JPH0632527U - 屋根材 - Google Patents
屋根材Info
- Publication number
- JPH0632527U JPH0632527U JP6867492U JP6867492U JPH0632527U JP H0632527 U JPH0632527 U JP H0632527U JP 6867492 U JP6867492 U JP 6867492U JP 6867492 U JP6867492 U JP 6867492U JP H0632527 U JPH0632527 U JP H0632527U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- roofing
- fibers
- nail
- roofing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 釘打ちによって罅や割れ目を生じ、屋根裏へ
の漏水や腐食の原因となることのない屋根材を提供す
る。 【構成】 屋根蕗時に外部に露出されない重ね合わせ部
12に弾性体2が積層され、弾性体2の端縁に沿って外側
から突条21と凹溝22がこの順に周設され、その内方には
釘打用凹陥部23が設けられ、釘打用凹陥部23の周囲に突
条24が周設されている。
の漏水や腐食の原因となることのない屋根材を提供す
る。 【構成】 屋根蕗時に外部に露出されない重ね合わせ部
12に弾性体2が積層され、弾性体2の端縁に沿って外側
から突条21と凹溝22がこの順に周設され、その内方には
釘打用凹陥部23が設けられ、釘打用凹陥部23の周囲に突
条24が周設されている。
Description
【0001】
本考案は、屋根材に関する。
【0002】
従来、横方向には端部を突き付け、縦方向には一部を重ね合わせて葺く水硬性 無機材料からなる平板状の屋根材は、例えば実開平4-18121号公報、特開平4− 190874号公報に記載されているように、公知である。
【0003】
このような平板状の屋根材は、野地板や垂木といった屋根下地に釘着されるが 、釘打ちによってひびや割れ目を生じ易く、その結果屋根裏への漏水、腐食等の 問題が発生することがある。
【0004】 本考案は、上記の事情に着目してなされたものであって、釘打ちによる屋根裏 への漏水を生じ難い屋根材を提供することを目的とする。
【0005】
本考案の屋根材は、屋根葺時に外部に露出されない重ね合わせ部に弾性体が積 層され、弾性体の端縁に沿って外側から突条と凹溝がこの順に周設され、その内 方には釘打用凹陥部が設けられ、釘打用凹陥部の周囲に突条が周設されているこ とを特徴とする。
【0006】 本考案の屋根材基板の材質は、特に限定されず、セメント材料と繊維及び骨材 等で補強された成形体が好適に使用される。
【0007】 セメント材料としては、特に限定されず、ポルトランドセメント、アルミナセ メント、高炉セメントの何れでもよい。
【0008】 繊維としては、セメントに含有されるアルカリで劣化されないものであれば、 特に限定されず、アラミド繊維、ビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル 繊維、ナイロン繊維等の合成繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、チ ラノ繊維、チタン酸カリウム繊維、ボロン繊維、窒化珪素ウィスカー等のセラミ ック繊維、耐アルカリ硝子繊維、鋼繊維、アモルファス金属繊維等の金属繊維、 サイザル麻等の天然繊維、ワラストナイト、セピオライト等の鉱物繊維、パルプ 等の何れでもよく、その形態も、短繊維、長繊維、フィブリル化繊維、ネット状 加工繊維の何れでもよい。
【0009】 本考案の屋根材基板の成形方法としては、特に限定されず、例えばセメント材 料に、長さ10mm以下の短繊維と、成形過程の混合混練と押出機内での剪断力で繊 維が損傷しないよう、メチルセルロース等の混和剤と無機質の微粒骨材その他の 添加材を水和混合して型内に押出し、表面にプレス法により加飾を施せばよい。
【0010】 本考案の屋根材に使用される弾性体の材質は、特に限定されず、シリコーンゴ ム、弗素ゴム、ウレタンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリ ルゴム等の合成ゴム、軟質ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリプロピ レン、ポリエチレン、塩化ビニル−酢酸共重合体等の合成樹脂、又はこれらの発 泡体よりなる硬さ40〜 100度(ゴム硬度)、厚み 0.1〜5mmのシート状物が好適 に使用されるが、防火性に優れたシリコーンゴム、弗素ゴム、ウレタンゴムが特 に好適に使用される。
【0011】 弾性体に形成される突条の数は、特に限定されないが、水密性を確実とする為 に、複数条とされるのが好ましい。又、凹溝及び釘打用凹陥部は、弾性体のみで なく、弾性体が積層される屋根材基板にも形成される。
【0012】
本考案の屋根材は、以上述べた通り、屋根葺時に外部に露出されない重ね合わ せ部に弾性体が積層され、弾性体の端縁に沿って外側から突条と凹溝がこの順に 周設され、その内方には釘打用凹陥部が設けられ、釘打用凹陥部の周囲に突条が 周設されているから、弾性体が釘打時の衝撃を吸収してひびや割れ目の発生を防 止すると共に、弾性体に突設された突条が、上部に重ね合わせられた屋根材の裏 面と、水密に密着されて間隙への浸水を防止し、強風等による逆流や結露により 間隙内部に生じた水分は、凹溝を通じて排出される。
【0013】
次に、本考案の屋根材を図面の実施例を参照して更に説明する。 図1は本考案の実施例を示す斜視図、図2は図1のII−II線に於ける断面図、 図3は屋根葺時の重ね合わせ状態を示す説明図である。 これらの図に於いて、1は水硬性無機物からなる屋根材基板であり、屋根葺時 に外部に露出される葺足部11と、露出されない重ね合わせ部12とから構成されて いる。
【0014】 葺足部11の下端には、略下駄歯状の凹凸が設けられ、凹部と凸部との境界には 、排水用の角溝13が刻設されており、表面にはよろけ縞状の凹凸模様が付されて いる。
【0015】 重ね合わせ部12には、シート状の弾性体2が接着により積層されている。 弾性体2の表面には、端縁に沿って外側から3本の平面視略コ字状で断面略三 角形の突条21と断面略半円形の凹溝22がこの順に周設されており、更にその内方 には略半球殻形の釘打用凹陥部23が設けられ、その周囲には平面視略円形で断面 略三角形の突条24が周設されている。
【0016】 屋根葺施工時には、図3に示すように、軒先側から横方向には端部を突き付け 、縦方向には重ね合わせ部12上に葺足部11を重ね合わせて、釘打用凹陥部23に釘 打ちし、屋根下地に釘着して行けばよい。
【0017】
【考案の効果】 本考案の屋根材は、叙上の通り構成されているので、釘打ちによって罅や割れ 目が生じ、屋根裏への漏水、腐食の原因となることがない。
【図1】本考案の実施例の斜視図である。
【図2】図1のII−II線に於ける断面図である。
【図3】図1に示す実施例の屋根葺時の重ね合わせ状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 屋根材基板 2 弾性体 12 重ね合わせ部 21 下方開口略コ字状突条 22 下方開口略コ字状凹溝 23 釘打用凹陥部 24 略円形突条
Claims (1)
- 【請求項1】 屋根葺時に外部に露出されない重ね合わ
せ部に弾性体が積層され、弾性体の端縁に沿って外側か
ら突条と凹溝がこの順に周設され、その内方には釘打用
凹陥部が設けられ、釘打用凹陥部の周囲に突条が周設さ
れていることを特徴とする屋根材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6867492U JPH0632527U (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 屋根材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6867492U JPH0632527U (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 屋根材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632527U true JPH0632527U (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=13380504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6867492U Pending JPH0632527U (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 屋根材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632527U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018500485A (ja) * | 2014-12-01 | 2018-01-11 | ジニアテック リミテッド | ルーフィング、クラッディング又はサイディング製品 |
US11011912B2 (en) | 2011-11-30 | 2021-05-18 | Zinniatek Limited | Photovoltaic systems |
US11018618B2 (en) | 2013-05-23 | 2021-05-25 | Zinniatek Limited | Photovoltaic systems |
US11408613B2 (en) | 2014-03-07 | 2022-08-09 | Zinniatek Limited | Solar thermal roofing system |
US11970858B2 (en) | 2017-02-21 | 2024-04-30 | Zinniatek Limited | Substrate having decorated surface and method of production |
-
1992
- 1992-10-01 JP JP6867492U patent/JPH0632527U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11011912B2 (en) | 2011-11-30 | 2021-05-18 | Zinniatek Limited | Photovoltaic systems |
US11018618B2 (en) | 2013-05-23 | 2021-05-25 | Zinniatek Limited | Photovoltaic systems |
US11408613B2 (en) | 2014-03-07 | 2022-08-09 | Zinniatek Limited | Solar thermal roofing system |
JP2018500485A (ja) * | 2014-12-01 | 2018-01-11 | ジニアテック リミテッド | ルーフィング、クラッディング又はサイディング製品 |
US11970858B2 (en) | 2017-02-21 | 2024-04-30 | Zinniatek Limited | Substrate having decorated surface and method of production |
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