JPH06320484A - Alcパネルの切断方法及びその装置 - Google Patents
Alcパネルの切断方法及びその装置Info
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- JPH06320484A JPH06320484A JP13412793A JP13412793A JPH06320484A JP H06320484 A JPH06320484 A JP H06320484A JP 13412793 A JP13412793 A JP 13412793A JP 13412793 A JP13412793 A JP 13412793A JP H06320484 A JPH06320484 A JP H06320484A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】型枠成形された半可塑性を有する大型のブロッ
クから予め設定された長さの異なるALCパネルを切断
する。 【構成】ブロック1から製造すべきALCパネルに対応
した厚さを有する複数のパネル材1aを切断して走行可
能な台車2上に積層して載置する。台車2の走行経路に
パネル材1aを切断するピアノ線3を水平に張り渡した
キャリッジ7,キャリッジ7を駆動する駆動装置5を設
けた支持枠6を設置する。台車2を走行させてセンサー
によりパネル材1aの端部を検出し、更に走行距離を検
出してパネル1aに対する切断位置とピアノ線3を対向
させ、駆動モーター5aを駆動してピアノ線3を下降さ
せて切断する。
クから予め設定された長さの異なるALCパネルを切断
する。 【構成】ブロック1から製造すべきALCパネルに対応
した厚さを有する複数のパネル材1aを切断して走行可
能な台車2上に積層して載置する。台車2の走行経路に
パネル材1aを切断するピアノ線3を水平に張り渡した
キャリッジ7,キャリッジ7を駆動する駆動装置5を設
けた支持枠6を設置する。台車2を走行させてセンサー
によりパネル材1aの端部を検出し、更に走行距離を検
出してパネル1aに対する切断位置とピアノ線3を対向
させ、駆動モーター5aを駆動してピアノ線3を下降さ
せて切断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半可塑性のブロックから
予め設定された長さを有するALCパネルを切断する切
断方法と、異なる長さを持ったALCパネルを切断する
切断装置に関するものである。
予め設定された長さを有するALCパネルを切断する切
断方法と、異なる長さを持ったALCパネルを切断する
切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、建物の壁材や屋根材として多
数のALCパネルが使用されている。ALCパネルは、
型枠成形された大型のブロックを製造すべきALCパネ
ルの厚さ,幅,長さに対応する寸法に切断し、その後、
オートクレーブで養生して硬化させて製造される。
数のALCパネルが使用されている。ALCパネルは、
型枠成形された大型のブロックを製造すべきALCパネ
ルの厚さ,幅,長さに対応する寸法に切断し、その後、
オートクレーブで養生して硬化させて製造される。
【0003】上記大型のブロックを切断する場合、図7
に示すように、ブロック51をベッド52上に載置し、複数
のピアノ線53を製造すべきALCパネルの長さに対応さ
せた間隔に配置した切断枠54を回動させつつ下方から上
方へ移動させることでを切断している。
に示すように、ブロック51をベッド52上に載置し、複数
のピアノ線53を製造すべきALCパネルの長さに対応さ
せた間隔に配置した切断枠54を回動させつつ下方から上
方へ移動させることでを切断している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の切断方法で
は、ブロックから切断されたALCパネルの長さは全て
同一寸法である。然し、ユーザーから要求されるALC
パネルは、建物の用途に対応して多品種に渡り、且つ長
さも種々の寸法を有するものが受注されている。このた
め、養生後、硬化したALCパネルをレジノイドカッタ
ー等を用いた後加工設備によって個々の受注寸法に応じ
た長さに切断しているのが実情である。
は、ブロックから切断されたALCパネルの長さは全て
同一寸法である。然し、ユーザーから要求されるALC
パネルは、建物の用途に対応して多品種に渡り、且つ長
さも種々の寸法を有するものが受注されている。このた
め、養生後、硬化したALCパネルをレジノイドカッタ
ー等を用いた後加工設備によって個々の受注寸法に応じ
た長さに切断しているのが実情である。
【0005】特に、最近では建物の個別化が進み、極め
て多くの寸法を持ったALCパネルを供給することが要
求されている。このため、多数の後加工設備が必要とな
り、且つこの後加工設備を稼働させるために多くの要員
が必要となるという問題がある。
て多くの寸法を持ったALCパネルを供給することが要
求されている。このため、多数の後加工設備が必要とな
り、且つこの後加工設備を稼働させるために多くの要員
が必要となるという問題がある。
【0006】また硬化したALCパネルに対し個々に後
加工を施すためには必然的に該パネルの移動作業を伴う
こととなる。このため、ALCパネルを移動させる際に
生じる欠損等の品質の問題や物流の問題等多くの解決す
べき問題が発生している。
加工を施すためには必然的に該パネルの移動作業を伴う
こととなる。このため、ALCパネルを移動させる際に
生じる欠損等の品質の問題や物流の問題等多くの解決す
べき問題が発生している。
【0007】本発明の目的は、半可塑性のブロックを所
望の長さに切断することを可能とした切断方法と、前記
ブロックから異なる長さを持ったALCパネルを切断す
る切断装置を提供することにある。
望の長さに切断することを可能とした切断方法と、前記
ブロックから異なる長さを持ったALCパネルを切断す
る切断装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るALCパネルの切断方法は、型枠成形さ
れた半可塑性のブロックから所定の厚さを有する複数の
長尺状のパネル材を切断し、その後、前記パネル材を夫
々予め設定された長さに切断することを特徴とするもの
である。
に本発明に係るALCパネルの切断方法は、型枠成形さ
れた半可塑性のブロックから所定の厚さを有する複数の
長尺状のパネル材を切断し、その後、前記パネル材を夫
々予め設定された長さに切断することを特徴とするもの
である。
【0009】また本発明に係るALCパネルの切断装置
は、積層された長尺状のパネル材を載置する台車と、水
平方向に張り渡され前記パネル材を切断するピアノ線
と、前記台車に対し相対的に移動可能に構成され且つパ
ネル材の積層方向に沿って配置された柱材を有する支持
枠と、前記ピアノ線をパネル材の積層方向に移動させる
駆動部材とを有して構成されるものである。
は、積層された長尺状のパネル材を載置する台車と、水
平方向に張り渡され前記パネル材を切断するピアノ線
と、前記台車に対し相対的に移動可能に構成され且つパ
ネル材の積層方向に沿って配置された柱材を有する支持
枠と、前記ピアノ線をパネル材の積層方向に移動させる
駆動部材とを有して構成されるものである。
【0010】
【作用】上記切断方法によれば、型枠成形された半可塑
性を有する大型のブロックから所定の厚さを有する複数
の長尺状のパネル材を切断し、その後、前記パネル材を
夫々予め設定された長さに切断することで、製造すべき
ALCパネルの長さ寸法に応じた半可塑性を有する素材
を切断することが出来る。従って、前記素材をオートク
レーブ養生することによって硬化させることで、後加工
を施すことなく目的のALCパネルを製造することが出
来る。
性を有する大型のブロックから所定の厚さを有する複数
の長尺状のパネル材を切断し、その後、前記パネル材を
夫々予め設定された長さに切断することで、製造すべき
ALCパネルの長さ寸法に応じた半可塑性を有する素材
を切断することが出来る。従って、前記素材をオートク
レーブ養生することによって硬化させることで、後加工
を施すことなく目的のALCパネルを製造することが出
来る。
【0011】また上記切断装置によれば、積層された長
尺状のパネル材を載置した台車、或いはピアノ線を支持
する支持枠を移動させることで、パネル材に対しピアノ
線を所望の位置に設定することが出来る。即ち、パネル
材の切断長さを所望の値に設定することが出来る。
尺状のパネル材を載置した台車、或いはピアノ線を支持
する支持枠を移動させることで、パネル材に対しピアノ
線を所望の位置に設定することが出来る。即ち、パネル
材の切断長さを所望の値に設定することが出来る。
【0012】そしてパネル材とピアノ線との関係位置を
所望の位置に設定した後、駆動部材を作動させてピアノ
線をパネル材の積層方向に移動させることで、パネル材
を予め設定された長さに切断することが出来る。
所望の位置に設定した後、駆動部材を作動させてピアノ
線をパネル材の積層方向に移動させることで、パネル材
を予め設定された長さに切断することが出来る。
【0013】
【実施例】以下上記切断方法について図を用いて説明す
る。図1はブロックから所定の厚さを持ったパネル材を
切断する説明図、図2はパネル材を所望の長さに切断す
る説明図であり、切断装置の全体構成を説明する斜視図
である。
る。図1はブロックから所定の厚さを持ったパネル材を
切断する説明図、図2はパネル材を所望の長さに切断す
る説明図であり、切断装置の全体構成を説明する斜視図
である。
【0014】図に於いて、ブロック1は図示しない型枠
を用いて成形されたものであり、硬化途上に於ける適度
な可塑性と適度な弾性を有し(半可塑性)ている。この
ブロック1は製造すべきALCパネルの寸法に関わら
ず、最終製品となるALCパネル複数枚を採取し得る
幅,長さ,厚さ寸法を有している。
を用いて成形されたものであり、硬化途上に於ける適度
な可塑性と適度な弾性を有し(半可塑性)ている。この
ブロック1は製造すべきALCパネルの寸法に関わら
ず、最終製品となるALCパネル複数枚を採取し得る
幅,長さ,厚さ寸法を有している。
【0015】台車2はブロック1を載置し得る寸法を持
って構成され、且つ走行可能に構成されている。この台
車2の走行経路には複数のピアノ線3を有する門型のフ
レーム4が配置されている。そしてピアノ線3を目的の
ALCパネルの厚さに対応した間隔に設定し、ブロック
1を載置した台車2をフレーム4の間に走行させること
で、該ブロック1をALCパネルの厚さに対応する寸法
で切断することが可能である。
って構成され、且つ走行可能に構成されている。この台
車2の走行経路には複数のピアノ線3を有する門型のフ
レーム4が配置されている。そしてピアノ線3を目的の
ALCパネルの厚さに対応した間隔に設定し、ブロック
1を載置した台車2をフレーム4の間に走行させること
で、該ブロック1をALCパネルの厚さに対応する寸法
で切断することが可能である。
【0016】上記の如くしてブロック1を切断すること
で、目的のALCパネルに対応する厚さを有し、且つ複
数のALCパネルを採取し得る長尺状のパネル材1aを
切断することが可能である。また切断されたパネル1a
は台車2上に積層された状態で載置されている。
で、目的のALCパネルに対応する厚さを有し、且つ複
数のALCパネルを採取し得る長尺状のパネル材1aを
切断することが可能である。また切断されたパネル1a
は台車2上に積層された状態で載置されている。
【0017】次に、台車2上に積層されたパネル材1a
から目的のALCパネルの長さに対応する寸法に切断す
る。この切断は後述する切断装置Aを用いて行われる。
切断装置Aには上下方向に移動可能なピアノ線3が水平
方向に張り渡されている。そして台車2を一方向に移動
させ、ピアノ線3が積層されたパネル材1aの端部から
切断すべき位置に到達したとき、台車2を停止させると
共にピアノ線3を上方から下方に移動させることで、パ
ネル材1aを予め設定された長さに切断することが可能
である。
から目的のALCパネルの長さに対応する寸法に切断す
る。この切断は後述する切断装置Aを用いて行われる。
切断装置Aには上下方向に移動可能なピアノ線3が水平
方向に張り渡されている。そして台車2を一方向に移動
させ、ピアノ線3が積層されたパネル材1aの端部から
切断すべき位置に到達したとき、台車2を停止させると
共にピアノ線3を上方から下方に移動させることで、パ
ネル材1aを予め設定された長さに切断することが可能
である。
【0018】台車2に載置された複数のパネル材1aを
異なる長さで切断する場合、例えば、台車2上に15枚の
パネル材1aが載置されており、このパネル材1aから
同一寸法で15枚のパネル1bを切断し、パネル1bと異
なる長さを持った6枚のパネル1cを切断し、更に、パ
ネル1b,1cと異なる長さを持った10枚のパネル1d
を切断するような場合について説明する。
異なる長さで切断する場合、例えば、台車2上に15枚の
パネル材1aが載置されており、このパネル材1aから
同一寸法で15枚のパネル1bを切断し、パネル1bと異
なる長さを持った6枚のパネル1cを切断し、更に、パ
ネル1b,1cと異なる長さを持った10枚のパネル1d
を切断するような場合について説明する。
【0019】図2に示すように、台車2を一方向に移動
させてピアノ線3がパネル1bの長さに対応する位置に
到達したとき、台車2を停止させると共にピアノ線3を
下方に移動させて該台車2に載置された全てのパネル材
1aを切断することで、15枚のパネル1bを切断するこ
とが可能である。
させてピアノ線3がパネル1bの長さに対応する位置に
到達したとき、台車2を停止させると共にピアノ線3を
下方に移動させて該台車2に載置された全てのパネル材
1aを切断することで、15枚のパネル1bを切断するこ
とが可能である。
【0020】次いで、ピアノ線3を上方に移動させて積
層されたパネル1aの上方に退避させ、その後、台車2
を移動させてピアノ線3がパネル1cに対応する位置に
到達したときに台車2を停止させると共に、ピアノ線3
を6枚のパネル材1aに対応する位置まで下降させるこ
とで、6枚のパネル1cを切断することが可能である。
層されたパネル1aの上方に退避させ、その後、台車2
を移動させてピアノ線3がパネル1cに対応する位置に
到達したときに台車2を停止させると共に、ピアノ線3
を6枚のパネル材1aに対応する位置まで下降させるこ
とで、6枚のパネル1cを切断することが可能である。
【0021】更に、ピアノ線3の高さを6枚のパネル1
cに対する切断が終了した位置に維持して台車2を移動
させると、ピアノ線3はパネル1aの間を通って移動す
る。そしてピアノ線3がパネル1dに対応する位置に到
達したとき、台車2を停止させると共にピアノ線3を下
方に移動させることで10枚のパネル1dを切断すること
が可能である。
cに対する切断が終了した位置に維持して台車2を移動
させると、ピアノ線3はパネル1aの間を通って移動す
る。そしてピアノ線3がパネル1dに対応する位置に到
達したとき、台車2を停止させると共にピアノ線3を下
方に移動させることで10枚のパネル1dを切断すること
が可能である。
【0022】上記の如く本発明に係る切断方法では、ブ
ロック1から切断され且つ積層されたパネル材1aと該
パネル材1aを切断するピアノ線3を相対的に移動さ
せ、ピアノ線3が切断すべき位置に到達したときに、該
ピアノ線3を駆動してパネル材1aを切断することが可
能である。このため、長尺状のパネル材1aから所望の
長さのパネル1b〜1dを切断することが可能である。
ロック1から切断され且つ積層されたパネル材1aと該
パネル材1aを切断するピアノ線3を相対的に移動さ
せ、ピアノ線3が切断すべき位置に到達したときに、該
ピアノ線3を駆動してパネル材1aを切断することが可
能である。このため、長尺状のパネル材1aから所望の
長さのパネル1b〜1dを切断することが可能である。
【0023】次に、切断装置の構成について図により説
明する。図3は切断装置の正面図、図4は切断装置の側
面図、図5は切断装置の要部を拡大した図、図6は制御
系のブロック図である。
明する。図3は切断装置の正面図、図4は切断装置の側
面図、図5は切断装置の要部を拡大した図、図6は制御
系のブロック図である。
【0024】図に於いて、切断装置Aは、切断すべきパ
ネル材1aを積層した状態で載置する台車2と、パネル
材1aを切断するピアノ線3と、ピアノ線3を駆動する
駆動部材となる駆動装置5と、支持枠6とによって構成
されている。
ネル材1aを積層した状態で載置する台車2と、パネル
材1aを切断するピアノ線3と、ピアノ線3を駆動する
駆動部材となる駆動装置5と、支持枠6とによって構成
されている。
【0025】切断装置Aは、台車2或いは支持枠6を移
動させることで、パネル材1aを切断する位置にピアノ
線3を対向させ、その後、駆動装置5を駆動してピアノ
線3を下方に向けて移動させることで、パネル材1を予
め設定された長さに切断し得るように構成されている。
動させることで、パネル材1aを切断する位置にピアノ
線3を対向させ、その後、駆動装置5を駆動してピアノ
線3を下方に向けて移動させることで、パネル材1を予
め設定された長さに切断し得るように構成されている。
【0026】パネル材1aを切断するに際し、切断すべ
き位置はパネル材1aの一方の端部を基準として目的の
ALCパネルの長さと対応する位置に設定される。従っ
て、パネル材1aを異なる長さで切断する場合、特に、
積層されたパネル材1aを積層方向に異なる長さで切断
する場合にはピアノ線3のパネル材1aに対する位置を
変更することが必要となる。
き位置はパネル材1aの一方の端部を基準として目的の
ALCパネルの長さと対応する位置に設定される。従っ
て、パネル材1aを異なる長さで切断する場合、特に、
積層されたパネル材1aを積層方向に異なる長さで切断
する場合にはピアノ線3のパネル材1aに対する位置を
変更することが必要となる。
【0027】即ち、台車2或いは支持枠6の何れか一
方、或いは両方を走行可能に構成し、パネル材1a或い
はピアノ線3を移動させてパネル材1aの切断位置とピ
アノ線3を対向させることが必要である。本実施例で
は、台車2を走行可能に構成し且つ支持枠6を固定して
設置している。
方、或いは両方を走行可能に構成し、パネル材1a或い
はピアノ線3を移動させてパネル材1aの切断位置とピ
アノ線3を対向させることが必要である。本実施例で
は、台車2を走行可能に構成し且つ支持枠6を固定して
設置している。
【0028】台車2は複数の車輪2aを有しており、こ
の車輪2aを図示しない駆動装置によって駆動すること
で所望の方向に走行し得るように構成されている。また
台車2は型枠成形された半可塑性を有する大型のブロッ
クを載置するのに充分な面積と強度を有している。更
に、台車2はピアノ線3の張り渡し方向に対し直交する
方向に正確に直進し得るように構成されている。
の車輪2aを図示しない駆動装置によって駆動すること
で所望の方向に走行し得るように構成されている。また
台車2は型枠成形された半可塑性を有する大型のブロッ
クを載置するのに充分な面積と強度を有している。更
に、台車2はピアノ線3の張り渡し方向に対し直交する
方向に正確に直進し得るように構成されている。
【0029】台車2の走行経路には、台車2或いは該台
車2に載置されたパネル材1aの端部を検出するセンサ
ー(図示せず)が配置されている。また車輪2aを駆動
するモーター或いは車輪2aには図示しないロータリー
エンコーダが接続されている。前記センサー及びロータ
リーエンコーダによって図6に示す台車2の位置検出部
23を構成している。
車2に載置されたパネル材1aの端部を検出するセンサ
ー(図示せず)が配置されている。また車輪2aを駆動
するモーター或いは車輪2aには図示しないロータリー
エンコーダが接続されている。前記センサー及びロータ
リーエンコーダによって図6に示す台車2の位置検出部
23を構成している。
【0030】支持枠6は門型のフレームからなり、柱材
6aは台車2に載置されたパネル材1aの積層方向に沿
って配置され、且つフロアに固定されている。また支持
枠6の上部構造材6b上には駆動装置5の駆動モーター
5a,減速機5bが配置されている。
6aは台車2に載置されたパネル材1aの積層方向に沿
って配置され、且つフロアに固定されている。また支持
枠6の上部構造材6b上には駆動装置5の駆動モーター
5a,減速機5bが配置されている。
【0031】駆動装置5は、駆動モーター5aと、減速
機5bと、支持枠6の一対の柱材6aに沿って垂直方向
に設けられた駆動ネジ5cによって構成されている。駆
動モーター5a或いは駆動ネジ5cには図示しないロー
タリーエンコーダが接続され、該エンコーダから出力さ
れた信号をカウントすることによって駆動ネジ5cの総
回転角度、即ち、総回転数を検出し得るように構成され
ている。前記ロータリーエンコーダによって図6に示す
ピアノ線3の高さ検出部24を構成している。
機5bと、支持枠6の一対の柱材6aに沿って垂直方向
に設けられた駆動ネジ5cによって構成されている。駆
動モーター5a或いは駆動ネジ5cには図示しないロー
タリーエンコーダが接続され、該エンコーダから出力さ
れた信号をカウントすることによって駆動ネジ5cの総
回転角度、即ち、総回転数を検出し得るように構成され
ている。前記ロータリーエンコーダによって図6に示す
ピアノ線3の高さ検出部24を構成している。
【0032】駆動ネジ5cにはキャリッジ7が装着され
ており、このキャリッジ7にピアノ線3の両端を支持す
る支持部材8及びピアノ線支持枠9が取り付けられてい
る。支持部材8は、図5に示すように、水平方向に配置
されてキャリッジ7に固着されたケーシング8aとバネ
8bとからなり、ピアノ線3の両端に取り付けたカラー
10とケーシング8aの間にバネ8bを配置することで、
ピアノ線3に張力を付与し得るように構成されている。
ており、このキャリッジ7にピアノ線3の両端を支持す
る支持部材8及びピアノ線支持枠9が取り付けられてい
る。支持部材8は、図5に示すように、水平方向に配置
されてキャリッジ7に固着されたケーシング8aとバネ
8bとからなり、ピアノ線3の両端に取り付けたカラー
10とケーシング8aの間にバネ8bを配置することで、
ピアノ線3に張力を付与し得るように構成されている。
【0033】ピアノ線支持枠9は台車2上に載置された
パネル材1aの積層高さよりも大きい寸法を持ってコ字
状に構成され、複数のピアノ線押さえ板11が設けられて
いる。このピアノ線押さえ板11は、端部がピアノ線3と
当接してパネル材1aを切断する際にピアノ線3に発生
する撓みを抑制するものである。
パネル材1aの積層高さよりも大きい寸法を持ってコ字
状に構成され、複数のピアノ線押さえ板11が設けられて
いる。このピアノ線押さえ板11は、端部がピアノ線3と
当接してパネル材1aを切断する際にピアノ線3に発生
する撓みを抑制するものである。
【0034】次に切断装置Aの制御系について図6によ
り説明する。図に於いて、21は制御装置であり、演算部
21aと、インターフェース22を介して入力された信号を
一時記憶する一時記憶部21bと、切断装置Aの動作順位
等のプログラムが書き込まれた記憶部21cとによって構
成されている。
り説明する。図に於いて、21は制御装置であり、演算部
21aと、インターフェース22を介して入力された信号を
一時記憶する一時記憶部21bと、切断装置Aの動作順位
等のプログラムが書き込まれた記憶部21cとによって構
成されている。
【0035】23は台車2の位置検出部であり、前述した
センサーと台車2を駆動するモーター或いは車輪2aの
回転を検出するロータリーエンコーダとによって構成さ
れている。また24はピアノ線3の高さ検出部であり、駆
動装置5を構成する駆動モーター5a或いは駆動ネジ5
cの回転を検出するロータリーエンコーダによって構成
されている。
センサーと台車2を駆動するモーター或いは車輪2aの
回転を検出するロータリーエンコーダとによって構成さ
れている。また24はピアノ線3の高さ検出部であり、駆
動装置5を構成する駆動モーター5a或いは駆動ネジ5
cの回転を検出するロータリーエンコーダによって構成
されている。
【0036】25は入力装置であり、キーボード或いはデ
ィップスイッチ等のスイッチ類によって構成され、パネ
ル材1aを切断する際の長さの情報や切断すべき数量等
の情報を入力するものである。
ィップスイッチ等のスイッチ類によって構成され、パネ
ル材1aを切断する際の長さの情報や切断すべき数量等
の情報を入力するものである。
【0037】26,27はドライバであり、台車2を走行さ
せる駆動モーター28,駆動モーター5aを駆動する機能
を有する。
せる駆動モーター28,駆動モーター5aを駆動する機能
を有する。
【0038】次に、上記の如く構成された切断装置Aに
よってパネル材1aを予め設定された長さに切断する手
順について説明する。予め台車2には目的のALCパネ
ルの厚さに対応する厚さに切断された複数のパネル材1
aが積層状態で載置されている。
よってパネル材1aを予め設定された長さに切断する手
順について説明する。予め台車2には目的のALCパネ
ルの厚さに対応する厚さに切断された複数のパネル材1
aが積層状態で載置されている。
【0039】先ず、入力装置25によって目的のALCパ
ネルの長さに対応する切断長さの情報,厚さの情報,切
断数量の情報等の切断情報を入力する。入力された情報
は制御装置21の一時記憶部21bに記憶される。その後、
台車2を一定の方向に移動させると、位置検出部23を構
成するロータリーエンコーダから回転信号が発生して制
御装置21に伝達される。そして図示しないセンサーが台
車2に載置されたパネル材1aの端部を検出して検出信
号を発生すると、演算部21aでは前記エンコーダからの
信号をカウントして台車2の走行距離を演算する。
ネルの長さに対応する切断長さの情報,厚さの情報,切
断数量の情報等の切断情報を入力する。入力された情報
は制御装置21の一時記憶部21bに記憶される。その後、
台車2を一定の方向に移動させると、位置検出部23を構
成するロータリーエンコーダから回転信号が発生して制
御装置21に伝達される。そして図示しないセンサーが台
車2に載置されたパネル材1aの端部を検出して検出信
号を発生すると、演算部21aでは前記エンコーダからの
信号をカウントして台車2の走行距離を演算する。
【0040】台車2の走行距離が予め設定されたパネル
材1aに対する切断長と一致したとき、制御装置21から
駆動モーター28のドライバ26に対して発生していた駆動
信号が停止し、台車2はその位置で停止する。これによ
り、パネル材1aに対し設定された切断位置にピアノ線
3が対向する。
材1aに対する切断長と一致したとき、制御装置21から
駆動モーター28のドライバ26に対して発生していた駆動
信号が停止し、台車2はその位置で停止する。これによ
り、パネル材1aに対し設定された切断位置にピアノ線
3が対向する。
【0041】次に、ドライバ27に対して駆動信号が伝達
され、駆動モーター5a,駆動ネジ5cが回転し、高さ
検出部24から制御装置21に検出信号が伝達されてピアノ
線3の高さが検出される。駆動ネジ5cの回転に応じて
キャリッジ7,ピアノ線3が下降し、この過程で積層さ
れたパネル材1aに対する切断が行われる。
され、駆動モーター5a,駆動ネジ5cが回転し、高さ
検出部24から制御装置21に検出信号が伝達されてピアノ
線3の高さが検出される。駆動ネジ5cの回転に応じて
キャリッジ7,ピアノ線3が下降し、この過程で積層さ
れたパネル材1aに対する切断が行われる。
【0042】例えば、入力装置25から入力された切断情
報によって、現在設定されている切断長での切断数量が
n枚であり、パネル材1aの厚さがtmmであることが指
定されている場合、演算部21aでは前記条件に対応して
n×tなる高さ位置が演算され、高さ検出部24から伝達
された信号をカウントして前記演算結果と一致したと
き、制御装置21からの信号によって駆動モーター5cの
駆動が停止する。このときピアノ線3は既に所定の長さ
に切断されたパネル材1aと、未だ切断されていないパ
ネル材1aの境界に位置する。
報によって、現在設定されている切断長での切断数量が
n枚であり、パネル材1aの厚さがtmmであることが指
定されている場合、演算部21aでは前記条件に対応して
n×tなる高さ位置が演算され、高さ検出部24から伝達
された信号をカウントして前記演算結果と一致したと
き、制御装置21からの信号によって駆動モーター5cの
駆動が停止する。このときピアノ線3は既に所定の長さ
に切断されたパネル材1aと、未だ切断されていないパ
ネル材1aの境界に位置する。
【0043】次いで、演算部21aでは一時記憶部21bに
記憶された次に切断すべきパネル材1aの長さを読み出
し、読み出した情報に応じて台車2を移動させ、該台車
2が所定の位置に到達したとき、台車2を停止させると
共に駆動モーター5aを駆動してピアノ線3を下降させ
てパネル1aに対する切断を継続する。
記憶された次に切断すべきパネル材1aの長さを読み出
し、読み出した情報に応じて台車2を移動させ、該台車
2が所定の位置に到達したとき、台車2を停止させると
共に駆動モーター5aを駆動してピアノ線3を下降させ
てパネル1aに対する切断を継続する。
【0044】上記の如くして台車2に積層されたパネル
材1aを予め設定された長さで切断することが可能であ
る。
材1aを予め設定された長さで切断することが可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るALCパネルの切断方法では、型枠成形されたブロッ
クを製造すべきALCパネルの厚さに対応する厚さを有
する長尺状のパネル材を切断し、このパネル材を夫々予
め設定された長さに切断することで、硬化後のALCパ
ネルを目的の長さに切断するという後加工を排除するこ
とが出来る。このため、後加工設備や工数を削減して製
造コストを低減することが出来る。
るALCパネルの切断方法では、型枠成形されたブロッ
クを製造すべきALCパネルの厚さに対応する厚さを有
する長尺状のパネル材を切断し、このパネル材を夫々予
め設定された長さに切断することで、硬化後のALCパ
ネルを目的の長さに切断するという後加工を排除するこ
とが出来る。このため、後加工設備や工数を削減して製
造コストを低減することが出来る。
【0046】また本発明に係るALCパネルの切断装置
では、上記切断方法を実施して台車上に積層された複数
のパネル材を予め設定された長さに切断することが出来
る等の特徴を有するものである。
では、上記切断方法を実施して台車上に積層された複数
のパネル材を予め設定された長さに切断することが出来
る等の特徴を有するものである。
【図1】ブロックから所定の厚さを持ったパネル材を切
断する例を説明する図である。
断する例を説明する図である。
【図2】パネル材を所望の長さに切断する説明図であ
り、切断装置の全体構成を説明する斜視図である。
り、切断装置の全体構成を説明する斜視図である。
【図3】切断装置の正面図である。
【図4】切断装置の側面図である。
【図5】切断装置の要部を拡大した図である。
【図6】切断装置の制御系のブロック図である。
【図7】従来の切断方法を説明する図である。
A 切断装置 1 ブロック 1a パネル材 1b〜1d パネル 2 台車 2a 車輪 3 ピアノ線 5 駆動装置 5a 駆動モーター 5c 駆動ネジ 6 支持枠 7 キャリッジ 8 支持部材 9 ピアノ線支持枠 21 制御装置 23 位置検出部 24 高さ検出部 25 入力装置
Claims (2)
- 【請求項1】 型枠成形された半可塑性のブロックから
所定の厚さを有する複数の長尺状のパネル材を切断し、
その後、前記パネル材を夫々予め設定された長さに切断
することを特徴としたALCパネルの切断方法。 - 【請求項2】 積層された長尺状のパネル材を載置する
台車と、水平方向に張り渡され前記パネル材を切断する
ピアノ線と、前記台車に対し相対的に移動可能に構成さ
れ且つパネル材の積層方向に沿って配置された柱材を有
する支持枠と、前記ピアノ線をパネル材の積層方向に移
動させる駆動部材とを有することを特徴としたALCパ
ネルの切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13412793A JPH06320484A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | Alcパネルの切断方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13412793A JPH06320484A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | Alcパネルの切断方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06320484A true JPH06320484A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15121101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13412793A Withdrawn JPH06320484A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | Alcパネルの切断方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06320484A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107671998A (zh) * | 2017-10-11 | 2018-02-09 | 许昌五星实业有限责任公司 | 一种用于自保温砌块流水线的防抖动等分切割系统 |
CN113927716A (zh) * | 2021-10-14 | 2022-01-14 | 浙江勤伟建材股份有限公司 | 一种针对尺寸环保型混凝土切块的切边装置 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP13412793A patent/JPH06320484A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107671998A (zh) * | 2017-10-11 | 2018-02-09 | 许昌五星实业有限责任公司 | 一种用于自保温砌块流水线的防抖动等分切割系统 |
CN113927716A (zh) * | 2021-10-14 | 2022-01-14 | 浙江勤伟建材股份有限公司 | 一种针对尺寸环保型混凝土切块的切边装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |