JPH0632381U - 分与容器 - Google Patents

分与容器

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JPH0632381U
JPH0632381U JP7412492U JP7412492U JPH0632381U JP H0632381 U JPH0632381 U JP H0632381U JP 7412492 U JP7412492 U JP 7412492U JP 7412492 U JP7412492 U JP 7412492U JP H0632381 U JPH0632381 U JP H0632381U
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JP
Japan
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pump chamber
contents
content
chamber
storage
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Pending
Application number
JP7412492U
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English (en)
Inventor
利次 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Technos Corp
Original Assignee
Riken Technos Corp
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Publication date
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Priority to JP7412492U priority Critical patent/JPH0632381U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い勝手が良好で、しかもスムーズに内容物
を取り出すことができるノン・プロペラントタイプの分
与容器を提供する。 【構成】 流動性の内容物を貯蔵する収納室と、収納物
内の内容物を引き込むポンプ室と、ポンプ室から収納室
への内容物の移動を抑制する逆止弁部材と、圧力が開放
された際の復元力により内容物を外部に噴射する加圧貯
留部材と、加圧貯留部材の開放時に加圧貯留部材中の内
容物を噴射する噴射部材とを具え、ポンプ室の直径D
と、膨張時と収縮時におけるポンプ室の高さの差Lとの
比が、L/D=0.1〜1.5の範囲とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、収納・貯蔵した流動性の内容物を、外部に噴射する分与容器(ディ スペンサ)に関し、特に、フロンガス等のプロペラント(噴射剤)を使用しない 環境上安全な分与容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭用品等を中心として、収納・貯蔵した内容物をワンタッチで取り出させる エアゾール容器が、従来から汎く使用されている。
【0003】 しかしながらエアゾール容器は、プロペラントとしてフロンガスを使用してい る。フロンガスは、地球を取り囲むオゾン層を破壊する原因物質であることから 、近年、使用量の削減および将来的な全廃が目指されている。そこで代替用のプ ロペラントとして、オゾン破壊の少ない新タイプのフロンガスやLPG(液化石 油ガスが用いられている。しかし新タイプのフロンガスと言えども、程度の差こ そあれオゾン破壊等の環境への懸念を全面的に否定できない。また、LPG等の 揮発性物質は引火・火災の問題がある。
【0004】 このような観点から、加圧源として機械的手段を使用したディスペンサが特表 昭55−500530号公報、特表昭56−500917号公報、特表平3−5 02678号公報等に提案されており、特に特表平3−502678号公報にお いては、本願考案において使用されているポンプ室(シリンダ/ピストン機構) と類似のポンプ室を用いている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
これら従来技術によるディスペンサを試作したところ、使い勝手や内容物のス ムーズな噴霧例えば噴霧能力(噴霧力)、噴霧機能(内容物の吸引、加圧作用) の点で必ずしも十分でないことが判明した。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、使い勝手が良好で、しかもスムーズに内容物を取り出すことができ るノン・プロペラントタイプの分与容器を提供するものであり、流動性の内容物 を貯蔵する収納室と、体積を膨張・収縮させることができ、密閉系において体積 を膨張させて負圧となることにより、収納物内の内容物を引き込むポンプ室と、 収納室からポンプ室内への内容物の移動を許容し、ポンプ室から収納室への内容 物の移動を抑制する逆止弁部材と、弾性変形により体積を膨張・収縮することが でき、加圧下にポンプ室内から内容物が注入されて内容物を貯留し、圧力が開放 された際の復元力により内容物を外部に噴射する加圧貯留部材と、加圧貯留部材 を外部に対して開閉自在に閉塞し、開放時に加圧貯留部材中の内容物を噴射する 噴射部材とを具え、前記ポンプ室の直径Dと、膨張時と収縮時におけるポンプ室 の高さの差Lとの比が、L/D=0.1〜1.5の範囲にあることを特徴とする 。
【0007】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。 図1は、本考案の分与容器の実施例を示す断面図であり、非使用時または噴射 終了時の状態を示している。なお、図面の煩雑さを避ける意味から、噴霧バルブ 71、ステム73、アクチュエータ75、ディップチューブ35はその側面を示 している。 図2は、図1の分与容器における、ポンプ室43内への内容物13の汲み上げ 時の状態を示す断面図である。 図3は、図1の分与容器における、内容物の噴射準備完了時を示す断面図であ る。
【0008】 まず、実施例の分与容器の構造について、主として図2を参照して説明する。 分与容器は、主として、収納室を構成する収納容器11と、シリンダ部材21 と、加圧貯蔵部材即ちブラダ41と、ピストン部材51と、噴射バルブ71とか ら構成されており、シリンダ部材21とピストン部材51との間に、ポンプ室4 3が形成される。
【0009】 液状物、ペースト状物等の流動物が内容物13として収納された円筒状の収納 容器11には、シリンダ部材21が気密的に装着されている。
【0010】 シリンダ部材21は、上部の外周面にネジが刻設された円筒状のシリンダ外壁 22と、シリンダ底壁25と、シリンダ外壁22の内側に外壁22と同心円状に 設けられたシリンダ摺接壁23から主として構成され、上部が開放されてシリン ダ外壁22とシリンダ摺接壁23との間に空気抜き路29が形成されている。シ リンダ底壁25には、収納容器11の内部と空気抜き路29を連通せしめる空気 抜き穴27が穿設されている。また、シリンダ底壁25には弁座が設けられ、弁 座内に弁ボール33が収納されて逆止弁31を構成している。逆止弁31には内 容物を汲み上げるためのディップチューブ35が連結されている。
【0011】 さらに、シリンダ底壁25には、ブラダ41がその開口部をポンプ室43に向 けるようにして取り付けられている。ブラダ41は、ゴムなどの弾性体からなる 袋状物であり、加圧により体積を膨張して内容物13を収納し、圧力が開放され ることにより元の形状に復元して、余剰の内容物を吐出する。
【0012】 ピストン部材51は、シリンダ外壁22に螺合するピストン外壁52と、シリ ンダ摺接壁23に気密的に摺接された円筒状のピストン摺接壁53と、ピストン 摺接壁53の内側に設けられたピストン底壁57と、ピストン底壁57から立ち 上げるようにして設けられたバルブ収納筒59とから主として構成されている。
【0013】 ピストン底壁57、シリンダ底壁25およびシリンダ摺接壁23で囲まれた部 分が、ポンプ室43を形成する。ピストン部材51の外周にはストッパ部材61 が巻回されており、ストッパ部材61は、所々でストッパ片63が突設され、こ のストッパ片63がシリンダ外壁52を貫通してシリンダ外壁22に向けて突出 している。
【0014】 バルブ収納筒59には、噴射バルブ71が、ポンプ室43に対して開口するよ うに取り付けられている。噴射バルブ71のステム73にはアクチュエータ75 (トップボタン)が取り付けられている。噴射バルブ71およびアクチュエータ 75の構造は、従来のエアゾール容器における噴射バルブと同じなので断面を省 略してある。
【0015】 次に、図1〜3に示した分与容器の動作を説明する。 噴射後および非使用時は図1に示した状態にあり、シリンダ底壁25とピスト ン底壁57とがほぼ接しており、ポンプ室43の容積は実質的に零である。
【0016】 ついで、図2に示すように、螺合状態を緩める方向にピストン部材51を回転 させると、ピストン部材51は、ピストン摺接壁53とシリンダ摺接壁23との 気密関係を保持しつつ上昇する。この結果、ポンプ室43の体積が増加して負圧 となり、内容物13がディップチューブ35を通り、弁ボール33を押し上げて 逆止弁31を開口し、ポンプ室43に汲み上げられる。ピストン部材51が所定 量だけ引き上げられると、ストッパ部材61のストッパ片63がシリンダ外壁2 2のネジ山に当たり、ピストン部材51の引き上げが停止される。
【0017】 ついで、今度は逆に螺合を進める方向にピストン部材51を回転させると、ピ ストン部材51が下降し、弁ボール33により逆止弁31が閉じ、行き場のなく なったポンプ室43内の内容物13は、ポンプ室43の収縮に伴ないブラダ41 内に入り、ブラダ41を膨張させる。ついには、図3に示したように、ポンプ室 43の体積が実質上零になり、図2の状態でポンプ室43内に汲み上げられた内 容物13が全てブラダ41内に送り込まれてその文だけブラダ41が膨張する。
【0018】 図3に示した状態で、アクチュエータ75を押してステム73を押し下げると 、噴射バルブ71が開口し、ブラダ41が弾性力により元の状態(図1参照)に 戻り、余剰の内容物が噴射口77から噴射される。噴射口77やそのオリフィス 形状を適宜設定することにより、空気を巻き込んで内容物13を噴霧したり、空 気を巻き込むことなく内容物13をそのまま噴射することができる。
【0019】 本考案の上記実施例では、ポンプ室43の直径Dと、最大汲上げ時のポンプ室 の高さLとの比をL/D=0.1〜1.5、好ましくは0.5〜1.0に設定す ることが重要である。なお、最大汲上げ時のポンプ室の高さLは、ピストン部材 51のストローク長さに他ならない。L/Dが0.1未満であると、必要量の内 容物13が汲み上げられず、ブラダ41の復元力を利用した噴射が困難となる。 一方、L/Dが1.5を超えると、汲み上げのために必要なピストン部材51の 回転量が大きくなりすぎ、使い勝手、作業性が悪くなる。人の力でピストン部材 51を容易に回転させることができる大きさとしては、ピストン部材51の半径 (部材中心点から外壁までの距離)Rは15〜30mmが好ましく、さらに好ま しくは、20〜27.5mmである。
【0020】 なお、図1〜3では、ストッパ61により、Lの大きさを制御する場合を示し たが、他のストッパ機構でもよく、また目盛等により使用者が目視などで調整し てもよい。また、このように、L値を設定可能とすることにより定量性が得られ る。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、ポンプ室内に内容物を機械的に汲み上げ、これを圧縮貯留部 材即ちブラダに送り込んで加圧膨張させ、圧力を開放したときの圧縮貯留部材の 復元力を利用して内容物を噴射する分与容器において、ポンプ室の高さ/直径比 (L/D)を0.1〜1.5と設定することにより、噴射すべき内容物の機械的 な汲上げおよび圧縮貯留部材への送り込みが容易となり、使い勝手が良好で作業 性が改善される。しかも、良好な噴射状態が得られ、プロペンラントを用いない 環境に対して安全な噴射分与容器として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分与装置の実施例を示す断面図であ
り、噴射後および非使用時の状態を示す。
【図2】図1の分与装置における、ポンプ室への汲上げ
時を示す断面図である。
【図3】図1の分与装置における噴射準備完了の状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
11 収納容器 13 内容物 21 シリンダ部材 22 シリンダ外壁 23 シリンダ摺接壁 25 シリンダ底壁 27 空気抜き穴 29 空気抜き路 31 逆止弁 33 弁ボール 35 ディップチューブ 41 ブラダ 43 ポンプ室 51 ピストン部材 52 ピストン外壁 53 ピストン摺接壁 57 ピストン底壁 59 バルブ収納筒 61 ストッパ部材 63 ストッパ片 71 噴射バルブ 73 ステム 75 アクチュエータ 77 噴射口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動性の内容物を貯蔵する収納室と、 体積を膨張・収縮させることができ、密閉系において体
    積を膨張させて負圧となることにより、収納物内の内容
    物を引き込むポンプ室と、 収納室からポンプ室内への内容物の移動を許容し、ポン
    プ室から収納室への内容物の移動を抑制する逆止弁部材
    と、 弾性変形により体積を膨張・収縮することができ、加圧
    下にポンプ室内から内容物が注入されて内容物を貯留
    し、圧力が開放された際の復元力により内容物を外部に
    噴射する加圧貯留部材と、 加圧貯留部材を外部に対して開閉自在に閉塞し、開放時
    に加圧貯留部材中の内容物を噴射する噴射部材とを具
    え、 前記ポンプ室の直径Dと、膨張時と収縮時におけるポン
    プ室の高さの差Lとの比が、L/D=0.1〜1.5の
    範囲にあることを特徴とする分与容器。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ室の直径Dと、膨張時と収縮
    時におけるポンプ室の高さの差Lとの比が、L/D=
    0.5〜1.0の範囲にあることを特徴とする請求項1
    に記載の分与容器。
JP7412492U 1992-10-23 1992-10-23 分与容器 Pending JPH0632381U (ja)

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