JPH0632461U - リニアモータエレベータ - Google Patents

リニアモータエレベータ

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JPH0632461U
JPH0632461U JP7402992U JP7402992U JPH0632461U JP H0632461 U JPH0632461 U JP H0632461U JP 7402992 U JP7402992 U JP 7402992U JP 7402992 U JP7402992 U JP 7402992U JP H0632461 U JPH0632461 U JP H0632461U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアモータエレベータの制御性能の向上を
図る。 【構成】 主ロープによってかごに連結された釣り合い
重り6には一次コイル11,11aを設け、昇降路には
リアクションプレート20,20aを設ける。釣り合い
重り6に固定した軸53に回動可能に交差して設けたレ
バー54,55の延長部54a,55aに設けた復元ば
ね57によって、レバー54,55に軸着したローラ5
6a〜56dをリアクションプレート20,20aに押
し付け、一次コイル11,11aとリアクションプレー
ト20,20aの空隙gを一定範囲内に維持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リニアモータによって駆動されて昇降するリニアモータエレベータ の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のリニアモータエレベータの一例を図14及び図15により説明する。図 14は全体概略図、図15は図14の要部説明図である。 図において、1は昇降路、2a,2bは昇降路1の上部に固定された架台3に 設置された滑車、4は一端がかご5に連結され、滑車2a,2bを介して、他端 が釣り合い重り6に連結された主ロープ、7はかご5用の一対のガイドレール、 8はこのガイドレール7に沿ってかご5の昇降を案内するローラガイドである。 9は釣り合い重り6用の一対のガイドレール、10はこのガイドレール9に沿 って釣り合い重り6の昇降を案内するローラガイド、11,11aは釣り合い重 り6に設置された一対の一次コイルである。
【0003】 20,20aは一次コイル11,11aに対向するように、昇降路1の上下方 向全長に渡って垂設されたリアクションプレート(二次導体)、21,21aは リアクションプレート20,20aの強度を補いながら支持するバックビームで 、適当な間隔でボルト等によってリアクションプレート20,20aと一体化さ れている。 バックビーム21は、複数のブラケット22及びアンカーボルト23によって 昇降路1の壁1aに固定されており、バックビーム21aはブラケット24によ って中間ビーム25に固定されている。また、ガイドレール9は複数の支持部材 26,ブラケット27及びアンカーボルト28によって昇降路1の壁1aに固定 されている。
【0004】 一次コイル11,11aとリアクションプレート20,20aとの間には約2 〜4mm程度の空隙gを形成するように据え付けられており、この空隙gの調整は リニアモータの性能を左右するため非常に重要視されている。 上記の構成により、一次コイル11,11aに電力を供給することによって、 駆動力となる推力Fを発生し、かご5と釣り合い重り6とを交互に昇降させるよ うになっている。
【0005】 ところで、上記したリニアモータに電力を供給すると、推力Fを生じるととも に、一次コイル11,11aとリアクションプレート20,20aとの間に吸引 力K,K1を生じる。推力F及び吸引力K,K1と空隙gの関係は図16に示す ようになっており、空隙gが小さいほど推力F及び吸引力K,K1が大きくなる 。また、吸引力K,K1の大きさは、推力Fの2〜4倍程度になるため、通常の 推力が約500kgf 〜3000kgf 程度必要であることから、吸引力K,K1は 約1000kgf 〜10000kgf を超える大きな力になる。
【0006】 一方、ガイドレール9とリアクションプレート20,20aとの間には若干の 据え付け誤差があるため、ローラガイド10にはこの据え付け誤差を吸収するだ けの余裕を持たせて設置してある。 従って、図14に示すように、釣り合い重り6が中心にあるとき、即ち一次コ イル11側の空隙と11a側の空隙とが等しい空隙gであるときには、吸引力K ,K1は等しいため、互いに打ち消し合う。
【0007】 しかしながら、何らかの原因により、少しでも釣り合い重り6が中心から外れ ると、左右の空隙の大きさが変化し、釣り合い重り6は空隙の小さい方に益々吸 い寄せられることになる。 図15はこの状態を誇張して示したもので、昇降路壁1a側の一次コイル11 とリアクションプレート20との空隙が小さくなったため、吸引力にアンバラン スが生じ、K1<Kとなって、吸引力の大きいK側に釣り合い重り6が移動した 状態を示している。
【0008】 このような状態になると、吸引力のアンバランスが更に増加し、上記空隙gも 規制された間隔(2〜4mm)を維持できなくなるだけでなく、ガイドレール9が 湾曲し、リアクションプレート20等にも変形を生じる恐れがある。即ち、空隙 gに僅かの変化が生じれば、吸引力のアンバランスが益々増幅されることになる 。このため、走行速度,消費電力,着床精度等のエレベータの走行性能が損なわ れるだけでなく、支持部材26の変形やアンカーボルト23,28の緩み等が生 じ、安全性の問題が発生することになる。
【0009】 これらの問題が生じないようにするために、ガイドレール9やリアクションプ レート20等の強度を上げたり、支持部材26やブラケット27等を増やすと、 大幅なコストアップになるという新たな問題が発生する。また、ローラガイド1 0にはばねが組み込まれているが、このばねは釣り合い重り6の走行時の振動吸 収等を目的として組み込まれているものであり、釣り合い重り6を中央部に復帰 させる能力はない。
【0010】 そこで、図17に示すように、釣り合い重り6の両面にガイドローラ29,2 9aを設け、一次コイル11,11aとリアクションプレート20,20aとの 空隙を所定距離以上に維持するようにする方法が考えられている。 この方法によれば、一次コイル11,11aがリアクションプレート20,2 0aに接近すると、ガイドローラ29,29aがリアクションプレート20,2 0aに接触して、一次コイル11,11aとリアクションプレート20,20a との空隙を所定距離以上に維持することができる。
【0011】 また、図19,図20に示したのは、従来のリニアモータエレベータの他の例 であり、一次コイルがリアクションプレートを挟むように配置したタイプのもの である。図19は昇降路の概略断面図、図20は図19の要部詳細図である。 図において、30は断面T字状をした釣り合い重り6のガイドレール兼用のリ アクションプレートで、支持部材31によって昇降路壁1aに固定されている。
【0012】 32はリアクションプレート30の頂面を転動するガイドローラで、リアクシ ョンプレート30の据え付け誤差を吸収できるように若干の空隙が設けられてい る。33,34はリアクションプレート30の頂部付近の側面上を転動するガイ ドローラで、一次コイル11,11aとリアクションプレート30との空隙を所 定距離以上に維持するためのものである。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら図17の従来例の場合、ガイドレール9とリアクションプレート 20,20aとの間の据え付け誤差を吸収するために、ガイドローラ29,29 aとリアクションプレート20,20aとの間には若干の空隙g1(g>g1) を設ける必要がある。そのため、図18に示すように、一方のガイドローラ29 が一方のリアクションプレート20に当接した状態では、一次コイル11側の空 隙g2と11a側の空隙g3とが相違するため、一次コイル11,11aに同じ 電力を供給しても、発生する推力が異なるため、リニアモータの正確な制御がで きなかった。
【0014】 また、図18の状態では、左右の吸引力の大きさはK2>K3となるため、釣 り合い重り6は吸引力の大きいK2側に偏ったままであり、図17のように中央 部に復帰することができなかった。
【0015】 図19の従来例の場合も同様に、対向するリアクションプレート30,30間 には、据え付け誤差により若干のねじれ(一般に0.5°以下)やずれ(一般に 1mm以下)があるため、この据え付け誤差を吸収するために、ガイドローラ33 ,34とリアクションプレート30との間には空隙g4(g>g4)を設けてい る。
【0016】 そのため、図21に示すように、一方のガイドローラ33がリアクションプレ ート30に当接した状態では、一次コイル11側の空隙g5(g−g4)と11 a側の空隙g6(g+g4)とが相違するため、上記従来例と同様、一次コイル 11,11aに同じ電力を供給しても、発生する推力が異なるため、リニアモー タの正確な制御ができないという問題があった。 本考案は上記の問題点を解決することを目的としたものであり、左右両側の空 隙を常に一定の範囲内に保持できるようにしたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自動調芯機構を備えたローラガイド装置を一次コイルの近辺に設け 、このローラガイド装置に組み込まれた復元ばねの力によって、一次コイルとリ アクションプレート間の空隙を常に一定の範囲内に保持させるようにしたもので ある。
【0018】
【実施例】
本考案の一実施例について、図1〜図5により説明する。図1は本実施例のロ ーラガイド装置の詳細を示す正面図、図2は本実施例の全体概略図、図3は図2 の釣り合い重り部分の断面図、図4は図1のAーA断面図、図5は本実施例の動 作説明図である。
【0019】 図において、50は釣り合い重り6の上下左右に合計4組取り付けられたロー ラガイド装置、6aは釣り合い重り6の枠を構成する横方向のビーム、6bは縦 方向のフレーム、6cは一次コイル11,11aを取り付けるための支持フレー ム、6dはウエイトである。リアクションプレート20,20aは、図3に示す ように、平板状の鉄材20bの水平方向中間部にのみ、銅やアルミ等の導電性材 料20cがコーティングされ、両側部は後述のローラが走行するための走行部に なっている。
【0020】 51はブラケット52を介して上下がビーム6a,6aに固定された支持体、 53は支持体51に固定された回動軸で、レバー54,55を、互いに交差する ように、回動自在に軸着している。回動軸53に軸着されたレバー54の一端に はローラ56aが軸着され、また他端側にはローラ56bが軸着されるとともに 、更に上方へ延長されて延長部54aが形成されている。また、レバー55も同 様に、ローラ56c,56d及び延長部55aを備えており、これらのローラ5 6a〜56dは軸53から等しい位置に、図1の左右対称になるように配置され 、リアクションプレート20,20a両側部の走行部を走行するようになってい る。
【0021】 57は延長部54a,55a間に設けられた復元ばね、58a,58bはばね 57のばね座、59は延長部54aに空けられたねじ穴に螺着されて、ばね座5 8bの背面からばね57を圧縮する調整ボルトである。60は支持体51に固定 された台座であり、中央にねじ穴が空けられている。61a,61bはそれぞれ 延長部54a,55aを貫通して、台座60のねじ穴に螺着されたボルト、62 a,62bはボルト61a,61bに螺着されたナットであり、それぞれ延長部 54a,55aの移動量を規制するものである。
【0022】 また、図4に示すように、交差するレバーの一方54は、ローラ56b,56 cの軸芯及び復元ばね57の芯が一致するように曲げられている。 通常の運転状態では、左右の一次コイル11,11aと導電性材料20cとの 空隙は等しくgであるように設定されている。尚、図14,図15と同一のもの は同一符号で示している。 次に、本ローラガイド装置50の動作について図5により説明する。
【0023】 当初、左右の空隙が等しくgであったものが、据え付け誤差等によって、釣り 合い重り6が、図5の右方向にδだけ移動したとすると、各空隙はそれぞれg+ δ、g−δに変化する。また、釣り合い重り6がδだけ右方向へ移動すると本ロ ーラガイド装置50も右方向へ移動することになるため、ローラ56a,56d のみがリアクションプレート20の鉄材20bからなる走行部に接触し、鉄材2 0bからの反力Pを受ける。そのため、レバー54は軸53を中心にして図5の 時計方向に回転し、力Psで復元ばね57を圧縮する。同様に、レバー55は軸 53を中心にして図5の反時計方向に回転し、力Psで復元ばね57を圧縮する 。
【0024】 ここで、ローラ56a,56dに作用する力Pは、一次コイル11,11aと リアクションプレート20,20aとの間に生じる吸引力K5,K6の差になる 。また、ローラガイド装置50は釣り合い重り6の上下左右に合計4組取り付け られているため、ローラ1個に作用する力を釣り合い重り6の単位変位(mm)当 たりの力Poで表すと、 Po=(K5−K6)/δ×1/(2×4) 〔kgf/mm〕 また、復元ばね57に作用する釣り合い重り6の単位変位(mm)当たりの力Ps oは、 Pso=Po×(r/L) 〔kgf/mm〕
【0025】 更に、復元ばね57のばね定数をk、変位量x、作用する力をpとすると、一 般に、p=kx だから、p=Pso、x=δ×(L/r)を代入すると、 k=p/x=Pso/(δ×(L/r))=(Pso×r)/(δ×L) 釣り合い重り6の単位変位(mm)当たりでは、δ=1だからk=Pso×r/L 故に、k=Po×(r/L)×(r/L) =(K5−K6)/δ×1/8×(r/L)2 〔kgf/mm〕 従って、復元ばね57として、(K5−K6)/δ×1/8×(r/L)2 以上 のばね定数のばねを使用すれば、釣り合い重り6を中央位置に戻すことができる 。
【0026】 本実施例の場合、ローラ56aに力Pが作用すれば、同時にローラ56dにも 力Pが作用して、復元ばね57を両側から同一の力Psで圧縮して、その反力で 釣り合い重り6を中央位置に戻す自動調芯機構になっているため、図1に示され た従来のローラガイド10のような、単にローラとばねを組み合わせた構造のも のに比べ、釣り合い重り6の中央位置への復元力が強く実用性が高い。
【0027】 上記実施例は、レバー54,55の各端にローラ56a〜56dを1個ずつ設 けているが、ローラ56a〜56dに代えて、複数のローラを備えたイコライザ を設けてもよい。 図6はその一例を示すものであり、レバー54,55の端部の軸65a〜65 dにイコライザ63a〜63dを設けたものであり、この各イコライザ63a〜 63dを構成するローラ64a,64bは、それぞれ各軸65a〜65dからの 距離が等しくなる位置に設置されている。 この実施例によれば、図1の実施例に比べローラの数が倍になっているため、 各ローラに作用する力を半分に減少させることができる。
【0028】 本実施例のローラガイド装置50は、上記タイプの釣り合い重り6に設置する のみならず、他のタイプのエレベータにも使用することができる。 図7に示したものは、リニアモータをかごに設置したタイプのものであり、一 次コイル11,11aをかご5の両側面に設置し、これら一次コイル11,11 aに対向するように、リアクションプレート20,20aを、支持部材70を介 して、昇降路壁1aに固定したものである。 この例においても、一次コイル11,11aの近辺にローラガイド装置を設置 すれば上記実施例と同様の効果がある。
【0029】 図8は本実施例のローラガイド装置50を使用した更に他の実施例を示すもの であり、リアクションプレート20,20aの両端面上を転動するガイドローラ 71を釣り合い重り6に設け、ローラガイド装置50とガイドローラ71とによ って、リアクションプレート20,20aに沿って釣り合い重り6を昇降させる ようにし、従来のガイドレール9を廃止したものである。この例においても、上 記各実施例と同様の効果がある。
【0030】 図9〜図13は一次コイルがリアクションプレートを挟むように配置したタイ プの場合における本考案の実施例であり、図9は昇降路の概略断面図、図10は 図9のB−B詳細断面図、図11は図10の右側面図、図12は図11のC−C 断面図、図13は本実施例の動作説明図である。 図において、80は釣り合い重り6の上下左右に合計4組取り付けられたロー ラガイド装置、81はボルト82により釣り合い重り6の本体に固定された支持 体、83は支持体81に固定された回動軸で、レバー84,85を、互いに交差 するように、回動自在に軸着している。
【0031】 回動軸83に軸着されたレバー84の一端にはローラ86aが軸着され、また 他端側にはローラ86bが軸着されるとともに、更に上方へ延長されて延長部8 4aが形成されている。また、レバー85も同様に、ローラ86c,86d及び 延長部85aを備えており、これらのローラ86a〜86dは軸83から等しい 位置に、図10の左右対称になるように配置され、リアクションプレート30を 挟むように配置されている。
【0032】 87は延長部84a,85aを貫通して設けられた貫通ボルト、88は延長部 85aと座金89との間に設けられた復元ばね、90はボルト87に螺着された ナットであり、座金89を介して復元ばね88のばね圧を調整するものである。 91は延長部84a,85aを貫通して設けられた貫通ボルト、92はボルト9 1に螺着されシム93を介して延長部84aを挟むナット、94はボルト91に 螺着されたナットであり、このナット92,94によって延長部85aの移動量 を規制、即ち延長部84aと85aとの間隔を規制している。尚、図19と同一 のものは同一符号で示している。
【0033】 次に、本ローラガイド装置80の動作について図13により説明する。 当初、左右の空隙が等しくgであったものが、据え付け誤差等によって、釣り い重り6が、図13の左方向にδだけ移動したとすると、各空隙はそれぞれg+ δ、g−δに変化する。また、釣り合い重り6がδだけ左方向へ移動すると本ロ ーラガイド装置50も左方向へ移動することになるため、ローラ86a,86d のみがリアクションプレート30に接触して反力Pを受ける。そのため、レバー 84は軸83を中心にして図13の反時計方向に回転し、力Psで復元ばね88 を圧縮する。同様に、レバー85は軸83を中心にして図13の時計方向に回転 し、力Psで復元ばね88を圧縮する。
【0034】 尚、各力P,Ps、吸引力K5,K6等の関係式については図5で説明したの と同様になるため詳細説明は省略する。 本実施例の場合も図1〜図5の実施例と同様に、ローラ86aに力Pが作用す れば、同時にローラ86dにも力Pが作用して、復元ばね88を両側から同一の 力Psで圧縮して、その反力で釣り合い重り6を中央位置に戻す自動調芯機構に なっているため、釣り合い重り6の中央位置への復元力が強く実用性が高い。
【0035】 また、本実施例の場合も、図6で説明したのと同様に、ローラ86a〜86d の代わりに、イコライザ63a〜63dを設けることもできる。 更に、上記の説明では釣り合い重りにリニアモータが設けられている場合につ いて述べたが、図7に示されているように、かごにリニアモータが設けられるタ イプの場合にも同様に使用することができる。
【0036】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、自動調芯機構を備えたローラガイド装 置を一次コイルの近辺に設けたため、このローラガイド装置の復元ばねの力によ って、一次コイルとリアクションプレート間の空隙を常に一定範囲内に保持させ ることができ、リニアモータの正確な制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のローラガイド装置の詳細を
示す正面図である。
【図2】図1の実施例の全体概略図である。
【図3】図2の釣り合い重り部分の断面図である。
【図4】図1のAーA断面図である。
【図5】図1の実施例の動作説明図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す図である。
【図8】本考案の他の実施例を示す図である。
【図9】本考案の他の実施例を示す全体概略図である。
【図10】図9のB−B詳細断面図である。
【図11】図10の右側面図である。
【図12】図11のC−C断面図である。
【図13】図9の実施例の動作説明図である。
【図14】従来のリニアモータエレベータの一例を示す
図である。
【図15】図14の要部説明図である。
【図16】リニアモータの推力及び吸引力と空隙との関
係を示す図である。
【図17】従来のリニアモータエレベータの他の例を示
す図である。
【図18】図17の動作説明図である。
【図19】従来のリニアモータエレベータの他の例を示
す図である。
【図20】図19の要部詳細図である。
【図21】図20の動作説明図である。
【符号の説明】
1 昇降路 4 主ロープ 5 かご 6 釣り合い重り 11,11a 一次コイル 20,20a,30 リアクションプレート 29,29a,32,33,34,71 ガイドローラ 53,83 回動軸 54,55,84,85 レバー 54a,55a,84a,85a 延長部 56a〜56d,64a,64b,86a〜86d ロ
ーラ 57,88 復元ばね 63a〜63d イコライザ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ロープによって連結されて昇降路内を
    昇降するかご及び釣り合い重り、このかご又は釣り合い
    重りの何れか一方に設けられ二つで一組となっている一
    次コイル、この一組の一次コイルに対向して昇降路の上
    下方向に設置されたリアクションプレートとを備えたリ
    ニアモータエレベータにおいて、 互いに交差するように回動自在に軸着された2本のレバ
    ーと、このレバーの回動軸からの距離がそれぞれ等しく
    なるように各レバーに配置されたローラ又は複数のロー
    ラを有するイコライザと、上記各レバーの一端を延長し
    て形成された延長部と、これら両延長部間に配置され上
    記各ローラを上記リアクションプレートの方向に付勢す
    る復元ばねとを備えたローラガイド装置を、上記一次コ
    イルの近辺に設置したことを特徴とするリニアモータエ
    レベータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08268322A (ja) * 1995-03-24 1996-10-15 Mercedes Benz Ag 車 体

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