JPH0632579B2 - 直流モータの速度及び位置決め制御装置 - Google Patents

直流モータの速度及び位置決め制御装置

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JPH0632579B2
JPH0632579B2 JP58161179A JP16117983A JPH0632579B2 JP H0632579 B2 JPH0632579 B2 JP H0632579B2 JP 58161179 A JP58161179 A JP 58161179A JP 16117983 A JP16117983 A JP 16117983A JP H0632579 B2 JPH0632579 B2 JP H0632579B2
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マルセロ・ボエラ
フエルツチオ・マリオツテイ
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば、事務機器の部材を位置決めするため
に使用される、直流モータの速度及び位置決めを制御す
る装置に関する。本発明による装置の典型的な応用は、
電子タイプライターのキヤリツジ、プリントヘツド、或
いはプラテンを制御するモータへの応用である。1つの
従来例としての直流モータ制御装置ではマイクロプロセ
ツサより発生させた論理信号で直流モータの制御回路を
駆動する。論理信号は、マイクロプロセツサの読出専用
メモリに記憶された予定の理論速度に近い回転速度をモ
ータが常に維持するように、いずれかの向きでモータを
加速する。モータの回転方向と同一の方向での加速はモ
ータの速度を上昇させ逆方向での加速は、実際にはモー
タを減速する(モータを制動する)。
モータのシヤフトに接続したトランスジユーサによつて
モータの実際の速度を検出し、この速度を理論的速度と
比較し、この2つの速度の間の差を示す信号をマイクロ
プロセツサの第二の読出専用メモリに送る。このメモリ
には、モータを理論的速度に到らしめるのに必要な加速
値及び減速値が記憶されている。この制御にはかなり複
雑な構成が必要である。なぜなら理論速度と実速度間の
差の値が変わるごとに異なる加速値ないし減速値を使用
しなければならないからである。更に、この場合、モー
タは、それを駆動するのに不可欠な連続的な状態の変化
を受けるだけでなく、可変の大きさの加速を強制され
る。
そこで本発明の目的は、簡単で同時に信頼性が高い直流
モータ制御装置であつて加速又は減速値の変動を連続的
に受けないようにモータを制御する制御装置を提供する
ことである。
この目的によれば、本発明の装置は、モータの角度位置
と予定の角度ステツプをカバーする実際の時間とを示す
電気信号を発生する装置、選択的にモータを短絡したり
いずれかの方向に加速するように構成した電気制御回
路、制御回路と角度位置信号発生装置に接続されたマイ
クロプロセツサより成り、マイクロプロセツサは、モー
タが達成しなければならない回転の全振幅(全角度量)
の関数として各角度ステップをカバーする理論時間を記
憶し、さらにマイクロプロセツサは、実際の時間と各ス
テップをカバーする理論時間とを比較して制御回路がモ
ータを維持しなければならない状態及び各状態の持続時
間を決定するように構成されていることを特徴としてい
る。
本発明を図示実施例に従つて以下詳細に説明する。
第1図を参照すると、本発明の装置20は、タイプライ
ター21に設置され、このタイプライターは、例えば本
件出願人のイタリア特許第1,016,590号に記述
されたように、キーボード22、指令コンソール23、
プラテン24、プラテン24に平行なガイド26上を摺
動可能なキヤリツジ25、デイジー・ホイール28、よ
り成る。
第一の直流モータ29は、プラテン24と同軸状に設け
られ、その回転を与える。第二の直流モータ30は、ワ
イヤ・ケーブル31の手段を介して、プラテン24の前
部でキヤリツジ25をシフトさせ、この方法でプリント
・ラインに沿つて種々のプリント位置を定める。また直
流モータである第三の電気モータ32は、キヤリツジ2
5上に設けられ、デイジー・ホイール28を回転させ、
選択された文字を打撃位置に位置決めする。キヤリツジ
25上に設けられたプリント・ハンマー33は、選択さ
れた文字をプラテン24に向けるために電磁石34によ
つて制御される。
3つの光学トランスジユーサ35,36,37は、モー
タ29,30,32のシヤフトにそれぞれ接続され、既
知の方法でタイミング信号を発生する。光学トランスジ
ユーサ35,36,37は例えば、英国特許公報GB2
062220に記述されたタイプのものでよく、それ故
詳述しない。
装置20を更によく理解するために、各モータ29,3
0,32の回転中に各トランスジユーサ35,36,3
7によつて発生されたアナログ信号FTA及びFTB、
このアナログ信号FTA及びFTB、このアナログ信号
FTA及びFTBを方形化することによつて与えられる
論理信号STA及びSTB、が第2図に示されている。
更にトランスジユーサ35,36,37はモータ29,
30,32の各回転中に論理同期信号STFを発生す
る。
本発明による装置20は、3つのモータ29,30,3
2を制御するように適合されるが、説明を簡単にするた
めに、以下単一のモータとそのトランスジユーサについ
て詳細に説明する。
装置20(第3図)は、Intel8641のような既知の
タイプのマイクロプロセツサ40を有しその機能は、後
で更に詳しく説明するが、それに接続された素子、特に
制御回路41を制御することであり、この制御回路は、
パワー回路ないしドライバ回路42を介して、モータ2
9(30,32)を直接的に制御する。制御されるべき
モータに関連するトランスジユーサ35(36,37)
は、マイクロプロセツサ40及び制御回路41に接続さ
れる。
トランスジユーサ35(36,37)から得られる有効
な信号は、アナログ信号FTAと、論理信号STB及び
STFである。論理信号STAは制御回路41によつて
形成される。当然ながらこの選択は、本発明によるモー
タの制御の目的のためには本質的なものではなく、モー
タの回転に関連する論理及びアナログ信号を生成するこ
とについて他の方法を使用できる。
しかし、いずれにせよ、アナログ信号FTAが被制御モ
ータのロータ回転角度と直接的に関連ないし対応するこ
とが重要である。信号FTA(第2図)の周期peは、
ロータの一回転である360゜を、トランスジユーサのデイ
スクのまわりに等角配列した閉塞素子の数で割つた値で
規定されるロータの回転角に対応する。この角を増分角
度又は単に増分と称する。
更に、アナログ信号FTAは正弦波タイプのものであ
り、単調変化領域、即ち、回転角の増加に伴つて常に増
加域いは常に減少する領域においては、任意の基準位置
に対する真正で且つ適切な誤差信号とみなすことができ
る。換言すると、基準位置が第4図の位置Xである場
合(信号FTAのレベルYが対応する)任意の他のレ
ベルY(位置Xが対応する)に対して、差ΔY=Y
−Yは、位置誤差ΔX=X−Xと直接関連する
信号とみなせる。すなわち位置誤差ΔXが大きい程、信
号FTAの値が大きくなる。
各周期peごとに第一と第二の単調変化領域I°とII
゜、信号FTAが零となる同数(2つ)の基準点(第4
図のX及びX′)がある。便宜上、基準位置X
対応する第一の単調変化領域での信号FTAを−FTA
と呼び、基準位置X′が対応する第二の単調変化領域
での同じ信号FTAを+FTAと呼ぶことにする。
以上からわかるようにアナログ信号FTAは制御回路4
1(第3図)によつて処理され、論理信号STA,ST
B,STFはマイクロプロセツサ40によつて処理され
る。マイクロプロセツサ40は、出力として3つの論理
信号M1,M2,M3を与えるような方法でプログラム
され、これらの論理信号は、制御回路41に向けられ、
以下に説明するように、マイクロプロセツサに記憶され
たプログラムに従つて、モータが回転しなければならな
い角度量の関数として、即ち、モータのロータの現在位
置と、ターゲツトと呼ばれる到達すべき位置との隔りを
表わす増分数Nの関数として、モータの状態を規定す
る。マイクロプロセツサ40は、モータがターゲツト付
近に達するまで、その回転をデイジタル的に制御し、そ
の後単調変化領域でのアナログ信号FTAを利用するこ
とによつて正確な位置決めを行う。マイクロプロセツサ
40の機能を詳細に説明するのに先立つて、マイクロプ
ロセツサがカウントをとるのに基準パラメータとして利
用する基本ステツプpaは、一定のままではなく、モー
タのロータの一定の回転量に対応していないということ
に留意されたい。
設計段階において、このステツプpaが各調整セグメン
トにおいてとる値も決められる。ひとつの調整セグメン
トとは現在の位置と達成すべき目標との間の距離を複数
のセクシヨンで分割した場合におけるひとつのセクシヨ
ンである。セグメント数は符号Mで示すことにする、各
セグメントに対するステツプpaの値の決定は2つの矛
盾する要件すなわち、 a)ステツプが小さくなればなるほど(従つてステツプ
をカバーする理想時間が小さくなればなるほど)、制御
が精密になるが、 b)ステツプをカバーする時間は、制御マイクロプロセ
ツサが必要な計算を実行するのに必要な時間より大きく
なければならないこと、 の妥協を必要とする。
第5図のフローチヤートに従つてマイクロプロセツサ4
0の機能を説明する。
第1のフエーズ50では、ロータの現在位置よりスター
トして実行すべき回転の方向及び増分の数Nを定める。
この情報は、タイプライタ21(第1図)のキーボード
22から入力チヤンネル49(第3図)を介してマイク
ロプロセツサ40によりつくられ、あるいはそれ自体既
知であるが図示していない別のプロセツサとの会話によ
り得られる。
第2のフエーズ51(第5図)では、マイクロプロセツ
サ内に記憶されている所定のランニングテーブルに基づ
いて、現在位置からターゲットまでの範囲に対して使用
すべき調整セグメントを決定する。ランニングテーブル
の1例が第6図に図示されている。ここでは、縦座標T
は所定の速度でモータが1ステツプpaだけ回転する
のに必要な基準時間つまり理想時間の長さを示してい
る。使用すべき基準時間Tを決定するために、設計段
階においてマイクロプロセツサ40はフエーズ50で求
めるデータである横座標Nの適当な位置で関数を切つて
小さくする。
例として、4つの基準時間TないしTが決められ、
更にT及びTにおける調整を1増分peに等しいス
テツプpa(pa=pe)で行ない、Tにおける調整
を1増分の半分に等しいステツプ(pa=1/2pe)
で行ない、Tにおける調整を1増分の1/4に等しい
ステツプ(pa=1/4pe)で行なうものと仮定す
る。
その結果以下の表が得られる。
ないしN及びTないしTの値は設計段階で決
定され、ルツクアツプテーブル内に記憶される。
このようにマイクロプロセツサ40は、入力されたNの
各値に対して調整セグメントMを決定でき、また夫々の
セグメントに対して基準時間T及びステツプpaの長
さの両方を決定できる。各調整セグメントに対して、マ
イクロプロセツサ40は選択すべきステツプの識別を実
行できねばならない。これは例えば適当なルーチンによ
つて達成できる。これらのルーチンは本発明を理解する
ためには必須のものではないので、簡単のために説明を
省略する。
マイクロプロセツサ40は基準時間Tに加えてスレツ
シユホールド時間Tも考慮している。ステツプpaを
カバーする時間はスレツシユホールド時間Tより短く
なつてはならない。すなわちステツプpaをカバーする
ために必要とされる回転速度はモータの特性を考慮する
と所定の限界速度より速くならないことが必要とされ
る。
プログラムのこのフエーズ51では、マイクロプロセツ
サ40は、入力された各Nによつて、実行すべき一連の
パラメータを連想できる。即ち各調整セグメントに対し
て、セグメントを構成するステツプpaの数PAS、そ
のセグメントにおいて定められるステツプpaの長さ、
値T及び比例定数h、値T及び比例定数hを与
える。
フエーズ52では、モータがスタートする。後で詳述す
る信号STAあるいはSTBの縁例えば位置A(第2
図)に対応する平衡位置にモータが停止している不動作
状態では、マイクロプロセツサ40は「ポジシヨン ル
ープ(position loop)」状態にある。フエーズ51
(第5図)からフエーズ52に移ることによつて、信号
STBの前縁Bがアナログ信号FTAのピークに対応
する限り、マイクロプロセツサ40は所定の回転方向例
えば第2図の矢印54で示す方向にモータを加速する。
以降に述べるように、マイクロプロセツサ40は進行中
のステツプをカバーする実効時間すなわち実際の時間T
を適宜計算するが、この段階においては、(位置Aか
ら信号STBの前縁Bまでの)最初のステツプをカバ
ーする仮の時間TPOの値を決定する。
この決定にあたつては、マイクロプロセツサのスタート
指令からモータのスタートの実際の瞬間までの避けられ
ない初期時間遅延を考慮する。この遅延は数ミリ秒程度
あり、遅延を加味しないと後でカバー時間の実際の値を
用いて計算した結果が信用のおけないものになつてしま
う。
フエーズ53(第5図)では、論理信号M,M及び
を発生するマイクロプロセツサ40により、ターゲ
ツトに近づくまでモータ29のデジタル駆動が実行され
る。この論理フエーズは第7図に詳細に示されている。
詳細には、フエーズ53は第1のサブフエーズ101を
含んでおり、ここでは第6図のチヤートに基づいて変数
,h,T及びh並びにPASの値及び実効時
間Tの値について適宜更新が行なわれる。PASは当
該のセグメントで実行されるべきステツプの数であり、
実効時間Tの値はモータに1つのステツプpaをカバ
ーさせる一連の基本動作を実行するのに必要な時間の和
により与えられる。
次のサブフエーズ102では、マイクロプロセツサ40
はまだ完了していないステツプの数PASが0に等しい
か否かチエツクする。肯定の場合には、これはこの調整
フエーズの終了であり、第5図のメインフローへの復帰
が生じる。一方、否定の場合には、値PASがサブフエ
ーズ103で1単位だけ減分され、サブフエーズ104
においてマイクロプロセツサはスレツシユホールド時間
が先行ステツプをカバーするのに要した実際の時間
より大きいかあるいは、スタート後最初のステツプ
を実行する場合には仮の時間TPOより大きいか否かチ
エツクする。
肯定の場合には、つまりモータ29が速く回転しすぎて
いる場合には、マイクロプロセツサ40はサブフエーズ
105において信号M,.M及びMをある状態に
してモータを直ちに短絡状態にするとともに強制時間T
の値を値TとTとの間の絶対値と比例定数h
の積に等しいとして計算する。更に、変数Tは時間T
に等しく設定する。
サブエース106で、サブフエース104の右側のブラ
ンチ108の動作時間がサブフエース104の左側のブ
ランチ109の動作と同じ時間となるように遅れを入
れ、サブフエーズ107ではモータへの強制が制動ある
いは逆転指令でなければならないことが決定される。
こに対して、サブフエーズ104において実際の時間T
あるいは仮の時間TPOがスレシユホールド時間T
よりも大きい場合には、サブフエーズ110においてマ
イクロプロセツサ40はモータ29を加速状態にし、一
方TとTとの間の値の絶対差と比例定数hとの積
に等しいとして強制時間Tの計算が実行される。この
場合には変数Tが基準時間Tに等しく設定される。
次に、サブフエーズ111においては、TがTより
大きいか否かがチエツクされる。肯定の場合には、サブ
フエーズ113で次に続く強制が制動でなければならな
いことを決定し、一方否定の場合にはサブフエーズ11
2でこの強制が加速であるとを決定する。
次のサブフエーズ114においては、サブフエーズ10
5あるいはサブフエーズ110において計算した時間T
の間、モータ29への強制を実際に実行する。
サブフエーズ101以降からサブフエーズ114に入る
までの動作をマイクロプロセツサ40が実行するのに要
する時間をqとする。
計算のための時間qがステツプの実行の開始から経過し
た後に、マイクロプロセツサ40は、モータ29(3
0,32)に別の指令を与えることに加えて、進行中の
ステツプつまり、現在のステツプを実際にカバーする時
間Tを計数することも含む一連の動作を実行する。フ
エーズ114までは、時間Tとしては先行ステツプを
カバーするのに要した時間を使用したのであるが、これ
以降では現在のステツプの持続時間を次のステツプの実
行の際に使用するために決定しなければならない。
そこでまずサブフエーズ115において値Tを0に等
しく置き、つぎのサブフエーズ116でこの新しい時間
を強制時間Tと比較する。新しい時間Tが時間
より小さいかあるいは等しい限り、マイクロプロセ
ツサ40はサブフエーズ117に行き、このステツプが
カバーされたか否か、すなわち後述の動作例でも説明す
るように論理信号STAあるいはSTBの所定の前縁が
発生したか否かをチエツクする。肯定の場合には、サブ
フエーズ118を介してサブフエーズ101への戻りが
発生し、サブフエーズ118で現在のステツプをカバー
するのに要した時間Tを前述の計算時間qだけ増分す
る。
サブフエーズ117におけるチエツクが否定である場合
には、サブフエーズ119が生じ、ここで計算中の時間
が1単位だけ増分される。
時間Tが時間Tより大きいことがサブフエーズ11
6においてわかつた時には、加速あるいは制動が停止
し、サブフエーズ120及び次のサブフエーズ121が
発生する。サブフエーズ120でモータ29が短絡さ
れ、サブフエーズ121で時間Tと変数Tが比較され
る。変数Tは前述のようにTあるいはTに等しい。
がTより小さいかあるいは等しい場合には、マイク
ロプロセツサ40はサブフエーズ122に行き、ステツ
プpaがカバーされたか否かチエツクする。肯定の場合
にはサブフエーズ118を介してサブフエーズ101へ
の戻りが発生し、否定の場合にはサブフエーズ123が
発生して、計算中の時間Tが1単位だけ増分される。
これに対して、時間TがTより大きいことがサブフエ
ーズ121でわかつた場合にはモータ29を加速するサ
ブフエーズ124が生じる。続くサブフエーズ125
は、サブフエーズ126において実行するステツプpa
がカバーされたか否かのチエツクを遅延させるだけのた
めにある。肯定の場合にはサブフエーズ118を介して
サブフエーズ101への戻りが生じ、一方否定の場合に
はサブフエーズ127が発生し、ここで計算中の時間T
が1単位だけ増分される。
ステツプpaの長さが2つの連続した調整セグメント間
で変化する場合、Tの値を含む変数の更新をマイクロ
プロセツサ40は与える。もし、例えばステツプpaが
1増分に等しいセグメントからステツプが1増分の半分
に等しいセグメントへ動作が移行する場合、変数T
,T,h及びPASの更新に加えて、その古い
セグメントにてカウントされた時間Tは、その新しい
セグメントにて決定104で発生される前に半分の値に
される。
この最後のセグメントの調整を実行し、かつこの最後の
セグメントの範囲内で最後のステツプの調整を行なつた
後(サブフエーズ102においてPAS=0を発生)マ
イクロプロセツサ40は論理フエーズ55(第5図)に
進み、これは「位置ループ」として定義される。このフ
エーズにおいて、マイクロプロセツサ40は、モータの
制動を制御し、そしてターゲツトに対応したモータの単
調変化領域内のアナログ信号FTAに対しアナログ位置
ループを作動させる。
詳細には、フエーズ55はサブフエーズ201(第8
図)を有し、このサブフエーズにおいてマイクロプロセ
ツサ40は最初信号M,M及びMにある時間T
FPの間作用することによつてモータ29を制動する。
ここに、 TFP=α+β1TRP−Tpl 尚、α及びβは制制されるモータの特性に依存した定数
であり、TRPはモータが最後のステツプをカバーする
のに希望される時間である。
FPの値は、所定の最大値TFPmaxで制限されそ
してある時間T=Tmin零になる。このTmi
nもまた所定値である。更にサブフエーズ201におい
て、マイクロプロセツサ内のカウンタは零にされそして
所定値の時間Tのカウントが開始される。
次のサブフエーズ202においては、アナログ制御が信
号FTAに対し導入される。このアナログ制御の間、マ
イクロプロセツサ40はサブフエーズ203に進んで、
信号STBの所定縁の発生により信号FTAが関係のあ
る単調変化領域内に留まつているかどうかを検査する。
留まつている場合、マイクロプロセツサ40はサブフエ
ーズ204に進み、ここで所定時間Tが経過したかど
うかを検査し、そしてもし経過が確認されると別のサブ
フエーズ205に進み、ここで制御されているモータを
流れる電流の利得の減少が生じ、この後マイクロプロセ
ツサは新たなデータ(第5図のステツプ50)の獲得に
対し準備が完了する。
他方、もしサブフエーズ203において予め定めた単調
な領域を通り過ぎたことが見いだされると、マイクロプ
ロセツサ40はサブフエーズ206に進み、ここでその
内部カウンタを零にしそして新しい時間Tをカウント
し、この時間の間モータは強制制動され逆転に至る。
この強制はサブフエーズ207において実行され、その
後のサブフエーズ208では以前に定めた単調な領域内
へのモータ及び対応するアナログ信号FTAのリエント
リを検査する。これが生じて信号STBの適当な縁によ
り通知されるとすぐ、マイクロプロセツサ40はサブフ
エーズ209において強制時間TFF=T/2の間モ
ータを逆方向へ強制し、この時間の満了時にマイクロプ
ロセツサ40内のカウンタはサブフエーズ210におい
て再び零にされ、再度時間Tがカウントされる。次に
サブフエーズ202のアナログ位置ループが再導入され
る。
マイクロプロセツサ40がモータ29のデジタル制御を
実行する論理フエーズを述べたが、次にマイクロプロセ
ツサが発生する論理信号M,M及びM(第3図)
がどのように処理されるかについて述べる。
論理信号M,M及びMの各組合せに対し、制御を
希望するモータ29のひとつの状態が対応し、その例を
以下の表に示す。
信号M,M及びMは制御回路41(第3図,第9
図及び第10図)へ送られ、この回路はアナログ信号S
ENS及びFTAをも考慮し、出力としてモータ29の
実際の指令用の信号PW,PW及びDRENとマイ
クロプロセツサ40へ送られる信号STAとを供給す
る。
信号SENSはドライバ回路42から得られ、この回路
は周知のタイプであり、例えばダブル・トランジスタ・
ブリツジ(詳細は図示せず)から成る。電流Iを検出
する抵抗器Rはブリツジの2つの岐路に共通である。
詳細には、第9図及び第10図において、Vは所定の
基準電圧を示し、VCCは所定の直流電圧を示す。制御
回路41はデコーダ60を有し、このデコーダは、AN
Dゲート70,71及び72、NANDゲート73,2
つの排他的ORゲート77及び78,及び2つのインバ
ータ79及び80により、マイクロプロセツサ40の指
令M,M及びM並びにパルス幅変調器61により
発生される信号Qを、ドライバ回路42に必要な指令P
,PW及びDREN、電流源62に与えられる信
号SAT=M、モータ29内の電流利得を減少させる
のに適した信号GRED=Mへ以下に説明する通り変
換する。
デコーダ60の真理値表は次の通りである。
電流源62は、トランジスタ81と抵抗器Rとから成
り、出力として飽和電流ISATを供給する。変調器6
1は、三角波出力83及び方形波出力84を有する発振
器82と、2つの演算増幅器85及び86と、増幅器8
5用の帰還回路を形成する抵抗器R及びキヤパシタ8
7と、2つのインバータ88及び89と、及び4つのN
ANDゲート90、91、92及び93と、から成る。
変調器61が発生する信号Qは発振器82の周波数の方
形波であり、そのデユ−テイ比δは入力電流IEIに比
例し、次のように表わせる。
0.5−δ=K.IEI=K.(I′+IEL) 尚、Kは比例係数である。
M3=SAT=1のとき、ISATは大きくダイナミツ
ク・リミツタ64をオフにバイアスして、その結果I
EL=0となる。これは、モータのデジタル制御中の状
態である。M3=SAT=0のとき、IELはFTAか
ら得られ、「位置ループ」モードが得られる。
制御回路41はまたいわゆる「電流再現器(current re
constuctor)」63を含み、これは演算増幅器94、9
5及び96と、複数の抵抗器R−Rf2と、トランジ
スタ97とキヤパシタ98とによつて、モータを流れる
電流Iに比例した電流I′を再現し、このモータの
トルクを示すI′はドライバ42から検出抵抗器R
を介してアースへ戻る電流Iのコヒーレントな復調に
よつて得られる。この復調は、変調器61の出力Qに依
存して行なわれ、その結果Q=1のとき電流I′は−
に比例し、一方Q=0のとき同じ電流I′は+I
に比例する。
変調器61からの信号Qの波形、増幅器96から与えら
れる信号Q、モータに流入する電流I、ブリツジ電
流Iおよび電流I′は第14図に示されている。制
御回路41は、入力端子の1つにアナログ信号FTAを
受信し信号IEOを出力端子に与える演算増幅器74
と、信号FTAを方形化し方形化信号STAを発生する
演算増幅器75を含む。信号IEOは抵抗R13とコン
デンサ76を含む積分器65で積分され、これらによつ
て信号IE1を供給する。後者はノード300でいわゆ
る「ダイナミツク・リミツタ」64に流入する信号I
E2を形成するために電流源62からの信号ISAT
加えられる。ダイナミツク・リミツタ(可変利得電流制
限回路)64は演算増幅器301、ゼナーダイオード3
02および303、ダイオード304および305、抵
抗器R14〜R19、トランジスタ306で構成され信
号IELを発生する。
この信号IELはノード307で電流再現器63からの
信号I′に加えられ、図示のように変調器61に流入
するIE1を形成する。復号器60からの論理信号GR
EDはトランジスタ306のベースを駆動する。リミツ
タ64の機能は、信号GREDが0レベルである場合に
おいて制限値+IEMと−IEM(第13図)の中間値
に入力信号IE2があるときは入力信号IE2を変更な
しに通過させ、そうでないときは入力信号を制限値に制
限する。一方、信号GREDが1レベルであれば制限値
は+I′EMおよび−I′EMである。このように信号
GREDの切換によりポジイシヨンループの電流利得を
変えることができる。
マイクロプロセツサ40が論理信号M1、M2およびM
3を発生する原理および制御回路41がこれらの論理信
号をどのようにしてモータ29(30,32)に対する
有効な又は実際の指令の信号に変換するかがわかつたと
ころで次に本発明による装置20の動作例を説明しよ
う。
いま、制御されるモータ29は停止しているとし、チヤ
ネル49(第3図)の入力データに基づいて61/2増分
に相当する回転を実行しなければならないとする。プロ
グラム(第5図)の第1のフエーズ50において、N=
6.5が与えられ、回転の方向が決定される。次いで、マ
イクロプロセツサ40はフエーズ51に行き、そこでプ
ログラムランニングテーブル(第6図)に基づいて、使
用するステツプの値と基準時間Tを確立する。本例に
おいて、N=6.5に対しては時間T=Tおよびステ
ツプpa=1増分が対応すると仮定する。さらに、この
フエーズ51において、マイクロプロセツサ40は
、Tおよびhの値を確立する。
動作をわかりやすく説明するため、モータ29および対
応する変換器35はアナログ信号FTA(第4図および
第11図)の第1の単調領域−FTA内の位置、すなわ
ち、基準位置Xに停止していると仮定する。信号M2
は1レベル、信号M1およびM3は0レベルであるため
モータは電流利得G<1である位置ループ−FTA上の
状態である。F(第11図)の瞬間において、マイク
ロプロセツサ40はプログラム(第5図)のフエーズ5
1からフエーズ52に移り、信号M2を0レベルにし信
号M3を1レベルにして、モータ29を起動し加速に対
応する前進指令を与える。この状態は、信号STBの前
縁B(第11図)に対応する時点Fまで保持され
る。
時点Fから、第1の基準時間TR1=Tとステツプ
paをカバーする第1の時間TP1がカウントされる。
この段階(N<N)において、ステツプpaはまだ1
増分に等しい。マイクロプロセツサ40は計算(第7
図)に必要な時間qの間信号M3を1レベルに信号M1
およびM2を0レベルに保持し、この間モータ29は加
速を続ける。時間qが経過しても、モータはまだ強制時
間FF1=hR1・1TR1−TPO1(ここでhR1
は時間TR1に関連した比例定数、TPOは所定の仮想
時間)の間加速され続ける。この場合において、先行ス
テツプをカバーする仮想時間は理想時間TR1より大き
いので強制は加速に対応する。この後に、信号M2は1
レベルにされ、モータは時間TR1の終わりまで短絡さ
れる。この点で、信号M2は0レベルに戻り、モータは
信号STBの新しい前縁Bに対応するステツプpaの
終わりすなわち時間Fまで再び加速される。
マイクロプロセツサ40は時点Fから開始する時間q
の間のモータを加速の状態に保つ、その後モータを強制
時間TF2=hR2・1TR2−TP11、(ここで、
R2はTR2に関連した比例定数、後者(TR2)は
進行中のステツプすなわち現在ステツプにおけるステツ
プに関連する基準または理論上の時間、TR1は先行ス
テツプをカバーするのに要した実際の時間)の間強制す
る。この場合TR2はTP1より小さいので強制時間の
間モータは加速され、この後、信号M2は1レベルとな
りモータは時間TR2の終わりまで短絡され、その次に
信号STBの新らしい前端Bまで加速される。このス
テツプを実行する間NはいぜんとしてNより小さいか
等しく、基準時間TはいぜんとしてTに等しいこと
に注意すべきである。したがつて、TR1とTR2は等
しく、また比例定数hR1とhR2もそうである。
マイクロプロセツサ40は各ステツプがカバーされた後
第6図のランニングテーブルに基づいて演算変数を更新
するものであるから、いまNがNとNの間になつた
ことを検出したとすると、基準時間TはTに等しく
セツトされるが、一方ステツプpaは信号FTAの周期
peのままである。
信号STBの前端Bに対応する時点Fから、時間T
R3=T、ステツプカバー時間TP3および時間qが
カウントされ、qの間モータは加速され、一方マイクロ
プロセツサ40はTR3とTR2の比較を実行し、強制
時間TF3=hR3・1TR3−TP21、(ここで、
R3は時間TR3に関連した比例定数)を演算する。
この段階では理論上の時間TR3は先行ステツプのカバ
ー時間TP2より大きいので、信号M1を1レベルとし
てモータ29(30,32)を時間TF3の間制動し、
次いで信号M1を0レベル、信号M1を0レベルとして
このステツプが終るまで、すなわち信号STBの新しい
前縁Bがくるまでモータを短絡する。
マイクロプロセツサ40は各ステツプの後で変数の更新
を行う機能を有するが、本例ではNはまだNとN
間であり、Tとpaは先行ステツプの値に等しく保持
される。信号STBの縁Bに対応する時点Fからマ
イクロプロセツサ40は時間TR4=T、カバー時間
P4および時間qをカウントし、時間qの間モータは
加速され、一方TR4とTP3の比較が行われ、強制時
間TF4=hR4・1TR4−TP31、(ここで、h
はTR4に関連した比例定数)を演算する。この場合
理論上の時間TR4は再び先行ステツプのカバー時間T
P3より大きいため、モータ29(30,32)は時間
F4の間制動され、その後ステツプの終わりすなわち
信号STBの新しい前縁Bまで短絡される。
NはいまやNとN間であり、したがつてマイクロプ
ロセツサ40は第6図のランニングテーブルに基づいて
変数の更新を行い、特に、T=Tおよびpa=1/2
peを得る。
信号STBの縁Bに対応する時点Fからマイクロプ
ロセツサ40は時間TR5=T、実際のカバー時間T
R5、時間qをカウントする。qの間、モータ29(3
0,32)は加速され、一方、時間TR5と時間1/2T
P4との比較が行われ、強制時間TF5=hR5・1T
R5−TP4/21(ここで、hR5は時間TR5に関
連した比例定数)を演算する。この段階では、理論上の
時間TR5は先行ステツプのカバー時間TP4の1/2よ
り大きいため、モータ29(30,32)は時間TF5
の間制動され、ステツプの終わり、すなわち信号STB
の後縁Bに達するまで短絡される。この場合pa=1/
2peであるので後縁が用いられ、同様の理由で、カバ
ー時間TP4(他方では全期間時間が参照される)は強
制時間TF5の計算および理論上の時間TR5との比較
において半分にされる。
この段階では、ターゲツトが近くなつているためモータ
の速度は低速である。これはモータ29に関連する変換
器35によつて供給されるアナログ信号FTAの周期p
eが変化することからも明らかである。
この段階では、NはいぜんとしてNとNの間にあ
り、マイクロプロセツサ40は変数を変更しない。
信号STBの縁Bに相応する時点Fから、現在のス
テツプの理論時間値TR6=T、現在のステツプをカ
バーするのに実際にかかる時間Tp6、及び時間qを計
算し、qの間のマイクロプロセツサ40はモータ29
(30,32)を加速し、TR4とTP5とを比較し強
制時間TF6=hR6・1TR6−TP51を計算す
る。ここでhR6は時間TR6に関連する比例定数であ
る。この段階での理論時間値TR6は実際の時間TP5
よりも大きいため、モータ29は時間TF6の全体に亘
つて制動され、その後時間TR6の終りまで短絡されそ
して信号STBの新たな縁Bまで加速される。この時
点において、マイクロプロセツサ40はNがNとN
との間にあることを検出し、ランニング・テーブルに基
いて変数を更新する。特に、T=T及びpa=1/4
peの関係が得られる。
信号STBの縁Bに対応する時点Fから、現在のス
テツプの理論時間値TR7=T、現在のステツプに実
際費される時間TP7、およびモータ29(30,3
2)が加速される時間qが算出される。その時間qの間
にマイクロプロセツサ40は時間TP7と時間TP6
1/2とを比較し強制時間TF7=hR7・1TR7−T
P6/21を計算する。ここでhR7は時間TR7に関
連する比例定数である。TR7が1/2TP6よりも大き
いため、モータ29は制動を受けるが、この場合時間T
F7全体に亘つてではなく信号STAの前縁である時点
まで受ける。この理由は、前述の如く、この段階で
は、ステツプpaは周期peの1/4であるからであり、
これはその前の周期の半分の時間に関する時間TP6
1/4周期に要する理論時間値TR7と比較されるとき半
分にされる理由と同じである。時点Fにおいて、Nは
まだNとNとの間にあつてマイクロプロセツサ40
は変数を変更しない。この時点から、理論時間値TR8
=T、実際の時間TP8及びモータ29(30,3
2)が加速される時間qが計算され、その時間qの間に
マイクロプロセツサ40は時間TR8と時間TP7とを
比較し、強制時間TF8=hR8・|TR8−TR7
を算出する。TR8はTP7よりも大きいため、モータ
29(30,32)は、時間TF8の全体に亘つて制動
を受け、その後ステツプの終了、即ち信号STBの新た
な縁Bの時点Fまで短絡される。この時点でマイク
ロプロセツサ40はモータ29が回転を終了しつつある
ことを検出し、その対応するアナログ信号FTAは到達
すべき位置X(第12図)に対応する単調変化領域に
達している。
時点Fにおいて、マイクロプロセツサ40はモータ2
9に対し時間TFP=α+β|TR8−TP8|の間強
制制動を与え、前述の如く、TFPが零より小さいとこ
の強制制動は行なわれず、時点F10において電流利得
G=1の領域+FTA上のアナログ「位置ループ」と連
動して3つの論理信号M1、M2及びM3を零にする。
この状態において、電流源62(第10図)は消勢さ
れ、信号SATは零レベルとなり、信号IEOに比例す
る制限誤差IFLが加算点307に到達する。その信号
EOはモータの制止点Xに対する位置誤差を示す。
変調器61(第9図)、デコーダ60、ドライバ42、
モータ29、抵抗R及び電流再現器63によつて形成
される閉ループは信号IELに比例する電流Iをモー
タに与える。このようにして、モータ29は安定した平
衡状態位置に移動させようとするトルクによつて作動す
る。
第5図のフエーズ55に関連して説明したように、もし
時間Tの後マイクロプロセツサ40が、到達すべきタ
ーゲツトに対応する単調変化領域を通過する信号(信号
STB)を全く受けないと、マイクロプロセツサは別の
データを取得するよう準備する。この様子が第12図に
破線で示す信号FTAによつて表わされる。
一方、もし、到達すべき位置Xに対応する単調変化領
域を通り過ぎたことが信号STBの前縁B10によつて
与えられると、マイクロプロセツサ40は他のステツプ
におけると同様に時間Tの間モータ29を制動させ
る。この時間Tは同じ信号STBの縁B10とB′
10との間に形成されるもので考慮した単調変化領域の
外側にモータ29(30,32)がとどまる時間であ
る。縁B10及びB′10は相互に異なる時点F11
びF12で発生するけれども、これらはモータの同じ角
度位置にある。制動の強制(反転指令)がモータの回転
を逆転させるように作用するので、モータは位置Cにお
いて回転方向を逆転する。
時点F12から、モータ29はTの1/2に等しい時間
FFの間強制されて、非常に短い振動の後位置X
停止される。
信号M及びMを見ると、モータが時点F10からど
のように加速されるかがわかる。しかし、モータが位置
Cで反転することが位置Xに向つて制動される仕方を
説明している。
時間TFFが経過した時点F13において、3つの信号
M1、M2及びM3は零にされ、モータはマイクロプロ
セツサによつて電流利得G=1の+FTA上「位置ルー
プ」状態に置かれる。
位置Xに対応する単調変化領域への再入(時点
12)から時間T経過すると、マイクロプロセツサ
40はこの単調変化領域を通過する信号を有さず信号M
1及びM2を1レベルにし、モータを電流利得G<1の
+FTA上の位置ループ状態に置き、新たなデータを得
る準備をする。
以上の如く、本発明による装置20は、モータ29(3
0,32)の角度位置を示す電気信号FTA、STA及
びSTBと所定の単位角度距離paを移動するのに要す
る実際の時間Tとを発生する装置35(36,37)
と、モータ29(30,32)を短絡したり、制動をか
けたり、または加速したりして制御する電気制御回路4
1と、回路41及び信号発生装置35(36,37)に
接続されるマイクロプロセツサ40とから成り、マイク
ロプロセツサ40には各単位距離pa移動するのに必要
な理論時間値Tがモータの回転の全振幅(全角度量)
の関数として記憶され、マイクロプロセツサ40は各単
位距離paを移動するのに必要な実際の時間Tと理論
時間値Tとを比較して回路41がモータ29(30,
32)をどの状態に維持すべきか、及び各状態の持続時
間を決定する。
マイクロプロセツサに数量を記憶するという記述は、プ
ロセツサ・チツプの外部メモリに記憶する可能性を含ん
でいる。また、ランニング・テーブルは、例えば内部の
又は外部のROMに記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による装置を使用するタイプライター
の平面図である。 第2図は、本発明による装置の多数の電気信号の波形図
である。 第3図は、本発明を実施する装置のブロツク図である。 第4図は、第2図の信号の詳細図である。 第5図は、本発明を実施する装置によつて使用されるマ
イクロプロセツサのプログラムの第一のフローチヤート
である。 第6図は、ターゲツトからのストローブ数(N)に関し
て、第3図のマイクロプロセツサによつて使用される基
準時間(T)を示す図である。 第7図は、マイクロプロセツサのプログラムの第二のフ
ローチヤートである。 第8図は、マイクロプロセツサのプログラムの第三のフ
ローチヤートである。 第9図は、本発明を実施する装置の詳細なブロツク図で
ある。 第10図は、本発明を実施する装置の詳細な回路図であ
る。 第11図は、一動作例中に検出された、本発明による装
置の多数の電気信号の経過を示す図である。 第12図は、本装置の一動作例中に、次の段階での第1
1図の信号を示す図である。 第13図は、第10図の回路の幾つかの電気信号の経過
を示す図である。 第14図は、第9図及び第10図の回路の他の信号の経
過を示す図である。 (符号説明) 20:速度及び位置決め制御装置 21:タイプライター、22:キーボード 23:指令コンソール、24:プラテン 25:キヤリツジ、26:ガイド 28:デイジー・ホイール、29,30,32:直流モ
ータ 33:プリント・ハンマー、34:電磁石 35,36,37:光学トランスジユーサ 40:マイクロプロセツサ、41:制御回路 42:パワー回路(ドライバ回路) 60:デコーダ、61:パルス幅変調器 62:電流源、63:電流再現器 64:ダイナミツク・リミツタ(可変利得電流制限回
路) 65:積分回路、I°:第1の単調変化領域 II°:第2の単調変化領域、pe:増分 N:増分数、pa:ステツプ T:基準時間(理論時間) T:ステツプ・カバー実時間(実際の時間) q:計算時間、T:強制時間 X:ターゲツト(制止位置) T:スレツシユホールド時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−179670(JP,A) 特開 昭58−92012(JP,A) 特開 昭54−67866(JP,A) 特開 昭54−136617(JP,A) 特公 昭58−43220(JP,B2)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】事務機械の回転可能部に接続される直流モ
    ータの速度及び位置決めを制御する制御装置であって、 前記回転可能部の種々の角度位置を表す電気的なパルス
    (STB)を発生するエンコーダ手段(35)と、 各角度ステップ(pa)を変換するのに必要な基準時間
    (T)を記憶するメモリ手段と、 前記エンコーダ手段に接続され、かつ入力源(49)に
    接続されるマイクロプロセッサ(40)と、 前記モータ用の駆動ユニット(41、42)とを備え、 前記マイクロプロセッサは、 前記パルス(STB)により条件付けられ、所定の角度
    ステップ(pa)をカバーするため経過した実際の時間
    (T)を計算する第1の手段と、 先行の角度ステップの実際の時間(T)を前記の現在
    のステップの基準時間(T)と比較し、かつ当該実際
    の時間(T)と基準時間(T)の差を計算する比較
    手段(111)と、 前記駆動ユニットに対して前記差に関連した信号を発生
    する手段とを備える、直流モータの速度及び位置決め制
    御装置において、 前記駆動ユニットに対する前記信号は各ステップに対し
    て2つの論理制御パルス(M1、M2)を含み、 前記駆動ユニットは、前記論理パルスに応答して、第1
    の組合せ(M1=0、M2=1)に応じて前記モータを
    回路短絡状態に保持し、第2の組合せ(M1=0、M2
    =0)に応じて前記モータを加速し、第3の組合せ(M
    1=1、M2=0)に応じて前記モータを制動する回路
    手段(60)を有し、 前記比較手段は、前記電気的なパルス(STB)からの
    所与の計算時間(o)に前記差を計算し、 前記マイクロプロセッサは、 前記先行のステップの実際の時間(T)が前記の現在
    のステップの基準時間(T)より少なくないことを前
    記比較手段が検証したとき、前記モータを直ちに加速す
    るため制御パルスの第2の組合せ(M1=0、M2=
    0)を発生する手段と、 前記実際の時間(T)が前記基準時間(T)より少
    ないことを前記比較手段が検証したとき、前記モータを
    直ちに制動するため制御パルスの第3の組合せ(M1=
    1、M2=0)を発生する手段と、 前記所与の計算時間(o)後に前記実際の時間(T
    と前記基準時間(T)の差に関連した強制時間(T
    F)を決定し、当該強制時間(T)中に前記第2の組
    合せ又は前記第3の組合せを維持する強制手段と、 論理パルスの第1の組合せ(M1=0、M2=1)を発
    生し、前記強制時間後に前記モータを回路短絡しかつ制
    動された状態に保持する回路短絡手段と、 制御パルスの第2の組合せ(M1=0、M2=0)を発
    生するため、基準時間(T)の経過又は前記の現在の
    ステップ(pa)の完了のいずれかにより条件付けられ
    前記所与の計算時間(o)中に前記モータを加速する回
    復手段(110、120)とを備えることを特徴とする
    直流モータの速度及び位置決め制御装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の直流モータ
    の速度及び位置決め制御装置において、 前記メモリ手段はまた、仮の実際の時間(Tpo)を記
    憶し、 第1の角度ステップの回転中に、該第1の角度ステップ
    をカバーする基準時間(T)が前記仮の実際の時間
    (Tpo)と比較されることを特徴とする直流モータの
    速度及び位置決め制御装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    直流モータの速度及び位置決め制御装置において、 前記角度ステップ(pa)は前記パルス(STB)の周
    期(pe)に正比例し、 前記マイクロプロセッサは更に、前記直流モータの回転
    の全振幅の関数として、前記周期(pe)と前記角度ス
    テップ(pa)との間の比を決定する手段(101)を
    備えることを特徴とする直流モータの速度及び位置決め
    制御装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1〜3項のいずれか一項
    に記載の直流モータの速度及び位置決め制御装置におい
    て、 前記エンコーダ手段は更に、アナログで正弦曲線タイプ
    のフィードバック信号(FTA)を発生し、 前記フィードバック信号のゼロの値に対応する停止位置
    に前記直流モータの回転を停止させる停止手段が、前記
    駆動ユニットに設けられ、 前記フィードバック信号は、前記ゼロの値を交差する複
    数の単調変化領域を備え、 前記マイクロプロセッサは更に、前記直流モータの停止
    位置に対応する前記の第1のフィードバック信号の所定
    の単調変化領域の始まりを検出し且つ別の論理信号(M
    3)を発生する手段を備え、 前記駆動ユニットは、前記別の論理信号(M3)に応答
    して、前記の第1のフィードバック信号の前記の決定さ
    れた単調変化領域を直接利用し、前記直流モータを制御
    する手段を備えることを特徴とする直流モータの速度及
    び位置決め制御装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項に記載の直流モータ
    の速度及び位置決め制御装置において、 前記の第1のフィードバック信号の前記の決定された単
    調変化領域のゼロの値は前記直流モータの停止位置に対
    応し、 前記マイクロプロセッサは更に、前記の決定された単調
    変化領域を通過するのを検出する手段と、前記駆動ユニ
    ットにより前記直流モータを前記の決定された単調変化
    領域の前記停止位置に向かって戻される手段とを備える
    ことを特徴とする直流モータの速度及び位置決め制御装
    置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第4項又は第5項に記載の
    直流モータの速度及び位置決め制御装置において、 前記駆動ユニットは、 前記直流モータに流れる電流(IM)と、前記の第1の
    フィードバック信号のゼロの値との関数である、変調さ
    れた信号を発生するパルス幅変調器と、 前記マイクロプロセッサと前記パルス幅変調器とに直接
    接続されるデコーダとを備えることを特徴とする直流モ
    ータの速度及び位置決め制御装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第6項に記載の直流モータ
    の速度及び位置決め制御装置において、 駆動回路が、前記駆動ユニットと前記直流モータとの間
    に介挿され、 単一の抵抗が、前記駆動回路に接続され、前記直流モー
    タに流れる電流(IM)に比例する電流(IS)を検出
    し、これに対応する感知信号を前記駆動ユニットに供給
    することを特徴とする直流モータの速度及び位置決め制
    御装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1〜7項のいずれか一項
    に記載の直流モータの速度及び位置決め制御装置におい
    て、 前記メモリ手段は、各ステップに関連し且つ前記実際の
    時間がそれ以下となるべきでない時間を表すスレッシュ
    ホールド時間(T)を記憶し、 前記マイクロプロセッサは更に、 各現在の角度ステップのため、先行のステップ(pa)
    の実際の時間(T)と現在のステップのスレッシュホ
    ールド時間(T)とを比較し、且つ前記実際の時間が
    前記スレッシュホールド時間より少ない場合前記比較手
    段を付勢する前に前記実際の時間(T)とスレッシュ
    ホールド時間(T)との差に関連する強制時間
    (T)を計算する検査手段(104)と、 前記検査手段により条件付けされ前記短絡手段を付勢
    し、前記先行のステップの実際の時間が前記現在のステ
    ップのスレッシュホールド時間より少ないとき、前記直
    流モータを直ちに短絡し制動させる第1の安全手段(1
    05)と、 前記加速及び制動手段を付勢し、前記直流モータを強制
    制動させる第2の安全手段(107)とを備え、 前記第1の安全手段及び前記第2の安全手段は、前記実
    際の時間が前記スレッシュホールド時間より少なくない
    とき動作しないことを特徴とする直流モータの速度及び
    位置決め制御装置。
JP58161179A 1983-09-01 1983-09-01 直流モータの速度及び位置決め制御装置 Expired - Lifetime JPH0632579B2 (ja)

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