JPH0632634Y2 - 時計の表示部材の位置検出装置 - Google Patents

時計の表示部材の位置検出装置

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JPH0632634Y2
JPH0632634Y2 JP4531588U JP4531588U JPH0632634Y2 JP H0632634 Y2 JPH0632634 Y2 JP H0632634Y2 JP 4531588 U JP4531588 U JP 4531588U JP 4531588 U JP4531588 U JP 4531588U JP H0632634 Y2 JPH0632634 Y2 JP H0632634Y2
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JP4531588U
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康明 中山
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Citizen Watch Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、時計の表示部材の位置検出装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、時計の日板等表示部材の位置検出では、特公昭5
8−22713号の如く、日板にピンを突出させ、これ
によりスイッチを開閉させていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、厚さや体積が限定された時計に於いて突
出したピンが回転する広域な軌跡は他部品が配置出来な
いデットスペースになってしまうこと、機械的スイッチ
なので接点圧を高めると日板の回転負荷トルクが高くな
って出力トルクの小さい時計では止まりやすくなり、逆
に接点圧を下げるとスイッチ性能が不安定となり誤動作
しやすくなること、日板の文字印刷作業ではピンに合わ
せるので自動化が難しいなどの問題があった。
本考案の目的は、上述のような従来の問題点を解消さ
せ、小スペースで信頼性の高い、時計の表示部材の位置
検出装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は次のような構成
としている。すなわち、半透明或いは透明な基材に不透
明な文字或いは記号を印刷した表示部材と、表示窓を有
する文字板と、表示窓に対応する位置に前記文字或いは
記号の内の特定なものに対して重なる形状の本パターン
と重ならない形状の参照パターンとからなる発電パター
ンを形成した太陽電池と、前記発電パターンの発電起電
力を比較する比較回路から構成されている。
〔作用〕
以上の構成によって、表示窓を経た外部光は表示部材の
文字或いは記号の影を太陽電池におとす。特定の文字或
いは記号が表示窓にある場合は、本パターンの発電起電
力は0になり、参照パターンの発電起電力は最大になる
のでその差は極大になる。それ以外の文字或いは記号の
時は発電起電力の差は、それより小さくなる。この発電
起電力の差の特徴を読み取ることにより表示されている
文字或いは記号が特定のものかどうかを判定する。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の実施例を示す月末自動修正付カレンダ
ー腕時計の平面図である。1はリング状をなし透明或い
は半透明プラスチック薄板を基材とし、1〜31の数字
を不透明インクで印刷した日板である。2は円板状をな
し透明或いは半透明プラスチック薄板を基材とし、JA
N〜DECのように12ケ月の月文字を不透明インクで
印刷した月板である。月文字の一部に小の月だけに横線
2aが追加されている。3は日送りモータで、ローター
3a、中間車4、日板1の内歯の順に噛合している。5
は月送りモータで、ローター5a、中間車6、月板2に
固定された月車7の順に噛合している。8は太陽電池、
9aは文字板に形成された表示窓である。
第2図は第1図A−Aに沿った断面図である。文字板9
の下方に、文字及び記号を裏面に印刷した日板1、月板
2が接近して配置され、さらにその下方に接近して太陽
電池8が配置されている。9aは表示窓、1aは内歯、
7は歯形7aを有する月車である。太陽電池8には透明
ガラス8bの下方にアモルファスシリコン、保護膜、電
極等の太陽電池本体部8aが形成されている。回路基板
10はICが実装されていて、導電ゴム11で太陽電池
8と接続されている。12は太陽電池8を保持するプラ
スチック製の回路枠である。
以上に於いて、文字板9の表示窓9aを経た外部光は、
文字板9に日板1、月板2を近接して配置したので、日
板1及び月板2の文字及び記号の影をあまり散乱させず
に太陽電池8におとす。ここで発生した起電力は導電ゴ
ム11を経て回路基板10に伝達される。
第3図は第1図の太陽電池8の発電パターン図である。
日板1の文字に対応して数字31の文字をなす本パター
ン13と、その文字の回りに形成された日の参照パター
ン14、及び月板横線(第1図2a)に対応する月の本
パターン15、月文字と重ならない位置に形成した月の
参照パターン16、及び窓から見た時の色調を整えるた
めのダミーパターン17から成っている。本パターン1
3、15と参照パターン14、16とはそれぞれ同面積
である。9aは文字板の表示窓である。
以上に於いて、日板1の文字の1〜30が表示されてい
る時は本パターン13と参照パターン14の起電力差は
小さいが、日板1の文字の内31が表示窓9aに表示さ
れると、本パターン13はすっかり影となり、起電力は
0になる一方、参照パターン14はすべて光が当るので
起電力が最大になり起電力差が大きくなる。又、月板2
が小の月を表示している時は、月の本パターン15が影
になり起電力が0になる。外部光の明るさは不定であ
り、本パターン15の起電力だけでは影になっているの
かいないのか判定出来ないので、月板2の文字と重なら
ない場所に設けた月の参照パターン16の起電力も得る
必要がある。さらにアモルファスシリコンを配した所は
青の金属色を反射するので、表示窓9aから見た時の色
調を整えるため起電力を得るためでないダミーパターン
17の形成は外観上重要である。
第4図は、第1図の腕時計を作動させる電子回路ブロッ
ク図である。発振分周回路20の出力は、運針モータ2
3を駆動する駆動回路22、さらに日の単位まで分周す
る日分周回路21、タイマー回路24、サンプリングパ
ルス回路25に入力される。太陽電池8の日の本パター
ンと参照パターン起電力は入力して比較する日電圧比較
回路26は、外部光強さによる補正をしつつ特定文字本
実施例では数字31を検出する。同様に太陽電池8の月
の本パターンと参照パターン起電力を入力して比較する
月電圧比較回路28は、外部光強さによる補正をしつつ
特定記号(横線)を検出する。日電圧比較回路26は月
末セット回路27に出力が接続され、月電圧比較回路2
8は小の月セット回路29に出力が接続されている。月
末セット回路27の出力は月末記憶回路34とタイマー
回路24のリセット端子(S)に接続され、24時間計の
タイマー回路24の出力はオア回路33を経て月末記憶
回路34のリセット端子(R)に接続され、サンプリング
パルス回路25の出力は月末セット回路27、小の月セ
ット回路29のリセット端子(R)に接続されている。ア
ンド回路30は月末セット回路27、小の月セット回路
29の出力が接続され、その出力はオア回路31、33
及び36に入力される。アンド回路35はオア回路31
にも出力される日分周回路21と月末記憶回路34の出
力が入力されており、その出力はオア回路36に入力さ
れている。オア回路36の出力は駆動回路37を経て月
送りモータ5へ接続され、オア回路31の出力は駆動回
路32を経て日送りモータ3へ接続されている。
以上に於いて、発振分周回路20の1秒信号は、駆動回
路22を経て運針モータ23を1秒に1ステップ歩進せ
しめ、減速輪列により時・分・秒針を運針する。日分周
回路21の1日周期の信号はオア回路31、駆動回路3
2を経て日送りモータ3を回転させ日板1を1日に付き
1ピッチ進める。
太陽電池8より日の本パターン13と日の参照パターン
14の起電力を入力した日電圧比較回路26は、外部光
の強さレベルを参照にしつつ両者の起電力差が極大か否
かを判定し、極大判定時には月末セット回路27をセッ
ト状態にする。月末セット回路27は、サンプリングパ
ルス回路25により1分ごとにサンプリングされ、1分
のうちサンプリング時間の30秒間日電圧比較回路26
の出力が継続保持した場合にのみセット状態となるよう
にして、一時的に発生するかも知れない表示窓9aの部
分的な陰りによる上記極大判定をキャンセルさせる。月
末セット回路27が一旦 出力すると、タイマー回路24は計測をスタートし、月
末記憶回路34は 信号をアンド回路35に出力する。又、太陽電池8の月
の本パターン15と参照パターン16の起電力を入力し
た月電圧比較回路28は、外部光の強さレベルを参考に
しつつ両者の起電力が最大か否かを判定し、最大判定時
には小の月セット回路29をセット状態にして を出力させる。この小の月セット回路29の信頼性を向
上させるためのサンプリングパルス回路25による働き
は、前述の月末セット回路27のものと同様である。
小の月の場合について説明する。小の月の翌月の1日の
午前0時に、日分周回路21の信号によりオア回路31
を経て日送りモータ3が回転して、日板1が1ピッチ進
み、表示窓9aには“31”が表示される。やがて明る
くなると、太陽電池8は表示窓9aから外部光が当た
り、発電起電力を生じる。日電圧比較回路26は“3
1”が極大の起電力差なので、月末セット回路27を 出力状態にさせ、さらに、月末セット回路27の出力
は、タイマー回路24をスタートさせ、月末記憶回路3
4の出力を 状態にさせる。又、同様にして小の月にのみ設けた月板
横線2aにより小の月セット回路29も 出力状態になる。そこでアンド回路30は出力し、オア
回路31を経て日送りモータ3を作動させ、日板1を1
ピッチ進め“1”を表示させ、オア回路36を経て月送
りモータ5を作動させ、月板2を1ピッチ進め次の月を
表示させる。そしてオア回路33を経て月末記憶回路3
4をリセットする。すなわち、小の月の場合は一旦31
日を表示するも、明るくなると文字、記号を読み取り、
次月の1日に直ちに移行する。
大の月の場合について説明する。同様に“31”が表示
され、月末セット回路27が 状態になると、月末記憶回路34は 状態になる。この状態はタイマー回路24により、24
時間経過しないと解除されない。小の月セット回路29
状態であるので、日送りモータ3は作動しない。このま
ゝ時間がたち1日の午前0時になると、日分周回路21
から日の信号が出力され、日送りモータ3が作動して1
日に表示が移行すると共に、アンド回路35を経て月送
りモータ5が作動して表示が次月に移行する。
〔考案の効果〕
以上の如く本考案によれば、表示部材の位置を全電子的
に無接触、無負荷で検出するので、極めて信頼性に優
れ、コストについても低くおさえられる効果を有し、時
計に使用されている多くの表示、例えば曜日、月令、
絵、アラームのON/OFF等の表示位置検出手段とし
て汎く応用出来る。
尚、実施例では太陽電池をアモルファスシリコンタイプ
としたが、単結晶シリコンタイプでも同様であり、又、
表示部材には不透明な文字或いは記号を印刷したが、逆
にして周りを不透明にして文字或いは記号そのものを透
明のまゝにしても良く、小の月に記号(横線)を入れた
が、大の月に入れて、発電起電力差0を検出することも
可能である。さらに、特定の文字或いは記号と太陽電池
パターンとの重なりについては、100%としなくても
機能する。従って、こういったものも本考案に含まれ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す月末自動修正付カレン
ダー腕時計の要部平面図、第2図は第1図A−Aに沿っ
た断面図、第3図は第1図の太陽電池の発電パターンを
示す詳細平面図、第4図は第1図の腕時計の電子回路を
中心としたブロック図である。 1……日板、 2……月板、 8……太陽電池、 9……文字板、 9a……表示窓、 13、15……本パターン、 14、16……参照パターン、 26、28……比較回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半透明或いは透明基材に不透明文字或いは
    記号を印刷した表示部材と、前記表示部材の上方にあっ
    て該表示部材を覆い前記文字或いは記号の一部を露出す
    る表示窓を有する文字板と、前記表示部材の下方にあっ
    て前記表示窓に対応する位置に前記文字或いは記号の内
    の特定なものに対して重なる形状の本パターンと重なら
    ない形状の参照パターンとから成る発電パターンを形成
    した太陽電池と、前記本パターンと前記参照パターンの
    発電起電力を比較する比較回路とから成り、表示部材の
    印刷文字或いは記号を太陽電池の起電力差で読み取るこ
    とにより表示部材の位置を検出することを特徴とする時
    計の表示部材の位置検出装置。
JP4531588U 1988-04-05 1988-04-05 時計の表示部材の位置検出装置 Expired - Lifetime JPH0632634Y2 (ja)

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JPH01148889U JPH01148889U (ja) 1989-10-16
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