JPH06323795A - 発破工法 - Google Patents

発破工法

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JPH06323795A
JPH06323795A JP11024393A JP11024393A JPH06323795A JP H06323795 A JPH06323795 A JP H06323795A JP 11024393 A JP11024393 A JP 11024393A JP 11024393 A JP11024393 A JP 11024393A JP H06323795 A JPH06323795 A JP H06323795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blasting
detonator
stage
detonators
blast
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11024393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yamamoto
雅昭 山本
Kenichi Aiko
研一 愛甲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP11024393A priority Critical patent/JPH06323795A/ja
Publication of JPH06323795A publication Critical patent/JPH06323795A/ja
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  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の発破段毎に起爆時間をずらすようにし
た多段式の発破工法において、段発電気雷管の管理や作
業効率を著しく改善し得る発破工法を提供する。 【構成】 複数の発破段毎に起爆時間をずらすようにし
た多段式の発破工法において、前後の発破段における起
爆時間差よりも短い時間内で一つの発破段における起爆
が終了するように、起爆時間をほぼ一定間隔でずらした
延時装置がそれぞれ収納された複数本の段発電気雷管D
1 〜D7 を発破段毎にそれぞれ一まとめにしておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の発破段毎に起爆
時間をずらすようにした多段式の発破工法に関する。
【0002】
【従来の技術】段発電気雷管は、電気点火装置と起爆薬
との間に延時装置を介在させ、電気点火装置に通電して
から一定時間後に起爆薬が爆発する形式の電気雷管の一
種であり、切羽に形成された発破孔中の装薬を短い時間
間隔で順次起爆する段発発破に用いられる。
【0003】このような従来の段発電気雷管に組み込ま
れる延時装置としては、無機酸化物と還元剤とを混合し
た燃焼剤である延時薬が一般的であるが、近年、集積回
路等の電気的遅延回路によって延時装置を構成したもの
も開発されている。この電気的遅延回路を延時装置とし
て組み込んだ段発電気雷管は、その起爆誤差が延時薬を
延時装置として組み込んだ段発電気雷管よりも極めて少
ない上、再現性良くミリ秒(以下、msと記述する)の単
位で起爆時間を設定することが可能である。
【0004】ところで、市街地等での発破工法による岩
盤掘削や、あるいはコンクリート構造物を発破工法にて
破砕するような場合、周辺環境を考慮した低振動・低騒
音の発破技術が必要であり、このような要求を満足する
ものとして、電気的遅延回路を延時装置として組み込ん
だ起爆誤差の少ない段発電気雷管を用いた多段式の発破
が有効である。この多段式の発破工法は、起爆時間を相
互にずらした複数の発破段を設定し、発破段当たりの装
薬量を大幅に少なくすることにより、発破に起因して発
生する振動による影響を小さくしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】延時薬を延時装置とし
て組み込んだ段発電気雷管を用いて多段式の発破を行う
場合、延時薬の起爆誤差のために従来ではせいぜい26
本程度の段発電気雷管しか使用できず、実質的に極めて
限られた発破作業にしか対応することができない。
【0006】これに対し、電気的遅延回路を延時装置と
して組み込んだ段発電気雷管は、例えば1ms間隔で起爆
時間を設定することができるため、段発電気雷管を数千
本も使用することが可能となり、大規模な多段式の発破
作業を行うことができる。
【0007】ところが、電気的遅延回路を延時装置とし
て組み込んだ段発電気雷管を用いて発破段を多段化した
場合、これに対応した数十以上もの種類の段発電気雷管
を用意する必要があり、その管理等に非常に手間がかか
る。また、従来の段発電気雷管は、起爆時間等が同じも
のを数本から数十本ほど一括して梱包した状態となって
いるため、この梱包されたものから必要な本数の段発電
気雷管を取り出して区別しておく必要があり、切羽に形
成された発破孔中の所定の発破段に対応する段発電気雷
管を装填するまでの前準備や、管理等が非常に煩雑で作
業効率が悪いものであった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、複数の発破段毎に起爆時間を
ずらすようにした多段式の発破工法において、段発電気
雷管の管理や作業効率を著しく改善し得る発破工法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による発破工法
は、複数の発破段毎に起爆時間をずらすようにした多段
式の発破工法において、前後の前記発破段における起爆
時間差よりも短い時間内で一つの発破段における起爆が
終了するように、起爆時間をほぼ一定間隔でずらした延
時装置がそれぞれ収納された複数本の段発電気雷管を前
記発破段毎にそれぞれ一まとめにして使用するようにし
たことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によると、各発破段に対応する複数本の
段発電気雷管がそれぞれ一まとめにされており、実際の
発破作業に際しては、所定の発破段に対応して一まとめ
にされたものから、段発電気雷管を一本ずつ取り出して
切羽に形成された所定の発破段に対応する発破孔中に装
填して行く。
【0011】
【実施例】本発明による発破工法を馬蹄形断面のトンネ
ル掘削に対して応用した一実施例における雷管ユニット
の外観を図1に示し、切羽の正面形状を図2に示し、そ
のIII −III 矢視断面構造を図3に示す。
【0012】すなわち、本実施例では7段の発破段をト
ンネルTの中央側からほぼ同心状に形成しており、最初
に起爆される1段目の発破段に対応して、トンネルTの
中央部左右の切羽面Fに合計6本の発破孔H1 がアング
ルカット(Vカット)され、次に起爆される2段目の発
破段に対応して、1段目の発破孔H1 の左右の切羽面F
に上下に並ぶ合計8本の発破孔H2 がアングルカット
(Vカット)され、3段目の発破段に対応して、2段目
の発破段を囲むように合計8本の発破孔H3 が切羽面F
にパラレルカットされ、以下、同様に4段目の発破段に
対応して合計12本の発破孔H4 、トンネルTの上部外
周縁を掘削する5段目の発破段に対応して合計13本の
発破孔H5 、トンネルTの下端部を掘削する6段目の発
破段に対応して合計10本の発破孔H6 、トンネルTの
左右両下端縁を掘削する7段目の発破段に対応して合計
2本の発破孔H7 がそれぞれ切羽面Fに穿設されてい
る。
【0013】また、これら各発破段の発破孔H1 〜H7
に対応して、1段目の発破段には合計6本の段発電気雷
管D1 を一まとめにした雷管ユニットU1 が採用され、
同様に、2段目の発破段には合計8本の段発電気雷管D
2 を一まとめにした雷管ユニットU2 、3段目の発破段
には合計8本の段発電気雷管D3 を一まとめにした雷管
ユニットU3 、4段目の発破段には合計12本の段発電
気雷管D4 を一まとめにした雷管ユニットU4 、5段目
の発破段には合計13本の段発電気雷管D5 を一まとめ
にした雷管ユニットU5 、6段目の発破段には合計10
本の段発電気雷管D6 を一まとめにした雷管ユニットU
6 、7段目の発破段には合計2本の段発電気雷管D7
一まとめにした雷管ユニットU7 がそれぞれ採用され
る。
【0014】これら雷管ユニットU1 〜U7 の段ボール
紙等で形成されたユニット収納箱B1 〜B7 には、各発
破段の発破孔H1 〜H7 に対応した数の段発電気雷管D
1 〜D7 がそれぞれ収納されている。さらに、これらユ
ニット収納箱B1 〜B7 の外側には、収納された段発電
気雷管D1 〜D7 の規格や仕様の他に、これら雷管ユニ
ットU1 〜U7 の発破段が表示されており、これによっ
て作業者は箱詰めされた段発電気雷管D1 〜D7 が何段
目の発破段に使用するものであるかを判断することがで
き、各発破段毎にこれらユニット収納箱B1 〜B7 を一
箱ずつ開封して使用する。
【0015】つまり、本実施例では起爆時間が相互に異
なる59本の段発電気雷管D1 〜D7 を使用している
が、発破段の数に応じてそれぞれ7つの雷管ユニットU
1 〜U7 に一まとめされているため、これら7つの雷管
ユニットU1 〜U7 毎に区別して管理すれば足りる。ま
た、本実施例では発破段に対応する段発電気雷管D1
7 をユニット収納箱B1 〜B7 によりそれぞれ一まと
めにしているが、結束用のバンド等を用いて雷管ユニッ
トU1 〜U7 をそれぞれ一まとめにすることも可能であ
り、この場合には荷札等を用いて段発電気雷管D1 〜D
7 の規格や仕様の他に発破段を表示するようにしても良
い。
【0016】これら各雷管ユニットU1 〜U7 を構成す
る一つの段発電気雷管D1 〜D7 の概略構造を表す図4
に示すように、円筒状をなす雷管ケース1には起爆薬と
しての瞬発電気雷管2と、図示しない遅延回路と瞬発電
気雷管2に接続する図示しないスイッチング回路とを有
するICタイマ3と、電気エネルギを蓄積するコンデン
サ4とが密閉状態で収納されており、このコンデンサ4
から雷管ケース1外に引き出される脚線5が図示しない
発破器に対し、各段発電気雷管D1 〜D7 毎にそれぞれ
直列状態で接続されるようになっている。なお、これら
段発電気雷管D1 〜D7 の詳細な構造等に関しては、既
に周知技術の通りであるので、これ以上の詳細な説明は
省略する。
【0017】本実施例における前後の発破段における起
爆開始時間は、ほぼ200ms毎の時間差が設定されてお
り、各雷管ユニットU1 〜U7 を構成する段発電気雷管
1〜D7 のICタイマ3には、それぞれ10ms毎の遅
延時間が設定されている。このような発破器の図示しな
い鍵を発破位置に操作してから、各雷管ユニットU1
7 の段発電気雷管D1 〜D7 が起爆を開始するまでの
遅延時間の関係を次の表1に示しておく。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明の発破工法によると、起爆時間が
相互に異なる複数本の段発電気雷管を発破段毎にそれぞ
れ一まとめにしたので、この一まとめにされた複数本の
段発電気雷管を同一のものとして一括管理することが可
能となり、従来のように全ての段発電気雷管をばらばら
に管理するような手間のかかることがなくなり、発破作
業の効率を著しく改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を馬蹄形断面のトンネル掘削に対して応
用した一実施例における雷管ユニットの外観を表す斜視
図である。
【図2】本実施例における切羽の正面図である。
【図3】図2のIII −III 矢視断面図である。
【図4】各雷管ユニットを構成する段発電気雷管の概略
構造を表す概念図である。
【符号の説明】
T トンネル F 切羽面 H1 〜H7 発破孔 D1 〜D7 段発電気雷管 U1 〜U7 雷管ユニット B1 〜B7 ユニット収納箱 1 雷管ケース 2 瞬発電気雷管 3 ICタイマ 4 コンデンサ 5 脚線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発破段毎に起爆時間をずらすよう
    にした多段式の発破工法において、 前後の前記発破段における起爆時間差よりも短い時間内
    で一つの発破段における起爆が終了するように、起爆時
    間をほぼ一定間隔でずらした延時装置がそれぞれ収納さ
    れた複数本の段発電気雷管を前記発破段毎にそれぞれ一
    まとめにして使用するようにしたことを特徴とする発破
    工法。
JP11024393A 1993-05-12 1993-05-12 発破工法 Withdrawn JPH06323795A (ja)

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JP11024393A JPH06323795A (ja) 1993-05-12 1993-05-12 発破工法

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092274A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Kayaku Japan Co Ltd 制御発破システム
CN103499256A (zh) * 2013-10-10 2014-01-08 鞍钢集团矿业公司 露天采场光面爆破装药装置及其操作方法
JP2017180000A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社大林組 構造物の区分解体方法
WO2022196570A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 前田建設工業株式会社 爆薬自動装填システムおよび爆薬自動装填方法
WO2022196571A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 前田建設工業株式会社 起爆用爆薬供給装置

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