JPH0632246Y2 - 旋盤による被切削材の外面切削における切粉案内装置 - Google Patents

旋盤による被切削材の外面切削における切粉案内装置

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JPH0632246Y2
JPH0632246Y2 JP1988019088U JP1908888U JPH0632246Y2 JP H0632246 Y2 JPH0632246 Y2 JP H0632246Y2 JP 1988019088 U JP1988019088 U JP 1988019088U JP 1908888 U JP1908888 U JP 1908888U JP H0632246 Y2 JPH0632246 Y2 JP H0632246Y2
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JP
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cut
lathe
cutting
guide
chips
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JP1988019088U
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己信 鋤本
政雄 横山
紘宗 中馬
隆司 武笠
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、アルミニウム等の金属製丸パイプや丸棒を
旋盤を用いて外面切削加工する場合に適用する、旋盤に
よる被切削材の外面切削における切粉案内装置に関す
る。
従来の技術及びその問題点 アルミニウムパイプ等の金属製丸パイプや丸棒の外周面
を旋盤により切削する場合、連続的に発生する切粉がそ
のあばれや巻き付きによって被切削材の表面に接触し当
り疵やすり疵等を生じさせる場合があり、問題となるこ
とがある。例えば電子複写機やレーザビームプリンタ等
の感光ドラム材に用いられるアルミニウムパイプはその
表面に高度な平滑性が要求される。このため、高度平滑
面を実現しうる感光ドラム材の製法の1つとして、アル
ミニウム抽出パイプをしごき加工するいわゆるEI法が
採用されているが、ドラム材の品質の安定性を目的とし
て、しごき加工前に旋盤による押出パイプの外面切削加
工を実施している。このような切削加工において発生し
た切粉との接触により、押出パイプ表面に疵等が生じた
場合、その後のしごき加工を経て得られる感光ドラム材
の表面平滑性が損われ、安定した製品を供給できないと
いう問題があった。
もとより外面切削における切粉の出方は切込み量によっ
て異なり、切込み量の少ない場合には切削部に切削油を
集中的に供給することで、切粉のあばれや巻き付きをあ
る程度抑制することは可能である。しかし切込み量は被
切削材の材質その他の要因に応じて異なり、切込み量が
多い場合には切粉のあばれや巻き付きを阻止できず、ひ
いては被切削材表面の疵の発生を防止することは困難で
あった。
この考案は、かかる問題を解消するためになされたもの
であって、切粉のあばれや巻き付きによる被切削材表面
の当り疵、すり疵等を防止することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、この考案は、切粉が旋盤の
バイトの送り方向と反対側に発生することに鑑み、バイ
トの送り方向と反対側にガイドを設け、発生した切粉を
このガイドに案内して逃がすことにより切粉と被切削材
との接触を回避し、ひいては被切削材の疵の発生を防止
せんとするものである。
即ちこの考案は、旋盤の刃物台に、バイトの送り方向と
反対側の位置において、切粉の被切削材への接触防止用
ガイドが設けられていることを特徴とする、旋盤による
被切削材の外面切削における切粉案内装置を要旨とす
る。
作用 旋盤による被切削材の外面切削時に、バイトの送り方向
と反対側に発生する切粉は、接触防止用ガイドに沿って
案内され、被切削材表面への接触が防止される。
実施例 次にこの考案の実施例を説明する。
第1図〜第4図において、(1)は前後左右に移動可能
に配置された刃物台、(2)はこの刃物台にボルト
(3)(3)によって一体的に固定されたバイト、
(4)は前記刃物台(1)に固着された切粉ガイドであ
る。この切粉ガイド(4)は、第2図に詳しく示すよう
に、断面コ字状の受け部(4a)とこの受け部(4a)の一方の
立上り片(4b)に直角状に連設された取付片(4c)とからな
る形状をもって構成されている。そして該切粉ガイド
(4)は、バイト(2)の送り方向(第1図に矢印
(A)で示す)と反対側の位置において、取付片(4c)を
介して刃物台(1)に溶接固着されている。この取付状
態において、切粉ガイド(4)の長さ方向はバイト
(2)と直交する向きに配置され、受け部(4a)はバイト
(2)の刃物台からの突出部分に対向して開口するとと
もにガイド(4)の幅方向先端はバイト先端よりもやや
退却した位置にあり、かつガイド上端は刃物台(1)の
上面と同位置かやや突出状態となされている。なお切粉
ガイド(4)の取付態様は特に限定されるものではな
く、ビス止めその他の方法で固定しても良い。また切粉
ガイド(4)の取付に際しては、ガイド自体が刃物台イ
ンデックスや被切削材(5)と干渉しないように考慮す
る必要がある。
感光ドラム材等の被切削材(5)は、適当なチャック治
具を用いて、旋盤の主軸(6)に固定されるとともに、
主軸(6)の回転駆動によって第1図矢印(B)方向へ
回転せられるものとなされている。
上記構成において、被切削材(5)が矢印(B)方向に
回転し、バイト(2)が矢印(A)方向に送られること
によってなされる被切削材(5)の外面切削加工時に、
バイト(2)の送り方向と反対側に発生する切粉(10)
は、切粉ガイド(4)の受け部(4a)に受止められ、その
長さ方向に沿って下方に案内され排出される。従って、
発生した切粉(10)の被切削材(5)表面への接触が確実
に防止される。
なお、切粉ガイド(4)の形状は図示実施例のものに限
定されることはなく、取付状態や取付場所等に応じて種
々の形を採択すれば良い。
考案の効果 この考案は上述の次第で、旋盤の刃物台に、バイトの送
り方向と反対側の位置において、切粉の被切削材への接
触防止用ガイドが設けられているから、切削加工時にバ
イトの送り方向と反対側へと発生した切粉はこのガイド
に沿って案内される結果、切粉の被切削材への接触を効
果的にかつ確実に防止できる。従って被切削材表面の疵
の発生を防止でき、表面性状に優れた高品質の感光ドラ
ム材等の製品提供が可能となる。しかも、ガイドは旋盤
の刃物台に設けられているから、バイトそのものにガイ
ドを設ける場合のように、バイトを取替えるたびにバイ
トにガイドを取付けなければならないとか、全てのバイ
トに予めガイドを取付けておかなければならないという
ような不都合を解消でき、バイトが替わっても1つのガ
イドで済むから簡単かつ便利であり、資源的、経済的、
時間的な無駄がなく、極めて実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用した旋盤の要部拡大斜視図、第
2図は切粉ガイドの斜視図、第3図は第1図の側面図、
第4図は同じく平面図である。 (1)……刃物台、(2)……バイト、(4)……切粉
ガイド、(5)……被切削材、(10)……切粉。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 武笠 隆司 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−142379(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋盤の刃物台に、バイトの送り方向と反対
    側の位置において、切粉の被切削材への接触防止用ガイ
    ドが設けられていることを特徴とする、旋盤による被切
    削材の外面切削における切粉案内装置。
JP1988019088U 1988-02-16 1988-02-16 旋盤による被切削材の外面切削における切粉案内装置 Expired - Lifetime JPH0632246Y2 (ja)

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JP1988019088U JPH0632246Y2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16 旋盤による被切削材の外面切削における切粉案内装置

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JPH01125102U JPH01125102U (ja) 1989-08-25
JPH0632246Y2 true JPH0632246Y2 (ja) 1994-08-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52142379A (en) * 1976-05-21 1977-11-28 Nippon Chemical Ind Flow type cutting chip guide tool of turning cutting work

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JPH01125102U (ja) 1989-08-25

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