JPH06325377A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光学式情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH06325377A
JPH06325377A JP11337493A JP11337493A JPH06325377A JP H06325377 A JPH06325377 A JP H06325377A JP 11337493 A JP11337493 A JP 11337493A JP 11337493 A JP11337493 A JP 11337493A JP H06325377 A JPH06325377 A JP H06325377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kickback
signal
output
timing
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11337493A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Sato
直幸 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11337493A priority Critical patent/JPH06325377A/ja
Publication of JPH06325377A publication Critical patent/JPH06325377A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 迅速なキックバック、または安定したキック
バックを行うことのできる光学式情報記録再生装置を得
る。 【構成】 タイミング発生手段14では、キックバック
セクタ検出手段からのパルスを基準として選択手段16
により設定されたディレー時間後にキックバックパルス
をキックバック手段11に出力する。リニアスケール9
からの信号が位置検出手段15にて波形整形され、スポ
ットの移動距離がコントロール用CPU13に入力され
る。コントロール用CPU13では、移動距離からスポ
ットが位置するゾーン番号を検出し、検出されたゾーン
の番号は、選択手段16に入力される。選択手段16の
出力はタイミング発生手段14の発生するキックバック
パルスの発生するタイミングをID部の終了時から適切
なディレー量に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク等の光学的
記録媒体に情報を記録・再生する光学式情報記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学的記禄媒体は、大容量の情報を記録
することができるため広く使用されているが、情報を記
録・再生するには光ビームを光学的記録媒体上に照射
し、光ビームが適正なスポット状になるようにフォーカ
スサーボを行い、目標トラック上に光ビームを追従させ
るようにトラッキングサーボを行う。上位コントローラ
からデータのリード/ライト等の命令がこない待機状態
のとき、装置はいわゆるキックバック(スパイラル状ト
ラックを有するディスク状記録媒体における1回転毎の
トラックジャンプ)を行っている。
【0003】上記キックバックを行うタイミングをとる
方法として、従来から種々の方法がとられている.例え
ば持開昭61−154236号公報には、光ビームがデ
ータエリアを照射中であることを検出する手段と、この
検出手段からの検出信号のタイミングでトラックジャン
プ制御を開始する手段とを設け、光ビームがデータエリ
アを照射中の比較的安定した状態でジャンプを開始させ
るようにした内容が開示されている。
【0004】また、特開昭61−11938号公報に
は、ディスクの各記録・再生トラックに対応した情報信
号部を検出し、情報信号区間はジャンピングのタイミン
グをずらすことにより、ディスクの偏芯、面振れによる
番地情報信号のフォーカスおよびトラッキング信号への
重畳の影響を受けることなく安定した情報トラックの検
索を行うようにした内容が開示されている。
【0005】上記技術は、いずれもキックバック後のト
ラックサーボの整定期間中に光ビームがいわゆるID部
に位置していると、ID部におけるトラックエラー信号
の質が悪いためトラックサーボの安定住に欠けることを
改善するため、キックバック開始のタイミングをキック
バック終了時のトラックサーボ引き込み位置がID領域
にならないようにしたものである。つまり、ID部はλ
/4といった非常に深い穴で情報が書かれているため、
トラックエラー信号が非常に乱れ易く、ジャンプ終了時
にID部でトラックサーボの引き込みを行うと、安定し
たサーボの引き込みを行うことは困難であるためであ
る。
【0006】このような方式では、ID部のトラックエ
ラー信号の乱れによりキックバックが不安定になるのを
避けるため、キックバックを行うタイミングをセクタマ
ークと同期をとるようにしてい。しかし、どのセクタで
キックバックを行うかは不定であるため、例えば現在ビ
ームスポットが位置しているトラックのi番目のセクタ
からj番目のセクタにデータを記録する場合、常に一度
キックバックを停止してからデータの書き込みを行い、
それから再びキックバックを行うという動作をしてい
た。
【0007】また、特にいわゆるZ−CAV用のディス
ク(ディスク状記録媒体のうち内周と外周のセクタ長が
全て同ーであるもの)ではゾーン毎のセクタ数が異なる
ため、あるゾーンと隣のゾーンとでは必然的にID部の
位置か異なる。そこで、Z−CAV用のディスクの場
合、ゾーンの境界で上記方式のキックバックを行うとキ
ックバック終了時にビームスポットかID部に位置し、
キックバックが不安定となってしまう事態が生じかねな
いという不具合があった。そこで、特開平−24123
1号公報では、Z−CAV用のディスクのキックバック
方法として内周から外周までのセクタのうちID部の位
置が揃っているセクタでキックバックを行うようにして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、CA
Vディスクの隣接するトラックではID部とデータ部の
位置が揃っており、また特開平−241231号公報に
示されるZ−CAVディスクでは、ID部の位置が一致
するセクタが存在しており、それらを検出することによ
りキックバックを行っていた。
【0009】しかしながら、近年、高密度に情報を記録
するため記録密度を高めたディスクフォーマットが提案
されており、例えば、「SONY&IBM FORMA
T130mmMCAV(1.3G)」のようなディスク
フォーマットにおいては、ID部とデータ部の位置が揃
わないものがある。つまり、上記の「SONY&IBM
FORMAT」のディスクでは、各ゾーンにより隣接
したトラックのID部とデータ部の位置のずれ量が異な
っている。
【0010】したがって、このようなフォーマットのデ
ィスクにおいては、キックバックする位置を、ある一つ
のゾーンで最適化しても他のゾーンにおいてはキックバ
ック語の整定中にID部にかかる可能性があり、フォー
カスエラー信号またはトラックエラー信号にディスクの
プレピット信号が重畳され、トラッキング制御系が不安
定となり、安定したキックバック動作が行えないという
問題がある。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、迅速なキックバック、または安定したキックバ
ックを行うことのできる光学式情報記録再生装置を提供
することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の光学式
情報記録再生装置は、複数の記録トラックを有する光学
的記録媒体に対して相対的に移動して光ビームを照射し
情報を記録・再生する光学ヘッドと、前記光学的記録媒
体上での前記光ビームの位置を検出する位置検出手段
と、前記光学ヘッドにより再生された情報に基づいて、
記録トラックのセクタの特定セクタを検出するセクタ検
出手段と、前記セクタ検出手段及び前記位置検出手段の
出力に基づいたタイミング信号を生成するタイミング信
号生成手段と、前記タイミング信号に基づき、前記光ビ
ームを追従中の前記記録トラックから隣接した前記記録
トラックにジャンプさせるキックバック手段とを備え、
前記キックバック手段は、前記タイミング信号に基づき
前記光ビームを追従中の前記記録トラックから隣接した
前記記録トラックにジャンプさせる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0014】図1ないし図4は本発明の第1実施例に係
わり、図1は光学式情報記録再生装置の構成を示す構成
図、図2は図1の選択手段とタイミング発生手段の回路
構成を示す構成図、図3は図2の選択手段とタイミング
発生手段の動作を説明するタイミング図、図4は図1の
光学式情報記録再生装置の作用を説明する説明図であ
る。
【0015】図1に示すように、第1実施例の光学式情
報記録再生装置1では、回転記録媒体である光ディスク
2をスピンドルモータ3により回転させると共に、光ピ
ックアップ4より光ビームをで照射し情報を記録再生す
る。
【0016】この光ピックアップ4は、図示しないレー
ザー駆動機能とフォーカス制御機能によりフォーカスサ
ーボを行い、光ディスク2にスポットを照射させる。ま
た光ピックアップ4は、トラック制御を行うためのトラ
ック制御用光検出器5とトラックアクチュエータ(ドラ
イバ回路を含む)6及び光ディスク2の情報を再生する
ための信号再生用光検出器7、さらに光ピックアップ4
の移動距離を検出するリニアスケール9を有している。
【0017】トラック制御用光検出器5からの信号は、
トラッキング手段10により増幅され位相補償される。
またトラッキング手段10は、シーク時あるいはキック
バック時にトラッキング手段10の出力をOFFする機
能を有している。
【0018】キックバック手段11は、キックバックを
行うための加速パルスおよび減速パルスを出力する。ま
たトラッキング手段10に対してキックバック動作中に
トラッキング手段の出力をOFFするためのオフトラッ
ク信号を出力する。
【0019】リード手段12は、光ピックアップ4内の
信号再生用光検出器7からのRF信号を2値化し、光デ
ィスク2上の情報を再生する。
【0020】コントロール用CPU13は、光学式情報
記録再生装置1の様々なコントールを行うとともに、リ
ード手段12からの信号よりトラック番号及びセクター
番号を検出しキックバックするセクタを検出した時に
は、ID部の終了時に同期してタイミング発生手段14
に対してパルスを出力する。
【0021】タイミング発生手段14は、コントロール
用CPU13からのパルスにより複数のタイミングでパ
ルスを発生する機能をもつ。
【0022】また、コントロール用CPU13は、位置
検出手段15からの信号によりゾーン番号を算出し,算
出されたゾーン番号を選択手段16に出力する。
【0023】選択手段16は、コントロール用CPU1
3からのゾーン番号によりタイミング発生手段14の複
数のタイミングから適切なタイミングを一つだけ設定す
る機能を有する。
【0024】位置検出手段15は、光ピックアップ4内
のリニアスケール9からの信号を波形整形し、光ピック
アップ4の移動距離をコントロール用CPU13に出力
する。
【0025】選択手段15とタイミング発生手段14の
具体的回路構成を説明する。
【0026】図2に示すように、選択手段15はカウン
タ21と、2つフリップフロップ(以下、F/Fと記
す)22、23とより構成され、タイミング発生手段1
4はコンパレータ24とROM25とから構成される。
この回路の作用を図2及び各信号のタイミングを示す図
3を用いて説明する。
【0027】F/F22のクロック端子にコントロール
用CPU7内のキックバックセクタ検出手段から発生す
るキックバックセクク検出信号(a)のパルスが入力さ
れると、F/F22のQ出力(b)がHレベルになりカ
ウンタ21のCLRが解除され、カウンタ21が装置の
クロック(c)に同期して、”00”からカウントアッ
プを開始する。
【0028】カウンタ21の出力(d)はコンパレータ
23にてROM25に格納されているテーブル26のデ
ータと比較され、一致した時に一致出力信号(e)を発
生しする。一致出力信号(e)はキックバックパルスと
してキックバック手段11に出力される。同時に一致出
力信号(e)はF/F23のD端子に入力され、クロッ
ク(c)に同期してF/F22にCLRパルス(f)を
出力することによりF/F22のQ出力(b)をLレベ
ルにし、カウンタの出力(d)を00に戻す。ROM2
5では、入力アドレスとしてコントロール用CPU13
からのゾーン番号が入力され、テーブル26からの出力
データであるキックバックセクタ検出信号のパルスに対
するディレー量が出力される。このディレー量経過後に
キックバックが行われる(そのときのトラッキングエラ
ー信号を図3(g)に示す)。
【0029】ここで、図4を用いて上記ディレー量を説
明する。図4(a)では、ゾーン0の時のキックバック
タイミングを示しており,図4(b)ではゾーン15の
時のキックバックタイミングを示している。また、図4
(c)では、従来のCAVディスクの時のキックバック
タイミングを示している。加えて図4(b)では従来の
CAVディスク時と同じタイミングでキックバックした
場合のスポットの移動を点線で示している。
【0030】図4(b)において、IDk部を検出した
後に、図4(c)の従来のCAVディスク時と同様のタ
イミングでキックバックを行うと、キックバック後のト
ラックのID部にかかりフォーカスエラー信号,トラッ
クエラー信号にID部のプレピット信号が重畳され、ト
ラッキング制御系が不安定になるが,ディレー量T15
を経過した後キックバックすることによりキックバック
後のトラックのID部を避ける事が可能であり,トラッ
キング制御系が安定する。同様に図4(a)ではIDk
部を検出した後のディレー量をT0とする事によりキッ
クバック後のトラックのID部を避ける事が可能とな
る。
【0031】そこで、テーブル26からの出力データと
して、図4でのキックバック動作のタイミングにおける
ディレー量Tnをクロック(c)の周期で割った値(T
Tn=Tn/(クロックの周期))が設定される。テー
ブル26のデータ構成を表1に示す。
【0032】
【表1】 以上のように構成された第1実施例の作用について説明
する。スパイラルのトラックを有する光ディスク2をス
ピンドルモータ3により回転させ,光ピックアップ4か
らのトラックエラー信号によりトラッキング手段10を
介して光ピックアップ4内のトラックアクチュエータ6
を駆動する事によりトラッキングサーボを行う。
【0033】一方、キックバックを行う時にはキックバ
ック手段11からの信号によりトラックアクチュエータ
6が駆動される。また、光ピックアップ4からのRF信
号はリード手段12にて処理されID部に記録されてい
るトラック番号、セクタ番号が検出される。
【0034】コントロール用CPU13では、CPU1
3内のキックバックセクタ検出手段にてセクタ番号を判
断する。そして、キックバックするセクタが検出された
時にID部の終了時に同期してタイミング発生手段14
を起動するためのパルスを出力する。
【0035】タイミング発生手段14では、キックバッ
クセクタ検出手段からのパルスを基準として選択手段1
6により設定されたディレー時間後にキックバックパル
スをキックバック手段11に出力する。
【0036】また、リニアスケール9からの信号が位置
検出手段15にて波形整形され、スポットの移動距離が
コントロール用CPU13に入力される。コントロール
用CPU13では、移動距離からスポットが位置するゾ
ーン番号を検出し、検出されたゾーンの番号は、選択手
段16に入力される。選択手段16の出力はタイミング
発生手段14の発生するキックバックパルスの発生する
タイミングをID部の終了時から適切なディレー量に設
定する。
【0037】このように、第1実施例の光学式情報記録
再生装置1によれば、リニアスケール9からの移動距離
を示す出力からスポットが照射しているゾーン番号を判
断し、判断されたゾーンに対応した適切なディレー量が
テーブル26により設定される。よって、総てのゾーン
において最適な位置でキックバックを行うことができ、
常に安定した記録再生が可能となる。
【0038】次に第2実施例について説明する。図5及
び図6は第2実施例に係わり、図5は光学式情報記録再
生装置の構成を示す構成図、図6は図5のCPUの処理
の流れを示すフローチャートである。
【0039】第2実施例は、第1実施例とほとんど同じ
構成であり、異なる構成は、図5に示すように、リニア
スケールを使用せずトラッキング手段10からのシーク
時のトラッククロス信号をコントロール用CPU13に
てカウントすることにより光ピックアップ4の位置を把
握し、さらにコントロール用CPU13は正確な位置判
断としてリード手段12からの情報に含まれるトラック
番号情報からゾーン番号を計算している。また選択手段
及びタイミング発生手段は、コントロール用CPU13
内部のソフトウエアにて処理している。他の構成は、第
1実施例と同じである。
【0040】以上の構成による、コントロール用CPU
13の処理について説明する。
【0041】図6において、ステップ(以下、Sと記
す)1でリード手段12から入力された情報よりキック
バックするセクタの判断が行われ、キックバックするセ
クタが検出されると、S2でトラック番号からスポット
が照射しているゾーンが計算される。S2での計算結果
によりゾーン番号が判明し、S3ではそのゾーンに適し
たディレー量をタイマにセットし、S4でタイマを起動
する。S5でタイマはセットされた時間後にタイムアウ
トフラグを発生し、S6でタイムアウトフラグが発生し
たところでコントロール用CPU13はキックバック手
段11にキックバックパルスを出力する。
【0042】このようにして各ゾーンに対して最適な位
置てのキックバックが行われので、第1実施例に示され
るリニアスケールやROM、コンパレータ、カウンタ、
F/Fといった電気部品の削減が可能となる。
【0043】次に第3実施例について説明する。図7な
いし図10は第3実施例に係わり、図7は光学式情報記
録再生装置の構成を示す構成図、図8は図7の位置検出
手段の構成を示す構成図、図9は図8の位置検出手段の
作用を説明するタイミング図、図10は図7の位置検出
手段の変形例の構成を示す構成図、図11は図7の位置
検出手段の変形例の作用を説明するタイミング図であ
る。
【0044】図7に示すように、第3実施例は第1実施
例とほとんど同じであり、異なる点は、位置検出手段3
5が位置検出の具体的手段としてリニアスケールを使用
せず、ゾーンの検出をリード手段12からの信号を用い
て処理している点である。
【0045】Z−CAVディスクでは,内周と外周の記
録密度がほぼ同じであり,ディスクの回転数を一定にし
た場合、外周に行くに連れて記録/再生の周波数が高く
なる。よってID間の時間も外周に行くに連れて短くな
り、具体的には表2で示される時間になる。
【0046】
【表2】 したがって、位置検出手段35を図8に示すような回路
で構成することで、ID間の時間を測定する事によりス
ポットが照射しているゾーンの検出が可能である。
【0047】この位置検出手段35を図8及び図9を用
いて説明する。RF和信号の2値化信号(g)は、光ピ
ックアップ4内の信号再生用光検出器7からの出力(R
F和信号)をリード手段12にて2値化したものてあ
り、光ディスク21に照射されたスポットの反射光がI
D部の孔あき状態の有無により強度が変化し、2値化信
号(g)に示されるような信号となる。
【0048】この2値化信号(g)は、モノマルチ41
に入力され、このモノマルチ41のQ出力(h)の信号
となる。一方、ゾーン番号を測定するためのパルス
(i)がコントロール用CPU13から出力されると、
F/F42のQ出力(j)がHレベルに変化し、Hレベ
ルに変化した後のモノマルチ41のQ出力(h)の立ち
上がりでF/F43のQ出力(k)がHレベルになると
同時に、F/F42のCLRの入力がLレベルになる。
よってF/F42のQ出力(j)がLレベルに設定され
る。F/F44のQ出力(m)はクロック(l)の立ち
上がりに同期されF/F44のD入力がHレベルに変化
した後のクロックの立ち上がりでカウンタ45のCLR
が解除されカウンタ45の出力(p)がクロックの立ち
下がりに同期してカウントアップを開始する。
【0049】カウントアップ開始後に次のID部が検出
されると、再びモノマルチ41のQ出力(h)の立ち上
がりでF/F43のQ出力(k)がLレベルに変化し、
F/F44の/Q出力(n)がクロックの立ち上がりに
同期してHレベルに変化し、このタイミングでラッチ4
6がカウンタ45の出力をラッチする。
【0050】ラッチされたデータ(q)はID間のクロ
ックの個数であり、コントロール用CPU13に入力さ
れた後コントロール用CPU13内にてクロックの周期
と入力されたクロックの個数からID間の測定した長さ
を計算し、その計算結果から対応するゾーン番号を算出
し、その結果を選択手段16へ入力する。
【0051】よってシーク動作に失敗しスポットが照射
するゾーンが判断出来なくなった場合にも確実にゾーン
番号を検出する事が可能であり、然るにシーク失敗時に
もキックバック動作を安定して行うことが可能となる。
【0052】ここで、第3実施例の位置検出手段35の
変形例について説明する。
【0053】この変形例は、光ディスク2の一回転中の
ID部の発生する数をカウントする事によりスポットの
照射しているゾーンを検出している。一回転中のID部
の個数は表2に示されるようにゾーン0からゾーン15
に行くにしたがい増加している。よって個数をカウント
する事によりゾーン番号が判断できる。
【0054】図10及び図11において、RF和信号の
2値化信号(g)は、図8で述べた信号と同様の信号で
あり、モノマルチ41のQ出力(h)も第6図で示され
た信号(h)と同様である。
【0055】INDEXパルス(r)はスピンドルモー
タ3からの信号であり1回転中に1パルス出力される。
INDEXパルス(r)は、モノマルチ52に入力され
INDEXパルス(r)の立ち上がり(トラックジャン
プの終了時)から短いパルスを/Q出力(s)(反転出
力)し、この/Q出力(s)は、カウンタ45のCLR
信号となり、トラックジャンプの終了時にカウンタ45
がリセットされる。
【0056】また、モノマルチ41のQ出力(h)は、
カウンタ45のCLK入力になり、ID部が検出される
毎にカウントアップされ、次のINDEXパルス(r)
の立ち下がり(トラックジヤンプの開始時)にラッチ4
6にカウンタ45の出力(t)がラッチされる。
【0057】ラッチされたデータ(v)は、コントロー
ル用CPU13に入力され、コントロール用CPU13
ではカウントされたID部の個数から対応するゾーン番
号を算出し,その結果が選択手段16へ入力される。
【0058】よって、図10に示される回路構成におい
てもシーク失敗時のキックバック動作を安定して行うこ
とが可能となる。
【0059】次に第4実施例の説明をする。図12は第
4実施例に係る選択手段とタイミング手段の構成を示す
構成図である。
【0060】第4実施例は第3実施例と同様であり、位
置検出手段15は図8で示された構成である。よって、
位置の検出はID部と次のID部の間の時間を測定する
事により行っている。
【0061】本実施例の選択手段16とタイミング手段
14の具体的構成は、図12に示すように、コントロー
ル用CPU13からの出力がROMテーブルを介さずに
直接コンパレータ23に入力される以外は第1実施例と
同じである。
【0062】以上の構成により本実施例の動作を説明す
る。
【0063】ID間の時間(M(sec))が位置検出手段
35からコントロール用CPU13に入力されると、コ
ントロール用CPU13では,光ディスク2の回転数を
N(rpm)とすると、一回転する時間(60/N(rpm))を
求め、その値をID部間の時間で割った結果の少数点以
下の端数を求める。求めた端数はキックバック後のID
部の位置を示すものであり、ID部が揃っている場合は
0になり,キックバック後のID部が、上述した図4
(a)のような位置関係では0.7となる。よって上述
した計算結果の端数からキックバック後のID部の位置
が判断できる。
【0064】そして、例えばID部間の時間(M(se
c))×(端数)にあたる時間を、第1実施例におけるテ
ーブルからの出力の変わりにコンパレータ24に出力す
る。つまり、図4(a)のときにはID部間の時間(M
(sec))×0.7の計算結果になる。
【0065】以上のように第4実施例では、第1実施例
でのテーブルのように各ゾーンのディレー量を設定する
必要がなく、よって回転数が変わった時などにも速やか
に対応することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光学式情報
記録再生装置によれば、キックバック手段によりタイミ
ング信号に基づき光ビームを追従中の記録トラックから
隣接した記録トラックにジャンプさせるので、特にZ−
CAVディスクの各ゾーンにおいても、最適な位置でキ
ックバック動作を行うことが可能となり、常に安定した
キックバック動作が実現でき、記録再生動作を高速に旦
つ安定して動作させ、必要な情報を確実に記録再生また
は消去させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る光学式情報記録再生装置の構
成を示す構成図。
【図2】図1の選択手段とタイミング発生手段の回路構
成を示す構成図。
【図3】図2の選択手段とタイミング発生手段の動作を
説明するタイミング図。
【図4】図1の光学式情報記録再生装置の作用を説明す
る説明図。
【図5】第2実施例に係る光学式情報記録再生装置の構
成を示す構成図。
【図6】図5のCPUの処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図7】第3実施例に係る光学式情報記録再生装置の構
成を示す構成図。
【図8】図7の位置検出手段の構成を示す構成図。
【図9】図8の位置検出手段の作用を説明するタイミン
グ図。
【図10】図7の位置検出手段の変形例の構成を示す構
成図。
【図11】図7の位置検出手段の変形例の作用を説明す
るタイミング図。
【図12】第4実施例に係る選択手段とタイミング手段
の構成を示す構成図
【符号の説明】
1…光学式情報記録再生装置 2…光ディスク 4…光ピックアップ 9…リニアスケール 10…トラッキング手段 11…キックバック手段 12…リード手段 13…コントロール用CPU 14…タイミング発生手段 15…位置検出手段 16…選択手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】このような方式では、ID部のトラックエ
ラー信号の乱れによりキックバックが不安定になるのを
避けるため、キックバックを行うタイミングをセクタマ
ークと同期をとるようにしている。しかし、どのセクタ
でキックバックを行うかは不定であるため、例えば現在
ビームスポットが位置しているトラックのi番目のセク
タからj番目のセクタにデータを記録する場合、常に一
度キックバックを停止してからデータの書き込みを行
い、それから再びキックバックを行うという動作をして
いた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】選択手段16とタイミング発生手段14の
具体的回路構成を説明する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】図2に示すように、選択手段16はカウン
タ21と、2つフリップフロップ(以下、F/Fと記
す)22、23とより構成され、タイミング発生手段1
4はコンパレータ24とROM25とから構成される。
この回路の作用を図2及び各信号のタイミングを示す図
3を用いて説明する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】F/F22のクロック端子にコントロール
CPU13内のキックバックセクタ検出手段から発生
するキックバックセクク検出信号(a)のパルスが入力
されると、F/F22のQ出力(b)がHレベルになり
カウンタ21のCLRが解除され、カウンタ21が装置
のクロック(c)に同期して、”00”からカウントア
ップを開始する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】カウンタ21の出力(d)はコンパレータ
24にてROM25に格納されているテーブル26のデ
ータと比較され、一致した時に一致出力信号(e)を
生する。一致出力信号(e)はキックバックパルスとし
てキックバック手段11に出力される。同時に一致出力
信号(e)はF/F23のD端子に入力され、クロック
(c)に同期してF/F22にCLRパルス(f)を出
力することによりF/F22のQ出力(b)をLレベル
にし、カウンタの出力(d)を00に戻す。ROM25
では、入力アドレスとしてコントロール用CPU13か
らのゾーン番号が入力され、テーブル26からの出力デ
ータであるキックバックセクタ検出信号のパルスに対す
るディレー量が出力される。このディレー量経過後にキ
ックバックが行われる(そのときのトラッキングエラー
信号を図3(g)に示す)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】第4実施例は第3実施例と同様であり、
置検出手段35は図8で示された構成である。よって、
位置の検出はID部と次のID部の間の時間を測定する
事により行っている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録トラックを有する光学的記録
    媒体に対して相対的に移動して光ビームを照射し情報を
    記録・再生する光学ヘッドと、 前記光学的記録媒体上での前記光ビームの位置を検出す
    る位置検出手段と、 前記光学ヘッドにより再生された情報に基づいて、記録
    トラックのセクタの特定セクタを検出するセクタ検出手
    段と、 前記セクタ検出手段及び前記位置検出手段の出力に基づ
    いたタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段
    と、 前記タイミング信号に基づき、前記光ビームを追従中の
    前記記録トラックから隣接した前記記録トラックにジャ
    ンプさせるキックバック手段とを備えたことを特徴とす
    る光学式情報記録再生装置。
JP11337493A 1993-05-14 1993-05-14 光学式情報記録再生装置 Withdrawn JPH06325377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11337493A JPH06325377A (ja) 1993-05-14 1993-05-14 光学式情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11337493A JPH06325377A (ja) 1993-05-14 1993-05-14 光学式情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06325377A true JPH06325377A (ja) 1994-11-25

Family

ID=14610675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11337493A Withdrawn JPH06325377A (ja) 1993-05-14 1993-05-14 光学式情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06325377A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007125666A1 (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. トラックジャンピング走査制御装置及び方法並びに光ディスク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007125666A1 (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. トラックジャンピング走査制御装置及び方法並びに光ディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8018824B2 (en) Optical disc recording apparatus
US6594210B2 (en) Disc drive apparatus and method for generating wobble information
JP2003242669A (ja) 光ディスク装置、フォーカス制御方法およびプログラム
JPH04184718A (ja) 光ディスクおよび光ディスク装置
US6765851B2 (en) Optical disc, data-recording apparatus and data-recording method
US6747922B2 (en) Track-jump controlling apparatus and method
KR20040062425A (ko) 광기록 장치와 광재생 장치, 및 기록 매체 기록 방법과기록 매체 재생 방법
JP2002208148A (ja) 記録ディスクの記録済み領域及び未記録領域の境界位置検索方法及び情報記録装置
US7362671B2 (en) Optical disc recording and/or playing apparatus and method
KR20010113646A (ko) 데이터-보유 디스크들로부터 정보를 재생하는 장치
JP2705481B2 (ja) 光ディスクおよび光ディスク装置およびシーク方法
JP2002334448A (ja) 多層ディスクメモリ
JPH06325377A (ja) 光学式情報記録再生装置
JPH0721585A (ja) 光ディスク及び光ディスク装置
JPH07240027A (ja) 光ディスク及び光ディスク再生装置
US6982940B1 (en) Method and apparatus for recording and/or reproducing information to arbitrarily set frequency conversion multiplying factor
JPS6318253B2 (ja)
JP2732592B2 (ja) 光ディスク装置
JPH11316957A (ja) 光ディスク装置とdvd−ramドライブ装置と光ディスク装置のトラッキング方法とdvd−ramドライブ装置のトラッキング方法
JP3439139B2 (ja) トラッキングサーボ回路
JPS6344327A (ja) 光学的情報記録再生装置のトラツキング装置
JPH04241231A (ja) 光学式情報記録再生方法
JPH0927131A (ja) 光ディスク装置
JP2005078781A (ja) ディスク記録再生装置およびディスク記録再生方法
TW200910339A (en) Writable address locating methods and optical recording apparatus utilizing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000801