールもしくはその塩を有効成分とする真に
有効な育毛剤を提供することができる。
はビフォナゾールもしくはその塩を有効成分とする真に
有効な育毛剤を提供することができる。
【表1】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 593113156 野本 真理 東京都北区西ケ原1−21−12 (71)出願人 593113167 早川 由理 ニュー・ジーランド国、オークランド、グ レンフィールド、ジェナン・プレイス13 (72)発明者 林 江澤 東京都文京区本駒込6−23−10 (72)発明者 林 祐己 神奈川県横浜市港北区中川5−20−34
Claims (1)
- 【請求項1】 酢酸クロルマジノン又はビフォナゾール
もしくはその塩を有効成分として含有することを特徴と
する育毛剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14256993A JPH06329520A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 育毛剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14256993A JPH06329520A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 育毛剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06329520A true JPH06329520A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15318380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14256993A Pending JPH06329520A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 育毛剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06329520A (ja) |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP14256993A patent/JPH06329520A/ja active Pending
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