JPH06323950A - 動電式振動発生機 - Google Patents

動電式振動発生機

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Publication number
JPH06323950A
JPH06323950A JP5113238A JP11323893A JPH06323950A JP H06323950 A JPH06323950 A JP H06323950A JP 5113238 A JP5113238 A JP 5113238A JP 11323893 A JP11323893 A JP 11323893A JP H06323950 A JPH06323950 A JP H06323950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressed air
vibration generator
coil
yoke
air chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP5113238A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ishita
芳雄 井下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Emic Corp
Original Assignee
Emic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Emic Corp filed Critical Emic Corp
Priority to JP5113238A priority Critical patent/JPH06323950A/ja
Publication of JPH06323950A publication Critical patent/JPH06323950A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被振動体を大きな振幅でしかも歪みのない波
形で振動させることができる動電式振動発生機を提供す
る。 【構成】 直流電流を流す励磁コイル3が磁路を形成す
る継鉄5内に設けられ、交流の駆動電流を流す駆動コイ
ル4が励磁コイル3の磁束8を横切るように配置され、
被振動体2搭載用可動部9,10にこの駆動コイルが取
付けられている。磁路を形成する継鉄の内外に圧縮空気
室16,17が形成されている。圧縮空気室の開口部1
9に可動部が挿入され、この圧縮空気室内の圧縮空気に
よって可動部が上下摺動の中立位置に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被振動体を搭載する可
動部を弾性的に支持する機構を備えた動電式振動発生機
に関する。
【0002】
【従来の技術】動電式振動発生機は、構造解析、振動解
析、異音解析、耐久試験等を行う振動試験装置におい
て、自動車、航空機、鉄道車両、電子機器等の被試験物
(被振動体)を振動させるために使用される。この動電
式振動発生機は磁路を形成する継鉄内に設けられた励磁
コイルと、この励磁コイルの磁束を横切るように配置さ
れ、交流電流を流す駆動コイルと、この駆動コイルを取
付けた被振動体搭載用可動部(テーブル)とを備えてい
る。
【0003】被振動体を搭載する可動部は、中立位置
(振幅が零の位置)に弾性的に支持された状態で、励磁
コイルと駆動コイルにそれぞれ直流電流と交流電流を流
すことにより、電磁力によって前記中立位置を中心に振
動させられる。
【0004】この振動発生機の場合、重い被振動体を可
動部に載せると、その重量によって可動部が沈下し、下
向きの振幅空間が狭くなる。そこで従来は、可動部の下
にゴム製のエアーサスペンション(ベローズ)を設け、
このエアーサスペンション内の空気圧を調節して可動部
を基準の中立位置まで押し上げて弾性的に支持してい
た。しかし、このエアーサスペンションは継鉄内に配置
されるため、スペース上の理由からその大きさが制限さ
れる(容積は例えば5.5 ×103cm3である)。そのため、
エアーサスペンションの変形ストロークが構造的に制限
されるので、大きな振幅をとれない(最大振幅が約30
mmである)という欠点がある。更に、或る振幅値を超
えると、ゴム製エアーサスペンションの弾性応力による
歪みや有効受圧面積の変化によって、エアーサスペンシ
ョン内の圧力が急激に増大し、振動波形に乱れが生じる
という欠点がある。
【0005】更に、ゴム製エアーサスペンションがコイ
ルの発熱の影響を受けると共に上下動によって疲労する
ので、ゴムの劣化が起こり、空気漏れが生じる。そのた
め、エアーサスペンションを定期的に交換する必要があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、前記
欠点をなくし、被振動体を大きな振幅でしかも歪みのな
い波形で振動させることができる動電式振動発生機を提
供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、磁路を形成
する継鉄の内外に圧縮空気室を形成し、この圧縮空気室
の開口部に可動部を挿入し、圧縮空気室内の圧縮空気に
よって可動部を上下摺動の中立位置に支持するようにし
たことによって解決される。
【0008】
【作用】振動発生機内の空きスペースを圧縮空気室と
し、その開口部に可動部を配置し、圧縮空気によって可
動部を支持するようにしたので、可動部の上下動が構造
的に制限されることがない。更に、圧縮空気室の容積を
大きくとれるので、可動部の上下時の圧縮空気室内の圧
力の変化が小さい。
【0009】
【実施例】次に、図に示した本発明の実施例を詳しく説
明する。図1には本実施例による動電式振動発生機1の
縦断面が示してある。
【0010】この動電式振動発生機1は直流電流が流さ
れる励磁コイル3と、交流電流が流される駆動コイル4
を備えている。励磁コイル3の線材は銅またはアルミニ
ウムからなり、筒の形に巻かれている。励磁コイル3は
磁路を形成する継鉄5に穿設された環状の冷却室6に収
容されている。冷却室6は内側が筒状の仕切り板7によ
って閉鎖され、この仕切り板7は上端と下端がOリング
により継鉄5に対してシールされている。冷却室6に
は、冷却媒体、例えばフッ素系不活性液体が、図示して
いない冷却媒体供給管を経て供給され、コイルを冷却し
た後、冷却媒体排出管から排出される。冷却媒体は外部
で熱交換によって冷却されて循環供給される。
【0011】駆動コイル4は励磁コイル3の磁束8を横
切るような位置に配置され、その線材は横断面が四角形
で中央に穴があいている。らせん状に巻かれた駆動コイ
ル4の一端には図示していない冷却媒体供給管が、他端
には排出管が接続され、コイルの中を冷却媒体が流れる
ようになっている。駆動コイル4は、被振動体2を搭載
するテーブル9の筒状の脚10に固定されている。この
テーブル9は振動時に、その中央から下方へ延びる案内
軸11によって上下方向に案内される。この案内軸は継
鉄5に取付けられた軸受、例えば静圧軸受12によって
軸承されている。テーブル9は駆動コイル4、脚10お
よび案内軸11と共に、可動部を形成している。
【0012】継鉄5上には剛性のあるカバー13が設け
られている。このカバー13は継鉄5との間でOリング
14によってシールされ、かつテーブル9の脚10との
間で横断面が逆U字形のリングシール15によってシー
ルされている。このカバー13内の空間16は、それと
連通する継鉄5内の空間17と共に、圧縮空気室を形成
している。圧縮空気室16,17には、図示していない
コンプレッサから圧縮空気供給管18を経て圧縮空気が
供給され、この圧縮空気はテーブル9の脚10の下側開
口および側面のスリット20を通って、矢印で示すよう
にテーブル9を下側から弾性的に支える。
【0013】図2は上記圧縮空気室16,17とテーブ
ル9の関係を簡略化して示す。この図から判るように、
テーブル9の上下振動時に、テーブル9とその筒状の脚
10がリングシール15によってシールされながら、圧
縮空気室16,17内に侵入する。すなわち、テーブル
9とその脚10は圧縮空気タンク13,5の開口部19
のところでリングシール15によってシールされてピス
トンのごとく往復運動する。圧縮空気室16,17の全
体の容積は例えば約280 ×103cm3であり、テーブル9の
振動時の行程容積(振動時にテーブル9が圧縮空気を押
しのける容積)は例えば3.8 ×103cm3であり、圧縮空気
室の全体の容積とテーブル9の振動時の行程容積との比
は例えば74:1である。圧縮空気室16,17の容積
と、テーブル9の圧縮空気作用面積は、被振動体2の重
量や振幅に応じて選定される。更に、テーブル9の振動
を邪魔しないよう、すなわちテーブルの振幅が制限され
ないよう、圧縮空気室16,17が形成される。
【0014】上記構造の動電式振動発生機1において、
テーブル9とその上に載置される被振動体2が中立位置
(振幅が零の位置)に弾性的に支持されるよう、圧縮空
気室16,17内の圧縮空気の圧力が調整される。この
状態で、励磁コイル3と駆動コイル4にそれぞれ直流電
流と交流電流を流すことにより、フレミングの法則によ
って駆動コイル4に上下方向の電磁力が発生する。この
電磁力は筒状の脚10とテーブル9を介して、被振動体
2を、圧縮空気室16,17内の圧縮空気の支持力に打
ち勝って振動させる。
【0015】この場合、テーブル9とその脚10の上下
動が広い範囲にわたって構造的に制約されないので、大
振幅(例えば100mm)の振動試験が可能である。更
に、圧縮空気室16,17の容積が大きいため、テーブ
ル振動時の圧縮空気室内の圧力の変化が小さいので、振
幅を大きくしても、圧縮空気圧力による波形歪みがほと
んどない。更に、従来のゴム製エアーサスペンションの
場合のような上下動による疲労劣化がないので、定期的
な交換が不用である。
【0016】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。上記実施例では、カバー13と継鉄5によって圧
縮空気室16,17を形成したが、図示していない振動
発生機ハウジング内の他の空きスペースを利用して圧縮
空気室を形成することができる。更に、テーブル9の脚
10の、リングシール15によって案内される部分は、
円筒形に形成する必要があるが、脚の他の部分は他の任
意の形に形成可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の動電式振
動発生機は、可動部の上下動が構造的に制約されないの
で大きな振幅の振動を発生することができ、しかも圧縮
空気室の容積が大きいので振幅を大きくしても圧縮空気
圧力の変化による波形歪みがほとんどないという利点が
ある。更に、疲労による劣化等がないので、定期的な交
換が不用であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による動電式振動発生機の縦断
面図である。
【図2】図1の振動発生機のテーブル支持機構を簡略化
して示す説明図である。
【符号の説明】
1 動電式振動発生機 2 被振動体 3 励磁コイル 4 駆動コイル 5 継鉄 6 冷却室 7 仕切り板 8 磁束 9 テーブル 10 テーブルの脚 11 案内軸 12 軸受 13 カバー 14 Oリング 15 リングシール 16,17 圧縮空気室 18 圧縮空気供給管 19 圧縮空気室の開口部 20 スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁路を形成する継鉄内に設けられた、直
    流電流を流す励磁コイルと、この励磁コイルの磁束を横
    切るように配置された、交流の駆動電流を流す駆動コイ
    ルと、この駆動コイルを取付けた被振動体搭載用可動部
    とを備えた動電式振動発生機において、 磁路を形成する継鉄の内外に圧縮空気室を形成し、この
    圧縮空気室の開口部に可動部を挿入し、圧縮空気室内の
    圧縮空気によって可動部を上下摺動の中立位置に支持す
    るようにしたことを特徴とする動電式振動発生機。
JP5113238A 1993-05-14 1993-05-14 動電式振動発生機 Pending JPH06323950A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5113238A JPH06323950A (ja) 1993-05-14 1993-05-14 動電式振動発生機

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JP5113238A JPH06323950A (ja) 1993-05-14 1993-05-14 動電式振動発生機

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JPH06323950A true JPH06323950A (ja) 1994-11-25

Family

ID=14607073

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JP5113238A Pending JPH06323950A (ja) 1993-05-14 1993-05-14 動電式振動発生機

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JP (1) JPH06323950A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10239149A (ja) * 1997-02-25 1998-09-11 Akashi:Kk 加振機における振動ピックアップの支持装置
JP2012517598A (ja) * 2009-02-13 2012-08-02 蘇州蘇試試験儀器有限公司 三軸方向振動複合試験装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020709