JPH06320587A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JPH06320587A
JPH06320587A JP13644993A JP13644993A JPH06320587A JP H06320587 A JPH06320587 A JP H06320587A JP 13644993 A JP13644993 A JP 13644993A JP 13644993 A JP13644993 A JP 13644993A JP H06320587 A JPH06320587 A JP H06320587A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
resin
cavity
injection molding
pressure gauge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13644993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Haga
健二 芳賀
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH06320587A publication Critical patent/JPH06320587A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各回の成形ショットにおける成形品の品質ば
らつきの極めて少ない射出成形機を提供することを目的
とする。 【構成】 キャビティー13の圧力を圧力計14で測定
し、比較器15で所定値と比較して、油圧コントローラ
16による射出成形油圧を制御し、樹脂圧力を補正す
る。湯道6の圧力計7と圧力計14との圧力損失から樹
脂粘度を検出し、温度コントローラ18により加熱ヒー
タ4を制御する。 【効果】 成形ショット毎に樹脂圧力の補正と樹脂粘度
の補正とを繰り返すことにより、成形品のばらつきが抑
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック製品の射
出成形を行う射出成形機に関し、特に成形品の品質ばら
つきを抑えることのできる射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、成形品の品質ばらつきの原因と
しては、各々相関があるものの、次の2つの原因が知ら
れている。第1は、保圧工程における樹脂圧力のばらつ
きで、寸法やヒケ等の品質ばらつきの原因となる。第2
は、充填工程における樹脂粘度のばらつきで、光学的歪
や外観・ウェルド等の品質ばらつきの原因となる。
【0003】従来、このような品質ばらつきを抑える技
術としては、金型キャビティー内の樹脂圧力を測定し、
この圧力値に応じて射出シリンダの油圧を制御する方法
が知られている。また、同様に金型キャビティー内の樹
脂圧力を検知して、充填工程から保圧工程に切換を行う
方法(例えば特開昭60−198217号)も知られて
いる。そして、いずれの技術によっても、金型キャビテ
ィー内の樹脂圧力のばらつきが抑制されるので、成形品
の品質ばらつきを軽減することが出来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の技術は、いずれも充填完了時ないし保圧工程中におけ
る金型キャビティー内の樹脂圧力を操作するものであ
り、樹脂の粘度のばらつきについては何ら考慮されてい
なかった。換言すれば、上記第1の原因のみについて対
策を施したものであったため、寸法やヒケを改善するこ
とはできても、上記第2の原因による光学的歪等の品質
ばらつきを抑止することは出来なかった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、保圧工程における樹脂圧力のみならず、充填工程に
おける樹脂粘度をも総括的に補正することにより、各成
形品の品質ばらつきの極めて小さい射出成形機を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の射出成形機は、金型キャビティー内の樹脂
圧力を検知するキャビティー内圧力計と、前記キャビテ
ィー内圧力計の測定圧力値を所定の圧力値と比較する内
圧比較器と、前記内圧比較器の出力信号により射出シリ
ンダの油圧を制御する油圧コントローラと、射出シリン
ダのノズル部の湯道の樹脂圧力を検知するノズル圧力計
と、前記キャビティー内圧力計と前記ノズル圧力計との
測定圧力差を所定圧力値と比較する圧力損失比較器と、
前記圧力損失比較器の出力信号により射出シリンダの加
熱ヒータを制御する温度コントローラとから構成するこ
ととした。
【0007】
【作用】上記構成からなる本発明の射出成形機では、樹
脂圧力の補正と樹脂粘度の補正とを繰り返してあるいは
並行して行いつつ射出成形を行う。すなわち、金型キャ
ビティー内の樹脂圧力が所定の圧力値から外れた場合に
は、内圧比較器から油圧コントローラに信号を出力し、
金型キャビティー内の樹脂圧力が所定の設定値と等しく
なるように射出シリンダの油圧を補正する。更に、金型
キャビティー内の樹脂圧力値とノズル部の樹脂圧力値と
の差が所定の圧力値より外れた場合には、圧力損失比較
器から温度コントローラに信号を出力し、射出シリンダ
の加熱ヒータを加熱又は冷却して樹脂の粘度を補正す
る。以上のように、樹脂圧力の補正と樹脂粘度の補正と
を繰り返すことにより、金型キャビティー内の樹脂圧力
及び樹脂粘度の成形毎のばらつきを抑制する。
【0008】以下、添付図面を参照して、本発明に係る
射出成形機の実施例を説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一符号を付し、重複する説明を省
略する。
【0009】
【実施例1】まず、本発明の実施例1を説明する。図1
は射出成形機を模式的に示すブロック図である。図示の
通りこの装置では、シリンダ本体1の内部に、スクリュ
ー3が挿入され油圧シリンダ2により前後に摺動するよ
うになっており、シリンダ本体1の外周には、加熱ヒー
タ4が設けられ、シリンダ1内の樹脂を加熱するように
なっている。またシリンダ本体1の先端には、ノズル5
が固定され、内部に湯道6を形成し、湯道6に接するよ
うにノズル圧力計7が埋設されている。なお、8は粒状
の樹脂を投入するホッパである。
【0010】金型9は、固定型板10と可動型板11と
から構成されており、固定型板10内部にはスプルー1
2とキャビティー13とが形成され、可動型板11内部
には前記キャビティー13に接するようにキャビティー
内圧力計14が埋設されている。
【0011】内圧比較器15は、キャビティー内圧力計
14の信号を所定の設定値と比較して、この結果に応じ
て油圧コントローラ16の制御を行うものである。具体
的には、キャビティー内の圧力が低いときにはスクリュ
ー3の押圧力を高め、常に一定のキャビティー内圧力で
射出成形を行うようになっている。
【0012】圧力損失比較器17は、ノズル圧力計7と
キャビティー内圧力計14との圧力値の差を演算し、温
度コントローラ18を介して加熱ヒータ4を制御するも
のである。具体的には、ノズル圧力計7とキャビティー
内圧力計14との測定値の差が所定値よりも大きいとき
には、樹脂の粘度が高くて圧力損失が大きいと判断し、
加熱ヒータ4によりシリンダ本体1を加熱して、樹脂の
粘度を下げるのである。
【0013】次に、本実施例の作用を図2を参照して説
明する。シリンダ本体1から金型9内に射出された樹脂
は、スプルー12を通ってキャビティー13内に充填さ
れ、成形の1ショットが終了する。そしてこのとき、キ
ャビティー内圧力計14によりキャビティー13内の樹
脂圧力PC1が測定され、内圧比較器15により所定のキ
ャビティー内圧設定値PS1と比較され、両者の差に応じ
て次回の成形ショットの補正値を油圧コントローラ16
に設定する。すなわち、ある成形ショットにおける金型
キャビティー13内の樹脂圧力が所定の圧力値から外れ
ると、次回の成形ショットでは所定の圧力となるように
射出シリンダの油圧を補正するのである。
【0014】次回の成形ショットが始まると、湯道6内
の樹脂圧力PN1とキャビティー13内の樹脂圧力PC2
をノズル圧力計7及びキャビティー内圧力計14により
測定する。そして、圧力損失比較器17により樹脂圧力
N1と樹脂圧力PC2とを比較して、両者の差に応じて次
回の成形ショットにおける加熱ヒータ4の加熱量の補正
値を温度コントローラ18に設定する。すなわち、ある
成形ショットにおける樹脂粘度が所定値から外れると、
次回の成形ショットでは所定の粘度となるように加熱ヒ
ータ4の加熱を補正するのである。そして、本実施例で
は上記両工程が繰り返し行われる。
【0015】以上のように、本実施例の射出成形機によ
れば、樹脂圧力の補正と樹脂粘度の補正とを繰り返すこ
とにより、金型キャビティー内の樹脂圧力及び樹脂粘度
の成形毎のばらつきを抑制することができる。
【0016】
【実施例2】次に、本発明の実施例2を説明する。図3
は実施例2の射出成形機を示すブロック図である。図示
の通りこの実施例は、複数のキャビティー13a,13
bを有する金型9に適用したものである。すなわち、固
定型板10にはスプルー12に連設してランナー19,
ゲート20及びキャビティー13a,13bが形成され
ている。そして、キャビティー13a,13bにそれぞ
れ接するように可動型板11にキャビティー内圧力計1
4a,14bが埋設されている。
【0017】本実施例では、2つのキャビティー内圧力
計14a,14bの平均値をキャビティー内圧力として
用いて、実施例1と同様の制御を行う。従って、複数の
キャビティー間で内圧にばらつきがある場合でも正確な
制御を行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本実施例の射出成形機に
よれば、成形ショット毎に、樹脂圧力の補正と樹脂粘度
の補正とを繰り返すので、金型キャビティー内の樹脂圧
力及び樹脂粘度の成形毎のばらつきを抑制することがで
きる。従って、寸法やヒケがなく、さらに光学的歪やウ
ェルド等の品質ばらつきも極めて少ない良好な成形品を
得ることのできる射出成形機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1の射出成形機を模式的に
示すブロック図である。
【図2】実施例1の射出成形機の動作を示す図である。
【図3】本発明による実施例2の射出成形機を模式的に
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 シリンダ本体 2 油圧シリンダ 3 スクリュー 4 加熱ヒータ 5 ノズル 6 湯道 7 ノズル圧力計 8 ホッパ 9 金型 10 固定型板 11 可動型板 12 スプルー 13,13a,13b キャビティー 14,14a,14b キャビティー内圧力計 15 内圧比較器 16 油圧コントローラ 17 圧力損失比較器 18 温度コントローラ 19 ゲート 20 ランナー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型キャビティー内の樹脂圧力を検知す
    るキャビティー内圧力計と、前記キャビティー内圧力計
    の測定圧力値を所定の圧力値と比較する内圧比較器と、
    前記内圧比較器の出力信号により射出シリンダの油圧を
    制御する油圧コントローラと、射出シリンダのノズル部
    の湯道の樹脂圧力を検知するノズル圧力計と、前記キャ
    ビティー内圧力計と前記ノズル圧力計との測定圧力差を
    所定圧力値と比較する圧力損失比較器と、前記圧力損失
    比較器の出力信号により射出シリンダの加熱ヒータを制
    御する温度コントローラとからなることを特徴とする射
    出成形機。
JP13644993A 1993-05-14 1993-05-14 射出成形機 Withdrawn JPH06320587A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009040077A1 (de) * 2007-09-20 2009-04-02 Priamus System Technologies Ag Verfahren und vorrichtung zum überwachen, dokumentieren und/oder regeln einer spritzgiessmaschine
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