JPH06323012A - 住宅の防煙方法及び住宅 - Google Patents

住宅の防煙方法及び住宅

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Publication number
JPH06323012A
JPH06323012A JP5135088A JP13508893A JPH06323012A JP H06323012 A JPH06323012 A JP H06323012A JP 5135088 A JP5135088 A JP 5135088A JP 13508893 A JP13508893 A JP 13508893A JP H06323012 A JPH06323012 A JP H06323012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
smoke
staircase
house
blower
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Pending
Application number
JP5135088A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Higashihata
泰夫 東端
Satoru Aizawa
相沢  覚
Yasushi Yofune
康司 夜船
Koji Nakayama
康志 中山
Akio Furuhira
章夫 古平
Kanzo Harada
完三 原田
Une Ishibashi
畝 石橋
Ryosuke Takeuchi
良介 竹内
Jun Ishihara
遵 石原
Tsugutatsu Imanishi
語龍 今西
Hirofumi Aoyama
洋文 青山
Shunichi Hamano
俊一 浜野
Tomoyuki Mizuno
智之 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Haseko Corp
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Haseko Corp
Hasegawa Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd, Haseko Corp, Hasegawa Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火災初期段階における避難時間を確保し、安
全な避難を可能にする。 【構成】 2層の住宅の1階部分における火災に伴なう
煙発生により煙感知器が作動し、この煙感知器の作動に
連動して換気ファンが作動すると共に2階からの経路と
なる住戸内の階段室を閉鎖して、上記換気ファンの送風
によって上記階段室を加圧して煙が1階から2階へ伝播
することを抑制するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、火災初期における避
難時間を確保することができる住宅の防煙方法及び住宅
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、メゾネット形式の住宅におい
て、住戸内の階段室は非常時の場合2階からの避難路と
なっている。また従来より、例えば柱、梁、壁及び床か
らなる多層の一次構造物における各層の床上に二次構造
物である戸建住宅を施工する人工土地型住宅が提案され
ている。この種の住宅において、二次構造物である戸建
住宅の各住戸は、2層に構築され、住戸内に階段室を設
けてあると共に、住宅の基礎部を一次構造物の床スラブ
に、屋根部を天井床スラブにそれぞれアンカー等により
固定してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のメゾネット形式
住宅の1階や人工土地型住宅の戸建住宅の1階で火災が
起きると、煙は階段室を通じて2階に伝播するから、火
災感知が遅れると、階段室は煙で充満されて、2階から
の避難が不可能になる危険がある。このために、2階部
分にも非常口を設置して安全に避難ができるようにして
いた。
【0004】この発明の目的は、火災初期段階における
避難時間を確保して、安全な避難を可能にすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る住宅の防
煙方法は、下階の火災時に伴なう煙の発生によって煙感
知器が作動して、この煙感知器の作動に連動して送風機
が作動し、上階からの避難経路となる住戸内の階段室を
閉鎖して、上記送風機の送風によって上記階段室を加圧
して煙が下階から上階へ伝播することを抑制するもので
ある。この発明に係る住宅は、住戸の下階に煙感知器を
設けてあり、住戸内に上階からの避難経路となる階段室
を設けてあり、上記階段室と上階の各部屋とを仕切る位
置に上記煙感知器に連動して開閉する入口ドアを配置し
てあり、上記階段室に上記煙感知器に連動する送風機を
設けてある。住宅には、一次構造物に面する二次構造物
を備えた建物の他に、一次構造物と二次構造物とに分け
ることのない建物を含むものである。
【0006】
【作用】閉鎖した階段室は、送風機の送風によって加圧
され、階段室への煙の侵入が防止され、下階からの煙が
下階から上階へ伝播することが抑制される。
【0007】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、図1を参照して住宅の防煙方法を説明す
る。住戸の1階での火災初期時に発生した煙は、2階か
らの避難経路となる住戸内の階段室の階段を通じて1階
から2階へ伝播するが、煙の発生の際に1階のいずれか
の部屋の天井部に設けてある煙感知器が煙を感知する。
感知作用により、警報器が作動して警報が鳴ると同時
に、送風機が作動し、2階から1階へ向けて所定風速の
エアを送り、そして階段室に面している2階の各部屋の
入口ドアの作動手段が駆動して上記各入口ドアを一斉に
閉じる。この結果、階段室は閉鎖されることになるか
ら、送風機が2階から1階へ向けてエアを送り続けるこ
とにより、上記階段室は加圧される。このために、煙が
1階から2階へ伝播することが抑制され、煙の伝播時間
が遅れることになるから、避難時間を確保できる。
【0008】各部屋のドアの閉鎖は自動によることなく
手動操作でもよい。
【0009】つぎに上記防煙方法に係る発明を直接実施
するための住宅の構成について図2〜図4を参照して説
明する。人口土地型住宅1は一次構造物2に面して二次
構造物3を備えている多層建物であり、各層間に二次構
造物が構築されている。一次構造物2は、柱21、壁2
2、梁23及び床24からなる建物である。柱21及び
逆梁からなる梁23は場所打ちコンクリートからなり、
壁22及び床24はプレキャスト板を使用している。2
5は外部階段、26は階段に面しているエレベータシャ
フトである。
【0010】二次構造物3は、2層の戸建住宅形式を採
用している。二次構造物3においては、内部に階段室を
構成する階段31と、2階部分に階段に通じる踊場32
及び廊下33とをそれぞれ設けてある。踊場32及び廊
下33に面している各部屋、図2の例では、主寝室34
a、寝室34b,34c、書斎34d、洗面室34eの
各入口ドア35a,35b,35c、35d,35e及
び階段の常開ドア35fは、手動でも操作できるが、作
動手段(図示せず。)により自動的に閉鎖できるもので
ある。入口ドア35a〜35fの作動手段は、上記煙感
知器に電気的に接続されており、この煙感知器に連動可
能のものである。
【0011】また踊場32の天井部には送風機である換
気ファン36を設けてある。換気ファン36は、ダクト
スペース27を利用して給排気でき、通常は換気に用い
る。換気ファン36は、ファンの回転方向を逆転させる
ことにより、所定風量を階段室へ送ることができる。換
気ファン36は、上記煙感知器に連動可能のものであ
る。
【0012】二次構造物3の1階を示す図3において、
37aは居間、37bは台所、37cは玄関、37dは
浴室、37eは洗面脱衣室、37fはバルコニーであ
る。図2において、37gは吹抜けである。
【0013】上記の構成であるから、1階のいずれかの
部屋37a〜37eの煙感知器が作動すれば、2階の各
部屋の入口ドア35a〜35e及び階段の常開ドア35
fが一斉に閉じて、階段室31〜33を閉鎖すると同時
に、換気ファン36も作動して、階段室を加圧するの
で、煙が階段31へ侵入するのが抑制される。
【0014】階段室の構成は上例に限られず、階段と踊
場とからなるものや、階段と廊下とからなるものであっ
てもよい。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、煙の感知により階段
室が閉鎖され送風機の作動により加圧される構成である
ので、煙の階段室への侵入が抑制され、避難の時間を確
保でき、より安全な避難が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の防煙の方法のフロー図である。
【図2】この発明の住宅の一実施例を示す2階部分の横
断面図である。
【図3】この発明の住宅の一実施例を示す1階部分の横
断面図である。
【図4】この発明の住宅の一実施例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 住宅 2 一次構造物 3 二次構造物 31 階段 32 踊場 33 廊下 35a 入口ドア 35b 入口ドア 35c 入口ドア 35d 入口ドア 35e 入口ドア 35f 常開ドア 36 送風機(換気ファン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 夜船 康司 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式会 社竹中工務店広島支店内 (72)発明者 中山 康志 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 古平 章夫 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 原田 完三 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 石橋 畝 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 竹内 良介 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 石原 遵 東京都港区芝2丁目32番1号 株式会社長 谷工コーポレーション内 (72)発明者 今西 語龍 東京都港区芝2丁目32番1号 株式会社長 谷工コーポレーション内 (72)発明者 青山 洋文 東京都港区芝2丁目32番1号 株式会社長 谷工コーポレーション内 (72)発明者 浜野 俊一 東京都港区芝2丁目32番1号 株式会社長 谷工コーポレーション内 (72)発明者 水野 智之 東京都港区芝2丁目32番1号 株式会社長 谷工コーポレーション内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下階の火災時に伴なう煙の発生により煙
    感知器が作動し、この煙感知器の作動に連動して送風機
    が作動し、上階からの経路となる住戸内の階段室を閉鎖
    して、上記送風機の送風によって上記階段室を加圧して
    煙が下階から上階へ伝播することを抑制することを特徴
    とする住宅の防煙方法。
  2. 【請求項2】 住戸の下階に煙感知器を設けてあり、住
    戸内に上階からの避難経路となる階段室を設けてあり、
    上記階段室と各部屋とを仕切る位置に上記煙感知器に連
    動して開閉する入口ドアを配置してあり、上記階段室に
    上記煙感知器に連動する送風機を設けてあり、上記送風
    機は上階から下階へ向けて送風可能のものであることを
    特徴とする住宅。
JP5135088A 1993-05-14 1993-05-14 住宅の防煙方法及び住宅 Pending JPH06323012A (ja)

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JP5135088A JPH06323012A (ja) 1993-05-14 1993-05-14 住宅の防煙方法及び住宅

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JP5135088A JPH06323012A (ja) 1993-05-14 1993-05-14 住宅の防煙方法及び住宅

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JPH06323012A true JPH06323012A (ja) 1994-11-22

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