JPH06322623A - パッケージの品質管理装置 - Google Patents
パッケージの品質管理装置Info
- Publication number
- JPH06322623A JPH06322623A JP11324593A JP11324593A JPH06322623A JP H06322623 A JPH06322623 A JP H06322623A JP 11324593 A JP11324593 A JP 11324593A JP 11324593 A JP11324593 A JP 11324593A JP H06322623 A JPH06322623 A JP H06322623A
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- JP
- Japan
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- memory
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H63/00—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
- B65H63/006—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package quality control of the package
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取り出されたパッケージを個別に品質管理で
きるパッケージの品質管理装置を提供する。 【構成】 糸の仮撚中にその糸の張力のデータを収集す
る運転時用メモリ２と、仮撚の終了したパッケージを玉
上げするときに運転時用メモリ２のデータを転送する転
送手段６と、その転送されたデータを当該パッケージの
データとして一時的に転送して保管するためのパッケー
ジ用メモリ３と、このデータを集中管理装置５からの要
求に応じて送信する送信手段４とを設けた。
きるパッケージの品質管理装置を提供する。 【構成】 糸の仮撚中にその糸の張力のデータを収集す
る運転時用メモリ２と、仮撚の終了したパッケージを玉
上げするときに運転時用メモリ２のデータを転送する転
送手段６と、その転送されたデータを当該パッケージの
データとして一時的に転送して保管するためのパッケー
ジ用メモリ３と、このデータを集中管理装置５からの要
求に応じて送信する送信手段４とを設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、巻取中の糸の品質を監
視するようにした糸の品質管理装置に係り、特に、取り
出されたパッケージを個別に品質管理できるパッケージ
の品質管理装置に関するものである。
視するようにした糸の品質管理装置に係り、特に、取り
出されたパッケージを個別に品質管理できるパッケージ
の品質管理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】延伸仮撚機等の糸の加工を行う装置で
は、糸を走行させながら加工を施し、加工された糸はパ
ッケージに巻き取る。糸の巻取中には、その糸の品質に
関わる諸量を測定している。例えば、糸に加わっている
張力を測定することにより、仮撚の状態が良好かどうか
を知ることができるし、測定された張力に応じ、撚を加
える力にフィードバックを行うことにより、張力を一定
に維持し、仮撚の状態を安定に保つことができる。ま
た、諸量が異常な値を示したときは、その糸は不良であ
ると考えられるから、運転を停止することになる。
は、糸を走行させながら加工を施し、加工された糸はパ
ッケージに巻き取る。糸の巻取中には、その糸の品質に
関わる諸量を測定している。例えば、糸に加わっている
張力を測定することにより、仮撚の状態が良好かどうか
を知ることができるし、測定された張力に応じ、撚を加
える力にフィードバックを行うことにより、張力を一定
に維持し、仮撚の状態を安定に保つことができる。ま
た、諸量が異常な値を示したときは、その糸は不良であ
ると考えられるから、運転を停止することになる。
【０００３】このように諸量を測定しながら糸の加工を
行うことにより、良品のパッケージのみを生産すること
が可能になる。
行うことにより、良品のパッケージのみを生産すること
が可能になる。
【０００４】一般の糸の加工装置は、量産を行うために
錘を多数備え、各錘が１条の糸を独立に加工するように
なっている。例えば、延伸仮撚機では１機台に２１６錘
が設けられ、各錘に対応して巻取パッケージが装着され
る。さらに複数の機台を並べて製造ラインが形成され
る。従って、製造ラインからは巻取の終了したパッケー
ジが次々と出てくる。これらのパッケージは前記したよ
うに良品のみである。また、上記張力の維持制御を各錘
で同じように行えば、各パッケージの品質の差異を小さ
くすることができる。こうして巻取の終了したパッケー
ジは、玉上げロボットにより、玉上げされ回収される。
錘を多数備え、各錘が１条の糸を独立に加工するように
なっている。例えば、延伸仮撚機では１機台に２１６錘
が設けられ、各錘に対応して巻取パッケージが装着され
る。さらに複数の機台を並べて製造ラインが形成され
る。従って、製造ラインからは巻取の終了したパッケー
ジが次々と出てくる。これらのパッケージは前記したよ
うに良品のみである。また、上記張力の維持制御を各錘
で同じように行えば、各パッケージの品質の差異を小さ
くすることができる。こうして巻取の終了したパッケー
ジは、玉上げロボットにより、玉上げされ回収される。
【０００５】各錘の運転状態の監視や、制御目標の設定
は、集中管理装置から行うことができる。即ち、機台毎
にその機台の全錘を個別に制御する制御装置を設け、集
中管理装置は全機台との通信ができる。
は、集中管理装置から行うことができる。即ち、機台毎
にその機台の全錘を個別に制御する制御装置を設け、集
中管理装置は全機台との通信ができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】近年では、きめの細か
い品質管理が要求される。例えば１つのパッケージが全
長に亘って均一であるか、それとも多少の不均一がある
かといったことが、パッケージ毎に分かるようにした
い。この場合、従来は巻取後には保存していなかった巻
取中の諸量の測定結果を、そのパッケージの品質を表す
データとするべく保存すればよい。
い品質管理が要求される。例えば１つのパッケージが全
長に亘って均一であるか、それとも多少の不均一がある
かといったことが、パッケージ毎に分かるようにした
い。この場合、従来は巻取後には保存していなかった巻
取中の諸量の測定結果を、そのパッケージの品質を表す
データとするべく保存すればよい。
【０００７】ところが、各錘は集中管理装置によって制
御されているが、玉上げされたパッケージは錘を離れて
しまうので、集中管理装置で管理することができない。
また、各錘から次々とパッケージが回収されるので、上
記データを保存しても当該パッケージとの対応付けが容
易でない。このため前記のような品質管理の要求に答え
ることは困難であった。
御されているが、玉上げされたパッケージは錘を離れて
しまうので、集中管理装置で管理することができない。
また、各錘から次々とパッケージが回収されるので、上
記データを保存しても当該パッケージとの対応付けが容
易でない。このため前記のような品質管理の要求に答え
ることは困難であった。
【０００８】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、取り出されたパッケージを個別に品質管理できるパ
ッケージの品質管理装置を提供することにある。
し、取り出されたパッケージを個別に品質管理できるパ
ッケージの品質管理装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、糸の仮撚中にその糸の張力のデータを収集
する運転時用メモリと、仮撚の終了したパッケージを玉
上げするときに上記運転時用メモリのデータを転送する
転送手段と、その転送されたデータを当該パッケージの
データとして一時的に転送して保管するためのパッケー
ジ用メモリと、このデータを集中管理装置からの要求に
応じて送信する送信手段とを設けたものである。
に本発明は、糸の仮撚中にその糸の張力のデータを収集
する運転時用メモリと、仮撚の終了したパッケージを玉
上げするときに上記運転時用メモリのデータを転送する
転送手段と、その転送されたデータを当該パッケージの
データとして一時的に転送して保管するためのパッケー
ジ用メモリと、このデータを集中管理装置からの要求に
応じて送信する送信手段とを設けたものである。
【００１０】
【作用】上記構成により、品質管理装置の運転時用メモ
リには仮撚中のデータが収集される。仮撚が終われば、
そのパッケージが玉上げされるまで、その錘は運転が止
まっている。その間このデータは保持されている。仮撚
の終了したパッケージを玉上げするとき、このデータが
パッケージ用メモリに転送される。仮撚の終了したパッ
ケージが玉上げされて新しいパッケージでの運転が開始
されると、そのデータは新たに運転時用メモリに収集さ
れる。パッケージ用メモリにはパッケージが玉上げされ
るまで転送が行われないので、パッケージ用メモリの内
容は直前に玉上げされたパッケージに対応している。集
中管理装置がデータの送信を要求したとき、品質管理装
置はパッケージ用メモリの内容を送信する。集中管理装
置は、このデータを直前に玉上げしたパッケージのデー
タとして対応付けることができる。
リには仮撚中のデータが収集される。仮撚が終われば、
そのパッケージが玉上げされるまで、その錘は運転が止
まっている。その間このデータは保持されている。仮撚
の終了したパッケージを玉上げするとき、このデータが
パッケージ用メモリに転送される。仮撚の終了したパッ
ケージが玉上げされて新しいパッケージでの運転が開始
されると、そのデータは新たに運転時用メモリに収集さ
れる。パッケージ用メモリにはパッケージが玉上げされ
るまで転送が行われないので、パッケージ用メモリの内
容は直前に玉上げされたパッケージに対応している。集
中管理装置がデータの送信を要求したとき、品質管理装
置はパッケージ用メモリの内容を送信する。集中管理装
置は、このデータを直前に玉上げしたパッケージのデー
タとして対応付けることができる。
【００１１】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
詳述する。
【００１２】まず、図２を用いて延伸仮撚機の構成を説
明する。延伸仮撚機は、糸の移動する順に、クリールス
タンド２１に多段に装着された給糸パッケージ２２、ク
リールスタンド２１の下方を通して供給される糸Ｙを切
断するためのヤーンカッタ２３、糸Ｙを上方に走行させ
る第１フィードローラ２４、第１フィードローラ２４か
らクリールスタンド２１の上方まで立ち上げられ、その
途上で糸Ｙを加熱する１次ヒータ２５、１次ヒータ２５
の出口から出た糸Ｙをニップツイスタ側へ案内しつつ冷
却するバルーン制御プレート２６、糸Ｙに撚を与えるニ
ップツイスタ２７、ニップツイスタ２７の下流で糸Ｙの
張力を測定するテンションセンサ２８、糸Ｙを下方に走
行させる第２フィードローラ２９、第２フィードローラ
から床Ｆの方向に立ち下げられ、その途上で糸Ｙを加熱
する２次ヒータ３０、２次ヒータ３０の外方に糸Ｙを走
行させる第３フィードローラ３１、糸の有無を検知する
ヤーンフィーラ３２、２次ヒータ３０の外側に沿って多
段に設けられ、糸Ｙを巻取パッケージ３３に巻き取るテ
イクアップワインダ３４から構成されている。１機台の
延伸仮撚機には、上記各部が例えば２１６錘設けられて
いる。各錘は、紙面に垂直な方向に整列配置されてい
る。また、このような機台が多数整列配置されてライン
を形成している。各錘を制御する制御装置は機台毎に設
けられているが、図示されていない。
明する。延伸仮撚機は、糸の移動する順に、クリールス
タンド２１に多段に装着された給糸パッケージ２２、ク
リールスタンド２１の下方を通して供給される糸Ｙを切
断するためのヤーンカッタ２３、糸Ｙを上方に走行させ
る第１フィードローラ２４、第１フィードローラ２４か
らクリールスタンド２１の上方まで立ち上げられ、その
途上で糸Ｙを加熱する１次ヒータ２５、１次ヒータ２５
の出口から出た糸Ｙをニップツイスタ側へ案内しつつ冷
却するバルーン制御プレート２６、糸Ｙに撚を与えるニ
ップツイスタ２７、ニップツイスタ２７の下流で糸Ｙの
張力を測定するテンションセンサ２８、糸Ｙを下方に走
行させる第２フィードローラ２９、第２フィードローラ
から床Ｆの方向に立ち下げられ、その途上で糸Ｙを加熱
する２次ヒータ３０、２次ヒータ３０の外方に糸Ｙを走
行させる第３フィードローラ３１、糸の有無を検知する
ヤーンフィーラ３２、２次ヒータ３０の外側に沿って多
段に設けられ、糸Ｙを巻取パッケージ３３に巻き取るテ
イクアップワインダ３４から構成されている。１機台の
延伸仮撚機には、上記各部が例えば２１６錘設けられて
いる。各錘は、紙面に垂直な方向に整列配置されてい
る。また、このような機台が多数整列配置されてライン
を形成している。各錘を制御する制御装置は機台毎に設
けられているが、図示されていない。
【００１３】クリールスタンド２１に沿わせてロータリ
ペッグ３５が設けられている。ロータリペッグ３５は、
パッケージ３６を保持するために水平に突き出された棒
状のペッグ３７を多段に有し、かつ紙面に垂直な方向に
このペッグ３７を所定の間隔で並べたものであり、クリ
ールスタンド２１に沿ってペッグ３７を移動させること
により、パッケージ３６をクリールスタンド２１の端部
に移送するものである。図示されないが、クリールスタ
ンド２１の端部がライン状の搬送装置の搬送路に臨んで
おり、搬送装置はロータリペッグ３５からパッケージ３
６を受けとって搬送路を介してストッカへ搬送する。ス
トッカは、パッケージを大量に貯蔵するものである。
ペッグ３５が設けられている。ロータリペッグ３５は、
パッケージ３６を保持するために水平に突き出された棒
状のペッグ３７を多段に有し、かつ紙面に垂直な方向に
このペッグ３７を所定の間隔で並べたものであり、クリ
ールスタンド２１に沿ってペッグ３７を移動させること
により、パッケージ３６をクリールスタンド２１の端部
に移送するものである。図示されないが、クリールスタ
ンド２１の端部がライン状の搬送装置の搬送路に臨んで
おり、搬送装置はロータリペッグ３５からパッケージ３
６を受けとって搬送路を介してストッカへ搬送する。ス
トッカは、パッケージを大量に貯蔵するものである。
【００１４】ロータリペッグ３５とテイクアップワイン
ダ３４との間に玉上げロボット３８が通るようになって
いる。玉上げロボット３８は、ガイドレール３９に案内
されて紙面に垂直な方向に走行できる。玉上げロボット
３８は、パッケージ交換の必要な錘の位置で停止するこ
とができる。そして、テイクアップワインダ３４からパ
ッケージ３３を取出してロータリペッグ３５に装着し、
代わりに空紙管をテイクアップワインダ３４に装着する
ことができる。
ダ３４との間に玉上げロボット３８が通るようになって
いる。玉上げロボット３８は、ガイドレール３９に案内
されて紙面に垂直な方向に走行できる。玉上げロボット
３８は、パッケージ交換の必要な錘の位置で停止するこ
とができる。そして、テイクアップワインダ３４からパ
ッケージ３３を取出してロータリペッグ３５に装着し、
代わりに空紙管をテイクアップワインダ３４に装着する
ことができる。
【００１５】次に、制御装置について説明する。制御装
置は、テンションセンサ２８からの張力測定値に基づい
てニップツイスタ２７を調節するものであるが、同時に
本発明の品質管理装置でもある。図１には制御装置の品
質管理装置に関する一部分が示されている。即ち、品質
管理装置１は、運転時用メモリ２、転送手段６、パッケ
ージ用メモリ３、送信手段４を有している。運転時用メ
モリ２は、後述するように各錘毎のテーブルを有してい
る。パッケージ用メモリ３は、運転時用メモリ２のデー
タを転送手段６がそのまま転送できるように構成されて
いる。送信手段４は、ＬＡＮ等に接続され集中管理装置
５との通信ができる。その他に、制御装置には、各錘の
テンションセンサ２８で検出される張力の測定値に対
し、目標値、目標値の上下それぞれの２つの検知基準、
測定値が検知基準を越えた時間の長短を定める時間基準
が設定されている。これらの設定は、各錘毎に集中管理
装置５より任意に設定できる。
置は、テンションセンサ２８からの張力測定値に基づい
てニップツイスタ２７を調節するものであるが、同時に
本発明の品質管理装置でもある。図１には制御装置の品
質管理装置に関する一部分が示されている。即ち、品質
管理装置１は、運転時用メモリ２、転送手段６、パッケ
ージ用メモリ３、送信手段４を有している。運転時用メ
モリ２は、後述するように各錘毎のテーブルを有してい
る。パッケージ用メモリ３は、運転時用メモリ２のデー
タを転送手段６がそのまま転送できるように構成されて
いる。送信手段４は、ＬＡＮ等に接続され集中管理装置
５との通信ができる。その他に、制御装置には、各錘の
テンションセンサ２８で検出される張力の測定値に対
し、目標値、目標値の上下それぞれの２つの検知基準、
測定値が検知基準を越えた時間の長短を定める時間基準
が設定されている。これらの設定は、各錘毎に集中管理
装置５より任意に設定できる。
【００１６】運転時用メモリ２は、上記設定に基づく検
知結果を記憶するテーブル（表１）や張力の最大値、最
小値、平均値等のメモリエリアを有している。また、こ
のテーブルの任意の欄に対して、その検知結果が得られ
た場合に異常を判定して運転を停止する条件を設定する
こともできる。
知結果を記憶するテーブル（表１）や張力の最大値、最
小値、平均値等のメモリエリアを有している。また、こ
のテーブルの任意の欄に対して、その検知結果が得られ
た場合に異常を判定して運転を停止する条件を設定する
こともできる。
【００１７】
【表１】
【００１８】巻取の終了したパッケージを取り出すこと
を示す玉上信号Ｄは、上記玉上げロボット３８の動作に
基づいて発信される。即ち、テイクアップワインダ３４
のガイドレール３９近傍には、１２錘毎に１つの押しボ
タンが設けられ、他方玉上げロボット３８には押しボタ
ンを押すためのアクチェータが設けられている。図２
（ｂ）に示されるように、アクチェータ４０からプラン
ジャ４１が飛び出すことにより、押しボタン４２の頭部
４３が押し込まれるようになっている。
を示す玉上信号Ｄは、上記玉上げロボット３８の動作に
基づいて発信される。即ち、テイクアップワインダ３４
のガイドレール３９近傍には、１２錘毎に１つの押しボ
タンが設けられ、他方玉上げロボット３８には押しボタ
ンを押すためのアクチェータが設けられている。図２
（ｂ）に示されるように、アクチェータ４０からプラン
ジャ４１が飛び出すことにより、押しボタン４２の頭部
４３が押し込まれるようになっている。
【００１９】次に実施例の作用を述べる。
【００２０】制御装置がニップツイスタ２７を調節する
ことにより、張力の測定値は、図４に示すように多少の
変動はあるものの目標値にほぼ重なる。図４には、目標
値の上下それぞれの２つの検知基準が示されている。即
ち、目標値に対し張力の大きい側に、上限Ｉとそれより
大きい上限ＩＩとが設けられ、張力の小さい側に、下限
Ｉとそれより小さい下限ＩＩとが設けられている。他
方、時間基準は１秒に設定されており、１秒より短い検
知結果を“短”、長いものを“長”と呼ぶことにする。
ことにより、張力の測定値は、図４に示すように多少の
変動はあるものの目標値にほぼ重なる。図４には、目標
値の上下それぞれの２つの検知基準が示されている。即
ち、目標値に対し張力の大きい側に、上限Ｉとそれより
大きい上限ＩＩとが設けられ、張力の小さい側に、下限
Ｉとそれより小さい下限ＩＩとが設けられている。他
方、時間基準は１秒に設定されており、１秒より短い検
知結果を“短”、長いものを“長”と呼ぶことにする。
【００２１】図４において、糸品質の変化による張力変
動が発生すると、Ｐ1 、Ｐ2 、Ｐ3 のように測定値に山
や谷が現れる。Ｐ1 は、上限Ｉを越えており、かつ時間
が１秒より短いので、表１の欄に相当する。Ｐ2 は、
欄に、Ｐ3 は欄に相当する。これらの検知結果は、
各錘毎に運転時用メモリに分類されて収集される。例え
ば、運転時用メモリ２のテーブルの各欄に、検知された
回数が記憶される。
動が発生すると、Ｐ1 、Ｐ2 、Ｐ3 のように測定値に山
や谷が現れる。Ｐ1 は、上限Ｉを越えており、かつ時間
が１秒より短いので、表１の欄に相当する。Ｐ2 は、
欄に、Ｐ3 は欄に相当する。これらの検知結果は、
各錘毎に運転時用メモリに分類されて収集される。例え
ば、運転時用メモリ２のテーブルの各欄に、検知された
回数が記憶される。
【００２２】１つの押しボタン４２に該当している１２
錘の巻取が完了すると、そのテイクアップワインダ３４
の位置へ玉上げロボット３８が到着し、パッケージ交換
を行う。このとき、玉上げロボット３８はアクチェータ
４０を短時間（５秒）動作させて押しボタン４２を押
す。これにより玉上信号Ｄが発信される。ただし、ここ
で押しボタン４２が長時間（１５秒）押されると、生産
終了の意味になり、当該１２錘は動作を停止する。図３
（ｂ）の例では、押しボタン４２が１０秒以下押されて
いるとき玉上信号Ｄが発信される。
錘の巻取が完了すると、そのテイクアップワインダ３４
の位置へ玉上げロボット３８が到着し、パッケージ交換
を行う。このとき、玉上げロボット３８はアクチェータ
４０を短時間（５秒）動作させて押しボタン４２を押
す。これにより玉上信号Ｄが発信される。ただし、ここ
で押しボタン４２が長時間（１５秒）押されると、生産
終了の意味になり、当該１２錘は動作を停止する。図３
（ｂ）の例では、押しボタン４２が１０秒以下押されて
いるとき玉上信号Ｄが発信される。
【００２３】図３（ａ）に示されるように、玉上信号を
受信した品質管理装置１は、転送手段６を介して運転時
用メモリ２からパッケージ用メモリ３へデータを転送す
る。交換された空紙管への巻取が開始されると、運転時
用メモリ２には、新たなデータの収集が行われる。各錘
で次々と玉上げが完了すると、パッケージ用メモリ３に
は１機台分、即ち２１６錘のデータが保持される。
受信した品質管理装置１は、転送手段６を介して運転時
用メモリ２からパッケージ用メモリ３へデータを転送す
る。交換された空紙管への巻取が開始されると、運転時
用メモリ２には、新たなデータの収集が行われる。各錘
で次々と玉上げが完了すると、パッケージ用メモリ３に
は１機台分、即ち２１６錘のデータが保持される。
【００２４】集中管理装置５は各機台の品質管理装置１
をポーリングしてデータを集める。こうして集中管理装
置５に収集されるデータは、各パッケージ毎に表１のテ
ーブルのようになっている。他方、集中管理装置５は、
ロータリペッグ３５、搬送装置、及びストッカを監視で
きるように構成される。集中管理装置５は、当該パッケ
ージがストッカのどこに貯蔵されるかを認識する。集中
管理装置５は、収集したデータを利用してパッケージの
グレード分け等を行うことができる。
をポーリングしてデータを集める。こうして集中管理装
置５に収集されるデータは、各パッケージ毎に表１のテ
ーブルのようになっている。他方、集中管理装置５は、
ロータリペッグ３５、搬送装置、及びストッカを監視で
きるように構成される。集中管理装置５は、当該パッケ
ージがストッカのどこに貯蔵されるかを認識する。集中
管理装置５は、収集したデータを利用してパッケージの
グレード分け等を行うことができる。
【００２５】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【００２６】（１）運転時用メモリとパッケージ用メモ
リとを別々に設けたので、集中管理装置からの要求を待
っている間にも、次のパッケージの巻取りを行って運転
時用メモリへのデータ収集ができる。
リとを別々に設けたので、集中管理装置からの要求を待
っている間にも、次のパッケージの巻取りを行って運転
時用メモリへのデータ収集ができる。
【００２７】（２）取出されたパッケージと、集中管理
装置に送信されるデータとが対応しているので、個別に
品質管理ができる。
装置に送信されるデータとが対応しているので、個別に
品質管理ができる。
【図１】本発明の一実施例を示す品質管理装置のメモリ
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２】延伸仮撚機の側面図である。
【図３】本発明の品質管理装置の制御フローチャートで
ある。
ある。
【図４】張力の測定値、目標値、検知基準を示すグラフ
である。
である。
２ 運転時用メモリ ３ パッケージ用メモリ ４ 送信手段 ５ 集中管理装置 ６ 転送手段
Claims (1)
- 【請求項１】 糸の仮撚中にその糸の張力のデータを収
集する運転時用メモリと、仮撚の終了したパッケージを
玉上げするときに上記運転時用メモリのデータを転送す
る転送手段と、その転送されたデータを当該パッケージ
のデータとして一時的に転送して保管するためのパッケ
ージ用メモリと、このデータを集中管理装置からの要求
に応じて送信する送信手段とを設けたことを特徴とする
パッケージの品質管理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11324593A JPH06322623A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | パッケージの品質管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11324593A JPH06322623A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | パッケージの品質管理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322623A true JPH06322623A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14607256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11324593A Pending JPH06322623A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | パッケージの品質管理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06322623A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101792946A (zh) * | 2009-02-04 | 2010-08-04 | 日本Tmt机械株式会社 | 纤维机械 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP11324593A patent/JPH06322623A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101792946A (zh) * | 2009-02-04 | 2010-08-04 | 日本Tmt机械株式会社 | 纤维机械 |
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