JPH06319763A - カテーテルによる病変組織の治療装置 - Google Patents

カテーテルによる病変組織の治療装置

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JPH06319763A
JPH06319763A JP6065031A JP6503194A JPH06319763A JP H06319763 A JPH06319763 A JP H06319763A JP 6065031 A JP6065031 A JP 6065031A JP 6503194 A JP6503194 A JP 6503194A JP H06319763 A JPH06319763 A JP H06319763A
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pressure sensor
ultrasonic
catheter
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image
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Gerhard Buchholtz
ブーフホルツ ゲルハルト
Ulrich Schaetzle
シェッツレ ウルリッヒ
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Siemens AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組織の意図しない損傷の危険性、特に壊死の
危険性が少なくとも低減されるように構成する。 【構成】 カテーテル(19)には、その遠位端部領域
に少なくとも1つの圧力センサ(D1,D2)が設けら
れており、超音波位置決め装置は、超音波位置変換器
(9)と画像形成ユニット(16)とを有し、該画像形
成ユニットには前記少なくとも1つの圧力センサ(D
1,D2)の出力信号が供給され、前記画像形成ユニッ
トは、圧力センサ(D1,D2)の出力信号に基づい
て、圧力センサ(D1,D2)の位置を超音波画像中に
検出し、相応するマーク(D1’,D2’)並びに治療
作用領域(FZ)の少なくとも中心の位置を表すマーク
(F’)を超音波画像中の相応する箇所にスーパーイン
ポーズする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、治療すべき領域を位置
決めするための超音波位置決め装置と、生体の身体に挿
入することができ、治療過程の監視のために用いるカテ
ーテルとが設けられている、生体内の病変組織を加熱ビ
ームの照射により治療するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の治療装置では、病変組織を加熱
ビーム、例えばマイクロ波、レーザーまたは超音波によ
り加熱する(例えば、PCT国際公開公報第91/13
650号、ドイツ特許公開公報第3300121号、お
よび米国特許第4887605号明細書参照)。発生す
る温度が45°C以下であれば、その結果細胞代謝が阻
害され、腫瘍の場合は成長の緩慢化、さらには腫瘍の退
化が発生する。この治療形式は、局所温熱療法としてと
して周知である。温度が45°C以上に達すると、細胞
蛋白質が凝固し、その結果組織が壊死する。後者の治療
形式は熱療法と称される。
【0003】局所温熱療法の場合には健康な組織の意図
しない処置を回避するために、熱療法の場合は健康な組
織の意図しない壊死を回避するために適切な手段を取ら
なければならない。この関連から、適切な経路でカテー
テルを病変組織の領域に挿入し、カテーテルに組み込ま
れた温度センサを用いて発生する温度を監視することが
公知である。さらにカテーテルには健康な組織を保護す
るため冷却媒体を通流させることができる。それにもか
かわらず、健康な組織の意図しない処置ないし壊死は確
実には排除されない。とりわけ健康組織の壊死は患者を
激しく傷つけることがあり得る。例えば良性の前立腺肥
大(BPH)の治療の際には、1つまたは両方の膀胱括
約筋を損傷する恐れがある。外側括約筋(sphink
terexternus)の損傷は患者の失禁を惹起
し、内側括約筋(sphinkter internu
s)の損傷は退行性射精の結果、患者の生殖能力を損な
う。
【0004】米国特許第5161536号明細書から、
その遠位端部に超音波変換器を設けたカテーテルの位置
を超音波画像に表示することが公知である。ここでは画
像形成の際に、超音波変換器の出力信号を超音波変換器
の位置が超音波画像にスーパーインポーズされるように
処理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の治療装置を、組織の意図しない損傷の危
険性、特に壊死の危険性が少なくとも低減されるように
構成することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によ
り、a)治療作用領域を有する加熱ビームソース(1)
と、 b)治療すべき生体(P)の身体に挿入可能なカテーテ
ル(19)と、 c)治療すべき領域(8)の超音波画像を形成する超音
波位置決め装置とを有し、前記カテーテル(19)に
は、その遠位端部領域に少なくとも1つの圧力センサ
(D1,D2)が設けられており、前記超音波位置決め
装置は、超音波位置変換器(9)と画像形成ユニット
(16)とを有し、該画像形成ユニットには前記少なく
とも1つの圧力センサ(D1,D2)の出力信号が供給
され、当該出力信号は、超音波位置変換器(9)から放
射された診断的超音波が圧力センサ(D1,D2)に当
たることによって発生するものであり、前記画像形成ユ
ニットは、圧力センサ(D1,D2)の出力信号に基づ
いて、圧力センサ(D1,D2)の位置を超音波画像中
に検出し、相応するマーク(D1’,D2’)並びに治
療作用領域(FZ)の少なくとも中心の位置を表すマー
ク(F’)を超音波画像中の相応する箇所にスーパーイ
ンポーズする構成によって解決される。
【0007】治療の開始前に、カテーテルは診断的超音
波監視の下で、例えば超音波位置決め装置を使用して次
のように位置決めされる。すなわち、圧力センサが損傷
を排除すべき組織の領域にあるように位置決めされる。
カテーテルの位置決めは、自然の経路を使用しても、ま
たは穿刺術を用い内視法によっても行うことができる。
従って画像形成ユニットにより超音波画像にスーパーイ
ンポーズされたマークは、損傷を排除すべき組織領域を
表す。このようにして容易にこのマーク並びに治療作用
領域の位置を表すマークを観察して、ソースおよび治療
すべき対象物の相互の配向を、圧力センサに隣接する組
織領域が加熱ビームにより照射されないように選択する
ことができる。従って本発明の治療装置では、組織の意
図しない損傷の危険性、特に壊死の危険性が格段に低減
される。
【0008】本発明の有利な実施例では、圧力センサの
位置を表すマークおよび/または治療作用領域の位置を
表すマークのスーパーインポーズが行われるか否かに依
存しないで、治療すべき領域および加熱ビームの治療作
用領域を相互に移動するための調整手段およびこの調整
手段を操作する制御ユニットが設けられる。その際、制
御ユニットには画像形成装置から圧力センサの位置に相
応する信号が供給され、制御ユニットは調整手段を、圧
力センサに隣接する組織領域に加熱ビームが照射されな
いように操作する。従ってこの場合、治療過程は制御ユ
ニットによって、圧力センサに隣接する組織領域の意図
しない損傷、特に壊死が実質的に排除されるように制御
される。加熱ビームのソースとしてフォーカシングされ
た超音波のソースが設けられている場合に対しては付加
的な安全性が次のようにして達成される。すなわち制御
ユニットに圧力センサの出力信号が供給され、この出力
信号は圧力センサにソースから発射されフォーカシング
された超音波が当たることにより発生するものであり、
少なくとも1つの圧力センサの出力信号のレベルが限界
値を上回る場合、超音波の発射を中止するか、および/
または少なくとも超音波の強度を低減することにより達
成される。
【0009】前立腺疾患、例えば良性の前立腺肥大また
は前立腺癌の治療に特に適した治療装置を提供するとい
う別の課題は次のようにして解決される。すなわち、尿
道に挿入するためのカテーテルと2つの圧力センサが設
けられており、該2つの圧力センサは、カテーテルに沿
って相互に間隔をおいて配置されており、当該間隔は、
治療すべき患者の外側括約筋と内側括約筋との間隔に相
応するように構成するのである。このようにして括約筋
の損傷は容易に回避される。というのは、超音波の焦点
ゾーンが括約筋の1つに過度に接近すると相応する圧力
センサの出力信号が限界値を上回るようになるからであ
る。2つの括約筋の間隔はそれ自体公知の手段で超音波
画像から容易に検出することができる。用意された複数
のカテーテルから適切なカテーテルが選択される。用意
された複数のカテーテルのそれぞれは圧力センサ間にそ
れぞれ別の間隔を有し、この間隔は例えば各2mmのス
テップとすることができる。
【0010】カテーテルの位置決めを容易にするため本
発明の実施例では、カテーテルの遠位端部に膨張する風
船が設けられ、この風船はこれに隣接する圧力センサか
ら距離を有し、この距離は内側前立腺から膀胱の内側ま
での平均距離と等しいようにする。カテーテル挿入の際
には、カテーテルがまず(風船が膨らまされていない状
態で)膀胱の内側に達するまで挿入される。引き続き風
船が膨らまされ、カテーテルは風船のカテーテル遠位端
部反対側が膀胱の内壁に当接するまで引き抜かれる。こ
の場合、カテーテルの遠位端部に隣接する圧力センサは
内側括約筋の内側にあり、他方の圧力センサは圧力セン
サの間隔が正しく選択された場合は相互に外側括約筋の
内側にある。カテーテルの位置決めは所望のように容易
に超音波画像で制御できることがわかる。
【0011】本発明の実施例では、カテーテルには少な
くとも1つの圧力センサの領域内で音響マーキング体が
設けられる。この音響マーキング体の音響インピーダン
スは周囲の組織の音響インピーダンスとは異なる。この
手段により一方では、超音波監視の下でカテーテルの位
置決めが容易になる。というのは、マーキング体が周囲
の組織とは異なる音響インピーダンスを有するためこれ
を超音波画像において明瞭に区別することができるから
である。これにより圧力センサが所望の位置にあるカテ
ーテルの配向を容易に見出すことができる。他方では超
音波画像において、損傷から保護すべき組織領域を付加
的に光学的マーキングすることができる。その結果、損
傷の発生する危険性がさらに低減される。
【0012】本発明の実施例では、カテーテルには動作
時に冷却剤が通流される。これによりカテーテルに隣接
する健康な組織の損傷が、尿道の良性前立腺肥大の場
合、実質的に排除される。
【0013】本発明の別の実施例では、カテーテルにそ
の遠位端部の領域で、場合により圧力センサの間で少な
くとも1つの温度センサが設けられる。これにより治療
すべき組織領域で発生する温度を量的に検出することが
できる。
【0014】本発明の実施例を図面に基づき、良性前立
腺肥大の治療に関連して説明する。
【0015】
【実施例】図1には良性の前立腺肥大の治療装置が示さ
れている。この装置は、フォーカシングされる治療的超
音波のソースとして治療的超音波アプリケータ1を有す
る。この超音波アプリケータはほぼ鉢状のケーシング2
を有し、このケーシングには流動性の音響伝播媒体、例
えば水が充満されており、その適用端部はフレキシブル
な結合膜3により閉鎖されている。この結合膜は、超音
波アプリケータ1を患者Pの身体表面に音響結合するた
めに用いる。これは会陰領域、すなわち患者Pの陰嚢4
と直腸5との間で行われる。音響結合を行うため、超音
波アプリケータ1は結合膜3を以て患者Pの身体表面に
押圧される。
【0016】ケーシング2の内部には超音波振動子6が
あり、これの放射面は凹面の球面湾曲形状である。超音
波振動子6は支持体7に設けられており、この支持体は
複数の部材から統合されたものである。超音波振動子6
はそれ自体公知のように構成される。すなわち超音波変
換器6の場合、相応の成形されたただ1つの圧電セラミ
ック体とすることができる。しかし超音波変換器6は多
数の小さな圧電セラミック変換器からモザイク状に統合
することもできる。両方の場合とも、それ自体公知のよ
うに(図示しないが)適切な厚さの裏材(支持体)を設
けることができる。この裏材は適切な音響インピーダン
スを有する材料から形成される。
【0017】超音波振動子6は音響軸線Aを有し、形成
された超音波はこの軸線に沿って伝播する。超音波は焦
点Fに収束し、この焦点は超音波振動子6の球面湾曲放
射表面の焦点である。焦点Fを焦点ゾーンFZが取り囲
んであり、この焦点ゾーンは図1では破線で示されてい
る。焦点ゾーンFZとは、このゾーン内では超音波のピ
ーク圧が焦点ゾーンFZで発生する最大ピーク圧の半分
以下ではないゾーンである(−6dBゾーン)と理解さ
れたい。焦点ゾーンFZは本発明の装置の治療作用領域
である。超音波振動子6の制御は、まだ説明していない
制御及び画像形成ユニットに含まれる電気発生器を用い
て行われる。
【0018】支持体7の孔部には診断的超音波位置変換
器9、有利にはBスキャンアプリケータが収容されてい
る。このアプリケータは、治療すべき領域、すなわち前
立腺8の位置決めに用いる超音波位置決め装置の構成部
材である。超音波位置変換器9を前立腺8に対して、良
好な画像が得られるよう相対的に配向できるようにする
ため、超音波位置変換器9は支持体7の孔部に、縦方向
に移動および回転可能に収容されている。これは図1に
相応の矢印により示されている。超音波位置変換器9は
動作時には良好な画像品質を得るため結合膜3を中間接
合して患者Pの身体表面に当接する。
【0019】図1からわかるように、支持体7は超音波
振動子の反対側に球形に湾曲した支承面10を有する。
この支承面は球欠状の支承面と共に支承体11の半径に
相応して共働する。支承体11はケーシングフランジ1
2の孔部内を縦方向に移動可能にしかし回転しないよう
に収容されている。支承面10の焦点は焦点Fとは異な
る。これによって超音波振動子6と超音波位置変換器9
の患者身体に対する相対的配向を空間的に変化すること
ができ、その際結合膜3と患者Pの身体表面との間で相
対運動が生じない。
【0020】超音波位置変換器9を支持体7に対して相
対的に調整し、超音波振動子6を支持体7に対して、並
びに超音波振動子6を有する支持体7をケーシング2お
よび結合膜3に対して相対的に、延いては治療領域、す
なわち前立腺8に対して相対的に移動するため、図1に
概略的に示された調整手段13および14が設けられて
いる。この調整手段は有利には電動調整手段である。調
整手段13には、超音波位置変換器9の支持体9に対す
る相対位置、延いては超音波アプリケータ1に対する相
対位置を検出するための手段が配属されている。これは
図1に概略的に示された距離センサ15である。この相
対位置検出手段は超音波位置変換器9の支持体7に対す
る瞬時相対位置に相応する信号を出力する。調整手段1
3と14も、また距離センサ15も制御及び画像形成ユ
ニット16と接続されている。この制御及び画像形成ユ
ニット16にはモニタ17およびキーボード18が接続
されている。制御及び画像形成ユニットは超音波位置決
め装置の画像形成に用いる構成部材であり、超音波位置
変換器9と共にそれ自体公知の手法で超音波B画像を形
成するため共働する。この超音波B画像はモニタ17に
表示される。その際超音波位置変換器9の超音波振動子
6に対する相対的配置構成は、超音波振動子6の音響軸
線Aが超音波B画像に示される患者Pの身体断層にある
ように選択される。制御及び画像形成ユニット16は、
距離センサ15の出力信号を考慮しながら超音波画像に
マークF’をスーパーインポーズする。このマークF’
は焦点ゾーンFZの中心を表す。
【0021】超音波画像の形成に必要な画像形成電子回
路の他に制御及び画像形成ユニット16は、調整手段1
3および14の制御、超音波振動子6の制御および2つ
の圧力センサD1,D1の出力信号の評価のために必要
なすべての回路等を有する。
【0022】さらに治療装置はカテーテル19を有す
る。カテーテルは治療を実行するため患者Pの尿道に、
カテーテル19の遠位端部が膀胱へ突出するように挿入
される。カテーテル19の遠位端部には膨張する風船2
2が設けられている。風船22は、カテーテル19の遠
位端部が膀胱21に押し出される際に膨らまされる。引
き続きカテーテルは、風船22が膀胱21の開口部を取
り囲む膀胱21内壁の領域に当接するよう引き戻され
る。カテーテル19にはその遠位端部の領域に、すなわ
ち風船22と近位端部との間に既に述べた2つの圧力セ
ンサD1,D2が設けられている。圧力センサD1,D
2は相互に間隔を有し、この間隔は少なくとも実質的
に、治療すべき患者Pの内側括約筋23と外側括約筋2
4との間隔に相応する。その際圧力センサD1は、風船
22の圧力センサD1側から間隔を有し、この間隔は患
者母集団にわたって平均した内側括約筋から膀胱21内
側までの平均的間隔に相応する。圧力センサD1,D2
は有利にはリング状に構成されており、圧電的に作動さ
れるポリマーシート、例えばポリ弗化ビニリデン(PV
DF)シートを使用して構成される。このシートはそれ
自体公知のように電気接続に用いる電極を形成するため
金属化される。
【0023】圧力センサD1,D2の出力信号は線路2
7a,27bを介して制御及び画像形成ユニット16に
供給される。制御及び画像形成ユニットは少なくとも、
治療中に超音波振動子6から発射された超音波が圧力セ
ンサD1,D2に到達したことにより発生した圧力セン
サD1,D2の出力信号をそれぞれ限界値と比較する。
この限界値は、圧力センサD1,D2の領域内にある超
音波の振幅が圧力センサの出力信号が限界値を上回るよ
うな大きさでない限り膀胱括約筋の損傷があり得ないよ
うに選定されている。治療装置の限界値超過に対する反
応は、3つの動作形式のうちのどれがスイッチ37によ
り選択されているかに依存する。
【0024】Iにより示されたスイッチ位置に相応する
動作形式では、制御及び画像形成ユニット16は警報ラ
ンプ38および/または音響信号発生器39を制御す
る。選択的にまたは付加的に、モニタ17を光学的警報
信号の出力に使用することができる。これは例えば、限
界値を越える際にモニタ画像を点滅することにより行わ
れる。
【0025】IIにより示されたスイッチ位置に相応す
る動作形式では限界値超過の場合、形成された超音波の
振幅が、圧力センサD1,D2の出力信号が限界値を下
回るように低減される。
【0026】スイッチ位置IIIに相応する動作形式で
は、制御及び画像形成ユニット16が限界値超過の際に
超音波の出力をまったく中止する。
【0027】動作形式IIでも動作形式IIIでも、付
加的に警報信号の出力を動作形式Iに関連して説明した
ように行うことができる。
【0028】スイッチ37に加えてスイッチ40が制御
及び画像形成ユニット16に接続されている。このスイ
ッチ40はAとBにより示された2つのスイッチ位置を
有する。スイッチ40がスイッチ位置Aをとると、制御
及び画像形成ユニット16は超音波振動子6の動作中だ
けでなく、超音波位置変換器9の動作中も圧力センサD
1,D2の出力信号を評価する。制御及び画像形成ユニ
ットは、超音波位置変換器9により形成された診断的超
音波が圧力センサD1,D2に到達することによって形
成される圧力センサD1,D2の出力信号が発生する時
点を検出する。この時点には、それぞれ瞬時の超音波画
像中の所定の画素ないし所定の画像ゾーンが相応する。
モニタ17に表示される超音波画像の相応の箇所には、
図1にD1’とD2’で示されたマークがスーパーイン
ポーズされる。その他に制御及び画像形成ユニット16
は、距離センサ15の信号を使用して、圧力センサDD
1,DD2の焦点ゾーンFZに対する相対位置を計算す
る。これに対しスイッチ40がBにより示された位置を
とると、圧力センサD1,D2の出力信号の考慮は超音
波位置変換器9の動作時にだけ行われ、超音波振動子6
の動作時には行われない。
【0029】治療を実行するため、超音波アプリケータ
1はその結合膜を以て、それぞれ治療すべき患者Pの会
陰に身体表面と結合膜との間に気泡が入らないように適
用される。その際患者は有利にはいわゆる切石位(Ps
chyrembek,Klinisches Woer
terbuch,185、250版、1156頁参照)
をとる。これに続きキーボード18の相応の操作によっ
て超音波画像の形成が開始される。同様にキーボードの
相応の操作により調整手段13と14が次のように操作
される。すなわち、前立腺8が超音波画像に良好に結像
されるような、超音波位置変換器9と患者Pの身体との
相対的配向が得られるように操作される。次にそれ自体
公知のように、例えば内側括約筋23と外側括約筋24
を超音波画像にライトペン25または同様に入力手段を
用いてマークすることにより、制御及び画像形成ユニッ
ト16によって2つの括約筋間相互の距離を検出し、モ
ニタ17に表示する。引き続き、その圧力センサD1と
D2がそれぞれ相互に種々異なる間隔を有する複数のカ
テーテルの在庫から、圧力センサD1,D2の相互の間
隔が実質的に治療すべき患者P2つの膀胱括約筋間の間
隔であるカテーテル19を選択する。次に診断的超音波
監視の下でこのカテーテル19を患者Pの尿道20に挿
入し、風船22を用いて圧力センサD1とD2がそれぞ
れ内側括約筋23および外側括約筋24内に存在するよ
うに位置決めする。カテーテル19の尿道20内での正
しい位置決めは、超音波画像にスーパーインポーズされ
たマークD1’とD2’に基づいて容易に調べることが
できる。
【0030】次に前立腺8の治療すべき領域をライトペ
ン25を用いてマークすることができる。キーボード1
8の相応の操作に基づき制御及び画像形成ユニット16
は調整手段14を次のように操作する。すなわち焦点ゾ
ーンFZが超音波画像にライトペン25でマークされた
領域に相応する前立腺領域に移動されるように操作され
る。このことは超音波画像において、マークF’がライ
トペン25によりマークされた領域と調整手段14の操
作後に一致することによって知ることができる。
【0031】一致した場合、制御及び画像形成ユニット
16は超音波振動子6を治療的超音波を形成するために
制御する。ここ超音波は次のように選択された持続時間
にわたって出力される持続音波である。すなわちこの持
続時間は、組織の壊死に必要な温度(通常は45°C以
上)を越えるように選択される。これに続いて新たに、
前立腺8の治療すべき領域をライトペン25を用いてマ
ークし、前述のように治療することができる。
【0032】この処置の際に内側括約筋23ないし外側
括約筋24を損傷または傷つける危険性(その結果は生
殖能力の障害ないし失禁)は非常に小さい。というのは
圧力センサD1,D2の出力信号を前に述べたように評
価することにより、2つの膀胱括約筋の位置が超音波画
像に明瞭に識別できるマークD1’とD2’によって明
確に示されるからである。これによって全部または一部
が括約筋の1つの中にある治療すべき領域をライトペン
25により間違ってマークことが実質的に排除される。
さらにスイッチ40がAにより示された位置をとれば、
超音波の強度が圧力センサD1,D2の領域、すなわち
膀胱括約筋の領域で許容限界値を上回るとただちに、操
作者に警報が発せられるか(動作形式I)、または超音
波の振幅が危険性のない値に低下されるか(動作形式I
I)、または超音波の出力が完全に中止される(動作形
式III)。
【0033】その他に前立腺8の治療すべき領域の輪郭
をライトペン25を用いて超音波画像に描くこともでき
る。キーボード18の相応の操作に基づき、焦点ゾーン
FZはライトペン25を用いて描いた領域内で超音波振
動子6を作動させながら次のように段階的に移動され
る。すなわちすべての描写領域が超音波により照射さ
れ、壊死されるように移動される。この場合もマークD
1’,D2’により、間違って膀胱括約筋の1つまたは
両方を完全にまたは一部含む治療すべき領域をライトペ
ン25を用いてマークする危険性が格段に小さい。この
ことがたとえ生じたとしても、スイッチ40がAにより
示された位置をとっていれば損傷は排除されることとな
る。というのは、スイッチ37が位置I,IIまたはI
IIにあるかに応じて、操作者に警報が発せられるか、
または超音波の振幅が低減されるか、または超音波の出
力が中止されることとなるからである。
【0034】いずれの場合でも、すなわちどの動作形式
がスイッチ37とスイッチ40により選択されているか
に依存しないで、制御及び画像形成ユニット16は前述
のように、圧力センサD1,D2と焦点ゾーンFZとの
相対位置を計算し、調整手段14を次のように制御す
る。すなわち焦点ゾーンFZが圧力センサD1ないしD
2の瞬時位置に移動することがないように制御する。こ
れによって不利な条件下でも、膀胱括約筋の損傷が阻止
されることが非常に高い確率で保証される。
【0035】尿道20の損傷も排除するため、カテーテ
ル19には冷却媒体が通流される。相応する冷却装置が
図1に示されており、26が付されている。温度プロセ
スを監視することができるようにするため、カテーテル
19の遠位端部領域には圧力センサD1とD2の間で少
なくとも1つの温度センサが配置されている。このセン
サから送出される信号は制御及び画像形成ユニット16
に供給される。このことは図1に概略的に示された線路
27cにより示されている。冷却およびセンサの配置構
成に関する詳細は図3のカテーテルに関連して説明す
る。
【0036】図2ではわかりやすくするため尿道20と
前立腺8のみがハッチングで示されている。図2には正
しく尿道20に位置決めされたカテーテル19の遠位端
部が図示されている。ここでのカテーテルは治療すべき
患者Pの解剖学的構造に理想的に適合するカテーテル1
9である。というのは圧力センサD1とD2の相互の間
隔が内側括約筋23と外側括約筋との間隔と同じだから
である。リング状の圧力センサD1とD2は溝28aと
28bに収容されている。
【0037】図3にはカテーテル19の遠位端部領域に
おける変形実施例の構成が詳細に示されている。カテー
テル19は二重に構成されている。従ってカテーテルは
フレキシブルな外側カテーテル管29を有し、この外側
カテーテル管には同様にフレキシブルな内側カテーテル
管30が同心配置されている。遠位端部には丸められた
導入部を有する栓部31が設けられており、栓部は外側
カテーテル管29を流体に対して密に閉鎖する。栓部3
1の孔部には内側カテーテル管30が流体に対して密に
収容されている。栓部31の直前では内側カテーテル管
30が複数の流通開口部32を有する。この流通開口部
は、内側カテーテル管30により包囲された内側腔と、
外側カテーテル管29と内側カテーテル管30との間に
ある外側腔とを接続する。従って冷却装置26を用いて
図3に矢印で示したように有利には液状の冷却媒体をカ
テーテル19を通して流通させることができる。
【0038】図3のカテーテル19は図1及び図2のカ
テーテルと次の点が異なる。すなわち圧力センサD1と
D2が外側カテーテル管29の溝28aと28bに直接
収容されるのではなく、リング状の音響マーキング体M
1とM2に設けられている点で異なる。この音響マーキ
ング体は圧力センサD1,D2と共に外側カテーテル管
29の溝28a,28bに収容されている。マーキング
体M1、M2は、音響インピーダンスが周囲の組織の音
響インピーダンスと異なる材料、例えば高級鋼からな
る。従ってマーキング体M1,M2は、超音波位置変換
器9および制御及び画像形成ユニット16を用いて形成
された超音波画像中に明瞭に識別することができる。マ
ーキング体M1,M2の画像M1’,M2’は超音波画
像に、マークD1’,D2’と同じ箇所で現れる。従っ
て図1では付加的に参照符号M1’,M2’がプロット
されている。図3のような音響マーキング体M1,M2
が設けられれば、圧力センサD1,D2の出力信号の監
視を超音波位置変換器9の動作中は中止することができ
る。というのは、圧力センサD1,D2の位置は超音波
画像中に、マーキング体M1,M2の画像M1’,M
2’により指示されるからである。マーキング体M1,
M2の焦点ゾーンFZに対する相対的位置も、制御及び
画像形成ユニット16を用いそれ自体公知の画像処理法
を基礎として、距離センサ15の出力信号を考慮しそれ
ぞれの超音波画像中の画像M1’,M2’の位置から計
算される。
【0039】栓部31と圧力センサD1との間では、外
側カテーテル管29の外側スリーブ表面に溝33が設け
られている。この溝はフレキシブルな風船部22’を収
容する。風船部はその両端部において流体に対して密で
あり、例えば接着により外側カテーテル管29と結合さ
れている。カテーテル19を通流する冷却媒体の圧力が
限界値を越えないかぎり、風船部22’は図3に実線で
図示した形状を有する。この形状では風船部は溝33の
溝底部に当接する。溝33の領域には外側カテーテル管
29の壁を貫通する多数の開口部34が設けられている
から、冷却媒体の圧力を上昇することによって風船部2
2’を図3に破線で示したように風船22に膨らませる
ことができる。
【0040】マーキング体M1の風船22とは反対側で
は外側カテーテル管29の内壁に温度センサ36が設け
られている。この温度センサは概略的に示した線路27
cを介して制御及び画像形成ユニット16と接続されて
いる。
【0041】外側カテーテル管29、内側カテーテル管
30および栓部31に対する材料として、例えばシリコ
ンゴムまたはポリエチレン(PE)が適する。
【0042】前に説明した実施例は良性前立腺肥大の治
療に関するものである。しかし他の疾患を治療すること
もできる。その際腫瘍疾患を治療するかぎり治療すべき
領域だけを、細胞代謝の障害は生じるがしかし細胞蛋白
質の凝固は起こらないように加熱することができる。
【0043】前記の実施例の場合、圧力センサD1,D
2の出力信号は超音波振動子6の動作中も超音波位置変
換器9の動作中も監視される。これにより膀胱括約筋の
意図しない損傷をとくに高い確率で回避することができ
る。しかし通常は、圧力センサD1,D2の出力信号を
超音波振動子6の動作中だけ、または超音波位置変換器
9の動作中だけ監視すれば十分である。圧力センサD
1,D2の出力信号の評価を超音波位置変換器9の動作
中にだけ行う場合、所望の治療的作用を必ずしも超音波
によって得なければならないものではないことがわか
る。この場合は他の加熱ビーム、例えばマイクロ波を使
用することができる。
【0044】超音波の形成は必ずしも圧電超音波振動子
を用いて行わなくてもよい。他の方式、例えば磁歪動作
する超音波変換器を使用することができる。超音波のフ
ォーカシングも必ずしも超音波振動子の放射面の形状を
相応に成形することによって行う必要はない。フォーカ
シングのためには音響レンズおよび/またはレフレクタ
を使用することもできる。
【0045】治療作用領域を表すマークF’の代わり
に、治療作用領域の輪郭および場合によりその中心を示
すマークを使用することもできる。
【0046】
【発明の効果】本発明により、組織の意図しない損傷の
危険性、特に壊死の危険性が少なくとも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略図である。
【図2】本発明の実施例の拡大図である。
【図3】本発明のカテーテルの概略図である。
【符号の説明】
1 超音波アプリケータ 2 ケーシング 3 結合膜 4 陰嚢 5 直腸 6 超音波振動子 7 支持体 8 会陰 9 超音波位置変換器 10 支承面 11 支承体 12 ケーシングフランジ 13、14 調整手段 15 距離センサ 16 制御及び画像形成ユニット 17 モニタ 18 キーボード 19 カテーテル 20 尿道 21 膀胱 22 風船 23 内側括約筋 24 外側括約筋 25 ライトペン 26 冷却装置 27 線路 28、33 溝 29 外側カテーテル 30 内側カテーテル 31 栓部 32 通流開口部 34 開口部 36 温度センサ 37、40 スイッチ D1,D2 圧力センサ D1’,D2’ 圧力センサの画像 F 焦点 FZ 焦点ゾーン F’ マーク M1,M2 マーキング体 M1’,M2’ マーキング体の画像 P 患者

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ビームにより病変組織を治療するた
    めの装置において、 a)治療作用領域を有する加熱ビームソース(1)と、 b)治療すべき生体(P)の身体に挿入可能なカテーテ
    ル(19)と、 c)治療すべき領域(8)の超音波画像を形成する超音
    波位置決め装置とを有し、 前記カテーテル(19)には、その遠位端部領域に少な
    くとも1つの圧力センサ(D1,D2)が設けられてお
    り、 前記超音波位置決め装置は、超音波位置変換器(9)と
    画像形成ユニット(16)とを有し、 該画像形成ユニットには前記少なくとも1つの圧力セン
    サ(D1,D2)の出力信号が供給され、 当該出力信号は、超音波位置変換器(9)から放射され
    た診断的超音波が圧力センサ(D1,D2)に当たるこ
    とによって発生するものであり、 前記画像形成ユニットは、圧力センサ(D1,D2)の
    出力信号に基づいて、圧力センサ(D1,D2)の位置
    を超音波画像中に検出し、相応するマーク(D1’,D
    2’)並びに治療作用領域(FZ)の少なくとも中心の
    位置を表すマーク(F’)を超音波画像中の相応する箇
    所にスーパーインポーズすることを特徴とする、カテー
    テルによる病変組織の治療装置。
  2. 【請求項2】 治療すべき領域(8)と加熱ビームの治
    療作用領域とを相対的に相互に移動するための調整手段
    と、該調整手段を操作する制御ユニット(16)とが設
    けられており、 該制御ユニット(16)には画像形成ユニット(16)
    から圧力センサ(D1,D2)の位置に相応する信号が
    供給され、 前記制御ユニット(16)は調整手段(14)を、圧力
    センサ(D1,D2)に隣接する組織領域に加熱ビーム
    が当たらないように操作する請求項1記載の治療装置。
  3. 【請求項3】 加熱ビームのソースとして、フォーカシ
    ングされる超音波のソースが設けられており、 制御ユニット(16)には圧力センサ(D1,D2)の出
    力信号が供給され、 該出力信号は圧力センサ(D1,D2)に、ソース
    (1)から発射されフォーカシングされた超音波が当た
    ることによって発生するものであり、 前記制御ユニット(16)は、少なくとも1つの圧力セ
    ンサ(D1,D2)の出力信号のレベルが限界値を越え
    るとき、警報信号を送出し、および/または超音波の出
    力を中止し、または少なくとも超音波の強度を低下させ
    る請求項1または2記載の治療装置。
  4. 【請求項4】 尿道(20)に挿入するためのカテーテ
    ル(19)と2つの圧力センサ(D1,D2)が設けら
    れており、 該2つの圧力センサは、カテーテル(19)に沿って相
    互に間隔をおいて配置されており、 当該間隔は、治療すべき患者(P)の外側括約筋(2
    4)と内側括約筋(23)との間隔に相応する請求項1
    から3までのいずれか1項記載の治療装置。
  5. 【請求項5】 カテーテル(19)の遠位端部には膨張
    可能な風船(22)が設けられており、 該風船は、圧力センサ(D1)ないし風船に隣接する圧
    力センサ(D1)から間隔を有し、 当該間隔は、内側括約筋(23)から膀胱の内側間での
    平均的間隔に等しい請求項1から4までのいずれか1項
    記載の治療装置。
  6. 【請求項6】 カテーテル(19)には圧力センサ(D
    1,D2)の領域に音響マーキング体(M1,M2)が
    設けられており、 該音響マーキング体の音響インピーダンスは周囲の組織
    の音響インピーダンスと異なる請求項1から5までのい
    ずれか1項記載の治療装置。
  7. 【請求項7】 カテーテル(19)には動作時に冷却剤
    が通流する請求項1から6までのいずれか1項記載の治
    療装置。
  8. 【請求項8】 カテーテル(19)はその遠位端部領域
    に少なくとも1つの温度センサ(36)を有する請求項
    1から7までのいずれか1項記載の治療装置。
  9. 【請求項9】 温度センサ(36)は、2つの圧力セン
    サ(D1,D2)の間の領域に配置されている請求項8
    記載の治療装置。
  10. 【請求項10】 加熱ビームにより病変組織を治療する
    ための装置において、 a)治療作用領域を有する加熱ビームソース(1)と、 b)治療すべき生体(P)の身体に挿入可能なカテーテ
    ル(19)と、 c)治療すべき領域(8)の超音波画像を形成する超音
    波位置決め装置と、 d)治療すべき領域(8)と治療作用領域(FZ)とを
    相対的に相互に移動するための調整手段(14)と、該
    調整手段(14)を操作する制御ユニット(16)とを
    有し、 前記カテーテル(19)には、その遠位端部領域に少な
    くとも1つの圧力センサ(D1,D2)が設けられてお
    り、 前記超音波位置決め装置は、超音波位置変換器(9)と
    画像形成ユニット(16)とを有し、 該画像形成ユニットには前記少なくとも1つの圧力セン
    サ(D1,D2)の出力信号が供給され、 当該出力信号は、超音波位置変換器(9)から放射され
    た診断的超音波が圧力センサ(D1,D2)に当たるこ
    とによって発生するものであり、 前記画像形成ユニットは、圧力センサ(D1,D2)の
    出力信号に基づいて、圧力センサ(D1,D2)の位置
    を検出し、 e)前記制御ユニット(16)には、画像形成ユニット
    (16)から圧力センサ(D1,D2)の位置に相応す
    る信号が供給され、 前記制御ユニットは調整手段を、圧力センサ(D1,D
    2)に隣接する組織領域に加熱ビームが当たらないよう
    に操作することを特徴とする、カテーテルによる病変組
    織の治療装置。
  11. 【請求項11】 画像形成ユニット(16)は、圧力セ
    ンサ(D1,D2)の出力信号に基づき圧力センサの位
    置を超音波画像中に検出し、マーク(D1’,D2’)
    を超音波画像中の相応する箇所にスーパーインポーズす
    る請求項10記載の治療装置。
  12. 【請求項12】 加熱ビームのソースとして、フォーカ
    シングされる超音波のソースが設けられており、 制御ユニット(16)には圧力センサ(D1,D2)の
    出力信号が供給され、 該出力信号は圧力センサ(D1,D2)に、ソース
    (1)から発射されフォーカシングされた超音波が当た
    ることによって発生するものであり、 前記制御ユニット(16)は、少なくとも1つの圧力セ
    ンサ(D1,D2)の出力信号のレベルが限界値を越え
    るとき、警報信号を送出し、および/または超音波の出
    力を中止し、または少なくとも超音波の強度を低下させ
    る請求項10または11記載の治療装置。
JP6065031A 1993-04-02 1994-04-01 カテーテルによる病変組織の治療装置 Withdrawn JPH06319763A (ja)

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DE4310923A DE4310923C2 (de) 1993-04-02 1993-04-02 Therapieeinrichtung zur Behandlung von pathologischem Gewebe mit einem Katheter
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