JPH06318487A - 電気プラグ及びソケット装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感電を防止し、ソケットの長さに沿って多数
のプラグを保持し、プラグをソケットの長さに沿って移
動でき、接続が安定しており、簡単であり、強力である
プラグ及びソケットを提供する。 【構成】 ソケット１の延長体に沿って２つ又は３つの
溝が設けられ、電源に接続されている導体２、３、４
が、各該溝の内部を該溝に沿って該溝を通り、プラグ２
６の挿入及び抜き出しのための少なくとも１つのステー
ションが該ソケットに配置され、該プラグが非導電硬質
材料のカバー及び本体から成り、２つ又は３つの導体部
がプラグの下部に配置され、該導体部が該カバーを貫通
する電気ケーブルに接続され、該導体部がソケットの該
溝の中に入り、スライドし、該溝を安定して把持し、該
溝の中のソケット導体に連続的に接触できるようになっ
ている電気プラグ及びソケット装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プラグ及びソケットか
らなる装置に関し、さらに、ソケットが、このソケット
の長さに沿った任意の点にスライドできまた任意の点に
配置できる複数のプラグのための１つのラインとして用
いられる、電気プラグ及びソケット装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、電気器具は、プラグのピンがソケ
ットの穴に挿入されることを基礎とする標準の電気プラ
グ及びソケット装置により、電源に接続される。

【０００３】公知の標準プラグ及びソケットは多くの欠
点を有する。各国は独自の標準を有し、例えばピン及び
穴の形及び寸法等に関して各国とも種々異なる標準を有
する。これらの相違は、異なる国で電気器具を使用しよ
うとする場合に不利である。

【０００４】前記の公知の標準プラグ及びソケットの別
の欠点は、電気器具が使用中は１つの特定点に接続され
従って壁の中の別の点へ移動できないことにある。さら
に、標準プラグの挿入及び抜き出しは不便である。とき
どき、暗い部屋ではソケットへプラグを挿入することは
非常に困難である。プラグを挿入する際にソケットの穴
を探し、その際にプラグのピンに接触しないように注意
しなければならない。プラグを抜取ることも不便であ
り、ときどき、ソケットから抜取る際にプラグを回転し
たりたくみに動かしたりしなければならない。１つのプ
ラグを抜取る際に別のプラグがソケットから外れ床に落
下したり、ソケットが壁から外れることもある。

【０００５】さらに、公知のプラグではピンは、（電流
を流すために使用する外に）ソケットにプラグを保持す
るためにも用いられる。プラグとソケットとの連結が強
すぎると、プラグの挿入及び抜き取りが困難である。連
結が弱すぎるとプラグはソケットからずれ落ちるおそれ
がある。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、公知
の標準プラグ及びソケットの上記欠点を除去し、さらに
多数の利点を付加することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、ソケットが、
硬質非導電性材料から成る延長体であり、前記延長体に
沿って２つ又は３つの溝が設けられ、電源に接続されて
いる導電路が、各前記溝の内部をその溝に沿ってその溝
を貫通して走行し、プラグの挿入及び抜き出しのための
少なくとも１つのステーションが、前記ソケットに沿っ
て配置され、前記プラグがカバー及び本体から成り、前
記カバー及び前記本体は非導電性の硬質材料から成り、
２つ又は３つの硬質導体がプラグの下部に配置され、前
記硬質導体は、前記カバーを貫通する電気ケーブルに接
続され、前記導体は、それらがソケットの溝の中に入り
その溝の中をスライドしその溝の中に安定して位置し前
記溝の中のソケット導電路に連続的に接触するように輪
郭を形成されて配置されていることを特徴とする電気プ
ラグ及びソケット装置に関する。

【０００８】本発明のプラグ及びソケット装置では暗闇
の中でソケットにプラグを接続できる。盲人も、危険な
しにソケットにプラグを挿入できる。感電の心配もな
い。何故ならばプラグとソケットとの間の接触点に触れ
ることは不可能であるからである。本発明のソケットは
その長さに沿って多数のプラグを保持する。隣接して複
数のプラグを接続することも可能である。全長にわたり
一定電流が流れているので、連続的に使用されている最
中に、プラグをソケットの長さに沿って移動できる。プ
ラグとソケットとの接続は、安定しており、簡単であ
り、強力である。照明器具等のように天井でプラグとソ
ケットとを接続できる。これは、公知の標準プラットフ
ォーム及びソケットでは不可能である。

【０００９】壁へのプラットフォームの接続は簡単であ
り美観を損なわず、壁に特別な作業を行う必要がない。
公知のプラットフォームを本発明のソケットに簡単な改
造により接続できる。本発明のソケットを公知の標準プ
ラグに簡単な改造により（標準プラグピンをソケットに
接続して）接続することも可能である。

【００１０】電気プラグ及びソケット装置を、例えば電
話装置のプラグ及びソケット等のその他のシステム及び
器具のために用いられることもできる。プラグの中の導
体とソケットの導体とは、プラグ本体から遠く離れてい
るソケット背面で接触させることが可能である。この特
徴の利点は、感電の危険を最小化することにある。さら
に、ソケットの溝の特別な輪郭は、ハンマー等の異物が
挿入されて導電路に接触することを阻止し、（鍵と錠の
組み合わせのような）適切な整合的輪郭を有する物体の
みしかソケットの導電路に到達できないことを可能にす
る。

【００１１】

【実施例】次に本発明を実施例に基づき図を用いて詳細
に説明する。図１は本発明のソケットの等角図を示す。
ソケットは、延長体１と、延長体１を貫通する３つの導
体２，３及び４から成る。導体２及び３は電流通路線と
して用いられ、導体４はアースとして用いられる。アー
スに接続されている線はオプションであり、ソケットは
それなしでも動作する。これらの３本の線は、溝体５及
び６の両側の長さに沿って走行する３つの溝５，６及び
７に沿って配置されている。２本の電流線と、アースに
接続されている線とは、ソケットのオプション接続のた
めの通路の両側から外部電流源へ突出し、そしてオプシ
ョン接続として別のソケットへも突出する。２つのソケ
ットをオプション接続することを望まない場合には突出
接続なしに溝体を形成することも可能である。

【００１２】導線２及び３は、それらが平面状延長導体
として端部で突出しているにもかかわらず、溝体の中で
は９０゜をなして湾曲している。これは、図３ｄに詳細
に示されている。この図では、少し見にくいが、９０゜
の角度をなす導体２及び３に対して垂直な導体が見え
る。導体２に垂直に取付けられている主導体は２ａであ
り、主導体２ａは導体２と一緒に、９０゜の角度をなす
導体を形成する。これらの導体は、２つの平面状直線導
体を互いに垂直に組み合わせて接続したものまたは９０
゜の角度を成すように折り曲げた１つ平面状直線導体で
あることもある。

【００１３】ソケットの延長体に沿って少なくとも１つ
の出入口「ステーション」が設けられ、この出入口ステ
ーションによりプラグをソケットに挿入したり逆に取出
すことが可能となり、このステーションは、延長体のス
リーブの中の開口８及び８ａにより形成されている。溝
にプラグを挿入する動作がソケットに対して垂直である
場合には、これらの開口８及び８ａにより、プラグを溝
から抜き出したり、挿入することが可能となる。プラグ
をこの溝の中に挿入し、次いで前記ステーションの右側
又は左側に沿ってプラグをスライドし、次いで逆にプラ
グを溝から抜き出すことが可能である。図１において導
体２及び３はステーションの中で切削除去されている
が、導体帯の垂直部分は残っており、これにより導電性
は維持される（図１参照）。ステーションの中で導体を
完全に切削除去し、バイパスワイヤにより連続的導電性
を保証するオプションも可能である。ソケットの下部９
は、壁、天井、又はその他の任意の領域にねじ１０又は
ねじ１２により固定できる。後から導体とソケットの上
部とは、この上部を下部の中に挿入しねじ１２によりね
じ止めすることにより下部に接続できる。

【００１４】図に示されているソケットのそれぞれ部分
での接続方法は、ソケットを壁に接続するための迅速簡
単な方法の一例にすぎない。すなわち別の方法で形成す
ることも可能である。

【００１５】図２はソケットの上面図である。アース導
体４がある溝７は、ソケットの長さに沿って走行してい
る。出入口ステーション８により、プラグの挿入及び抜
き出しが可能となる。金属導体２，３及び４は、電源へ
の任意の接続のため及び場合によっては付加的ソケット
への接続のため、ソケットの両側から突出している。ね
じ１２及び１２ａは、ソケットの上部を、壁に取付けら
れている下部（ソケットの一部であり壁に取付けられて
いる付属部）へ接続するために用いられる。ソケットの
２つの部分すなわち（導体を含まない）上部及び下部
は、絶縁合成樹脂から成る。

【００１６】図３は、ソケットの異なる部品の断面図
を、別個に、そして、組立てて示す。図３ａは、ソケッ
ト下部の断面図を示す。この部分は壁又は天井に取付け
られている。ソケットが、壁、天井又はその他の任意の
定置体へ、別個の取付け部品なしに取り付けることがで
きることは、本発明の装置が有する１つの特徴であるこ
とに注意されたい。

【００１７】ソケット下部は絶縁性の硬質合成樹脂から
成り、ソケットを形成する一部である。表面１３は、壁
又は天井にねじにより（又はその他の任意の実施可能な
方法により）取付けられている。溝体の中央の長さに沿
って突出部１４が走行している。突出部１４は、上方へ
向うにつれて幅広くなり、ソケット上部が、突出部１４
の中に（図３ｃの溝１８を通って）挿入され、次いで突
出部１４が収まる。２つの突出部１５は、図３ｂ及び図
３ｄの導体２，２ａ，３，３ａを各突出部１５の面１６
にＬ字形に取付けるために設けられている。

【００１８】図３ｂは、導体２，２ａ，３ａ及び４の断
面図を示す。導体２及び２ａは接続して、Ｌ字形の１つ
の導体を形成する。同様のことが導体３及び３ａにも当
てはまる。プラグの出入口ステーションでは、電流は、
ソケットの面が切削除去されているので線２ａ及び３ａ
の部分のみしか通過できない。

【００１９】図３ｃは、ソケット上部の断面図である。
この上部は、硬質合成樹脂により一体的に形成されてい
る。この上部の下側に設けられているスロット１８は、
上方へ向かって広がっており、スロット１８の形状と大
きさは、ソケット下部の突出部１４に整合している。こ
のスロット１８は、下部の突出部１４に沿うように形成
されており、これによりソケット上部と、壁に取付けら
れているその下半部とを、容易に互いに接続できる。こ
れらの２つの部分の最終的な接続は、ねじにより行うこ
とができる。ソケットの上部と下部とを接合すると、上
部と下部との間に２つの側１８ａ及び１９で、導体を取
付けるのに適した領域が形成される。この上部の中でも
スロット７の下に、アース導体を取付けるのに適した輪
郭を有するスペース２０が形成される。

【００２０】図３ｄは、本発明の電気ソケット全体の断
面図を示す。ソケットの合成樹脂下部２１と、下部２１
にねじ止めされる合成樹脂上部２２と、導体２，２ａ及
び３，３ａと、アース導体４とはすべて組合せられて、
サイドスロット５及び６と主スロット７とを形成し、こ
れらの各スロットの中をそれぞれ１つの導体が走行す
る。プラグの導体は、上記のスロットの中に挿入され、
プラグの導体端は、ソケット導体に接触する。ソケット
のこの構造は非常に安全であり、子供が導体に接触する
ことは不可能である。ソケットのサイドソケットはＬ字
形であり、これによりプラグとソケットとのは確実な接
続が可能となり、プラグがソケットの長さに沿って移動
することも可能となる。ステーションの領域内では、２
３により示されている領域は除去されており、これによ
り、プラグをソケットから外すことが可能となり、逆に
プラグをソケットに挿入することも可能となる。

【００２１】図４ａはプラグカバー２４を示す。プラグ
カバーは、プラグの上部領域を被覆し、包む。カバー２
４の中には開口２５が設けられている。開口２５を通っ
て電気器具からの電気ケーブルがプラグ本体の中に入
る。

【００２２】図４ｂは、プラグ本体２６の等角図を示
す。プラグ本体２６とプラグカバー２４とは絶縁性の硬
質合成樹脂から成りうる。導電性硬質体２７は、アース
を実現するために下部の中央から突出しており、両側か
ら２つの導体２８及び２９が突出している。これらの２
つの導体２８及び２９は、ソケットの中のスロットの中
にスムースに入り込んでスロットの中に安定して位置す
るように、適切な輪郭を有し、かつ適切な位置に配置さ
れる。プラグの中の硬質導体及びソケットの中の導体
は、銅、アルミニウム又は真鍮等の任意の導電性材料に
より形成できる。

【００２３】図４ｃは、プラグの中の導体への電線の接
続の概観図である。アース３０への接続と、電流線の接
続３１及び３２とが示されている。

【００２４】図５は、プラグの断面図の詳細を示す。上
方及び両側で閉成されているプラグ本体２６から、ソケ
ットのスロットの中への挿入できるように適切に位置決
めされている３つの硬質導体が出現している。上方から
中央突出部の中で（アースのための）硬質導体突出部２
７が突出し、両側から９０゜の角度でのＬ字形で硬質導
体２８及び２９が突出している。硬質導体２８及び２９
の設置位置及び輪郭は、ソケットのスロットの中への挿
入に適するように実現されている（６及び７は図３ｄに
関連して前述している）。プラグの中のこれらの導体の
端部は、（図３に関連して前述の）ソケット導体２，３
及び４に接触する。カバーが導体に隣接し、両方ともに
スロットの中に入ることも可能である。

【００２５】プラグ本体の中の２つのスプリング３３
は、プラグの中の導体を外方へ向かって押圧する。この
ようにしてプラグはソケットの中でよりしっかりと把持
される。導体自身がスプリング特性を有するので、導体
自体をスプリングとして利用することもできる。

【００２６】図６は、ソケットの中へはめ込まれたプラ
グの断面図である。プラグ本体２６は、ソケットを３つ
の側から閉成し、包みこむ。これにより、人間が導体に
接触することは不可能となる。ソケットの導体とプラグ
の導体との接触点３４，３５及び３６は、ソケットの中
のスロットの端部に位置する。プラグとソケットとの接
続を確実にするためにソケット側面でプラグ本体とソケ
ットのスロットとは特別のアングル輪郭及びアングル構
造を有する。すなわちこれにより、プラグとソケットと
が互いにしっかりと保持しあい、アングルスロットが形
成されていない場所、すなわちステーション以外の場所
ではプラグをソケットから抜き出すことはできない。

【００２７】図７は、数個のプラグが接続されている概
観図である。この図では、１つのソケットに接続されて
いる３つのプラグ３７，３８及び３９が例として示され
ている。ソケットは２つのカバー４０及び４１により両
端で閉成されており、これにより導体との接触が阻止さ
れる。プラグは、プラグ８の出入口ステーションを通っ
てソケットの中に挿入される。ソケットを延長して、よ
り多くのプラグを収容できるようにすることができる。
数個のステーションを有する長いソケットを形成するこ
と、又は数個のソケットを互いに接合することも可能で
ある。

【００２８】本発明の１つの利点は、プラグの幅を、電
気器具の電気負荷により決めることができ、ひいてはプ
ラグ幅を電気器具の消費電力量に比例させることができ
ることにある。

【００２９】図８は、２つのソケットを互いに接続する
方法を示す等角図である。隣接のソケットの上で互いに
上下して配置されている導体のエッジに設けられている
穴４２を通るねじにより接続すると有利である。接続の
領域は、合成樹脂カバーにより閉成できる。

【００３０】上記の本発明は、アースに接続されている
導体を有するプラグ及びソケットに関する。本発明の装
置は、ある国では許可されているようにアースなしにし
ても動作する。

【００３１】本発明によるプラグ及びソケットは、公知
の標準プラグ及びソケットと組合せても動作する。標準
ソケットがすでに壁に設置されている場合、本発明のプ
ラグを改造して、本発明のソケットに標準ソケットとま
ったく同様に突出ピンを設けることも可能である。標準
プラグを用いる場合、本発明のソケットを改造して、標
準的な２つ又は３つの穴を付加的に設けることも可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のソケットの等角図である。

【図２】本発明のソケットの上面図である。

【図３】ａは、本発明のソケットの（壁に取付けられて
いる）下部の全本体の断面図である。ｂは、導電性かつ
硬質の金属導体の全本体の断面図である。ｃは、（下部
の上に位置する）ソケット上部の全本体の断面図であ
る。ｄは、本発明のソケット全体の断面図である。

【図４】ａは、本発明のプラグカバーの等角図である。
ｂは、本発明のプラグ本体の等角図である。ｃは、本発
明のプラグ本体への電線の接続の概観図である。

【図５】本発明のプラグの断面図である。

【図６】本発明による、ソケットへ接続されているプラ
グの断面図である。

【図７】本発明による、ソケットに接続されている異な
る幅の数個のプラグの概観図である。

【図８】本発明による、ソケットに接続されている異な
る幅の数個のプラグの等角図である。

【符号の説明】

１ 延長体 ２，３，４ 導体 ５，６，７ 溝 ８ 出入口ステーション ９ ソケット １０，１２ ねじ １２ａ ねじ １３ 表面 １４ 突出部 １５ 突出部 １６ 面 １７ 側面 １８ スロット １８ａ，１９ ソケットの側面 ２０ スペース ２１ ソケット下部 ２２ ソケット上部 ２３ ステーションにおけるソケットの切削除去部 ２４ プラグカバー ２５ 開口 ２６ プラグ ２７ 突出部 ２８ 導体 ２９ 導体 ３０ アース ３１，３２ 電流線 ３３ プラグ ３４，３５，３６ 接触点 ３７，３８，３９ プラグ ４０，４１ カバー ４２ 穴

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ソケットが、硬質非導電性材料から成る
   延長体からなり、該延長体に沿って２つ又は３つの溝が
   設けられ、電源に接続されている導体が、各該溝の内部
   を該溝に沿って該溝を通り、プラグの挿入及び抜き出し
   のための少なくとも１つのステーションが、該ソケット
   に配置され、該プラグがカバー及び本体から成り、該カ
   バー及び該本体が非導電性の硬質材料から成り、２つ又
   は３つの硬質導体部がプラグの下部に配置され、該硬質
   導体部が該カバーを貫通する電気ケーブルに接続され、
   該導体部がソケットの該溝の中に入り、スライドし、該
   溝を安定して把持し、該溝の中のソケット導体に連続的
   に接触できるように、該導体部が配置され、その輪郭が
   形成されていることを特徴とする電気プラグ及びソケッ
   ト装置。
2. 【請求項２】 前記ソケットが、前記ソケットの本体に
   沿って通る３つの溝を有し、該溝の１つはその中央に沿
   って通り、別の２つの該溝は、両側の長さに沿って通
   り、プラグが３つの硬質導体部を有し、１つの該硬質導
   体部は該プラグの下部の中央から突出し、別の２つの硬
   質導体部は該プラグの両側のそれぞれから突出し、これ
   ら３つの該導体部は、ソケットの中の前記溝の中に入り
   その溝を安定に把持するのに適した位置で配置されてい
   ることを特徴とする請求項１に記載の電気プラグ及びソ
   ケット装置。
3. 【請求項３】 前記ソケットの中央に沿って通る導体
   と、前記プラグの中央にある導体部がアースのために用
   いられることを特徴とする請求項２に記載の電気プラグ
   及びソケット装置。
4. 【請求項４】 前記プラグ及び前記ソケットの中の導体
   が、銅、アルミニウム又は真鍮から成ることを特徴とす
   る請求項１に記載の電気プラグ及びソケット装置。
5. 【請求項５】 電気ソケットであって、該電気ソケット
   が、非導電性の硬質材料から成る延長体であり、該延長
   体に沿って２つ又は３つの溝が走行し、電源に接続され
   ている導体が該溝のそれぞれの中を、その溝中で、その
   溝に沿って、その溝を貫通して通り、プラグの挿入及び
   抜き出しのための少なくとも１つのステーションが、該
   ソケットに沿って配置されていることを特徴とする電気
   ソケット。
6. 【請求項６】 前記ソケットが、前記ソケット本体に沿
   って走行する３つの溝を有し、該溝の１つは中央を走行
   し、該溝の別の２つは両側に長さ方向に沿ってそれぞれ
   通っていることを特徴とする請求項５に記載の電気プラ
   グ及びソケット装置。
7. 【請求項７】 前記溝の中を前記溝の中央に沿って通る
   前記導体がアースのために用いられることを特徴とする
   請求項６に記載の電気プラグ及びソケット装置。
8. 【請求項８】 前記ソケットの両側に長さ方向に沿って
   通る２つの溝が、９０゜曲げられており、前記溝の中の
   導体も９０゜曲げられていることを特徴とする請求項５
   ないし請求項７のいずれか一に記載の電気ソケット。
9. 【請求項９】 請求項５に記載の電気ソケットであっ
   て、該電気ソケットが、壁に取付けるために非導電性の
   硬質材料から成る下部を有し、該下部の中央に沿って突
   出部が通り、該突出部は上方へ向かって広がり、該電気
   ソケットが、同様に非導電性硬質材料から成る上部をさ
   らに有し、該ソケット上部の下領域の中に適切な溝が設
   けられ、該溝が該ソケット下部へと挿入され、はめ込ま
   れ、固定され、該ソケット上部及び該ソケット下部の輪
   郭は、該ソケット上部と該ソケット下部が接合されると
   該ソケット上部と該ソケット下部との間に形成されるス
   ペースの中に各側の２つの導体が挿入され、これにより
   各側に９０゜のアングル輪郭が形成され、さらに、導体
   を導く９０゜に曲げられた溝が各側に形成されるように
   形成され、１つの該溝が該上部の中央に沿って通り、１
   つの導体が該上部の中を通ることを特徴とする電気ソケ
   ット。
10. 【請求項１０】 前記ソケットが別の同様のソケット
    に、一方のソケットの導体の端部と単方向のソケットの
    導体の端部とを接続することにより接続されていること
    を特徴とする請求項５ないし請求項９のいずれか１つの
    請求項に記載の電気ソケット。
11. 【請求項１１】 前記プラグの前記出入口ステーション
    が、前記延長体のスリーブの中の開口により形成され、
    各側の導体が、前記ステーションの中で部分的に切削除
    去されていることを特徴とする請求項５ないし請求項１
    ０のいずれか一の請求項に記載の電気ソケット。
12. 【請求項１２】 前記プラグの出入口ステーションが、
    前記延長体のスロットの中の開口により形成され、ステ
    ーションの中で導体が完全に切削除去され、電流の連続
    的流れがバイパスワイヤにより保証されていることを特
    徴とする請求項５ないし請求項１０のうちのいずれか一
    の請求項に記載の電気ソケット。
13. 【請求項１３】 ソケットの背面が、標準プラグの場合
    と同様に壁の中の標準ソケットへの挿入のために２つ又
    は３つの導電性の突出硬質ピンを有することを特徴とす
    る請求項５ないし請求項１２のいずれか一の請求項に記
    載の電気ソケット。
14. 【請求項１４】 付加的に、構成部分として２つ又は３
    つの穴型標準ソケットが設けられていることを特徴とす
    る請求項５ないし請求項１３のいずれか一の請求項に記
    載の電気ソケット。
15. 【請求項１５】 前記電気プラグがカバー及び本体から
    成り、前記カバー及び前記本体がともに非導電性硬質材
    料から成り、前記カバー及び前記導体部を通る電気ケー
    ブルに接続され、前記プラグの下領域の中に配置されて
    いる２つ又は３つの前記硬質導体部の輪郭と配置が、前
    記硬質導体部が前記ソケットの請求項５ないし１４記載
    の溝の中に入り、スライドし、前記溝を安定に把持する
    ように定められていることを特徴とする電気プラグ。
16. 【請求項１６】 前記プラグが３つの硬質導体部を有
    し、前記硬質導体部の１つは下領域の中央から突出し、
    前記硬質導体部の別の２つは両側から突出し、３つの前
    記硬質導体部の配置は、前記硬質導体部が前記ソケット
    の前記溝の中に入り、スライドし、前記溝を安定して把
    持するように定められていることを特徴とする請求項１
    ５に記載の電気プラグ。
17. 【請求項１７】 前記導電性硬質中央突出部がアースの
    ために用いられることを特徴とする請求項１５に記載の
    電気プラグ。
18. 【請求項１８】 ２つの側方導体部がＬ字形で、突出
    し、９０゜湾曲していることを特徴とする請求項１５に
    記載の電気プラグ。
19. 【請求項１９】 前記プラグの中に２つのスプリングが
    あって、前記プラグの中の導体部を外方へ向かって押圧
    することを特徴とする請求項１５ないし請求項１８のい
    ずれか一の請求項に記載の電気プラグ。