JPH06321939A - 縮合キノリル−ジヒドロピリジン、その製造法及び薬剤におけるその利用 - Google Patents

縮合キノリル−ジヒドロピリジン、その製造法及び薬剤におけるその利用

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JPH06321939A
JPH06321939A JP6109110A JP10911094A JPH06321939A JP H06321939 A JPH06321939 A JP H06321939A JP 6109110 A JP6109110 A JP 6109110A JP 10911094 A JP10911094 A JP 10911094A JP H06321939 A JPH06321939 A JP H06321939A
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JP6109110A
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Siegfried Goldmann
ジークフリート・ゴルトマン
Juergen Stoltefuss
ユルゲン・シユトルテフス
Alexander Straub
アレクサンダー・シユトラウプ
Martin Bechem
マルテイン・ベヘム
Rainer Gross
ライナー・グロス
Siegbert Hebisch
ジークベルト・ヘビシユ
Joachim Huetter
ヨアヒム・ヒユツター
Howard-Paul Rounding
ハワード−ポール・ラウンデイング
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    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式 [式中、Aは硫黄原子又は−CH2−基、R1は水素、ア
ミノ、シアノ、ホルミル、トリフルオロメチルなど、R
2は式−CO−NR1112又は−CO−D−R13の基、
3は炭素数が6−10のアリールを示し、それは場合
によりハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル
などにより置換されていることができるか、又は場合に
よりハロゲンに置換されていることができるチエニル又
はピリジルを示す]の4−キノリル−ジヒドロピリジン
及びその塩。 【効果】 上記の化合物は心臓の収縮力及び平滑筋の調
子に影響を与える薬剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規な縮合4−キノリル−ジヒド
ロピリジン、その製造法及び薬剤、特に血管心臓患者の
処置のための薬剤におけるその利用に関する。
【0002】1,4−ジヒドロピリジンが血管拡張性を
有し、冠動脈剤(coronaryagents)及び
抗高血圧薬として使用できることは既知である。さらに
1,4−ジヒドロピリジンが平滑筋及び心筋の収縮力を
阻害し、冠疾患及び血管障害の処置に使用できることも
既知である。
【0003】いくつかの4−キノリル−ジヒドロピリジ
ンの正の向イオン性効果も既知である(米国特許第5
100 900号)。
【0004】本発明の化合物が正の変力作用的やり方で
心筋の収縮力を増幅する効果を有しながら同時にほとん
ど又は全く血管効果を持たないことは、技術の現状の知
識から予測できなかった。
【0005】本発明は一般式(I)
【0006】
【化17】
【0007】[式中、Aは硫黄原子又は−CH2−基を
示し、R1は水素、アミノ、シアノ、ホルミル又はトリ
フルオロメチルを示すか、あるいは場合によりヒドロキ
シル又は式−NR67、−O−CO−R8、−O−(C
2a−OR8’又は−O−(CH2b−NR910の基
により置換されていることができる炭素数が最高8の直
鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、ここでR6
7、R9及びR10は同一又は異なり水素、フェニル又は
炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示
し、R8及びR8’は同一又は異なり炭素数が最高6の直
鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、a及びbは同一
又は異なり2、3、4又は5の数を示し、R2は式−C
O−NR1112又は−CO−D−R13の基を示し、ここ
でR11及びR12は同一又は異なり水素又は場合によりハ
ロゲン、ヒドロキシル又はシアノにより、あるいはそれ
ぞれ炭素数が6−10のアリール、アリールオキシ又は
アリールチオにより、あるいはS、N及びOから成る群
より選ばれる最高3個の複素原子を有する5−から7−
員飽和又は不飽和複素環基により置換されていることが
できる炭素数が最高8の直鎖状、分枝鎖状もしくは環状
飽和又は不飽和炭化水素基を示し、ここで環としてはハ
ロゲン又はシアノにより、あるいはそれぞれ炭素数が最
高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、アルコキシ、
アルキルチオ、アルコキシカルボニル、ハロゲノアルキ
ル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲノアルキルチオによ
り置換されていることができるか、又は場合によりハロ
ゲン又はシアノにより、あるいはそれぞれ炭素数が最高
4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、アルコキシ、ア
ルキルチオ、アルコキシカルボニル、ハロゲノアルキ
ル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲノアルキルチオによ
り同一又は異なる方法で最高2回置換されていることが
できる炭素数が6−10のアリール、又はS、N及びO
から成る群より選ばれる最高3個の複素原子を有する5
−から7−員飽和又は不飽和複素環基を示すか、又はR
11及びR12は一緒になって、及び窒素原子を含み、場合
により酸素原子により、あるいは式S(O)d、−CO
−又は−NR15の基により中断されていることができる
3−から8−員飽和又は不飽和複素環基を形成し、ここ
でdは0、1又は2の数を示し、R15は水素又は場合に
よりハロゲン又はシアノにより、あるいはそれぞれ炭素
数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、アルコ
キシ、アルキルチオ又はアルコキシカルボニルにより、
あるいはそれぞれ炭素数が最高4のハロゲノアルキル、
ハロゲノアルコキシ又はハロゲノアルキルチオにより同
一又は異なる方法で最高2回置換されていることができ
る炭素数が6−10のアリールを示すか、又は場合によ
りヒドロキシル又はハロゲンにより、あるいはそれぞれ
炭素数が6−10のアリールあるいはS、N及びOから
成る群より選ばれる最高3個の複素原子を有する5−か
ら7−員飽和又は不飽和複素環基により置換されている
ことができる炭素数が最高8の環状、直鎖状もしくは分
枝鎖状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、環としてはハ
ロゲン又はシアノにより、あるいはそれぞれ炭素数が最
高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、アルコキシ、
アルキルチオ、アルコキシカルボニル、ハロゲノアルキ
ル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲノアルキルチオによ
り同一又は異なる方法で最高2回置換されていることが
でき、複素環基は場合によりそれぞれ炭素数が最高4の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシ又はアルキルチオに
より、ハロゲン、炭素数が6−10のアリール、又は
S、N及びOから成る群より選ばれる最高3個の複素原
子を有する5−から7−員飽和又は不飽和複素環基によ
り、あるいはそれとして炭素数が6−10のアリールに
より置換されていることができる炭素数が最高4の直鎖
状もしくは分枝鎖状アルキルにより置換されていること
ができ、Dは直接結合又は酸素原子を示し、R13は水素
又は炭素数が6−10のアリールあるいはS、N及びO
から成る群より選ばれる最高3個の複素原子を有する5
−から7−員飽和又は不飽和複素環基を示し、ここで環
は場合によりハロゲン又はシアノにより、あるいはそれ
ぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキ
ル、アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカルボニ
ル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲ
ノアルキルチオにより同一又は異なる方法で最高3回置
換されていることができるか、又は炭素数が最高10の
環状、直鎖状もしくは分枝鎖状飽和又は不飽和炭化水素
基を示し、それは場合により酸素により、又は−CO
−、−CO−NH−、−O−CO−、−CO−O−、−
NH−CO−、−SO2−NH−、−NH−SO2−、−
S(O)e−又は−NR16−により同一又は異なる方法
で最高3回中断されていることができ、ここでeはdの
上記の意味を有し、それと同一又は異なり、R16はR15
の上記の意味を有し、それと同一又は異なるか、又は炭
素基は場合により炭素数が6−10のアリーリデンある
いは式
【0008】
【化18】
【0009】の複素環基により同一又は異なる方法で最
高3回中断されていることができ、ここでf及びgは同
一又は異なり1又は2の数を示し、アリール及び複素環
としてはハロゲン又はシアノにより、あるいはそれぞれ
炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、ア
ルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカルボニル、ハロ
ゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲノアルキ
ルチオにより置換されていることができ、炭化水素基は
場合により炭素数が3−8のシクロアルキル、ハロゲ
ン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル又は−O−NO2
より、あるいはそれぞれ炭素数が最高8の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルチオ、アルコキシ又はアシルオキシ
により、あるいはそれぞれ炭素数が6−10のアリー
ル、アリールオキシ又はアリールチオにより、あるいは
S、N及びOから成る群より選ばれる最高3個の複素原
子を有する5−から7−員飽和又は不飽和複素環基によ
り同一又は異なる方法で最高3回置換されていることが
でき、ここで環としてはハロゲン又はシアノにより、あ
るいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖
状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカ
ルボニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又は
ハロゲノアルキルチオにより同一又は異なる方法で最高
3回置換されていることができるか、又は炭化水素基は
式−CO2−R17、−CONR1819、−NR2021
基により置換されていることができ、ここでR17はR15
の上記の意味を有し、それと同一又は異なりR18
19、R20及びR21はR11及びR12の上記の意味を有
し、それらと同一又は異なり、R3は炭素数が6−10
のアリールを示し、それは場合によりハロゲン、ニト
ロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキ
シ又はトリフルオロメチルチオにより、あるいはそれぞ
れ炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、
アルコキシ又はアルコキシカルボニルにより、あるいは
カルボキシルにより同一又は異なる方法で最高2回置換
されていることができるか、又は場合によりハロゲンに
置換されていることができるチエニル又はピリジルを示
す]の縮合4−キノリル−ジヒドロピリジン及びその塩
に関する。
【0010】生理学的に無害な塩は無機又は有機酸との
本発明の化合物の塩であることができる。好ましい塩は
無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸又は硫酸との
塩、あるいは有機カルボン酸又はスルホン酸、例えば酢
酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石
酸、乳酸、安息香酸又はメタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸、フェニルスルホン酸、トルエンスルホン酸ある
いはナフタレンジスルホン酸との塩である。
【0011】本発明の化合物は、互いに像と鏡像の関係
にある(エナンチオマー)、又はない(ジアステレオマ
ー)立体異性体の形態で存在する。本発明は対掌体及び
ラセミ形、ならびにジアステレオマー混合物の両方に関
する。ラセミ形及びジアステレオマーの両者は既知の方
法で立体化学的に均一な成分に分離することができる
(E.L.Eliel,Stereochemistr
y of CarbonCompounds,McGr
aw Hill,1962を参照)。
【0012】Aが硫黄原子又は−CH2−基を示し、R1
は水素、アミノ、シアノ、ホルミル又はトリフルオロメ
チルを示すか、あるいは場合によりヒドロキシル又は式
−NR67、−O−CO−R8、−O−(CH2a−O
8’又は−O−(CH2b−NR910の基により置換
されていることができる炭素数が最高6の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルを示し、ここでR6、R7、R9及び
10は同一又は異なり水素、フェニル又は炭素数が最高
4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、R8及び
8’は同一又は異なり炭素数が最高4の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルを示し、a及びbは同一又は異なり
2、3又は4の数を示し、R2は式−CO−NR1112
又は−CO−D−R13の基を示し、ここでR11及びR12
は同一又は異なり水素又は場合によりフッ素、塩素、ヒ
ドロキシル又はシアノにより、あるいはフェニル、フェ
ノキシ、フェニルチオ又はピリジルにより置換されてい
ることができる炭素数が最高6の直鎖状、分枝鎖状もし
くは環状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、ここで環と
してはフッ素又は塩素により、あるいはそれぞれ炭素数
が最高2のアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニ
ルにより、あるいはトリフルオロメチル又はトリアルオ
ロメトキシにより置換されていることができるか、又は
場合によりフッ素又は塩素により、あるいはそれぞれ炭
素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、アル
コキシ、アルキルチオ又はアルコキシカルボニルによ
り、あるいはトリフルオロメチル又はトリフルオロメト
キシ置換されていることができるフェニル又はピリジル
を示すか、又はR11及びR12は一緒になって、及び窒素
原子を含み、場合により酸素原子により、あるいは式S
(O)d、−CO−又は−NR15の基により中断されて
いることができる5−から7−員飽和又は不飽和複素環
基を形成し、ここでdは0、1又は2の数を示し、R15
は水素又は場合によりフッ素又は塩素により、あるいは
それぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル又はアルコキシにより、あるいはトリフルオロメチ
ル又はトリフルオロメトキシにより置換されていること
ができるフェニルを示すか、又は場合によりフッ素又は
塩素により、あるいはフェニル又はS、N及びOから成
る群より選ばれる最高2個の複素原子を有する5−から
7−員飽和又は不飽和複素環基により置換されているこ
とができる炭素数が最高4の環状、直鎖状もしくは分枝
鎖状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、環としてはフッ
素又は塩素により、あるいはそれぞれ炭素数が最高4の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル又はアルコキシ、又は
トリフルオロメチルあるいはトリフルオロメトキシによ
り置換されていることができ、Dは直接結合又は酸素原
子を示し、R13は水素又はフェニルあるいはピリジルを
示し、それは場合によりフッ素又は塩素により、あるい
はそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキル、アルコキシ、アルキルチオ又はアルコキシカル
ボニルにより、あるいはトリフルオロメチル又はトリフ
ルオロメトキシにより置換されていることができるか、
又は炭素数が最高8の環状、直鎖状もしくは分枝鎖状飽
和又は不飽和炭化水素基を示し、それは場合により酸素
により、又は−CO−、−CO−NH−、−O−CO
−、−CO−O−、−NH−CO−、−SO2−NH
−、−NH−SO2−、−S(O)e−又は−NR16−に
より同一又は異なる方法で最高2回中断されていること
ができ、ここでeはdの上記の意味を有し、それと同一
又は異なり、R16はR15の上記の意味を有し、それと同
一又は異なるか、又は炭素基は場合によりフェニリデン
あるいは式
【0013】
【化19】
【0014】の複素環基により中断されていることがで
き、ここでf及びgは同一又は異なり1又は2の数を示
し、炭化水素基は場合によりシクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フッ素、塩
素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル又は−O−NO2
より、あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルチオ、アルコキシ又はアシルオキシ
により、あるいはフェニル、フェノキシ、フェニルチオ
又はピリジルにより同一又は異なる方法で最高2回置換
されていることができ、ここで環としてはフッ素、塩素
又はシアノにより、あるいはそれぞれ炭素数が最高4の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、アルコキシ、アルキ
ルチオ、アルコキシカルボニルにより、あるいはトリフ
ルオロメチル又はトリフルオロメトキシにより同一又は
異なる方法で最高2回置換されていることができるか、
又は炭化水素基は場合により式−CO2−R17、−CO
NR1819、−NR2021の基により置換されているこ
とができ、ここでR17はR15の上記の意味を有し、それ
と同一又は異なりR18、R19、R20及びR21はR11及び
12の上記の意味を有し、それらと同一又は異なり、R
3はフェニルを示し、それは場合によりフッ素、塩素、
ニトロ、シアノ又はトリフルオロメチルにより、あるい
はそれぞれ炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキル又はアルコキシにより、あるいはヒドロキシルに
より置換されていることができるか、又は場合によりフ
ッ素、塩素又は臭素に置換されていることができるチエ
ニル又はピリジルを示す]の一般式(I)の化合物及び
その塩が好ましい。
【0015】Aが硫黄原子又は−CH2−基を示し、R1
は水素、アミノ、シアノ、ホルミル又はトリフルオロメ
チルを示すか、あるいは場合によりヒドロキシル又は式
−NR67、−O−CO−R8、−O−(CH2a−O
8’又は−O−(CH2b−NR910の基により置換
されていることができる炭素数が最高3の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルを示し、ここでR6、R7、R9及び
10は同一又は異なり水素、メチル又はエチルを示し、
8及びR8’は同一又は異なりメチル又はエチルを示
し、a及びbは同一又は異なり2又は3の数を示し、R
2は式−CO−NR1112又は−CO−D−R13の基を
示し、ここでR11及びR12は同一又は異なり水素又は場
合によりフッ素、塩素、フェニル又はピリジルにより置
換されていることができる炭素数が最高6の直鎖状、分
枝鎖状もしくは環状飽和又は不飽和炭化水素基を示す
か、又はR11及びR12は一緒になって、及び窒素原子を
含み、場合により酸素又は硫黄原子により、あるいは基
NR15により中断されていることができる5−から6−
員不飽和複素環基を形成し、ここでR15は水素又は場合
によりフッ素、塩素、メチル、メトキシ又はトリフルオ
ロメチルにより置換されていることができるフェニルを
示すか、又は場合によりフェニル又はピリジルにより置
換されていることができる炭素数が最高4の環状、直鎖
状もしくは分枝鎖状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、
Dは直接結合又は酸素原子を示し、R13は水素又はフェ
ニルを示し、それは場合によりフッ素、塩素、メチル、
メトキシ又はトリフルオロメチルにより置換されている
ことができるか、又は炭素数が最高6の環状、直鎖状も
しくは分枝鎖状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、それ
は場合により酸素又は硫黄により、あるいは−CO−、
−CO−NH−、−O−CO−、−CO−O−、−NH
−CO−、−SO2−NH−、−NH−SO2−又は−N
16−により中断されていることができ、ここでR16
15の上記の意味を有し、それと同一又は異なるか、又
は炭化水素基は場合によりフェニリデンあるいは式
【0016】
【化20】
【0017】の複素環基により中断されていることがで
き、ここでf及びgは同一又は異なり1又は2の数を示
し、炭化水素基は場合によりシクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フッ素、塩
素、ニトロ又はヒドロキシルにより、あるいはそれぞれ
炭素数が最高5の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルチオ
又はアルコキシにより、あるいはフェニル、フェノキ
シ、フェニルチオ又はピリジルにより置換されているこ
とができ、ここで環としてはフッ素、塩素、メチル、メ
トキシ又はメチルチオにより置換されていることができ
るか、又は式−CO2−R17、−CONR1819、−N
2021の基により置換されていることができ、ここで
17はR15の上記の意味を有し、それと同一又は異なり
18、R19、R20及びR21はR11及びR12の上記の意味
を有し、それらと同一又は異なり、R3はフェニルを示
し、それは場合によりフッ素、塩素、ニトロ又はトリフ
ルオロメチルにより、あるいはそれぞれ炭素数が最高4
の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル又はアルコキシによ
り置換されていることができるか、又は場合によりフッ
素又は塩素に置換されていることができるチエニルを示
す]の一般式(I)の化合物及びその塩が特に好まし
い。
【0018】Aが硫黄原子又は−CH2−基を示し、R1
は水素、アミノ又はメチルを示し、R2は式−CO−N
1112又は−CO−D−R13の基を示し、ここでR11
及びR12は同一又は異なり水素又は炭素数が最高6の直
鎖状、分枝鎖状もしくは環状アルキル基を示し、Dは酸
素原子を示し、R13は水素又は炭素数が最高6の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルキル基を示し、それは場合により
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシ
クロヘキシルにより、あるいはそれぞれ炭素数が最高4
の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシ又はアルキルチオ
により、あるいはフッ素、フェニル、フェノキシ又は−
NR2021の基により置換されていることができ、ここ
でR20及びR21はそれぞれの場合に水素又は場合により
フェニルに置換されていることができる炭素数が最高4
のアルキル又はフェニルを示し、R3はフェニルを示
し、それは場合によりフッ素、塩素、メチル又はメトキ
シに置換されていることができる]の一般式(I)の化
合物及びその塩が特別に好ましい。
【0019】さらに本発明の一般式(I)の化合物の製
造法が見いだされ、それはAが−CH2−基を示す場
合、[A]一般式(II)
【0020】
【化21】
【0021】[式中、R3は上記の意味を有する]の化
合物を最初に一般式(III) L−CO−CH2−R2 (III) [式中、R2は上記の意味を有し、LはR1の上記の意味
を有し、ヒドロキシル及び/又はアミノ官能基の場合こ
れらの官能基は場合により保護形態で存在する]のアシ
ル化合物と反応させ、場合により一般式(IV)
【0022】
【化22】
【0023】[式中、R2、R3及びLは上記の意味を有
する]のイリデン化合物を単離し、その後式(V)
【0024】
【化23】
【0025】の化合物及び活性アンモニウム化合物、例
えば酢酸アンモニウムと不活性溶媒中で反応させ、場合
により一般式(VI)
【0026】
【化24】
【0027】[式中、R2、R3及びLは上記の意味を有
する]の中間体を単離し、一般式(VI)の化合物の場
合、最終段階で助剤の存在下で水を除去する、又は
[B]一般式(II)の化合物を一般式(V)の化合物
及び一般式(VII) [式中、L及びR2は上記の意味を有する]と直接反応
させる、及び[C]Aが硫黄原子を示す一般式(I)の
化合物の場合、一般式(II)の化合物を最初に一般式
(III)の化合物と反応させ、場合により[A]に記
載の通りに一般式(IV)の対応するイリデン化合物を
単離し、その後アンモニア又はアンモニウム塩の存在下
で一般式(VIII)
【0028】
【化25】
【0029】[式中、T及びVは同一又は異なりC1
6−アルキルを示す]の化合物と、又は直接一般式
(IX)
【0030】
【化26】
【0031】[式中、T及びVは上記の意味を有する]
の化合物と不活性溶媒中で反応させ、場合により一般式
(X)
【0032】
【化27】
【0033】[式中、R2、R3、L、V及びTは上記の
意味を有する]の化合物を単離し、一般式(X)の化合
物を塩基又は酸を用いて環化する、あるいは[D]一般
式(XI)
【0034】
【化28】
【0035】[式中、R2、R3、T及びLは上記の意味
を有し、Xはハロゲンを示す]の化合物を不活性溶媒中
でチオアシル酸の塩との反応により一般式(X)の化合
物に変換し、[B]に記載の通りに環化する、又は
[E]一般式(II)の化合物を最初に一般式(VII
I)の化合物と反応させ、場合により一般式(XII)
【0036】
【化29】
【0037】[式中、R3、T及びVは上記の意味を有
する]の対応するイリデン化合物を単離し、第2段階で
不活性溶媒中の一般式(XIII)
【0038】
【化30】
【0039】[式中R2及びLは上記の意味を有する]
の化合物との反応を行うことを特徴とする。
【0040】本発明の化合物の方法は以下の反応式を例
として示すことができる:
【0041】
【化31】
【0042】
【化32】
【0043】
【化33】
【0044】反応条件下で変化しないすべての不活性有
機溶媒がこれらの方法の溶媒として用いるのに適してい
る。これらには好ましくはアルコール類、例えばメタノ
ール、エタノール、プロパノール又はイソプロパノー
ル、あるいはエーテル類、例えばジエチルエーテル、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエ
ーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテル、ア
セトニトリル又はアミド類、例えばヘキサメチルリン酸
トリアミド又はジメチルホルムアミド、あるいは酢酸又
はハロゲン化炭化水素類、例えばメチレンクロリド又は
四塩化炭素、あるいは炭化水素類、例えばベンゼン又は
トルエンが含まれる。該溶媒の混合物の使用も同様に可
能である。
【0045】好ましい溶媒は、特定の変法[A]、
[B]、[C]、[D]及び[E]に依存してメタノー
ル、イソプロパノール、エタノール及びn−プロパノー
ル、アセトニトリル又はテトラヒドロフランである。
【0046】反応温度は比較的広い範囲内で変えること
ができる。一般に反応は+10℃から+150℃、好ま
しくは+20℃から+100℃を用いる。関連する溶媒
の沸点の利用が特に好ましい。
【0047】反応は大気圧下で行うことができるが、高
圧又は減圧下(例えば0.5−3バール)でも行うこと
ができる。一般に常圧下で行う。
【0048】すべてのエステル又はエナンチオマー的に
純粋なアルコール、例えば2−ブタノール、1−フェニ
ルエタノール、乳酸、乳酸エステル、マンデリン酸、マ
ンデリン酸エステル、2−アミノアルコール、糖誘導
体、ヒドロキシアミノ酸誘導体、ならびに他の多くのエ
ナンチオマー的に純粋なアルコールがキラルエステル残
基として用いるのに適している。
【0049】ジアステレオマーは一般に分別結晶化、カ
ラムクロマトグラフィー、又はCraig分離により分
離する。最適な方法は場合に依存して決定しなければな
らず、各方法を組み合わせて用いるのが適していること
もある。結晶化又はCraig分離あるいは2つの方法
の組み合わせが特に適している。
【0050】一般式(II)の化合物のいくつかは既知
であり、通常の方法に従って、例えば対応するアルキル
キノリン又はヒドロキシアルキルキノリンを酸化する
か、あるいは対応するカルボキシキノリンを還元するこ
とにより製造できる。
【0051】別の場合、文献から既知の4−ニトロ−3
−ヒドロキシフタリドの触媒の存在下、好ましくはパラ
ジウム/硫酸バリウムを用いた通常の水添により得られ
る4−アミノ−3−ヒドロキシフタリドを、そのいくつ
かが既知である一般式R3−CH2−CHOの化合物と反
応させ、対応するカルボン酸を介して一般式(II)の
化合物を得ることもできる。
【0052】一般式(III)、(IV)、(V)、
(VI)、(VII)、(IX)、(XII)及び(X
III)の化合物は既知であるか、又は通常の方法に従
って製造することができる。
【0053】一般式(XI)の化合物は新規な化合物で
あるが既知の方法に従って、例えば一般式(IV)のベ
ンジリデン化合物をクロロアセト酢酸エステル及びアン
モニウム化合物と反応させることにより製造できる。
【0054】一般式(VIII)の化合物は新規な化合
物であるが既知の方法に従って製造することができる。
一般式(X)の化合物は新規な化合物であり、上記の通
りにして製造することができる。
【0055】上記の製造法は単に明確にするために示さ
れている。式(I)の化合物の製造はこれらの方法に限
定されず、これらの方法のいずれの修正法も本発明に従
う化合物の製造と同様のやり方で用いることができる。
【0056】本発明の化合物は予測できなかった有用な
薬理学的作用範囲を示す。それらは心臓の収縮力及び平
滑筋の調子に影響を与える。
【0057】従ってそれらは病的に変化した血圧に影響
を与えるための冠動脈治療薬として、及び心不全の処置
のための薬剤として用いることができる。さらにそれら
は心リズム障害の処置に、血糖値の低下のために、粘膜
の脱腫脹(detumescence)のために、及び
塩ならびに液均衡に影響を与えるために用いることがで
きる。
【0058】心臓及び血管作用はモルモットの単離潅流
心臓について見いだされた。体重が250−350gの
モルモットから取られた心臓をこのために用いる。動物
を頭部への一撃により殺し、胸郭を切開し、切開により
遊離した大動脈に金属カニューラを結び入れる。心臓を
肺と共に胸郭から分離し、大動脈カニューラを介して絶
えず潅流しながら潅流装置に連結する。肺は肺根(lu
ng roots)で切断する。CaCl2含有量が1.
2ミリモル/lのKrebs−Henseleit溶液
(118.5ミリモル/lのNaCl、4.75ミリモル
/lのKCl、1.19ミリモル/lのKH2PO4、1.
19ミリモル/lのMgSO4、25ミリモル/lのN
aHCO3、0.013ミリモル/lのNa2EDTA)
を潅流媒体として用いる。エネルギー−供給基質として
10ミリモル/lのグルコースを加える。潅流の前に溶
液を濾過して粒子を含まないようにする。溶液にカーボ
ゲン(95%O2、5%CO2)を吹き込み、pHを7.
4に保つ。心臓は蠕動ポンプを用い、32℃で一定の流
量(10ml/分)で潅流する。
【0059】心機能の測定のために、液体を満たし、液
体のカラムを介して圧力センサーに連結したラテックス
のバルーンを左耳介を通して左心室中に挿入し、等容量
収縮(isovolumetric contract
ion)を高速レコーダーに記録する。潅流圧を心臓の
前で潅流系に連結した圧力センサーを用いて記録する。
これらの条件下で潅流圧の低下は冠拡張を示し、左心室
収縮の振幅の増加又は減少はそれぞれ心収縮性の低下又
は向上を示す。本発明の化合物を適度に希釈し、単離心
臓の直前で潅流系に潅流する。
【0060】新規な活性化合物は既知の方法で不活性無
毒性の製薬学的に適した担体物質又は溶剤を用いて通常
の調剤、例えば錠剤、被覆錠剤、丸薬、顆粒剤、エアゾ
ール、シロップ、乳液、懸濁液及び溶液に変換すること
ができる。それぞれの場合に治療的活性化合物は混合物
全体の約0.5−90重量%の濃度で、すなわち示され
ている投薬範囲を達成するのに十分な量で存在しなけれ
ばならない。
【0061】調剤は例えば場合により乳化剤及び/又は
分散剤を用いて活性化合物を溶剤及び/又は担体物質で
伸展することにより調製することができ、例えば水を希
釈剤として用いる場合、場合により有機溶剤を補助溶剤
として用いることができる。投与は通常の方法で、好ま
しくは経口的又は非経口的に、特に経舌的又は静脈内に
行う。
【0062】一般に静脈内投与の場合、有効な結果を達
成するために約0.001−1mg/kg、好ましくは
約0.01−0.5mg/kg体重の量を投与するのが有
利であることが証明され、経口的投与の場合投薬量は約
0.01−20mg/kg、好ましくは0.1−10mg
/kg体重である。
【0063】しかしながら適宜、特に体重に依存して、
及び投与経路の性質、薬剤に対する患者の反応、その調
剤の性質及び投与を行う時間又は間隔に依存して該量か
ら変動させることが必要である。かくしてある場合には
前記の最低量より少量で処置することで十分であるが他
の場合には該上限を越えなければならない。比較的大量
を投与する場合、それを1日を通じて与える数回の各投
薬量に分割するのが良い。
【0064】
【実施例】出発化合物 実施例I 2−アミノ−4−(3−フェニルキノリン−5−イル)
−6−オキソ−9−ヒドロキシ−1,4,5,9−テトラ
ヒドロ−シクロペンタノ[1,2−b]ピリジン−3−
カルボン酸イソプロピル
【0065】
【化34】
【0066】2.94g(30ミリモル)のシクロペン
タン−1,3−ジエン、2.46g(30ミリモル)の酢
酸ナトリウム及び5.4g(30ミリモル)のイソプロ
ピルアミジノアセテートヒドロクロリドを90mlのイ
ソプロパノール中の6.99g(30ミリモル)の3−
フェニルキノリン−5−カーボアルデヒドに加え、混合
物を7時間加熱還流する。析出した生成物を吸引濾過
し、その後イソプロパノール及び水で洗浄し、乾燥す
る。4.05gの無色の結晶が208−209℃の融点
で得られる。
【0067】製造実施例 実施例1 4−[3−(4−クロロフェニル)−キノリン−5−イ
ル]−2−メチル−5−オキソ−1,4−ジヒドロ−シ
クロ−ペンタノ[1,2−b]ピリジン−3−カルボン
酸イソプロピル
【0068】
【化35】
【0069】2.67g(10ミリモル)の3−(4−
クロロフェニル)−キノリン−5−カーボアルデヒドを
15mlのイソプロパノール及び3.2mlの酢酸中で
0.98g(10ミリモル)のシクロペンタンジオン及
び1.43g(10ミリモル)の3−アミノクロトン酸
イソプロピルと共に24時間還流下で煮沸する。その後
混合物を冷却し、濃縮する。それをジクロロメタン中に
取り上げ、水、炭酸水素ナトリウム溶液及び再び水で1
回洗浄し、乾燥し、濃縮する。酢酸エチルからの再結晶
の後、1.4gの無色の結晶が265−266℃の融点
で得られる。
【0070】実施例2 2−アミノ−4−(3−フェニルキノリン−5−イル)
−5−オキソ−1,4−ジヒドロ−シクロ−ペンタノ
[1,2−b]ピリジン−3−カルボン酸イソプロピル
【0071】
【化36】
【0072】2mlのトリメチルシリルイミダゾールを
30mlのDMF中の2gの実施例Iからの化合物に加
え、混合物をアルゴン雰囲気下で90℃にゆっくり加熱
する。2時間後、さらに2mlのトリメチルシリルイミ
ダゾールを加え、混合物をさらに2時間撹拌する。その
後それを冷却し、水中に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出
し、合わせた酢酸エチル相を水で洗浄し、乾燥し、濃縮
する。得られる粗生成物をシリカゲルカラム上でトルエ
ン/アセトン混合物を用いて精製する。透明の画分を合
わせ、濃縮する。得られた残留物をアセトニトリルを用
いて結晶化し、吸引濾過し、アセトニトリルで洗浄す
る。560mgの無色の物質が187−189℃の融点
で得られる。
【0073】表1に挙げる化合物を、実施例1及び2の
指示と同様にして製造する:
【0074】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 495/04 105 A 9165−4C (72)発明者 アレクサンダー・シユトラウプ ドイツ42113ブツペルタール・モースプフ アート30 (72)発明者 マルテイン・ベヘム ドイツ42111ブツペルタール・ハンス−ベ ツクラー−シユトラーセ102 (72)発明者 ライナー・グロス ドイツ42115ブツペルタール・プラツツホ フシユトラーセ23 (72)発明者 ジークベルト・ヘビシユ ドイツ46244ボツトロープ・ヨハン−ブロ イカー−プラツツ8 (72)発明者 ヨアヒム・ヒユツター ドイツ42349ブツペルタール・テツシエン −ズートベルガーシユトラーセ13 (72)発明者 ハワード−ポール・ラウンデイング ドイツ42115ブツペルタール・パールケシ ユトラーセ15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、 Aは硫黄原子又は−CH2−基を示し、 R1は水素、アミノ、シアノ、ホルミル又はトリフルオ
    ロメチルを示すか、 あるいは場合によりヒドロキシル又は式−NR67、−
    O−CO−R8、−O−(CH2a−OR8’又は−O−
    (CH2b−NR910の基により置換されていること
    ができる炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
    キルを示し、ここでR6、R7、R9及びR10は同一又は
    異なり水素、フェニル又は炭素数が最高6の直鎖状もし
    くは分枝鎖状アルキルを示し、 R8及びR8’は同一又は異なり炭素数が最高6の直鎖状
    もしくは分枝鎖状アルキルを示し、 a及びbは同一又は異なり2、3、4又は5の数を示
    し、 R2は式−CO−NR1112又は−CO−D−R13の基
    を示し、ここでR11及びR12は同一又は異なり水素又は
    場合によりハロゲン、ヒドロキシル又はシアノにより、
    あるいはそれぞれ炭素数が6−10のアリール、アリー
    ルオキシ又はアリールチオにより、あるいはS、N及び
    Oから成る群より選ばれる最高3個の複素原子を有する
    5−から7−員飽和又は不飽和複素環基により置換され
    ていることができる炭素数が最高8の直鎖状、分枝鎖状
    もしくは環状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、ここで
    環としてはハロゲン又はシアノにより、あるいはそれぞ
    れ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、
    アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカルボニル、ハ
    ロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲノアル
    キルチオにより置換されていることができるか、又は場
    合によりハロゲン又はシアノにより、あるいはそれぞれ
    炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、ア
    ルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカルボニル、ハロ
    ゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲノアルキ
    ルチオにより同一又は異なる方法で最高2回置換されて
    いることができる炭素数が6−10のアリール、又は
    S、N及びOから成る群より選ばれる最高3個の複素原
    子を有する5−から7−員飽和又は不飽和複素環基を示
    すか、又はR11及びR12は一緒になって、及び窒素原子
    を含み、場合により酸素原子により、あるいは式S
    (O)d、−CO−又は−NR15の基により中断されて
    いることができる3−から8−員飽和又は不飽和複素環
    基を形成し、ここでdは0、1又は2の数を示し、 R15は水素又は場合によりハロゲン又はシアノにより、
    あるいはそれぞれ炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝
    鎖状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ又はアルコキ
    シカルボニルにより、あるいはそれぞれ炭素数が最高4
    のハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲノ
    アルキルチオにより同一又は異なる方法で最高2回置換
    されていることができる炭素数が6−10のアリールを
    示すか、又は場合によりヒドロキシル又はハロゲンによ
    り、あるいはそれぞれ炭素数が6−10のアリールある
    いはS、N及びOから成る群より選ばれる最高3個の複
    素原子を有する5−から7−員飽和又は不飽和複素環基
    により置換されていることができる炭素数が最高8の環
    状、直鎖状もしくは分枝鎖状飽和又は不飽和炭化水素基
    を示し、環としてはハロゲン又はシアノにより、あるい
    はそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
    ルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカルボ
    ニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又はハロ
    ゲノアルキルチオにより同一又は異なる方法で最高2回
    置換されていることができ、 複素環基は場合によりそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状
    もしくは分枝鎖状アルコキシ又はアルキルチオにより、
    ハロゲン、炭素数が6−10のアリール、又はS、N及
    びOから成る群より選ばれる最高3個の複素原子を有す
    る5−から7−員飽和又は不飽和複素環基により、ある
    いはそれとして炭素数が6−10のアリールにより置換
    されていることができる炭素数が最高4の直鎖状もしく
    は分枝鎖状アルキルにより置換されていることができ、 Dは直接結合又は酸素原子を示し、 R13は水素又は炭素数が6−10のアリールあるいは
    S、N及びOから成る群より選ばれる最高3個の複素原
    子を有する5−から7−員飽和又は不飽和複素環基を示
    し、ここで環は場合によりハロゲン又はシアノにより、
    あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝
    鎖状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシ
    カルボニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又
    はハロゲノアルキルチオにより同一又は異なる方法で最
    高3回置換されていることができるか、又は炭素数が最
    高10の環状、直鎖状もしくは分枝鎖状飽和又は不飽和
    炭化水素基を示し、それは場合により酸素により、又は
    −CO−、−CO−NH−、−O−CO−、−CO−O
    −、−NH−CO−、−SO2−NH−、−NH−SO2
    −、−S(O)e−又は−NR16−により同一又は異な
    る方法で最高3回中断されていることができ、ここでe
    はdの上記の意味を有し、それと同一又は異なり、 R16はR15の上記の意味を有し、それと同一又は異なる
    か、又は炭素基は場合により炭素数が6−10のアリー
    リデンあるいは式 【化2】 の複素環基により同一又は異なる方法で最高3回中断さ
    れていることができ、ここでf及びgは同一又は異なり
    1又は2の数を示し、 アリール及び複素環としてはハロゲン又はシアノによ
    り、あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは
    分枝鎖状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルコ
    キシカルボニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキ
    シ又はハロゲノアルキルチオにより置換されていること
    ができ、 炭化水素基は場合により炭素数が3−8のシクロアルキ
    ル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル又は−O
    −NO2により、あるいはそれぞれ炭素数が最高8の直
    鎖状もしくは分枝鎖状アルキルチオ、アルコキシ又はア
    シルオキシにより、あるいはそれぞれ炭素数が6−10
    のアリール、アリールオキシ又はアリールチオにより、
    あるいはS、N及びOから成る群より選ばれる最高3個
    の複素原子を有する5−から7−員飽和又は不飽和複素
    環基により同一又は異なる方法で最高3回置換されてい
    ることができ、ここで環としてはハロゲン又はシアノに
    より、あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしく
    は分枝鎖状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アル
    コキシカルボニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコ
    キシ又はハロゲノアルキルチオにより同一又は異なる方
    法で最高3回置換されていることができるか、又は炭化
    水素基は式−CO2−R17、−CONR1819、−NR
    2021の基により置換されていることができ、ここでR
    17はR15の上記の意味を有し、それと同一又は異なりR
    18、R19、R20及びR21はR11及びR12の上記の意味を
    有し、それらと同一又は異なり、 R3は炭素数が6−10のアリールを示し、それは場合
    によりハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチ
    ル、トリフルオロメトキシ又はトリフルオロメチルチオ
    により、あるいはそれぞれ炭素数が最高8の直鎖状もし
    くは分枝鎖状アルキル、アルコキシ又はアルコキシカル
    ボニルにより、あるいはカルボキシルにより同一又は異
    なる方法で最高2回置換されていることができるか、又
    は場合によりハロゲンに置換されていることができるチ
    エニル又はピリジルを示す]の4−キノリル−ジヒドロ
    ピリジン及びその塩。
  2. 【請求項2】 Aが硫黄原子又は−CH2−基を示し、
    1は水素、アミノ、シアノ、ホルミル又はトリフルオ
    ロメチルを示すか、あるいは場合によりヒドロキシル又
    は式−NR67、−O−CO−R8、−O−(CH2a
    −OR8’又は−O−(CH2b−NR910の基により
    置換されていることができる炭素数が最高6の直鎖状も
    しくは分枝鎖状アルキルを示し、ここでR6、R7、R9
    及びR10は同一又は異なり水素、フェニル又は炭素数が
    最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、R8
    及びR8’は同一又は異なり炭素数が最高4の直鎖状も
    しくは分枝鎖状アルキルを示し、a及びbは同一又は異
    なり2、3又は4の数を示し、R2は式−CO−NR11
    12又は−CO−D−R13の基を示し、ここでR11及び
    12は同一又は異なり水素又は場合によりフッ素、塩
    素、ヒドロキシル又はシアノにより、あるいはフェニ
    ル、フェノキシ、フェニルチオ又はピリジルにより置換
    されていることができる炭素数が最高6の直鎖状、分枝
    鎖状もしくは環状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、こ
    こで環としてはフッ素又は塩素により、あるいはそれぞ
    れ炭素数が最高2のアルキル、アルコキシ又はアルコキ
    シカルボニルにより、あるいはトリフルオロメチル又は
    トリアルオロメトキシにより置換されていることができ
    るか、又は場合によりフッ素又は塩素により、あるいは
    それぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
    キル、アルコキシ、アルキルチオ又はアルコキシカルボ
    ニルにより、あるいはトリフルオロメチル又はトリフル
    オロメトキシ置換されていることができるフェニル又は
    ピリジルを示すか、又はR11及びR12は一緒になって、
    及び窒素原子を含み、場合により酸素原子により、ある
    いは式S(O)d、−CO−又は−NR15の基により中
    断されていることができる5−から7−員飽和又は不飽
    和複素環基を形成し、ここでdは0、1又は2の数を示
    し、R15は水素又は場合によりフッ素又は塩素により、
    あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝
    鎖状アルキル又はアルコキシにより、あるいはトリフル
    オロメチル又はトリフルオロメトキシにより置換されて
    いることができるフェニルを示すか、又は場合によりフ
    ッ素又は塩素により、あるいはフェニル又はS、N及び
    Oから成る群より選ばれる最高2個の複素原子を有する
    5−から7−員飽和又は不飽和複素環基により置換され
    ていることができる炭素数が最高4の環状、直鎖状もし
    くは分枝鎖状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、環とし
    てはフッ素又は塩素により、あるいはそれぞれ炭素数が
    最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル又はアルコキ
    シ、又はトリフルオロメチルあるいはトリフルオロメト
    キシにより置換されていることができ、Dは直接結合又
    は酸素原子を示し、R13は水素又はフェニルあるいはピ
    リジルを示し、それは場合によりフッ素又は塩素によ
    り、あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは
    分枝鎖状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ又はアル
    コキシカルボニルにより、あるいはトリフルオロメチル
    又はトリフルオロメトキシにより置換されていることが
    できるか、又は炭素数が最高8の環状、直鎖状もしくは
    分枝鎖状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、それは場合
    により酸素により、又は−CO−、−CO−NH−、−
    O−CO−、−CO−O−、−NH−CO−、−SO2
    −NH−、−NH−SO2−、−S(O)e−又は−NR
    16−により同一又は異なる方法で最高2回中断されてい
    ることができ、ここでeはdの上記の意味を有し、それ
    と同一又は異なり、R16はR15の上記の意味を有し、そ
    れと同一又は異なるか、又は炭素基は場合によりフェニ
    リデンあるいは式 【化3】 の複素環基により中断されていることができ、ここでf
    及びgは同一又は異なり1又は2の数を示し、炭化水素
    基は場合によりシクロプロピル、シクロブチル、シクロ
    ペンチル、シクロヘキシル、フッ素、塩素、ニトロ、シ
    アノ、ヒドロキシル又は−O−NO2により、あるいは
    それぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
    キルチオ、アルコキシ又はアシルオキシにより、あるい
    はフェニル、フェノキシ、フェニルチオ又はピリジルに
    より同一又は異なる方法で最高2回置換されていること
    ができ、ここで環としてはフッ素、塩素又はシアノによ
    り、あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは
    分枝鎖状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルコ
    キシカルボニルにより、あるいはトリフルオロメチル又
    はトリフルオロメトキシにより同一又は異なる方法で最
    高2回置換されていることができるか、又は炭化水素基
    は場合により式−CO2−R17、−CONR1819、−
    NR2021の基により置換されていることができ、ここ
    でR17はR15の上記の意味を有し、それと同一又は異な
    りR18、R19、R20及びR21はR11及びR12の上記の意
    味を有し、それらと同一又は異なり、R3はフェニルを
    示し、それは場合によりフッ素、塩素、ニトロ、シアノ
    又はトリフルオロメチルにより、あるいはそれぞれ炭素
    数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル又はアル
    コキシにより、あるいはヒドロキシルにより置換されて
    いることができるか、又は場合によりフッ素、塩素又は
    臭素に置換されていることができるチエニル又はピリジ
    ルを示す]の請求項1に記載の一般式(I)の化合物及
    びその塩。
  3. 【請求項3】 Aが硫黄原子又は−CH2−基を示し、
    1は水素、アミノ、シアノ、ホルミル又はトリフルオ
    ロメチルを示すか、あるいは場合によりヒドロキシル又
    は式−NR67、−O−CO−R8、−O−(CH2a
    −OR8’又は−O−(CH2b−NR910の基により
    置換されていることができる炭素数が最高3の直鎖状も
    しくは分枝鎖状アルキルを示し、ここでR6、R7、R9
    及びR10は同一又は異なり水素、メチル又はエチルを示
    し、R8及びR8’は同一又は異なりメチル又はエチルを
    示し、a及びbは同一又は異なり2又は3の数を示し、
    2は式−CO−NR1112又は−CO−D−R13の基
    を示し、ここでR11及びR12は同一又は異なり水素又は
    場合によりフッ素、塩素、フェニル又はピリジルにより
    置換されていることができる炭素数が最高6の直鎖状、
    分枝鎖状もしくは環状飽和又は不飽和炭化水素基を示す
    か、又はR11及びR12は一緒になって、及び窒素原子を
    含み、場合により酸素又は硫黄原子により、あるいは基
    NR15により中断されていることができる5−から6−
    員不飽和複素環基を形成し、ここでR15は水素又は場合
    によりフッ素、塩素、メチル、メトキシ又はトリフルオ
    ロメチルにより置換されていることができるフェニルを
    示すか、又は場合によりフェニル又はピリジルにより置
    換されていることができる炭素数が最高4の環状、直鎖
    状もしくは分枝鎖状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、
    Dは直接結合又は酸素原子を示し、R13は水素又はフェ
    ニルを示し、それは場合によりフッ素、塩素、メチル、
    メトキシ又はトリフルオロメチルにより置換されている
    ことができるか、又は炭素数が最高6の環状、直鎖状も
    しくは分枝鎖状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、それ
    は場合により酸素又は硫黄により、あるいは−CO−、
    −CO−NH−、−O−CO−、−CO−O−、−NH
    −CO−、−SO2−NH−、−NH−SO2−又は−N
    16−により中断されていることができ、ここでR16
    15の上記の意味を有し、それと同一又は異なるか、又
    は炭化水素基は場合によりフェニリデンあるいは式 【化4】 の複素環基により中断されていることができ、ここでf
    及びgは同一又は異なり1又は2の数を示し、炭化水素
    基は場合によりシクロプロピル、シクロブチル、シクロ
    ペンチル、シクロヘキシル、フッ素、塩素、ニトロ又は
    ヒドロキシルにより、あるいはそれぞれ炭素数が最高5
    の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルチオ又はアルコキシ
    により、あるいはフェニル、フェノキシ、フェニルチオ
    又はピリジルにより置換されていることができ、ここで
    環としてはフッ素、塩素、メチル、メトキシ又はメチル
    チオにより置換されていることができるか、又は式−C
    2−R17、−CONR1819、−NR2021の基によ
    り置換されていることができ、ここでR17はR15の上記
    の意味を有し、それと同一又は異なりR18、R19、R20
    及びR21はR11及びR12の上記の意味を有し、それらと
    同一又は異なり、R3はフェニルを示し、それは場合に
    よりフッ素、塩素、ニトロ又はトリフルオロメチルによ
    り、あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは
    分枝鎖状アルキル又はアルコキシにより置換されている
    ことができるか、又は場合によりフッ素又は塩素に置換
    されていることができるチエニルを示す]の請求項1に
    記載の一般式(I)の化合物及びその塩。
  4. 【請求項4】 Aが硫黄原子又は−CH2−基を示し、
    1は水素、アミノ又はメチルを示し、R2は式−CO−
    NR1112又は−CO−D−R13の基を示し、ここでR
    11及びR12は同一又は異なり水素又は炭素数が最高6の
    直鎖状、分枝鎖状もしくは環状アルキル基を示し、Dは
    酸素原子を示し、R13は水素又は炭素数が最高6の直鎖
    状もしくは分枝鎖状アルキル基を示し、それは場合によ
    りシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又は
    シクロヘキシルにより、あるいはそれぞれ炭素数が最高
    4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシ又はアルキルチ
    オにより、あるいはフッ素、フェニル、フェノキシ又は
    −NR2021の基により置換されていることができ、こ
    こでR20及びR21はそれぞれの場合に水素又は場合によ
    りフェニルに置換されていることができる炭素数が最高
    4のアルキル又はフェニルを示し、R3はフェニルを示
    し、それは場合によりフッ素、塩素、メチル又はメトキ
    シに置換されていることができる]の請求項1に記載の
    一般式(I)の化合物及びその塩。
  5. 【請求項5】 Aが−CH2基を示す場合、[A]一般
    式(II) 【化5】 [式中、 R3は上記の意味を有する]の化合物を最初に一般式
    (III) L−CO−CH2−R2 (III) [式中、 R2は上記の意味を有し、LはR1の上記の意味を有し、
    ヒドロキシル及び/又はアミノ官能基の場合これらの官
    能基は場合により保護形態で存在する]のアシル化合物
    と反応させ、場合により一般式(IV) 【化6】 [式中、 R2、R3及びLは上記の意味を有する]のイリデン化合
    物を単離し、その後式(V) 【化7】 の化合物及び活性アンモニウム化合物と不活性溶媒中で
    反応させ、場合により一般式(VI) 【化8】 [式中、 R2、R3及びLは上記の意味を有する]の中間体を単離
    し、一般式(VI)の化合物の場合、最終段階で助剤の
    存在下で水を除去する、又は[B]一般式(II)の化
    合物を一般式(V)の化合物及び一般式(VII) [式中、 L及びR2は上記の意味を有する]と直接反応させる、
    及び[C]Aが硫黄原子を示す一般式(I)の化合物の
    場合、一般式(II)の化合物を最初に一般式(II
    I)の化合物と反応させ、場合により[A]に記載の通
    りに一般式(IV)の対応するイリデン化合物を単離
    し、その後アンモニア又はアンモニウム塩の存在下で一
    般式(VIII) 【化9】 [式中、 T及びVは同一又は異なりC1−C6−アルキルを示す]
    の化合物と、又は直接一般式(IX) 【化10】 [式中、 T及びVは上記の意味を有する]の化合物と不活性溶媒
    中で反応させ、場合により一般式(X) 【化11】 [式中、 R2、R3、L、V及びTは上記の意味を有する]の化合
    物を単離し、一般式(X)の化合物を塩基又は酸を用い
    て環化する、あるいは[D]一般式(XI) 【化12】 [式中、 R2、R3、T及びLは上記の意味を有し、 Xはハロゲンを示す]の化合物を不活性溶媒中でチオア
    シル酸の塩との反応により一般式(X)の化合物に変換
    し、[B]に記載の通りに環化する、又は[E]一般式
    (II)の化合物を最初に一般式(VIII)の化合物
    と反応させ、場合により一般式(XII) 【化13】 [式中、 R3、T及びVは上記の意味を有する]の対応するイリ
    デン化合物を単離し、第2段階で不活性溶媒中の一般式
    (XIII) 【化14】 [式中R2及びLは上記の意味を有する]の化合物との
    反応を行うことを特徴とする、一般式(I) 【化15】 [式中、 Aは硫黄原子又は−CH2−基を示し、 R1は水素、アミノ、シアノ、ホルミル又はトリフルオ
    ロメチルを示すか、あるいは場合によりヒドロキシル又
    は式−NR67、−O−CO−R8、−O−(CH2a
    −OR8’又は−O−(CH2b−NR910の基により
    置換されていることができる炭素数が最高8の直鎖状も
    しくは分枝鎖状アルキルを示し、ここでR6、R7、R9
    及びR10は同一又は異なり水素、フェニル又は炭素数が
    最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、 R8及びR8’は同一又は異なり炭素数が最高6の直鎖状
    もしくは分枝鎖状アルキルを示し、 a及びbは同一又は異なり2、3、4又は5の数を示
    し、 R2は式−CO−NR1112又は−CO−D−R13の基
    を示し、ここでR11及びR12は同一又は異なり水素又は
    場合によりハロゲン、ヒドロキシル又はシアノにより、
    あるいはそれぞれ炭素数が6−10のアリール、アリー
    ルオキシ又はアリールチオにより、あるいはS、N及び
    Oから成る群より選ばれる最高3個の複素原子を有する
    5−から7−員飽和又は不飽和複素環基により置換され
    ていることができる炭素数が最高8の直鎖状、分枝鎖状
    もしくは環状飽和又は不飽和炭化水素基を示し、ここで
    環としてはハロゲン又はシアノにより、あるいはそれぞ
    れ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、
    アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカルボニル、ハ
    ロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲノアル
    キルチオにより置換されていることができるか、又は場
    合によりハロゲン又はシアノにより、あるいはそれぞれ
    炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、ア
    ルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカルボニル、ハロ
    ゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲノアルキ
    ルチオにより同一又は異なる方法で最高2回置換されて
    いることができる炭素数が6−10のアリール、又は
    S、N及びOから成る群より選ばれる最高3個の複素原
    子を有する5−から7−員飽和又は不飽和複素環基を示
    すか、又はR11及びR12は一緒になって、及び窒素原子
    を含み、場合により酸素原子により、あるいは式S
    (O)d、−CO−又は−NR15の基により中断されて
    いることができる3−から8−員飽和又は不飽和複素環
    基を形成し、ここでdは0、1又は2の数を示し、 R15は水素又は場合によりハロゲン又はシアノにより、
    あるいはそれぞれ炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝
    鎖状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ又はアルコキ
    シカルボニルにより、あるいはそれぞれ炭素数が最高4
    のハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又はハロゲノ
    アルキルチオにより同一又は異なる方法で最高2回置換
    されていることができる炭素数が6−10のアリールを
    示すか、又は場合によりヒドロキシル又はハロゲンによ
    り、あるいはそれぞれ炭素数が6−10のアリールある
    いはS、N及びOから成る群より選ばれる最高3個の複
    素原子を有する5−から7−員飽和又は不飽和複素環基
    により置換されていることができる炭素数が最高8の環
    状、直鎖状もしくは分枝鎖状飽和又は不飽和炭化水素基
    を示し、環としてはハロゲン又はシアノにより、あるい
    はそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
    ルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカルボ
    ニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又はハロ
    ゲノアルキルチオにより同一又は異なる方法で最高2回
    置換されていることができ、 複素環基は場合によりそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状
    もしくは分枝鎖状アルコキシ又はアルキルチオにより、
    ハロゲン、炭素数が6−10のアリール、又はS、N及
    びOから成る群より選ばれる最高3個の複素原子を有す
    る5−から7−員飽和又は不飽和複素環基により、ある
    いはそれとして炭素数が6−10のアリールにより置換
    されていることができる炭素数が最高4の直鎖状もしく
    は分枝鎖状アルキルにより置換されていることができ、 Dは直接結合又は酸素原子を示し、 R13は水素又は炭素数が6−10のアリールあるいは
    S、N及びOから成る群より選ばれる最高3個の複素原
    子を有する5−から7−員飽和又は不飽和複素環基を示
    し、ここで環は場合によりハロゲン又はシアノにより、
    あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝
    鎖状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシ
    カルボニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ又
    はハロゲノアルキルチオにより同一又は異なる方法で最
    高3回置換されていることができるか、又は炭素数が最
    高10の環状、直鎖状もしくは分枝鎖状飽和又は不飽和
    炭化水素基を示し、それは場合により酸素により、又は
    −CO−、−CO−NH−、−O−CO−、−CO−O
    −、−NH−CO−、−SO2−NH−、−NH−SO2
    −、−S(O)e−又は−NR16−により同一又は異な
    る方法で最高3回中断されていることができ、ここでe
    はdの上記の意味を有し、それと同一又は異なり、 R16はR15の上記の意味を有し、それと同一又は異なる
    か、又は炭素基は場合により炭素数が6−10のアリー
    リデンあるいは式 【化16】 の複素環基により同一又は異なる方法で最高3回中断さ
    れていることができ、ここでf及びgは同一又は異なり
    1又は2の数を示し、 アリール及び複素環としてはハロゲン又はシアノによ
    り、あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしくは
    分枝鎖状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルコ
    キシカルボニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキ
    シ又はハロゲノアルキルチオにより置換されていること
    ができ、 炭化水素基は場合により炭素数が3−8のシクロアルキ
    ル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル又は−O
    −NO2により、あるいはそれぞれ炭素数が最高8の直
    鎖状もしくは分枝鎖状アルキルチオ、アルコキシ又はア
    シルオキシにより、あるいはそれぞれ炭素数が6−10
    のアリール、アリールオキシ又はアリールチオにより、
    あるいはS、N及びOから成る群より選ばれる最高3個
    の複素原子を有する5−から7−員飽和又は不飽和複素
    環基により同一又は異なる方法で最高3回置換されてい
    ることができ、ここで環としてはハロゲン又はシアノに
    より、あるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖状もしく
    は分枝鎖状アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アル
    コキシカルボニル、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコ
    キシ又はハロゲノアルキルチオにより同一又は異なる方
    法で最高3回置換されていることができるか、又は炭化
    水素基は式−CO2−R17、−CONR1819、−NR
    2021の基により置換されていることができ、ここでR
    17はR15の上記の意味を有し、それと同一又は異なりR
    18、R19、R20及びR21はR11及びR12の上記の意味を
    有し、それらと同一又は異なり、 R3は炭素数が6−10のアリールを示し、それは場合
    によりハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチ
    ル、トリフルオロメトキシ又はトリフルオロメチルチオ
    により、あるいはそれぞれ炭素数が最高8の直鎖状もし
    くは分枝鎖状アルキル、アルコキシ又はアルコキシカル
    ボニルにより、あるいはカルボキシルにより同一又は異
    なる方法で最高2回置換されていることができるか、又
    は場合によりハロゲンに置換されていることができるチ
    エニル又はピリジルを示す]の化合物の製造法。
  6. 【請求項6】 血管心臓患者(angiocardio
    patient)の処置において用いるための請求項1
    に記載の一般式(I)の化合物。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の一般式(I)の化合物
    を少なくとも1種類含む薬剤。
  8. 【請求項8】 少なくとも1種類の請求項1に記載の一
    般式(I)の化合物を場合により通常の助剤及び担体物
    質と共に投与に適した形態に変換することを特徴とする
    薬剤の製造法。
  9. 【請求項9】 正の変力作用(inotropic)効
    果を有する薬剤における請求項1に記載の一般式(I)
    の化合物の利用。
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