JPH0632329Y2 - 研削盤の顕微鏡保護装置 - Google Patents

研削盤の顕微鏡保護装置

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JPH0632329Y2
JPH0632329Y2 JP1987068031U JP6803187U JPH0632329Y2 JP H0632329 Y2 JPH0632329 Y2 JP H0632329Y2 JP 1987068031 U JP1987068031 U JP 1987068031U JP 6803187 U JP6803187 U JP 6803187U JP H0632329 Y2 JPH0632329 Y2 JP H0632329Y2
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JP
Japan
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work
microscope
blade
spindle
grinding machine
Prior art date
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Application number
JP1987068031U
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English (en)
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JPS63176062U (ja
Inventor
元夫 吉田
勇 川嶋
孝久 政井
Original Assignee
株式会社岡本工作機械製作所
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Publication date
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  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ダイシングマシン、スライシングマシン等
と称せられてワーク観察用の顕微鏡を備えた研削盤の顕
微鏡保護装置に関する。
従来の技術 例えば、ダイシングマシンにおいては、二つの対物レン
ズを備えた顕微鏡によりワークを観察し、この観察結果
に基づいてワークの向きを調整するような顕微鏡の使い
方がある。しかし、ブレードと称する砥石によりワーク
を加工する時の切粉や冷却水が顕微鏡の対物レンズに付
着するため、顕微鏡による観察が行い難く、また、対物
レンズに傷が付き易い。
このため、ワーク加工中に、対物レンズにキヤツプを被
せたり、ブレードと顕微鏡との間に遮蔽物を設けたりし
ている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、対物レンズにキヤツプを被せる方法は、ワーク
と対物レンズとの間隔が狭いためキヤツプの着脱が困難
で、ワークに傷を付けるおそれもある。両者の間隔を開
けてキヤツプを着脱することは、観察の都度対物レンズ
の焦点調節を行わなければならないので極めて煩わし
い。
また、遮蔽物を設けたものについて、遮蔽物が硬い板状
のものである場合は、テーブルをブレード及び対物レン
ズの下を移動させるために遮蔽物の下端とワークとの間
に間隔を開けておかなければならない。これにより、対
物レンズをワーク上の切粉な冷却水から確実に遮断する
ことができない。遮蔽物がカーテンのように柔らかいも
のであれば、その遮蔽物の裾をテーブルの上面に接触さ
せてもテーブルの移動を許容することができるが、この
反面、遮蔽物に付着する切粉がワークに接触しワークに
傷が付く等の問題が有る。
問題点を解決するための手段 ワークを保持するテーブルと、それぞれこのテーブルに
対して相対的に移動するスピンドル及び顕微鏡と、前記
スピンドルと一体的に回転するブレードとを有する研削
盤において、前記顕微鏡側から前記ワーク及び前記ブレ
ードに向けて水を噴出するノズルを前記顕微鏡の近傍に
設けた。
作用 高速回転するブレードにより発生する空気流でワークの
表面が不均一に乾燥しやすいものであるが、ノズルから
水をブレード及びワークに向けて噴出させることによ
り、ワークの冷却とブレードの潤滑とを相乗的に行なわ
せてワークの冷却を有効に行なうとともにブレードの潤
滑をも良好に行なわせることができ、また、ワークの表
面には一定の厚さの水による流体膜が常に流れた状態で
存在することになつてワーク上を均一に濡らすことがで
き、この流体膜に異物を浮かせて流すことにより切粉等
の異物がワークの表面に付着するのを防止することがで
き、これにより、半導体チツプを製作する等の製造工程
における不良の発生率をきわめて低くすることができ、
また、ノズルから噴出する水は顕微鏡側からブレード及
びワークに向けられているため、冷却水や切粉が顕微鏡
の対物レンズに付着することを防止し、これにより、対
物レンズを冷却水や切粉から有効に保護する。
実施例 この考案の一実施例をダイシングマシンを例として図面
に基づいて説明する。まず、第3図ないし第5図に全体
の構造を示す。1は本体で、この本体1には透明なカバ
ー(図示せず)によつて開閉される加工室2が形成さ
れ、この加工室2にはシリコンウエハ等のワーク3を保
持するテーブル4と、ブレード5が固定されたスピンド
ル6と、顕微鏡7と、この顕微鏡7を駆動する顕微鏡駆
動部8と、操作パネル9とが設けられている。この操作
パネル9にはスピンドル6の回転数を調節する摘み10
と、スピンドル6の回転数を表示する表示部11と、テ
ーブル4の左右方向の移動速度を調節する摘み12と、
テーブル4の左右方向の移動速度を表示する表示部13
と、デイスプレイ14とが設けられている。
そして、第1図及び第2図に示すように、スピンドル6
は上下方向(Z方向)及び前後方向(Y方向)に位置変
更自在であり、テーブル4は左右方向(X方向)及び回
転方向(B方向)に移動自在である。また、顕微鏡駆動
部8には、焦点調整のため顕微鏡7を上下方向(Z方
向)へ移動させる摘み15と、顕微鏡7の上下方向の動
作を固定するロツク摘み16と、顕微鏡7を前後方向
(Y方向)に移動させる摘み17と、顕微鏡7の前後方
向の動作を固定するロツク摘み18とが設けられてい
る。また、顕微鏡7は、二つの対物レンズ19,20
と、接眼レンズ21と、カメラ装着部22とを有する。
なお、スピンドル6及びブレード5の上部はカバー23
により覆われている。
しかして、顕微鏡7の側面にはノズル24とこのノズル
24を給水パイプ25に接続する接続部26とが固定さ
れている。このノズル24には水を下方に向けるととも
に扇形に拡散する拡散孔27が形成されている。
このような構成において、ワーク3のダイシング加工を
例として作用を説明する。まず、ワーク3について説明
する。ワーク3はシリコンウエハに多数の印刷回路とこ
れらの印刷回路の境界をなす多数のストリートとを形成
したもので、ストリートは碁盤目状に縦横に形成されて
いる。また、ワーク3は破損し易いので裏面が粘着テー
プに接着されている。この粘着テープはワーク3の外径
より大きく、その外周には環状のマウントリングが接着
されている。そして、このマウントリングをクランプ
(図示せず)によつてテーブル4に固定する。次いで、
テーブル4を右方へ移動させてワーク3を顕微鏡7の対
物レンズ19,20の真下に位置させ、摘み17を操作
して顕微鏡7を前後方向へ移動させて対物レンズ19,
20をワーク3の所定の部分に対向させ、摘み15を操
作して顕微鏡7を上下方向に移動させてワーク3に対す
る対物レンズ19,20の焦点距離を調整し、この状態
で接眼レンズ21からワーク3のストリートの方向を観
察する。対物レンズ19に対向する部分はデイスプレイ
14の左半分に表示され、対物レンズ20に対向する部
分はデイスプレイ14の右半分に表示される。そして、
テーブル4を旋回方向に移動させるとともに、摘み18
を操作して顕微鏡7を前後方向へ移動させてデイスプレ
イ14上で電子ライン(ヘアライン)を上下方向に移動
させながらワーク3のストリートとデイスプレイ14上
の電子ラインとを一致させ、これをチヤンネル1とし、
次いでテーブル4を90度回転させ、摘み18を操作し
て顕微鏡7を前後方向へ移動させてデイスプレイ14上
で電子ラインを上下方向に移動させながらワーク3のス
トリートとデイスプレイ14上の電子ラインとを一致さ
せ、これをチヤンネル2とする。
そして、チヤンネル2についての加工に移る。すなわ
ち、ワーク3に対するスピンドル6の高さを設定してこ
のスピンドル6をブレード5とともに回転させ、テーブ
ル4を左右方向へ往復動させることにより、ワーク3に
左右方向に沿う一条のスリツトが形成される。この操作
をスピンドル6を前後方向に等間隔で移動させる度毎に
繰り返すことにより、ワーク3に左右方向に沿う複数本
のスリツトが平行に形成される。次にチヤンネル1につ
いての加工を行う。すなわち、テーブル4を回転方向に
90度回転させることにより今形成された複数本のスリ
ツトと直交するスリツトを形成するが、ワーク3とスピ
ンドル6との動作は前述した動作と同様である。
この間、ノズル24から水が噴出されるため、切粉や冷
却水が対物レンズ19,20に付着することがない。こ
のため、顕微鏡7を上方へ退却させる必要がない。これ
により、同じ厚さのワーク3を加工する限り、ワーク3
に対して対物レンズ19,20の焦点調整を一度行え
ば、テーブル4にワーク3をセツトする度に対物レンズ
19,20の焦点調整を行う必要がない。
考案の効果 この考案は上述のように、ワークを保持するテーブル
と、それぞれこのテーブルに対して相対的に移動するス
ピンドル及び顕微鏡と、前記スピンドルと一体的に回転
するブレードとを有する研削盤において、前記顕微鏡側
から前記ワーク及び前記ブレードに向けて水を噴出する
ノズルを前記顕微鏡の近傍に設けたので、高速回転する
ブレードにより発生する空気流でワークの表面が不均一
に乾燥しやすいものであるが、ノズルから水をブレード
及びワークに向けて噴出させることにより、ワークの冷
却とブレードの潤滑とを相乗的に行なわせてワークの冷
却を有効に行なうとともにブレードの潤滑をも良好に行
なわせることができ、また、ワークの表面には一定の厚
さの水による流体膜が常に流れた状態で存在することに
なつてワーク上を均一に濡らすことができ、この流体膜
に異物を浮かせて流すことにより切粉等の異物がワーク
の表面に付着するのを防止することができ、これによ
り、半導体チツプを製作する等の製造工程における不良
の発生率をきわめて低くすることができ、また、ノズル
から噴出する水は顕微鏡側からブレード及びワークに向
けられているため、冷却水や切粉が顕微鏡の対物レンズ
に付着することを防止し、これにより、対物レンズを冷
却水や切粉から有効に保護することができる等の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は一部
を断面にして要部を示す正面図、第2図は要部の平面
図、第3図は全体の構造を示す正面図、第4図はその側
面図、第5図はその平面図である。 3…ワーク、4…テーブル、5…ブレード、6…スピン
ドル、7…顕微鏡、24…ノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを保持するテーブルと、それぞれこ
    のテーブルに対して相対的に移動するスピンドル及び顕
    微鏡と、前記スピンドルと一体的に回転するブレードと
    を有する研削盤において、前記顕微鏡側から前記ワーク
    及び前記ブレードに向けて水を噴出するノズルを前記顕
    微鏡の近傍に設けたことを特徴とする研削盤の顕微鏡保
    護装置。
JP1987068031U 1987-05-07 1987-05-07 研削盤の顕微鏡保護装置 Expired - Lifetime JPH0632329Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987068031U JPH0632329Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07 研削盤の顕微鏡保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987068031U JPH0632329Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07 研削盤の顕微鏡保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63176062U JPS63176062U (ja) 1988-11-15
JPH0632329Y2 true JPH0632329Y2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=30907478

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987068031U Expired - Lifetime JPH0632329Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07 研削盤の顕微鏡保護装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57173412A (en) * 1981-04-21 1982-10-25 Takeuchi Seisakusho:Kk Detecting device for drill breakage of boring machine
JPS6152573A (ja) * 1984-08-22 1986-03-15 松下電器産業株式会社 氷削機

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Publication number Publication date
JPS63176062U (ja) 1988-11-15

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