JPH0632058B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0632058B2
JPH0632058B2 JP61284481A JP28448186A JPH0632058B2 JP H0632058 B2 JPH0632058 B2 JP H0632058B2 JP 61284481 A JP61284481 A JP 61284481A JP 28448186 A JP28448186 A JP 28448186A JP H0632058 B2 JPH0632058 B2 JP H0632058B2
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俊弥 岡本
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、一般の数値、論理演算処理のように2つで一
組のデータを用いて演算処理を行う命令を含むプログラ
ムを実行する情報処理装置に関する。
<従来の技術> 第2図に従来の情報処理装置のブロック図を示す。ま
た、第3図に同装置に於けるデータパケットのフィール
ド構成を示す。
図に於いて、1はデータフロープログラムを記憶、入力
データパケットの行き先フィールドの内容(行き先情
報)をアドレスとして、行き先情報及び命令情報を読み
出し、該各情報を上記入力データパケットの行き先フィ
ールド及び命令フィールドに格納して出力するプログラ
ム記憶部である。2はプログラム記憶部1より入力され
るデータパケットの待ち合わせ(行き先情報が一致する
2つのデータパケットの検出)を行い、該行き先情報が
一致する2つのデータパケットの内の一方のデータパケ
ットのオペランドデータ(データ1フィールドの内容)
を他方のデータパケットのデータ2フィールドに格納し
て出力する対データ検出部である。なお、このとき上記
一方のデータパケットは消滅する。3は対データ検出部
2より入力されるデータパケットの命令情報を解読し、
その2つのオペランドデータに対して所定の演算処理を
施し、その結果を入力データパケットのデータ1フィー
ルドに格納して上記プログラム記憶部1に出力する演算
処理部である。なお、4はプログラム記憶部1と対デー
タ検出部2とをつなぐ経路である。ここで経路4が分岐
しているのは、第4図に示すように、演算に対して左右
2つの入力を模式的に表わすためである。また、5は対
データ検出部2と演算処理部3とをつなぐ経路である。
さらに、6は演算処理部3とプログラム記憶部1とをつ
なぐ経路である。
データパケットがプログラム記憶部1→対データ検出部
2→演算処理部3→プログラム記憶部1→…と回り続け
ることにより、プログラム記憶部1に記憶されたプログ
ラムに基づく演算処理が進行する。
今、第5図に示すプログラムを実行する場合を考える。
これは、11と12に2つの演算を並列に置いた並列処
理プログラムの一例である。まず10に入ったデータは
11と12という2つの演算に進む必要がある。そのた
めにデータのコピーを行わなければならない。すなわ
ち、この場合のデータは処理装置の外部からではなく、
内部で作られることになる。具体的にはコピー処理はプ
ログラム記憶部1に於て行われる。
第6図はプログラム記憶部に於ける記憶内容の一部を示
す図である。
行き先情報と命令情報の他にコピー有/無情報が記憶さ
れている。入力データパケットの行き先情報に基づきア
ドレス指定された部分の内容が先ず読み出される。この
とき、コピー有/無情報が「無」であれば、行き先フィ
ールド及び命令フィールドの内容が更新されたデータパ
ケットが出力されて処理は終了する。一方、コピー有/
無情報が「有」であれば、行き先フィールド及び命令フ
ィールドの内容が更新されたデータパケットが出力され
ると共に、続いて記憶されている行き先情報、命令情報
及びコピー有/無情報が読み出される。このコピー有/
無情報が「無」であれば、データ1フィールドの内容は
入力データパケットと同一で、行き先フィールド及び命
令フィールドには今読み出された各情報が格納されたデ
ータパケットが出力されて処理は終了する。すなわち、
コピー処理が実行される。コピー有/無情報が「有」で
あれば更に続けてコピー処理が行われる。
<発明が解決しようとする問題点> データコピーが1度行われる(2コピー命令が実行され
る)とすると、プログラム記憶部1に対する入力経路6
と出力経路4の流量比は必ず1対2になる。したがっ
て、仮に経路4が最大性能で動作しても、対データ検出
部2は2つのデータパケットの入力に対して1つのデー
タパケットを出力するものであるため、経路5以降は最
大性能の半分の流量しか保証されない。第7図に、その
流量を示す。
このように経路5と6は最大性能の2分の1でしか動作
しない。そのために演算処理部3の性能も2分の1しか
出ないことになり、情報処理装置の性能を阻害する結果
となっている。
本発明は従来装置に於ける上記問題点を解決することを
目的としているものである。
<問題点を解決するための手段> プログラム記憶部を複数個設け、演算処理部より出力さ
れるデータパケットを上記複数個のプログラム記憶部に
振り分けて入力させると共に、各プログラム記憶部と対
データ検出部との間を個別に結ぶ複数の経路を設ける。
<実施例> 以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図である。
本実施例は2個のプログラム記憶部を設けたものであ
る。すなわち、プログラム記憶部を2重化したものであ
る。
図に於いて、21及び22はプログラム記憶部、23は
対データ検出部、24は演算処理部である。これら各部
の機能は従来装置と全く同一である。すなわち、本装置
の特徴として、各機能部の内部に特別な機能の追加を要
しない点が挙げられる。また、データパケットのフィー
ルド構成も従来装置と全く同一である。
25は演算処理部24より出力されたデータパケットを
2個のプログラム記憶部21,22に振り分けるための
振り分け部である。その構成を第8図に示す。図に於い
て、251は分岐制御部、252は分岐部であり、分岐
制御部251はデータパケット入力毎に分岐部252に
出力経路切換え信号を出力する。これにより、一番目の
データパケットは上側の出力経路に、二番目のデータパ
ケットは下側の出力経路に、三番目のデータパケットは
上側の出力経路に、…という様に交互出力が行われる。
26はプログラム記憶部21と対データ検出部23とを
つなぐ経路、27はプログラム記憶部22と対データ検
出部23とをつなぐ経路である。また、28は対データ
検出部23と演算処理部24とをつなぐ経路である。さ
らに、29は演算処理部24と振り分け部25とをつな
ぐ経路、30は振り分け部25とプログラム記憶部21
とをつなぐ経路、31は振り分け部25とプログラム記
憶部22とをつなぐ経路である。
本装置に於いては、プログラム記憶部21,22への入
力を振り分け部25が振り分けているため、プログラム
記憶部21,22ともに最高性能の2分の1の割合で入
力が入る。ここで、第9図の並列処理プログラムを実行
した場合、40のデータコピーをプログラム記憶部21
が、また41のデータコピーをプログラム記憶部22が
行うなら、経路26,27はそれぞれ流量が1になる。
したがって、対データ検出部23は2入力のそれぞれか
ら流量1の入力を受け取るため、出力経路28で流量1
が達成できる。すなわち、経路29まで最高性能の流量
が確保される。第10図に流量を示す。
したがって、演算処理部での性能を100%まで高める
ことができ、従来装置に比べて並列処理の効果が2倍現
われる。
以上で第1の実施例の説明を終わる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
第11図は第2の実施例のブロック図である。また、同
装置に於けるデータパケットのフィールド構成を第12
図に示す。
本実施例は3個のプログラム記憶部を設ける構成とした
ものであり、第13図に示すような3コピー命令を含む
プログラムの実行時に於いても演算処理部での性能低下
が生じないものである。
図に於いて、51,52及び53はプログラム記憶部で
ある。
プログラム記憶部に於ける記憶内容の一部を第14図に
示す。
プログラム記憶部51,52及び53はデータフロープ
ログラムを記憶し、入力データパケットの行き先フィー
ルドの内容(行き先情報)をアドレスとして、行き先情
報、命令情報及びタグ情報を読み出し、該各情報を上記
入力データパケットの行き先フィールド、命令フィール
ド及びタグフィールドに格納して出力する。タグ情報に
ついては後述する。
54はプログラム記憶部51,52,53より入力され
るデータパケットの待ち合わせを行い、行き先情報が一
致する2つのデータパケットの内の一方のデータパケッ
トのオペランドデータ(データ1フィールドの内容)を
他方のデータパケットのデータ2フィールドに格納して
出力する対データ検出部である。なお、このとき上記一
方のデータパケットは消滅する。対データ検出部54は
第1対データ検出部541と第2対データ検出部54
2、更にデータパケット分岐部543及びデータパケッ
ト合流部544を含む。上記タグ情報は、当該データパ
ケットが上記第1対データ検出部541と第2対データ
検出部542の何れで待ち合わせが行われるべきもので
あるかを示す情報である。「0」であれば第1対データ
検出部541で待ち合わせが行われ、「1」であれば第
2対データ検出部542で待ち合わせが行われる。
データパケット分岐部543の構成を第15図に示す。
分岐制御部545は入力データパケットのタグ情報が
「0」のとき分岐部546に分岐信号を出力する。これ
により入力データパケットは合流部544に入力され
る。タグ情報が「1」のとき分岐信号は出力されず、デ
ータパケットは第2対データ検出部542に入力され
る。
データパケット合流部544の構成を第16図に示す。
空き判定部547によって空きがあることが検出された
とき合流部548が動作してデータパケット分岐部54
3より入力されたデータパケットの合流が行われる。
第1対データ検出部541は入力データパケットのタグ
情報に応じて、それが「0」のときは対検出に進ませ、
「1」のときは単に通過させる。また、第2対データ検
出部542は入力データパケットのタグ情報に応じて、
それが「0」のときは単に通過させ、「1」のときは対
検出に進ませる。
55は対データ検出部54より入力されるデータパケッ
トの命令情報を解読し、その2つのオペランドデータに
対して所定の演算処理を施し、その結果を入力データパ
ケットのデータ1フィールドに格納して出力する演算処
理部である。
56は演算処理部55より出力されたデータパケットを
3個のプログラム記憶部51,52,53に振り分ける
ための振り分け部である。その構成を第17図に示す。
分岐制御部561はデータパケット入力毎に分岐部56
2に出力経路切換え信号を出力する。これにより、一番
目のデータパケットは上の出力経路に、二番目のデータ
パケットは中の出力経路に、三番目のデータパケットは
下の出力経路に、四番目のデータパケットは上の出力経
路に、…という様に切換え出力が行われる。
57はプログラム記憶部51と対データ検出部54とを
つなぐ経路、58はプログラム記憶部52と対データ検
出部54とをつなぐ経路、59はプログラム記憶部53
と対データ検出部54とをつなぐ経路である。また、6
0は対データ検出部54と演算処理部55とをつなぐ経
路である。さらに、61は演算処理部55と振り分け部
56とをつなぐ経路、62,63及び64は、それぞ
れ、振り分け部56と、プログラム記憶部51、プログ
ラム記憶部52及びプログラム記憶部53とをつなぐ経
路である。
同様の考え方により、プログラム記憶部の個数を更に増
加させた情報処理装置を構成することも可能である。
<発明の効果> 以上詳細に説明したように本発明によれば、演算処理部
の性能が阻害されず、従来に比して性能を向上させるこ
とができる極めて有用な情報処理装置を得ることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例のブロック図、第2図は
従来の情報処理装置のブロック図、第3図は同装置に於
けるデータパケットのフィールド構成図、第4図は
「+」を行う2入力1出力のプログラムを示す図、第5
図は並列にいくつかの演算が書かれたプログラムの一部
を示す図、第6図は上記従来装置を構成するプログラム
記憶部に於ける記憶内容の一部を示す図、第7図は同装
置を構成する各経路の流量を示す図、第8図は上記本発
明の第1の実施例を構成する振り分け部のブロック図、
第9図は並列に演算のあるプログラムの一例を示す図、
第10図は上記第1の実施例を構成する各経路の流量を
示す図、第11図は本発明の第2の実施例のブロック
図、第12図は同実施例に於けるデータパケットのフィ
ールド構成図、第13図は並列に演算のあるプログラム
の一例を示す図、第14図は上記第2の実施例を構成す
るプログラム記憶部に於ける記憶内容の一部を示す図、
第15図は同実施例を構成する対データ検出部内部に設
けられるデータパケット分岐部のブロック図、第16図
は同データパケット合流部のブロック図、第17図は同
実施例を構成する振り分け部のブロック図である。 符号の説明 21,22:プログラム記憶部、23:対データ検出
部、24:演算処理部、25:振り分け部、26,2
7,28,29,30,31:経路、51,52,5
3:プログラム記憶部、54:対データ検出部、55:
演算処理部、56:振り分け部、57,58,59,6
0,61,62,63,64:経路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データフロープログラムを記憶し、入力デ
    ータパケットの行き先フィールドの内容(行き先情報)
    をアドレスとして、行き先情報及び命令情報を読み出
    し、該各情報を上記入力データパケットの行き先フィー
    ルド及び命令フィールドに格納して出力するプログラム
    記憶部と、該プログラム記憶部より入力されるデータパ
    ケットの待ち合わせを行い、行き先情報が一致する2つ
    のデータパケットの内の一方のデータパケットのオペラ
    ンドデータを他方のデータパケットのデータフィールド
    に格納して出力する対データ検出部と、該対データ検出
    部より入力されるデータパケットの命令情報を解読し、
    その2つのオペランドデータに対して所定の演算処理を
    施し、その結果を入力データパケットのデータフィール
    ドに格納して上記プログラム記憶部に出力する演算処理
    部とを有する情報処理装置であって、上記プログラム記
    憶部がコピー機能、すなわち入力データパケットとオペ
    ランドデータが同一である1以上のデータパケットを作
    成、出力する機能を有する情報処理装置に於いて、 複数(N)個の上記プログラム記憶部と、 単一の上記演算処理部より出力されるデータパケットを
    上記複数個のプログラム記憶部に振り分けて入力させる
    振り分け手段と、 上記各プログラム記憶部と上記対データ検出部との間を
    結ぶ複数(N)個の経路とを設けたことを特徴とする情報
    処理装置。
JP61284481A 1986-11-28 1986-11-28 情報処理装置 Expired - Lifetime JPH0632058B2 (ja)

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JPS63136232A JPS63136232A (ja) 1988-06-08
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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01211127A (ja) * 1988-02-19 1989-08-24 Sanyo Electric Co Ltd データ駆動型データ処理装置
JP2632074B2 (ja) * 1990-07-11 1997-07-16 シャープ株式会社 データフロー型情報処理装置
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