JPH06327692A - 高分子材料からなる刃を備えた回転式のエンドスコープ型シェーバ - Google Patents

高分子材料からなる刃を備えた回転式のエンドスコープ型シェーバ

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JPH06327692A
JPH06327692A JP6094405A JP9440594A JPH06327692A JP H06327692 A JPH06327692 A JP H06327692A JP 6094405 A JP6094405 A JP 6094405A JP 9440594 A JP9440594 A JP 9440594A JP H06327692 A JPH06327692 A JP H06327692A
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JP
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tubular
tubular body
shaver
shaver blade
end portion
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JP6094405A
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English (en)
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William F Mazurek
ウィリアム・エフ・マズレック
Warren Barett
ウォーレン・バーレット
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Linvatec Corp
Original Assignee
Linvatec Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320016Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes
    • A61B17/32002Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes with continuously rotating, oscillating or reciprocating cutting instruments

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の湾曲したシェーバブレードよりも大き
な湾曲角度で使用可能なシェーバブレードを提供する。 【構成】 回転しない細長い管状の外側のシェーバブレ
ードとともに使用される、回転式の細長い内側のシェー
バブレード60である。細長い管状の本体64、係合手段6
2、および、断手段66を有している。係合手段62が、本
体64を軸を中心としてかつ外側のシェーバブレードに対
して相対的に回転させる回転手段に、管状の本体64を選
択的に取り付けて、回転手段から管状の本体64の末端部
へとトルクを伝達し、切断手段66が、管状の本体64が回
転する際に切断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外科手術用切断器具に関
する。さらに詳しくは、内側の細長い管状切断部材とそ
の外側の細長い管状部材とを備えた外科手術用切断器具
に関する。内側の細長い管状切断部材はその軸を中心と
して回転可能であり、外側の細長い管状部材はその末端
部に切断窓を有している。切断窓は前記内側部材と協働
して、生体組織を切断し、切除し、または削り取る。そ
の結果分離された組織は、内側部材の内部空間を通って
吸い出される。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】関節
鏡を使用する外科手術や、さらに一般的には内視鏡を使
用する外科手術等、非切開外科手術(closed surgery)を
行うに際して、細長い外科用切断器具がよく使用される
ようになった。非切開外科手術においては、手術部位へ
のアクセスは、1または2以上の管状部材(portal)を使
用して行なわれる。そして、手術に使用される器具は、
その末端が手術部位に到達することができるように、細
長いものでなければならない。非切開外科手術に使用さ
れる従来の外科用切断器具のなかのあるもの(シェーバ)
は回転駆動式で、外側の真直ぐで細長い管状部材と内側
の真直ぐで細長い管状部材とを有しており、両部材は同
心状に配置されている。これらの内側および外側の部材
は別個のものであり、2つ合わせて、この分野におい
て、“ブレード"と呼ばれている。外側の部材の末端部
または側壁(または、その両方)には開口部が設けられて
おり、切断ポートまたは切断窓が構成されている。内側
の部材の末端部は、外側の部材の末端部に設けられた開
口部の近傍に位置している。内側の部材は、容易に外側
の部材の内部に挿入したり引き抜いたりすることがで
き、部品のクリーニングや交換に便利である。両部材の
基端部には、ハブまたは終端部(termination)が設けら
れている。それは、これらの部材を回転駆動手段に接続
するためのものである。内側の管状部材の末端部には、
切断手段または切断刃が設けられており、これらは、外
側の管状部材の末端部に形成された開口部を介して組織
を切断する。多くの場合(すべての場合ではない)、この
末端部の切断手段は、外側の部材の開口部と協働して、
刈り取り、切断し、または、つまみ取る。削取りバー(a
brading burr)を使用する場合等は、外側の部材に形成
された開口部は、単に組織へのアクセスを許容するため
だけのものであり、当該切断手段と他には何らの協働も
しない。本明細書において使用される“切断刃"や“切
断手段"という用語は、削取り機構(例えば、バー)や他
の機構をも含む概念であり、それらの機構が、通常の切
断動作や削取り動作およびそれと協働する切取り動作を
行うか否かとは関係ない。内側の管状部材は、基端部か
ら、その軸を中心として回転駆動される。回転駆動は、
通常は、手で保持できる駆動手段(ハンドピース)を使用
して行なわれる。ハンドピースは、本体に設けられたス
イッチを指で操作することにより制御されるか、ハンド
ピースに電力を供給するコンソールに設けられた足踏み
式スイッチを操作することにより制御される。内側の管
状部材の末端部は、行なわれるべき外科手術によって、
多様な形態を有することが可能である。そして、外側の
管状部材の末端部に形成された開口部も、内側の部材の
末端部の特定の形態と協働しうるように、多様な形態を
有する。例えば、内側および外側の管状部材は、ほんの
わずかな距離の切断、骨膜の切除、関節成形術のための
削取り、側部切断、半月形構造部の切断、トリミング、
撓骨の切除、端部切断等を行うために、様々な形態とさ
れる。そして、このような多様な形態を包括的に切断手
段と呼ぶ。切断、切除または削取りによって分離された
組織は、内側の管状部材の内部空間から吸引され、ハン
ドピースと連通する負圧チューブを介して収集される。
【0003】前述の細長い外科用の切断器具は、湾曲し
た形態とされることもできる。つまり、内側および外側
の部材の末端部の軸が合わされて当該軸が、内側および
外側の部材の基端部の軸に対して一定の角度で、オフセ
ットまたは湾曲されている。このように一定角度で湾曲
した回転式の外科用器具は、例えば、米国特許第464673
8号明細書(トロット)やヨーロッパ特許出願第0445918号
明細書(クラウゼ等)に開示されている。これらの一定角
度で湾曲したシェーバの操作は、前述の真直ぐなシェー
バとほぼ同様である。知られている一定角度で湾曲した
シェーバは、通常はオフセット角度は1つ(通常は15°)
だけである。近年、多様な角度で湾曲する回転式のシェ
ーバシステムが導入されるようになった。このシステム
においては、使用者が選択した角度に外側の管を湾曲さ
せることができ、なおも、その外側の管内に内側の管を
選択的に挿入したり、引き抜いたりすることができる。
湾曲したシェーバの曲率半径は2インチ程度である。半
径は小さいほうが好ましい。
【0004】一定角度で湾曲する、または、多様な角度
で湾曲する従来の回転式シェーバは、真直ぐな状態で
は、内側および外側の管状部材が組み立てられたとき、
内側の管状部材の基端部に設けられた内ハブが、外側の
管状部材の基端部に位置する外ハブの内部に係合する。
外ハブは、外側の管状部材をハンドピースに対してロッ
クする。内ハブは、モータの駆動シャフトと係合する。
従来の回転式シェーバのほとんどは、繰り返し使用可能
なハンドピースと使い捨てのシェーバブレードを使用し
ている。使い捨てのシェーバブレードの材料は、コスト
面で有利であることが必要であり、かつ、性能面で劣る
ものであってはならない。したがって、内ハブおよび外
ハブは、全体がプラスチック成形品である。一方、内側
および外側の管状部材は、全体が生体適合性を有する金
属(通常は、300シリーズのステンレス鋼)で作られてい
る。従来の内側の管状部材は生体適合性を有する金属で
作られているが、それは、内側の部材の末端部に鋭利な
切断手段を設ける必要があること、および、モータから
末端部の切断手段に十分なトルクを伝達する必要がある
からである。外側の管状部材は金属で作られている。こ
れは、回転する内側の部材を適切に保持し、かつ、内側
の部材の回転を阻害する湾曲や捩れを防止するためであ
る。
【0005】真直ぐな形態のシェーバにおいては、内側
の部材の細長い管状金属本体は、切断手段とともに全体
が一体成形されている。そして、金属製本体の基端部が
接着剤、熱溶着、超音波溶着、または他の方法で、プラ
スチック製のハブに取り付けられている。一定の角度で
湾曲する回転式シェーバの場合には、本体と切断手段と
の間に、連結手段が配置されている。一定角度で湾曲す
る従来の装置は、真直ぐ形態の装置に使用されるものと
同一の外側部材を採用している。ただ、この外側部材
は、湾曲可能な内側部材を受け入れるために湾曲してい
る。一方、内側の部材は、管状の金属製本体から作られ
ており、当該本体は、内ハブ、末端の金属製切断チッ
プ、および両者を連結する連結手段を有している。前述
のヨーロッパ特許出願においては、例えば、連結手段は
金属製であり、本体およびチップと一体成形されてい
る。連結手段は内側の部材の単なる一部分にすぎない。
内側の部材の円筒状表面には、回転時に湾曲することを
許容するためにレリーフ孔(relief aperture)が形成さ
れている。この実施例においては、内側の部材の管状の
金属本体は、熱溶着または他の方法で、プラスチック製
ハブに取り付けられており、前述のような真直ぐの形態
である。
【0006】一定角度で湾曲するシェーバは他のものも
知られている。このシェーバにおいては、内側の部材の
管状本体は、プラスチック製ハブに取り付けられた中空
の金属製シャフト、末端部の金属製切断チップおよび連
結手段を備えている。連結手段は互いの巻方向が逆にさ
れた複数の金属製スプリングから形成されており、本体
およびチップの間で両者に接着されている。この実施例
は、前述の米国特許第4646738号明細書(トロット)に開
示されている。
【0007】一定角度で湾曲する他のシェーバが知られ
ている。このシェーバにおいては、内側の部材は、金属
製の管状本体に接着されたプラスチック製ハブ、末端部
の金属製チップおよび連結手段を有している。連結手段
は、柔軟なプラスチックスリーブに覆われた単一のコイ
ルスプリングから形成されており、本体およびチップの
間で両者に接着されている。
【0008】多様な角度で湾曲するシェーバは、リンバ
テック社(アメリカ合衆国34643フロリダ州ラル
ゴ、コンセプト・ブールバード11311番)のメルリン
(MERLIN)の商標名のものだけが知られている。この装置
は、柔軟な内側の部材と使用者が曲げることが可能な独
特の外側の部材とを有している。内側の部材は、前述の
米国特許第4646738号明細書(トロット)に開示されたも
のと同様のものである。
【0009】知られている連結手段の欠点の1つは、角
度が25°よりも大きい場合に、高回転時に十分なトルク
を伝達することができないことである。広く認識されて
いるように、湾曲したシェーバの利点は、従来の湾曲し
たシェーバの欠点である湾曲に係る制限が克服可能にな
ったことである。それゆえ、25°よりも大きい角度で作
動可能な湾曲したシェーバが得られれば有利であろう。
【0010】従来技術における各システムにおいては、
内側の部材に沿ってモータから末端部のチップへトルク
が適切に伝達されること、および、末端部のチップの切
断刃の鋭利さが維持されること、は金属製の内側の部材
を使用することによって達成されてきた。金属製の内側
の部材はほとんど全体が、ステンレス鋼等の生体適合性
を有する金属で作られている。内側および外側の部材の
組立体が使い捨て用に製造されるとしても、これらの材
料の値段およびそれらを内側の部材へと加工するのに必
要なコストは非常に高い。真直ぐな形態のシェーバでさ
えコストが高いので、一定角度で湾曲するシェーバまた
は多様な角度で湾曲するシェーバにおけるコストは相当
に高いものとなる。それは、そのような装置のほうがさ
らに複雑だからである。知られている従来技術による湾
曲した回転式シェーバの連結手段は、適切なトルク伝
達、高回転での作動を支持するのに十分な潤滑性、およ
び十分な鋭利性を満たすように組み立てると、比較的複
雑となる。スプリング、ベアリングスリーブ、管状本
体、切断チップ等の構成要素およびそれらの組立体の数
が増加すると、装置のコストも増加する。真直ぐな形態
および湾曲した形態の回転式シェーバシステムを少数の
および(または)経済的な使捨て要素で組み立てることが
できれば有利であろう。
【0011】知られている湾曲したシェーバは、満足な
トルクを切断チップに伝達しながら許容できる湾曲量に
制限がある。この制限は約20°〜25°である。したがっ
て、25°よりも大きな角度で湾曲しつつ作動可能な湾曲
シェーバを得ることが望ましい。
【0012】回転式シェーバに課せられる他の要求は、
内側の部材と外側の部材との間の許容差を小さく維持し
て、作動効率を最大にすることである。明らかに、この
ような小さな許容差は、熱や摩耗を引き起こす摩擦を最
小限に止どめることにより達成される。このことは、一
般に、潤滑剤やベアリング面(bearing surface)を使用
して行なわれている。いずれの場合にも、装置のコスト
は増加する。湾曲したシェーバシステムの場合には、ベ
アリング面を使用する必要性がさらに高い。また、湾曲
したシェーバのうちのあるものは、内側の部材が外側の
管の内部で湾曲できるような形状である。これにより、
内側の部材の連結手段表面に隙間が生じることがある。
この結果、内側の部材の内部空間の負圧が減じられ、当
該内部空間を通して装置が組織片を吸い出す能力が低下
する。このことは、内側の部材の連結手段の湾曲部を高
分子材料からなる柔軟なスリーブで覆い、湾曲機能を維
持しつつすべての隙間をシールすることにより解決でき
る場合もある。一定角度で湾曲したあるシェーバにおい
ては、スプリングを中実壁を有する高分子材料製スリー
ブに埋めれば、周囲を囲うベアリングスリーブは不要に
なる。しかし、そのような湾曲可能な部分は、他の湾曲
可能手段の場合よりも、トルク伝達能力が劣る。許容差
を小さく維持すること、適切な潤滑、および負圧シーリ
ングの必要性が、従来のシェーバのコストを増加させ、
複雑さを増加させている。したがって、これらのパラメ
ータに関連する不利益を最小に抑えうる内側の部材の得
ることができれば、有利であろう。
【0013】知られている湾曲したシェーバに使用され
ている回転式の内側の部材は、真直ぐで湾曲不可能な同
等の内側部材と比較して、より高価であるかまたはトル
ク伝達能力が劣る。従来技術による湾曲可能な内側部材
は、真直ぐなものと比べて、著しくトルク伝達能力が劣
る(ほとんど50%)。この原因は連結手段に因るところが
大きい。このような相異があるにもかかわらず、これら
のシステムの製造業者は、真直ぐ形態および湾曲形態の
両方の内側部材を製造する必要があり、創作活動上の好
ましくない重荷となっている。従って、従来の湾曲不可
能な内側の部材よりもコストが低く、トルク伝達能力の
低下を招くことなく真直ぐな外側部材または湾曲した外
側部材のいずれに対しても使用可能である、細長い回転
式の管状の内側部材を得ることができれば有利であろ
う。
【0014】本発明の目的は、少なくとも管状の本体は
非金属であって生体適合性を有する高分子材料または複
合材料からなる細長い回転式の管状の内側部材を提供す
ることである。このような高分子材料または複合材料
は、内側部材のハブに容易に接着することができ、従来
の金属材料よりも低いコストで入手し、加工することが
できる。
【0015】本発明の他の目的は、その一部または全体
(つまり、ハブ、管状本体および切断チップ)が単一の製
造工程で製造可能な、細長い回転式の管状の内側部材を
提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、1または2以上の主
要な構成要素(つまり、ハブ、管状本体および切断チッ
プ)が一体的に形成されている、回転式の管状の内側部
材を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、内側部材組立体が外
側部材の内部で、別の潤滑手段やベアリング手段を必要
とすることがなくなるような材料で、内側部材の管状本
体が作られている、回転式の管状の内側部材を提供する
ことである。
【0018】本発明の他の目的は、別の潤滑手段やベア
リング手段を使用しなくとも十分な潤滑性を有してお
り、ハブおよび末端部のチップに接着することができ、
生体適合性を有する高分子材料または複合材料で、管状
本体と連結手段とが一体的に成形されており、これによ
り、3つ以下の構成要素で構成することができる、回転
式の柔軟な管状の内側部材を提供することである。
【0019】本発明の他の目的は、真直ぐの形態および
湾曲した形態のいずれにおいても使用可能な、回転式シ
ェーバ用の管状の使捨て内側部材を提供することであ
る。
【0020】本発明の他の目的は、従来の湾曲したシェ
ーバの場合よりも大きな湾曲角度(つまり、25°よりも
大きな湾曲角度)で使用可能な、回転式の柔軟な管状の
内側部材を提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、湾曲した回転式のシ
ェーバシステムにおいて使用される、細長い回転式の管
状の内側部材を提供することである。この内側部材の基
端部と末端部との間に配置される連結部材は、管状本体
と一体的に形成された無孔の部材である。
【0022】本発明の他の目的は、生体適合性を有する
高分子材料または複合材料からなる管状本体を有する、
細長い管状の外側部材を提供することである。このよう
な材料を使用する外側部材は、真直ぐな形態であっても
湾曲した形態であっても、細長い回転式の内側部材とと
もに使用することができる。
【0023】本発明の他の目的は、医療器具において従
来使用されている殺菌消毒方法のうちの少なくとも1つ
によって殺菌消毒することが可能な高分子材料または複
合材料を使用して、回転式シェーバの内側部材および外
側部材を提供することである。
【0024】
【発明の開示】本発明の好ましい実施例により、前記の
目的が達成される。好ましい実施例は、回転しない細長
い外側のシェーバブレードとともに使用される回転式の
細長い内側のシェーバブレードに関する。内側のブレー
ドは、非金属製の細長い管状本体を備えており、当該本
体には基端部と末端部とがある。係合手段(ハブ)が管状
本体の基端部に取り付けられており、当該係合手段は、
管状本体を外側のブレードに対して相対的に回転させる
手段に管状本体を接続する。管状本体の末端部には、切
断手段が設けられている。一実施例においては、非金属
製の管状本体と係合手段(ハブ)とは一体的に形成されて
いるか、または、単一のユニットとして組み上げられて
いる。そして、このユニットの末端部に切断手段が取り
付けられる。また、非金属製の管状本体と切断手段とが
一体的に成形されて、係合手段(ハブ)が基端部に取り付
けられてもよい。他の実施例においては、本体、ハブお
よびチップ(切断手段)が、単一のユニットとして一体成
形されてもよい。 以上の多様な実施例において使用さ
れるのに適切な材料は、柔軟性および捩り強さに関して
特定の性質を有し、生体適合性を有するすべての高分子
材料または複合材料である。高分子材料としては、例え
ば、レクサン(Lexan、登録商標)(ポリカーボネート樹脂
組成物)およびウルテム(Ultem、登録商標)(ポリエーテ
ルイミド樹脂組成物)、PEEK(ポリエーテルエーテルケト
ン)または前記性質を有する他のすべての熱可塑性およ
び熱硬化性の材料がある。複合材料としては、適切な樹
脂基体に、多様な充填材や補強繊維等を加えたものがあ
る。ただし、それらの複合材料を使用して得られる最終
製品が満足な柔軟性および捩り強さを有することが条件
とされる。適切な複合材料の例としては、ポリウレタン
樹脂の基体に補強材としてケブラー(Kevlar、登録商標)
繊維を加えたものがある。
【0025】さらに本発明は、適切な高分子材料または
複合材料から作られた管状の外側部材に関する。外側部
材の様々な部分(本体、ハブ、窓)は、内側部材と同様に
して前述のように作られる。
【0026】また、本発明は、回転式シェーバの製造方
法に関する。本発明の方法は、剪断強さがほぼ10000〜7
5000ポンド/(インチ)2である高分子材料または複合材
料を用意する工程、この材料を基端部と末端部を有する
細長い管状の本体に形成する工程、および、基端部に係
合手段を取り付ける工程を含む。内側部材の製造におい
ては、係合手段は、当該内側部材を回転手段に取り付け
るための手段であり、当該方法はさらに、切断手段を内
側部材の末端部に取り付ける工程を含む。外側部材の製
造においては、係合手段は、当該外側部材を回転しない
ハンドピースに取り付けるための手段であり、当該方法
はさらに、窓部を外側部材の末端部に形成する工程を含
む。
【0027】
【実施例】図1に示しているように、従来の湾曲した回
転式外科用器具は、ハンドルまたはハンドピース30、回
転可能な管状の柔軟でトルク伝達可能な内側部材22、お
よび管状の剛体である外側部材またはシース32を備えて
いる。従来の管状の内側部材22および外側部材32は金属
製であるが、本発明に係る内側部材および(または)外側
部材は非金属製である。内側部材22はプラスチック製ハ
ブつまり係合手段44、剛体である管状本体19、可撓性を
有する柔軟な連結部材20、および末端部の切断手段31を
有している。連結部材20は、前述のトロットの特許明細
書に開示されているように、同心状の3つのコイルばね
を有しており、これらは高分子材料からなる管状のスリ
ーブ16内に収容されている。外側部材32は、プラスチッ
ク製ハブつまり係合手段42、剛体である管状の本体34、
および末端部の開口窓部を有している。図1に点線で示
されているように、柔軟でトルク伝達能力を有する内側
部材22が、外側部材32の内側を摺動する。そして、内側
部材22の末端部40にある回転式の切断手段31が、剛体で
ある外側部材32の末端部36にある切断窓38の近傍に位置
する。
【0028】この器具の組立ては、内側部材22の末端部
40を、外側部材32のハブ42の基端部に挿入し、ハブ42を
ハンドピース30内の凹部56内に摺動挿入して、ハブ44を
ハンドピース内の対応する凹部53に係合させ、かつ、モ
ータ48のシャフト46をハブ44に係合させることにより行
なわれる。こうして、回転式の内側部材22を外側部材32
内に係合するとともに、切断手段31を外側部材32の末端
部に露出させる。つづいて、モータ制御手段58によりモ
ータ48が駆動されると、トルクを伝達する内側部材22が
回転し、切断手段31は回転しない窓部38に対して相対的
に回転する。こうして、有効な切断器具が構成される。
手術部位から不要物を引き出し、または流し出すため
に、吸引または吸出しが54に提供される。吸出しは、内
側部材22の全長に渡って延びる内部空間およびハブ44内
のポート50を経てハンドピース30内の流路52から行なわ
れる。
【0029】従来技術の装置においては、液体を透過さ
せないスリーブ材16が、可撓性連結部材20を覆って、ベ
アリングとして機能する。また、このようなスリーブ材
16により、連結部材20に隙間やスリットや開口部が発生
した場合であっても、内側部材22の基端部に作用する吸
引または吸出しが、末端部にまで有効に作用する。内側
部材22の柔軟な(可撓性の)連結部材20は、実質的に円周
方向に延びる多数のスリットを有している。このスリッ
トは螺旋状に巻かれたワイヤ間に生じるものである。し
たがって、もしスリーブ材16がなければ、末端の切断窓
が詰まったり、遮断された場合には、“ガス漏れ"のご
とき状態、つまりカバーできない負圧の損失が起こる。
従来技術によるすべての連結部材は、このような特性に
注意する必要がある。それは連結部材には隙間があるか
らである。
【0030】以上の説明は、従来技術の装置に関するも
のである。本発明はそのような従来技術の装置を改良し
たものであり、好ましい実施例が図2に示されている。
本発明の装置は、非常に簡単化された管状の内側部材60
を有している。内側部材60は、基端部のプラスチック製
ハブ62、非金属製の細長い管状の本体64、および末端部
の金属製の切断手段66を有している。切断手段66は切断
刃68を有している。ハブ62は、従来の内側部材にも使用
されているポリカーボネート製の通常のものである。後
述の図7に示される他の実施例から解るように、本発明
においては、基端部が簡単化されており、従来のような
ハブに代えて一体的に形成された係合手段を使用してい
る。本体64は、管状であって隙間のない中実の壁からな
る。本体64は、柔軟な非金属材料から作られている。こ
の材料は、内側部材60が軸を中心として回転して、ハブ
62を介してトルクをモータから切断手段66に伝達するこ
とを許容する。回転速度は、0〜数千rpmまで変化させ
ることができる。切断手段66は、管状の本体64と一体成
形された非金属性のものであってもよく、別個の金属製
または非金属性の要素であってもよい。切断手段66に課
せられる主要な要求は、切断刃68を有すること(切断刃
はどのような形状であってもよく、図3に示されるよう
に複数の歯を有するものや、直線状のものであっても
い)、および、管状の本体64の末端部にしっかりと取り
付けられている(接着でも他の方法でもよい)ことであ
る。切断手段66が、しっかりと取り付けられていれば、
内側部材は十分なトルクを伝達して所望の機能を達成で
きる。好ましい実施例においては、切断手段66は非摩耗
性のステンレス鋼から作られた別個の部材である。この
別個の部材(シェルともいう)は、従来からあるもので、
円筒管状の本体の末端部に曲面からなる前端を有してお
り、円筒管状の本体の基端部には開口する後端を有して
いる。本発明において使用するのに好適な切断手段66の
3つの異なる実施例が、図4、図5および図6に示され
ており、それぞれ、66a、66b、66cで示されている。各
切断手段66a、66b、66cは、それぞれ、円形の末端部68
a、68b、68c、円筒壁70a、70b、70c、および基端部72
a、72b、72cを有している。円形の末端部68a、68b、68c
は、ある実施例においては、除去または省略することが
できる。除去または省略は、従来の回転式シェーバの切
断刃(図示せず)の製造工程で行う。また、多様な切断刃
を円筒壁70a、70b、70cに形成することもできる。切断
手段66の内径74は、切断手段66に取り付けられる管状の
内側部材60の内部空間の直径とほぼ同じ大きさである。
シェルの基端部72a、72b、72cは、管状の内側部材60の
末端部と係合し接合される。接合は、シェルの基端部
を、管状の非金属製内側部材の端部の周囲に係合させた
り(図4に示される端部72aの場合)、内部に挿入したり
(図5に示される端部72cの場合)して行なわれる。いず
れの場合にも、シェルおよび内側部材の向かい合う1ま
たは2以上の表面が接合部を形成し、接合部を形成する
表面には凹凸が付けられたり、その他の方法で、接合強
度を高めている。また、図6に示すように、何らかの機
械的な連結手段を採用することもできる。図6において
は、シェルの基端部72cの周壁の一部が除去または省略
されて直線的な部分が形成されている。この基端部は、
この後、管状の内側部材に形成された対応する形状の末
端部(図示せず)と係合する。この独特と接合形態におけ
る向かい合う面は、互いに接着される。必要であれば、
円筒状のスリーブ材(金属製、高分子材料製、または複
合材料製)を任意に用い、これをシェルおよび内側部材
の両方に取り付けて接合強度を高めてもよい。図6に
は、このスリーブ材が破線76で示されている。このスリ
ーブ材は、別個の要素であってもよいし、金属製の切断
シェルとともに射出成形で製造されても、非金属製の切
断シェルと一体的に成形されてもよい。切断手段および
管状部材のいずれを連結する接着材またはエポキシも、
生体適合性を有していなければならないことは明白であ
る。多様な切断手段66は、多数の形態の切断手段が本発
明において使用するのに適しているということを説明す
る目的のためだけに示されている。所望のサイズ、材料
およびトルク強度を選択するために、特定の切断手段が
選択される。
【0031】従来技術による装置においては、湾曲しつ
つトルクを伝達するために、柔軟な連結部材の周囲にス
リーブ材等のカップッリングが必要であったが、本発明
によれば、柔軟な連結部材の周囲にそのようなカップリ
ングを設ける必要がない。本体64に隙間がないため、従
来技術による湾曲したシェーバにおいて見られた不都合
を回避することができるからである。つまり、内側部材
が湾曲したときでも、装置の吸出し作用に悪影響を及ぼ
す隙間またはスリットが発生しない。
【0032】管状の本体64は、柔軟であり、全長に渡っ
て湾曲することができる。しかし、本体64のうちのどの
部分が実際に図3に示されるように湾曲するのかは、内
側部材60が挿入される外側部材がどのように湾曲してい
るかによって決まる。管状の内側本体は柔軟であるか
ら、外側部材がどのように湾曲しても追従することがで
きる(ただし、内側の管状本体の材料の柔軟性の限界ま
でである)。それは、たとえ2以上の方向(S字型のごと
く)に湾曲した場合であっても同じである。そして、な
おもトルクを末端部にまで伝達することが可能である。
ここに示した好ましい実施例においては、高分子材料ま
たは複合材料からなる管状本体を有する非金属製の内側
部材と、ステンレス鋼からなる本体を有する従来の湾曲
可能な外側部材とが協働するが、本発明に係る内側部材
は、金属製または非金属製の外側部材のいずれとも、共
に用いることができる。つまり、外側部材の材料として
湾曲可能な高分子材料または複合材料を採用することも
できる。ただし、この場合には、外側部材に使用される
材料の柔軟性は、内側部材に使用される材料の柔軟性よ
りも小さくなければならない。内側部材と外側部材との
相対的な剛性は、多様な方法で変化させることができる
が、その方法は当業者には理解できるであろう。壁部の
厚さや材料を変化させることも、内側部材と外側部材と
の相対的な剛性を変化させる方法の1つである。
【0033】本発明の他の利点は、湾曲したシェーバに
使用するのと同一構造の内側部材を、真直ぐな形態のシ
ェーバに対しても使用できるということである。それ
は、本発明の内側ブレードの製造コストが、従来の真直
ぐな内側部材の製造コストよりも低いからである。既知
の湾曲した形態の内側部材を、真直ぐな形態において使
用することも可能であるが、コスト面で非現実的であ
る。
【0034】本発明の原理によれば、多様な材料を管状
の内側部材および(または)外側部材に使用することがで
きる。これらの材料は、おおきく分けて、高分子材料と
複合材料とに分類することができる。前者は、多数の熱
可塑性材料および熱硬化性材料を含むものであり、均質
である点において後者と区別できる。複合材料は、均質
でないと考えられる。なぜなら、複合材料は母材または
樹脂基体に充填材や補強材を加えた混成物だからであ
る。本発明に係る内側の管を形成するのに適した材料
は、高強度の高分子材料または複合材料の一群から選択
される。これらの材料は、捩り荷重を伝達するのに十分
な剪断強さを有している(つまり、通常の使用では破壊
しない)。さらに、曲げられた状態における曲げモーメ
ントが十分に小さく、非金属製の管状内側部材が、湾曲
した管状外側部材内に挿入された場合にも、過度の摩擦
を生じない。さらに、内側部材に使用される材料は、ハ
ブまたは係合手段に取付け可能なものであるか、ハブま
たは係合手段と一体形成可能なものでなければならな
い。これは、内側部材を駆動モータに接続するためであ
る。さらに、内側部材に使用される材料は、切断シェル
内に取付け可能なものであるか、切断シェルと一体成形
可能なものでなければならない。
【0035】内側部材に使用される前記材料は、外側部
材に使用される材料としても適切である。しかし、外側
部材に使用される材料には、異なる要求も課せられる。
例えば、内側部材とは異なる非金属材料が使用される。
その理由は、例えば、管状の外側部材は、内側部材と同
じ捩り荷重を伝達しうる必要はないからである。
【0036】管状の内側本体64の材料としては、以下に
述べるいくつかの高分子材料が適切であることがわかっ
た。それらの材料はすべて、同様の特性を有している。
たとえば、末端部が真直ぐな部分の軸に対して25°より
も大きい角度で湾曲(曲率半径は2インチ)することがで
きる程度の柔軟性を有しており、かつ、その状態で軸を
中心としてほぼ数千rpmの速度で回転することが可能で
ある。内側部材は、25°に湾曲した外側部材内に容易に
挿入したり、引き抜いたりするのに十分な柔軟性を有し
ているが、外側の管があまりに大きく曲げられた場合に
は、内側部材を引き抜くために、外側の管を幾分か真直
ぐな状態へと戻してやる必要がある。内側部材の材料
は、湾曲した状態において、または一般に、内側と外側
の部材間の摩擦および熱の発生を防ぐのに十分な潤滑性
を有している。内側部材60の管状本体を作るには、1000
0〜75000ポンド/(インチ)2の剪断強さを有する高分子
材料が適切であることがわかった。図面に示されている
ような特定の形態を有するものにおいては、内側部材の
管状本体の壁部厚さと捩り強さとの間には関連がある。
すべての材料において、捩り強さは壁部の厚さに比例す
る。したがって、特定の適用に対して、多様な捩り強さ
のうちの適切な値を、前述の制限値以下の剪断強さを有
する材料を使用して、単に管状本体の寸法を変化させる
だけで実現できる。
【0037】ステンレス鋼(301 SS hypodermic)、高分
子材料および複合材料の様々な材料特性を表1に示す。
なお、PAEKの剪断強さの値は推測値(estimate)である。
【表1】
【0038】ステンレス鋼の特性は、単に参考として、
従来技術の回転式シェーバの特性を明らかにするために
示している。レクサン121(Lexan 121)、ウルテム1000(U
ltem1000)、ウルトラペック(Ultrapek、PAEK)およびPEE
Kの様々な高分子材料(PAEKはポリアルファエーテルケト
ンを、PEEKはポリエーテルエーテルケトンを示してい
る)および複合材料(ベクトラ(Vectra)A130)(Vectraは登
録商標)は、本発明に使用するのに適した材料の例を幾
つか示すことのみを目的として表に掲げられている。表
1に掲げられているものが適切な材料のすべてではな
い。ベクトラは、後述するように液晶高分子(liquid cr
ystal polymer)であるが、複合材料と考える。それは、
この材料は幾分独特であって、本明細書においては複合
材料という語を広い概念として使用しているからであ
る。
【0039】デザインによって決まる特性である様々な
パラメータを表2に示す。
【表2】
【0040】これらのパラメータは、様々な寸法の管を
具現化したときに、特定の材料特性に因って決まる。表
2には、表1に掲げられた材料からなる管の任意の寸法
が(外径×内径)(インチ)で示されている。曲げモーメン
トは15°湾曲したときの値であり、PAEKの捩り強さの値
は推測値(estimate)である。ステンレス鋼は301 SSであ
る。管について特定の寸法が決められると、通常の計算
方法によって、慣性モーメント、極慣性(polar inerti
a)、断面係数、曲げモーメント、撓み荷重、および捩り
強さが計算される。表2は、高分子材料または複合材料
が、ある種の金属製の管と同等の大きなトルクを伝達し
うることを明確に示している。後述の様々な実施例にお
いて示されるように、管状の内側部材の基端部から切断
シェルまでトルクを伝達する能力は、切断シェルと管状
部材との接着に大きく依存する。以下の実施例に示され
るように、トルク伝達能力を高めるために、他の取付け
方法を採用することもできる。
【0041】以下に説明する実施例においては、本発明
により得られる利点を説明するために、表に掲げられた
高分子材料のうちのいくつかを使用している。以下の実
施例においては、湾曲する部分における管状の内側部材
および外側部材の間には、インディアナ州ワルシャワの
ツィマー(Zimmer)社のZルーブ(Z-Lube)潤滑剤が塗布さ
れている。このような潤滑剤は、本発明の目的を達成す
るために必要である場合も、そうでない場合もある。高
分子材料や複合材料のなかには、湾曲可能であって、し
かもそのときの性能を高めるために潤滑剤を要しないと
いう、好ましい特性を有するものがある。このような潤
滑性は、摩擦係数の小さいコーティングやベアリングス
リーブ等を用いて付与される。
【0042】実施例1 標準的な高分子材料加工技術により、ポリカーボネート
(レクサン121)製の管が押出し成形された。この管のお
およその寸法は、外径が0.132インチで、内径が0.093イ
ンチであった。管の末端部の内径部に、ほぼ2mmの長さ
の肩部が機械的に加工され、その肩部が14cmの長さまで
切断された。通常のサイズ(長さ0.375インチ、外
径0.1305インチ、内径0.115インチ)の非摩耗性ス
テンレス鋼からなる切断シェルが、内側の管の末端部の
肩部に、エポキシを使用して接着された。シェルの基端
部は円筒状で、肩部が設けられていた。この肩部は、管
の末端部に形成された肩部と適合するサイズであった
(図4参照)。標準的な射出成形により成形されたポリカ
ーボネート製の内側駆動ハブが、内側の管の基端部に、
エポキシを使用して通常の技術で接着された。この通常
の技術は製造業者(トラボンド(Tra-Bond)社、マサチュ
ーセッツ州、メドフォールド、ノース・ストリート 55)
がエポキシ#FDA-22と呼んでいる技術である。この内側
の管の組立体が5つ製造された。そして、それぞれが、
金属製の外側の管の組立体内に配置された。外側の管
は、25°の角度で湾曲しており、曲率半径は2インチで
あった。そして、内側の管は、ほぼ1000rpmの速度で4
〜5分回転させられた。次に、内側の管の組立体は、15
°に曲げられた外側の管の組立体内に配置され、通常の
トルク試験装置内で、破壊するまでトルク試験を行い、
捩り強さが測定された。破壊時の平均の負荷トルクは、
ほぼ2.2ポンド・インチ(in-lb)であった。破壊は、シェ
ルのエポキシで接着された部分に起こった。
【0043】実施例2 実施例1の場合と同様の技術が同様の材料に対して施さ
れた。ただ、内側の管の肩部が、末端部の外径側に形成
されていたことだけが実施例1と異なっていた。この組
立体が5つ製造され、実施例1の場合と同様にして試験
が行なわれた。破壊時の平均の負荷トルクは、ほぼ2.5
ポンド・インチであった。破壊は、シェルのエポキシで
接着された部分に起こった。
【0044】実施例3 実施例2の場合と同様の技術が同様の材料に対して施さ
れた。ただ、標準的な射出成形により成形された内側駆
動ハブが、内側の管の基端部に、接着剤をを使用する技
術で接着されたことだけが実施例1と異なっていた。こ
の技術は製造業者(ロクタイト(Loctite)社)がアドヘイ
シブ#403と呼んでいる技術である。この内側の管の組
立体が標準的な外側の管の組立体内に配置された。この
組立体が5つ製造され、実施例1の場合と同様にして試
験が行なわれた。破壊時の平均の負荷トルクは、ほぼ1.
0ポンド・インチであった。破壊は、シェルの接着剤で接
着された部分に起こった。
【0045】実施例4 標準的な高分子材料加工技術により、ポリエーテルイミ
ド(ウルテム1000)製の管が押出し成形された。この管の
おおよその寸法は、外径が0.128インチで、内径が0.093
インチであった。管の末端部の外径部に、ほぼ2mmの長
さの肩部が機械的に加工され、その肩部が14cmの長さま
で切断された。非摩耗性ステンレス鋼からなる切断シェ
ルが、内側の管の末端部の肩部に、エポキシを使用して
接着された。標準的な射出成形により成形されたポリカ
ーボネート製の内側駆動ハブが、内側の管の基端部に、
エポキシを使用する技術で接着された。この技術は製造
業者(トラボンド(Tra-Bond)社)がエポキシ#FDA-22と呼
んでいる技術である。この内側の管の組立体が5つ製造
された。そして、それぞれが、金属製の外側の管の組立
体内に配置された。外側の管は、ほぼ25°の角度で湾曲
しており、曲率半径は2インチであった。実施例1の場
合と同様に回転させられ、同様に破壊して試験が行なわ
れた。破壊時の平均の負荷トルクは、ほぼ1.6ポンド・イ
ンチであった。破壊は、シェルのエポキシで接着された
部分に起こった。
【0046】実施例5 実施例4の場合と同様の技術が同様の材料に対して施さ
れた。ただ、金属製の切断シェルが内側の管の末端部に
接着剤で接着され、そして、内側駆動ハブが内側の管の
基端部に接着剤を使用する技術で接着されていたことだ
けが実施例4と異なっていた。この技術は製造業者(ロ
クタイト(Loctite)社)がアドヘイシブ#403と呼んでい
る技術である。この組立体が5つ製造され、実施例1の
場合と同様にして破壊試験が行なわれた。破壊時の平均
の負荷トルクは、ほぼ1.3ポンド・インチであった。破壊
は、シェルの接着剤で接着された部分に起こった。
【0047】実施例6 ゼウス(Zeus)社(サウスカロライナ州、オレンジバーグ)
からPEEK製の管を入手した。この管のおおよその寸法
は、外径が0.125インチで、内径が0.093インチであっ
た。管の末端部の外径部に、肩部が機械的に加工され、
その肩部が適切な長さまで切断された。非摩耗性ステン
レス鋼からなる切断シェルが、内側の管の末端部の肩部
に、エポキシを使用して接着された。標準的な射出成形
により成形された内側駆動ハブが、内側の管の基端部
に、エポキシを使用する技術で接着された。この技術は
製造業者(トラボンド(Tra-Bond)社)がエポキシ・モデル
#FDA-22と呼んでいる技術である。この内側の管の組立
体が5つ、標準的な金属製の外側の管の組立体内に配置
された。そして、破壊試験が行なわれれ、捩り強さが測
定された。破壊時の平均の負荷トルクは、ほぼ1.0ポン
ド・インチであった。破壊は、シェルのエポキシで接着
された部分に起こった。
【0048】実施例7 実施例4および実施例6のウルテム製の管およびPEEK製
の管が回収され、各管の接着部分が浄化された。各管の
末端部に形成された肩部に、金属製の切断シェルが他の
エポキシを使用して接着された。使用されたエポキシ
は、ニュージャージー州、ハッケンサックにあるマスタ
ーボンド(Master Bond)社のEP21 LVであった。ウルテム
製の管は、4つのサンプルの平均値で1.98ポンド・イン
チのトルクが負荷されたときに破壊した。一方、PEEK製
の管は、4つのサンプルの平均値で1.76ポンド・インチ
のトルクが負荷されたときに破壊した。破壊は、シェル
の接着された部分に起こった。
【0049】幾つかの複合材料は、外側の管本体および
内側の管本体の材料として適切であると認められた。ケ
ブラーと樹脂とからなる複合材料は、適切な複合材料の
一例である。種々のセラミック材料もまた、適切な材料
である。一般に、複合材料は、少なくとも高分子材料と
同等の高い柔軟性を有しており、さらに、異方性の分子
配列構造に形成することができる。分子の配列が異方性
である材料は、大きな角度で湾曲することを許容しつ
つ、良好なトルク伝達能力を実現できる。複合材料は、
一般的に、樹脂または他の非金属の高分子材料からなる
基体に、充填材を加えたものである。充填材は、ガラ
ス、ガラス繊維、金属の粒子またはストランド、カーボ
ン、セラミック、他の高分子材料等である。本明細書に
おいて使用される“非金属"という語は、金属の充填材
や補強材を有する複合材料をも含む概念である。
【0050】実施例8 外径がほぼ0.125インチ、内径がほぼ0.100インチの複合
材料からなる管が、ケブラー繊維を使用して製造され
た。この管が保持手段に取り付けられ、破壊するまでト
ルク試験が行なわれた。破壊は、3.0ポンド・インチで生
じた。
【0051】本発明の1つの利点は、管状本体の材料で
ある高分子材料または複合材料を使用してハブおよび切
断チップを作ることが可能なことである。こうして、内
側部材の全体が同一の材料から型成形することができ
る。適切な製造工程の例としては、押出し成形、型成
形、真空充填(vacuum bagging)、高分子材料によるプ
リプレグ、積層、ダイによる切断、熱成形等がある。本
明細書においては、これらのすべての工程を“型成形"
と呼ぶ。なぜなら、それらはすべて、無定形の流動材料
を、工具またはダイを使用して、個別の形状に形成する
ものだからである。少なくともハブと管状本体の一体成
形品(この一体成形品に切断チップが取り付けられる)を
製造するのに適した複合材料の1つにベクトラがある。
ベクトラは、ニュージャージー州、チャタムにあるホウ
クスト・セラネス(Hoechst Celanese)社の液晶高分子で
ある。この材料を使用すれば、高分子材料からなるニッ
トを使用せずに、細くて長い管を容易に射出成形するこ
とができる。他の多くの高分子材料においては、細くて
長い管を製造するために、そのようなニットが必要であ
る。本発明の他の実施例が、図7(a)および7(b)に示さ
れている。この実施例においては、全体が型成形可能な
内側部材80および外側部材82が開示される。従来の内側
部材および外側部材に使用されるハブの代わりに、内側
および外側の管状本体88、90と一体的に形成された係合
手段84、86が採用されている。“係合手段"という語
は、84および86で示されている一体的な手段はもとよ
り、従来のハブをも含む広い概念である。係合手段84、
86と協働するハンドピースは図示されていないが、当業
者であれば容易に製造することができる。
【0052】係合手段84は、本体88の基端部に一体的に
形成された6角形の部分である。このように直線で囲ま
れた形状は、ハンドピースおよびモータの駆動シャフト
に取り付けられたソケット(図示せず)によって容易に駆
動される。ソケットの形状は、係合手段88と対応する形
状とされている。末端のチップ92に、切断刃(図示せず)
を取り付けると、内側部材として機能することができ
る。外側の管82は、末端部に係合手段86を有している。
係合手段86は、バイオネット(bayonet)タイプのロック
機構であってもよい。フランジ96に形成されたキー94に
より、外側の管またはバイオネットロック機構86は、適
切な方向に向くことができる。適切な切断窓を、外側の
管82の末端部に形成すると、全体がユニットとして機能
することができる。
【0053】選択される材料は、等方性のものであって
も、異方性のものであってもよい。等方性材料の剪断強
さは、すべての方向において均一である。一方、異方性
材料においては、横方向の剪断強さが、例えば軸方向
(縦方向)の剪断強さよりも弱い。したがって、異方性の
材料の方が、湾曲しながらトルクを伝えるのに適してい
る。このような特性は、複合材料において見られるが、
本発明の範囲は、特定の材料が使用されているか否か、
またはその材料が特定の分子配列を有するか否かによっ
て限定されるものではない。
【0054】ここに開示された本発明の好ましい実施例
に対して、その技術的思想および範囲から逸脱すること
なく、多数の変更および改善をなしうることを、当業者
には理解できるだろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハンドピース、ハブを備えトルク伝達が可能
な内側部材、および内側のハブに対応するハブを備えた
外側の非回転式のシースを有する従来の装置の一部破断
分解図である。
【図2】 本発明にしたがって製造された回転式の内側
部材が真直ぐな形態にある場合を示す側面図である。
【図3】 図2に示された内側部材が湾曲した形態にあ
る場合を示す側面図である。
【図4】 回転式の非金属製内側部材の末端部に取り付
けられる切断シェルの断面図である。
【図5】 回転式の非金属製内側部材の末端部に取り付
けられる切断シェルの他の例を示す断面図である。
【図6】 回転式の非金属製内側部材の末端部に取り付
けられる切断シェルの他の例を示す断面図である。
【図7】 内側および外側の非金属製ブレードの他の例
を示す概略図である。
【符号の説明】
16 スリーブ 19 本体 20 連結部材 22 内側部材 30 ハンドピース 31 切断手段 32 外側部材 34 本体 36 末端部 38 窓部 40 末端部 42 ハブ 44 ハブ 46 モータシャフト 48 モータ 50 ポート 52 流路 53 凹部 56 凹部 58 モータ制御手段 60 内側部材 62 ハブ 64 本体 66 切断手段 66a 切断手段 66b 切断手段 66c 切断手段 68 切断刃 68a 円形の末端部 68b 円形の末端部 68c 円形の末端部 70a 円筒壁 70b 円筒壁 70c 円筒壁 72a 基端部 72b 基端部 72c 基端部 74 内径 80 内側部材 82 外側部材 84 係合手段 86 係合手段 88 本体 90 本体 94 キー 96 フランジ 98 切断窓
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図3】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォーレン・バーレット アメリカ合衆国34221フロリダ州パルメッ ト、パルメット・ポイント・ドライブ5308 番

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しない細長い管状の外側のシェーバ
    ブレード(32)とともに使用される、回転式の細長い内側
    のシェーバブレード(60)であって、 非金属製で、トルクを伝達可能で、基端部と末端部とを
    有する細長い管状の本体(64)、 前記管状の本体(64)の基端部に設けられた取外し可能な
    係合手段(62)、および、 前記管状の本体(64)の末端部に設けられた切断手段(6
    6)、を有しており、 前記係合手段(62)が、前記管状の本体を軸を中心として
    かつ前記外側のシェーバブレードに対して相対的に回転
    させる回転手段(48)に、当該管状の本体(64)を選択的に
    取り付けて、回転手段(48)から管状の本体(64)の末端部
    へとトルクを伝達し、 前記切断手段(66)が、前記管状の本体(64)が回転する際
    に切断を行う、内側のシェーバブレード(60)。
  2. 【請求項2】 前記非金属製の管状の本体(88)と前記係
    合手段(84)とが一体的に形成されている請求項1記載の
    内側のシェーバブレード(60)。
  3. 【請求項3】 前記非金属製の管状の本体(64)と前記切
    断手段(66)とが一体的に形成されている請求項1記載の
    内側のシェーバブレード(60)。
  4. 【請求項4】 前記非金属製の管状の本体(88)、前記係
    合手段(84)、および前記切断手段(66)が一体的に形成さ
    れている請求項1記載の内側のシェーバブレード(60)。
  5. 【請求項5】 前記管状の本体(64)が高分子材料からな
    る請求項1記載の内側のシェーバブレード(60)。
  6. 【請求項6】 前記管状の本体(64)がセラミック材料か
    らなる請求項1記載の内側のシェーバブレード(60)。
  7. 【請求項7】 前記管状の本体(64)が複合材料からなる
    請求項1記載の内側のシェーバブレード(60)。
  8. 【請求項8】 前記管状の本体(64)が押出し成形で成形
    されている請求項1記載の内側のシェーバブレード(6
    0)。
  9. 【請求項9】 前記管状の本体(64)が射出成形で成形さ
    れている請求項1記載の内側のシェーバブレード(60)。
  10. 【請求項10】 前記管状の本体(64)が、ポリカーボネ
    ート、ポリエーテルイミド、ポリアルファエーテルケト
    ン、ポリエーテルエーテルケトンの群から選択される材
    料で形成されている請求項1記載の内側のシェーバブレ
    ード(60)。
  11. 【請求項11】 ハンドピース(30)、細長い管状の外側
    部材(32)、外側部材の末端部をハンドピースに回動しな
    いように取り付ける取付手段、外側部材の内部に回転可
    能に受け入れらる細長い管状の内側部材(60)、および、
    内側部材(60)を外側部材(32)に対して相対的に回転させ
    る回転手段(48)、を備えた回転式シェーバであって、 前記外側部材(32)は、基端部および末端部を有してお
    り、当該末端部の近傍には開口部(38)が形成されてお
    り、 前記内側部材(60)は、基端部および末端部を有してお
    り、当該末端部には生体組織を切断し、切除しまたは削
    取る切断手段(66)が設けられており、 前記内側部材(60)は、当該内側部材を前記回転手段(48)
    に取り付けるための係合手段(62)を基端部に有してお
    り、 前記内側部材(60)の末端部に設けられた切断手段(66)
    は、内側部材の管状の本体(64)が軸を中心として回転す
    る際に切断を行い、 前記内側部材の係合手段(62)と末端部との間の部分は、
    トルクを伝達可能な非金属材料から作られており、前記
    回転手段(48)からのトルクを前記切断手段(66)に伝達す
    る、回転式シェーバ。
  12. 【請求項12】 前記細長い管状の内側部材(60)が透明
    である請求項11記載の回転式シェーバ。
  13. 【請求項13】 前記細長い管状の外側部材(32)の末端
    部がその基端部に対して湾曲しており、 前記細長い管状の内側部材(60)の管状の本体(64)が十分
    柔軟で、湾曲した外側部材(32)の内部に当該内側部材(6
    0)の末端部を維持するとともに、前記回転手段(48)の回
    転動作を当該末端部に伝達することが可能である請求項
    11記載の回転式シェーバ。
  14. 【請求項14】 前記細長い管状の内側部材(60)の管状
    の本体(64)が、中実で無孔の管状壁部を有しており、当
    該内側部材(60)の基端部から末端部へと延びている請求
    項13記載の回転式シェーバ。
  15. 【請求項15】 前記細長い管状の内側部材(60)が連結
    部を有しており、 当該連結部は十分に柔軟であって、当該管状の内側部材
    (60)の末端部を前記湾曲した外側部材(32)の長手方向に
    対して移動させることが可能であり、これにより、当該
    管状の内側部材(60)が当該湾曲した管状の外側部材(32)
    に対して選択的に着脱可能となる請求項13記載の回転
    式シェーバ。
  16. 【請求項16】 回転式の細長い内側のシェーバブレー
    ド(80)と、回転しない外側の管状のシェーバブレード(8
    2)とからなる組立体であって、 前記内側のシェーバブレード(80)が、 非金属製で、無孔の、細長い管状の本体(88)、 係合手段(84)、および切断手段を有しており、 前記管状の本体(88)は、基端部および末端部を有してお
    り、前記外側のシェーバブレード(82)内に回転可能に受
    け入れられており、 前記係合手段(84)は、前記管状の本体(88)の基端部に設
    けられており、当該本体を回転手段(48)に取り付け、 前記切断手段は、前記管状の本体(88)の末端部に設けら
    れている、組立体。
  17. 【請求項17】 前記内側のシェーバブレード(80)の管
    状の本体(88)と前記外側のシェーバブレード(82)の管状
    の本体(90)とが、同一の非金属材料で作られている請求
    項16記載の組立体。
  18. 【請求項18】 前記管状の外側のシェーバブレード(8
    2)が湾曲しており、 前記内側のシェーバブレード(80)が十分柔軟で、当該外
    側のシェーバブレード(82)内で回転することが可能であ
    る請求項16記載の組立体。
  19. 【請求項19】 前記細長い管状の内側のシェーバブレ
    ード(80)の管状の非金属製本体(88)が、第1の所定の剛
    性を有しており、 前記湾曲した回転しない管状の外側のシェーバブレード
    (82)が、 非金属製で、細長く、管状で、中空で、基端部と末端部
    とを有し、前記第1の所定の剛性よりも大きい第2の所
    定の剛性を有するシース(90)、 前記中空のシース(90)の基端部に取り付けられており、
    当該中空のシース(90)を前記内側のシェーバブレード(8
    0)の管状の本体(88)に対して回転しないように固定する
    保持手段(30)に、当該中空のシース(90)を取り付ける係
    合手段(86)、および、 前記シース(90)の末端部に形成されており、前記切断手
    段の当該シース外部へのアクセスを許容する窓部(98)、
    を有している請求項18記載の組立体。
  20. 【請求項20】 回転式の管状の細長い内側のシェーバ
    ブレードともに使用する、回転しない細長い管状の外側
    のシェーバブレードであって、 非金属製で、基端部と末端部とを有する細長い管状のシ
    ース、 前記管状のシースの基端部に設けられた係合手段、およ
    び、 前記管状のシースの末端部に設けられた窓部、を有して
    おり、 前記係合手段が、前記管状のシースを前記内側のシェー
    バブレードに対して相対的に固定して保持する保持手段
    に、当該管状のシースを取り付ける、外側のシェーバブ
    レード。
  21. 【請求項21】 ハンドピース(30)、細長い管状の外側
    部材(82)、および外側部材の内部に回転可能に受け入れ
    られた細長い管状の内側部材(80)からなる回転式シェー
    バであって、 前記外側部材(82)は、 基端部および末端部を有する第1の管状本体(90)、 第1の本体(90)の末端部付近に形成された開口部(98)、
    および、 第1の本体(90)の基端部に取り付けられており、当該外
    側部材を前記ハンドピースに対して回転しないように取
    り付ける第1の係合手段(86)、を備えており、 前記内側部材(80)は、 基端部および末端部を有する第2の管状本体(88)、 第2の本体(88)の末端部付近に設けられており、前記開
    口部(98)を介して生体組織を切断し、切除し、または削
    取る切断手段、および、 第2の本体(88)の基端部に取り付けられており、当該内
    側部材を前記ハンドピースに回転可能に取り付ける第2
    の係合手段(84)、を備えており、 前記第1および第2の管状本体(90、88)のうちの少なく
    とも一方が、非金属材料から作られている、シェーバ。
  22. 【請求項22】 前記外側部材(82)の末端部の所定の部
    分が、当該外側部材(82)の基端部が向いている方向とは
    異なる方向に向けられており、 当該外側部材(82)の少なくとも管状の本体(90)は所定の
    第1の剛性を有しており、 前記内側部材(80)の少なくとも管状の本体(88)は所定の
    第2の剛性を有しており、 前記第1の剛性が前記第2の剛性よりも大きい請求項2
    1記載のシェーバ。
  23. 【請求項23】 前記内側部材(80)および外側部材(82)
    の本体(88、90)が、同一の非金属材料から作られている
    請求項22記載のシェーバ。
  24. 【請求項24】 回転式の細長い内側のシェーバブレー
    ド(60)を製造する方法であって、 高分子材料または複合材料を用意する工程、 前記高分子材料または複合材料を、基端部および末端部
    を有する細長い管状の本体(64)に成形する工程、 前記内側のシェーバブレード(60)を回転手段(48)に取り
    付けるための係合手段(62)を、前記基端部に設ける工
    程、および、 切断手段(66)を、前記末端部に設ける工程、を含む方
    法。
  25. 【請求項25】 回転式の細長い外側のシェーバブレー
    ドを製造する方法であって、 高分子材料または複合材料を用意する工程、 前記高分子材料または複合材料を、基端部および末端部
    を有する細長い管状の本体に成形する工程、 前記外側のシェーバブレードを保持手段に取り付けるた
    めの係合手段を、前記基端部に設ける工程、および、 開口部を、前記末端部に形成する工程、を含む方法。
  26. 【請求項26】 前記管状の本体を所定量だけ湾曲させ
    る工程をさらに含む請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記高分子材料または複合材料が十分
    柔軟な管状の本体(64)を構成し、これにより、前記内側
    のシェーバブレード(60)が湾曲した細長い管状の外側部
    材(32)内に挿入された状態で回転することができる請求
    項24記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記係合手段(84)を前記管状の本体(8
    8)の基端部に設ける前記工程において、当該係合手段(8
    4)が、当該基端部に型成形により一体的に形成される請
    求項24記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記係合手段(84)の前記内側のシェー
    バブレード(80)の基端部における断面形状が、直線で囲
    まれた多角形形状である請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記係合手段を前記管状の本体の基端
    部に設ける工程において、当該係合手段が、当該基端部
    に型成形により一体的に形成される請求項25記載の方
    法。
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