JPH06321425A - ワイヤ案内装置 - Google Patents
ワイヤ案内装置Info
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- JPH06321425A JPH06321425A JP11066693A JP11066693A JPH06321425A JP H06321425 A JPH06321425 A JP H06321425A JP 11066693 A JP11066693 A JP 11066693A JP 11066693 A JP11066693 A JP 11066693A JP H06321425 A JPH06321425 A JP H06321425A
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- wire
- guide
- guide device
- winding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻線機のワイヤ案内装置で並設的に供給され
るワイヤの撚れや絡みを防止する。 【構成】 並設ワイヤ9を巻線供給源3からノズル18
に至るワイヤ案内経路に配設された案内部材50‥‥の
円周に対向して、所定間隔を置いてワイヤ抜け止めピン
55を設けてワイヤ供給時の案内部材50からの離脱を
防止する。
るワイヤの撚れや絡みを防止する。 【構成】 並設ワイヤ9を巻線供給源3からノズル18
に至るワイヤ案内経路に配設された案内部材50‥‥の
円周に対向して、所定間隔を置いてワイヤ抜け止めピン
55を設けてワイヤ供給時の案内部材50からの離脱を
防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻線機に用いて有用なワ
イヤ案内装置に係わり、特にワイヤ抜止めを施したワイ
ヤ案内装置に関する。
イヤ案内装置に係わり、特にワイヤ抜止めを施したワイ
ヤ案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、偏向ヨークの鞍型コイル等を
巻回するための巻線機には巻回するワイヤをワークであ
る偏向ヨーク枠にスムーズに巻回するために複数のワイ
ヤを同時にガイドするワイヤ案内装置が用いられてい
る。
巻回するための巻線機には巻回するワイヤをワークであ
る偏向ヨーク枠にスムーズに巻回するために複数のワイ
ヤを同時にガイドするワイヤ案内装置が用いられてい
る。
【0003】図11で、この様な偏向ヨークコイル巻線
機のワイヤ案内装置を説明する。図で1は全体として偏
向ヨークコイル巻線機を示し、机状の筐体1a上に巻線
機構が載置されている。この巻線機構のうち2はテンシ
ョナーで筐体1aの後方に取り付けられている。巻線供
給源3の供給リールから供給された複数のワイヤ9を、
テンショナー2を介してノズルユニット4内のノズル1
8に挿通し、ホルダユニット7上に載置した例えば、偏
向ヨークの偏向ヨーク枠21上にノズルユニット4のノ
ズル18を挿入してワイヤ9を巻回して、鞍型コイルを
得る様に成されている。
機のワイヤ案内装置を説明する。図で1は全体として偏
向ヨークコイル巻線機を示し、机状の筐体1a上に巻線
機構が載置されている。この巻線機構のうち2はテンシ
ョナーで筐体1aの後方に取り付けられている。巻線供
給源3の供給リールから供給された複数のワイヤ9を、
テンショナー2を介してノズルユニット4内のノズル1
8に挿通し、ホルダユニット7上に載置した例えば、偏
向ヨークの偏向ヨーク枠21上にノズルユニット4のノ
ズル18を挿入してワイヤ9を巻回して、鞍型コイルを
得る様に成されている。
【0004】図11で5はガイドユニット、6は絡げユ
ニットであり、X,Zステージの内蔵されたX,Zユニ
ット10,10によってガイドユニット5及び絡げユニ
ット6を介してノズルユニット4に挿通されたワイヤ9
を偏向ヨーク枠21に巻回する際に案内したり、絡げた
りする動作が行なわれる。又、8はワイヤ9をカット或
はクランプするカッタ或はクランパである。
ニットであり、X,Zステージの内蔵されたX,Zユニ
ット10,10によってガイドユニット5及び絡げユニ
ット6を介してノズルユニット4に挿通されたワイヤ9
を偏向ヨーク枠21に巻回する際に案内したり、絡げた
りする動作が行なわれる。又、8はワイヤ9をカット或
はクランプするカッタ或はクランパである。
【0005】上述の偏向ヨークコイル巻線機のワイヤ案
内装置の構成を詳記する。図12に示す様にテンショナ
ー2は筐体1a上面から後方に突出する様にアーム11
の先端に固定され、略々矩形状と成された、テンション
アーム取付部材12にはリール14及びガイドローラ1
5,16並にテンションアーム13が回動自在に配設さ
れている。アーム11の先端には更に、ワイヤ9をガイ
ドするためのローラを先端に回転自在に枢着したV字状
のローラ支持アーム17が取り付けられている。
内装置の構成を詳記する。図12に示す様にテンショナ
ー2は筐体1a上面から後方に突出する様にアーム11
の先端に固定され、略々矩形状と成された、テンション
アーム取付部材12にはリール14及びガイドローラ1
5,16並にテンションアーム13が回動自在に配設さ
れている。アーム11の先端には更に、ワイヤ9をガイ
ドするためのローラを先端に回転自在に枢着したV字状
のローラ支持アーム17が取り付けられている。
【0006】テンションアーム取付部材12に回動自在
に取り付けられたリール14は摩擦力を付与するため
に、巻線供給源3の供給リールから引き出されたワイヤ
(本例では図11に示す様にテンショナー2は3個あ
り、3本のワイヤが引き出されて同時に巻回される)9
はローラ支持アーム17に回動自在に枢着したローラを
通じてテンションアーム取付部材12に配設したローラ
16及び15を介して、プーリ14を囲繞する様に巻回
した後にテンションアーム13の先端に設けたローラを
通ってノズルユニット4のノズル18に挿通される。2
0はノズルユニット4と共にX,Z軸方向に移動可能な
ローラを有するガイドアームであり、ワイヤ9はこのロ
ーラ20で方向転換が成され、ノズルユニット4のノズ
ル18に挿通される。
に取り付けられたリール14は摩擦力を付与するため
に、巻線供給源3の供給リールから引き出されたワイヤ
(本例では図11に示す様にテンショナー2は3個あ
り、3本のワイヤが引き出されて同時に巻回される)9
はローラ支持アーム17に回動自在に枢着したローラを
通じてテンションアーム取付部材12に配設したローラ
16及び15を介して、プーリ14を囲繞する様に巻回
した後にテンションアーム13の先端に設けたローラを
通ってノズルユニット4のノズル18に挿通される。2
0はノズルユニット4と共にX,Z軸方向に移動可能な
ローラを有するガイドアームであり、ワイヤ9はこのロ
ーラ20で方向転換が成され、ノズルユニット4のノズ
ル18に挿通される。
【0007】テンションアーム13は弾性を有するロッ
ド等で構成され、テンションアーム取付部材12の枢軸
19を中心に常時反時計方向に向かう偏倚力が付与され
ている。
ド等で構成され、テンションアーム取付部材12の枢軸
19を中心に常時反時計方向に向かう偏倚力が付与され
ている。
【0008】図13に上記したワイヤ案内装置の全体的
案内経路を模式的に示す。即ち、ワイヤ9の案内経路と
しては巻線供給源3の供給リール3から繰り出された本
例で、3本のワイヤ9は図14で後述する連設されたプ
ーリ或はローラを介してノズル18に達する。
案内経路を模式的に示す。即ち、ワイヤ9の案内経路と
しては巻線供給源3の供給リール3から繰り出された本
例で、3本のワイヤ9は図14で後述する連設されたプ
ーリ或はローラを介してノズル18に達する。
【0009】即ち、ワイヤ9はアーム11上に回動自在
に枢着された第1のローラ11a(後述するも案内部材
50であってもよい)及び第2のローラ11bを経てテ
ンションアーム取付部材部材12上に回動自在に枢着さ
れた第1のローラ16及び第2のローラ15(50)並
にプーリ14(50)を半周以上囲繞して、テンション
アーム13に回動自在に枢着したローラ13a(50)
を介して、ガイドアーム20上に回動自在に枢着したロ
ーラ20a(50)に至り、ここで方向転換が成された
後に、ノズルユニット4のノズル18のチャック部4a
に穿った透孔4dに挿通された後にノズル18内に設け
られた第1及び第2のローラ4b(50)及び4c(5
0)を経て、ノズルの先端の透孔を通して引き出され、
ガイドユニット5や絡げユニット6によってホルダユニ
ット7上の偏向ヨーク枠21に鞍型コイル等を巻回する
様に成されている。
に枢着された第1のローラ11a(後述するも案内部材
50であってもよい)及び第2のローラ11bを経てテ
ンションアーム取付部材部材12上に回動自在に枢着さ
れた第1のローラ16及び第2のローラ15(50)並
にプーリ14(50)を半周以上囲繞して、テンション
アーム13に回動自在に枢着したローラ13a(50)
を介して、ガイドアーム20上に回動自在に枢着したロ
ーラ20a(50)に至り、ここで方向転換が成された
後に、ノズルユニット4のノズル18のチャック部4a
に穿った透孔4dに挿通された後にノズル18内に設け
られた第1及び第2のローラ4b(50)及び4c(5
0)を経て、ノズルの先端の透孔を通して引き出され、
ガイドユニット5や絡げユニット6によってホルダユニ
ット7上の偏向ヨーク枠21に鞍型コイル等を巻回する
様に成されている。
【0010】上述の3本のワイヤ9をガイドする案内手
段、即ちローラ11a,11b,15,16,13a,
20a並にプーリ14,4b,4cは図14に示す如
く、並設して供給されるワイヤ9,9,9をガイドする
連設したV字溝51が設けられたローラ或はプーリを3
個並設した合成樹脂等より成る案内部材50で構成して
もよく、この案内部材50は枢軸52に対しベアリング
53によって回動自在に嵌挿されている。
段、即ちローラ11a,11b,15,16,13a,
20a並にプーリ14,4b,4cは図14に示す如
く、並設して供給されるワイヤ9,9,9をガイドする
連設したV字溝51が設けられたローラ或はプーリを3
個並設した合成樹脂等より成る案内部材50で構成して
もよく、この案内部材50は枢軸52に対しベアリング
53によって回動自在に嵌挿されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成で説明
した案内部材50によると複数のワイヤ(本例では3本
であるが10本程度を同時に巻回することもあり、この
時、図14に示す案内部材のV字溝は10個となる。)
が並設され、長い線材経路を経て、ノズルにチャッキン
グされるために、この経路に置かれた案内部材50のV
字溝51内に1本毎のワイヤ9が嵌ってガイドされるこ
となく、隣接するV字溝51内に入り込み、ワイヤ9が
撚れる等の弊害を生じ、このような撚れが発生する毎に
巻回動作を停止させなければならず巻回の稼動効率を悪
くしていた。
した案内部材50によると複数のワイヤ(本例では3本
であるが10本程度を同時に巻回することもあり、この
時、図14に示す案内部材のV字溝は10個となる。)
が並設され、長い線材経路を経て、ノズルにチャッキン
グされるために、この経路に置かれた案内部材50のV
字溝51内に1本毎のワイヤ9が嵌ってガイドされるこ
となく、隣接するV字溝51内に入り込み、ワイヤ9が
撚れる等の弊害を生じ、このような撚れが発生する毎に
巻回動作を停止させなければならず巻回の稼動効率を悪
くしていた。
【0012】更に、ノズルユニット4に挿脱自在と成さ
れるノズルの先端がワークの湾曲部に形成した溝等に近
接してコイル巻回を行なう様な場合、或は巻線部位に近
接すると、その先端がワーク溝の湾曲部や巻線に当たっ
て巻回を行なうことが出来ず、巻回動作を停止させなけ
ればならない問題があった。
れるノズルの先端がワークの湾曲部に形成した溝等に近
接してコイル巻回を行なう様な場合、或は巻線部位に近
接すると、その先端がワーク溝の湾曲部や巻線に当たっ
て巻回を行なうことが出来ず、巻回動作を停止させなけ
ればならない問題があった。
【0013】本発明は叙上の如き問題点を解消したワイ
ヤ案内装置を提供しようとするもので極めて簡単な構造
で巻回動作の停止を行なわなくても済み、稼動効率の上
げられるワイヤ案内装置を提供しようとするものであ
る。
ヤ案内装置を提供しようとするもので極めて簡単な構造
で巻回動作の停止を行なわなくても済み、稼動効率の上
げられるワイヤ案内装置を提供しようとするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のワイヤ案内装置
はその例が図1に示されている様に、巻線供給源3から
繰り出されるワイヤ9を所定のワーク21に巻回する様
に成された巻線機のワイヤ案内装置に於いて、ワイヤ案
内装置内に複数の並設したワイヤ9を案内する案内手段
50を回動自在に配設し、案内手段50で案内される並
設ワイヤ9を挟む様にワイヤ抜止部材55を配設して成
るものである。
はその例が図1に示されている様に、巻線供給源3から
繰り出されるワイヤ9を所定のワーク21に巻回する様
に成された巻線機のワイヤ案内装置に於いて、ワイヤ案
内装置内に複数の並設したワイヤ9を案内する案内手段
50を回動自在に配設し、案内手段50で案内される並
設ワイヤ9を挟む様にワイヤ抜止部材55を配設して成
るものである。
【0015】
【作用】本発明のワイヤ案内装置によればワイヤを並設
案内する案内部材に接することなくワイヤ抜止部材とし
てピンを植立するだけでワイヤの撚れが生ぜず又、ノズ
ル先端に段部を形成するだけで巻回停止回数を減少させ
て稼動率を上昇可能なものが得られる。
案内する案内部材に接することなくワイヤ抜止部材とし
てピンを植立するだけでワイヤの撚れが生ぜず又、ノズ
ル先端に段部を形成するだけで巻回停止回数を減少させ
て稼動率を上昇可能なものが得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明のワイヤ案内装置を鞍型コイル
の巻回に用いる巻線機について詳記する。以下、本発明
のワイヤ案内装置の構成図である図1を説明するに先だ
ち本発明のワイヤ案内装置が使用されている偏向ヨーク
コイル巻線機の全体的構成を図2乃至図5によって説明
する。尚、従来構成で説明した図11及び図12との対
応部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
の巻回に用いる巻線機について詳記する。以下、本発明
のワイヤ案内装置の構成図である図1を説明するに先だ
ち本発明のワイヤ案内装置が使用されている偏向ヨーク
コイル巻線機の全体的構成を図2乃至図5によって説明
する。尚、従来構成で説明した図11及び図12との対
応部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0017】図2は本発明のワイヤ案内装置が用いられ
る偏向ヨークコイル巻線機の全体的構成図、第3はその
側面図、第4は平面図、第5は正面図を示すもので、巻
線機1の全体的構成は図11及び図12と同様の構成
で、机状の筐体1a上の前面側に設けたホルダユニット
7上にワークと成る漏斗状の偏向ヨーク枠21が載置さ
れ、X,Zステージから成るX,Zユニット10,10
は図4に示される様に筐体1aの上面の左右に配設さ
れ、絡げユニット6やガイドユニット5をX,Z軸方向
に移動させて、ノズルユニット2のノズル18に挿通し
たワイヤ9を摘んで偏向ヨーク枠21のコイル巻回位置
にガイドしたり、ワイヤ9の先端を偏向ヨーク枠21の
所定位置に摘みながら絡げる等の動作が行なわれる。
る偏向ヨークコイル巻線機の全体的構成図、第3はその
側面図、第4は平面図、第5は正面図を示すもので、巻
線機1の全体的構成は図11及び図12と同様の構成
で、机状の筐体1a上の前面側に設けたホルダユニット
7上にワークと成る漏斗状の偏向ヨーク枠21が載置さ
れ、X,Zステージから成るX,Zユニット10,10
は図4に示される様に筐体1aの上面の左右に配設さ
れ、絡げユニット6やガイドユニット5をX,Z軸方向
に移動させて、ノズルユニット2のノズル18に挿通し
たワイヤ9を摘んで偏向ヨーク枠21のコイル巻回位置
にガイドしたり、ワイヤ9の先端を偏向ヨーク枠21の
所定位置に摘みながら絡げる等の動作が行なわれる。
【0018】通常のバックテンション装置、即ちテンシ
ョナー2は図3に示す様に筐体1aの後方に突出して配
設され巻線供給源3の供給リールから供給されるワイヤ
9を負荷の大小に応じてバックテンションを掛ける様な
動作が成される。
ョナー2は図3に示す様に筐体1aの後方に突出して配
設され巻線供給源3の供給リールから供給されるワイヤ
9を負荷の大小に応じてバックテンションを掛ける様な
動作が成される。
【0019】本例のワイヤ案内装置ではこのテンショナ
ー2と、負荷となるワーク、即ち偏向ヨーク枠21との
間のテンショナー2の下流側にワイヤの緩みを吸収する
ワイヤ吸収手段22を設ける様にし、乱巻きの無い鞍型
コイルを巻回する様に成されている。
ー2と、負荷となるワーク、即ち偏向ヨーク枠21との
間のテンショナー2の下流側にワイヤの緩みを吸収する
ワイヤ吸収手段22を設ける様にし、乱巻きの無い鞍型
コイルを巻回する様に成されている。
【0020】図2乃至図5に示される様にワイヤ吸収手
段22は筐体1aの上面に固定された略々断面コ字状の
ベース23上に載置される。
段22は筐体1aの上面に固定された略々断面コ字状の
ベース23上に載置される。
【0021】このベース23上に固定されるサブ基板の
全体的な斜視図を図6に、正面図を図7に示す。サブ基
板24は全体として矩形状の板材の1角の矩辺と長辺の
一部を切り取った形状と成され、長辺方向に沿って段部
25を形成して板材の補強が成されている。26はベー
ス23に固定するための折り返し片であり、サブ基板2
4の上段部24aはその上面が凹状と成され、この上段
部24aの略中間左端位置にブロック状のワイヤガイド
27が固定されている。このワイヤガイド27にはブロ
ックの長手方向に本例では3個の透孔27a,27b,
27cが穿たれ、これら透孔27a,27b,27cに
巻線供給部3からテンショナー2を通して供給されて来
る3本のワイヤ9が挿通される。
全体的な斜視図を図6に、正面図を図7に示す。サブ基
板24は全体として矩形状の板材の1角の矩辺と長辺の
一部を切り取った形状と成され、長辺方向に沿って段部
25を形成して板材の補強が成されている。26はベー
ス23に固定するための折り返し片であり、サブ基板2
4の上段部24aはその上面が凹状と成され、この上段
部24aの略中間左端位置にブロック状のワイヤガイド
27が固定されている。このワイヤガイド27にはブロ
ックの長手方向に本例では3個の透孔27a,27b,
27cが穿たれ、これら透孔27a,27b,27cに
巻線供給部3からテンショナー2を通して供給されて来
る3本のワイヤ9が挿通される。
【0022】サブ基板24の上段部24aの手前側の突
部24cには軸28が植立され、この軸28にワイヤ押
圧レバー29が回動自在に枢着されている。このワイヤ
押圧レバー29の略々中間位置の下方に凸状のワイヤ押
圧片30が固定されている。更にワイヤ押圧レバー29
の側壁に植立したピン31とサブ基板24の下段部24
bに植立したピン32間に架張させたバネ33によっ
て、ワイヤ押圧レバー29を軸28を中心に時計方向に
回動する偏倚力を付与する様に成されているのでワイヤ
押圧レバー29の先端は後述する移動アーム34に植立
したカムフォロウ36に対接する様に成されている。
又、ワイヤ押圧片30と対向した上段部24aの側面に
は凹状のワイヤ押えブロック37が配設されている。こ
のワイヤ押えブロック37及びワイヤ押圧片30は3本
のワイヤを同時に押圧可能な構成と成されている。
部24cには軸28が植立され、この軸28にワイヤ押
圧レバー29が回動自在に枢着されている。このワイヤ
押圧レバー29の略々中間位置の下方に凸状のワイヤ押
圧片30が固定されている。更にワイヤ押圧レバー29
の側壁に植立したピン31とサブ基板24の下段部24
bに植立したピン32間に架張させたバネ33によっ
て、ワイヤ押圧レバー29を軸28を中心に時計方向に
回動する偏倚力を付与する様に成されているのでワイヤ
押圧レバー29の先端は後述する移動アーム34に植立
したカムフォロウ36に対接する様に成されている。
又、ワイヤ押圧片30と対向した上段部24aの側面に
は凹状のワイヤ押えブロック37が配設されている。こ
のワイヤ押えブロック37及びワイヤ押圧片30は3本
のワイヤを同時に押圧可能な構成と成されている。
【0023】サブ基板24の上段部24aの後方の突部
24の側面には第2の固定プーリ38とこのプーリ38
の上側に所定間隔を離してワイヤ抜け止めピン55が配
設されている。更に、第1の固定プーリ39及びワイヤ
抜け止めピン55が上段部24aの略々中間位置に配設
されている。
24の側面には第2の固定プーリ38とこのプーリ38
の上側に所定間隔を離してワイヤ抜け止めピン55が配
設されている。更に、第1の固定プーリ39及びワイヤ
抜け止めピン55が上段部24aの略々中間位置に配設
されている。
【0024】上記第1及び第2の固定プーリ39及び3
8は上段部24aの側面に植立した枢軸に回動自在に枢
着され、図14で説明した様に3本のワイヤ9を同時に
ガイドする様にプーリが3個並列的に並べられている
か、並設した3本のワイヤ9,9,9を案内するV字溝
を有する1個のプーリで構成された案内部材50と成さ
れている。
8は上段部24aの側面に植立した枢軸に回動自在に枢
着され、図14で説明した様に3本のワイヤ9を同時に
ガイドする様にプーリが3個並列的に並べられている
か、並設した3本のワイヤ9,9,9を案内するV字溝
を有する1個のプーリで構成された案内部材50と成さ
れている。
【0025】移動アーム34はユの字状に形成された板
材で構成され、ユの字状の移動アーム34を90°回転
させた第1及び第2の突部34a及び34b間に第1の
固定プーリ39が挟まれる様にサブ基板24の前面側に
配設する。
材で構成され、ユの字状の移動アーム34を90°回転
させた第1及び第2の突部34a及び34b間に第1の
固定プーリ39が挟まれる様にサブ基板24の前面側に
配設する。
【0026】移動アーム34の第1及び第2の突部34
a及び34bには第1及び第2の移動プーリ44及び4
5とワイヤ抜け止めピン55及び55を移動プーリの下
側に植立する。第1及び第2の移動プーリ44及び45
は第1及び第2の固定プーリと同一の形状の案内部材5
0と成され、移動アーム34に植立した枢軸に回動自在
に枢着されている。第1の突部34aの第1の移動プー
リ44の上側には、先に説明したカムフォロウ36が配
設されている。第1の突部34aの下端の移動アーム3
4とサブ基板24間にはスライドシリンダ47が配設さ
れ、このスライドシリンダ47は移動アーム34に固定
されている。尚、図7で48、はスライドシリンダ47
をエア制御するためのエア接栓である。
a及び34bには第1及び第2の移動プーリ44及び4
5とワイヤ抜け止めピン55及び55を移動プーリの下
側に植立する。第1及び第2の移動プーリ44及び45
は第1及び第2の固定プーリと同一の形状の案内部材5
0と成され、移動アーム34に植立した枢軸に回動自在
に枢着されている。第1の突部34aの第1の移動プー
リ44の上側には、先に説明したカムフォロウ36が配
設されている。第1の突部34aの下端の移動アーム3
4とサブ基板24間にはスライドシリンダ47が配設さ
れ、このスライドシリンダ47は移動アーム34に固定
されている。尚、図7で48、はスライドシリンダ47
をエア制御するためのエア接栓である。
【0027】上述の構成のワイヤ吸収手段22の動作を
以下に説明する。巻線供給源3の供給リールから引き出
された3本のワイヤ9,9,9は従来と同様の3個のテ
ンショナー2,2,2を通ってワイヤ吸収手段22のワ
イヤガイド27の透孔27a,27b,27cに挿通さ
れ、ワイヤ押圧片30とワイヤ押えブロック37間を通
過し、図8Aに示す様に第1の移動プーリ44の下端周
→第1の固定プーリ39の上端周→第2の移動プーリ4
5の下端周→第2の固定プーリ38の上端周を介して後
述するノズルユニット4のノズル18を経て偏向ヨーク
枠21の所定位置に絡げられて、巻回工程に入ることに
なる。
以下に説明する。巻線供給源3の供給リールから引き出
された3本のワイヤ9,9,9は従来と同様の3個のテ
ンショナー2,2,2を通ってワイヤ吸収手段22のワ
イヤガイド27の透孔27a,27b,27cに挿通さ
れ、ワイヤ押圧片30とワイヤ押えブロック37間を通
過し、図8Aに示す様に第1の移動プーリ44の下端周
→第1の固定プーリ39の上端周→第2の移動プーリ4
5の下端周→第2の固定プーリ38の上端周を介して後
述するノズルユニット4のノズル18を経て偏向ヨーク
枠21の所定位置に絡げられて、巻回工程に入ることに
なる。
【0028】この様な巻回工程では図示しないが予めマ
イクロコンピュータ(以下CPUと記す)のメモリに、
どの巻回工程で大きな緩みが発生するかは解っている。
即ち、始めにワイヤを偏向ヨーク枠21の所定位置に絡
げる工程或は巻回方向転換を行なう際などである。これ
らは巻回するワークの形状線材等で変化するため、ソフ
ト的に緩みが生じた時点でスライドシリンダ47を駆動
する制御信号が出力される。勿論、フォトインタラプタ
等をワイヤ経路に介在させて、ワイヤ9の緩みをハード
的に検出し、この検出出力に基づいてスライドシリンダ
47を駆動させる様にしてもよい。
イクロコンピュータ(以下CPUと記す)のメモリに、
どの巻回工程で大きな緩みが発生するかは解っている。
即ち、始めにワイヤを偏向ヨーク枠21の所定位置に絡
げる工程或は巻回方向転換を行なう際などである。これ
らは巻回するワークの形状線材等で変化するため、ソフ
ト的に緩みが生じた時点でスライドシリンダ47を駆動
する制御信号が出力される。勿論、フォトインタラプタ
等をワイヤ経路に介在させて、ワイヤ9の緩みをハード
的に検出し、この検出出力に基づいてスライドシリンダ
47を駆動させる様にしてもよい。
【0029】叙上の如くCPUからの制御信号に基づい
て制御信号が出力される前、即ち通常の巻回速度でテン
ショナー2に依って充分にバックテンションが掛けられ
る状態では図7に示す様にワイヤ押圧レバー29は移動
アーム34が上動した状態に保持されているので軸28
を中心にバネ33の偏倚力に抗して反時計方向の押圧力
がカムフォロウ36により働いている。依って、ワイヤ
押圧片30は実線位置に上動され、ワイヤ9,9,9は
ワイヤ押圧ブロック37とワイヤ押圧片30間の隙間を
通って図8A図示の様にフリーな状態で第1及び第2の
移動並に固定プーリ44,45,39,38を介して負
荷側に供給される。
て制御信号が出力される前、即ち通常の巻回速度でテン
ショナー2に依って充分にバックテンションが掛けられ
る状態では図7に示す様にワイヤ押圧レバー29は移動
アーム34が上動した状態に保持されているので軸28
を中心にバネ33の偏倚力に抗して反時計方向の押圧力
がカムフォロウ36により働いている。依って、ワイヤ
押圧片30は実線位置に上動され、ワイヤ9,9,9は
ワイヤ押圧ブロック37とワイヤ押圧片30間の隙間を
通って図8A図示の様にフリーな状態で第1及び第2の
移動並に固定プーリ44,45,39,38を介して負
荷側に供給される。
【0030】次に巻回工程で緩みが発生する位置に来る
直前にCPUからの制御信号が来ると、スライドシリン
ダ47を制御している空気弁がソレノイド等で開かれ
て、空気制御によりスライドシリンダ47が図7で矢印
A方向(下方)に降下し始める。従って移動アーム34
の第1の突部34a上に植立されているカムフォロウ3
6も降下を始める。依って軸28で片持支持され、バネ
33で下方向に偏倚力の与えられているワイヤ押圧レバ
ー29も軸28を中心に時計方向に回動する。スライド
シリンダ47が少し下方向に降下した状態でワイヤ押圧
片30の凸部の先端はワイヤ押えブロック37の凹部に
ワイヤ9,9,9を挟着して入り込みワイヤ9,9,9
はバネ33の偏倚力によって完全に挟着され供給リール
側から負荷(偏向ヨーク枠21)側にワイヤ9,9,9
を供給出来ない状態となりワイヤの供給は遮断される。
直前にCPUからの制御信号が来ると、スライドシリン
ダ47を制御している空気弁がソレノイド等で開かれ
て、空気制御によりスライドシリンダ47が図7で矢印
A方向(下方)に降下し始める。従って移動アーム34
の第1の突部34a上に植立されているカムフォロウ3
6も降下を始める。依って軸28で片持支持され、バネ
33で下方向に偏倚力の与えられているワイヤ押圧レバ
ー29も軸28を中心に時計方向に回動する。スライド
シリンダ47が少し下方向に降下した状態でワイヤ押圧
片30の凸部の先端はワイヤ押えブロック37の凹部に
ワイヤ9,9,9を挟着して入り込みワイヤ9,9,9
はバネ33の偏倚力によって完全に挟着され供給リール
側から負荷(偏向ヨーク枠21)側にワイヤ9,9,9
を供給出来ない状態となりワイヤの供給は遮断される。
【0031】その後、スライドシリンダ47が更に降下
を続けると、移動アーム34上の第1及び第2の移動プ
ーリ44及び45とワイヤ抜け止めピン55,55も降
下し図8Bに示す様にサブ基板24に配設した第1の固
定プーリ35よりも下方に位置することになり、負荷側
で緩んでいたワイヤ9,9,9はワイヤ経路がジグザク
状となり、引き戻されて緩みのない状態でコイルの巻回
を行なうことが可能となる。勿論、この時はワイヤ押圧
片30とワイヤ押えブロック37間でワイヤ9,9,9
の繰り出しがストップされているので供給側から引き戻
されることはない。
を続けると、移動アーム34上の第1及び第2の移動プ
ーリ44及び45とワイヤ抜け止めピン55,55も降
下し図8Bに示す様にサブ基板24に配設した第1の固
定プーリ35よりも下方に位置することになり、負荷側
で緩んでいたワイヤ9,9,9はワイヤ経路がジグザク
状となり、引き戻されて緩みのない状態でコイルの巻回
を行なうことが可能となる。勿論、この時はワイヤ押圧
片30とワイヤ押えブロック37間でワイヤ9,9,9
の繰り出しがストップされているので供給側から引き戻
されることはない。
【0032】この様なワイヤ吸収手段22の各プーリで
ある案内部材50を通過したワイヤ9,9,9はガイド
アーム20に回動自在に枢着されたプーリ20a(5
0)を通過して図1の様にノズルユニット4のチャック
部4aの透孔4dに挿通され、ノズル18内のプーリ4
b(50)及び4c(50)を介してノズル18の先端
に穿たれた透孔を介してホルダユニット7上に載置した
ワーク(偏向ヨーク)21にワイヤ9,9,9を供給
し、コイルの巻回が行なわれる。
ある案内部材50を通過したワイヤ9,9,9はガイド
アーム20に回動自在に枢着されたプーリ20a(5
0)を通過して図1の様にノズルユニット4のチャック
部4aの透孔4dに挿通され、ノズル18内のプーリ4
b(50)及び4c(50)を介してノズル18の先端
に穿たれた透孔を介してホルダユニット7上に載置した
ワーク(偏向ヨーク)21にワイヤ9,9,9を供給
し、コイルの巻回が行なわれる。
【0033】上述のノズルユニット4に嵌着されるノズ
ル18の正面及び側面図を図9及び図10に示す。ノズ
ル18はノズルユニット4のチャック部4aに着脱自在
にチャッキングされる様に成され、その形状は略々角柱
状と成され角錐状の上段部18aにはチャック部4aか
ら突出された筒部60を受け入れる透孔61を有し、こ
の透孔61内にチャック部4aの筒部60が嵌挿されて
セットスクリュー62でチャック部4aに固定される。
上段部18aの透孔61に連なる様に第1の矩形状の開
口窓63が穿たれ、この開口窓63は奥行方向に座ぐら
れている。
ル18の正面及び側面図を図9及び図10に示す。ノズ
ル18はノズルユニット4のチャック部4aに着脱自在
にチャッキングされる様に成され、その形状は略々角柱
状と成され角錐状の上段部18aにはチャック部4aか
ら突出された筒部60を受け入れる透孔61を有し、こ
の透孔61内にチャック部4aの筒部60が嵌挿されて
セットスクリュー62でチャック部4aに固定される。
上段部18aの透孔61に連なる様に第1の矩形状の開
口窓63が穿たれ、この開口窓63は奥行方向に座ぐら
れている。
【0034】上段部18aに連なる中段部18bは図1
0に示す様に背面が傾斜して、幅狭と成されて下段部1
8cに連設されている。中段部18bの上端は図9に示
す様に左右側壁に切溝64L,64Rが形成され、中段
部18bの略々中間位置に第2の開口窓65が穿たれ、
奥行方向に座ぐられている。第1及び第2の開口窓61
及び65間に第1の溝66が座ぐられ、切溝64L,6
4R間に枢軸52が橋絡され、この第1の座ぐり溝66
内の手前にプーリ4b(50)がベアリング53,53
を介して枢軸52に対し回転自在と成されている。更
に、プーリ4bの外周と所定の距離を置いてワイヤ9を
挟む様に第1の座ぐり溝66の奥にワイヤ抜け止めピン
55を配設させる。このワイヤ抜け止めピン55は切溝
64L,64R間に橋絡させる様に打ち込まれている。
0に示す様に背面が傾斜して、幅狭と成されて下段部1
8cに連設されている。中段部18bの上端は図9に示
す様に左右側壁に切溝64L,64Rが形成され、中段
部18bの略々中間位置に第2の開口窓65が穿たれ、
奥行方向に座ぐられている。第1及び第2の開口窓61
及び65間に第1の溝66が座ぐられ、切溝64L,6
4R間に枢軸52が橋絡され、この第1の座ぐり溝66
内の手前にプーリ4b(50)がベアリング53,53
を介して枢軸52に対し回転自在と成されている。更
に、プーリ4bの外周と所定の距離を置いてワイヤ9を
挟む様に第1の座ぐり溝66の奥にワイヤ抜け止めピン
55を配設させる。このワイヤ抜け止めピン55は切溝
64L,64R間に橋絡させる様に打ち込まれている。
【0035】ノズル18の下段部18cは中段部18b
の幅狭部から延設された柱状と成され、その先に45°
傾けたチップ68が固定されている。チップ68はセラ
ミック等で構成され、透孔69が穿たれ、その先端のワ
イヤ取出口は小径突部70が形成されている。この様な
小径突部70とすることでワークの湾曲部によく接し、
隣接する巻回巻線にチップ68の先端が当たらずに巻回
作業を行なうことが出来る。
の幅狭部から延設された柱状と成され、その先に45°
傾けたチップ68が固定されている。チップ68はセラ
ミック等で構成され、透孔69が穿たれ、その先端のワ
イヤ取出口は小径突部70が形成されている。この様な
小径突部70とすることでワークの湾曲部によく接し、
隣接する巻回巻線にチップ68の先端が当たらずに巻回
作業を行なうことが出来る。
【0036】下段部18cの正面には第2の開口窓65
に連通する第2の座ぐり溝67がチップ68位置まで形
成され、最下端の座ぐり溝67にプーリ4c(50)が
枢軸52によって回動自在に枢着されている。そして、
ワイヤ9,9,9を挟んでワイヤ抜き止めピン55が座
ぐり溝67を跨ぐ様に固定されている。ワイヤ9,9,
9は透孔61及び第1の開口窓を経て第1の座ぐり溝6
6内のプーリ4bとワイヤ抜け止めピン55間を通り、
第2の開口窓65→第2の座ぐり溝67を介し、下端の
プーリ4cとワイヤ抜け止めピン55間を通ってチップ
68の透孔69に挿通されて引き出される。
に連通する第2の座ぐり溝67がチップ68位置まで形
成され、最下端の座ぐり溝67にプーリ4c(50)が
枢軸52によって回動自在に枢着されている。そして、
ワイヤ9,9,9を挟んでワイヤ抜き止めピン55が座
ぐり溝67を跨ぐ様に固定されている。ワイヤ9,9,
9は透孔61及び第1の開口窓を経て第1の座ぐり溝6
6内のプーリ4bとワイヤ抜け止めピン55間を通り、
第2の開口窓65→第2の座ぐり溝67を介し、下端の
プーリ4cとワイヤ抜け止めピン55間を通ってチップ
68の透孔69に挿通されて引き出される。
【0037】上述のワイヤ吸収手段22及びノズル18
内に設けた各プーリ(案内部材50)とワイヤ抜け止め
ピン55との間隔はワイヤ9の線径が0.3mmであれ
ば0.1mm程度に選択し、案内されるワイヤ9が外へ
飛び出さない様な隙間にする必要がある。
内に設けた各プーリ(案内部材50)とワイヤ抜け止め
ピン55との間隔はワイヤ9の線径が0.3mmであれ
ば0.1mm程度に選択し、案内されるワイヤ9が外へ
飛び出さない様な隙間にする必要がある。
【0038】上述の実施例ではワイヤ吸収手段より下流
側のプーリ44,39,45,38,20a,4b,4
c(50)についてワイヤ抜け止めピン55を設けたも
のを説明したが、図1のワイヤ経路に示す様にアーム1
7の先端に枢着したローラ11a及び11b(50)、
テンションアーム取付部12に枢着したローラ15及び
16(50)並にプーリ14(50)、更にテンション
アーム11の先端に枢着したローラ13aにも夫々ワイ
ヤ抜け止めピン55を植立させてワイヤ9の離脱を防止
する様にしてもよい。
側のプーリ44,39,45,38,20a,4b,4
c(50)についてワイヤ抜け止めピン55を設けたも
のを説明したが、図1のワイヤ経路に示す様にアーム1
7の先端に枢着したローラ11a及び11b(50)、
テンションアーム取付部12に枢着したローラ15及び
16(50)並にプーリ14(50)、更にテンション
アーム11の先端に枢着したローラ13aにも夫々ワイ
ヤ抜け止めピン55を植立させてワイヤ9の離脱を防止
する様にしてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明のワイヤ案内装置によれば案内部
材であるプーリ或はローラの円周近傍に所定間隔を置い
てピンを植立させるだけで巻線経路でワイヤが案内部材
から離脱したり、隣接溝内に入り込んで撚れる様な弊害
が除かれ、更にノズルのチップの先端に小径突部を形成
したので隣接巻線への引っ掛り等が回避出来て、巻回工
程での巻回停止回数が減少し巻回時の稼動率を向上する
ことが出来る。
材であるプーリ或はローラの円周近傍に所定間隔を置い
てピンを植立させるだけで巻線経路でワイヤが案内部材
から離脱したり、隣接溝内に入り込んで撚れる様な弊害
が除かれ、更にノズルのチップの先端に小径突部を形成
したので隣接巻線への引っ掛り等が回避出来て、巻回工
程での巻回停止回数が減少し巻回時の稼動率を向上する
ことが出来る。
【図1】本発明のワイヤ案内装置のワイヤ案内経路を示
す全体的構成図である。
す全体的構成図である。
【図2】本発明のワイヤ案内装置が用いられる、偏向ヨ
ークコイル巻線機の構成図である。
ークコイル巻線機の構成図である。
【図3】本発明のワイヤ案内装置が用いられる、偏向ヨ
ークコイル巻線機の側面図である。
ークコイル巻線機の側面図である。
【図4】本発明のワイヤ案内装置が用いられる、偏向ヨ
ークコイル巻線機の平面図である。
ークコイル巻線機の平面図である。
【図5】本発明のワイヤ案内装置が用いられる、偏向ヨ
ークコイル巻線機の正面図である。
ークコイル巻線機の正面図である。
【図6】本発明のワイヤ案内装置のワイヤ吸収手段の全
体的斜視図である。
体的斜視図である。
【図7】本発明のワイヤ案内装置のワイヤ吸収手段の正
面図である。
面図である。
【図8】本発明のワイヤ案内装置のワイヤ吸収手段の動
作説明図である。
作説明図である。
【図9】本発明のワイヤ案内装置のノズル部の正面図で
ある。
ある。
【図10】本発明のワイヤ案内装置のノズル部の側面図
である。
である。
【図11】従来のワイヤ案内装置が用いられる偏向ヨー
クコイル巻線機の構成図である。
クコイル巻線機の構成図である。
【図12】従来のワイヤ案内装置が用いられる偏向ヨー
クコイル巻線機の側面図である。
クコイル巻線機の側面図である。
【図13】従来のワイヤ案内装置のワイヤ案内経路を示
す全体的構成図である。
す全体的構成図である。
【図14】従来のワイヤ案内装置に用いられる案内手段
の一部側断面図である。
の一部側断面図である。
1 偏向ヨークコイル巻線機 2 テンショナー 3 巻線供給源 4 ノズルユニット 5 ガイドユニット 6 絡げユニット 7 ホルダユニット 13 テンションアーム 18 ノズル 22 ワイヤ吸収手段 11a,11b,15,16,13a(50) ローラ
(案内部材) 4b,4c,14,20a,38,39,44,45
(50) プーリ(案内部材) 55 ワイヤ抜け止めピン
(案内部材) 4b,4c,14,20a,38,39,44,45
(50) プーリ(案内部材) 55 ワイヤ抜け止めピン
Claims (5)
- 【請求項1】 巻線供給源から繰り出されるワイヤを所
定のワークに巻回する様に成された巻線機のワイヤ案内
装置に於いて、 上記ワイヤ案内装置内に複数の並設したワイヤを案内す
る案内手段を回動自在に配設し、該案内手段で案内され
る該並設ワイヤを挟む様にワイヤ抜止部材を配設して成
ることを特徴とするワイヤ案内装置。 - 【請求項2】 前記案内手段は連設されたプーリ又はロ
ーラであり、前記案内装置内のワイヤ吸収手段に設けら
れていることを特徴とする請求項1記載のワイヤ案内装
置。 - 【請求項3】 前記案内手段は連設されたプーリ又はロ
ーラであり、前記案内装置内のノズルに設けられている
ことを特徴とする請求項1記載のワイヤ案内装置。 - 【請求項4】 前記案内手段と前記ワイヤ拔止部材間の
空隙を供給されるワイヤの線径より小に選択して成るこ
とを特徴とする請求項1記載乃至請求項3記載の請求項
中いずれか1項記載のワイヤ案内装置。 - 【請求項5】 前記ノズル先端を所定方向に傾斜させた
先端部に段部を形成して成ることを特徴とする請求項3
記載のワイヤ案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11066693A JPH06321425A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | ワイヤ案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11066693A JPH06321425A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | ワイヤ案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06321425A true JPH06321425A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14541394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11066693A Pending JPH06321425A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | ワイヤ案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06321425A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100970912B1 (ko) * | 2010-02-03 | 2010-07-20 | 전경수 | 코일 엉킴 방지장치 |
CN110606408A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-24 | 珠海博跃科技有限公司 | 换向器及拉线换向系统 |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP11066693A patent/JPH06321425A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100970912B1 (ko) * | 2010-02-03 | 2010-07-20 | 전경수 | 코일 엉킴 방지장치 |
CN110606408A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-24 | 珠海博跃科技有限公司 | 换向器及拉线换向系统 |
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