JPH0632620Y2 - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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JPH0632620Y2
JPH0632620Y2 JP1987143995U JP14399587U JPH0632620Y2 JP H0632620 Y2 JPH0632620 Y2 JP H0632620Y2 JP 1987143995 U JP1987143995 U JP 1987143995U JP 14399587 U JP14399587 U JP 14399587U JP H0632620 Y2 JPH0632620 Y2 JP H0632620Y2
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probe
ultrasonic
ultrasonic probe
casing
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JP1987143995U
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JPS6448670U (ja
Inventor
邦章 荒
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動力炉・核燃料開発事業団
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、材料中の欠陥等の検査に用いられる超音波探
触子に係り、距離及び温度等の物理量の測定に用いられ
る超音波センサとしても適用可能な超音波探触子に関す
る。
〔従来の技術〕 一般に、溶接部の欠陥、管あるいは板等の広範囲の探傷
に超音波探触子が使用されている。これは、被検体の表
面に取り付けた超音波送受信子からなる超音波探触子か
ら超音波パルスを発信し、被検体内部のクラック等の欠
陥箇所から反射した反射波を同じ超音波探触子で受信し
て電気信号に変換し、超音波パルスを発信してから受信
するまでの時間を求めて欠陥位置を探索していた。
このような超音波探傷を行う場合には、超音波を効率よ
く被検体に入射するために、超音波探触子を被検体表面
の形状に合わせて加工し、充分に密着させて使用してい
る。このため、超音波の入射方向を変える場合は、やむ
をえず被検体表面との倣い形状に合わせて超音波探触子
を複数個使用している。
〔考案が解決すべき問題点〕
このように従来の超音波探触子は被検体表面との倣い形
状に合わせた複数個の超音波探触子を使用し、被検体へ
の超音波の入射方向を変えて探傷するため、検査作業時
間は長くなる。特に、原子力施設で超音波探傷を行う場
合には、作業者の被曝量の低減化の観点から短時間で探
傷作業が行えることが要求される。
さらに、遠隔操作による探傷では装置の軽量化が求めら
れ、搭載する超音波探触子の個数を減らすことが切望さ
れている。
本考案は上記問題点を解決するためのもので、1個の超
音波探触子で探傷が可能であり、構造が簡単で、低価格
で製作できると共に、探傷における作業能率を向上させ
ることのできる超音波探触子を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本考案の超音波探触子は、被検体表面に倣っ
た着脱可能な底板を有し、伝音材を充填されたケーシン
グと、ケーシング内にシール軸受けを介して組み込まれ
た回転可能な探触子本体と、探触子本体内に設けられた
斜角用超音波受信子とを備えたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案の超音波探触子は、着脱可能な底板を被検体表面
の形状に倣うように加工し、内部に伝音材を充填したケ
ーシング内にシール軸受けを介して探触子本体を回転可
能に取り付けるとともに、探触子本体内に超音波受信子
を収納するようにしたので、探触子本体を回転させるこ
とにより、伝音材の漏洩を起こすことなく、自由に各方
向の探傷を行うことができ、また、被検体表面の形状に
合った底板を用意しておき、選択交換することにより、
各種形状の被検体に対応することが可能となる。
〔実施例〕
以下、実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第4図は本考案による超音波探触子の一実施例
を示す図で、第1図は正断面図、第2図は側断面図、第
3図は平面図、第4図は使用説明図である。図中、1は
探触子本体、2はケーシング、3はシール軸受、4は底
板、5は伝音材、6は振動子、7は吸音材、8は配管、
9,10は溶接部、11は信号線である。
図において、ケーシング2の底板4の形状は被検体であ
る配管8の表面の形状に倣うように加工されている。探
触子本体1はケーシング2に組み込まれ、ケーシング2
の中にオイル等の伝音材5が充填されている。さらに、
探触子本体1が自由に回転し、伝音材5が漏洩しないよ
うにケーシング2との間にシール軸受3を取り付けてい
る。また、探触子本体1の下端部は傾斜して切り落とし
て、下端部に取り付けた振動子6が超音波を斜めに発受
信することができるようにしてある。振動子6からの信
号線11は超音波探傷器(図示せず)に接続されてい
る。また、振動子6が超音波送信方向のケーシング2の
下部に吸音材7を取り付け、ケーシングや管表面からの
超音波の反射波を吸収してその影響を低減化している。
第4図において、配管8と探触子のケーシング2及び底
板4との音響インピーダンスを整合させるため、配管8
の表面にシリコンオイル、水、またはグリセリン等のカ
プラントを塗布し、超音波探触子を密着させて音響的に
充分結合させる。振動子6を備えた探触子本体1を回転
して、任意の方向に超音波を送受信して、被検体の超音
波探傷を行う。配管8の溶接部を探傷する場合、ケーシ
ング2を例えば方形走査して行う。また配管8の周方向
及び長手方向の溶接部9及び10を探傷する場合は配管
8の表面に倣ったままケーシング2を溶接部の近くまで
移動させ、探触子本体1を右または左に90°回転さ
せ、超音波の送受信の方向を変えて超音波探傷を行う。
この場合、探触子本体1の上面に角度目盛を設けてお
き、これに合わせながら超音波探触子本体を回転させる
ようにすれば探傷操作がさらに容易となる。
本考案の他の実施例として、探触子本体1に入射角度の
異なる複数個の振動子を組み込んで探傷を行うこともで
きることは言うまでもない。また、ケーシング2の中に
注入する伝音材5も超音波の減衰特性等の音響条件を満
たすものであれば、液体または固体のいずれでもよく、
さらに、これらを組み合わせたものでもよい。シール軸
受3は伝音材5を密封し、探触子本体1が回転できる構
造、形状であればよく、さらに、底板4を交換して被検
体表面の形状に合わせ、選択交換して使用することもで
きる。また、本考案の超音波探触子は送信用と受信用と
別個にすることもできる。
本考案の超音波探触子は被検体の欠陥の有無を検出する
のみならず被検体の温度が判っていれば超音波の伝播時
間を測定することにより、超音波探触子から被検体の欠
陥箇所までの距離を求めることができ、逆に、この距離
が判っていれば、被検体の温度を求めることができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、1個の超音波探触子で探
傷ができ、探傷の作業性が向上し、探触子交換時間の削
減、設備費の低減、検査時間の短縮化等が可能となり、
また放射線下での探傷においては作業時間の短縮による
被曝線量の低減が可能となる。また、本考案の超音波探
触子と組み合わせる探傷器も従来のものを使用すること
が可能で、特別な付属品あるいは装置を必要とせず、汎
用性にすぐれている。また、構造が簡単で、容易に安価
に製作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による超音波探触子の一実施例を示す
図、第2図は第1図の超音波探触子の側断面図、第3図
は第1図の超音波探触子の平面図、第4図は第1図の超
音波探触子の使用状態を説明するための図である。 1……探触子本体、2……ケーシング、3……シール軸
受、4……底板、5……伝音材、6……振動子、7……
吸音材、8……配管、9,10……溶接部、11……信
号線。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体表面に倣った着脱可能な底板を有
    し、伝音材が充填されたケーシングと、ケーシング内に
    シール軸受けを介して組み込まれた回転可能な探触子本
    体と、探触子本体内に設けられた斜角用超音波受信子と
    を備えた超音波探触子。
  2. 【請求項2】探触子の回転角を指示するようにした実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の超音波探触子。
JP1987143995U 1987-09-21 1987-09-21 超音波探触子 Expired - Lifetime JPH0632620Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987143995U JPH0632620Y2 (ja) 1987-09-21 1987-09-21 超音波探触子

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6448670U JPS6448670U (ja) 1989-03-27
JPH0632620Y2 true JPH0632620Y2 (ja) 1994-08-24

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ID=31411311

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JP1987143995U Expired - Lifetime JPH0632620Y2 (ja) 1987-09-21 1987-09-21 超音波探触子

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5580050A (en) * 1978-12-13 1980-06-16 Hitachi Ltd Ultrasonic wave probe
JPS60100660U (ja) * 1983-12-16 1985-07-09 株式会社トキメック 超音波回転型探触子ホルダ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6448670U (ja) 1989-03-27

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