JPH0632059B2 - フアジイ推論エンジン - Google Patents

フアジイ推論エンジン

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JPH0632059B2
JPH0632059B2 JP61268566A JP26856686A JPH0632059B2 JP H0632059 B2 JPH0632059 B2 JP H0632059B2 JP 61268566 A JP61268566 A JP 61268566A JP 26856686 A JP26856686 A JP 26856686A JP H0632059 B2 JPH0632059 B2 JP H0632059B2
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max
transistor
input
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烈 山川
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【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は,ファジィ・コンピュータの必須の構成要素
であるファジィ推論エンジン,とくに前件部に2つのフ
ァジィ命題をもつインプリケーションを含むモーダス・
ポネンスを実行する拡張されたファジィ推論エンジンに
関する。
偉大な入間の頭悩は,ストアされたプログラムの概念,
ブール代数および安定な動作を行なうバイナリィ・ハー
ドウェアを調和させることによってディジタル・コンピ
ュータを創作した。その連続的な動作によって,深い論
理の展開,データの深い処理等が可能となった。ディジ
タル・コンピュータはその安定な動作によって信頼性が
高く,ディジタル・コンピュータ・システムは益々巨大
化しつつある。プログラムが入間のメンタルなレベルの
情報を含んでいない限り,ディジタル・コンピュータは
任意のプログラムが可能であり,この点でそれは汎用機
械とさえ呼ばれる。ディジタル・コンピュータ・システ
ムの実現によって入間の生活,社会が大きく変貌しつつ
ある。
もう1つの偉大な入間の頭悩は,入間が何をどのように
考え,相互にいかにコミュニケートするかについて考察
し,非常に重要な概念「ファジネス」を創出した。L.A.
Zadehがファジィ集合の概念を提唱したが1965年であ
る。それ以来ファジィの論理的検討は数多くの論文で行
なわれているが,その応用の報告はまだ少なく,それも
バイナリィ・ディジタル・コンピュータの助けを借りて
のみ行なわれているのが実情である。
ファジィの研究において,人間の知識は,専門家のノウ
ハウのように言語情報で総括されるべき蓄積された経験
に基づくものである,ということが強調されている。こ
の言語情報は,一般にあいまいさ,漠然性,不確実性,
不完全性または不正確さを具備し,メンバーシップ関数
によって特徴づけられる。メンバーシップの大きさは,
0.0〜1.0までの間の領域の数値によって表わされ,この
範囲内で変化する。
言語情報がディジタル・コンピュータによって取扱われ
る場合には,メンバーシップの大きさ(値)はバイナリ
ィ・コードによって表わされる。このバイナリィ・コー
ドで表わされた値はバイナリィ電子回路において,スト
アされたプログラムにしたがって,繰返し何度も何度
も,ストアされ,転送され,そして演算される。したが
って,ディジタル・システムによってファジィ情報を処
理するためには長い時間がかかるという問題がある。さ
らに,バイナリィ・コード化された値は信じられない程
多くのストアのためのおよび演算のためのディバイスを
必要とする。ディジタル・コンピュータは上述のように
汎用機械ではあるが,ファジィ情報をリアル・タイムで
処理するためには必ずしも最適なものではない。ここ
に,ファジィ情報を効率的にかつ高速で処理できる他の
タイプの機械の深求が要請されている。
発明の概要 この発明は,ファジィ情報の処理に適したハードウェア
・システム,すなわち「ファジィ・コンピュータ」と呼
ばれる新しいシステムの構築のために必須のものである
ファジィ推論エンジン,とくに前件部に2つ以上のファ
ジィ命題をもつインプリケーションを含むモーダス・ポ
ネンスを実行する拡張されたファジィ推論エンジンを提
供することを目的とする。
この発明は,前件部に複数のファジィ命題をもつインプ
リケーションを含むモーダス・ポネンスを実行するファ
ジィ推論エンジンにおいて,複数のファジィ命題の結合
かつ/またはをそれぞれ演算する演算手段,および結合
選択入力に応じて結合演算手段を選択する切替手段を備
えていることを特徴とする。
拡張されたファジィ推論は,インプリケーションに2つ
のファジィ命題がある場合には,次のように表現された
結論を求めることである。
インプリケーションにおけるx=A,y=Bという2つ
のファジィ命題はand/orすなわち「かつ/または」によ
って結合されている。「かつ(and)」はたとえばMI
N演算によって,「または(or)」はMAX演算によっ
てそれぞれ実行される。この発明によると,この結合
「かつ/または」の切替が外部からの選択入力信号によ
って可能となっているので,より広範囲の推論を達成す
ることができる。
実施例の説明 1.ファジィ推論 人間の経験則を最も単純化して, 「もしxがAならば,yはBである」 (If x is A, then y is B) という命題で表現することができる。ここで,「もしx
がAならば」は前件部(antecedent),「yはBであ
る」は後件部(consequent)と呼ばれる。AやBが,
「背が高い」「年老いた人」,「正の小さな値」等のあ
いまいな言語情報であるならば,これらは上述したぬよ
うにファジィ・メンバーシップ関数によって特徴づける
ことが可能である。すなわち,A,Bはファジィ集合で
ある(後述する具体的な回路の説明では,A,B等はフ
ァジィ・メンバーシップ関数,またはファジィ・メンバ
ーシップ関数を表わす電圧分布を示す)。
上記の命題は簡単に x=A → y=B と表現される。
人間は,前件部および後件部にファジィ表現を含む推論
をしばしば行なう。このタイプの推論は古典的なブール
論理を用いては満足に実行し得ない。
次のような形式の推論を考える。
この推論の形式,すなわちインプリケーションが存在す
るときに,与えられたプレミスから結論が推論すること
を「一般化されたモーダス・ポネンス(generalized mo
dus ponens)」という。インプリケーションは大前提,
プレミスは小前提または前提とも呼ばれる。
次のように,多数のインプリケーション・ルールが存在
することもある。
多数のインプリケーションはelse(さもなければ)また
はand(かつ)で連結されている。
さらに次の形式の推論もある。
この推論形式は,一般化されたモーダス・トレンス(mo
dus tollens)と呼ばれている。
ファジィ・コンピュータは,基本的には上述のインプリ
ケーション・ルールをストアするファジィ・メモリと,
モーダス・ポネンスのファジィ推論を実行するファジィ
推論エンジンとから構成される。
モーダス・ポネンスのファジィ推論をさらに分析してみ
よう。
「AからBへのファジィ関係(fuzzy relation from A
to B)」という概念を考え,これをRABと表わす(以
下,単にRと略す)。
一般に A={a,a,…,a,…,a} B={b,b,…,b,…,b} としたとき,AからBへのファジィ関係Rは で表わされる。
このファジィ関係を表わす演算は種々提案されている。
詳しくはMasaharu Mizumoto and Hans-Jurgen Zimmerma
nn,"Comparios of Fuzzy Reasoning Methods,"Fuzzy Se
ts and Systems Vol.8,No.3,pp.253-283,(1982)を参
照。
既に提案された代表的なファジィ関係には次のようなも
のがある。
ij=a∧b MIN演算規則(1) rij=(a∧b)∨(1−a)MAX規則 rij=1∧(1−a∧b) 算術規則 第(1)式によって表わされたMIN演算規則が最もよく
知られており,産業的な応用においてその有効性も証明
されているので,この実施例では第(1)式の演算規則を
採用する。しかしながら,他の多くの演算規則も適用可
能であるのはいうまでもない。
上述したように1つのインプリケーション・ルール(x
=A→y=B)に対して,プレミス(x=A′)が与え
られたときに,これから結論(y=B′)を推論する場
合の「推論合成規則(compositional rule of inferenc
e)」は,ファジィ関係Rを用いて次のように表わされ
る。
上式における*の演算にも種々の演算が提案されてい
る。たとえばMIN/MAX演算,代数積/MAX演算
を用いるもの等々である。この実施例では,最もよく使
用されているMIN/MAX演算を*の演算として用い
る。
したがって,推論合成規則による結論bは,*演算と
してMIN/MAX演算を用い,ファジィ関係として第
(1)式を用いると,次のように表わされる。
第(2)式,第(3)式または第(4)式の演算は上述したよう
にファジィ・コンピュータの主要部であるファジィ推論
エンジンによって実行される。これらの式から,ファジ
ィ推論エンジンは,主要にMIX回路およびMAX回路
によって構成されることが理解されよう。
したがって,ファジィ推論エンジンの構成について述べ
る前に,MIN回路,MAN回路およびその他の基本回
路について説明する。メンバーシップ関数の値(グレー
ド)を示すアナログ電気信号としては電圧信号および電
流信号があるが,以下では電圧モードで動作する回路を
例にとって議論をすすめる。
2.MIN回路,MAX回路およびその他の基本回路 (1)MIN回路,MAX回路 バイポーラ・トランジスタを使用して構成したn入力1
出力のMIN回路の一例が第1図(A)に示されている。
入力電圧をx,x,…,x,出力電圧をzとする
と,この回路は の演算を行なう。すなわち,最も小さい入力電圧に等し
い出力電圧を発生する。
このMIN回路はコンパレータ(比較回路)とコンペン
セータ(補償回路)とから構成されている。コンパレー
タは,相互にエミッタが結合されたn個のPNPトラン
ジスタQ11,Q12,Q13,…,Q1nと,これらのトラン
ジスタを駆動する電流源としてのトランジスタQ1とか
ら構成されている。入力電圧x〜xはトランジスタ
11〜Q1nのベースにそれぞれ与えられる。トランジス
タQ1のベースには,このトランジスタQ1に所定の一定
電流Iが流れるように基準電圧φが印加される。ト
ランジスタQ11〜Q1nのうち最も低い入力電圧(Vmin
とする)がそのベースに与えられたものが導通状態とな
るので,他のトランジスタはカットオフ状態となる。し
たがってエミッタにはこの入力電圧Vminに導通状態と
なったトランジスタのエミッタ/ベース電圧をVEBを加
えた電圧,すなわち が現われる(VEBは0.7V程度)。2つの入力電圧が等
しい値でかつ他の入力電圧よりも低い場合には,この2
つの入力電圧が入力したトランジスタにI/2ずつの
電流が流れるので,同じ結果になる。3つ以上の入力電
圧が等しくかつ他の入力電圧よりも低い場合にも同じで
ある。
コンペンセータは,コンパレータの出力にMIN演算誤
差として現われる電圧VEBを補償するものである。この
コンペンセータは,NPNトランジスタQ2と,このト
ランジスタQを電流駆動するために電流源として働く
トランジスタQとから構成されている。トランジスタ
のベースには,一定電流Iを流すために必要な電
圧φが印加されている。トランジスタQのエミッタ
がこのMIN回路の出力端子に接続されている。コンパ
レータの出力電圧からトランジスタQのベース/エミ
ッタ電圧VBEが減算される結果,出力電圧zは を表わすことになる。
電流源として働くトランジスタQ,Qは抵抗に置き
かえることもできる。また,エミッタが電源VCCに接続
された1つのPNPトランジスタを新たに設け,このト
ランジスタとトランジスタQとで電流ミラーを構成す
る。そして,新たに設けたトランジスタに直列に接続さ
れた抵抗を調整することによって所望の電流Iを流す
ようにすることもできる。
第1図(B)は改良されたMIN回路を示している。この
回路において第1図(A)に示すものと同一物には同一符
号が付けられている。
第1図(A)のMIN回路において,トランジスタQ11
1nのVEBを,これらは必ずしも同じ値とは限らない
が,トランジスタQ1iをその代表と考え仮にVEBiとす
る。トランジスタQ2のVBEをVBE2とする。コンペンセ
ータによってMIN演算におけるエラーが完全に補償さ
れるのはVEBi=VBE2のときである。すなわち,トラン
ジスタQ11〜Q1nおよびQが全く同一のVEB−I
(またはVBE−I)特性をもっているとすれば,I
=Iのときエラーは0になる。第1図(A)の回路で
=Iとするためには電圧φ,φを調整しなけ
ればならない。
第1図(B)の改良された回路において,トランジスタQ
に直列にトランジスタQを設け,このトランジスタ
とトランジスタQとで電流ミラーを構成する。ト
ランジスタQに一定電流Iを流せば,トランジスタ
にもI=Iとなる電流Iが流れることにな
り,電圧φ,φの調整は不要となる。さらに,電流
源としてのトランジスタQと電流ミラーを構成するト
ランジスタQを設け,このトランジスタQをI
電流源で駆動すれば,常にI=Iとなる。すなわ
ち,電源電圧VCC,−VEEの変動に関係なく常に一定の
電流を流すことができ,電源電圧変動にきわめて強い回
路となる。他のMIN回路の電流源としてのトランジス
タQもまた,トランジスタQと電流ミラーを形成さ
せることによって,1つの電流源Iで駆動することが
可能となる。
もっとも,この改良はきわめて厳密な演算を考慮した場
合に有効となるが,後にコントロールドMIN−MAX
回路で述べるように,電流IとIが異なっていても
実用上は問題とならない。
第2図はMAX回路の一例を示している。このMAX回
路もまたコンパレータとコンペンセータとから構成され
ている。コンパレータは,入力電圧x,x,…,x
によってベース制御されかつエミッタが相互に結合さ
れたNPNトランジスタQ21,Q22,…,Q2nと,これ
らのトランジスタを電流駆動するためのトランジスタQ
とから構成されている。トランジスタQ21〜Q2nのう
ち最も高い入力電圧(これをVmaxとする)が与えられ
たトランジスタのみが導通状態となってエミッタにV
max−VBE電圧が現われる。この−VBEのエラーが,P
NPトランジスタQと電流源としてのトランジスタQ
とからなるコンペンセータによって補償される結果,
出力端子には の出力電圧zが得られる。このMAX回路もまた,第1
図(B)に示した考え方にしたがって改良することが可能
であるのはいうまでもない。
これらのMIN回路,MAX回路において,入力電圧x
〜xはファジィ真理値(メンバーシップ関数の各値
((グレード)))を表わしている。ファジィ真理値は0か
ら1までの連続的な値[0,1]をとる。これに対応し
て入力電圧は,たとえば[0V,5V]に設定される。
上述のMIN回路,MAX回路のコンパレータにおける
すべてのトランジスタはエミッタにおいて相互に結合し
ているので,この回路をエミッタ・カップルド・ファジ
ィ・ロジック・ゲート(ECFLゲート)と名づける。
上述のMIN回路,MAX回路は,電流源(トランジス
タQ,Q,Q,Q)によって駆動される2つの
エミッタ・フロアのカスケード接続であると考えること
ができる。したがって,これらは非常に高い入力インピ
ーダンスおよび非常に低い出力インピーダンスを示す。
この事実は,これらの回路が外部ノイズや信号のクロス
・トークに強いことを示し,後段に多くの回路を接続す
ることができることを意味している。
また,上述のMIN回路,MAX回路は電流源によって
駆動されるので各トランジスタでの飽和は生じない。す
なわちベース領域における小数キャリアの蓄積効果は起
こらない。したがって,これらの回路は非常に速い演算
速度を示す。実験によると応答速度は10nsec以下であっ
た。
さらに,上述の回路の入力端子の1またはいくつかをオ
ープンにしても,回路全体の入/出力静特性は影響を受
けない。このことは,大規模システムを構築するために
非常に重要である。
さらに上述の回路において,PNP,NPNトランジス
タをpチャネル,nチャネルMOSEFTにそれぞれ置
きかえることも可能である。
以上のことは,上述のMIN回路,MAX回路のみなら
ず,以下に述べるすべての回路にあてはまる。
(2)MIN回路,MAX回路の分類 次に,MIN回路,MAX回路の発展形を考察するとと
もに,ファジィ推論エンジンを構成する回路の説明の便
宜のために,これらをいくつかの形態に分類しておく。
第1図に示すMIN回路において,2つの入力x,x
のみを考えるために他の入力のためのトランジスタQ
13〜Q1nを省略する。また入力x,xをそれぞれ
x,yと置く。するとこのMIN回路はz=x∧yの演
算を行なう2入力1出力のMIN回路となる。このよう
な2入力1出力のMIN回路をn個用意すると,第3図
(A)に示すように,2n入力(x,x,…,x
,y,…,y)n出力(z,z,…,
)のMIN回路となる。この回路において,対応す
る入力xとyとによって1つの出力zがz=x
∧yとして得られる。したがって,このタイプのM
IN回路はコレスポンディングMIN回路(略してC−
MINという)と呼ぶことにする。同じようにして,z
=x∨y(i=1〜n)のMAX演算を行なう2
n入力n出力のMAX回路をコレスポンディングMAX
回路(略してC−MAXという)と呼ぶ。
C−MIN,C−MAXは,第3図(B)に示されるよう
に記号化される。バスの記号と同じような肉太の矢印は
n本の信号ラインを表わしている。この矢印の内部に記
入されたnは信号ライン数を示す。ファジィ・メンバー
シップ関数X,Yのn個の各値が各信号ライン上に分布
した電圧として表わされる。したがって,C−MIN,
C−MAXは2つメンバーシップ関数X,YのMIN演
算,MAX演算をそれぞれ行なうための回路であるとい
うことができる。演算により生成されたメンバーシップ
関数Zのn個の各値を表わす電圧もまたn本の信号ライ
ン上に分布として現われる。
上述のC−MIN,C−MAXとは対照的に,第1図,
第2図に示したn入力1出力のMIN回路,MAX回路
は,n個の入力信号のアンサンブル演算結果を出力する
ので,アンサンブルMIN回路,アンサンブルMAX回
路(略してE−MIN,E−MAXという)と呼ぶ。こ
れらの回路は,第4図(A)に示すように簡単化して示さ
れ,また第4図(B)のように記号化される。
さらに,もう1つの特殊なMIN回路を提案しておく。
それは,上述した「AからBへのファジィ関係」を実行
するデカルト積(または直積)MIN回路(Cartesian
product MIN circuit:略してCP−MINという)であ
る。第(1)式で示したように,この実施例ではファジィ
関係を表す演算としてMIN演算規則を採用している。
このCP−MINは, A={a,a,…,a,…,a} B={b,b,…,b,…,b} を入力として,ファジィ関係 R=[r,r,…,r,…,rを出力する回路である。
CP−MINの記号が第5図(A)に,単純化した回路が
第5図(B)にそれぞれ示されている。そして,第5図(B)
にa,bおよびrijのラインの交叉として記号化さ
れた回路の具体例が第6図に示されている。第6図の回
路は,第1図のMIN回路のトランジスタQ13〜Q1n
省略して2入力に変形されたMIN回路である。第6図
において第1図に示すものと同一物に同一符号が付けら
れている。
(3)トランケーション回路 トランケーション回路は,第7図に示すように,入力す
るメンバーシップ関数Xをある値aで裁断するもので,
この裁断結果得られるメンバーシップ関数X′を出力す
る。この回路は,後に示すように,MIN,MAX演算
を用いたファジィ推論エンジンを構築するために使用さ
れる。トランケーション回路は,n個の入力,1個のト
ランケーティング入力aおよびn個の出力をもつ。
トランケーション回路の具体例が第8図に示されてい
る。ファジィ・メンバーシップ関数Xを表わすn個の入
力はx,x,…,xで,トランケートされた出力
ファジィ・メンバーシップ関数X′はx′,x′,
…,x′でそれぞれ表わされている。この回路は,2
入力1出力のMIN回路をn個並列に設け(すなわちC
−MIN),かつ各MINの一方の入力を相互に接続し
てトランケーティング入力aとしたものということがで
きる。また,トランケータとコンペンセータとから構成
されているということもできる。
(4)MIN−MAX回路,MAX−MIN回路 MIN回路とMAX回路のカスケード接続は,後述する
ファジィ推論エンジンの構築のためによく用いられる。
第9図はこのようなカスケード接続の例を示している。
第9図(A)において,m入力のE−MINとn入力のE
−MINの出力側が2入力のMAX回路の入力側に接続
されている。第9図(B)には,m入力のE−MAXとn
入力のE−MAXの後段に2入力MIN回路が接続され
た回路が示されている。MIN回路とMAX回路のカス
ケード接続の例はこれらに限られるものではなく,C−
MINとE−MAXとのカスケード接続,複数の並列に
設けられたE−MINとE−MAXとの接続等々が考え
られる。
第1図(A)および第2図に示した具体的なMIN回路,
MAX回路を利用して,第9図(A)に示す回路を具体化
したものが第10図に示されている。一方のE−MINお
よびMAX回路の構成素子の符号としては第1図(A)お
よび第2図に示すものが採用されている。ただし,トラ
ンジスタQ1nにはQ1mの符号が付けられている。また,
他方のE−MINにおいては一方のE−MINの対応す
る素子の符号にダッシュを付けてある。トランジスタQ
1mに対応するトランジスタには符号Q1n′が付けられて
いる。
第10図において,E−MINのコンペンセータ(トラン
ジスタQ)は,前述したように,前段のコンパレータ
のエミッタ接合における正の電圧シフトを補償するもの
である。また,2入力MAX回路におけるコンペンセー
タ(トランジスタQ)は前段のコンパレータのエミッ
タ接合における負の電圧シフトを補償するものである。
E−MINのコンペンセータとMAX回路のコンペンセ
ータとは互いに逆方向の電圧シフトを補償しているか
ら,これらのコンペンセータを省略しても,最終出力z
の値に変化はない。
この考え方にしたがって,両コンペンセータを省略する
ことによって構成した回路が第11図に示されている。第
10図の回路との比較によって,第11図の回路はきわめて
簡素化されていることが理解できよう。これによって,
トランジスタを節約し,動作速度を高速化し,電力消費
を低減させることができる。このコンペンセータ省略技
術は,MAX回路とMIN回路のカスケード接続または
トランケーション回路とMAX回路のカスケード接続に
も有効に使用できるのはいうまでもない。
(5)コントロールドMIN−MAX回路 コントロールドMIN−MAX回路は,制御入力に応じ
てMIN回路またはMAX回路として働く回路であり,
その一例が第12図に示されている。この回路は,2つの
信号入力x,y,1つの制御入力cおよび1つの出力z
をもつ。
第12図の回路は,第11図のMIN−MAX回路における
E−MINのトランジスタQ12〜Q1m,Q12′〜Q1n
を省略することによって構成される。そして,トランジ
スタQ11,Q11′のベースに信号入力x,yがそれぞれ
与えられている。さらに,トランジスタQ11とQ11′の
エミッタ間に,制御入力cによって制御されるアナログ
・スイッチが接続されている。このアナログ・スイッチ
は並列に接続された1対のnチャネルおよびpチャネル
MOS FET Q31およびQ32から構成されており,
FET Q31のゲートには制御入力cが直接に,FET
32のゲートには制御入力cがインバータで反転され
てそれぞれ与えられる。
制御入力cはバイナリィ値,すなわちHレベル(たとえ
ば5V)およびLレベル(たとえば0V)をとる。制御
入力cがLレベルの場合にはアナログ・スイッチはオフ
となる。この場合には第12図の回路は,まさに第11図の
回路からトランジスタQ12〜Q1m,Q12′〜Q1n′を除
去した回路と同じになるから,z=(∧x)∨(∧y)
=x∨yの出力が得られ(∧x,∧yはx,yに等し
く,演算としては意味をもたないが第11図とアナロジィ
上このように表現した)MAX回路として働く。制御入
力cがHレベルの場合には,アナログ・スイッチがオン
となりトランジスタQ11,Q11′がコンパレータ,トラ
ンジスタQ21,Q22のいずれか一方がコンペンセータと
して作用するので,MIN回路となる(第1図(A)の回
路と比較せよ)。このとき,2つの電流源Q,Q
が存在するので,トランジスタQ11,Q11′のうち導通
状態となったトランジスタには両電流源Q,Q′か
らの加算電流が流れる。このため,導通状態となったト
ランジスタのエミッタ接合における電圧シフトはやや大
きくなり,コンペンセータによる補償に若干のエラーが
生じる。しかしながら,このエラーは実用上は殆んど問
題にならない。というのは,トランジスタのVEB−I
特性はきわめて急峻な立上りをもっているからである。
実験によると,エミッタ電流が5mAのときVEBは0.71
V,10mAのときVEBは0.725Vであった。したがって,
エミッタ電流Iがたとえ2倍になったとしてもVEB
は0.015Vの差しか現われない。信号入力xまたはyが
0〜5Vの範囲で変化するとすると(ファジィ真理値0
〜1に対応),0.015Vは完全に無視できる値である。
3.ファジィ推論エンジン (1) 基本的な推論エンジン 上述したモーダス・ポネンスのファジィ推論を実行する
ユニットであるファジィ推論エンジンについて述べる。
まず,インプリケーションの前件部に1つのファジィ命
題(上述した「もしxがAならば:x=A」)のみを含
む簡単な推論を実行する基本的な推論エンジンについて
説明し,次により複雑な推論を実行する拡張されたファ
ジィ推論エンジン(拡張推論エンジン)について述べ
る。
簡単な推論を実行する基本的なファジィ推論エンジンの
概念が第13図に示されている。この推論エンジンは,上
述したファジィ推論の合成規則に基づいて与えられたフ
ァジィ命題に対応するファジィ・メンバーシップ関数
A,BおよびA′を入力として,結論を表わすファジィ
・メンバーシップ関数B′を出力するものである。これ
らのファジィ・メンバーシップ関数A,B,A′および
B′は,ファジィ集合の要素に対応するm本またはn本
の信号ライン上に分布したアナログ電圧によって具現化
される。
基本的なファジィ推論エンジンは,上述した第(2)式,
第(3)式または第(4)式の演算を実行する回路である。第
(2),(3),(4)式に対応して少なくとも3種類のファジ
ィ推論エンジンの構成が考えられるので,これらをタイ
プ[1],[2],[3]とする。
(2) タイプ[1] タイプ[1]の基本的なファジィ推論エンジンは第(2)式の
演算を実行すものであり,第14図にそのブロック図が示
されている。m本の信号ライン上に分布したファジィ・
メンバーシップ関数Aを表わす電圧入力とn本の信号ラ
イン上に分布したファジィ・メンバーシップ関数Bを表
わす電圧入力がCP−MIN11に与えられ,ここでAか
らBへのファジィ関係Rを表わすn×m個の出力電圧信
号(r,j=1〜n)が得られる。n個のC−MIN
回路12が設けられており,各C−MIN12にファジィ・
メンバーシップ関数A′を表わす信号(m個の電圧信号
の集合)と上記のCP−MIN演算結果を表わす信号r
(rはn個の電圧を信号よりなる)とがそれぞれ与
えられる。各C−MIN12の出力はa∧4Aij(i=
1〜n)を表わすm個の電圧信号よりなる。さらにn個
のE−MIN13が設けらており,各E−MAX13で入力
するm個の電圧信号のMAX演算が行なわれる。したが
って,n個のE−MAX13のn本の出力信号ライン上に
分布したアナログ電圧b′の集合としての結論を表わ
すファジィ・メンバーシップ関数B′を得ることができ
る。
C−MIN12とE−MAX13のカスケード接続におい
て,上述したようにコンペンセータを省略することが可
能である。
(3) タイプ[2] タイプ[2]の基本的なファジィ推論エンジンは第(3)式の
演算を実行するものであり,第15図にそのブロック図の
一部が示されてる。すべてのj(j=1〜n)について
′∧a∧b(i=1〜m)の演算を実行する必
要がある。このため,各jの値に対してm個のE−MI
N21が設けられ,各E−MIN21にb,a′,a
(i=1〜m)の電圧信号が入力している。合計n×m
個のE−MINが必要である。各jの値に対してm個の
E−MIN21のm個の出力がE−MAX22に送られる。
n個のE−MAX回路22が設けられており,各E−MA
X22から出力電圧b′(j=1〜n)が得られる。
この回路においてもE−MIN21とE−MAX22とのカ
スケード接続においてコンペンセータを省略することが
できる。
第16図は,第15図に示すブロック図のうち1つのb
(具体的にはb′)を得るための具体的回路構成を
示している。E−MIN21およびE−MAX22におい
て,第1図(A)および第2図に示すものと同一物には同
一符号を付けられているので,その構成を容易に理解す
ることができよう。E−MIN21の電流源として働くト
ランジスタQと新たに設けられたトランジスタQ33
によってマルチ出力電流ミラーが構成されており,トラ
ンジスタQ33は電流源I11によって駆動される。したが
って,簡単な構成ですべてのE−MIN21が等しい電流
で駆動されることになる。同じようにE−MAX22の電
流源としてのトランジスタQは新たに設けられたトラ
ンジスタQ34と電流ミラーを構成しており,電流源I12
によって駆動される。
(4) タイプ[3] タイプ[3]の基本的なファジィ推論エンジンは第(4)式の
演算を実行するものであり,そのブロック図が第17図に
示されている。それぞれm本の信号ライン上に分布した
ファジィ・メンバーシップ関数A,A′を表わす電圧が
C−MAX31に与えられ,ここでa′∧a(i=1
〜m)のMIN演算が行なわれる。そのm個の出力電圧
はE−MAX32に入力する。このE−MAX22の出力は を表わし,トランケーティング入力aとしてトランケー
ション回路33に与えられる。他方,トランケーション回
路33にはn本の信号ライン上に分布したファジィ・メン
バーシップ関数Bを表わす電圧(b,j=1〜n)が
入力している。結局,トランケーション回路33で第(4)
式の演算が行なわれ,n本の出力ライン上に分布したア
ナログ電圧b′の集合としての結論B′を得ることが
できる。
このタイプ[3]のファジィ推論エンジンの具体的な電子
回路が第18図に示されている。これらの図において,第
1図(A),第2図,第8図および第16図に示すものに対
応する素子には同一符号が付けられている。C−MIN
31とE−MAX32のカスケード接続においてコンペンセ
ータは省略されている。トランケーション回路33は第8
図に示すものと全く同じである。C−MIN31のm個の
電流源としてのトランジスタQは,トランケーション
回路33のトランジスタQとともに,トランジスタQ33
とマルチ出力電流ミラーを構成してる。E−MAX32に
おける電流源としてのトランジスタQは,トランケー
ション回路33のトランジスタQとともにトランジスタ
34とマルチ出力電流ミラーを構成している。
タイプ[3]の推論エンジンは,他のタイプ[1]および[2]
の推論エンジンに比べてその構成が非常に簡素になって
いる。このタイプ[3]の推論エンジンは,トランジスタ
33,Q34を除くと,(4m+5n+1)個のトランジ
スタによって構成される。モノリシックICの形ではな
く,個別部品のバイポーラ・トランジスタを用いた実験
によって,100nsec(10-7sec)の演算速度が得られた。
これは,この基本的な推論エンジンは1秒間に実に10,0
00,000回のファジィ推論を実現できることを意味してい
る(10Mega FIPS:FIPS=Frzzy Inferences Per Secon
d)。
(5) 拡張推論エンジン 次に示すように,インプリケーションの前件部の2つの
ファジィ命題を含む推論が必要となることがある。これ
が拡張ファジィ−推論と呼ばれるものである。インプリ
ケーションの前件部は「かつ/または(and/or)」によ
って結合されている。「かつ(and)」または「または
(or)」のいずれか一方が選択される。
これは次のように記号で表現される この拡張ファジィ推論は,拡張ファジィ推論エンジンに
よって実行される。拡張推論エンジンの概念が第19図に
示されている。入力はファジィ・メンバーシップ関数
A,B,C,A′およびB′,ならびに「かつ/また
は」の結合を選択するための結合選択cである。出力は
結論を表わすファジィ・メンバーシップ関数C′とな
る。ファジィ・メンバーシップ関数A,A′はm本の信
号ライン上に分布した電圧によって,B,B′はm′本
の信号ライン上に分布した電圧によって,Cはn本の信
号ライン上に分布した電圧によってそれぞれ表わされ
る。
第20図はこの拡張された推論エンジンの構成を示してお
り,これは第17図に示すタイプ[3]の基本的な推論エン
ジンの構成を若干修正することによって得られる。ファ
ジィ・メンバーシップ関数AとA′との間でC−MIN
演算が行なわれ(C−MIN31A),その結果を表わす
m個の電圧のE−MAX演算が行なわれる(E−MAX
32A)。ファジィ・メンバーシップ関数BとB′とにつ
いてもC−MIN,E−MAXの演算が行なわれる(C
−MIN31B,E−MAX32B)。結合「かつ(and)」
はこの実施例ではMIN演算によって,「または(o
r)」はMAX演算によってそれぞれ実現される。この
結合の演算と選択が容易に可能となるように,上述した
コントロードMIN−MAX回路34が用いられる。2つ
のE−MAXの演算結果はこのコントロールドMIN−
MAX回路34に入力する。そして,「かつ」か「また
は」を選択するための結合選択入力信号cがコントロー
ルドMIN−MAX回路34の制御入力として与えられ
る。ファジィ・メンバーシップ関数Cはトランケーショ
ン回路33に与えられ,そのトランケーティング信号とし
てコントロールドMIN−MAX回路34の出力aが与え
られる。トランケーション回路33から結論C′を表わす
ファジィ・メンバーシップ関数の電圧分布が得られる。
上記実施例においては,ファジィ命題の結合「かつ/ま
たは」をそれぞれ演算する演算回路と結合選択入力に応
じて結合演算回路を選択する切替回路とが第12図のコン
トロールドMIN−MAX回路として有機的にまとめら
れているが,第1図(A)に示すようなMIN回路と,第
2図に示すようなMAX回路と,これらのMIN回路,
MAX回路の入力側または出力側の結合選択入力に応じ
て切替える回路とから構成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)はn入力1出力NIN回路の例を示す回路
図,第1図(B)はその改良型を示す回路図,第2図はn
入力1出力MAX回路を示す回路図である。 第3図から第6図はMIN回路またはMAX回路の分類
を示すもので,第3図(A)はコレスポンディングMIN
(C−MIN)またはコレスポンディングMAX(C−
MAX)の概念を,第3図(B)はその記号をそれぞれ示
し,第4図(A)はアンサンブルMIN((E−MIN)
またはアンサンブルMAX(E−MAX)の概念を,第
4図(B)はその記号をそれぞれ示し,第5図(A)はデカル
ト積(または直積)NIN回路(CP−MIN)の記号
を,第5図(B)はその単純化した回路をそれぞれ示し,
第6図は第5図(B)にラインの交叉として記号化された
回路の具体例を示す回路図である。 第7図はトランケーション回路の概念を示し,第8図は
トランケーション回路の具体例を示す回路図である。 第9図(A),(B)は,NIN回路とMAX回路のカスケー
ド接続をそれぞれ示すブロック図,第10図は第9図(A)
の回路の具体例を示す回路図,第11図は第10図の回路の
コンペンセータを省略した回路を示す回路図である。 第12図はコントロールドMIN−MAX回路を示す回路
図である。 第13図は基本的なファジィ推論エンジンの概念を示すも
のである。 第14図はタイプ[1]のファジィ推論エンジンの構成を示
すブロック図である。 第15図はタイプ[2]のファジィ推論エンジンの構成の一
部を示すブロック図,第16図はその具体的回路を示す回
路図である。 第17図はタイプ[3]のファジィ推論エンジンの構成を示
すブロック図,第18図はその具体的回路を示す回路図で
ある。 第19図は,拡張ファジィ推論エンジンの概念を示すもの
であり,第20図はその構成の一例を示すブロック図であ
る。 Q31,Q32……結合切替用FET, C……結合選択入力。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前件部に複数のファジィ命題をもつインプ
    リケーションを含むモーダス・ポネンスを実行するファ
    ジィ推論エンジンにおいて, 複数のファジィ命題の結合かつ/またはをそれぞれ演算
    する演算手段,および 結合選択入力に応じて結合演算手段を選択する切替手
    段, を備えたファジィ推論エンジン。
JP61268566A 1986-11-13 1986-11-13 フアジイ推論エンジン Expired - Lifetime JPH0632059B2 (ja)

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