JPH06318805A - 高周波半導体装置 - Google Patents

高周波半導体装置

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JPH06318805A
JPH06318805A JP5108031A JP10803193A JPH06318805A JP H06318805 A JPH06318805 A JP H06318805A JP 5108031 A JP5108031 A JP 5108031A JP 10803193 A JP10803193 A JP 10803193A JP H06318805 A JPH06318805 A JP H06318805A
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microstrip
fet
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Masahiro Maeda
昌宏 前田
Osamu Ishikawa
修 石川
Masaaki Nishijima
将明 西嶋
Hiromasa Fujimoto
裕雅 藤本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 整合回路に形成されたマイクロストリップの
特性インピーダンスを高くさせ、マイクロストリップの
長さを短小化させることが可能で、装置の小型化、高性
能化に有効であり、しかも少量多品種生産に適している
高周波半導体装置を提供する。 【構成】 FET等の能動素子のみが形成されたチップ
21と、受動素子のみが形成された整合回路チップ9,
11がパッケージに実装されてワイヤーボンディング1
5により電気的に接続している。整合回路のチップ9,
11の基板の厚みtを変化させて特性インピーダンスを
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波の増幅、変調、
発振等に用いる事のできる高周波半導体装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話をはじめとする通信機の
普及によりマイクロ波帯の高周波半導体デバイスへの需
要が高まっている。それにともない半導体デバイスに対
する小型化、軽量化、高周波化が強く求められている。
これを実現するためにハイブリッド回路(HIC)にか
わるマイクロ波モノリシック集積回路(以下MMICと
略記)の方式を用いて高周波半導体装置の開発が精力的
に行われている。
【0003】以下、図面を参照しながら上記した従来の
MMICについて説明する。図8(a)に従来の高周波
半導体装置の平面図を示す。図8(b)は図8(a)の
C−C’線における断面図を示す。
【0004】MMIC20は入力整合回路部、FET
部、負荷整合回路部から構成される。FET部はGaA
s半絶縁性基板1の主面側にFETチャンネル2、ソー
ス領域3、ドレイン領域4がそれぞれイオン注入、アニ
ール工程により形成される。FETチャンネル2の主面
側にはゲート電極7が形成され、ソース領域3にはソー
ス電極5が接続され、ドレイン領域6にはドレイン電極
6が接続される。入力整合回路部は入力電極16、整合
用コンデンサ12、入力用マイクロストリップ8により
構成され、入力用マイクロストリップ8はFET側でソ
ース電極5に接続されている。また入力電極16はボン
ディングワイヤー15によってパッケージの入力端子と
接続されている。負荷整合回路部は出力電極17、整合
用コンデンサ12、出力用マイクロストリップ10によ
り構成され、出力用マイクロストリップ10はFET側
でドレイン電極6に接続されている。また出力電極16
はボンディングワイヤー15によってパッケージの出力
端子と接続されている。FETのソース電極5および整
合用コンデンサの上部金属12−1を電気的に接地する
手法は、次の2種類の例がある。
【0005】例1 FETのソース電極5および整合用
コンデンサの上部金属12−1の直下にGaAs半絶縁
性基板1を貫通するバイアホール14を形成し、ソース
電極5および整合用コンデンサの上部金属12−1を裏
面電極13に電気的に接続した後に、MMIC20を主
面側が接地されているパッケージに実装する。
【0006】例2 バイアホール14を形成せずに、M
MIC20を主面側が接地されているパッケージに実装
した後に、ソース電極5および整合用コンデンサの上部
金属12−1をボンディングワイヤー15により接地さ
れているパッケージの主面側と接続する。
【0007】(例1)の場合、GaAs半絶縁性基板1
の厚みtはバイアホール14の形成が精度良く行えるよ
う50μm以下に加工されることが通常である。(例
2)の場合、GaAs半絶縁性基板1の厚みtはバイア
ホール14の形成がないため、(例1)ほど薄くする必
要はないが、電力用のMMIC20ではFETの放熱を
促進するためにtは150μm以下に加工されることが
多い。
【0008】このMMICは入力電極15から入力した
高周波電力がFETにより増幅され出力電極17から出
力される電力増幅器として作用する(ただしゲート電極
7、ドレイン電極6はそれぞれ適当な条件でバイアスさ
れている)。
【0009】この電力増幅器の高効率化、高性能化を実
現させるためには、高周波電力の伝達損失(マイクロス
トリップの高周波的抵抗によるジュール熱の発生)を低
減させる必要がある。このためには通常、整合回路を構
成するマイクロストリップの幅Wを広くするという手法
がとられていた。しかしWを広くすると増幅器が大型化
するという問題点がある。さらに、上記したように基板
厚tはバイアホール14の形成や、FETの放熱を考慮
して薄く加工されており、Wを広くするとマイクロスト
リップの特性インピーダンスが低下し、所定のリアクタ
ンスを得るためにさらにマイクロストリップが長くなり
損失が増加する、という弊害が生じ十分な効果が得られ
なかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、整合回路とFETとが同一基板上に構成
されているため、それぞれが同時に良品である場合にの
みMMICが良品となるために歩留まりが低下する。
【0011】また、整合回路はFETと比較して面積的
に大きく、歩留まりが高いにもかかわらず、FETの歩
留まりの低下によりMMICの歩留まりが低下するこ
と、また、製造工程数の比較的少ない整合回路を工程数
の多いFETと同時につくるため経済的に不効率であ
る。
【0012】また、動作周波数の変更など異なる特性を
有するMMICを開発するためには、FETの作製も同
時に行う必要があり開発が長期化し、さらに少量多品種
の生産には不向きである。
【0013】また、電力の伝達損失を低減するために整
合回路を構成するマイクロストリップの幅Wを広くする
と、特性インピーダンスが低下し、所定のインピーダン
ス変換を行うのに必要なマイクロストリップの長さが長
くなり損失が増す、という弊害が生じ十分な効果が得ら
れず、さらにMMICが大型化する等の問題点があっ
た。
【0014】本発明は上記問題点に鑑み、トランジスタ
などの能動素子とマイクロストリップ、キャパシタンス
等の受動素子を有した高周波半導体装置において、その
歩留まりを改善し、生産コストを低減させ、多品種化に
適した高周波半導体装置を提供することを目的とするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、FET等の能動素子のみが形成されたチップと、
受動素子のみが形成された整合回路チップがパッケージ
に実装されてワイヤーボンディングにより電気的に接続
されている。
【0016】また、上記問題点を解決するために、FE
T等の能動素子のみが形成されたチップと、受動素子の
みが形成された整合回路チップがパッケージに実装され
てワイヤーボンディングにより電気的に接続されてお
り、前記受動素子の形成された基板の厚みを変化させ、
マイクロストリップの特性インピーダンスを制御するよ
う構成している。
【0017】
【作用】本発明は上記した構成によって、イオン注入、
アニール工程の必要なFETのチップの面積を最小にす
ることができる。
【0018】また、FETチップは同じで、受動素子に
より形成された整合回路チップのみを交換することがで
き、使用周波数の変更など異なる特性を有する半導体装
置への変更が容易である。さらに整合回路チップは同じ
でFETチップを交換することも有効である。
【0019】また、FETチップ、受動素子により形成
された整合回路チップがそれぞれ別の基板に形成されて
いるため、それぞれの良品のみを選んで半導体装置を組
み立てることが可能であるり、半導体装置の歩留まりが
向上する。
【0020】また本発明は上記した構成によって、マイ
クロストリップ幅を一定に保ったままその特性インピー
ダンスを増加させることにより、マイクロストリップの
長さを短小化させることが可能で、装置の小型化、高効
率化、高性能化に有効である。
【0021】
【実施例】以下本発明の高周波半導体装置について、図
面を参照しながら説明する。
【0022】(実施例1)図1(a)は第1の発明の高
周波半導体装置の正面図、図1(b)は図1(a)のA
−A’線における断面図である。以下、本発明の説明に
おいて、既に説明を加えた図面と等価な部分については
同一の参照番号を付して示すものとする。
【0023】高周波半導体装置は受動素子のみで形成さ
れた入力整合チップ9、FETのみが形成されたFET
チップ21、受動素子のみで形成された負荷整合チップ
11から構成される。FETチップ21はGaAs半絶
縁性基板1の主面側にFETチャンネル2、ソース領域
3、ドレイン領域4がそれぞれイオン注入、アニール工
程により形成される。FETチャンネル2の主面側には
ゲート電極7が形成され、ソース領域3にはソース電極
5が接続され、ドレイン領域6にはドレイン電極6が接
続される。入力整合チップ9はGaAs半絶縁性基板1
上に入力電極16、整合用コンデンサ12、入力用マイ
クロストリップ8が形成されている。出力整合チップ1
1はGaAs半絶縁性基板1上に出力電極17、整合用
コンデンサ12、出力用マイクロストリップ10が形成
されている。入力整合チップ9、出力整合チップ11の
形成にはそれぞれイオン注入、アニール工程を必要とし
ない。つまりFETの形成されるチップにFETのみを
構成することにより、イオン注入、アニール工程の必要
なFETのチップの面積を最小にすることができ、経済
的効果を向上することが可能となった。
【0024】入力用マイクロストリップ8はFET側で
ボンディングワイヤー15によってゲート電極7に接続
され、入力電極16はボンディングワイヤー15によっ
てパッケージの入力端子と接続されている。出力用マイ
クロストリップ10はFET側でボンディングワイヤー
15によってドレイン電極6に接続され、出力電極17
はボンディングワイヤー15によってパッケージの出力
端子と接続されている。FETのソース電極5の直下に
はGaAs半絶縁性基板1を貫通するバイアホール14
が形成され、ソース電極5は裏面電極13と電気的に接
続される。FETチップ21が主面側が接地されている
パッケージに実装されることにより、ソース電極5は接
地される。
【0025】整合用コンデンサの上部金属12−1はボ
ンディングワイヤー15により接地されているパッケー
ジの主面側と接続されている。
【0026】この半導体装置は入力電極16から入力し
た高周波電力がFETにより増幅され出力電極17から
出力される電力増幅器として作用する(ただしゲート電
極7、ドレイン電極6はそれぞれ適当な条件でバイアス
されている)。
【0027】FETのソース電極5の接地をワイヤーボ
ンディングにより行うと、ソースインダクタの影響によ
り、FETの利得が低下する。
【0028】一方、整合用コンデンサの上部金属12−
1の接地を上記実施例のようにワイヤーボンディング1
5によって行ってもワイヤーのインダクタにより出力特
性はほとんど悪影響を受けない。
【0029】以上のように構成された高周波半導体装置
の動作は従来例と同じであるが、入力整合チップ9およ
び負荷整合チップ11はFETチップ21と別の基板に
形成されているためFETチップ21は同じで入力整合
チップ9および負荷整合チップ11を変えることがで
き、使用周波数の変更など異なる特性を有する高周波半
導体装置の作製が容易である。
【0030】また、入力整合チップ9、負荷整合チップ
11、FETチップ21のが別の基板に形成されている
ためそれぞれの良品のみを選んで半導体装置を組み立て
ることが可能であるため、半導体装置の歩留まりが向上
する。
【0031】なお、本実施例ではトランジスタにGaA
sFETを用いたがGaAsのヘテロ接合を有するデバ
イスでも、シリコン基板上に形成されたトランジスタで
も良い。また受動素子の形成される基板はGaAs半絶
縁性基板を用いたが、シリコン基板でもInP基板でも
良い。また、本実施例では電力増幅器に付いて説明を行
ったが、これに限ることなく発振器、変調器、ミキサー
等の回路であっても良い。
【0032】(実施例2)図2(a)は第2の発明の高
周波半導体装置の正面図、図2(b)は図2(a)のB
−B’線における断面図である。以下、第2の発明の説
明においては図1の第1の発明で説明を加えた図面と等
価な部分については説明を省略する。
【0033】この装置は動作周波数1GHz、入力電力
100mW、出力電力1W、電源電圧4.8Vの電力増
幅器である。FETチップ21上に形成されたGaAs
FETはゲートの総延長が10mmである。入力側マイ
クロストリップ8、出力側マイクロストリップ10の幅
Wは100μm、厚さdは3μmである。整合用コンデ
ンサの上部金属12−1はボンディングワイヤー15を
介して接地されたパッケージ主面に接続されている。実
施例1と異なるのは受動素子が形成された基板の厚みを
能動素子の厚みよりも大きくしているところである。
【0034】図3(a)は、図2(a)の負荷整合チッ
プ11の拡大図であり、図3(b)は図3(a)のD−
D’線における断面図である。出力側マイクロストリッ
プ上において、FETチップ21とのボンディングワイ
ヤーが接続されている点をSとする。点Sからコンタク
ト25までの長さをLとする。出力電極17は50Ωに
終端されたパッケージの出力端子にボンディングワイヤ
ー15を介して接続されており、出力電極17もほぼ5
0Ω終端がなされている。点Sから見た負荷整合チップ
11のインピーダンスを最適負荷(Z)とする。
【0035】図4は上記最適負荷(Z)と負荷整合チッ
プ11によるインピーダンス変換の様子を示すスミスチ
ャートである。最適負荷はZ=6+j1Ωであり、P、
Qの変換により50Ωに整合されていることを示してい
る。Pの変換は出力側マイクロストリップ10の長さL
の部分によるものであり、Qの変換は整合用コンデンサ
12によるものである。Pの変換はリアクタンス成分の
変換であり、jX=j1Ωからj16Ωまで変換されて
おり、出力側マイクロストリップ10の長さLの部分に
より、jX=j15Ωが変換されている。
【0036】図5はZ=6+j1ΩからZ=6+j16
Ωに変更されるのに必要なマイクロストリップの長さL
とGaAs半絶縁性基板1の厚さtとの関係である。マ
イクロストリップの幅Wは100μm、厚さdは3μm
である。基板厚tを150μmから600μmに増加す
ることにより、長さLは6mmから4mmと2/3に短
縮することが可能となった。長さLの短縮により、図4
のPの変換でマイクロストリップにより生じる損失は、
0.7dBから0.45dBに低減された。これによ
り、電力付加効率は約3%向上し、電流値に換算すると
約15mAの低消費電流化が実現した。
【0037】図6はGaAs半絶縁性基板1の厚さtと
マイクロストリップの特性インピーダンスの関係であ
る。マイクロストリップの幅Wは100μmである。基
板厚tを150μmから600μmに増加することによ
り、特性インピーダンスは52Ωから82Ωに増加す
る。図5に示される長さLの短縮は、特性インピーダン
スの変化によるスミスチャートの底の変換を用いて説明
ができる。これは論文(IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAV
E THEORY AND TECHNIQUES, VOL.MTT-29,NO.1, JANUARY
1981)に述べられている特性インピーダンスの違いによ
る有効誘電率の違いによるものではない。特性インピー
ダンスの増加はマイクロストリップ幅Wの減少によって
も得られるが、幅Wの減少は電力の伝送損失の減少につ
ながるため電力増幅器の高効率化には不適当であり、マ
イクロストリップ幅Wを一定に保ったまま基板厚tを厚
膜化することが効果的である。GaAs半絶縁性基板1
の厚みを600μmより厚膜化すると、上記の効果がさ
らに顕著になると期待される。なお本実施例ではマイク
ロストリップの幅Wを100μmとしたが、100μm
以外でも同様な効果が得られる。またマイクロストリッ
プの厚さdを3μmとしたが、3μm以外でも同様な効
果が得られる。
【0038】図7は上記した基板厚tの増加によるマイ
クロストリップ長の短小化が特に有効に作用する領域を
50Ωで規格化されたスミスチャート上に示したもので
ある。50Ωで規格化されたインダクタンスがjX=−
j1からj1の領域では等インダクタンス線の密度が特
に粗であるため、上記した効果が特に有効的である。
【0039】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明により次
の効果がもたらされる。
【0040】高周波半導体装置において、 1)能動素子のみの構成されたチップと受動素子により
形成された整合回路チップがそれぞれ別の基板に形成さ
れているため、イオン注入、アニール工程の必要なFE
Tのチップの面積を最小にすることができ、経済的効果
を有する。
【0041】2)能動素子のみの構成されたチップと受
動素子により形成された整合回路チップがそれぞれ別の
基板に形成されているため、FETチップは同じで、整
合回路チップのみを変えることができ、動作周波数の変
更など異なる特性を有する半導体装置への変更が容易で
あり、開発期間の短縮、開発費の削減に効果的であり、
しかも少量多品種生産に適している。
【0042】3)能動素子のみの構成されたチップと受
動素子により形成された整合回路チップがそれぞれ別の
基板に形成されているため、それぞれの良品のみを選ん
で半導体装置を組み立てることが可能であり、半導体装
置の歩留まりが向上する。
【0043】4)上記整合回路チップが半絶縁性GaA
s基板で、基板厚みが600μm以上で構成されている
ため、マイクロストリップの特性インピーダンスを高く
させることができ、マイクロストリップの長さを短小化
させることが可能で、装置の小型化、高効率化、高性能
化に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例における高周波
半導体装置の正面図 (b)は図1(a)のA−A’線における断面図
【図2】(a)は本発明の第2の実施例における高周波
半導体装置の正面図 (b)は図2(a)のB−B’線における断面図
【図3】(a)は図2(a)の負荷整合チップの拡大図 (b)は図3(a)のD−D’線における断面図
【図4】本発明の第2の実施例における最適負荷と負荷
整合チップによるインピーダンス変換の様子を示すスミ
スチャート図
【図5】本発明の第2の実施例におけるマイクロストリ
ップの長さLとGaAs半絶縁性基板の厚さtとの関係
【図6】本発明の第2の実施例におけるGaAs半絶縁
性基板の厚さtとマイクロストリップの特性インピーダ
ンスの関係図
【図7】本発明の第2の実施例におけるマイクロストリ
ップ長の短小化が効果的に作用する領域を示すスミスチ
ャート図
【図8】(a)は従来における高周波半導体装置の正面
図 (b)は図8(a)のC−C’線における断面図
【符号の説明】
1 半絶縁性基板 2 チャンネル 3 ソース領域 4 ドレイン領域 5 ソース電極 6 ドレイン電極 7 ゲート電極 8 入力用マイクロストリップ 9 入力整合チップ 10 出力用マイクロストリップ 11 出力整合チップ 12 整合用コンデンサ 12ー1 整合用コンデンサの上部金属 13 裏面金属 14 バイアホール 15 ボンディングワイヤー 16 入力電極 17 出力電極 20 MMIC 21 FETチップ 25 コンタクト t 半絶縁性基板の厚さ W マイクロストリップの幅 d マイクロストリップの厚さ S 出力側マイクロストリップ上でFETチップとのボ
ンディングワイヤーが接続されている点 L 点Sからコンタクトまでの長さ Z 最適負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 裕雅 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の半導体基板上にトランジスタのみが
    形成された第1のチップと、第2の半導体基板上にマイ
    クロストリップまたは金属−絶縁膜−金属(MIM)キ
    ャパシタのいずれか1つまたは両方が形成された第2の
    チップとを有し、前記第1のチップと前記第2のチップ
    とが同一パッケージに実装されてワイヤーボンディング
    により電気的に接続されていることを特徴とする高周波
    半導体装置。
  2. 【請求項2】第1の半導体基板上にトランジスタのみが
    形成された第1のチップと、第2の半導体基板上にマイ
    クロストリップ、またはマイクロストリップと金属−絶
    縁膜−金属(MIM)キャパシタの両方が形成された第
    2のチップとを有し、前記第1のチップと前記第2のチ
    ップとが同一パッケージに実装されてワイヤーボンディ
    ングにより電気的に接続されており、前記第2の半導体
    基板の厚みを変化させて、前記マイクロストリップの特
    性インピーダンスを制御することを特徴とする高周波半
    導体装置。
JP5108031A 1993-05-10 1993-05-10 高周波半導体装置 Pending JPH06318805A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000340749A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Tdk Corp 高周波ic部品及びその製造方法
JP2013034090A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 New Japan Radio Co Ltd 増幅器
DE102014221621A1 (de) 2013-10-31 2015-04-30 Mitsubishi Electric Corporation Verstärker

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