JPH06326993A - Edtv信号の処理装置 - Google Patents

Edtv信号の処理装置

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JPH06326993A
JPH06326993A JP11144093A JP11144093A JPH06326993A JP H06326993 A JPH06326993 A JP H06326993A JP 11144093 A JP11144093 A JP 11144093A JP 11144093 A JP11144093 A JP 11144093A JP H06326993 A JPH06326993 A JP H06326993A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
limiter
signals
lower mask
reinforcement
Prior art date
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Pending
Application number
JP11144093A
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English (en)
Inventor
Hideki Otaka
秀樹 大高
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06326993A publication Critical patent/JPH06326993A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下マスク部に補強信号が多重されたEDT
V2信号を高能率符号化、復号化する場合に、高能率符
号化によって補強信号の歪が、順次走査信号化した場合
に与える視覚的な妨害をできるだけ抑える。 【構成】 300はVT信号の中の所定の振幅以下の信
号を、伝送する中心のレベルDCとするリミッタ、30
1はリミッタのスレッショルドである。また、302は
出力信号を切り替えるスイッチ、303はメイン部と上
下マスクとでスイッチ302を切り替える制御回路であ
る。メイン部の画像信号と上下マスク部のVT信号が、
各々高能率符号化されて復号化された信号がリミッタ3
00に入力される。リミッタ300では、VT信号の値
とDCレベルとの差分値がスレッショルド以下の場合、
DCレベルが出力する。逆に、スレッショルドを越える
場合、VT信号をそのまま出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補強信号が多重された
ワイドアスペクトテレビジョン信号をディジタル化し、
VTR、ディスク等に記録するEDTV信号の処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョンのワイド化が進む中
で、現行方式と両立性を有するワイドアスペクトテレビ
ジョン信号として第2世代EDTV信号(以下、EDT
V2信号と記す)がある。
【0003】EDTV2信号はレターボックス形式で伝
送され、図4に示すように、有効走査線数480ライン
の16:9ワイド順次走査信号100を、走査線変換に
より3/4に圧縮し、飛び越し走査化してメイン部10
1(180ライン/フィールド)に配置して伝送する。
上下マスク部102(各々30ライン/フィールド)に
は各種補強信号が多重される。動画時に受像機側で伝送
されなかったラインの画素を補間する場合に発生する折
り返し歪を除去するために、垂直時間補強信号(以下、
VT信号と記す)を作成して多重する方法を以下に説明
する。
【0004】図5において、白丸は、飛び越し走査信号
として伝送される画素であり、黒丸は、間引かれて伝送
されない画素である。ここで、VT信号として黒丸の画
素をそのまま伝送すると、電力が大きいために現行受像
機において妨害となる。したがって、同一フレームのラ
イン差分信号(以下、LD信号と記す。図では黒三角)
を作成する。LD信号は例えば図5におけるa,b,c
を用いて(数1)のように作成される。
【0005】
【数1】
【0006】LD信号は上下マスク部に多重されるが、
360ライン分の補強信号を120ライン分の領域に多
重するため、水平帯域を1/3の1.4MHzに制限し
て1/3に時間軸圧縮し、3ライン分のLD信号を上下
マスク部の1ラインに挿入する。さらに、現行受像機に
おける妨害をできるだけ小さくし、かつ同期信号に影響
しないことを目的として、(数2)に示すように、LD
信号を1/k倍し、所定のレベルDCの上に多重してV
T信号として伝送する。
【0007】
【数2】
【0008】したがって、逆にEDTV2デコーダで伝
送されなかった画素を復元する場合には、まず、(数
3)に示すように、伝送されたVT信号から中心レベル
DCを減算し、k倍することによってLD信号を得る。
次に、メイン部の信号から(数4)を用いフィールド内
補間信号xを作成しLD信号と加算することにより、間
引かれた画素bが再生できる。
【0009】
【数3】
【0010】
【数4】
【0011】なお、以上の説明では、フィールド内の差
分信号を用いてVT信号を作成したが、他にフィールド
間の差分信号を用いてVT信号を作成する方法もある。
【0012】このように補強信号が多重されたEDTV
2信号をディジタル化してテープやディスク等に記録す
る場合、そのまま記録すると十分な記録時間が得られな
いため、高能率符号化により視覚的に劣化が目だたない
ようにデータ量を削減する方法が用いられる。以下に、
EDTV2信号に対して高能率符号化、復号化処理を行
う従来のEDTV信号の処理装置について説明する。
【0013】図6は、従来のEDTV信号の処理装置の
ブロック図である。図6において、200はディジタル
化されたEDTV2信号の入力端子、201はブロック
化回路、202は離散コサイン変換(DCT)演算を行
うDCT演算回路、203は適応量子化回路、204は
可変長符号化回路、205は可変長復号化回路、206
は逆量子化回路、207は逆DCT演算回路、208は
逆ブロック化回路、209はリミッタ回路、210はリ
ミッタのスレッショルド、211はEDTV2信号の出
力端子である。
【0014】端子200から入力されたEDTV2信号
は、ブロック化回路201でブロック単位の信号に変換
される。ブロック化回路201では、ライン毎に順に入
力された信号を8画素×8ラインのブロック単位で出力
し、DCT演算回路202では、各ブロックに対して8
×8のDCT演算を行う。適応量子化回路203では、
DCT演算によって得られた係数に対して、AC成分の
最大値に応じて、2の整数倍の値で除算をすることによ
り量子化を行う。適応量子化回路203で量子化された
係数は、可変長符号化回路204で予め定められた可変
長符号のテーブルにもとづいて可変長符号化される。
【0015】次に、復号化側の処理を説明する。可変長
復号化回路205には可変長符号化されたデータが入力
され、復号化処理が行われる。逆量子化回路206で
は、量子化時に用いた2の整数倍の値を乗ずることによ
り、逆量子化処理を行い、得られた係数に対して逆DC
T演算回路207で、逆DCT演算を行う。最後に、逆
ブロック化回路208で、ブロック単位で入力された信
号をライン毎の信号に変換し、端子209から高能率符
号化、復号化処理の行われたEDTV2信号が出力され
る。端子209から出力されたEDTV2信号はEDT
V2デコーダに入力され、EDTV2デコーダでは、多
重されたVT信号を用いて元の順次走査信号への復号化
を行う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成では以下に示す課題を有している。
【0017】EDTV2信号を高能率符号化する場合、
メイン部の画像信号だけでなく、上下マスク部のVT信
号に対しても高能率符号化処理を行う。ここで、VT信
号は、飛び越し走査化により発生した垂直方向の折り返
し成分を除去するための補強信号である。したがって、
高能率符号化処理によりVT信号が歪むと完全に折り返
し成分を除去できなくなり、得られた順次走査信号に横
縞状の妨害が入るなどの劣化が発生する。一方、VT信
号の歪を小さくするために、VT信号の圧縮率をメイン
部の画像信号よりも圧縮率を小さくした場合、逆に画像
信号の歪が大きくなる。また、高能率符号化によってV
T信号が歪むことを避けるために、VT信号のレベルを
DCレベルとしてVT信号の情報を記録しないようにし
た場合、順次走査信号化した場合の折り返し歪による妨
害が大きく、許容画質が得られない。
【0018】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、上
下マスク部に補強信号が多重されたEDTV2信号を高
能率符号化、復号化する場合に、高能率符号化によって
発生する補強信号の歪が、順次走査信号化した場合に与
える視覚的な妨害をできるだけ抑えることが可能なED
TV信号の処理装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、メイン部の画
像信号と上下マスク部の補強信号とから構成されたレタ
ーボックス形式のワイドアスペクトテレビジョン信号を
高能率符号化したデータを復号化する高能率復号化手段
と、前記高能率復号化されたワイドアスペクトテレビジ
ョン信号を構成する前記補強信号の所定の振幅以下の信
号を前記補強信号を伝送する中心のレベルとするリミッ
タ手段とを有することを特徴とするEDTV信号の処理
装置である。
【0020】
【作用】本発明は前記した構成により、メイン部の画像
信号と上下マスク部の補強信号から構成されたEDTV
2信号に対して、高能率符号化、復号化処理を行うにあ
たって、高能率符号化処理によって発生した補強信号の
歪が、順次走査信号化した場合に与える視覚的な妨害を
できるだけ抑えるために、ノイズ成分を含んだVT信号
の微小振幅成分をリミッタによって除去する。これによ
って、順次走査信号化した場合に平坦部に発生する妨害
を軽減することが可能である。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を用いて説
明する。なお、実施例の構成要素において、同じ付号を
付したブロックについてはその説明を省く。
【0022】図1は、本発明による一実施例のEDTV
信号の処理装置の構成を示した図である。図1におい
て、300はVT信号の中の所定の振幅以下の信号を、
伝送する中心のレベルDCとするリミッタ、301はリ
ミッタのスレッショルドであり”1”に設定されてい
る。また、302は出力信号を切り替えるスイッチ、3
03はメイン部と上下マスクとでスイッチ302を切り
替える制御回路である。図1における高能率符号化及び
復号化処理は図6で説明したものと同様であり、メイン
部の画像信号と上下マスク部のVT信号が各々高能率符
号化されて復号化された信号がリミッタ300に入力さ
れる。以下に、リミッタ300の具体的な動作を説明す
る。
【0023】図2は、リミッタ300の入出力特性を示
した図であり、スレッショルド301は”1”に設定さ
れている。図2における横軸の入力信号は、VT信号の
値とDCレベルとの差分値である。図2において、入力
信号の絶対値がスレッショルド”1”以下の場合、DC
レベルが出力される。また、入力信号がスレッショル
ド”1”を越える場合、VT信号がそのまま出力され
る。
【0024】図3(a)は、リミッタ300に入力され
るVT信号の波形を示した図であり、図3(b)は、リ
ミッタ300から出力されるVT信号の波形を示した図
である。図3において、縦軸の数値はDCレベルに対す
る差分信号を表しており、中心はDCレベルである。V
T信号はDCレベルを中心に正負の値を取るが、リミッ
タ300の出力信号としては±1を越える成分のみが残
り、±1以下の成分はDCレベルとなる。ここで、この
ような微少な振幅のVT信号の大部分は、ノイズ成分と
みなすことができる。つまり、高能率符号化前はVT信
号が0すなわちDCレベルを取っていたものが、高能率
符号化処理による歪によって新たに発生した成分であ
る。EDTV2デコーダで、これらのノイズ成分を含ん
だVT信号を用いて順次走査信号化を行うと、特に平坦
部に妨害が発生する。したがって、リミッタ300にお
けるリミッタ処理は、VT信号に含まれるノイズ成分を
除去する動作を行う。逆に、リミッタ処理によって、実
際のVT信号の微少な成分自体も失われるため、垂直方
向のディーテールが失われる問題も発生する。そこで、
スレッショルドの値”1”あるいは”2”といった小さ
な値に設定する。
【0025】以上の、リミッタ処理は上下マスク部のV
T信号に対してのみ行う必要があるため、スイッチ30
2では、制御回路303の制御により上下マスク部とメ
イン部とで、出力する信号を切り替える。すなわち、垂
直ライン番号が1〜30、181〜240の上下マスク
部に対してはスイッチ302をV側として、リミッタ3
02の出力信号を選択する。また、垂直ライン番号が3
1〜180のメイン部に対してはスイッチ302をM側
として逆ブロック化回路208の出力信号を選択する。
したがって、高能率符号化、復号化処理が行われたメイ
ン部の画像信号と、さらにリミッタ処理が行われた上下
マスク部のVT信号が1画面を構成して、端子209か
ら出力される。
【0026】以上説明したように本実施例によれば、上
下マスク部にVT信号が多重されたEDTV2信号に対
して、高能率符号化、復号化を行った場合に発生するV
T信号の歪を、リミッタ処理により除去することによ
り、順次走査信号化した場合の視覚的な妨害を軽減する
ことができる。
【0027】なお、本実施例におけるリミッタの特性は
その一例を示しただけであり、ノイズ除去効果と信号成
分が失われるデメリットのバランスに応じて、適切に決
定すればよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
下マスク部に補強信号が多重されたEDTV2信号を高
能率符号化、復号化する場合に、高能率符号化によって
発生する補強信号の歪が、順次走査信号化した場合に与
える視覚的な妨害をできるだけ抑えることが可能であ
る。また、その実現方法は非常に簡単であり、その実用
的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のEDTV信号の処理装
置の構成を示したブロック図
【図2】リミッタ300の入出力特性図
【図3】リミッタ300の入力信号と出力信号の波形を
示した説明図
【図4】EDTV2信号の構成を示した説明図
【図5】VT信号の作成方法及び多重方法を示した説明
【図6】従来のEDTV信号の処理装置の構成を示した
ブロック図
【符号の説明】
100 順次走査信号 101 メイン部 102 上下マスク部 201 ブロック化回路 202 DCT演算回路 203 適応量子化回路 204 可変長符号化回路 205 可変長復号化回路 206 逆量子化回路 207 逆DCT演算回路 208 逆ブロック化回路 300 リミッタ 301 スレッショルド 302 スイッチ 303 制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メイン部の画像信号と上下マスク部の補強
    信号とから構成されたレターボックス形式のワイドアス
    ペクトテレビジョン信号を高能率符号化したデータを復
    号化する高能率復号化手段と、前記高能率復号化された
    ワイドアスペクトテレビジョン信号を構成する前記補強
    信号のうち所定の振幅以下の信号を前記補強信号を伝送
    する中心のレベルとするリミッタ手段とを有することを
    特徴とするEDTV信号の処理装置。
  2. 【請求項2】補強信号は飛び越し走査の信号から順次走
    査の信号を補間する場合の補強信号であることを特徴と
    する請求項1記載のEDTV信号の処理装置。
JP11144093A 1993-05-13 1993-05-13 Edtv信号の処理装置 Pending JPH06326993A (ja)

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JP11144093A JPH06326993A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 Edtv信号の処理装置

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JP11144093A JPH06326993A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 Edtv信号の処理装置

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JPH06326993A true JPH06326993A (ja) 1994-11-25

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