JPH06325248A - 商品元詰式自動販売機 - Google Patents

商品元詰式自動販売機

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Publication number
JPH06325248A
JPH06325248A JP5133928A JP13392893A JPH06325248A JP H06325248 A JPH06325248 A JP H06325248A JP 5133928 A JP5133928 A JP 5133928A JP 13392893 A JP13392893 A JP 13392893A JP H06325248 A JPH06325248 A JP H06325248A
Authority
JP
Japan
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product
merchandise
lever
column
vending machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP5133928A
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English (en)
Inventor
Akihito Kajiwara
彰人 梶原
Toshiyuki Yoshida
敏幸 吉田
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Glory Kiki Co Ltd
Original Assignee
Glory Kiki Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動販売機を管理する側に商品補充やメンテ
ナンスの負担をかけないようにするとともに、商品提供
側にとって自社商品のオリジナリティおよび信用の保護
を十分に達成できるようにする。 【構成】 枠体ベース1上に硬貨検銭ユニット2,金箱
3,商品収納ユニット4および商品投出ユニット5を装
着し、商品収納ユニット4に商品を収納した後、商品取
り出し口を備えた外装ケースを装着しリベット等の封印
手段ではめはずし不能に固着して使い捨てないしは使い
切りの自動販売機とする。商品収納ユニット4は例えば
奥行き方向に3個、幅方向に3列、高さ方向に14段と
して単一銘柄の商品を多数個収納し、商品投出ユニット
5は投入された硬貨が所定額分に達したときに可能とな
る手動操作に連動して商品収納ユニット4の商品を所定
コラム列順に商品取り出し口に投出するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機、特に、自
動販売機を管理して商品を販売する自動販売機管理者側
では商品の補充をしないよう元詰式で自動販売機毎商品
を出荷するのに適した商品元詰式自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】各種商品の自動販売を行うため屋内ある
いは屋外に設置する従来の自動販売機は、一般に定置式
で、自動販売機を管理する側が商品の補充を行うよう構
成されているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように定置式で
自動販売機を管理する側が商品の補充を行うようにした
自動販売機の場合、設置場所によっては苛酷な条件で使
用される場合があり、また、長期間使用するのが普通で
あって、耐久性が要求され、また、商品をできるだけ多
数収納して補充サイクルを長くすることが要求されるた
め、寸法が大きくなり、また、本体ケースを初め商品収
納部,商品投出部,検銭部等の内部装置に至るまで十分
な耐久性を備える設計とする必要があって、高価で重い
ものとなるのが普通であった。また、この種の自動販売
機は、商品補充時等に内部の収納部や商品投出部等が露
出し随意にさわれることが故障の原因となり、そのた
め、メンテナンスが欠かせない。そして、商品補充の手
間に加えてこのメンテナンスのための手間と費用は自動
販売機を購入し管理する側で負担しなければならないと
いう問題があった。
【0004】また、このように管理側で自動販売機に商
品を補充するようにした場合に、管理者側が指定商品に
代えて他社の類似商品等を詰め込むこともあり、また、
管理者以外の者が商品収納部に触れていたずらをする可
能性もあって、商品提供側からすれば自社商品のオリジ
ナリティおよび信用の保持を達成できない場合がある。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、自動販売機を購入し管理する側に商品補充や
メンテナンスの負担をかけることなく、また、商品提供
側にとって自社商品のオリジナリティおよび信用の保持
を達成することができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、定置式で管理
者側において商品の補充をするものであるという従来の
自動販売機の常識を覆すものであって、商品によっては
専ら屋内のしかも盗難等の恐れのない監視可能な場所に
自動販売機を設置する場合があり、また、管理等の都合
で適宜移動させて使用できれば一層好都合であるという
ものがあって、そのような商品については自動販売機に
それほど耐久性は要求されないし、むしろ、軽量,シン
プルで安価なものとした方がニーズに合う場合があるこ
とに着目し、その結果、商品を元詰めして自動販売機ご
と出荷するようにすれば管理者側の商品補充とかメンテ
ナンスの負担が無くなり、しかも商品のオリジナリティ
および信用の保持が可能となるという発想を得、特に、
軽量,シンプルで安価という観点から単一銘柄の商品の
みを販売する自動販売機とすることを狙いとして構成し
たものであり、その構成はつぎのとおりである。
【0007】すなわち、本発明に係る商品元詰式自動販
売機は、枠体と、商品取り出し口を備えた外装ケースと
で自動販売機の筐体を構成し、該筐体の内部には単一銘
柄の商品を収納する収納コラムが所定配置で複数個設け
られた商品収納部を有する商品収納ユニットと、投入さ
れた硬貨を検銭する硬貨検銭ユニットと、前記硬貨検銭
ユニットによって検銭された硬貨が所定額分に達したこ
とを条件に操作移動可能となる投出レバーに連動して動
作可能で、前記投出レバーの投出操作時に該投出レバー
に連動する動作によって前記商品収納部から前記商品取
り出し口に商品を投出する商品投出機構を有する商品投
出ユニットとを設け、前記外装ケースは該ケースの組み
付け時に前記商品収納部へ所定数量の商品を収納した後
は該筐体を開放しないことを前提とした封印手段によっ
て組み付けた構成としたものである。
【0008】上記構成において、商品収納部は単一銘柄
の商品を上下複数段に収納する収納コラムが前後に複数
個多重配列されてなるコラム列が左右に並列に複数列配
列されたものとし、商品投出機構は自動販売機の前面か
ら上下方向に操作可能な投出レバーと、該投出レバーの
動作を伝達する伝達リンク板と、該伝達リンク板により
伝達された上下動作を回転動作に変換する駆動軸と、各
コラム列の下方にそれぞれ配置され前記駆動軸に係合し
て前後方向に被駆動可能な各駆動リンク板と、各コラム
列の後方に配置され駆動リンク板に連動して前後に揺動
する各押出レバーとを有し、各押出レバーは前記投出レ
バーの投出動作に連動しコラム列毎に収納コラムの最下
段に位置する商品を後方から押圧して順次投出するもの
とするとともに、各コラム列の下方に、自コラム列の商
品が全て投出されるまでは自コラム列の駆動リンク板を
前記駆動軸と係合可能な投出位置に保持しつつ隣接する
次期投出の他コラム列の駆動リンク板を前記駆動軸と係
合しない位置に移動させ、自コラム列の商品が全て投出
されたときは隣接する次期投出の他コラム列の駆動リン
ク板を前記駆動軸と係合可能な位置に保持するよう回動
可能な売切検知レバーを設けたものとすることができ
る。
【0009】
【作用】本発明に係る商品元詰式自動販売機は、外装ケ
ースの組み付け時に商品収納部に所定数量の単一銘柄の
商品が収納され、その商品収納後は、設置先で筐体が開
放されることがないよう外装ケースが枠体にリベット等
により枠体にはめはずし不能に固着され、あるいは、外
装ケース自体は予め固着しておいて、商品収納後に扉体
を開放不能にロックするような方法で外装ケースが封印
されて出荷される。そして、これを購入し管理する者に
より所定の場所に設置され、消費者が硬貨投入口から所
定の硬貨を所定額分投入すると、投入された硬貨が検銭
され、投入硬貨が所定額分に達すると商品投出ユニット
の投出レバーの移動操作が可能となり、その移動操作に
機械的に連動して商品収納部の商品が商品取り出し口に
投出される。
【0010】また、単一銘柄の商品を上下複数段に収納
する収納コラムが前後に複数個多重配列されてなるコラ
ム列が左右に並列に複数列配列された商品収納部を設け
たものでは単一銘柄の商品収納数が増える。そして、商
品投出機構が上述の構成である場合に、自動販売機の前
面から投出レバーを操作すると、この投出レバーの上下
方向の動作が伝達リンク板により伝達されることによっ
て駆動軸が回転動作を行い、所定のコラム列順に、ま
ず、投出順序が1番目のコラム列の駆動リンク板が駆動
軸に係合して前後方向に駆動され、この駆動リンク板に
連動する押出レバーの揺動によりこの最初のコラム列の
収納コラムの最下段に位置する商品が押圧され投出され
る。また、商品投出後投出レバーが復帰すると、伝達リ
ンク板,駆動軸,駆動リンク板,押出レバーが元の位置
に復帰し、押出レバー復帰後には上段側から商品が落下
し次回の投出操作に備える。そして、投出レバーの移動
操作毎にこれが繰り返され、最初のコラム列に商品が無
くなると、そのコラム列の売切検知レバーが隣接する次
期投出の他コラム列の駆動リンク板を駆動軸と係合可能
な位置に保持するよう回動する。そして、隣接するコラ
ム列の商品投出が行われる。コラム列が3列以上の場
合、商品投出していたコラム列に商品がなくなると同様
にして順次次のコラム列の商品投出に移る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例の商品元詰式自動販
売機を前面側から見た斜視図、図2は同自動販売機を背
面側から見た斜視図である。また、図3は同自動販売機
の外装ケース組み付け前の状態を示す斜視図である。
【0012】この自動販売機では、図3に示すように枠
体ベース1の上に硬貨検銭ユニット2,金箱3,商品収
納ユニット4および商品投出ユニット5が装着され、ま
た、商品投出ユニット5の前面に商品投出検知用のシャ
ッター6が配置され、枠体ベース1の背面に背板7が立
設されている。そして、上記商品収納ユニット4に商品
が収納された後、各ユニットが装着された枠体ベース1
と背板7とからなる枠体の正面,上面および左右側面を
覆うよう外装ケース8が装着され、この外装ケース8が
枠体ベース1および背板7に対しリベット等の封印手段
ではめはずし不能に固着される。その結果、設置先で筐
体(枠体ベース1および背板7からなる枠体と外装ケー
ス8で構成)が開放されないようになっている。なお、
この自動販売機の筐体構造は、硬貨検銭ユニットと金箱
と商品収納ユニットと商品投出ユニットが装着された枠
体と、その正面と背面と上面と左右側面とを覆う外装ケ
ースとで構成し、外装ケースの一部を扉体として、外装
ケース自体は予め枠体に固着しておき、商品収納後に扉
体を開放不能にロックせしめるようなものでもよい。
【0013】ここで、商品収納ユニット4は、奥行き方
向に3個、幅方向に3列、高さ方向に14段とされて単
一銘柄の商品を多数個収納する。また、商品投出ユニッ
ト5は、商品収納ユニット4に多重収納された商品を図
3の右端縦列から順に一方向に投出し、一つの列が終了
したとき自動的に隣の縦列の投出に切り替えるよう構成
されている。また、外装ケース8の前面は、硬貨投入口
9,商品取り出し口10および返却口11を備え、ま
た、上記硬貨検銭ユニット2の前面より突出するそれぞ
れのノブ取り付け部12’,13’に取り付けた投出ノ
ブ12と返却ノブ13をそれぞれ上下操作可能に突出せ
しめるようにされている。ここで、例えば投出ノブ用の
ノブ取り付け部12’は後述の投出レバー25に固定さ
れ、投出ノブ12の上下操作で投出レバー25が一体的
に上下にスライド移動するものであって、投出ノブ12
およびノブ取り付け部12’は共に投出レバー25の一
部となっている。また、金箱3は外装ケース8が組み付
けられた状態でも図2に示すように後方に取り出し可能
とされている。14はこの金箱3の取り出しとともに防
犯ブザー(例えば、電池を電源とする振動検知式のブザ
ーで、一旦作動するとリセットされるまで鳴り続けるも
の)をリセットするためのキーである。キー14を抜く
と金箱3はロックされ、ブザーは振動を検知して作動す
るための待機状態となる。また、キー14を挿し込んで
回すと、金箱3のロックが外れ、作動中のブザーは止ま
ってリセットされる。このキー14は板金の打ち抜きの
簡易錠である。
【0014】図4はこの実施例の自動販売機の主として
商品収納ユニット4および商品投出ユニット5の部分の
機構を示す側面図、図5は同正面図、図6は同平面図で
ある。また、図7はこの実施例の自動販売機の主として
硬貨検銭ユニット2の部分の機構を示す側面図、図8は
同正面図、図9は図7のA−A断面図である。
【0015】図4および図5において、4a1,4a2
よび4a3は商品収納ユニット4の正面から見て右側の
コラム列(第1コラム列)を構成する収納コラムを示
し、4b1,4b2,4b3は幅方向の真ん中のコラム列
(第2コラム列)を構成する収納コラムであり、4
1,4c2,4c3は同左側のコラム列(第3コラム
列)を構成する収納コラムを示す。これら収納コラム4
1,4a2,4a3;4b1,4b2,4b3;4c1,4
2,4c3には各々14段に単一銘柄の箱状商品15が
収納され、さらに、各コラム列における最前方の収納コ
ラム4a1,4b1,4c1には、それぞれの最上段の商
品15の上に第1の押さえ片16が重ねられ、各コラム
列における中間部と最後方の収納コラム4a2,4b2
4c2;4a3,4b3,4c3には、それぞれの最上段の
商品15の上に第2の押さえ片17が重ねられる。
【0016】商品収納ユニット4の上記の計9個の収納
コラム4a1〜4a3;4b1〜4b3;4c1〜4c3は最
下段を除いて画壁18により相互に区画されている。ま
た、これら収納コラム4a1〜4a3;4b1〜4b3;4
1〜4c3の底板19には、後述する投出動作の際に各
収納コラムの最下段の商品のみを押すようにするため
に、各コラムの商品15の後部を少し持ち上げる立て爪
19aが形成されている。
【0017】図10は上記第1の押さえ片16の構造を
示す平面図(a)および側面図(b)である。この押さ
え片16は商品を押える重しとして機能させるためのも
のであって、商品15と略同寸で、中央部には上下貫通
の矩形溝20が形成され、下面には両側方位置(図10
(a)の左側を正面として、その両側方で、図10
(a)の上側および下側の位置)に前後方向(図10
(a)および図10(b)の左右方向)の一対の凹溝2
1,21が形成されている。上記矩形溝20は、後述の
ように商品が最前方の収納コラムの分まで投出されたと
き跳ね上げられた売切検知レバーの検知部を上方に逃が
すためのものである。また、一対の凹溝21は上記底板
19の立て爪19aを逃げて押さえ片を水平に保つため
のものである。
【0018】図11は上記第2の押さえ片17の構造を
示す平面図(a)および断面図(b)(図11(a)の
A−A矢視断面図)である。この押さえ片17は商品を
押える重しとするとともに、投出動作時に後述のように
投出片として機能させるものであって、商品押さえ部位
17b,17b,17bと商品押動部位17aを有し、
やはり商品15と略同寸とされ、下面には両側方位置
(図11(a)の左側を正面として、その両側方で、図
11(a)の上側及び下側位置)に前後方向(図11
(a)の左右方向)の一対の凹溝22,22が形成され
ている。この一対の凹溝22,22も底板19の立て爪
19を逃げて押さえ片を水平に保つためのものである。
また、この第2の押さえ片17の場合は、中央後端部に
曲折形状の連結ストッパー23が支軸23Aにより回動
自在に軸支され、中央前端部には他の押さえ片17の連
結ストッパー23を係合させる連結孔24を備えたもの
とされている。
【0019】このように構成された商品収納ユニット4
から商品を1個ずつ投出するための商品投出ユニットの
機構を主として図7,図5および図4に基づいて次ぎに
説明する。
【0020】自動販売機の前面から投出ノブ12を操作
することにより上下方向に移動可能とされた投出レバー
25が設けられて、投出レバー25に伝達リンク板26
の上端が連結され、また、伝達リンク板26の下端にリ
ンクレバー27を介してクランク状の駆動軸28が連結
されている。なお、リンクレバー27と駆動軸28の連
結は固着結合とされている。リンクレバー27は揺動に
より駆動軸28の揺動支点を中心に駆動軸28自身を一
体に揺動させる。そして、各コラム列の下方には、駆動
軸28のクランク部に係合可能な係合凹部29aが駆動
軸28に係合することによって駆動軸28により前後方
向に駆動可能とされた駆動リンク板29がそれぞれ配置
されている。
【0021】また、第1コラム列の下方には、売切検知
レバー30が配置されている。この売切検知レバー30
は、投出動作に入る前の待機状態において駆動リンク板
29の先端部を下方から支える支持片部30aを一端に
有し、第1コラム列の駆動リンク板29が図4に実線で
示す後退位置にある時に第2コラム列の駆動リンク板2
9を図4に符号29’を付した一点鎖線の位置まで持ち
上げ、第1コラム列の駆動リンク板29が図4に(2
9’)を付した一点鎖線の位置にきた時には第2コラム
列の駆動リンク板29の持ち上げを解除し自重落下させ
る持上片30bを他端側に備え、また、この第1コラム
の最前列の収納コラム4a1に商品15がある時には商
品15によって押えられ、第1コラムの商品が売り切れ
て図4に二点鎖線で示すように第1の押さえ片16が最
前方の最下段に位置する時には該押さえ片16の矩形溝
20を通って一点鎖線で示す位置まで跳ね上がり可能と
された商品無しを検知するための検知片30cを先端部
中央に備えたものである。この売切検知レバー30は、
中央部で回動自在に軸支され、一端側の検知片30cが
バネ31によって上方に付勢されている。また、これと
同様の売切検知レバー30が第2コラム列の下方にも配
置されている。この第2コラム列の売切検知レバー30
の場合には、持上片部30bは第3コラム列の駆動リン
ク板29を持ち上げる。
【0022】また、第3コラム列の下方には、待機状態
において第3コラム列の駆動リンク板29の先端部を下
方から支える支持片部32aを一端に有するとともに、
最前方の収納コラム4c1に商品15がある時には商品
15によって押さえられ、第3コラムの商品が売り切れ
た時には跳ね上がり可能とされた検知片32cを先端部
中央に備えた売切検知レバー32が配置されている。ま
た、この第3コラム列の売切検知レバー32には、第1
コラムと第2コラムの売切検知レバー30における持上
片30bに代えて図5に示すように商品売切時に売切表
示板33を倒して売切を表示するための売切表示レバー
34が連結されている。
【0023】また、各コラム列の後方には、それぞれの
駆動リンク板29の一端に係合して前後に駆動可能で、
前方に駆動されるときに各々のコラム列における最後方
の収納コラム4a3,4b3,4c3の最下段の商品15
を後方から押す押圧部35aを備えた押出レバー35が
それぞれ設けられている。
【0024】このような機構において、投出ノブ12が
下方一杯まで圧し下げられ、投出レバー25が図7の実
線位置から所定距離下降すると、伝達リンク板26が図
7の実線位置から一点鎖線の位置まで移動し、投出レバ
ー25の下降動作が伝達リンク板26,リンクレバー2
7を介して駆動軸28に伝達されて、駆動軸28が図4
の実線位置から前方に一点鎖線位置まで回動する。この
とき、第1コラム列において少なくとも最前方の収納コ
ラム4a1に商品15が有ると、第1コラム列の売切検
知レバー30は検知片30cが押さえ片16の重しがか
かった状態で商品15によって押えられることによって
図4の実線位置となり、第1コラム列の駆動リンク板2
9は自重により図4の実線位置まで落下した状態で、駆
動軸28の回動に伴い係合凹部29aが駆動軸28に係
合する。そして、駆動軸28が図4の一点鎖線の位置ま
で回動した時、駆動リンク板29は駆動軸28に連動し
て符号29(F)を付した一点鎖線の位置まで移動し、
この移動に伴って押出レバー35が最後方の収納コラム
4a3の商品15を後方から押しながら図4の一点鎖線
(35)の位置まで揺動する。それにより、第1コラム
列における最後列の最下段にあった商品15は中間部の
最下段位置まで押され、また、中間部の最下段にあった
商品15は最前方の最下段位置まで押され、最前方の最
下段にあった商品15は前方に一部突出状態に押し出さ
れる。この時、最後列の最下段に位置する商品はその下
面が一点鎖線(35)の位置の押出レバー35の上端の
商品保持部35bにて保持される。
【0025】そして、この状態で投出ノブ12から手が
放されると、投出レバー25は図8に示すバネ36(投
出レバー25に固定されるストッパーネジ40に掛けら
れている)の作用で待機位置まで上昇し、伝達リンク板
26が図7の実線位置に戻り、駆動軸28が図4の後方
に実線位置まで回動し、それに伴って駆動リンク板29
が実線位置まで戻り、押圧レバー35が待機位置まで移
動する。そして、この押出レバー35の待機位置への移
動に伴って最後方の最下段位置にその上段側の商品15
(商品保持部35bで保持されたいた商品)が落下し、
次回の投出操作に備えた状態になる。
【0026】そして、投出操作が繰り返されて、第1コ
ラム列の最後方の収納コラム4a3に商品が無くなる
と、最後方の最下段に押さえ片17が降りて来て、その
連結ストッパー23が押出レバー35の商品保持部35
bの切欠部(図示せず)にはまりこみ、押圧部35aの
背面に係合することによって該押さえ片17が押出レバ
ー35に連結される。この連結ストッパー23は商品が
あるときは図示しないバネに抗して立位姿勢で隔壁にも
たれかかっており、最下段に位置するとバネ力で図4に
二点鎖線で示す位置となって押出レバー35に係合する
ものである。そして、その後はこの最後方の押さえ片1
7が投出片として機能し、中間部の収納コラム4a2
商品15を順次投出する。そして、中間部の収納コラム
4a2に商品15が無くなると、その収納コラム4a2
押さえ片17が最下段に降りて来て、連結ストッパー2
3により後列側の押さえ片17に連結されて、その後
は、連結されたこれら二つの押さえ片17,17が連結
投出片として機能し、最前方の収納コラム4a1の商品
15を順次投出する。そして、最前方の収納コラム4a
1からも商品が無くなると、最前方の押さえ片16が最
下段に降りる。投出片として機能する際の押さえ片1
7,17は図11(a)の左側の面が商品押動部位(1
7a)で、上面が商品保持部として機能する。
【0027】第1コラム列に商品15がある間は上記の
ように第1コラム列の売切検知レバー30は検知部30
cが押さえられることによって、支持片部30aが下が
り、持上片部30bが上がった図4の実線位置にあり、
この持上片部30bによって第2コラム列の駆動リンク
板29が駆動軸28と係合しない位置まで持ち上げられ
ている。また、このときは第2コラム列には商品15が
有り、したがって、第2コラム列の売切検知レバー30
もやはり支持片部30aが下がり、持上片部30bが上
がった状態となって、第3コラム列の駆動リンク板29
は駆動軸28と係合しない位置まで持ち上げられてい
る。
【0028】そして、第1コラム列の商品投出が全て完
了したときには、第1コラム列の売切検知レバー30が
バネ31によって跳ね上げられる。そのため、第1コラ
ム列の駆動リンク板29はこの売切検知レバー30の支
持片部30aにより持ち上げられて駆動軸28との係合
が外れ、また、この第1コラム列の売切検知レバー30
の持上片部30bが下がることによって、隣接する第2
コラム列の駆動リンク板29が自重で下がり、その係合
凹部29aが駆動軸28に係合する。そして、この後は
第1コラム列の商品投出と同様に第2コラム列の押出レ
バー35が作動して商品投出が行われる。
【0029】また、第2コラム列の商品投出が全て完了
すると、第2コラム列の売切検知レバー30がバネ31
によって跳ね上げられる。そのため、第2コラム列の駆
動リンク板29は売切検知レバー30の支持片部30a
により持ち上げられて駆動軸28との係合が外れ、ま
た、この第2コラム列の売切検知レバー30の持上片部
30bが下がることによって、隣接する第3コラム列の
駆動リンク板29が自重で下がり、その係合凹部29a
が駆動軸28に係合する。そして、第1コラムおよび第
2コラム列の商品投出と同様にして第3コラム列の押出
レバー35が作動して商品投出が行われ、第3コラム列
の商品投出が全て完了すると、第3コラム列の売切検知
レバー32が跳ね上げられ、売切表示板33が倒され
る。
【0030】図12は、各コラム列における商品投出動
作の模式説明図である。図12において、1〜9の数字
を付した丸印は商品15を、#を付した丸印は第1の押
さえ片16を、*を付した丸印は第2の押さえ片17を
それぞれ示す。また、商品15を表す丸印の各数字は商
品投出順序である。商品15はこの順序で一つずつ投出
される。(1F)は1回目の投出動作を示し、(1R)
は1回目の投出動作後の状態を示す。また、(2F)は
2回目の投出動作を示し、(2R)は2回目の投出動作
後の状態を示す。以下、(3F)から(9R)まで、同
様に各回の投出動作と投出動作後の状態を示す。こうし
て一つのコラム列の商品投出が終了すると、隣のコラム
列について同様に(1F)から(9R)までの商品投出
が行われる。3列目のコラム列についても同様である。
【0031】硬貨検銭ユニット2は、図7および図8に
示すように、硬貨投入口9の内側に対向する位置に、百
円硬貨と五百円硬貨を通過させ、それ以外の硬貨は返却
するよう構成されたチェッカー37を備えている。ま
た、返却ノブ13を操作することにより上下に移動可能
とされた返却レバー38が設けられるとともに、この返
却レバー38が下方へ移動したときにその下端38aを
滑動させる傾斜面39aを備えた押圧リンク板39を設
けられ、この押圧リンク板39は上記傾斜面39aを滑
動する返却レバー38に押圧されて下端側の支点を中心
に図8の実線位置から二点鎖線位置まで回動可能とされ
ている。
【0032】上記押圧リンク板39は、該押圧リンク板
39が返却レバー38に連動して上記のように回動した
ときにチェッカー37の可動板37aを押し開く押圧部
39bを上端に備え、また、押圧リンク板39がこのよ
うに回動したときには投出レバー25側のストッパーネ
ジ40の下方に入り込んで投出レバー25のそれ以上の
下降を阻止するストッパー部39cを備えている。
【0033】チェッカー37の下方には、チェッカー3
7を通過した百円硬貨と五百円硬貨を導入する正金通路
41と、それ以外の硬貨を排出する返却通路42が設け
られている。そして、これら正金通路41と返却通路4
2に平行して、共に開閉式とされた正金側保持ガイド4
4と返却側保持ガイド45が対向配置されている。これ
ら正金側保持ガイド44と返却側保持ガイド45は、閉
蓋状態のときは正金通路41に百円硬貨43を5個縦列
で集積保持可能であり、また、五百円硬貨46の場合は
スロート状の入口部に保持可能である。そして、正金側
保持ガイド44が開いたときには硬貨をそのまま正金通
路41を介して金箱3に落とし、返却側保持ガイド45
が開いたときには硬貨を返却通路42側へ落とす。
【0034】この自動販売機には図7に図示のように投
出口10の内側に商品投出検知用のシャッター47が設
けられている。このシャッター47は投出される商品に
よって押し開かれるもので、商品が投出されると、シャ
ッター47に連動して正金側保持ガイド44が開く。ま
た、返却操作が行われると、返却レバー38に連動して
返却側保持ガイド45が開く。
【0035】硬貨検銭ユニット2には、また、図7及び
図9に図示の如く、投入された硬貨が正金で500円に
達するまでは投出レバー25が投出位置まで下降するの
を阻止するための第1のストッパー48と、過剰に硬貨
が投入されたときに、やはり投出レバー25が投出位置
まで下降するのを阻止するための第2のストッパー49
が設けられている。
【0036】この内、第1のストッパー48は、中央を
支点として垂直面内で回動自在とされたものであって、
正金側保持ガイド44と返却側保持ガイド45とにより
規定される集積保持部に百円硬貨43のみが5個集積さ
れた状態で最上部の百円硬貨43と干渉する位置に突出
可能な検知片部48aが一端に設けられるとともに、投
出レバー25の下降軌跡の途中に突出可能な規制片部4
8bが他端に設けられ、また、ウエイト片部48cが設
けられて、常時は検知部48aが正金通路41の硬貨と
干渉するとともに規制部48bが投出レバー25の下降
軌跡の途中に突出した状態(図9に実線で示す)となる
よう構成されている。
【0037】また、第2のストッパー49は、第1のス
トッパー48に隣接する位置に配置され、下端を支点と
して垂直面内で揺動自在とされたものであって、正金通
路41の集積保持部に5個の百円硬貨43が集積された
上に6個目の百円硬貨43あるいは五百円硬貨46が入
ったとき、あるいは集積保持部の入口部に五百円硬貨4
6が保持された上にさらに2個目の五百円硬貨46もし
くは百円硬貨43が入ったときに、その6個目の百円硬
貨43、あるいは2個目の五百円硬貨46もしくは百円
硬貨43と干渉する位置に突出可能な検知片部49a
と、第1のストッパー48の規制片部48bと重なる位
置で投出レバー25の下降軌跡の途中に突出可能な規制
片部49bを備え、また、支点側にウエイト片部49c
が設けられて、常時は検知片部49aが正金通路41の
硬貨と干渉し、規制片部49bが投出レバーの下降軌跡
から退避した状態(第9に実線で示す)に保持されるよ
う構成されている。
【0038】この自動販売機は、百円硬貨43のみが5
個投入された場合と、五百円硬貨46が1個投入された
場合に限り商品投出ができるようにしたものであって、
百円硬貨43のみが5個投入されるまでは、第1のスト
ッパー48の規制片部48bによって投出レバー25の
下降が途中までに規制され、百円硬貨43が5個投入さ
れ、それらが集積保持部に集積されると、検知片部48
aが押されることによって第1のストッパー48が図9
に二点鎖線で示す位置まで回動し規制片部48bによる
規制が解除される。また、五百円硬貨46が1個投入さ
れ、それが集積保持部の入口に保持されたときも、やは
り検知片部48aが押されて第1のストッパー48が図
9に二点鎖線で示す位置まで回動し、規制片部48bに
よる規制が解除される。ただし、五百円硬貨46が1個
入ったときに集積保持部に既に百円硬貨43が1個でも
保持されているときは、後述のように混入防止用ストッ
パー50が正金通路41を集積保持部の入口より所定距
離上で絞り、五百円硬貨46の通過を阻止する。
【0039】集積保持部に百円硬貨43が5個入った上
にさらに百円硬貨43あるいは五百円硬貨46が投入さ
れたときには、その6個目の硬貨43あるいは46によ
って第2のストッパー49の検知片部49aが押され、
第2のストッパー49は図9に二点鎖線で示す位置まで
回動し、その規制片部49bが投出レバー25の下降を
規制する。また、五百円硬貨46が1個入った状態でさ
らにもう1個の五百円硬貨46が投入されたときも、や
はり検知片部49aが押されて第2のストッパー49が
図9に二点鎖線で示す位置まで回動し、規制片部49b
が投出レバー25の下降を規制する。
【0040】また、この自動販売機の硬貨検銭ユニット
2には集積保持部に百円硬貨43が1個でも入った状態
で五百円硬貨46が投入されたときに五百円硬貨46を
集積保持部入口の保持位置に入れないようにする混入防
止用ストッパー50が設けられている。この混入防止用
ストッパー50は、中央を支点として垂直面内で揺動可
能に支持されたものであって、集積保持部の一番下に保
持された百円硬貨43と干渉する位置に突出可能な検知
片部50aが下端に設けられるとともに、五百円硬貨4
6を保持する入口位置の上方で正金通路41を所定幅だ
け狭めるよう突出可能な規制片部50bが上端に設けら
れ、常時は上記検知片部50aが突出位置にあり規制片
部50bが退避位置となるよう重心が設定されている。
【0041】最初の百円硬貨43が入ると、検知片部5
0aが押されることにより混入防止用ストッパー50が
図8の一点鎖線の位置まで回動し、その規制片部50b
が突出して五百円硬貨46の通過を阻止する。このと
き、規制片部50bの突出量は五百円硬貨46の通過は
阻止するが百円硬貨43は通すように設定されている。
したがって、百円硬貨43のみが連続して投入された場
合には、これら百円硬貨43を支障なく通過させる。そ
して、集積保持部に百円硬貨43が1個でも入った状態
で五百円硬貨46が投入されたときには、この五百円硬
貨を保持位置上方に止める。
【0042】混入防止用ストッパー50によって止めら
れた五百円硬貨46は、返却操作によって返却通路42
に落とされる。すなわち、返却ノブ13が操作され返却
レバー38が下降すると、この返却レバー38に連動し
て返却側保持ガイド45が開き、集積保持部の百円硬貨
43が返却通路42に落とされる。そして、集積保持部
に百円硬貨43がなくなったことによって混入防止用ス
トッパー50が図8の実線位置に戻り、規制片部50b
による規制が解除されて五百円硬貨46が返却通路42
側に落とされる。
【0043】この実施例の自動販売機には、また、商品
のただ取りを防止するための機構が設けられている。こ
の機構は2種類あり、一つは、レバー操作によって商品
投出と硬貨返却が同時に行われるのを防止する機構であ
り、もう一つは、百円硬貨43が集積保持部に入る際に
第1のストッパー48の検知片部48aが押されて投出
レバー25の規制が瞬間的に解除されるのを狙った不正
投出を防止するための機構である。
【0044】まず、レバー操作によって商品投出と硬貨
返却が同時に行われるのを防止する機構は上記押圧リン
ク板39によって構成されている。すなわち、押圧リン
ク板39には上記のように該押圧リンク板39が返却レ
バー38に連動して回動したときに投出レバー25側の
ストッパーネジ40の下方に入り込んで投出レバー25
のそれ以上の下降を阻止するストッパー部39cが設け
られ、したがって、返却レバー38が操作されたときに
は投出レバー25の操作が阻止される。また、投出レバ
ー25の操作がわずかでも早いときは、押圧リンク板3
9が回動できなくなって返却レバー38の操作が阻止さ
れる。
【0045】また、百円硬貨43が集積保持部に入る際
に第1のストッパー48の検知片部48aが押されて投
出レバー25の規制が瞬間的に解除されるのを狙った不
正投出を防止するため、第1のストッパー48の規制片
部48bに比べて第2のストッパー49は規制片部49
bの突出幅が格段に大きくされたものとされている。百
円硬貨43が投入されると、まず、第2のストッパー4
9の検知片部49aが硬貨43の通過に伴って押される
ので、第2のストッパー49の規制片部49bが瞬間的
に投出レバー25側に突出し、次いで、第1のストッパ
ー48の検知片部48aが押されることによって第1の
ストッパー48の規制片部48aが瞬間的に投出レバー
25の下降軌跡から外れた位置に後退するが、上記のよ
うに第2のストッパー49の規制片部49bの突出幅を
大きくすることによって、第2のストッパー49の規制
片部49bが元の退避位置に復帰する前に第1のストッ
パー48の規制片部48bを規制位置に復帰させるよう
にでき、したがって、突出レバー25の規制に空白がで
きないようにすることができる。
【0046】次ぎに、この商品元詰式自動販売機の組み
立てと商品の補充,販売,設置,回収に関するシステム
について説明する。
【0047】図13は本発明の一実施例における第1の
システム(ラウンドシステム)のシステム図、図14は
第2のシステム(ワンウエイシステム)のシステム図で
ある。図において、Gは自販機メーカーを示し、Mは自
動販売用商品のメーカー、Dは代理店、Kは小売店をそ
れぞれ示している。
【0048】図13に示すラウンドシステムでは、商品
メーカー(M)は自販機メーカー(G)に商品を提供す
る(ルートA)。そして、自販機メーカー(G)では提
供された商品を自動販売機に収納し封印したうえで商品
メーカー(M)またはメーカー指定の代理店(D)へ納
品する(ルートB)。そして、代理店(D)は商品が収
納された状態の自動販売機を小売店(K)に販売し、小
売店(K)は商品完売後、すなわち、自動販売機内の商
品が売れ尽くすか一定数以上売れた後、自動販売機の本
体を代理店(D),商品メーカー(M)経由で自販機メ
ーカー(G)へ売り渡す(ルートC)。自販機メーカー
(G)は買い取った自動販売機の封印を解いて商品を詰
め直し、再度納品ルートに乗せる。
【0049】これに対し、図14に示すワンウエイシス
テムは、商品完売後は自動販売機をそのまま処分するシ
ステムである。この場合、商品メーカー(M)はやはり
自販機メーカー(G)に商品を提供し(ルートA)、自
販機メーカー(G)は提供された商品を自動販売機に収
納し、封印した上で商品メーカー(M)またはメーカー
(M)指定の代理店(D)へ納品する(ルートB)。そ
して、代理店(D)は商品が収納された状態の自動販売
機を小売店(K)に販売し、小売店(K)は商品完売後
に自動販売機本体を処分する。
【0050】なお、本発明でいう「投出」とは、商品を
収納部から完全に出し切る場合に限るものではなく、一
部突出、つまり、収納部からは完全に出し切っていても
商品取り出し口からは一部のみ突出させる場合をも含
む。
【0051】また、上記実施例では百円硬貨5枚又は五
百円硬貨1枚投入で投出レバー操作が可能となり、更に
百円硬貨とか五百円硬貨が投入された場合は投出操作不
能となるようにしている。しかし、本発明はこの例に限
らず、百円硬貨5枚又は五百円1枚が投入された後更に
百円硬貨とか五百円硬貨が投入された場合は過剰分の硬
貨を自動返却して投出操作可能とするような実施例も可
能である。本発明の「硬貨が所定額分に達したことを条
件に操作移動可能となる投出レバー」とは上記両例を含
むものである。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、自
動販売機の筐体組立時に商品を元詰めし出荷先では商品
の詰め替えができないよう封印するので、商品提供側に
とっては他社商品への転用を防止し自社商品のオリジナ
リティを守って販路拡大を図ることができるとともに商
品へのいたずらを防止して信用を保持することができ、
また、単一銘柄の商品のみを販売する自動販売機とする
とともに投出レバーの操作移動に機械的に連動して商品
の投出がなされるようにするので、商品投出のためのモ
ータが不要となり、自動販売機を軽量,シンプルで安価
かつ移動容易なものとすることができ、使い捨てないし
は使い切りの自動販売機とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における商品元詰式自動販売
機を前面側から見た斜視図
【図2】本発明の一実施例における商品元詰式自動販売
機を背面側から見た斜視図
【図3】本発明の一実施例における商品元詰式自動販売
機の外装ケース組付前の状態を示す斜視図
【図4】本発明の一実施例における自動販売機の主とし
て商品収納ユニットおよび商品投出ユニットの部分の機
構を示す側面図
【図5】本発明の一実施例における自動販売機の主とし
て商品収納ユニットおよび商品投出ユニットの部分の機
構を示す正面図
【図6】本発明の一実施例における自動販売機の主とし
て商品収納ユニットおよび商品投出ユニットの部分の機
構を示す平面図
【図7】本発明の一実施例における自動販売機の主とし
て硬貨検銭ユニットの部分の機構を示す側面図
【図8】本発明の一実施例における自動販売機の主とし
て硬貨検銭ユニットの部分の機構を示す正面図
【図9】図7のA−A断面図
【図10】本発明の一実施例における第1の押さえ片の
構造を示す平面図および断面図
【図11】本発明の一実施例における第2の押さえ片の
構造を示す平面図および断面図
【図12】本発明の一実施例における各コラム列の商品
投出動作の模式説明図
【図13】本発明の一実施例に係るラウンドシステムを
示すシステム図
【図14】本発明の一実施例に係るワンウエイシステム
を示すシステム図
【符号の説明】
1 枠体ベース 2 硬貨検銭ユニット 3 金箱 4 商品収納ユニット 4a1,4a2,4a3 収納コラム(第1コラム列) 4b1,4b2,4b3 収納コラム(第2コラム列) 4c1,4c2,4c3 収納コラム(第3コラム列) 5 商品投出ユニット 8 外装ケース 10 商品取り出し口 12 投出ノブ 15 商品 25 投出レバー 26 伝達リンク板 27 リンクレバー 28 駆動軸 29 駆動リンク板 30 売切検知レバー 35 押出レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体と、商品取り出し口を備えた外装ケ
    ースとで自動販売機の筐体を構成し、該筐体の内部には
    単一銘柄の商品を収納する収納コラムが所定配置で複数
    個設けられた商品収納部を有する商品収納ユニットと、
    投入された硬貨を検銭する硬貨検銭ユニットと、前記硬
    貨検銭ユニットによって検銭された硬貨が所定額分に達
    したことを条件に操作移動可能となる投出レバーに連動
    して動作可能で、前記投出レバーの投出操作時に該投出
    レバーに連動する動作によって前記商品収納部から前記
    商品取り出し口に商品を投出する商品投出機構を有する
    商品投出ユニットとを設け、前記外装ケースは該ケース
    の組み付け時に前記商品収納部へ所定数量の商品を収納
    した後は該筐体を開放しないことを前提とした封印手段
    によって組み付けたことを特徴とする商品元詰式自動販
    売機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の商品元詰式自動販売機に
    おいて、商品収納部は単一銘柄の商品を上下複数段に収
    納する収納コラムが前後に複数個多重配列されてなるコ
    ラム列が左右に並列に複数列配列されたものとし、商品
    投出機構は自動販売機の前面から上下方向に操作可能な
    投出レバーと、該投出レバーの動作を伝達する伝達リン
    ク板と、該伝達リンク板により伝達された上下動作を回
    転動作に変換する駆動軸と、各コラム列の下方にそれぞ
    れ配置され前記駆動軸に係合して前後方向に被駆動可能
    な各駆動リンク板と、各コラム列の後方に配置され駆動
    リンク板に連動して前後に揺動する各押出レバーとを有
    し、各押出レバーは前記投出レバーの投出動作に連動し
    コラム列毎に収納コラムの最下段に位置する商品を後方
    から押圧して順次投出するものとするとともに、各コラ
    ム列の下方に、自コラム列の商品が全て投出されるまで
    は自コラム列の駆動リンク板を前記駆動軸と係合可能な
    投出位置に保持しつつ隣接する次期投出の他コラム列の
    駆動リンク板を前記駆動軸と係合しない位置に移動さ
    せ、自コラム列の商品が全て投出されたときは隣接する
    次期投出の他コラム列の駆動リンク板を前記駆動軸と係
    合可能な位置に保持するよう回動可能な売切検知レバー
    を設けたものとしたことを特徴とする商品元詰式自動販
    売機。
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Cited By (2)

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US7793769B2 (en) 2003-12-26 2010-09-14 Konami Digital Entertainment Co., Ltd. Automatic vending machine
CN108711221A (zh) * 2018-03-19 2018-10-26 苏州长鼎兴智能科技有限公司 一种侧出货自动售货机

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