JPH06324290A - 回折光学装置 - Google Patents

回折光学装置

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JPH06324290A
JPH06324290A JP6100701A JP10070194A JPH06324290A JP H06324290 A JPH06324290 A JP H06324290A JP 6100701 A JP6100701 A JP 6100701A JP 10070194 A JP10070194 A JP 10070194A JP H06324290 A JPH06324290 A JP H06324290A
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JP
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pattern
spatial point
diffraction
diffraction grating
subregion
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JP6100701A
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English (en)
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Helmut Zrschizky
ツアルシツキー ヘルムート
Holger Karstensen
カルステンセン ホルガー
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Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B5/32Holograms used as optical elements
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C13/00Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00
    • G11C13/04Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using optical elements ; using other beam accessed elements, e.g. electron or ion beam

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 演算及びコーディングが高いファンアウトに
も拘わらず充分なビーム品質を有するコントロール可能
な量のパターンデータを許容しかつ効率が40%以上と
なるような、一方の空間点10を複数の他方の空間点1
1に光学的に結像させるために平面状に広がる回折パタ
ーンを備えた回折光学装置を提供する。 【構成】 回折パターン2は光ビーム3を照射された多
数のパターン部分領域を有し、その各パターン部分領域
は、他のパターン部分領域に依存せずに、照射された光
ビームのこのパターン部分領域に入射する部分の少なく
とも一部分を、このパターン部分領域に所属する1つの
他方の空間点111 〜114 に向ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方の空間点から光ビ
ームを照射するために平面状に延びる規定の光回折パタ
ーンから構成され、その場合光ビームを照射された回折
パターンは他方の空間点のそれぞれに光ビームの少なく
とも一部分を向けて、規定の一方の空間点を少なくとも
1つ、特に2つ又はそれ以上の異なった他方の空間点に
光学的に結像させるようにした、一方の空間点を他方の
空間点に光学的に結像させるための回折光学装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の回折光学装置、特にビームスプ
リッター機能を実行する装置は種々異なった方法で製造
することができる。この回折光学装置は高解像力の光材
料、例えば重クロム酸塩−ゼラチンの露光によってイン
ターフェロメトリックに、ホログラフィーによって直接
記録するか、又は合成のやり方で製造される。合成式回
折光学装置においては、回折パターンつまり装置の光回
折パターンは、コンタクトリソグラフィー又はプロジェ
クションリソグラフィー用に使われるマスクが作成され
るか又は光回折パターンがホトレジストによって被覆さ
れた支持基板上に例えば電子ビームリソグラフィーによ
って直接書かれるようにデータを選別するコンピュータ
内で演算される。
【0003】直接記録の問題は、800nm以上の光波
長の赤外線領域で使用する際充分な感度を持つ光材料を
入手することができず、それゆえ可視波長(一般に青色
スペクトル領域)でのインターフェロメトリックな記録
とひずみのある記録幾何形状とを惹き起こす迂回策を取
らなければならないことである。ファンアウト1以下の
回折光学装置が必要でありかつ出力ビームが任意の偏向
角で放射されなければならない場合、このような回折光
学装置はもはやインターフェロメトリックに記録するこ
とができない。記録と装置の配置との間の波長差の問題
はホログラフィック装置では記録幾何形状を単純に変更
するだけではもはや解決することができない。この種の
課題を解決するためには合成式ホログラフィック光学装
置又は特殊な回折装置を必要とする。
【0004】合成装置の主要問題は回折効率が二値位相
形回折装置では最大40%に制限されていることであ
る。この回折効率を高めることは確かに装置の格子溝の
形成によって可能であるが、その場合には製造費用が相
当増大する。装置の演算のためには高いメモリ容量と速
度とを有する能率の良い計算が必要である。短い焦点距
離と同様に大きい偏向角を可能にする装置に適用するた
めには電子ビームリソグラフィー、イオンエッチング技
術及び蒸着法のような技術を必要とする。これは確かに
費用が掛かるが、コントロール可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、演算
及びコーディングが高いファンアウトにも拘わらず充分
なビーム品質を有するコントロール可能な量のパターン
データを許容しかつ効率が40%以上となるように冒頭
で述べた種類の回折光学装置を改良することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によれ
ば、回折パターンが光ビームを照射される2つ以上のパ
ターン部分領域を有し、その各パターン部分領域が、他
のパターン部分領域に依存せずに、照射された光ビーム
のこのパターン部分領域に入射する部分の少なくとも一
部分を、他方の空間点が1つ存在する場合にはこの1つ
の他方の空間点に、又は他方の空間点が2つ以上存在す
る場合にはこのパターン部分領域に所属する1つの他方
の空間点に向けることによって解決される。
【0007】本発明の優れた有利な実施態様は請求項2
以降に記載されている。
【0008】
【作用効果】本発明による装置によれば、個々の出力ビ
ームの品質が良好である高いファンアウトが可能にな
る。本発明による装置は反射形では例えば多数の焦点を
有するミラーとして、又は透過形では例えば多焦点レン
ズとして駆動され得る。本発明による単一の平面状装置
を用いて多数の光機能を実施することができる。ファン
アウトを有する本発明による装置は個々のビームに対し
て任意の偏向角を有するビームスプリッターである。さ
らに、これらのビームは集束させることができる。本発
明による光学装置は光学的フリービームコネクターに適
し、さらにコンピュータ、ボード面又はチップ面におけ
る光クロック信号分割器として使用することができる。
【0009】本発明による装置は100以下のファンア
ウトでは同一の機能を果たすことのできるホログラフィ
ック光学装置に比較して利点を有する。三次元多重特性
のためにホログラフィック光学装置の光回折パターンは
非常に複雑である。このために、コンピュータ作動形合
成装置ではコーディング方法に労力を要し、とてつもな
いデータ量となる。本発明による装置は単純な回折格子
パターンを含む多数の個々のパターン部分領域つまりフ
ァセットから構成される。その回折格子パターンは一般
に屈曲形格子である。ホログラフィック光学装置に比較
して、コーディングは著しく簡単になり、データ量は明
らかに減少する。本発明による装置の他の利点は、個々
のパターン部分領域の回折格子パターンに適当な断面を
与えることができ、それにより回折効率が著しく高まる
という点である。100以下のファンアウトを有利に達
成することができる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
【0011】図1に示された装置においては、基板5の
表面50上には半導体レーザ40と例えば4個の光受信
器61とが互いに間隔をおいて集積されている。
【0012】レーザ40の光出射窓からはレーザビーム
3が強く発散して例えば基板5の表面50に平行な方向
へレーザ40から出射する。このレーザ40の光出射窓
は一方の空間点10を規定し、光を受信するための各光
受信器61の各光入射窓はそれぞれ1つの他方の空間点
111 又は112 又は113 又は114 を規定してお
り、回折光学装置1に結像させることができる。図1に
示された装置において、表面50に平行に伝播するレー
ザビーム3はその表面50に対して例えば56゜の角度
βで斜めに形成されているミラー面51に当たるように
調整される。このミラー面51はレーザビーム3を表面
50から引き続いて上方へ転向させ、それによりレーザ
ビーム3は強く発散して表面50に対して斜めの角度で
伝播し、さらに表面50の上方で担体4上に存在する本
発明による光学装置1の平面状光回折パターン2に当た
り、このパターン2を照射する。
【0013】回折パターン2は、各他方の空間点1
1 、112 、113 、114 上にレーザビーム3の出
力成分を部分ビーム311 、312 、313 、314
形態にて向けるように形成されている。その場合部分ビ
ーム311 、312 、313 、314 はそれぞれ収斂
し、例えば他方の空間点111 、112 、113 、11
4 へ束にして入射、特に集束する。
【0014】図2(a)には図1に示された回折装置1
の回折パターン2の例が示されており、この例はレーザ
ビーム3を照射される多数のパターン部分領域を有して
いる。この各パターン部分領域は、他のパターン部分領
域に依存せずに、照射されたレーザビーム3のこのパタ
ーン部分領域に入射する部分の少なくとも一部分を、例
えば特に回折装置1によって反射された一部分を、4個
の他方の空間点のうちこのパターン部分領域に所属する
1つの空間点へ束にして入射させる。
【0015】図2(a)では、この例においては間隙な
く互いに隣接する矩形状の個々のパターン部分領域はそ
れほど明確に認識できないので、図2(a)に示された
回折パターン2は再度図2(b)に同一のものが示され
ている。その場合、個々のパターン部分領域21は実際
には存在していない水平線及び垂直線によって互いに区
切られ、それにより互いに隣接する正方形状のパターン
部分領域21をはっきり認識することができる。
【0016】図2(b)によれば、各パターン部分領域
21は回折格子パターンを有し、その場合全体的に回折
格子パターンは2種類、即ち、格子線が左下から斜めに
右上に延びる回折格子パターン2101 、2103 と、
格子線が左上から右下に延びる回折格子パターン210
2 、2104 とに区分けすることができる。図2(a)
に示された回折パターン2はこの意味では2値回折パタ
ーンである。回折格子パターン2101 、2103 は回
折格子パターン2102 、2104 と同じくその格子線
の形成が互いに異なっている。例えば格子線の形成に関
しては、特に、回折格子パターン2101 を有する各パ
ターン部分領域21は照射されるレーザビーム3のその
各パターン部分領域に入射する部分をその格子線の形成
に基づいてその各パターン部分領域に所属する他方の空
間点111 へ束にして入射させ、回折格子パターン21
2 を有する各パターン部分領域21は照射されるレー
ザビーム3のその各パターン部分領域に入射する部分を
その格子線の形成に基づいてその各パターン部分領域に
所属する他方の空間点112 へ束にして入射させ、回折
格子パターン2103 を有する各パターン部分領域21
は照射されるレーザビーム3のその各パターン部分領域
に入射する部分をその格子線の形成に基づいてその各パ
ターン部分領域に所属する他方の空間点113 へ束にし
て入射させ、そして回折格子パターン2104 を有する
各パターン部分領域21は照射されるレーザビーム3の
その各パターン部分領域に入射する部分をその格子線の
形成に基づいてその各パターン部分領域に所属する他方
の空間点114 へ束にして入射させるように調整され
る。
【0017】図2(b)によれば、さらに各他方の空間
点111 、112 、113 、114には1つの回折格子
パターン2101 又は2102 又は2103 又は210
4 を有する多数のパターン部分領域21から成る1つの
グループがそれぞれ所属しており、その各回折格子パタ
ーンは照射されるレーザビーム3のその回折格子パター
ンに入射する部分の一部分をこの他方の空間点111
は112 又は113 又は114 へ束にして入射させる。
【0018】さらに、図2(b)によれば、マトリクス
配置において回折格子パターン2101 を有するパター
ン部分領域21と回折格子パターン2104 を有するパ
ターン部分領域21とが交換され、そして回折格子パタ
ーン2102 を有するパターン部分領域21と回折格子
パターン2103 を有するパターン部分領域21とが交
換される水平の行が垂直方向に互いに交換され、さらに
回折格子パターン2101 を有するパターン部分領域2
1と回折格子パターン2102 を有するパターン部分領
域21とが交換される垂直の列と、回折格子パターン2
104 を有するパターン部分領域21と回折格子パター
ン2103 を有するパターン部分領域21とが交換され
る垂直の列とが水平方向に互いに交換されるように調整
することは特に必要ではない。
【0019】それゆえ、各パターン部分領域がレーザビ
ーム3のこの各パターン部分領域に入射する部分の少な
くとも一部分を1つの他方の空間点111 又は112
は113 又は114 だけに束にして入射させるような多
数のパターン部分領域21から成る各グループでは、こ
のパターン部分領域21はマクリクス状にしかも互いに
間隔を持って水平の行及び垂直の列に配置され、そして
回折パターン2のレーザビーム3を照射された全ての面
に亘って分散させられている。
【0020】図2(c)では、例えば、各パターン部分
領域がレーザビーム3のこの各パターン部分領域に入射
する部分の少なくとも一部分を他方の空間点113 だけ
に束にして入射させるような多数のパターン部分領域2
1から成るグループ210は、はっきり分かるようにす
るために、黒く塗り潰されたパターン部分領域21によ
って目立つようにされている。分散化は別のやり方、例
えば不規則的に行うこともできる。
【0021】図2(a)に示された各パターン部分領域
21は、回折パターン2の全アパーチュアー又は照射面
よりも小さくレーザビーム3の光を回折する矩形状アパ
ーチュアーとして理解することができる。矩形状パター
ン部分領域が例えばこの矩形状アパーチュアーを備えて
所属する他方の空間点に集束させるレンズである場合、
焦点の強度分布を表す回折像は、この他方の空間点が位
置する像面又は焦点面では、円形状アパーチュアーを備
えたレンズ、例えばフレネルレンズの場合のように殆ど
の要求を満たす回転対称形ではなく、2つの交差する直
線に似た形状をしている(円形状アパーチュアー及び矩
形状アパーチュアーを備えたレンズの回折像はアディソ
ン・ウエスレー・パブリッシング社(Addison-Wesley-Pu
blishingCompany) のヘヒト(E.Hecht) 、ザージャク(A.
Zajak) 著“オプティクス(OPTICs)”(1977年発
行)に記載されている。)。このような多数の矩形状ア
パーチュアーが偶然に作用する装置に接続されると、回
折像は何れにしても殆どビーム状テールを持った著しく
小さくかつより一層丸い点の形状で生ずる。
【0022】回折像の形状は何れにしてもパターン部分
領域21の分散化配置のためにこのパターン部分領域2
1の形状にいつも強く依存する。パターン部分領域21
を出来る限り丸い形状にすると好都合である。5個以上
の角を有する多角形が有利である。出来る限り丸いパタ
ーン部分領域21と、全アパーチュアー又は照射面がそ
のパターン部分領域21によって間隙なく満たされる回
折パターン2との妥協点は六角形のパターン部分領域2
1によって得られる。図3にはこの種の回折パターン2
が示されている。その場合各パターン部分領域21の実
際には必要ではない図示されている六角形の境界は黒い
縁212の形態にて示されており、この黒い縁212が
同時にこのパターン部分領域のアパーチュアーを規定す
る。
【0023】六角形のパターン部分領域21の回折像は
ビーム状テールの角ばった形状をしているが、しかしな
がら同じ他方の空間点に所属する六角形のパターン部分
領域21から成るグループの回折像を重ねると、円形状
アパーチュアーを有するレンズの回折像に似た丸い点が
生ずる。
【0024】特色のあるオフアクシス(off-axis)幾何形
状を有する配置のために使用されなければならない回折
パターン2において、出来る限り丸い回折像を保証する
ために、パターン部分領域21が回折パターンの面つま
り図2乃至図8のそれぞれの紙面においてレーザビーム
3の軸線30と全ての部分ビーム31に共通であり回折
パターン2から他方の空間点11へ向いている軸線31
0との間に形成されて全ての他方の空間点11の位置に
よって規定された最大平均偏向角αの方向22(図1参
照)へ長く延びることは有利である。軸線310は例え
ば全ての部分ビーム31の中心軸線である。
【0025】長く延ばすことは例えば図3に示されてい
る六角形のパターン部分領域21に対して可能である。
図4は図3に示された楕円状アパーチュアーを備えパタ
ーン部分領域21が水平方向23へ、即ち楕円の長軸方
向へ延びている例えば回折パターン2の一部分を示す。
一方図5は六角形のパターン部分領域21が垂直方向2
4へ、即ち楕円の短軸方向へ延びている類似の例えば回
折パターン2を示す。パターン部分領域21は同様に任
意の別の方向へ延びることができる。
【0026】図3乃至図5に示された六角形のパターン
部分領域21は回折格子パターン、例えば図2に示され
た回折格子パターン210を有することができる。この
回折格子パターン210を用いると、図2乃至図5に示
された回折パターン2では2値回折パターンが得られ
る。この種の回折パターン2は最大40%の回折効率を
生ぜしめる。この回折効率は、回折格子パターンの格子
線若しくは格子溝がパターン部分領域21内に形成され
る場合、高めることができる。
【0027】簡単なビーム偏向器においては、例えば格
子溝が鋸歯状断面を有する回折格子パターンが使用され
る。この例が図6に示された回折格子パターン2105
である。この図6は菱形をしているがこの形状に限定さ
れないパターン部分領域21を備えた回折パターン2の
一部分を示す。
【0028】同時に束にして入射させるか又は集束させ
るビーム偏向器においては、例えばフレネルレンズから
成る回折格子パターンが使用される。この例は図6に示
された回折格子パターン2107 である。
【0029】1つのパターン部分領域21においてこの
ような回折格子パターンを組み合わせることも可能であ
る。第1例は図6に示された回折格子パターン2108
であり、この回折格子パターンでは鋸歯状格子溝を有す
る回折格子パターンから成る4つの部分が1つのパター
ン部分領域21内で組み合わされており、その場合格子
溝は部分的に方向又は断面が異なっている。第2例は回
折格子パターン2106 であり、この回折格子パターン
では異なったフレネルレンズから成る2つの部分が1つ
のパターン部分領域21内で組み合わされている。
【0030】例えば4〜8段の階段状断面を有する回折
格子パターンを同様に使用することができる。このよう
な回折格子パターンは例えば多段のリソグラフィー法に
よって製作することができる。
【0031】可能なファンアウトの大きさは、回折パタ
ーン2のファセットと理解することのできる個々のパタ
ーン部分領域21と、光ビーム3を照射される面と、必
要な焦点品質を得るために同一の他方の空間点へ集束さ
せるパターン部分領域21の1つのグループに所属しな
ければならない必要な個数の個々のパターン部分領域2
1とから得られる。100以下のファンアウトが可能で
ある。
【0032】図7に示された回折パターン2は、各パタ
ーン部分領域21が部分ビーム31を存在する空間点1
1の1つだけに偏向するような回折パターンの例であ
る。図1の具体的な例では4つの異なる空間点11が存
在しており、それゆえ回折パターン2は4つのパターン
部分領域21を有している。4つのパターン部分領域2
1の各々は部分ビーム31を所属する空間点11に向け
るように形成されている1つの回折格子パターンを有し
ている。例えば回折格子パターン211 は部分ビーム3
1 を空間点111 へ向けて束にして入射させるか又は
集束させ、回折格子パターン212 は部分ビーム312
を空間点112 へ向けて束にして入射させるか又は集束
させ、回折格子パターン213 は部分ビーム313 を空
間点113へ向けて束にして入射させるか又は集束さ
せ、回折格子パターン214 は部分ビーム314 を空間
点114 へ向けて束にして入射させるか又は集束させる
ように調整することができる。
【0033】本発明による回折パターン2は、このパタ
ーン2のアパーチュアーを規定し楕円形状又は他の形状
に成形することのできる縁部20によって区画すること
ができる。しかしまた回折パターン2はこのような縁部
20を有せず、例えば図1に示された担体4の全面に亘
って延びるようにすることもできる。パターン2のアパ
ーチュアーは光ビーム3が照射される領域だけで決定さ
れる。円形状横断面を有して斜めに入射する光ビーム3
の場合、図2、図3及び図7に示されているように、照
射された領域は楕円形状をしている。
【0034】図8に示された2値のホログラフィック合
成光学要素は、本発明によるパターン部分領域を有して
いないもので、本発明による回折パターンと比較のため
にだけ示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザダイオードの斜めに入射して強く発散す
るレーザビームを4つの光検出器へ向ける本発明による
ファンアウトの回折装置を備えた装置の一例を示す概観
図。
【図2】本発明による回折装置の一例を示す概略図であ
り、(a)は光回折パターンが1つの回折格子パターン
をそれぞれ有する多数の矩形状パターン部分領域を有
し、その際パターン部分領域から成る4つの異なったグ
ループがパターン部分領域内の回折格子パターンを異な
らされている本発明による回折装置の概略図、(b)は
矩形状パターン部分領域が直線によって区切られてはっ
きり見えるようにされた本発明による回折装置の概略
図、(c)はパターン部分領域から成る4つの異なった
グループがそのパターン部分領域を黒く塗り潰すことに
よって目立つようにされた本発明による回折装置の概略
図。
【図3】蜂の巣状パターンを形成する六角形のパターン
部分領域を備えた本発明による回折装置の一例を示す概
略図。
【図4】六角形のパターン部分領域が水平方向へ延ばさ
れている図3に示された装置の変形例を示す概略拡大
図。
【図5】六角形のパターン部分領域が垂直方向へ延ばさ
れている図3に示された装置の他の変形例を示す概略拡
大図。
【図6】全てのパターン部分領域に対して使用すること
ができるレリーフ状回折格子パターンの種々異なった例
を含む本発明による回折装置の一部分を示す概略拡大
図。
【図7】回折格子パターンが互いに異なっている4つの
パターン部分領域を備えた本発明による回折装置の一例
を示す概略図。
【図8】図1に示されたビーム分割を行うための2値の
ホログラフィック合成光学要素を示す概略図。
【符号の説明】
1 回折光学装置 2 回折パターン 3 レーザビーム 4 担体 5 基板 10 一方の空間点 111 、112 、113 、114 他方の空間点 21 パターン部分領域 31、310 軸線 311 、312 、313 、314 部分ビーム 40 半導体レーザ 50 基板の表面 51 ミラー面 61 光受信器 2101 、2102 、2103 、2104 回折格子パ
ターン 2105 、2106 、2107 、2108 回折格子パ
ターン

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の空間点(10)から光ビーム
    (3)を照射するために平面状に延びる規定の光回折パ
    ターン(2)から構成され、その場合光ビーム(3)を
    照射された回折パターン(2)は他方の空間点(11)
    のそれぞれに光ビーム(3)の少なくとも一部分を向け
    て、規定の一方の空間点(10)を少なくとも1つ以上
    の異なった他方の空間点(11)に光学的に結像させる
    ようにした、一方の空間点を他方の空間点に光学的に結
    像させるための回折光学装置において、光回折パターン
    (2)は光ビーム(3)を照射される2つ以上のパター
    ン部分領域(21)を有し、その各パターン部分領域
    (21)は、他のパターン部分領域(21)に依存せず
    に、照射された光ビーム(3)のこのパターン部分領域
    (21)に入射する部分の少なくとも一部分を、他方の
    空間点(11)が1つ存在する場合にはこの1つの他方
    の空間点(11)に、又は他方の空間点(11)が2つ
    又はそれ以上に存在する場合にはこのパターン部分領域
    (21)に所属する1つの他方の空間点(11)に向け
    ることを特徴とする回折光学装置。
  2. 【請求項2】 2つ以上存在する他方の空間点(11)
    の各々にそれぞれ2つ以上のパターン部分領域(21)
    から成る1つのグループ(200)が所属し、その各パ
    ターン部分領域(21)は照射された光ビーム(3)の
    このパターン部分領域(21)に入射する部分の少なく
    とも一部分をこの他方の空間点(11)だけに向けるこ
    とを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 他方の空間点(11)に所属するグルー
    プ(200)のパターン部分領域(21)は回折パター
    ン(2)の全面に亘って分散していることを特徴とする
    請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 パターン部分領域(21)は間隙なく隣
    接していることを特徴とする請求項2記載の装置。
  5. 【請求項5】 各パターン部分領域(21)は多角形
    (211、212、213)に形成されることを特徴と
    する請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 各パターン部分領域(21)は六角形
    (212)に形成されることを特徴とする請求項5記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 2つ以上存在する他方の空間点(11)
    の各々に1つのパターン部分領域(21)だけが所属
    し、そのパターン部分領域(21)は、照射された光ビ
    ーム(3)のこのパターン部分領域(21)に入射する
    部分の少なくとも一部分を、このパターン部分領域(2
    1)に所属する他方の空間点(11)だけに向けること
    を特徴とする請求項1記載の装置。
  8. 【請求項8】 パターン部分領域(21)は間隙なく隣
    接していることを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 パターン部分領域(21)は回折格子パ
    ターン(210)を有することを特徴とする請求項1乃
    至8の1つに記載の装置。
  10. 【請求項10】 回折パターン(2)の各パターン部分
    領域(21)は回折格子パターン(210)を有し、こ
    の回折格子パターン(210)は異なった他方の空間点
    (11)に向けられたパターン部分領域(21)の回折
    格子パターンとは互いに異なっていることを特徴とする
    請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 1つの他方の空間点(11)だけに向
    けられた2つ以上のパターン部分領域(21)から成る
    各グループ(200)の回折格子パターン(210)は
    共通の上位パターンの一部であることを特徴とする請求
    項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 パターン部分領域(21)の回折格子
    パターン(210)はレリーフ状の形をしていることを
    特徴とする請求項9乃至11の1つに記載の装置。
  13. 【請求項13】 レリーフ状の回折格子パターン(21
    0)は鋸歯断面を有することを特徴とする請求項12記
    載の装置。
  14. 【請求項14】 レリーフ状の回折格子パターン(21
    0)は段状断面を有することを特徴とする請求項12又
    は13記載の装置。
  15. 【請求項15】 段状断面は階段状をした段状断面であ
    ることを特徴とする請求項14記載の装置。
  16. 【請求項16】 レリーフ状の回折格子パターン(21
    0)はフレネルゾーンレンズであることを特徴とする請
    求項12乃至15の1つに記載の装置。
  17. 【請求項17】 回折パターン(2)の面は装置のアパ
    ーチュアーを規定する楕円形縁部(20)を有すること
    を特徴とする請求項1乃至16の1つに記載の装置。
  18. 【請求項18】 回折パターン(2)の面におけるパタ
    ーン部分領域(21)は、光ビーム(3)の軸線(3
    0)と回折パターン(2)から他方の空間点(11)に
    向けられた全ての部分ビーム(31)に共通な軸線(3
    10)との間に形成されて全ての他方の空間点(11)
    の長さによって規定された最大平均偏向角度(α)の方
    向(22)へ長く延びていることを特徴とする請求項1
    乃至16の1つに記載の装置。
  19. 【請求項19】 一方の空間点(10)は光ビーム
    (3)を作成する光送信器(40)の出射窓によって規
    定されることを特徴とする請求項1乃至18の1つに記
    載の装置。
  20. 【請求項20】 他方の空間点(11)は光ビーム
    (3)の光受信器(61)の光入射窓に向けられた一部
    分(31)の光出力を受信するための光受信器(61)
    の光入射窓によって規定されることを特徴とする請求項
    1乃至19の1つに記載の装置。
JP6100701A 1993-04-16 1994-04-14 回折光学装置 Pending JPH06324290A (ja)

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