JPH06326A - 排ガス処理装置 - Google Patents

排ガス処理装置

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JPH06326A
JPH06326A JP4165117A JP16511792A JPH06326A JP H06326 A JPH06326 A JP H06326A JP 4165117 A JP4165117 A JP 4165117A JP 16511792 A JP16511792 A JP 16511792A JP H06326 A JPH06326 A JP H06326A
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JP
Japan
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washing
chamber
shower
vacuum pump
waste gas
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Withdrawn
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JP4165117A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Baba
喜裕 馬場
Shinichi Sako
新一 酒匂
Kenji Okumura
顕治 奥村
Yukio Hayashi
幸雄 林
Takeshi Hibi
武 日比
Michio Oshida
道男 押田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO DENKI KK
Chubu Electric Power Co Inc
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
TOYO DENKI KK
Chubu Electric Power Co Inc
Aichi Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by TOYO DENKI KK, Chubu Electric Power Co Inc, Aichi Electric Co Ltd filed Critical TOYO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生油使用変圧器を加熱除染する際に排出す
る排ガス中より不純物(ポリ塩化ビフェニル等)を分離
回収して大気汚染を招くおそれの全くない排ガス処理装
置を提供する。 【構成】 洗浄塔1内に上側エリミネータ8と下側エリ
ミネータ9を取着して水中洗浄室10、シャワー洗浄室
11、排気室12を形成し、シャワー洗浄室11内に設
けた下向きに噴出するシャワーノズル管19と水中洗浄
室10をポンプ22を介して配管接続し、水中洗浄室内
に貯えられている洗浄液13内に拡散ノズル15を開口
し、拡散ノズル15を真空ポンプに配管接続して、真空
ポンプで強制排気される排ガスを洗浄塔1から排出し、
洗浄塔1内を循環する洗浄液13に不純物を含浸させて
分離するように構成したことを特徴とする排ガス処理装
置30。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、再生油使用変圧器を
再使用するために、変圧器を加熱除染した排ガス中に含
まれているポリ塩化ビフェニル等の有害な不純物(以下
単に不純物という)を分離回収する排ガス処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】前記不純物は、電気絶縁性、難燃性に優
れているので、種々な産業分野に巾広く使用されてい
た。変圧器の絶縁油も例外ではなかった。しかるに今日
では、不純物は人体に悪影響を及ぼす有害な物質として
その使用方法が規制されている。再生使用される絶縁油
中には過去の経過より微量の不純物が含まれている場合
があり、この再生油使用変圧器を再使用する場合には、
再生油を不純物を含まない新油と入れ替えなければなら
ない。
【0003】従来は、再生油を単純に抜き取って新油と
交換しているが、新油と交換しても変圧器本体の要部を
構成する電線の被覆紙、層間絶縁紙等の絶縁材料や鉄心
の層間に含浸している残存油が新油の中に浸透するため
に新油を2〜3回入れ替えて不純物を希釈していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、絶縁材料等に
含浸している残存油を希釈するだけに高価な新油を消費
することは極めて不経済であるから、多量の再生油使用
変圧器の再使用に採用することができない。一回の新油
入れ替えで再使用できる技術開発が要望され、開発研究
を重ねた結果、再生油を抜き取った変圧器を反転させて
油切りし、変圧器の開口部を下向きにして真空加熱炉で
変圧器の絶縁材料等の再使用が可能な温度(例えば11
0℃程度)で加熱して残存油を蒸発させ、真空加熱炉内
の雰囲気ガスを真空ポンプで強制排気させて乾燥する再
生油使用変圧器の除染装置を開発した。
【0005】真空加熱炉に水冷コンデンサを介して真空
ポンプを配管接続し、油煙トラップを備えた真空ポンプ
で吸引して排気すれば、不純物を含む蒸発物質を水冷コ
ンデンサで冷却凝縮し、液化した物質はコンデンサーよ
り回収する。真空ポンプ排気ガス中に含まれている不純
物を含むオイルミストは、油煙トラップで吸収されて大
部分の不純物が回収されるが、極めて微量の不純物を含
んだ排ガスが油煙トラップから放出されて大気中に拡散
して大気汚染を招くおそれがある。
【0006】そこでこの発明は、水冷コンデンサと油煙
トラップで回収洩れの極めて微量の不純物を完全に分離
回収して大気汚染を引き起こすおそれの全くない排ガス
処理装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る排ガス処
理装置は、再生油使用変圧器を加熱除染する真空加熱炉
に水冷コンデンサ等の蒸発物質を液化する装置を介して
配管接続した真空ポンプで、真空加熱炉内の雰囲気ガス
を外部へ強制排気する排ガス処理装置において、洗浄塔
内に2つのエリミネータを取着して、水中洗浄室、シャ
ワー洗浄室、排気室が形成され、シャワー洗浄室内に設
けた下向きに噴出するシャワーノズル管と水中洗浄室が
ポンプを介して配管接続され、水中洗浄室に貯えられて
いる洗浄液内に拡散ノズルが開口され、その拡散ノズル
が真空ポンプと配管接続されて真空ポンプで強制排気さ
れる排ガスが洗浄塔から排出するように構成されている
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】水中洗浄室内に貯えられている洗浄液は、ポン
プで汲み上げられてシャワーのスプレーノズルから下側
のエリミネータに向かって噴出する。シャワー洗浄室内
に噴出したシャワーはエリミネータや洗浄室内壁に衝突
して飛散してしぶきがシャワー洗浄室内に充満してお
り、上側のエリミネータ裏面に付着した飛沫は水滴とな
って下側のエリミネータ上に落下する。
【0009】下側のエリミネータに衝突し落下した洗浄
液は、エリミネータのワイヤメッシュ層あるいは充填層
をジグザグに流下し、エリミネータ裏面から大雨のよう
になって水中洗浄室の洗浄液表面に落下する。従って、
水中洗浄室内に貯えられている洗浄液は、水中洗浄室→
シャワー洗浄室→下側のエリミネータ→水中洗浄室と循
環しており、洗浄塔の外部へ流出することはない。
【0010】真空ポンプで強制排気された排ガスは、拡
散ノズルから水中洗浄室の洗浄液内に拡散して放出され
る。洗浄液内に放出された排ガスは気泡となって上昇
し、液表面において破裂して液体の微粒子を含んだ気流
となって上昇する。その気流は下側のエリミネータのメ
ッシュ層を流下している洗浄液の中を通り抜けてシャワ
ー洗浄室へ上昇する。シャワー洗浄室内を上昇する気流
はスプレーノズルから噴出するシャワーと飛散するしぶ
きで洗われて上昇し、上側のエリミネータで飛沫同伴が
防止されて気体だけがエリミネータを通って大気中に放
出される。
【0011】従って、排ガスに含まれているオイルミス
トは、水中洗浄室の洗浄液で水中洗浄され、エリミネー
タのメシュ層を流下する洗浄液で洗われ、更に、シャワ
ー洗浄室で噴霧洗浄されるので、オイルミスト内に含ま
れている微量の不純物は洗浄液内に完全に含浸され、不
純物が分離された清浄な空気のみが大気中に排出され
る。
【0012】尚、洗浄液は通常の水で良く、不純物を含
浸した洗浄液は汚水になるが、洗浄塔内に排出される排
ガスに含まれている不純物は微量であるから、洗浄塔内
を循環する洗浄液は、長期間にわたって使用できる。従
って、定期的に、例えば月に一回程度、汚水をドラム缶
に回収して洗浄液を交換すればよい。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0014】機台2上に角筒状の洗浄塔1を立設し、洗
浄塔1の天井には長い煙突3が取付けてある。洗浄塔の
正面側壁板の上部を開口窓4にし、開口窓4の周囲のフ
ランジ5に蓋板6をボルト締めして窓4を塞ぎ、蓋板6
と裏面側壁板には覗窓7が設けてある。
【0015】洗浄塔1の内壁に上側エリミネータ8と下
側エリミネータ9を取着して、洗浄塔1内が水中洗浄室
10、シャワー洗浄室11、排気室12の3つの部屋が
形成されている。この実施例のエリミネータ8、9は細
いステンレス線で編まれた網を2枚1組として交互にウ
エーブを付けられ、幾重にも重ね合わされて形成した商
品名デミスタ(DEMISTER)と呼ばれている一種
のミスト分離器で、洗浄塔の内壁に設けたフランジ(図
示せず)にボルトで取付けられていて、開口窓4から着
脱できるようになっている。
【0016】水中洗浄室10に洗浄液13を貯え、その
洗浄液13内に多数の小孔14を穿設した傘状の拡散ノ
ズル15が、下向きに開口するようにノズル管16が水
中洗浄室10の側壁に熔着されていて、排ガスが拡散ノ
ズル15の開口と小孔14から拡散して洗浄液13内に
放出するようになっている。
【0017】シャワー洗浄室11には、枝管17に下向
きに複数個のスプレーノズル18を取付けたシャワーノ
ズル管19が固着され、シャワーノズル管19に水圧調
整弁20を取付けて、スプレーノズル18から噴出する
噴霧水圧を調整できるようにしてある。
【0018】機台2上に取付けたモータ21にポンプ2
2を直結し、ポンプ22と水中洗浄室10を汲水管23
で接続し、ポンプ22とシャワーノズル管19を送水管
で接続して洗浄液13を循環送給するようになってい
る。25は循環洗浄液の開閉弁、26は新しい水の給水
弁、27は汚水排出弁である。
【0019】斯かる構成の排ガス処理装置30のノズル
管16が、真空加熱乾燥装置31の真空ポンプ32に接
続されている。次に真空加熱乾燥装置31の概要を図3
に基づいて説明する。
【0020】真空加熱炉34は、入口側と出口側をモー
タ35で開閉される電動扉36で塞ぎ、内壁と底面に配
設した電熱線37で加熱し(加熱温度110℃)、炉内
の雰囲気ガスを撹拌ファン38で撹拌する。
【0021】再生油を抜き取って油切りした複数個の変
圧器40を、開口部を下向きにしてマガジン39に並置
し、そのマガジン39を台車41上に2列、2段重ねし
て多数の変圧器40が同時に真空加熱される。
【0022】所定時間変圧器40を加熱した後、吸気管
42の電磁弁43、通水管44の電磁弁45、46を開
いて冷却水を冷却コンデンサ47に供給しながら真空ポ
ンプ32を所定時間作動する。加熱乾燥によって真空加
熱炉34内に蒸発して滞留している残存油の油分や水分
を含む雰囲気ガスが、真空ポンプ32にて吸引(真空度
0.05Torr)され、水冷コンデンサ47により雰囲気
ガス内のオイルミストを冷却凝縮し、液化した油、水分
はドレン48に回収される。
【0023】オイルミストに含まれている不純物の大部
分がドレン48に回収され、真空ポンプ32に吸引され
た排ガスは、真空ポンプ32の油煙トラップ49、排気
管33を経て排ガス処理装置30の拡散ノズル15から
洗浄液13内に放出される。図3の50は真空加熱炉3
4の真空状態を常圧に戻すための電磁弁、51は炉内を
照らす照明灯、52は加熱炉34の覗窓である。
【0024】上記実施例の排気管33の途中にミストセ
パレータを付設して、洗浄塔1に供給される排ガスから
オイルミストを予備的に分離すると、洗浄液13を更に
長期間使用できて汚水交換を少なくすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように再生油使用変圧器を加熱除
染する真空加熱乾燥装置の真空ポンプに排ガス処理装置
を連接すると、排ガス中に含まれている有害な不純物を
洗浄塔内を循環する洗浄液に含浸させて完全に回収でき
るので、大気汚染による産業公害を招くおそれは全くな
い。従って、真空加熱乾燥装置による再使用変圧器の除
染作業を安心して実施できる上に、洗浄塔内を循環する
洗浄液で不純物を分離回収して多数の変圧器の除染がで
きるので、再生油使用変圧器の除染を安価に、経済的に
実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す排ガス処理装置の正
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】真空加熱乾燥処理装置の一実施例の概略説明図
である。
【符号の説明】
1 洗浄塔 8 上側エリミネータ 9 下側エリミネータ 10 水中洗浄室 11 シャワー洗浄室 12 排気室 15 拡散ノズル 19 シャワーノズル管 22 ポンプ 30 排ガス処理装置 32 真空ポンプ 40 変圧器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒匂 新一 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 奥村 顕治 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 林 幸雄 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 日比 武 愛知県春日井市味美町二丁目156番地 東 洋電機株式会社内 (72)発明者 押田 道男 愛知県春日井市味美町二丁目156番地 東 洋電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生油使用変圧器を加熱除染する真空加
    熱炉に水冷コンデンサ等の蒸発物質を液化する装置を介
    して配管接続した真空ポンプで、真空加熱炉内の雰囲気
    ガスを外部へ強制排気する排ガス処理装置において、洗
    浄塔内に2つのエリミネータを取着して、水中洗浄室、
    シャワー洗浄室、排気室が形成され、前記シャワー洗浄
    室内に設けた下向きに噴出するシャワーノズル管と前記
    水中洗浄室がポンプを介して配管接続され、前記水中洗
    浄室に貯えられている洗浄液内に拡散ノズルが開口さ
    れ、その拡散ノズルが前記真空ポンプと配管接続されて
    真空ポンプで強制排気される排ガスが前記洗浄塔から排
    出するように構成されていることを特徴とする排ガス処
    理装置。
JP4165117A 1992-06-23 1992-06-23 排ガス処理装置 Withdrawn JPH06326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4165117A JPH06326A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 排ガス処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4165117A JPH06326A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 排ガス処理装置

Publications (1)

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JPH06326A true JPH06326A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15806238

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4165117A Withdrawn JPH06326A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 排ガス処理装置

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JP (1) JPH06326A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107469581A (zh) * 2017-09-30 2017-12-15 浙江联盛生物科技有限公司 一种废气处理设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107469581A (zh) * 2017-09-30 2017-12-15 浙江联盛生物科技有限公司 一种废气处理设备

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831