JPH06318750A - ファイバ形光増幅器 - Google Patents
ファイバ形光増幅器Info
- Publication number
- JPH06318750A JPH06318750A JP10638093A JP10638093A JPH06318750A JP H06318750 A JPH06318750 A JP H06318750A JP 10638093 A JP10638093 A JP 10638093A JP 10638093 A JP10638093 A JP 10638093A JP H06318750 A JPH06318750 A JP H06318750A
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- JP
- Japan
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- fiber
- optical
- wavelength
- type optical
- light
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光通信・光計測等に用いられるファイバ形光
増幅器の製造容易化、低価格化を目的とする。 【構成】 増幅媒体としてエルビウムをコアに添加した
光ファイバ(3)を用い、励起光源として発振波長0.
65〜0.68μmの可視半導体レーザ(1)を用い、
励起光と信号光とを合波する光合波器(2)としてカッ
トオフ波長が励起光波長より長く、且つ、信号光波長よ
り短いシングルモードファイバを使って製造したファイ
バ形光カプラを用いることを特徴とする。
増幅器の製造容易化、低価格化を目的とする。 【構成】 増幅媒体としてエルビウムをコアに添加した
光ファイバ(3)を用い、励起光源として発振波長0.
65〜0.68μmの可視半導体レーザ(1)を用い、
励起光と信号光とを合波する光合波器(2)としてカッ
トオフ波長が励起光波長より長く、且つ、信号光波長よ
り短いシングルモードファイバを使って製造したファイ
バ形光カプラを用いることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信・光計測等に用
いられるファイバ形光増幅器を低価格に製造するための
ファイバ形光増幅器に関する。
いられるファイバ形光増幅器を低価格に製造するための
ファイバ形光増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信において非常に重要なデバイスで
あるファイバ形光増幅器の従来例を図5に示す。同図に
示すように、光増幅媒体としてエルビウムをコアに添加
したファイバ(以下、Erファイバという)3には、励
起用半導体レーザ(LD)1から出た励起光と、信号光
入力ポート5から入ってきた信号光とが光合波器2で合
波されて注入され、Erファイバ3内で誘導放出現象に
よって信号光が増幅されて出力ポート6へ出力される。
あるファイバ形光増幅器の従来例を図5に示す。同図に
示すように、光増幅媒体としてエルビウムをコアに添加
したファイバ(以下、Erファイバという)3には、励
起用半導体レーザ(LD)1から出た励起光と、信号光
入力ポート5から入ってきた信号光とが光合波器2で合
波されて注入され、Erファイバ3内で誘導放出現象に
よって信号光が増幅されて出力ポート6へ出力される。
【0003】Erファイバ3の両側には、ファイバ接続
部等からの反射戻り光によってErファイバ3内で発振
を起こすのを防止する働きをする光アイソレータ4が配
置されている。
部等からの反射戻り光によってErファイバ3内で発振
を起こすのを防止する働きをする光アイソレータ4が配
置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、励起光として
は、波長1.48μm帯若しくは0.98μm帯の半導
体レーザ主に用いられてきた。しかしながら、これらの
波長帯の半導体レーザは、Erファイバ形光増幅器専用
と言ってよく、現状では需要が少ないため非常に高価で
ある。
は、波長1.48μm帯若しくは0.98μm帯の半導
体レーザ主に用いられてきた。しかしながら、これらの
波長帯の半導体レーザは、Erファイバ形光増幅器専用
と言ってよく、現状では需要が少ないため非常に高価で
ある。
【0005】近年では、これら以外のErファイバ励起
波長帯である0.66μm帯でも半導体レーザの高出力
化が進み、励起光源として使える可能性が出てきた。こ
の波長帯の半導体レーザは従来バーコードリーダや光磁
気記録装置等に使用されており、量産されているので現
状でも1.48μmや0.98μmの半導体レーザに比
べ、およそ1/10程度の価格であり、将来的にもさら
なる低価格化が期待できる。光パワー以外では、0.6
6μm帯で光増幅器を構成するうえで、次のような点が
問題となる。
波長帯である0.66μm帯でも半導体レーザの高出力
化が進み、励起光源として使える可能性が出てきた。こ
の波長帯の半導体レーザは従来バーコードリーダや光磁
気記録装置等に使用されており、量産されているので現
状でも1.48μmや0.98μmの半導体レーザに比
べ、およそ1/10程度の価格であり、将来的にもさら
なる低価格化が期待できる。光パワー以外では、0.6
6μm帯で光増幅器を構成するうえで、次のような点が
問題となる。
【0006】即ち、図5に示す光合波器2としては、小
型で製造しやすいため、2本のファイバのコアを近接さ
せることにより光を結合させるファイバ形カプラが、一
般に広く用いられているが、このタイプの光カプラは理
論的には伝搬・結合する光がシングルモードでないと、
結合比が不安定となり易く、また、ロスが増えることが
知られている。そのため、励起用半導体レーザ1からE
rファイバ3までをつなぐ光ファイバ(図中、太線で示
す。)は、励起光及び信号光の双方に対しシングルモー
ドであることが必要とされてきた。
型で製造しやすいため、2本のファイバのコアを近接さ
せることにより光を結合させるファイバ形カプラが、一
般に広く用いられているが、このタイプの光カプラは理
論的には伝搬・結合する光がシングルモードでないと、
結合比が不安定となり易く、また、ロスが増えることが
知られている。そのため、励起用半導体レーザ1からE
rファイバ3までをつなぐ光ファイバ(図中、太線で示
す。)は、励起光及び信号光の双方に対しシングルモー
ドであることが必要とされてきた。
【0007】ところが、0.66μm帯は波長が短いた
め、これと信号光である1.55μmを同時にシングル
モードで伝搬させるファイバは、コアとクラッドの屈折
率差Δが大きく、コアが小さなものでなくてはならず、
半導体レーザのモジュール化、光カップラの製造、Er
ファイバとの接続等の際に非常に高い精度が必要とな
り、技術的に大変に難しくなる。
め、これと信号光である1.55μmを同時にシングル
モードで伝搬させるファイバは、コアとクラッドの屈折
率差Δが大きく、コアが小さなものでなくてはならず、
半導体レーザのモジュール化、光カップラの製造、Er
ファイバとの接続等の際に非常に高い精度が必要とな
り、技術的に大変に難しくなる。
【0008】これを避ける手段として、光結合器にシン
グルモード条件を必要としない、誘電体フィルタで光を
結合させるタイプのものを用いることも考えられるが、
このタイプは部品点数が増える上、製造時にも切断・研
磨や位置合せの手間がかかるので原理的に低コスト化が
難しく、将来的な低価格化が期待できない。本発明は、
上記従来技術に鑑みてなされたものであり、製造が容易
で、低価格化が可能な光増幅器を提供することを目的と
する。
グルモード条件を必要としない、誘電体フィルタで光を
結合させるタイプのものを用いることも考えられるが、
このタイプは部品点数が増える上、製造時にも切断・研
磨や位置合せの手間がかかるので原理的に低コスト化が
難しく、将来的な低価格化が期待できない。本発明は、
上記従来技術に鑑みてなされたものであり、製造が容易
で、低価格化が可能な光増幅器を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の構成は増幅媒体としてエルビウムをコアに添加し
た光ファイバを用い、励起光源として発振波長0.65
〜0.68μmの可視半導体レーザを用い、励起光と信
号光とを合波する光合波器としてカットオフ波長が励起
光波長より長く、且つ、信号光波長より短いシングルモ
ードファイバを使って製造したファイバ形光カプラを用
いることを特徴とする。
発明の構成は増幅媒体としてエルビウムをコアに添加し
た光ファイバを用い、励起光源として発振波長0.65
〜0.68μmの可視半導体レーザを用い、励起光と信
号光とを合波する光合波器としてカットオフ波長が励起
光波長より長く、且つ、信号光波長より短いシングルモ
ードファイバを使って製造したファイバ形光カプラを用
いることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は、励起光に0.66μm帯の可視半導
体レーザを用いることを最も主要な特徴とし、この励起
光を、カットオフ波長が励起光波長より長いシングルモ
ードファイバで製造したファイバ形光カプラで信号光と
合波させるものである。このようなシングルモードファ
イバでは、理論的には、この励起光の波長において、シ
ングルモード条件を満足せず、多モード化すると従来考
えられていたが、我々の実験によると、実際には、基本
モードに殆どが結合するため、実用上安定して結合する
ものである。
体レーザを用いることを最も主要な特徴とし、この励起
光を、カットオフ波長が励起光波長より長いシングルモ
ードファイバで製造したファイバ形光カプラで信号光と
合波させるものである。このようなシングルモードファ
イバでは、理論的には、この励起光の波長において、シ
ングルモード条件を満足せず、多モード化すると従来考
えられていたが、我々の実験によると、実際には、基本
モードに殆どが結合するため、実用上安定して結合する
ものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。 〔実施例1〕図1に本発明の第1の実施例を示す。同図
において、1は励起用半導体レーザ、2は光合波器、3
はErファイバ、4は光アイソレータ、5は信号光入力
ポート、6は出力ポートである。
参照して詳細に説明する。 〔実施例1〕図1に本発明の第1の実施例を示す。同図
において、1は励起用半導体レーザ、2は光合波器、3
はErファイバ、4は光アイソレータ、5は信号光入力
ポート、6は出力ポートである。
【0012】励起用半導体レーザ1としては、励起波長
λP=0.67μmの可視半導体レーザを用い、これに
通常の1.3μm帯通信用シングルモードファイバ(カ
ットオフ波長1.1μm,コアとクラッドの屈折率差Δ
=0.3%)を結合させたモジュールとしている。光信
号入力ポート5からは、波長λS=1.53又は1.5
5μmの信号光が入力する。
λP=0.67μmの可視半導体レーザを用い、これに
通常の1.3μm帯通信用シングルモードファイバ(カ
ットオフ波長1.1μm,コアとクラッドの屈折率差Δ
=0.3%)を結合させたモジュールとしている。光信
号入力ポート5からは、波長λS=1.53又は1.5
5μmの信号光が入力する。
【0013】光結合器2としては、信号光側、励起光側
ともに同じ1.3μm帯シングルモードファイバで製造
されたファイバ延伸形光カプラを用いる。延伸形光カプ
ラは、2本のファイバを延伸してコアを接近させて光結
合させるものである。1.3μm帯ファイバは、最も広
く使われており、半導体レーザのモジュール化、光カプ
ラの製造技術もほぼ確立されており、部品の入手が容易
である。
ともに同じ1.3μm帯シングルモードファイバで製造
されたファイバ延伸形光カプラを用いる。延伸形光カプ
ラは、2本のファイバを延伸してコアを接近させて光結
合させるものである。1.3μm帯ファイバは、最も広
く使われており、半導体レーザのモジュール化、光カプ
ラの製造技術もほぼ確立されており、部品の入手が容易
である。
【0014】本実施例の構成では、理論的には1.3μ
m帯シングルモードファイバが0.67μmでは、シン
グルモード条件を満たさなくなり、多モード化するの
で、光カプラでの結合比は不安定となり、安定動作しな
くなると考えられていた。しかし、我々は元々シングル
モードで発振するレーザを結合させた場合にはパワーの
殆どが基本モードに結合し、容易に多モード化しないの
ではないかとの疑問をいだいて本願発明に到達したので
ある。
m帯シングルモードファイバが0.67μmでは、シン
グルモード条件を満たさなくなり、多モード化するの
で、光カプラでの結合比は不安定となり、安定動作しな
くなると考えられていた。しかし、我々は元々シングル
モードで発振するレーザを結合させた場合にはパワーの
殆どが基本モードに結合し、容易に多モード化しないの
ではないかとの疑問をいだいて本願発明に到達したので
ある。
【0015】即ち、実際に実験したところ、図1に光結
合器2のErファイバ入射部(A端)でのパワーを光パ
ワーメータでモニターしながら、励起用半導体レーザ
1、光結合器のシングルモード光ファイバを振動させた
時の光パワーの変化率は高々0.5dB程度であり、光
結合器の0.67μm透過ロスとして−0.3〜−0.
8dB程度であった。この値は、通常のシングルモード
条件の満たされた系よりは大きいもののファイバ方光増
幅器として使う分には大きな問題とならない。
合器2のErファイバ入射部(A端)でのパワーを光パ
ワーメータでモニターしながら、励起用半導体レーザ
1、光結合器のシングルモード光ファイバを振動させた
時の光パワーの変化率は高々0.5dB程度であり、光
結合器の0.67μm透過ロスとして−0.3〜−0.
8dB程度であった。この値は、通常のシングルモード
条件の満たされた系よりは大きいもののファイバ方光増
幅器として使う分には大きな問題とならない。
【0016】図2に、0.67μmの励起光パワーに対
する光増幅器のゲインの測定結果を示す。同図に示すよ
うに、一般にファイバ形光増幅器では、ある程度ゲイン
が大きくなると、その後は飽和してしまい、励起光パワ
ーを増大してもゲインはあまり増えなくなる。
する光増幅器のゲインの測定結果を示す。同図に示すよ
うに、一般にファイバ形光増幅器では、ある程度ゲイン
が大きくなると、その後は飽和してしまい、励起光パワ
ーを増大してもゲインはあまり増えなくなる。
【0017】例えば、励起光パワーの初期値を20mW
とすると、これがたとえ±2dB変動(16〜25mW
に相当)したとしても、図2に示すようにゲインの変化
は最大幅で、2.5dBであり、30dBのトータルゲ
インに対して大きな影響はないと言える。
とすると、これがたとえ±2dB変動(16〜25mW
に相当)したとしても、図2に示すようにゲインの変化
は最大幅で、2.5dBであり、30dBのトータルゲ
インに対して大きな影響はないと言える。
【0018】また、次に示すように、ファイバ形光増幅
器は、半導体レーザの温度変化等による励起光波長の変
化によってもゲインが変動する。この為、より安定なゲ
インを要求する用途では、何からのゲインフィードバッ
クをかけて使うのが普通であるので、全く問題はなくな
る。
器は、半導体レーザの温度変化等による励起光波長の変
化によってもゲインが変動する。この為、より安定なゲ
インを要求する用途では、何からのゲインフィードバッ
クをかけて使うのが普通であるので、全く問題はなくな
る。
【0019】図3に励起波長に対するゲイン変化の測定
例を示す。ここで、励起波長としては波長可変のチタン
−サファイヤ・レーザを用い、一定の光パワーで波長を
変化させてゲインを測定した。この図3から明らかなよ
うに、励起光パワーが一定でも、励起波長に応じてゲイ
ンが変動する。図3に示すように、本来のゲインピーク
は、およそ0.663μmであるが、現状では、0.6
6μmの半導体レーザはまだ出力が小さいので、本実施
例では、0.67μmの半導体レーザを使用した。
例を示す。ここで、励起波長としては波長可変のチタン
−サファイヤ・レーザを用い、一定の光パワーで波長を
変化させてゲインを測定した。この図3から明らかなよ
うに、励起光パワーが一定でも、励起波長に応じてゲイ
ンが変動する。図3に示すように、本来のゲインピーク
は、およそ0.663μmであるが、現状では、0.6
6μmの半導体レーザはまだ出力が小さいので、本実施
例では、0.67μmの半導体レーザを使用した。
【0020】図3から明らかなように、励起に使える波
長は、0.65〜0.68μmとかなり広い範囲にわた
っているので、励起用半導体レーザに対し、特に厳しい
発振波長の選別が必要でないというのも、この励起波長
帯の有利な点であり、レーザの低価格化に寄与すると考
えられる。
長は、0.65〜0.68μmとかなり広い範囲にわた
っているので、励起用半導体レーザに対し、特に厳しい
発振波長の選別が必要でないというのも、この励起波長
帯の有利な点であり、レーザの低価格化に寄与すると考
えられる。
【0021】更に、ファイバ形光増幅器では、かなり強
い光パワーが出てくるので、使用者に対する安全対策が
必要となるが、0.66μm帯励起であれば、光が肉眼
で見えるため誤って動作中にファイバを覗いてしまうよ
うな事故を防止することができるのも実用上大きな利点
である。
い光パワーが出てくるので、使用者に対する安全対策が
必要となるが、0.66μm帯励起であれば、光が肉眼
で見えるため誤って動作中にファイバを覗いてしまうよ
うな事故を防止することができるのも実用上大きな利点
である。
【0022】〔実施例2〕本発明の第2の実施例を図4
に示す。本実施例では、光結合器として研磨形光カプラ
4′を使用したものであり、その他の構成は、実施例1
と同様である。研磨形光カプラ4′は、信号光側、励起
光側ともに同じ1.3μm帯シングルモードファイバで
製造されているが、延伸形光カプラが2本のファイバを
延伸してコアを接近させて光結合させる代わりに、ファ
イバを研磨してコアを接近させることにより光結合させ
るものである。
に示す。本実施例では、光結合器として研磨形光カプラ
4′を使用したものであり、その他の構成は、実施例1
と同様である。研磨形光カプラ4′は、信号光側、励起
光側ともに同じ1.3μm帯シングルモードファイバで
製造されているが、延伸形光カプラが2本のファイバを
延伸してコアを接近させて光結合させる代わりに、ファ
イバを研磨してコアを接近させることにより光結合させ
るものである。
【0023】研磨形光カプラ4′でも理論的にはシング
ルモードでないとうまく機能しないはずであるが、現実
にはレーザ光に対して安定して結合することができる。
実際には、コアの形状が結合部分でも変わらないのでモ
ード変換が生じにくく、延伸形よりはむしろロスが少な
いと予想される。実験でも、本構造の光カプラでの0.
67μm帯の透過ロスは約−0.2dBと非常に低いこ
とが確かめられた。また、安定度等についても、実施例
1よりも全般に優れていた。
ルモードでないとうまく機能しないはずであるが、現実
にはレーザ光に対して安定して結合することができる。
実際には、コアの形状が結合部分でも変わらないのでモ
ード変換が生じにくく、延伸形よりはむしろロスが少な
いと予想される。実験でも、本構造の光カプラでの0.
67μm帯の透過ロスは約−0.2dBと非常に低いこ
とが確かめられた。また、安定度等についても、実施例
1よりも全般に優れていた。
【0024】本実施例の光カプラは研磨工程が必要なた
め、延伸形成ほど製造が容易でないものの、号はする波
長が離れているが、ここでは、精度緩和に有利に働くの
で、加工精度が上がれば、量産化して低価格化すること
が期待できる。
め、延伸形成ほど製造が容易でないものの、号はする波
長が離れているが、ここでは、精度緩和に有利に働くの
で、加工精度が上がれば、量産化して低価格化すること
が期待できる。
【0025】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明によれば製造が容易で入手し易い部材
で光増幅器が構成できるので、製造コストを大幅に低減
させることができる。特に、可視半導体レーザはバーコ
ードリーダや光磁気記録装置等の需要もあるので量産効
果により大幅な低価格化やさらなる高性能化が期待でき
る。更に、励起光が肉眼で見えるため、使用者の安全性
が高いという実用上大きな利点もある。尚、本実施例で
は、1.3μm帯のシングルモードファイバを用いた
が、本発明としては、これに限るものではなく、1.5
5μm用のファイバや0.85μm用のファイバを用い
ることもできる。また、本実施例では、信号光と同じ側
から励起光を注入する前方励起で実験したが、これに限
るものではなく、出力側から励起光を注入する後方励起
でも本発明は適用可能である。
たように、本発明によれば製造が容易で入手し易い部材
で光増幅器が構成できるので、製造コストを大幅に低減
させることができる。特に、可視半導体レーザはバーコ
ードリーダや光磁気記録装置等の需要もあるので量産効
果により大幅な低価格化やさらなる高性能化が期待でき
る。更に、励起光が肉眼で見えるため、使用者の安全性
が高いという実用上大きな利点もある。尚、本実施例で
は、1.3μm帯のシングルモードファイバを用いた
が、本発明としては、これに限るものではなく、1.5
5μm用のファイバや0.85μm用のファイバを用い
ることもできる。また、本実施例では、信号光と同じ側
から励起光を注入する前方励起で実験したが、これに限
るものではなく、出力側から励起光を注入する後方励起
でも本発明は適用可能である。
【図1】本発明の第1の実施例に係るファイバ形光増幅
器の構成図である。
器の構成図である。
【図2】励起光パワーに対するファイバ形光増幅器のゲ
インの測定結果を示すグラフである。
インの測定結果を示すグラフである。
【図3】励起光波長に対するファイバ形光増幅器のゲイ
ンの測定結果を示すグラフである。
ンの測定結果を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施例に係るファイバ形光増幅
器の構成図である。
器の構成図である。
【図5】従来のファイバ形光増幅器の基本構成図であ
る。
る。
1 励起用半導体レーザ 2 光合波器(延伸形光カプラ) 2′光合波器(研磨形光カプラ) 3 Erファイバ 4 光アイソレータ 5 信号光入力ポート 6 出力ポート
Claims (1)
- 【請求項1】 増幅媒体としてエルビウムをコアに添加
した光ファイバを用い、励起光源として発振波長0.6
5〜0.68μmの可視半導体レーザを用い、励起光と
信号光とを合波する光合波器としてカットオフ波長が励
起光波長より長く、且つ、信号光波長より短いシングル
モードファイバを使って製造したファイバ形光カプラを
用いることを特徴とするファイバ形光増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10638093A JPH06318750A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ファイバ形光増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10638093A JPH06318750A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ファイバ形光増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06318750A true JPH06318750A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14432111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10638093A Withdrawn JPH06318750A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ファイバ形光増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06318750A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006294755A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ファイバ増幅器 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP10638093A patent/JPH06318750A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006294755A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ファイバ増幅器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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