JPH06320364A - 部品自動組立装置 - Google Patents

部品自動組立装置

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Publication number
JPH06320364A
JPH06320364A JP11672293A JP11672293A JPH06320364A JP H06320364 A JPH06320364 A JP H06320364A JP 11672293 A JP11672293 A JP 11672293A JP 11672293 A JP11672293 A JP 11672293A JP H06320364 A JPH06320364 A JP H06320364A
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JP
Japan
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robot
parts
arm
assembly
semi
Prior art date
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JP11672293A
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English (en)
Inventor
Masaharu Mori
正春 森
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、部品自動組立装置に関し、組立時間
を大幅に短縮することができるとともに、全体の占有面
積を少なくすることができ、さらに全体の構成を簡素化
することができる部品自動組立装置を提供することを目
的としている。 【構成】メカニカルハンド5L、5Rを装着可能な先端
部を有するとともに基端部が共通の胴体部9に取付けら
れた一対のアーム6L、7Lおよび6R、7Rを有する
水平多関節型複腕ロボット4を設け、該ロボット4の共
通の作業領域13に組立ライン1の所定位置A〜Cおよび
作業組立台17を設けるとともに、該共通の作業範囲17を
除いたロボット4の作業範囲14、15L、15R内に部品搬
送装置18L、18Rおよび工具ユニットを配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品自動組立装置に関
し、詳しくは、メカニカルハンドを装着可能な先端部を
有するとともに基端部が共通の胴体部に取付けられた一
対のアーム部を有し、アーム部を水平面内および上下方
向に移動させることにより、部品の組み付けを行なう水
平多関節型複腕ロボットを有する部品自動組立装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、組立ラインに沿って順次搬送
されてくる半製品に対して予め設定された箇所において
予め指定された部品を組み付けし、必要な全ての部品を
組み付けることにより所望の性能を有する製品を製造す
ることが一般化しており、上記部品の組み付け作業を水
平多関節型の産業用組立ロボットを用いて行なうことも
一般化している。
【0003】従来のこの種の産業用組立ロボットを備え
た部品自動組立装置としては、例えば実開平2−278
28号公報に記載されたようなものが知られている。こ
のものは、2台の独立した水平多関節型ロボットが組立
ラインと平行に背中合わせ状に配置されるとともに、部
品供給ラインの所定位置および組立ラインの所定位置に
それぞれ共通動作用の作業部が設けられ、さらに、各ロ
ボットの単独作業領域に半製品に部品を組み付けるため
の組立作業ユニットがそれぞれ配設されている。
【0004】また、2台の独立した水平多関節型ロボッ
トが組立ラインと直角に背中合わせ状に配置されるとと
もに、部品供給ラインおよび組立ラインの中間所定位置
にそれぞれ共通動作用の作業部が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水平多
関節ロボットが組立ラインと平行に背中合わせ状に配置
されたものにあっては、部品供給ラインが2台のロボッ
トの重複作業領域に設けられるため、部品のつかみ動作
等を同時にアクセスすることができず、組立作業に多大
な時間を要してしまった。また、組立作業ユニットが各
ロボットの単独作業領域に配設されていたため、部品の
同時組み付けを行なうことができず、結果的に組立作業
に多大な時間を要してしまった。
【0006】また、水平多関節ロボットが組立ラインと
平行に背中合わせ状に配置されたものに加え、ロボット
が直角に配設されたものにあっては、組立ラインと組立
作業ユニットが離れているため、半製品を取り込み、取
り出しするための移載時間が各ロボットについて1往復
分だけ必要になってしまい、組立効率が非常に悪化して
しまった。
【0007】また、2台のロボットを背中合わせ状に配
設しているため、ロボットの胴体部の裏側に設けられる
配線ダクト等の干渉を避けるために設置幅を小さくする
ことができないため(設置幅としては、例えば500mm強が
必要である)、ロボットの動作作業領域の外周径が大き
くなってしまい、部品自動組立装置全体の占有面積が大
きくなってしまう上に、内周径も大きくなってしまい、
ロボットベース近傍のエリアがデッドスペースとなって
まった。
【0008】また、独立した2台のロボットを用いるた
め、ロボット制御用の制御部が分離されてしまい、重複
領域への進入制御が複雑になってしまった。そこで請求
項1記載の発明は、組立時間を大幅に短縮することがで
きるとともに、全体の占有面積を少なくすることがで
き、さらに全体の構成を簡素化することができる部品自
動組立装置を提供することを目的としている。
【0009】請求項2記載の発明は、水平多関節型ロボ
ットを少なくとも1つ以上設け、該ロボットの胴体部を
回動させることにより、相手のアーム部の単独作業範囲
まで容易にアクセスすることができるとともに、ロボッ
トの周辺装置の設置精度を落としても容易に対応するこ
とができ、さらに、ロボットの作動領域を拡大させてラ
インレイアウトに合わせて自由なレイアウトにすること
ができる部品自動組立装置を提供することを目的として
いる。
【0010】請求項3記載の発明は、水平多関節型ロボ
ットを少なくとも1つ以上設け、該ロボットの胴体部を
組立ラインに沿って移動させることにより、部品供給ト
レーのサイズが変わった場合でも作業範囲外にあるトレ
ーに設けられた工具を容易に把持することができ、汎用
性および転用性の高めることができるとともに、アーム
部同士が干渉するのを防止することができ、組立効率を
向上させることができる部品自動組立装置を提供するこ
とを目的としている。
【0011】請求項4記載の発明は、水平多関節型複腕
ロボットを少なくとも1つ以上設け、該ロボットの胴体
部を回動させるとともに、組立ラインに沿って移動させ
ることにより、組み付け部品点数が低下した場合等に他
の部品供給ラインにアクセスして部品を調達することが
でき、稼働率を向上させることができるとともに、コン
ベア等の移載ラインを不要にして構造を簡素化すること
ができ、さらに、アーム部同士が干渉するのをより一層
防止することができ、組立効率をより一層向上させるこ
とができる部品自動組立装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、メカニカルハンドを装着可
能な先端部を有するとともに基端部が共通の胴体部に取
付けられた一対のアーム部を有し、アーム部を水平面内
および上下方向に移動させることにより、部品の組み付
けを行なう水平多関節型複腕ロボットと、半製品を該ロ
ボットと平行に搬送する組立ラインと、該組立ラインか
ら水平多関節型複腕ロボットによって取り出された半製
品に部品供給ユニットから取り出された部品を組み付け
る作業組立台と、半製品に組み付けられる部品に対応
し、水平多関節型複腕ロボットに取付けられる組み付け
工具を備えた工具ユニットと、を備えた部品自動組立装
置において、前記組立ラインの所定位置および作業組立
台上に各アーム部の共通の作業範囲に設けるとともに、
該共通の作業範囲を除いたアーム部の作業範囲内に部品
供給ユニットおよび工具ユニットを配設したことを特徴
としている。
【0013】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記水平多関
節型複腕ロボットが少なくとも1つ以上設けられ、該ロ
ボットの胴体部が回動することを特徴としている。請求
項3記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項
1記載の発明において、前記水平多関節型複腕ロボット
が少なくとも1つ以上設けられ、該ロボットの胴体部が
組立ラインに沿って移動することを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記水平多関
節型複腕ロボットが少なくとも1つ以上設けられ、該ロ
ボットの胴体部が回動するとともに、組立ラインに沿っ
て移動することを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、メカニカルハンドを
装着可能な先端部を有するとともに基端部が共通の胴体
部に取付けられた一対のアーム部を有し、アーム部を水
平面内および上下方向に移動させることにより、部品の
組み付けを行なう水平多関節型複腕ロボットが設けら
れ、各アーム部の共通の作業範囲に組立ラインの所定位
置および作業組立台が設けられるとともに、該共通の作
業範囲を除いたアーム部の作業範囲内に部品供給ユニッ
トおよび工具ユニットが配設されるようになっている。
【0016】したがって、アーム部によって異なる部品
が同時に把持され、ロボットの動作時間が大幅に短縮さ
れて半製品の組立時間が大幅に短縮される。また、共通
の作業範囲に設けられた作業組立台上で一対のアーム部
によって半製品に部品が組み付けられ、組立作業時間が
大幅に短縮される。また、半製品が組立ラインおよび作
業組立台間で往復移送されるだけであるので、半製品の
移載時間が大幅に短縮され、組立時間が大幅に短縮され
る。
【0017】また、一対のアーム部が共通の胴体部に取
付けられているので、ロボットの動作領域の外周径が小
さくなるとともに、周囲のデッドスペースが低減され、
部品自動組立装置全体の占有面積が低減される上に、そ
の構成が簡素化される。さらに、アーム部が共通の制御
部で制御され、共通の作業領域への進入制御が向上され
て部品の組立時間が大幅に短縮される。
【0018】請求項2記載の発明では、水平多関節型ロ
ボットが少なくとも1つ以上設けられ、該ロボットの胴
体部が回動するようになっている。したがって、相手の
アーム部の単独作業範囲まで容易にアクセスすることが
できる上に、組立ツール(ハンド)の数を低減できる。ま
た、ロボットを微小回動させるようにすれば、ロボット
の周辺装置の設置精度を落としても容易に対応すること
ができる。また、ロボットを回動させることにより、産
業ロボット特有の特異点が回避できる。さらに、ロボッ
トを多数個配置すれば、ロボットの作動領域を拡大させ
てラインレイアウトに合わせて自由なレイアウトにする
ことができる。
【0019】請求項3記載の発明では、水平多関節型ロ
ボットが少なくとも1つ以上設けられ、該ロボットの胴
体部が組立ラインに沿って移動するようになっている。
したがって、部品供給トレーのサイズが変わった場合で
も組立ラインに沿って移動して動作範囲外にあるトレー
内の工具を容易に把持することができ、汎用性および転
用性の高めることができる。また、ロボットを複数個設
けた場合には、ロボット間の間隔を調整してアーム部同
士が干渉するのを防止することができ、組立効率を向上
させることができる。
【0020】請求項4記載の発明では、水平多関節型複
腕ロボットが少なくとも1つ以上設けられ、該ロボット
の胴体部が回動するとともに、組立ラインに沿って移動
するようになっている。したがって、生産量の低下に伴
って組み付け部品点数が低下した場合等に他の部品供給
ラインにアクセスして部品を調達することができ、稼働
率を向上させることができる。また、コンベア等の移載
ラインを不要にして構造を簡素化することができる。さ
らに、ロボットを複数個設けた場合には、ロボット間の
間隔を調整してアーム同士が干渉するのをより一層防止
することができ、組立効率をより一層向上させることが
できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1〜4は請求項1〜4何れかに記載の発明に係る部品
自動組立装置の一実施例を示す図である。まず、構成を
説明する。図1において、1は組立ラインであり、該ラ
イン1は半製品2を載置する組立搬送台3を搬送するよ
うになっている。この組立ライン1の近傍には水平多関
節型複腕ロボット4が設けられており、組立ライン1は
半製品2をこのロボット4と平行に搬送するようになっ
ている。
【0022】図2はロボット4の構成図であり、同図に
示すように、ロボット4は、先端部にメカニカルハンド
5L、5Rを有する第1アーム6L、6Rと、該第1ア
ーム6L、6Rの基端部に回動自在に連結された先端部
を有する第2アーム7L、7Rと、第2アーム7L、7
Rの基端部に先端部が連結され、第2アーム7L、7R
の昇降および回動を行なうための独立の昇降機構8L、
8Rと、該昇降機構8L、8Rの他端部を昇降自在に内
蔵する各アーム6L、6R、7L、7R共通の胴体部9
と、メカニカルハンド5L、5Rを回動させるととも
に、該ハンド5L、5Rを脱着させるためのアクチュエ
ータ10L、10Rと、第2アーム7L、7Rに対して第1
アーム6L、6Rを回動させるアクチュエータ11L、11
Rと、胴体部9に内蔵され、昇降機構9、アクチュエー
タ10L、10R、11L、11Rの駆動制御用の制御部12と、
から構成されている。
【0023】なお、図2においてLで示す部材は左手系
を構成し、Rで示す部材は右手系を構成しており、各ア
ーム6L、6R、7L、7Rおよび昇降機構8は一対の
アーム部を構成している。したがって、このロボット4
は、共通の胴体部9に独立したアーム6L、6R7L、
7Rが取付けられた水平多関節複腕型ロボットを構成し
ており、各アーム6L等を水平面内および上下方向に移
動させることにより、メカニカルハンド5L、5Rを一
方の共通の作業範囲13、他方の共通の作業範囲14および
アーム6L、6R固有の作業範囲15L、15Rの間で回動
させることができるようになっている。
【0024】一方、組立ライン1とロボット4の間には
作業組立台17が配置されており、この作業組立台17は回
動可能に設けられ、ロボット4によって取り出された半
製品2に後述する部品供給ユニットから取り出された部
品を組み付けるための作業場を構成している。そして、
この作業組立台17および組立ライン1の所定位置はロボ
ット4の共通の作業範囲13内になるように設けられてい
る。
【0025】また、固有の作業範囲15L、15Rにはそれ
ぞれ部品搬送装置18L、18Rが設けられており、この搬
送装置18L、18Rは半製品2に組み付けられる部品20
L、20Rを有する部品供給トレイ22L、22Rを矢印
1、R1方向に搬送してロボット4の任意の位置に位置
決めするようになっている。この部品搬送装置18L、18
Rおよび部品供給トレイ22L、22Rは部品供給ユニット
を構成している。
【0026】また、他の共通の作業範囲14には複数の作
業工具24a〜24cを備えた図示しない工具ユニットが設
けられており、この工具ユニット内の工具24a〜24cは
半製品2に組み付けられる部品に対応してロボット4の
第1アーム6L、6Rの先端部に取付けられるものであ
る。次に、作用を説明する。
【0027】まず、半製品2を載置した組立ライン1が
図示を略す動力源によって組立ライン1の所定位置Aに
搬送されると、以下に示す2つの動作が同時に行なわれ
る。以下、その動作を順を取って説明する。 〔動作1〕まず、ロボット4の一方のアーム6R、7R
を昇降機構8Rおよびアクチュエータ11Rによって図示
しない原点位置から所定位置A上の組立搬送台3まで移
動させ、半製品2をハンド5Rによって把持する。次い
で、昇降機構8Rを上昇させるとともに、アーム6Rを
回動させて一方の共通の作業範囲13に半製品2を移動さ
せる。
【0028】次いで、昇降機構8Rを下降させて半製品
2を作業組立台17上に位置決めした後、半製品2を開放
して再び上昇し、次の作業のために共通の作業範囲13か
ら待避し、動作3に移行する。 〔動作2〕動作1を実行中に、ロボット4の他方のアー
ム6L、7Lは図示を略す原点位置から部品搬送装置18
Lによって搬送位置決めされた部品供給トレイ22L上に
移動した後、下降動作を行なって該トレイ22L内に整列
位置決めされた部品20Lを把持デパレイズした後、再び
上昇して該部品20Lを持って共通の作業範囲13に進入す
る。次いで、作業組立台17上に移動した後昇降機構8L
により下降し、該部品20Lを半製品2に組み付けて動作
5に移行する。 〔動作3〕アーム6Lにより半製品2に部品20Lを組み
付けている間、アーム6Rは手系を左手系に交換した
後、他方の共通の作業範囲14に進入し、ハンド5Rを工
具24aに交換した後、動作4に移行する。 〔動作4〕アーム6Rは動作2と同様に部品搬送装置18
Rによって搬送位置決めされた部品供給トレイ22Rに移
動した後、下降動作を行ない、該トレイ22R内に整列位
置決めされた部品20Rを把持して上昇する。次いで、該
部品20Rを持って共通の作業範囲13に進入し、作業組立
台17上に移動して上昇機構8Rによって下降し、部品20
Rを半製品2に組み付ける。 〔動作5〕アーム6Lも少し遅れて動作3と同様に手系
を右手系を交換した後、他方の共通の作業範囲14に進入
し、ハンド5Lを工具24bに交換する。
【0029】以下、上記動作を繰り返すことにより、部
品の組み付けと工具の交換を組み付け部品の点数に応じ
た回数だけ繰り返した後、動作nで自動部品組立装置と
しての1サイクル運転を終了する。 〔動作n〕アーム6Rは、共通の作業範囲13に進入し、
複数の部品が組み付けられた半製品2が載置された作業
組立台17上に移動する。次いで、昇降機構8Rによって
下降して半製品2を把持し、再び上昇した後、組立搬送
台3の所定位置Bまで移動する。
【0030】次いで、昇降機構8Rによって下降し、組
立搬送台3上に半製品2を位置決め載置する。次いで、
再び上昇した後、次の動作(ジョブ)のために共通の作業
範囲13から待避する。次いで、組立ライン1により半製
品2を次の組立装置に搬送する。また、上述した作業組
立台17の半製品2に部品を組み付ける際、作業組立台17
を回動させることにより、半製品2に対して多方向から
部品を組み付けることができる。なお、図1では、所定
位置AとCの間に組立搬送台3が存在しないのは、作業
組立台17が回動するためであり、このように作業組立台
17が回動しないように制御する場合には、所定位置Aと
Cの間に半製品2が搬送された状態で各アーム6Rを半
製品2上に移動させた後、半製品2を把持すれば良い。
【0031】ここで、アーム6L、6R等によって部品
を組み付けている間や工具の交換している間に部品搬送
装置20L、20Rにより、部品供給トレイ22L、22Rは交
換されている。勿論、同じ部品を複数回数組み付ける場
合には部品供給トレイ22L、22Rの交換の必要はない。
このように本実施例では、メカニカルハンド5L、5R
を装着可能な先端部を有するとともに基端部が共通の胴
体部9に取付けられた一対のアーム6L、7Lおよび6
R、7Rを有し、アーム6L等を水平面内および上下方
向に移動させることにより、部品20L、20Rの組み付け
を行なう水平多関節型複腕ロボット4を設け、該ロボッ
ト4の共通の作業領域13に組立ライン1の所定位置A〜
Cおよび作業組立台17を設けるとともに、該共通の作業
範囲17を除いたロボット4の作業範囲14、15L、15R内
に部品搬送装置18L、18Rおよび工具ユニットを配設し
ているため、ロボット4によって異なる部品を同時に把
持することができ、ロボット4の動作時間を大幅に短縮
して半製品2の組立時間を大幅に短縮することができ
る。
【0032】また、共通の作業範囲13に設けられた作業
組立台17上で一対のアーム6L、7Lおよび6R、7R
によって半製品2に部品を組み付けることができ、組立
作業時間を大幅に短縮することができる。また、半製品
2を組立ライン1および作業組立台17間で往復移送させ
るだけで良いので、半製品2の移載時間を大幅に短縮す
ることができ、組立時間を大幅に短縮することができ
る。
【0033】また、一対のアーム6L、7Lおよび6
R、7Rを共通の胴体部9に取付けているため、ロボッ
ト4の動作領域の外周径を小さくすることができるとと
もに、周囲のデッドスペースを低減することができ、部
品自動組立装置全体の占有面積を低減することができる
上に、その構成を簡素化することができる。さらに、ア
ーム6L、7Lおよび6R、7Rを共通の制御部12で制
御することができるため、共通の作業領域13への進入制
御を向上させて部品の組立時間を大幅に短縮することが
できる。
【0034】また、アーム6L、6R等の可搬能力に余
裕のある場合には、ロボット4に設けられる図示しない
工具取付部に作業組立工具を複数個同時に持てるように
しても良く、この場合には、他方の共通の作業範囲14に
予備の作業組立台やあるいは品種交換時の作業組立工具
を載置しておくことができるとともに、アーム6L、6
R等の移動時間を著しく短縮することができ、部品自動
組立装置としてのタクトタイムを向上させることができ
る。
【0035】また、作業組立台17を回動させているた
め、共通の作業範囲13を狭くすることができ、アーム6
L、6Rの干渉制御を容易に行なうことができる。な
お、実施例では、胴体部9を固定にしているが、これに
限らず、図3に示すように胴体部9を回動するようにし
ても良い。このようにすれば、相手の固有の作業範囲15
L、15Rまで容易にアクセスすることができる上に、組
立ツール(ハンド)の数を低減できる。また、ロボット4
を微小回動させるようにすれば、ロボット4の周辺装置
の設置精度を落としても容易に対応することができる。
また、ロボット4を回動させることにより、産業ロボッ
ト特有の特異点を回避することができる。さらに、本実
施例では、ロボット4を1つだけ設けているが、これに
限らず、2つ以上設けても良い。このようにすれば、ロ
ボット4の作動領域を拡大させてラインレイアウトに合
わせて自由なレイアウトにすることができる。
【0036】また、胴体部9を回動させるものに限ら
ず、図4に示すようにロボット4を2つ設け、該ロボッ
ト4の胴体部9を組立ライン1に沿って移動させるよう
な構造にしても良い。このようにすれば、部品供給トレ
ー22のサイズが変わった場合でも組立ライン1に沿って
ロボット4を移動させて作業範囲外にあるトレー22内の
工具を容易に把持することができ、部品自動組立装置の
汎用性および転用性の高めることができる。また、ロボ
ット4間の間隔を調整してアーム6L、6R同士が干渉
するのを防止することができ、組立効率を向上させるこ
とができる。
【0037】また、ロボット4の胴体部9を回動させる
ばかりでなく、組立ライン1に沿って移動させるように
しても良い。このようにすれば、生産量の低下に伴って
組み付け部品点数が低下した場合等に他の部品供給ライ
ン31の部品供給トレイ32にアクセスして部品を調達する
ことができ、稼働率を向上させることができる。また、
コンベア等の移載ラインを不要にして構造を簡素化する
ことができる。また、ロボット4間の間隔を調整してア
ーム6L、6R同士が干渉するのをより一層防止するこ
とができ、組立効率をより一層向上させることができ
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ロボット
によって異なる部品を同時に把持することができ、ロボ
ットの動作時間を大幅に短縮して半製品の組立時間を大
幅に短縮させることができる。また、共通の作業範囲に
設けられた作業組立台上で一対のアーム部によって半製
品に部品を組み付けることができ、組立作業時間を大幅
に短縮することができる。また、半製品を組立ラインお
よび作業組立台間で往復移送させるだけで良いので、半
製品の移載時間を大幅に短縮することができ、組立時間
を大幅に短縮することができる。
【0039】また、一対のアーム部を共通の胴体部に取
付けているので、ロボットの動作領域の外周径を小さく
することができるとともに、周囲のデッドスペースを低
減することができ、部品自動組立装置全体の占有面積を
低減することができる上に、その構成を簡素化すること
ができる。さらに、アーム部を共通の制御部で制御する
ことができるので、共通の作業範囲への進入制御を向上
させて部品の組立時間を大幅に短縮することができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、相手のアー
ム部の単独作業範囲まで容易にアクセスすることができ
る上に、組立ツール(ハンド)の数を低減できる。また、
ロボットを微小回動させるようにすれば、ロボットの周
辺装置の設置精度を落としても容易に対応することがで
きる。また、ロボットを回動させることにより、産業ロ
ボット特有の特異点が回避できる。さらに、ロボットを
多数個配置すれば、ロボットの作動領域を拡大させてラ
インレイアウトに合わせて自由なレイアウトにすること
ができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、部品供給ト
レーのサイズが変わった場合でも組立ラインに沿って移
動して動作範囲外にあるトレー内の工具を容易に把持す
ることができ、汎用性および転用性の高めることができ
る。また、ロボットを複数個設けた場合には、ロボット
間の間隔を調整してアーム部同士が干渉するのを防止す
ることができ、組立効率を向上させることができる。
【0042】請求項4記載の発明によれば、生産量の低
下に伴って組み付け部品点数が低下した場合等に他の部
品供給ラインにアクセスして部品を調達することがで
き、稼働率を向上させることができる。また、コンベア
等の移載ラインを不要にして構造を簡素化することがで
きる。さらに、ロボットを複数個設けた場合には、ロボ
ット間の間隔を調整してアーム部同士が干渉するのをよ
り一層防止することができ、組立効率をより一層向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜4何れかに記載の発明に係る部品自
動組立装置の一実施例を示す図である。
【図2】そのロボットの構成図である。
【図3】部品自動組立装置の他の態様を示す図である。
【図4】部品自動組立装置の他の態様を示す図である。
【符号の説明】
1 組立ライン 2 半製品 4 水平多関節型複腕ロボット 5L、5R メカニカルハンド 6L、6R 第1アーム(アーム部) 7L、7R 第2アーム(アーム部) 8 昇降機構(アーム部) 9 胴体部 13 一方の共通の作業範囲(共通の作業範囲) 14 他方の共通の作業範囲 15L、15R 固有の作業範囲 17 作業組立台 18L、18R 部品搬送装置(部品供給ユニット) 20L、20R 部品 22L、22R 部品供給トレイ(部品供給ユニット) 24a〜24c 工具(工具ユニット)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メカニカルハンドを装着可能な先端部を有
    するとともに基端部が共通の胴体部に取付けられた一対
    のアーム部を有し、アーム部を水平面内および上下方向
    に移動させることにより、部品の組み付けを行なう水平
    多関節型複腕ロボットと、 半製品を該ロボットと平行に搬送する組立ラインと、 該組立ラインから水平多関節型複腕ロボットによって取
    り出された半製品に部品供給ユニットから取り出された
    部品を組み付ける作業組立台と、 半製品に組み付けられる部品に対応し、水平多関節型複
    腕ロボットに取付けられる組み付け工具を備えた工具ユ
    ニットと、を備えた部品自動組立装置において、 前記組立ラインの所定位置および作業組立台上に各アー
    ム部の共通の作業範囲に設けるとともに、該共通の作業
    範囲を除いたアーム部の作業範囲内に部品供給ユニット
    および工具ユニットを配設したことを特徴とする部品自
    動組立装置。
  2. 【請求項2】前記水平多関節型複腕ロボットが少なくと
    も1つ以上設けられ、該ロボットの胴体部が回動するこ
    とを特徴とする請求項1記載の部品自動組立装置。
  3. 【請求項3】前記水平多関節型複腕ロボットが少なくと
    も1つ以上設けられ、該ロボットの胴体部が組立ライン
    に沿って移動することを特徴とする請求項1記載の部品
    自動組立装置。
  4. 【請求項4】前記水平多関節型複腕ロボットが少なくと
    も1つ以上設けられ、該ロボットの胴体部が回動すると
    ともに、組立ラインに沿って移動することを特徴とする
    請求項1記載の部品自動組立装置。
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