JPH06328667A - エア吹出管構造 - Google Patents

エア吹出管構造

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Publication number
JPH06328667A
JPH06328667A JP5144408A JP14440893A JPH06328667A JP H06328667 A JPH06328667 A JP H06328667A JP 5144408 A JP5144408 A JP 5144408A JP 14440893 A JP14440893 A JP 14440893A JP H06328667 A JPH06328667 A JP H06328667A
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JP
Japan
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pipe
tube
air
space
triangular
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Application number
JP5144408A
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English (en)
Inventor
Tadao Ieko
忠男 家子
Yasumasa Sunaga
康正 須永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Corp
Original Assignee
Sato Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エア吹出管に供給された圧縮エアを、エア吹出
管に形成された吹出スリット全体から均等に吹き出すこ
とができるエア吹出管構造を提供する。 【構成】一端がコンプレッサー38に連通する円筒管4
2の外周に四角筒管46を二重管状に設けて、円筒管4
2と四角筒管46との間に空間室48を形成した。そし
て、四角筒管46の二辺が交差する一角長手方向に空間
室48から外部に通じる吹出スリット50を形成すると
共に、円筒管42の軸方向でエア吹出スリット50とは
反対位置に空間室48に通じる複数の連通孔52を形成
した。これにより、コンプレッサー38から円筒管42
に供給された圧縮空気は、連通孔52から空間室48内
に吹き出され、この空間室48で吹出圧力が均一化され
てから、吹出スリット50から外部に吹き出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエア吹出管構造に係わ
り、特に、コンプレッサーからエア吹出管に供給された
圧縮エアを、エア吹出管に形成された各エア吹出口から
均等に吹き出すことのできるエア吹出管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、従来のエア吹出管
1は一端2Aが閉塞されると共に、他端2Bがクイック
継手部3を介してエア配管4により図示しないコンプレ
ッサーに連通する円筒管2の軸方向に、等ピッチ又は不
等ピッチで複数のエア吹出口51 、52 …を穿設した構
造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構造の従来のエア吹出管1は、各エア吹出口51 、5
2 …から均等にエアを吹き出すことができないという欠
点があった。即ち、コンプレッサーから遠い例えばエア
吹出口59 は、コンプレッサーから近いエア吹出口51
に比べ吹出圧力が低下するので、エア吹出量が少なくな
る。この対策として、コンプレッサーから遠いエア吹出
口53 〜59 ほど孔の大きさを大きくして各エア吹出口
1 〜59 からの吹出量を均等にする試みがなされたも
のもあるが、満足のいくものではない。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、コンプレッサーからエア吹出管に供給された圧
縮エアを、エア吹出管に形成された各エア吹出口から均
等に吹き出すことのできるエア吹出管構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、一端が圧縮エア源に連通する円筒管の外側に
三角筒管または四角筒管を設けて二重管構造に構成して
前記円筒管と前記三角筒管または四角筒管との間に空間
を形成し、前記円筒管にはその軸方向に沿って前記空間
にエアを吹き出すエア吹出口を形成すると共に、前記円
筒管のエア吹出口とは反対方向に位置する前記三角筒管
または四角筒管に外部に通じるエア吹出口を形成して成
ることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、前記目的を達成する為
に、一端が圧縮エア源に連通する三角筒管または四角筒
管の外側に円筒管を設けて二重管構造に構成して前記三
角筒管または四角筒管と前記円筒管との間に空間を形成
し、前記三角筒管または四角筒管にはその長手方向に沿
って前記空間にエアを吹き出すエア吹出口を形成すると
共に、前記三角筒管または四角筒管のエア吹出口とは反
対方向に位置する前記円筒管に外部に通じるエア吹出口
を形成して成ることを特徴とする。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、一端が圧縮エア源に連通
する円筒管の外側に三角筒管または四角筒管を設けて二
重管構造に構成して前記円筒管と前記三角筒管または四
角筒管との間に空間を形成した。また、前記円筒管には
その軸方向に沿って前記空間にエアを吹き出すエア吹出
口を形成すると共に、前記円筒管のエア吹出口とは反対
方向に位置する前記三角筒管または四角筒管に外部に通
じるエア吹出口を形成した。
【0008】これにより、圧縮エア源から円筒管に供給
された圧縮空気を、三角筒管または四角筒管の各エア吹
出口から外部に均等に吹き出すことができる。即ち、前
記空間は、円筒管と三角筒管または四角筒管との二重管
で形成されているので、三角筒管または四角筒管と円筒
管との間にはエアが流れ易い広い空間部と、エアが流れ
にくい狭い空間部が形成されることになる。従って、圧
縮エア源から円筒管の各エア吹出口までの距離の遠近に
より、円筒管の各エア吹出口から前記空間内に吹き出さ
れる圧縮エアの吹出圧力に圧力差が生じても、前記空間
の広い空間部で前記圧力差が均一化されるので、空間室
内の圧縮エアは、三角筒管または四角筒管に形成された
各エア吹出口から均等に吹き出される。
【0009】また、第2の発明によれば、一端が圧縮エ
ア源に連通する三角筒管または四角筒管の外側に円筒管
を設けて二重管構造に構成して前記三角筒管または四角
筒管と前記円筒管との間に空間を形成した。また、前記
三角筒管または四角筒管にはその長手方向に沿って前記
空間にエアを吹き出すエア吹出口を形成すると共に、前
記三角筒管または四角筒管のエア吹出口とは反対方向に
位置する前記円筒管に外部に通じるエア吹出口を形成し
た。この場合も、第1の発明と同様の効果を得ることが
できる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るエア吹出
管の好ましい実施例について詳説する。図1は、本発明
に係るエア吹出管10を、例えば紫外線硬化インキで印
刷する印刷装置に適用した一例を示す第1実施例であ
る。
【0011】先ず、図1に従って印刷装置について説明
する。供給リール12から巻き戻された帯状印刷用紙1
4は、搬送ローラ16と押圧ローラ18とに挟持されて
搬送経路を搬送されながら、印刷器20の版胴ローラ2
2と圧胴ローラ24とに挟持されて紫外線硬化インキで
印刷された後、紫外線乾燥器26から印刷面に紫外線
(図中破線)が照射されて紫外線硬化インキが光重合に
より乾燥され、巻取リール28に巻き取られる。また、
搬送ローラ16、前記圧胴ローラ24及び前記巻取リー
ル28は、夫々のベルト30、32、34を介して変速
モータ36に連結しており、変速モータ36の回転動力
が伝達されて回転する。
【0012】前記印刷装置は、帯状印刷用紙14の乾燥
時に、紫外線乾燥器26からは紫外線の照射と同時に2
00〜300°C程度の高熱が発生する為、帯状印刷用
紙14が高熱に長く曝されると変色したり、更には溶け
たり(帯状印刷用紙14が耐熱性の劣るフィルムの場
合)するという問題がある。特に、帯状印刷用紙14の
搬送速度が低速の場合には、前記問題が生じ易い。
【0013】そこで、本発明のエア吹出管10を、紫外
線乾燥器26と帯状印刷用紙14との間で、且つ帯状印
刷用紙14が紫外線乾燥器26へ搬送される入口位置に
設けると共に、出口位置にエア吸引管41を設けた。そ
して、エア吹出管10からエアを吹出させて、紫外線乾
燥器26から帯状印刷用紙14の印刷面に照射される紫
外線の照射路を横断するようにエアカーテン(エア流)
を形成することにより、紫外線乾燥器26から発生する
高熱を冷却するようにした。尚、エア吹出管10はフィ
ルタ43を介してエア配管40でエジェクタ45のエア
吹出側に接続され、前記エア吸引管41がエジェクタ4
5のエア吸引側に接続され、更に、エジェクタ45はエ
ア配管40でコンプレッサー38に繋がっている。これ
により、コンプレッサー38を作動させると、エア吹出
管10からエアが吹き出されると共に、エア吸引管41
に吸引されるエア流、所謂エアカーテンが形成されるよ
うになっている。また、前記フィルタ43は、エア吸引
管41に吸引されたゴミや紙粉がエア吹出管42から再
び吹き出されないように濾過する役目を行う。
【0014】また、前記変速モータ36には、モータ回
転数を測定する検知器37が設けられ、検知器37で測
定された測定値がコントローラ39に入力されると共
に、コントローラ39は前記測定値に基づいてコンプレ
ッサー38をON−OFF制御する。即ち、前記測定値
が、予めコントローラ39に入力されている基準値より
小さい場合、即ち、帯状印刷用紙14の搬送速度が基準
速度より低速の場合、コントローラ39からの指示によ
りコンプレッサー38を作動させて、前記エアカーテン
を形成するようにした。この基準値は、帯状印刷用紙1
4の材質、特に耐熱性等により異なり、基準値以下の低
速で帯状印刷用紙14が搬送されると、紫外線乾燥器2
6からの高熱により帯状印刷用紙14が変色したり、溶
けたりするとことになる。
【0015】次に、図2、図3及び図4に従って本発明
に係るエア吹出管10の構造を説明する。図2はエア吹
出管10の斜視図、図3は図2の軸方向断面図、図4は
図2の径方向の断面図である。同図に示すように、本発
明のエア吹出管10は、円筒管42の一方が閉塞される
と共に、他方の開口部がクイック継手部44を介して前
記エア配管40に繋がっている。また、前記円筒管42
の外側には、四角筒管46が二重管状に設けられ、円筒
管42と四角筒管46との間に空間48を形成してい
る。そして、前記四角筒管46の二辺が交差するコーナ
ー部の一つに対向して円筒管42の複数のエア吹出口5
2、52…(図3参照)が軸方向に沿って形成されると
共に、前記円筒管42のエア吹出口52とは反対位置の
コーナー部に前記空間48から外部に通じる四角筒管の
吹出スリット50(図2、図4参照)が形成されてい
る。
【0016】図4により、前記空間48について更に詳
しく説明すると、四角筒管46の四角部と円筒管42と
の間には広い空間部a、b、c、dが形成され、四角筒
管46の四辺部と円筒管42との間には狭い空間部e、
f、g、hが形成される。そして、前記四角筒管46の
吹出スリット50は空間部aの位置に形成され、前記円
筒管42の複数のエア吹出口52は、空間部cの位置に
形成される。これにより、コンプレッサー38からエア
吹出管10に供給された圧縮エアは、前記複数のエア吹
出口52、52…から空間部cに吹き出され後、二方に
分かれて、一方は、空間部f、空間部b、空間部e、空
間部aの順に通って前記吹出スリット50から外部に吹
き出され、他方は空間部g、空間部d、空間部h、空間
部aの順に通って吹出スリット50から外部に吹き出さ
れる。
【0017】次に、上記の構造を有する本発明のエア吹
出管10を印刷装置に適用した例で、その作用を説明す
る。供給リール12から巻き戻された帯状印刷用紙14
は、印刷器20において紫外線硬化インキで印刷された
後、紫外線乾燥器26方向に搬送され、帯状印刷用紙1
4の印刷面に紫外線が照射されて紫外線硬化インキが乾
燥される。この印刷、乾燥処理において、帯状印刷用紙
14の搬送速度が前記基準値より低速の場合には、コン
トローラ39からの指示でコンプレッサー38が作動し
てエア吹出管10に圧縮エアを供給する。そして、エア
吹出管10から吹き出された圧縮エアがエア吸引管41
に吸引されることにより、紫外線乾燥器26から帯状印
刷用紙14の印刷面に照射される紫外線の照射路を横断
するようにエアカーテンを形成する。このエアカーテン
により、紫外線乾燥器26から発生する高熱を冷却し、
高熱が帯状印刷用紙14の印刷面に加わらないようにす
る。この時、本発明のエア吹出管10の構造を上記した
ように構成したので、エア吹出管10の吹出スリット5
0の各部(例えば、図2の吹出スリット50の左端部5
0Aと右端部50B)から圧縮エアを均等に吹き出すこ
とができ、紫外線乾燥器26からの高熱を万遍なく冷却
することができる。即ち、図10に示した従来のエア吹
出管1の場合、複数のエア吹出口51 〜59 から吹き出
される各エア吹出口51 〜59 の吹出圧力は、コンプレ
ッサー38に近いエア吹出口51 程大きく、遠いエア吹
出口59 程小さくなるので、各エア吹出口51 〜59
ら均等に圧縮エアを吹き出すことができない。これに対
し、本発明のエア吹出管10の場合は、コンプレッサー
38から円筒管42に供給され、複数のエア吹出口5
2、52…から吹出圧力差を有して広い空間部cに吹き
出された圧縮エアは、空間部f、gが狭くなってエアが
流れにくい為、空間部cで混ざり合うことにより、各連
通孔52、52…からの吹出圧力差が均一化される。次
に、空間部cの圧縮エアは、空間部fと空間部gの狭い
空間の二方に分かれる。空間部fに流れた圧縮エアは、
広い空間部bで圧力の均一化が更に行われた後、空間e
を通って空間aに導かれ、吹出スリット50から外部に
吹き出される。同様に、空間gに流れた圧縮エアは、広
い空間dで圧力の均一化が更に行われた後、空間hを通
って空間aに導かれ、吹出スリット50から外部に吹き
出される。これにより、コンプレッサー38から円筒管
42の各エア吹出口52、52…までの距離の遠近によ
り、各エア吹出口52、52…から空間48内に吹き出
される圧縮エアの吹出圧力差、即ち、エア吹出量が夫々
異なっても、四角筒管46に形成された吹出スリット5
0から外部に吹き出す吹出量は、吹出スリットの各部
(例えば、図2の吹出スリットの左端部50Aと右端部
50B)で均等になる。
【0018】従って、本発明のエア吹出管10を用いれ
ば、吹出スリット50全体からのエア吹出量が均等にな
り、良好なエアカーテンを形成することができるので、
紫外線乾燥器26から発生する高熱を万遍なく且つ確実
に冷却することができる。ちなみに、吹出スリット50
全体からのエア吹出量が均等でなく、紫外線乾燥器26
からの高熱で充分に冷却されない箇所ができると、帯状
印刷用紙14が部分的に変色するという問題が発生す
る。
【0019】また、前述した第1実施例では、エア吹出
管10は円筒管42の外側に四角筒管46を設けて二重
管構造に構成したが、四角筒管46の外側に円筒管42
を設けて二重管構造に構成してもよく、次に、図5、図
6及び図7に従って、四角筒管46の外側に円筒管42
を設けた場合の第2実施例のエア吹出管10の構造を説
明する。図5はエア吹出管10の斜視図、図6は図5の
軸方向断面図、図7は図5の径方向の断面図である。ま
た、前述した実施例と同じ部材には同符号を付して説明
する。
【0020】同図に示すように、エア吹出管10は、四
角筒管46の一方が閉塞されると共に、他方の開口部が
クイック継手部44を介してエア配管40に繋がってい
る。また、前記四角筒管46の外側には、円筒管42が
二重管状に設けられ、四角筒管46と円筒管42との間
に空間48を形成している。そして、前記四角筒管46
の一辺に複数のエア吹出口52、52…(図6参照)が
その長手方向に沿って形成されると共に、前記四角筒管
46のエア吹出口52とは反対位置に前記空間48から
外部に通じる円筒管の吹出スリット50(図5、図7参
照)が形成されている。
【0021】図7により、前記空間48について更に詳
しく説明すると、四角筒管46の四角部と円筒管42と
の間には広い空間部j、k、m、nが形成され、四角筒
管46の四辺部と円筒管42との間には狭い空間部o、
p、q、rが形成される。そして、前記円筒管42の吹
出スリット50は空間部jの位置に形成され、前記四角
筒管46の複数のエア吹出口52は、空間部mの位置に
形成される。これにより、コンプレッサー38からエア
吹出管10に供給された圧縮エアは、前記複数のエア吹
出口52、52…から空間部mに吹き出され後、二方に
分かれて、一方は、空間部p、空間部k、空間部o、空
間部jの順に通って前記吹出スリット50から外部に吹
き出され、他方は空間部q、空間部m、空間部r、空間
部jの順に通って吹出スリット50から外部に吹き出さ
れる。
【0022】これにより、四角筒管46の外側に円筒管
42を設けて二重管構造にエア吹出管10を構成して
も、四角筒管46のエア吹出口52、52…から空間部
mに吹出された圧縮エアは、広い空間部m、n、k、j
で圧力の均一化が行われる。従って、コンプレッサー3
8から四角筒管46の各エア吹出口52、52…までの
距離の遠近により、各エア吹出口52、52…から空間
48内に吹き出される圧縮エアの吹出圧力差、即ち、エ
ア吹出量が夫々異なっても、円筒管42に形成された吹
出スリット50から外部に吹き出す吹出量は、吹出スリ
ットの各部(例えば、図5の吹出スリットの左端部50
Aと右端部50B)で均等になる。
【0023】尚、本実施例では、本発明のエア吹出管構
造を有するエア吹出管を、紫外線硬化インキで印刷する
印刷装置に適用した例で説明したが、これに限定される
ものではなく、あらゆるエア吹出管に適用することがで
きる。また、四角筒管に形成したエア吹出口の形状をス
リット状にしたが、複数のエア吹出口を形成するように
してもよい。
【0024】前記第1、第2実施例では、円筒管42と
四角筒管46との組合わせによる二重構造で説明した
が、図8及び図9に示すように円筒管42と三角筒管6
0との組合わせによる二重構造でもよい。第3実施例で
は、図8に示すように円筒管42の外側に三角筒管60
を設けて二重構造を構成し、円筒管42と三角筒管60
との間に空間48を形成する。そして、三角筒管60の
二辺が交差する一つのコーナー部に対向して円筒管42
の長手方向に沿ってエア吹出口52を形成し、そのエア
吹出口52とは反対方向に位置する三角筒管60の他の
辺に外部に通じる吹出スリット50が形成されている。
この場合、前記空間48を図中時計回りするエア流と反
時計回りするエア流とが、三角筒管60の吹出スリット
50から均等に吹き出され易いように、吹出スリット5
0は三角筒管60の前記他の辺の略中央部に形成するこ
とが望ましい。
【0025】第4実施例では、図9に示すように、三角
筒管60の外側に円筒管42を設けて二重構造を構成
し、三角筒管60と円筒管42との間に空間48を形成
する。そして、三角筒管60の一辺の略中央部に三角筒
管60の長手方向に沿ってエア吹出口52を形成し、そ
のエア吹出口52とは反対方向に位置する円筒管42に
外部に通じる吹出スリット50が形成されている。
【0026】前記第3、第4実施例でも、円筒管42と
三角筒管60との間に広い空間部と狭い空間部が形成さ
れるので、第3及び第4実施例第の場合も前記第1及び
第2実施例と同様の効果を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明のエア吹出管
構造によれば、一端が圧縮エア源に連通する円筒管の外
側に三角筒管または四角筒管を設けて二重管構造に構成
して前記円筒管と前記三角筒管または四角筒管との間に
空間を形成した。また、前記円筒管にはその軸方向に沿
って前記空間にエアを吹き出すエア吹出口を形成すると
共に、前記円筒管のエア吹出口とは反対方向に位置する
前記三角筒管または四角筒管に、外部に通じるエア吹出
口を形成した。
【0028】これにより、圧縮エア源から円筒管に供給
されて円筒管の各エア吹出口から空間に吹き出された圧
縮エアは、空間内で吹出圧力が均一化されるので、空間
内の圧縮エアは、三角筒管または四角筒管の各エア吹出
口から均等に吹き出される。尚、三角筒管または四角筒
管の外側に円筒管を設けて二重管構造に構成しても同様
の効果が得られる。
【0029】従って、本発明のエア吹出管を紫外線硬化
インキで印刷する印刷装置に適用すると、印刷装置の紫
外線乾燥器からの高熱を万遍なく冷却して帯状印刷用紙
の変色を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエア吹出管を備えた印刷装置の構
成図
【図2】本発明に係るエア吹出管の第1実施例を示す斜
視図
【図3】図2のA−A線に沿った断面図
【図4】図2のB−B線に沿った断面図
【図5】本発明に係るエア吹出管の第2実施例を示す斜
視図
【図6】図5のC−C線に沿った断面図
【図7】図2のD−D線に沿った断面図
【図8】本発明に係るエア吹出管の第3実施例を示す断
面図
【図9】本発明に係るエア吹出管の第4実施例を示す断
面図
【図10】従来のエア吹出管の構造を説明する説明図
【符号の説明】
10…エア吹出管 42…円筒管 46…四角筒管 48…空間 50…吹出スリット 52…エア吹出口 60…三角筒管 a、b、c、d、j、k、m、n…空間における広い空
間部 e f g h、o、p、q、r…空間における狭い空
間部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が圧縮エア源に連通する円筒管の外側
    に三角筒管または四角筒管を設けて二重管構造に構成し
    て前記円筒管と前記三角筒管または四角筒管との間に空
    間を形成し、前記円筒管にはその軸方向に沿って前記空
    間にエアを吹き出すエア吹出口を形成すると共に、前記
    円筒管のエア吹出口とは反対方向に位置する前記三角筒
    管または四角筒管に外部に通じるエア吹出口を形成して
    成ることを特徴とするエア吹出管構造。
  2. 【請求項2】一端が圧縮エア源に連通する三角筒管また
    は四角筒管の外側に円筒管を設けて二重管構造に構成し
    て前記三角筒管または四角筒管と前記円筒管との間に空
    間を形成し、前記三角筒管または四角筒管にはその長手
    方向に沿って前記空間にエアを吹き出すエア吹出口を形
    成すると共に、前記三角筒管または四角筒管のエア吹出
    口とは反対方向に位置する前記円筒管に外部に通じるエ
    ア吹出口を形成して成ることを特徴とするエア吹出管構
    造。
JP5144408A 1993-05-25 1993-05-25 エア吹出管構造 Pending JPH06328667A (ja)

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JP (1) JPH06328667A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348821A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Fulta Electric Machinery Co Ltd 送風機用の低騒音ファン装置
JP2009000650A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Fulta Electric Machinery Co Ltd 送風用のチャンバー

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