JPH06325982A - 電気エネルギ蓄積装置 - Google Patents

電気エネルギ蓄積装置

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JPH06325982A
JPH06325982A JP5110179A JP11017993A JPH06325982A JP H06325982 A JPH06325982 A JP H06325982A JP 5110179 A JP5110179 A JP 5110179A JP 11017993 A JP11017993 A JP 11017993A JP H06325982 A JPH06325982 A JP H06325982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push plate
laminated body
case
electric energy
energy storage
Prior art date
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Pending
Application number
JP5110179A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Katahira
清市 片平
Koichi Shiraishi
剛一 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Equos Research Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Equos Research Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP5110179A priority Critical patent/JPH06325982A/ja
Publication of JPH06325982A publication Critical patent/JPH06325982A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】積層体の内部抵抗を十分に小さくすることがで
き、しかも、セパレータが破損することがない電気エネ
ルギ蓄積装置を提供することを目的とする。 【構成】電解溶液を使用した単セルを積層して形成され
た積層体11と、該積層体11を収容するケース25
と、該ケース25内において進退自在に配設され、前記
ケース25と共に積層体11の収容部35を形成するプ
ッシュプレート33を有する。そして、該プッシュプレ
ート33の中央部に第1の調整手段が配設され、プッシ
ュプレート33を進退させて積層体11の加圧力を調整
する。また、前記プッシュプレート33の中央部の周囲
に第2の調整手段が配設され、前記プッシュプレート3
3の軸心に対する傾きを変え、前記加圧力を微調整す
る。したがって、各単セル内の電解溶液が電極間に均一
に広がるため、内部抵抗を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気エネルギ蓄積装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気エネルギ蓄積装置に使用され
る大容量のコンデンサとしては電気二重層コンデンサ、
擬似容量コンデンサ等が知られており、前記電気二重層
コンデンサにおいては平行平板コンデンサを基本原理と
し、擬似容量コンデンサにおいては結晶格子に陽子及び
電子が取り込まれることによるダブルインジェクション
理論を基本原理としている。
【0003】この種の電気エネルギ蓄積装置はいずれも
電解溶液を使用しており、このうち、電気二重層コンデ
ンサは、活性炭の粉末に電解溶液を含浸させてカーボン
・ペースト電極を形成し、該カーボン・ペースト電極を
対向させて単セルとするとともに、該単セルを積層して
積層体を形成するようにしている。図2は従来の電気二
重層コンデンサの積層体の断面図である。
【0004】図において、11は積層体であり、該積層
体11は多数の単セル12を積層することによって形成
される。各単セル12は、活性炭の粉末に例えば硫酸水
溶液から成る電解溶液を含浸させて形成した一対のカー
ボン・ペースト電極14,15を有する。該カーボン・
ペースト電極14,15はセパレータ16を介して対向
させて配設され、短絡するのを防止している。該セパレ
ータ16は非導電性材料で形成され、例えば、ポリエス
テル不織布を基材とし、表面を塩素化ポリエチレンで被
覆した多孔性のフィルタから成る。
【0005】各単セル12は、電解溶液が漏洩(ろうえ
い)するのを防止するため、前記カーボン・ペースト電
極14,15及びセパレータ16の周縁部に電気絶縁性
材料で形成されたガスケット18を有し、また、前記カ
ーボン・ペースト電極14,15の外側にTiホイルか
ら成る集電体21を有し、ガスケット18及び集電体2
1によって内部がシールされている。前記ガスケット1
8は、例えば硅素(けいそ)樹脂から成る。
【0006】各単セル12の耐電圧は低く1〔V〕であ
るため、高耐電圧のコンデンサを得るために前記単セル
12を複数個直列的に積層するようになっている。この
場合、積層体11は各単セル12間の接触抵抗及び各単
セル12内の接触抵抗が大きくなり、全体としての内部
抵抗が大きくなってしまう。そこで、内部抵抗が大きく
なるのを防止するために、前記積層体11を図面の上下
方向から適正な圧力で加圧し、加圧力を保持するために
前記積層体11を図示しないケース内に収容するように
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電気エネルギ蓄積装置においては、積層体11の加
圧力を大きくするほど内部抵抗は小さくなるが、加圧力
を大きくしすぎると前記カーボン・ペースト電極14,
15間に配設されたセパレータ16が破損し、カーボン
・ペースト電極14,15間が導通してしまう。
【0008】本発明は、前記従来の電気エネルギ蓄積装
置を解決して、積層体の内部抵抗を十分に小さくするこ
とができ、しかも、セパレータが破損することがない電
気エネルギ蓄積装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
気エネルギ蓄積装置においては、電解溶液を使用した単
セルを積層して形成された積層体と、該積層体を収容す
るケースと、該ケース内において進退自在に配設され、
前記ケースと共に積層体の収容部を形成するプッシュプ
レートを有する。
【0010】そして、該プッシュプレートの中央部に第
1の調整手段が配設され、プッシュプレートを進退させ
て積層体の加圧力を調整する。また、前記プッシュプレ
ートの中央部の周囲に第2の調整手段が配設され、前記
プッシュプレートの軸心に対する傾きを変え、前記加圧
力を微調整する。
【0011】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、前記のように
電気エネルギ蓄積装置は、電解溶液を使用した単セルを
積層して形成された積層体と、該積層体を収容するケー
スと、該ケース内において進退自在に配設され、前記ケ
ースと共に積層体の収容部を形成するプッシュプレート
を有する。したがって、該プッシュプレートを前進させ
ることによって積層体を加圧し、各単セル間の接触抵抗
及び各単セル内の接触抵抗を小さくすることによって、
内部抵抗を小さくすることができる。
【0012】そして、該プッシュプレートの中央部に第
1の調整手段が配設され、プッシュプレートを進退させ
て積層体の加圧力を調整する。また、前記プッシュプレ
ートの中央部の周囲に第2の調整手段が配設され、前記
プッシュプレートの軸心に対する傾きを変え、前記加圧
力を微調整する。したがって、各単セル内の電解溶液が
電極間に均一に広がるため、内部抵抗を十分に小さくす
ることができる。しかも、加圧力を大きくする必要がな
いので、単セル内のセパレータが破損することがない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す電
気エネルギ蓄積装置の断面図、図3は本発明の実施例を
示す電気エネルギ蓄積装置の左側面図、図4は本発明の
実施例を示す電気エネルギ蓄積装置の右側面図である。
【0014】図において、11は単セル12(図2参
照)を積層して形成される積層体である。該積層体11
は、従来のものと構造が同じであるため、その詳細な説
明は図2の説明を援用する。25は前記積層体11を収
容するケースであり、底板26、筒状ケース部材27及
び上板28を有する。前記筒状ケース部材27の両端の
開口は、底板26及び上板28によって閉鎖され、底板
26と上板28の間を連結する4本の組立用ボルト30
によって締め付けられて固定される。各組立用ボルト3
0の周囲には、締付力によって前記筒状ケース部材27
が変形することがないように、補強用スペーサ31が配
設される。
【0015】また、前記筒状ケース部材27内の上板2
8側には、前記筒状ケース部材27の内周面に沿って進
退自在にプッシュプレート33が配設され、該プッシュ
プレート33と前記底板26の間に積層体11の収容部
35を形成する。そして、前記プッシュプレート33の
外周面にはOリング36が配設され、前記収容部35を
シールする。
【0016】前記収容部35に収容された積層体11は
各単セル12間の接触抵抗及び各単セル12内の接触抵
抗が大きくなり、全体としての内部抵抗が大きくなって
しまう。そこで、内部抵抗が大きくなるのを防止するた
めに、前記積層体11を図面における左右方向から加圧
するようにしている。そのため、前記上板28の中央部
を貫通させてセンタボルト41が配設され、該センタボ
ルト41の先端が前記プッシュプレート33の中央部に
当接させられる。したがって、前記センタボルト41を
回転することによってプッシュプレート33を進退させ
ることができる。すなわち、プッシュプレート33を前
進させて前記プッシュプレート33を底板26側に付勢
して積層体11の加圧力を大きくし、後退させて積層体
11の加圧力を小さくすることができる。なお、前記セ
ンタボルト41の頭部と前記上板28の間にはスプリン
グ43が配設され、センタボルト41の位置決めを安定
させる。
【0017】また、前記センタボルト41の周囲の4箇
所には、加圧調整用ボルト45が配設される。該加圧調
整用ボルト45は、前記上板28のセンタボルト41の
周囲を貫通し、先端が前記プッシュプレート33に当接
させられる。したがって、各加圧調整用ボルト45を独
立させて回転させることによってプッシュプレート33
の軸心に対する傾きを変え、前記加圧力を微調整するこ
とができる。
【0018】なお、51は前記底板26の中央部に配設
された電極端子、52は前記プッシュプレート33の中
央部に配設された電極端子である。該電極端子52はプ
ッシュプレート33を貫通し、更に前記センタボルト4
1を貫通して延びる。このようにして、前記積層体11
は加圧されるが、この時の加圧力の調整は内部抵抗を測
定しながら行われる。
【0019】すなわち、まず、前記センタボルト41を
回転させることによってプッシュプレート33を前進さ
せ、積層体11を加圧する。続いて、4本の加圧調整用
ボルト45を回転させることによって前記加圧力を微調
整し、内部抵抗を小さくして一定になるようにする。な
お、前記内部抵抗は電流遮断法によって測定される。そ
のため、前記電極端子51,52間に一定電流を流して
おき、一定電流を遮断した時の電位の変化を測定し、該
電位の変化から前記内部抵抗を計算するようにしてい
る。
【0020】図5は本発明の実施例における積層体の加
圧力と内部抵抗の関係図である。図の縦軸は積層体11
(図1)の内部抵抗を、横軸は積層体11の加圧力を示
す。図において、線aはセンタボルト41によって積層
体11の加圧力を調整しただけの場合における内部抵抗
の変化を、また、線bは加圧調整用ボルト45によって
前記加圧力を微調整した場合における内部抵抗の変化を
示す。
【0021】いずれも、加圧力が大きくなるのに伴って
内部抵抗は小さくなり、ある程度以上の加圧力になる
と、加圧力を変えても内部抵抗は変化しないことが分か
る。また、加圧調整用ボルト45によって前記加圧力を
微調整すると、前記内部抵抗を十分に小さくすることが
できる。これは、加圧調整用ボルト45の微調整によっ
て、単セル12(図2参照)内の電解溶液がカーボン・
ペースト電極14,15間に均一に広がるためであると
考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す電気エネルギ蓄積装置の
断面図である。
【図2】従来の電気二重層コンデンサの積層体の断面図
である。
【図3】本発明の実施例を示す電気エネルギ蓄積装置の
左側面図である。
【図4】本発明の実施例を示す電気エネルギ蓄積装置の
右側面図である。
【図5】本発明の実施例における積層体の加圧力と内部
抵抗の関係図である。
【符号の説明】 11 積層体 12 単セル 25 ケース 33 プッシュプレート 35 収容部 41 センタボルト 45 加圧調整用ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)電解溶液を使用した単セルを積層
    して形成された積層体と、 (b)該積層体を収容するケースと、 (c)該ケース内において進退自在に配設され、前記ケ
    ースと共に積層体の収容部を形成するプッシュプレート
    と、 (d)該プッシュプレートの中央部に配設され、プッシ
    ュプレートを進退させて積層体の加圧力を調整する第1
    の調整手段と、 (e)前記プッシュプレートの中央部の周囲に配設さ
    れ、前記プッシュプレートの軸心に対する傾きを変え、
    前記加圧力を微調整する第2の調整手段を有することを
    特徴とする電気エネルギ蓄積装置。
JP5110179A 1993-05-12 1993-05-12 電気エネルギ蓄積装置 Pending JPH06325982A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5110179A JPH06325982A (ja) 1993-05-12 1993-05-12 電気エネルギ蓄積装置

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JP5110179A JPH06325982A (ja) 1993-05-12 1993-05-12 電気エネルギ蓄積装置

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JPH06325982A true JPH06325982A (ja) 1994-11-25

Family

ID=14529055

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5110179A Pending JPH06325982A (ja) 1993-05-12 1993-05-12 電気エネルギ蓄積装置

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JP (1) JPH06325982A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003124075A (ja) * 2001-10-09 2003-04-25 Nissan Diesel Motor Co Ltd 電気二重層キャパシタの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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