JPH06318168A

JPH06318168A - 階層データ記憶管理装置、方法およびそのネットワーク

Info

Publication number: JPH06318168A
Application number: JP3137113A
Authority: JP
Inventors: Matthew J Anglin; マシュー・ジョオウジフ・アングリン; Gregory J Tevis; グレゴリ・ジョン・テヴィス; Donald P Warren; ドナルド・ポール・ウォレン
Original assignee: International Business Machines Corp
Current assignee: International Business Machines Corp
Priority date: 1990-09-07
Filing date: 1991-05-14
Publication date: 1994-11-15
Also published as: US5239647A; EP0474395A3; EP0474395A2

Abstract

(57)【要約】【目的】レベル１のファイルをネットワーク全体にわた
って画一的に識別できるデータ記憶階層。【構成】内部識別史およびネットワークの各分割部分用
の名称を含むディレクトリ命名規約を用いる。ネットワ
ーク全体にわたって各ファイルを画一的に識別できるの
で、ファイル空間内の単一のレベル１記憶空間またはそ
のディレクトリをネットワーク全体について用いること
ができる。命名システムが画一的であるので、レベル１
記憶ファイルとレベル０ソース・ファイルとの間をマッ
ピングする共通ＤＡＳＤ管理ファイルが不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、共有記憶レベルをも
ったデータ記憶階層に関する。特に、この発明は、ネッ
トワークの全体を通じてファイル空間又はディレクトリ
がひとつの階層で共用されるようにしたデータ記憶階層
に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年のデータ処理装置は、１或いはそれ
以上の中央処理装置を有するホストプロセッサと、メモ
リ機関と、入力／出力システムと、相互接続システム
（例えばバス）とを備えている。プロセッサは、与えら
れた命令に従って、メモリに記憶されているデータを操
作する。そのため、メモリは、プロセッサにより要求さ
れるデータを記憶することができなければならず、そし
て、そのデータをプロセッサにコンピュータが実行でき
る全体の操作のレートで転送しなければならない。した
がって、コンピュータメモリのコスト及びパフォーマン
ス動作は、コンピュータシステムの商業的成功と重大な
関係にある。

【０００３】コンピュータは、常に増大していく量のデ
ータを操作することになるので、大きなデータ容量の記
憶が要求される。コンピュータメモリとしては様々な形
のものが利用されている。概して、データの書き込みや
読み出しがより高速にできる形態のものほど、より高価
になる。マイクロチップは高速であるが、高価であり、
そして、典型的にはホストプロセッサに対する初期メモ
リ又は主メモリとして使われる。他に利用されている形
態のメモリは、補助又は周辺メモリとして使われ、これ
には、たくさんの周辺記憶装置が含まれる。例えば、磁
性方向アクセス記憶装置（ＤＡＳＤ）、磁気テープ記憶
装置、及び光学記録装置は、全て周辺記憶装置である。
これらの装置は、主メモリに比べて、より大きな記憶容
量であると共により低コストであるが、同じパフォーマ
ンスを提供するものではない。例えば、ドライブの読み
出し／書き込み機構の下でテープやディスクを適当に位
置させるのに要求される時間は、純粋に電気的なデータ
転送レートの主メモリの迅速性とは比較することはでき
ない。しかしながら、システムの全てのデータをひとつ
のタイプのメモリ装置で記憶するのでは能率的でない。
全てのデータを単純に主メモリに記憶するのでは、コス
トが上がりすぎ、また、単純に周辺記憶に全てのデータ
を記憶すると、実質的パフォーマンスが減少する。１或
いはそれ以上の複数の周辺記憶装置の全体の記憶領域の
物理的な部分は、「記憶空間」と呼ばれている。

【０００４】典型的なデータ処理システムは、主メモリ
と１或いはそれ以上の周辺記憶装置の双方を有してい
る。階層的に配列された複数の周辺記憶装置を持つデー
タ処理システムは、「データ記憶階層」と呼ばれてい
る。データ記憶階層では、初期或いはレベル０のデータ
記憶は、概して、最も高いパフォーマンスと、最も低い
記憶容量を持つレベルと見なされる。２番目又はレベル
１（又はそれより低いレベル）の記憶は、より大きい
（又は等しい）記憶容量を有しているが、パフォーマン
スが減じられ（又は等しく）、それゆえコストが削減さ
れる。データ記憶の集合は、データセット、ファイル，
オブジェクトとすることができる。データセットとファ
イルは、異なるオペレーティングシステム環境では本質
的に交代して使用できる用語であり、指定された配列で
のデータのコレクションを意味し、システムがアクセス
した制御情報により記述される。オブジェクトは、レコ
ード又は他の内部境界的なオリエンテーションを持たな
い可動性のサイズとされるバイトストリームである。便
宜上、以下、「ファイル」という用語は、データセッ
ト、ファイル、オブジェクト、或いはそのようなデータ
エントリを総称して用いる。データは、必要に応じて、
パフォーマンス、記憶量及びコストをバランスさせるた
めに、ファイル（或いはより大きなデータの集合）とし
て階層の異なるレベル間で動かされたり、コピーされた
りする。このバランスを達成させるために、データ記憶
階層を操作する、このようなデータ転送や上述の動作
（もはや階層から使われてしまったデータを削除するよ
うな）は、「記憶マネージメント」と呼ばれている。

【０００５】記憶マネージメントは、パフォーマンスマ
ネージメント、信頼性マネージメント、容量マネージメ
ント、空間マネージメト、使用可能度マネージメントの
ようないくつかの副構成要素を含んでいる。これらの各
々は、階層のレベル間でのデータの転送とかかわってい
る。空間マネージメントは、データを周辺記憶階層の最
も適当なレベルに記憶させるために、階層の異なるレベ
ル間でデータを動かすものである。例えば、比較的活動
的なデータは、比較的高いパフォーマンスレベルの階層
に記憶され、比較的非活動的なデータは、データ記憶階
層の低い動作レベルに記憶されることになる。データが
古くなると、これは概して殆ど参照されない（すなわ
ち、比較的に非活動的である）ことになるので、データ
記憶階層の低いレベルに動かされることになる。データ
記憶階層のひとつのレベルから他のひとつのレベルにデ
ータを動かすことは「移行」と呼ばれ、記憶空間を節約
するためのデータコンパクションを含む。

【０００６】使用可能度マネージメントは、データ記憶
階層中のデータのバックアップをして、ホストプロセッ
サによりデータが必要とされるなら及び必要とされると
き、使用可能度のようなものを改善するものである。オ
リジナルの或いは初期のデータのコピーは削除されな
い。付加される或いはセカンドコピーが生成され、デー
タ記憶階層の他のひとつの部分に転送される。セカンド
コピーは、データの使用可能度を確実にするために、典
型的には初期コピーとは異なる周辺記憶装置に記憶され
る。もし、装置の故障が生じたりして、データの初期コ
ピーが有効でなくなれば、データのセカンドコピーがそ
のまま参照される。データのセカンドコピーはデータ記
憶階層の異なるレベルに記憶される必要はないが、セカ
ンドコピーが初期コピーのように活動的でないので、そ
のようにすることが好ましい。データバックアップは、
無条件に或いはインクリメンタルに生じる。無条件のバ
ックアップは特別なファイルのコピーを生成し、インク
リメンタルなバックアップは、前のセカンドコピーが生
成されてから更新されたファイルだけをコピーする。移
行によるファイルの転送は、レベル０記憶でのファイル
の初期コピーの保守をしなければならないことを注意し
なければならない。しかしながら、ファイル中のデータ
が空のファイルは、レベル１記憶でのセカンドコピーの
ファイルに転送される。

【０００７】従来、記憶マネージメントはマニュアルで
行われている。データの所有者は、データの移行或いは
バックアップをいつするか、そのような移行或いはバッ
クアップされたファイルをどこに記憶させるかを決定す
る。そのような決定をするのには時間がかかり、ときに
は、記憶されたそれぞれのファイルについての復習を要
求する。これに含まれる操作をするのには時間を集中す
るので、そうせざる得なくなるまで、通常、マニュアル
による復習及び決定はなされない。例えば、レベル０記
憶での全ての記憶空間が使われるまで、ユーザはレベル
１記憶にいかなるファイルも移行しない。巨大なシステ
ムでは、或いは比較的に大きな量のデータを記憶するシ
ステムでは、記憶マネージメントをマニュアルで行うの
は、まさに現実的ではない。

【０００８】近年、コンピュータソフトウェアがマニュ
アル操作の必要性を減じるのに利用されている。ＩＢＭ
データファシリティハイアラキカル記憶マネージャ（Ｄ
ＦＨＳＭ）アプリケーションプログラムは、そのような
ソフトウェアの一例である。ＤＦＨＳＭは、ＩＢＭマル
チプルバーチャル記憶（ＭＶＳ）シリーズのオペレーテ
ィングシステムに対するユーティリティである。ＤＦＨ
ＳＭは、ユーザにより参照されるために試されるファイ
ルの転送の自動的な呼出しを含む、ファイルを管理する
のに特別なマネージメント範疇を使う。このマネージメ
ント範疇は、移行或いは削除される適格が与えられる前
にファイルを記憶階層或いは特別なレベルに常駐させる
ようにするのを最小の時間長とし、又は、更新された後
にバックアップの必要がなくなるようにするのを最大の
時間長にすることを含む。莫大なマネージメント範疇が
システムに定義され、そして、コンフィギュレーション
ファイル中に記憶される。ＤＦＨＳＭマネージメント範
疇は、ＤＦＨＳＭに対するファイル確認の時間で、マニ
ュアルで選択される。ＤＦＨＳＭが記憶マネージメント
を改善する一方で、マネージメント範疇のマニュアル選
択の負担はまだある。

【０００９】近年、記憶マネージメントのためのマニュ
アル操作は、更に減じられている。システム管理される
記憶は、システムそれ自体がデータのためのマネージメ
ント範疇を選択し、記憶マネージメントを行うことを示
す用語である。記憶管理者は、コンフィギュレーション
ファイル中でマネージメント範疇の定義だけを必要と
し、システムそれ自身は、適宜に、創作や管理上の特殊
なファイルのためのマネージメント範疇を選択する。シ
ステム管理される記憶を備えるソフトウェアの一例とし
ては、ＩＢＭデータファシリティ記憶マネージメントサ
ブシステムソフトウェアがあり、以下、単にＤＦＳＭＳ
（ＤＦＳＭＳはＩＢＭ株式会社の商標）と称する。ＤＦ
ＳＭＳは、ＤＦＨＳＭ及びＩＢＭマルチプルバーチャル
記憶／データファシリティプロダクトソフトウェア、以
下単にＭＶＳ／ＤＦＰ（ＭＶＳ／ＤＦＰはＩＢＭ株式会
社の商標である）を含む、いくつかの副構成要素を包含
している。

【００１０】ＤＦＳＭＳは、ＭＶＳ／ＤＦＰに前述の自
動クラス選択（ＡＣＳ）の付加を遂行する。マネージメ
ント範疇は、コンフィギュレーションファイル中のその
ような範疇の集合で定義され（記憶及びマネージメント
クラスのような名前で知られているが、以下、単に「マ
ネージメントクラス」と称する）、そして、ＡＣＳルー
チンそれ自体は、システムの記憶管理者により定義され
る。ＤＦＳＭＳに各ファイルが定義されたとき、ＭＶＳ
／ＤＦＰはマネージメントクラスを自動的に選択するた
めに、ＡＣＳルーチンを使う。ＡＣＳは、ファイル名
や、ファイルの所有者、ファイルへのディレクトリのパ
ス、ファイルのサイズのような、ファイルのある特徴を
基にして、マネージメントクラスを選択する。一度、Ａ
ＣＳルーチンがファイルのマネージメントクラスを選択
すると、そのようなマネージメントクラスは、ホストプ
ロセッサ中のカタログ存在中の１或いはそれ以上のフィ
ールドに記憶される。

【００１１】ＤＦＳＭＳは、各ファイルに関連する目下
のデータマネージメント属性の記憶も提供する。このマ
ネージメント属性は、カタログ中の及び／又は各データ
のボリュームのためのボリューム内容目録の、１或いは
それ以上のフィールドに記憶される。マネージメント属
性は、ステータスと呼ばれるあるデータを含み、そし
て、それぞれのファイルを使い、そして、使われる間
に、データチェンジのように更新される。例えば、その
マネージメント属性は、ファイルがデータ記憶階層又は
特別なレベルに常駐することになるまでの時間データ及
び時間、ファイルが最後アクセスされたデータ及び時間
（ファイルが更新されたかどうか）、最後にファイルの
バックアップ及び更新がなされたデータ及び時間を含
む。

【００１２】１或いはそれ以上の共通のＤＡＳＤはま
た、記憶マネージメントで必要とされる制御情報を記憶
するための１或いはそれ以上の制御ファイルを含む。こ
れらの制御ファイルは、それら自身、ＤＦＳＭＳにより
管理されない、しかし、共通ＤＡＳＤ上で、管理される
データファイルと共に一緒に存在しても良い。分離した
制御ファイルは、記憶マネージメント動作の各タイプの
ために存在する（例えば、移行のためにひとつの制御フ
ァイル、バックアップのためにひとつの制御ファイル
等）。例えば、制御ファイルは、移行で必要とされるマ
ップの情報、カタログに対するファイルのセカンドコピ
ー、内容目録エントリ、及び／又はこれらの初期コピー
（すなわち、レベル０ソースファイル）を含む。このよ
うなマッピングは、正しく移行される呼出し、又はユー
ザによる仕様上のファイルのセカンドコピーを可能にす
る。ファイルの初期コピーが移行されることが決定され
たら、又は、そのセカンドコピーが要求されたら、マッ
ピングデータは、移行或いはファイルのセカンドコピー
を位置付けし、そしてアクセスするのに使われる。

【００１３】ＤＦＳＭＳによる実際の記憶マネージメン
トは、他の処理との干渉が最小となるように、相対的に
システムが非活動的な周期で生じる。マネージメントク
ラスの割当てを定義するために、上述の周期の間に、Ｄ
ＦＨＳＭは、ファイルのマネージメント属性とそのよう
なファイルのマネージメント範疇とを比較するために、
呼び出される。ＤＦＨＳＭは、それから、要求されるよ
うに、ファイルを転送し、マネージメント属性や制御情
報を更新して、ファイルを適宜に管理する。それに加え
て、記憶マネージメントは、データの集合をファイルよ
り大きくするのに適用されることができる。例えば、全
体グループが一括して管理されるように、ある共通のマ
ネージメント要求を持ったファイルのグループが確立で
きる。グループは、それ自身のマネージメントクラスに
割当てられ、そして、適宜に管理される。記憶マネージ
メントの間に、ファイルがどこで管理されるかが理解さ
れよう。特別なことがない限り、全体グループ又は他の
データユニットは、同じように管理される。

【００１４】システム管理される記憶を提供するコンピ
ュータソフトウェアのもうひとつの例は、仮想計算機の
ためのＩＢＭデータファシリティ記憶マネージメントサ
ブシステムソフトウェア（以下、単にＤＦＳＭ／ＶＭと
称する）であり、そして、それは、ＩＢＭ仮想計算機
（ＶＭ）シリーズのオペレーティングシステムの副構成
要素である。現在利用されているリリース１のＤＦＳＭ
／ＶＭは、空間或いは使用可能度マネージメントが提供
されていないが、ＶＭオペレーティングシスムにいくつ
かの改良が提供されている。従来は、ＶＭオペレーティ
ングシステムは、周辺記憶装置上のユーザのデータを組
織化するために、ミニディスクファイルシステム（ＭＦ
Ｓ）を用いている。ＭＦＳは、個人ユーザに対して、デ
ータ記憶階層中の隣接する記憶空間を予め配置する（物
理記憶空間の論理部分が連続的にアドレスされてい
る）。各予め配置された隣接した記憶階層は、ユーザに
対して完全な周辺記憶装置（ＤＡＳＤのような）を示す
ので、「ミニディスク」とすることが知られている。ミ
ニディスクは、連続してアドレスされたＤＡＳＤシリン
ダの集合である。各ミニディスクは、特別なユーザによ
り所有され（すなわち、アサインされ）、所有するユー
ザにより許されない限り、そこにあるファイルを記憶し
たりアクセスしたりする他のユーザはいない。ミニディ
スク（及びＭＦＤ）は、典型的にはユーザのために保有
されている記憶空間はユーザが直ちに必要とされるもの
より大きいので、「事前割当」されると言われる。ユー
ザはミニディスクのファイルをファイルするとき、マニ
ュアルで要らなくなったファイルの存在を削除して、少
なくともミニディスクの新しいファイルを利用する部分
を確保することを試みる傾向がある。残りの未使用の記
憶空間が大きくなっていくことで示される「利用性の低
下」の状態は、データ記憶階層まで広がり、その結果、
実質的に記憶空間が無駄になる。それに加えて、「分
裂」の結果、ミニディスクが特別なユーザから割当を解
除して、そして、もう一方のユーザに再割当てされるこ
とができなくなる、なぜなら、そのような多くのユーザ
の必要性に出会うには、それは小さすぎるからである。

【００１５】「共用」ファイルシステム（ＳＦＳ）とし
て知られている、比較的新しいファイルシステムは、バ
ーチャルマシン／システムプロダクト（ＶＭ／ＳＰ）リ
リース６のように、ＶＭオペレーティングシステムの現
行のリリース中に含まれている。共用ファイルシステム
は、ＭＦＳと比較して、実質的に利用性の低下や分裂の
問題を改善する。しかしながら、ＶＭオペレーティング
システムのユーザが多数存在しているので、ＭＦＳの使
用は中止することはない。このため、データ記憶階層中
には、ＳＦＳとＭＦＳが同時に存在する。ＳＦＳでは、
異なるユーザ間での周辺記憶空間を動的に共用すること
ができる。物理的な記憶空間は、ユーザの会計番号が事
前に割当られない。代わりに、各ユーザが実際にファイ
ルを記憶すると、記憶空間がそのファイルのためだけに
動的に割当られる。ユーザにはファイルプールの会計番
号が与えられ、それは、単にユーザの集合のためのファ
イルのコレクションである。ＶＭオペレーティングシス
テムでは、ファイルプールは、多数のユーザのためのフ
ァイルを保有する、単独の仮想計算機により所有される
ミニディスクのコレクションである。各ユーザは、ファ
イルをＳＦＳ記憶グループ中の論理的なファイル空間に
記憶し、そして、それは、ファイルプール中のミニディ
スクのコレクションとなる。ファイル空間に割当てられ
る記憶空間は、ファイルがそこに加えられたり、そこか
ら削除されたり、更新されたりする際に、動的に変えら
れる。各ファイル空間中のファイルは、１或いはそれ以
上のディレクトリ（及び各ディレクトリ中のサブディレ
クトリ）中に組織化され、ファイル空間それ自身は、デ
ィレクトリ階層の最上位レベルに置かれる。

【００１６】ＳＦＳは、各ファイルプールの一部のよう
に、レベル０記憶での制御情報を含む。制御情報は、そ
れぞれのファイルプールのミニディスクを位置させ、そ
して、そのような記憶空間のどちらのブロックが使われ
ているかを追跡するのに使われる情報のファイルを含
む。制御情報はまた、各ファイルの各所有者のような、
ファイルプール中のディレクトリ及びファイルについて
のカタログ情報のをも含む。多数のファイルプールは、
ＤＦＳＭＳ／ＶＭの各インスタンスのために存在させる
ことができ、各ファイルプールは、ＳＦＳのインスタン
スとなる。

【００１７】

【発明が解決しようとする課題】従来、ＤＦＳＭＳ／Ｖ
Ｍのシステム管理される記憶環境には、２つの好ましく
ない問題が存在する。第１には、ＤＦＳＭＳの各インス
タンスと、ＤＦＳＭＳ／ＶＭ（及び多の全ての知られて
いる記憶マネージメントソフトウェア）の現行存在する
リリースとが、自身の分離したレベル１の記憶を要求す
る。現行では、ＳＦＳは、ＳＦＳカタログ中のファイル
を区別するために、ユニークな内部識別子が与えられ
る。ネットワーク中のファイルシステム（分離したイン
スタンスの）、ファイルプール、オペレーティングシス
テム等を通じてファイルを区別する簡単でユニークな方
法はないので、その中のファイルが適切に区別されるこ
とが確実になるように、ネットワークの各データに対し
て各データ記憶階層レベルを維持しておかなければなら
ない。ここで述べたような分離された記憶空間を維持し
ていくことによる効率の全般的な及び関連したロスは、
望まれるものではない。第２に、レベル０のソースファ
イルに対して分離したレベル１の記憶空間にファイルを
マップするために、共通のＤＡＳＤ制御ファイルを使用
するとは、複雑で、効率が悪く、エラーになりがちなの
で、好ましくない。

【００１８】上述の説明から明らかなように、この発明
の主目的は、データ記憶階層中のファイルシステムの記
憶マネージメントを改善することにある。

【００１９】この発明の他の目的は、データ記憶階層中
のネットワーク間で、１或いはそれ以上の記憶レベルを
共用することである。

【００２０】この発明の更に他の目的は、分離した、複
雑な、非能率な制御ファイルを削減することにある。

【００２１】

【課題を解決するための手段】これらの及び他の目的
は、ネットワーク全体を通じてユニークに識別されたフ
ァイルを可能にする名前付けをしたスキームのディレク
トリにより達成される。ＳＦＳ内部識別子は、名前を変
換するディレクトリの部分だけにあり、それは、ネット
ワーク中で各副分類（ＴＳＡＦコレクション、ＶＭオペ
レーティングシステム、ファイルプール等）のための名
前を含む。各ファイルはネットワークを通じてユニーク
に識別されることができるので、ファイル空間のシング
ルのレベル１の記憶空間又はディレクトリは、ネットワ
ーク全体に使える。更に、レベル１の記憶ファイル及び
／又はディレクトリのユニークな識別は本質的にその名
前を含むので、以前にマップレベル１の記憶からレベル
０の記憶に使われていた共通のＤＡＳＤ制御ファイルが
削減される。

【００２２】更なる及び他の目的、様相、発明の有利性
は、これから図面を参照ながら説明するこの発明の好ま
しい実施例の説明から明白になろう。

【００２３】

【実施例】種々の変形例を含む多くの類似の態様や、類
似の構成要素中で、最も適当なものについて説明する。
この発明は、各々が多数の周辺データ記憶を有するマル
チ−ホストプロセシングデータ処理環境のネットワーク
の例について説明するものである。この発明は、周辺デ
ータ記憶の数が少ないものや、異なるタイプの周辺デー
タ記憶のものや、ホストプロセッサがひとつの環境のよ
うに、種々のデータプロセシングシステム形態でも実行
可能であることは、理解されるであろう。

【００２４】図１を参照するように、マルチ−ホストプ
ロセッサ環境でのデータ記憶階層１２が説明される。こ
のシステムは、それぞれが算術計算ロジック、制御ユニ
ット等のような通常の構成要素の部分からなるホストプ
ロセッサ１０ａ及びホストプロセッサ１０ｂのように、
２つ或いはそれ以上のホストプロセッサを有している。
各ホストプロセッサは、ユニプロセッサ又はマルチプロ
セッサとすることができる。データ処理システムに使わ
れるホストプロセッサの一例で示されるのは、ＩＢＭ３
０９０メインフレームコンピュータである。各ホストプ
ロセッサは、操作を管理するために、１或いはそれ以上
のオペレーティングシステムを使用できる。好ましい実
施例では、ホストプロセッサは、ＩＢＭＶＭオペレー
ティングシステムを用いたユニプロセッサである。

【００２５】ホストプロセッサ１０ａ及び１０ｂは、そ
れぞれ、比較的に活動的なデータ及び比較的に非活動的
なデータをそれぞれを記憶するための、比較的ハイパフ
ォーマンス及び比較的ローパフォーマンスなＤＡＳＤに
それぞれ連結される。ハイパフォーマンスのＤＡＳＤ１
４は、データ記憶階層１２のレベル０（「Ｌ０」）の部
分にある。レベル０は、階層の最上レベルである。ロー
パフォーマンスのＤＡＳＤ１５は、データ記憶階層１２
のレベル１（「Ｌ１」）の部分にある。レベル１が階層
の次に高いレべル（又は、少なくとも相対的にそれより
低いレベル）である。データ記憶階層１２で使われるＤ
ＡＳＤの例は、ＩＢＭ３３８０又はＩＢＭ３３９０ＤＡ
ＳＤである。ハイパフォーマンスのＤＡＳＤ１４はＩＢ
Ｍ３３９０ＤＡＳＤとされることができ、そして、ロー
パフォーマンスのＤＡＳＤ１５はＩＢＭ３３８０ＤＡＳ
Ｄとされることができ、又は、ハイパフォーマンスのＤ
ＡＳＤ１４はキャッシュされることができ、ローパフォ
ーマンスのＤＡＳＤ１５はキャッシュをなくすことがで
きる。各ＤＡＳＤは、データのボリュームを記憶する。
階層１２には、テープ装置のように、付加記憶又は異な
るタイプの周辺記憶を含めることができる。レベル０記
憶及びレベル１記憶は、単に同じパフォーマンスの周辺
記憶装置の論理的な区切りであることに注意せよ。この
ため、ある実施例では、レベル０記憶とレベル１の記憶
とでひとつの周辺記憶を共用することが可能である。

【００２６】システムコンソールのような、データ処理
システムの残りの構成要素は、図示されていない。ドッ
ト及び破線は、付属可能なシステム構成要素を示してい
る。必要に応じて、異なるタイプの周辺記憶装置を含む
付加ホストプロセッサや周辺記憶装置が付加される。シ
ステムの構成要素を付加するための能力は、単に、構成
要素の接続性により制限される。残りの及び付加するデ
ータ処理システム構成要素及び構成要素間の接続の詳細
は図示していないが、良く知られている。

【００２７】図２を参照するように、各ＤＦＳＭＳ／Ｖ
Ｍを走らせているＶＭオペレーティングシステム系列が
ネットワーク３０中に配列されるのが示される。ネット
ワークは、コンピュータ間でデータが送信されるよう
に、そのようなやり方で結合される２或いはそれ以上の
コンピュータシステムの集まりである。ここで、ネット
ワーク３０は、ＩＢＭシステムネットワークアーキテク
チャ（ＳＮＡ）に従ってデザインされる。ネットワーク
３０は、ゲートウェイ３２により結合されるサブネット
ワーク３１（２つが示されている）の系列に分割され
る。各サブネットワーク３１は、各々１或いはそれ以上
のゲートウェイ３４と結合される１或いはそれ以上のト
ランスパレントサービスアクセスファシリティ（ＴＳＡ
Ｆ）コレクション３３（４つが示されている）を有して
いる。ＴＳＡＦは、コミュニケーションの適当なルーチ
ングにより、他のオペレーティングシステムとコミュニ
ケーションを図る、ＶＭオペレーティングシステムの構
成要素である。ＴＳＡＦコレクション３３は、８まで互
いに接続されたＶＭオペレーティグシステムのグループ
である。ゲートウェイは、それら間でコミュニケーショ
ンするためのサブネットワーク３１又はＴＳＡＦコレク
ション３３に対するユニークな名前が付けられる論理ユ
ニットである。ゲートウェイ３２及び３４は、サブネッ
トワーク３１及びＴＳＡＦコレクション３３間でコミュ
ニケーョンするためのプロトコルを提供する論理プロセ
ッサを含む、コミュニケーションサービスである。ここ
では、ＶＭ（ＡＰＰＣ／ＶＭ）用のＩＢＭアドバンスト
プログラム−ツゥ−プログラムコミュニケーションプロ
トコルが用いられる。ネットワーク形態の詳細は、ＩＢ
ＭマニュアルＳＣ２４−５３７８−００、バーチャルマ
シン／システムプロダクトコネクティビィティプラ
ンニング、アドミニストレーションアンドオペレー
ションリリース６、及びＩＢＭマニュアルＳＣ２４−
５３７７−００、バーチャルマシン／システムプロダク
トコネクティビティプログラミングガイドアンド
レファレンスリリース６に示されており、それらは
ＩＢＭ株式会社で利用されている。

【００２８】ＴＳＡＦコレクション３３の各ＶＭオペレ
ーティングシステム３５（各ＴＳＡＦコレクション３３
で２つは示されている）は、ＤＦＳＭＳ／ＶＭを有して
いる。ＤＦＳＭＳ／ＶＭアプリケーションを有するＶＭ
オペレーティングシステムは、データ記憶媒体上にホス
トプロセッサに対して用意され、そして、必要に応じて
主メモリにアップロードされる。各ＶＭオペレーティン
グシステム３５中に、１或いはそれ以上のＳＦＳファイ
ルプール３６（及びファイルプール中のＳＦＳ記憶グル
ープ）があり、及び／又は１或いはそれ以上のＭＦＳミ
ニディスク（図示せず）がある。ファイルプール（或い
は記憶グループ）３７は、ＶＭオペレーティングシステ
ムのひとつの部分であり、ＤＦＳＭＳ／ＶＭにより所有
されるファイル空間を有している（すなわち、ユーザｉ
ｄに割当てられるがＤＦＳＭＳ／ＶＭである）。ネット
ワーク３０のユーザもまた、ファイルプール３７中にフ
ァイル空間に割り当てられることができる。ＤＦＳＭＳ
／ＶＭにより所有されるファイル空間の使用は、ネット
ワーク３０中の全てのＶＭオペレーティングシステム３
５を通じて共用される。加えて、各記憶マネージメント
のタイプのためにひとつのファイル空間のように、ＤＦ
ＳＭＳ／ＶＭにより所有されるファイル空間が作られる
か、又は、ひとつに統合されたファイル空間が使用され
る。更に、もし、ＤＦＳＭＳ／ＶＭにより所有されるひ
とつのファイル空間が使用されるとすると、各記憶マネ
ージメントのタイプのために、ファイル空間中にディレ
クトリが作られることになるか、又は、ひとつの統合さ
れたディレクトリが使用される。

【００２９】図３を参照しながら、この発明によるＤＦ
ＳＭＳ／ＶＭを使う単独のＩＢＭＶＭオペレーティング
システム環境について説明する。１或いはそれ以上のユ
ーザ端子２０は、入／出力端子を介して、オペレーティ
ングシステムを走らせているホストプロセッサに相互作
用される。これらの端子は、データ記憶階層を作るため
に、周辺記憶に順番に結合されるＩＢＭＶＭオペレー
ティングシステムを走らせる、１或いはそれ以上のホス
トプロセッサ１０と結合される。ＶＭオペレーティング
システムは、図示するような２つの基本的な構成要素、
制御プログラム（ＣＰ）２１及び通常のモニタシステム
（ＣＭＳ）２２を有している。

【００３０】ＣＰ２１は、各ユーザに、各ユーザは独立
しており、全ての機能を処理する環境にあることを明ら
かにするために、処理環境を管理する。これらの仮想計
算機は、独立して、同時に操作することが明らかであ
る。ＣＰ２１もまた、システム資源をモニタし、管理
し、ハードウェアの問題からの修復を制御し、そして、
システムの取扱いを説明する。ユーザは現実的な役に立
つ仕事をするために、ＣＭＳ２２のような他のオペレー
ティングシステムを要求することがよくある。

【００３１】ＶＭオペレーティングシステムは、自身の
相互的な構成要素をサポート、そして、実際的には、そ
れは仮想計算機上でだけ走るオペレーティングシステム
である。ＣＭＳ２２は、アプリケーションプログラムを
進行し、実行するためにユーザとシステムで許されるユ
ーザとの間に会話を提供し、多のユーザとコミュニケー
ションをとり、そして、ファイルを作り、編集する。Ｃ
ＭＳ２２は、以前に説明したように、ファイルを作り編
集するための知られている２つのファイルシステムＭＦ
Ｓ及びＳＦＳ２３（ファイルサーバを含む）を有してい
る。ＭＦＳは、レベル０のＤＡＳＤ１４ａ及び１４ｂへ
のユーザ２０の結合により示される。ＤＡＳＤ１４ａは
ＣＭＳミニディスクであり、ＤＡＳＤ１４ｂはレベル０
の記憶で使われるＣＭＳでないミニディスクである。Ｓ
ＦＳ２３は、レベル０のＤＡＳＤ１４Ｃ及びレベル１の
ＤＡＳＤ１５と結合されており、そして、ＳＦＳカタロ
グ２９を有している。ＳＦＳのシングルインスタンスが
図示されているが（すなわち、ひとつのファイルプー
ル）、そのようなものを複数有することができる。ＣＭ
Ｓ２２もまた、種々のアプリケーションのための他のプ
ログラムをサポートしている。ＶＭオペレーティングシ
ステムのこれらの構成要素に更なる詳細は、ＩＢＭマニ
ュアルＳＣ２４−５２８４−０１、バーチャルマシン／
システムプロダクトアプリケーションデベロプメ
ントレファレンスフォーＣＭＳリリース６；ＩＢ
ＭマニュアルＳＣ２４−５３６７−００、バーチャルマ
シン／システムプロダクトＣＭＳシェアードファ
イルシステムアドミニストレーションプロダクトユ
ージングリリース６；ＩＢＭマニュアルＳＣ２４−５
３６９−００、バーチャルマシン／システムプロダクト
ユージングリリース６エンハンスメントリリー
ス６に示されており、これは、ＩＢＭ株式会社で利用さ
れている。

【００３２】図示されているＶＭ／ＳＰオペレーティン
グシステムのもうひとつの構成要素はＤＦＳＭＳ／ＶＭ
２４であり、そして、知られているように、システム管
理化された記憶管理ファシリティをモディファイする。
この発明によれば、ＤＦＳＭＳ／ＶＭは、空間及び有用
性マネージメントの双方を有することができる。他の実
施例では、有用性及び空間マネージメントの双方がＭＦ
Ｓファイル及びＳＦＳファイルの双方に用意されたり、
有用性マネージメントがＭＦＳファイル及びＳＦＳファ
イルの双方に用意され、空間マネージメントがＳＦＳフ
ァイルだけに用意されたり、或いはその反対であった
り、有用性マネージメント或いは空間マネージメントだ
けがＭＦＳ及びＳＦＳファイルの双方に用意されたりす
る。ここに説明した実施例では、有用性マネージメント
はＭＦＳ及びＳＦＳファイルの双方に用意され、空間マ
ネージメントはＳＦＳだけに用意される。

【００３３】ＡＣＳルーチン２５は、ＤＦＳＭＳでのよ
うに、ＤＦＳＭＳ／ＶＭ２４で使われる。ＡＰＰＣ／Ｖ
Ｍプロトコルが、ＳＦＳ２３とＤＦＳＭＳ／ＶＭ２４と
の間のコミュニケーション、及びユーザ２０とＳＦＳ２
３或いはＤＦＳＭＳ／ＶＭ２４との間のコミュニケーシ
ョンに使われる。残りのインタフェース、基本的なオペ
レーティング原理、及びＤＦＳＭＳ／ＶＭのディリレク
トリやカタログ、ここで説明した以外のことは、ＤＦＳ
ＭＳやＤＦＳＭＳ／ＶＭの現存のリリースで類似ししい
る。ＤＦＳＭＳ／ＶＭがどのように実現されているかと
いう更なる情報は、ＩＢＭマニュアルＧＣ−２６−４６
０４−０１、ＤＦＳＭＳ／ＶＭゼネラルインフォメー
ションリリース１；ＩＢＭマニュアルＳＣ２６−４６
０５−００，ＤＦＳＭＳ／ＶＭユーザズガイド；ＩＢ
ＭマニュアルＬＹ２７−９５８３−００、ＤＦＳＭＳ／
ＶＭダイアグノシスリリース１、又は、ＩＢＭドキュ
メントＧ３２１−５３４９−００、システムマネージド
記憶、ＩＢＭシステムジャーナルＶＯＬ．２８，Ｎｏ
１、ｐｐ．７７〜１０３、１９８９；ＩＢＭマニュアル
ＧＧ２４−３４０３−００、ＤＦＳＭＳインプリメン
テイションプライマシリーズ：ライティングＡＣＳ
ルーチン；ＩＢＭマニュアルＳＣ２６−４５１４−０
１、ＭＶＳ／ＥＳＡ記憶アドミニストレーションレフ
ァレンスバージョン３リリース１；ＩＢＭマニュアル
ＧＣ２６−４５０７−０１、ＭＶＳ／ＥＳＡデータフ
ァシリティプロダクトゼネラルインフォメーション
バージョン３；ＩＢＭマニュアルＳＨ３５−００８３
−０４、データファシリティハイアラキカル記憶マネ
ージャシステムプログラマコマンズレファレンスバ
ージョン２リリース５のような先の書類のサポート書
類に記載されている。上述の書類は、ＩＢＭ株式会社で
利用されている。更なる情報は、Ｕ．Ｓ特許４６３８４
２４、４７７１３７５、４８７６６６２が利用できる。
ユーザ端子２０、ＳＦＳ２３及びＤＦＳＭＳ／ＶＭ２４
は、ＣＰ２１の下の仮想計算機として実現可能である。
実際には、ＣＭＳ２２はこれらの仮想計算機と合体して
いるが、機能を説明するために、分離して示してある。

【００３４】データ記憶装置階層１２中のファイルの記
憶マネージメントは、マネージメント範疇及びマネージ
メント属性の記憶装置を要求する。マネージメント範疇
は、制御情報の部分のように、コンフィギュレーション
ファイル中のマネージメントクラスとして定義される。
ＳＦＳカタログ２９もまた、各ＳＦＳファイルのための
マネージメント属性を記憶する。ＳＦＳファイルの記憶
マネージメントは、マネージメントクラスを示すマネー
ジメント範疇と、マネージメント属性との通常の比較
と、それにより必要とされる動作を有する。ＳＦＳファ
イル空間２６の各レベル０の記憶空間２６は、１或いは
それ以上のディレクトリ及びサブディレクトリを有して
いる。これらの論理的にグループ化されたファイルは、
同じようにマネージメントクラスに割当られ、ＤＦＳＭ
Ｓ／ＶＭ２４により管理される。これらのデータ構造の
詳細は、前述の通りである。

【００３５】ＭＦＳファイル及びミニディスクのための
マネージメントクラス及びマネージメント属性の双方の
記憶を調節するために、ＤＡＳＤ１４Ｃ上にレベル０記
憶空間２７を持つシングルのレポジトリＳＦＳファイル
空間が作られる。レポジトリファイル空間は、ファイル
プール３７中に位置させることができ、ＤＦＳＭＳ／Ｖ
Ｍ２４により所有される。各ＭＦＳファイルがＤＦＳＭ
Ｓ／ＶＭ２４に対して識別されるように、レポジトリフ
ァイル空間に空のファイルが作られる。このような各Ｍ
ＦＳミニディスクのために、レポジトリファイル空間の
レベル０の部分２７にディレクトリが作られる。レポジ
トリファイル空間のレベル０の部分２７に各空のファイ
ルやディレクトリを作ることは、ＳＦＳファイルやディ
レクトリのために行われる、そのようなファイルやディ
レクトリのマネージメントクラスを自動的に選択してＳ
ＦＳカタログ２９中にそのような指示を記憶するＡＣＳ
ルーチン２５を生じさせる。ＭＦＳファイルと関連する
ＳＦＳファイルは、記憶マネージメントのために記憶さ
れる必要がある情報がこれ以上ない時には、空のままと
される。ＤＦＳＭＳ／ＶＭ２４は、ＭＦＳカタログ（簡
単のため図示せず）中に記憶されるマネージメント属性
と、ＳＦＳカタログ２９中のマネージメントクラスで示
されるマネージメント範疇とを比較し、そして、ＭＦＳ
ファイル及びミニディスクを適宜に管理する。したがっ
て、記憶マネージメントは、ＳＦＳファイルシステムを
使ったファイルステムの双方に対してなし遂げられ、Ｍ
ＦＳファイルシステムの記憶マネージメントを「補助」
する。

【００３６】レポジトリファイル空間のレベル０の部分
での関連するＳＦＳファイルやディレクトリにＭＦＳフ
ァイルやミニディスクをマップするために、名前交換が
使われる。ディレクトリは、以下のように名前付けされ
る。 filepoolid:DFSMS***.MINIDISKMAP.fqluname.smsglobresid.mdowner.vaddr Where: “filepoolid" はファイルプールの名前 “DFSM***"はファイル空間の名前。この名前は、レポジ
トリファイル空間がＤＦＳＭＳ／ＶＭにより管理される
ＤＦＳＭＳ２４の信号を形成するが、そのファイルはそ
れ自身は移行されない。“MINIDISKMAP"は、他の記憶マ
ネージメント機能（空間マネージメントのような）のた
めのレポジトリファイルスペートから、有用性マネージ
メントのためにレポジットファイル空間をはっきりと区
別する定まった名前である。ひとつのレポジトリファイ
ル空間が全ての記憶レベルで使われることに注意する必
要がある。"fqluname"は、サブネットワーク３１とゲー
トウェイ３４とが結合された名前である。これは、ミニ
ディスクの常駐するところが管理され、ＤＦＳＭＳ／Ｖ
Ｍ２４の記憶管理者により特定されたパラメータから得
られる、ＴＳＡＦコレクション３３をユニークに識別す
る。"smsglobresid" は、ＴＳＡＦコレクション３３中
にユニークに識別してミニディスクを管理しているＶＭ
オペレーティングシステム３５及びＤＦＳＭＳ／ＶＭ２
４のためのＴＳＡＦコレクション−ワイドＡＰＰＣ／Ｖ
Ｍ資源の名前である。これもまた、ＤＦＳＭＳ／ＶＭ２
４の制御ファイルから得られる。"Mowner" は管理して
いるミニディスクの所有者のユーザ名である。"vaddr"
は、管理されるミニディスクの仮想アドレスである。

【００３８】ファイルをアクセスするために、ファイル
名とファイルタイプが必要とされる。リポジトリファイ
ル空間のディレクトリ内のファイルは、ＭＦＳファイル
で代表されるように、同じファイル名及びファイルタイ
プを持っている。レポジトリファイル空間は、それ自身
のＳＦＳ記憶グループ中に置かれ、他のＳＦＳユーザの
操作の影響が最小になるようにしている。

【００３９】名前付けしたスキームは、空間マネージメ
ントのためにレベル１の記憶がネットワーク３０間で共
用できるように、ＳＦＳ内部識別子を連結するのに用い
られる。ファイルプール３７は、共通のレベル１の記憶
空間２８を持つファイル空間を有し、そして、それは、
レポジトリファイル空間とすることができる。このた
め、所有者及びソースロケーションを無視して、記憶空
間２８はネットワーク３０のために移行されたＳＦＳフ
ァイルの全てを記憶するのに使われる。ファイルプール
３６、オペレーティクシステム３５、ＴＳＡＦコレクシ
ョン３３、及びサブネットワーク３１を無視して、名前
付けしたスキームは、本質的に及びユニークに移行され
たＳＦＳ又はディレクトリを識別し、そして、ＳＦＳフ
ァイルからのサブネットワーク３１が移行される。ディ
レクトリは、以下のように名前付けられる。

【００４０】 filepoolid:DFSMS***.MIGRATIONLE1.fqluname.smsglbresid.filepool.storagegr oup Where: "filepoolid","DFSMS***","fqluname", 及び"smsglbres
id" は、前述の通りである。"filepool" は、ＳＦＳフ
ァイルが移行されたところからのファイルプールであ
る。"storagegroup"は、ＳＦＳファイルがら移行された
ところから記憶グループである。

【００４１】移行されたＳＦＳファイルを位置させるた
めにもまた、ファイル名及びファイルタイプが必要とさ
れる。記憶空間２８内のファイルは、関連したレベル０
のソースファイルのためのＳＦＳ内部識別子から作られ
るファイル名やファイルタイプを持っている。ＳＦＳ２
３は、ＶＭオペレーティングシステムの現存のリリース
では、ファイルプール３６中のファイルをユニークに識
別するために、内部識別子を使う。これは、複数のユー
ザが同じファイルプールをアクセスし、そして、このた
め、同じファイル名及び同じタイプ名の各ファイルが置
かれることがあるので、必要とされる。ＳＦＳ内部識別
子は、そのような他の共通の名前のファイルを区別立て
するために、ＳＦＳ２３を与える。好ましい実施例で
は、名前付けしたスキームが８個のＥＢＣＤＩＣキャラ
クタファイル名を使い、８個のＥＢＣＤＩＣキャラクタ
ファイルタイプを使う。そして、記憶空間２８のディレ
クトリで使うために、ＳＦＳ内部識別子は、８個のバイ
ナリデータのキャラクタ（ＳＦＳ２３中で使われるよう
な）から、ヘキサコードで示される１６個のＥＢＣＤＩ
Ｃキャラクタに変換され、各ハーフバイトのバイナリデ
ータにつき１ヘキサコードのキャラクタとされる。

【００４２】このようなやり方では、ネットワーク３０
において、各ＳＦＳソースファイル又はディレクトリが
記憶空間２８又はディレクトリ中でユニークに区別立て
できる。したがって、記憶空間２８は、ネットワーク３
０全体のためのレベル１のＳＦＳ移行ファイルの全てを
記憶するのに使え、それゆえ、各ファイルプール３６、
ＶＭオペレーティングシステム環境３５、ＴＳＡＦコレ
クション３３等、レベル１の記憶のためのファイル空間
及び／又は記憶装置を維持しているのに関連するオーバ
ヘッドが減少される。もし、交替例中に、マネージメン
トが同じようにＭＦＳファイルに用意されていれば、ユ
ニークにレベル１のＭＦＳファイルを識別するために、
"filepool" や"storagegroup"の代わりに、"mdowner"
や"vaddr" が用いられる。

【００４３】名前付けしたスキームそれ自身において、
ネットワーク３０を通じてＳＦＳファイル名のユニーク
さを本質的に保証することにより、移行されたファイル
を初期コピーにマッピングするために、ＤＦＳＭＳで使
われているのと似たようなファイルを制御する必要性が
削減される。もし、空間マネージメントに加えて、名前
付けしたスキームが記憶マネージメントの他のタイプの
ために同じように共通のレベル１の記憶で使われていた
ら、各タイプのマネージメントのために、シングルファ
イル空間がレベル１の記憶に使われるか、又は、各空間
マネージメントのために、分離したファイル空間がレベ
ル１の記憶に使われる。もし、名前付けしたスキームが
使用可能度マネージメントで共通のレベル１の記憶で使
われていたなら、マッピングするための制御ファイルは
完全には削減されない。なぜなら、ファイルの初期コピ
ーとファイルの２番目のコピーとを結合する必要性がま
だあるからである。

【００４４】操作の方法図４を参照しながら、この発明によるＤＦＳＭＳ／ＶＭ
に対するデータエンティティの定義方法について説明す
る。操作は、ホストプロセッサの呼出しにより、それぞ
れ、データエンティティがＳＦＳファイルかディレクト
リか、ＭＦファイルかニミディスクかに依存して、ステ
ップ１００又はステップ１０５から開始される。ＤＦＳ
ＭＳ／ＶＭによりＳＦＳファイル又はディレクトリが管
理されており、そのようなファイルやディレクトリがス
テップ１１５で作られる。ステップ１２０で、ＡＣＳル
ーチンがファイルやディレクトリに対するマネージメン
トクラスを割当て、そして、それは、ＳＦＳカタログに
記憶される。このフローは、それからステップ１２５で
復帰される。ＭＦＳ或いはミニディスクはどうかという
と、そのようなファイルやミニディスクは、ステップ１
１０で作られる。それから、ステップ１１５で、ＭＦＳ
ファイルに対応するレポジトリファイル空間（及び／又
は、ＭＦＳミニディスクと対応するＳＦＳディレクト
リ）中に、空のＳＦＳファイルが作られる。ＡＣＳルー
チンは、ステップ１２０で再びマネージメントクラスを
割当て、そして、フローはステップ１２５で再び復帰さ
れる。

【００４５】図５を参照しながら、この発明によるＤＦ
ＳＭＳ／ＶＭの記憶マネージメント操作について説明す
る。ＤＦＳＭＳ／ＶＭは、ステップ１３０で記憶を管理
するために、ホストプロセッサにより呼び出される。ス
テップ１３５で、ＤＦＳＭＳ／ＶＮは、ＳＦＳカタログ
及び／又はＭＦＳカタログ中のリストのように、管理さ
れる最初のデータエンティティを試験する。ステップ１
４０は、リスト中の最初のそのようなアイテムがＳＦＳ
ファイル（又はディレクトリ）であるか、ＭＦＳファイ
ル（又はミニディスク）であるかに従って、分岐する。
もし、最初のデータエンティティがＳＦＳファイルやデ
ィレクトリなら、ステップ１５０で、ＤＦＳＭＳ／ＶＭ
は、ＳＦＳカタログ中のマネージメントクラスにより示
されるマネージメント範疇と、ＳＦＳカタログ中のデー
タのマネージメント属性とを比較する。もし、何の管理
動作も必要とされなければ、ステップ１５５はステップ
１７５に分岐する。もし、データ移行や、バックアッ
プ、或いは削除のような何らかの管理動作が必要なら、
そのような動作がステップ１６０で取り上げられる。そ
のような動作は、ネットワークを通じてレベル１のファ
イルを本質的にそしてユニークに識別するために、スキ
ームに名前付けするために使うことを含む。前述した名
前付けしたスキームの適切な副構成要素は、使用するた
めに、必要に応じて、獲得され、結び付けられる。デー
タ転送は、データコンパクションにより、なし遂げられ
る。ステップ１６０は、ファイルは移行されたか或いは
ファイルの２番目のコピーは存在しているかを知らせる
ようなデータのステータス中の変化を反映するために、
適切なディレクトリの更新を含む。ステップ１７０で、
ＳＦＳカタログ（及び、ＭＦＳカタログもかもしれな
い）中のマネージメント属性が取り上げられた動作に反
映して更新される。それから、ステップ１７５は、記憶
マネージメントのための試験がまだなされていない他の
エンティティがあるかどうかに従って、分岐する。も
し、他のエンティティがあれば、次のデータエンティテ
ィを試験するために、ステップ１８０に分岐し、それか
ら、ステップ１４０に復帰される。もし、試験されるフ
ァイルがこれ以上なければ、ＤＦＳＭＳ／ＶＭは、ステ
ップ１８５でホストプロセッサ制御に復帰する。

【００４６】この発明による疑似コードのリストは、以
下のように与えられる。最初のリストは、ＤＦＳＭＳ／
ＶＭにＭＦＳファイル及びミニディスクを定義し、そし
て、それからマネージメントクラスの選択をするための
ものである。

【００４７】 /*システムはマネージメントクラスを記憶するためにレポジトリとして */ /*のSMS を用いてミニディスクの記憶を管理する。 */ /*このルーチンはMFS ファイル機能の使用可能度マネージメントだけを */ /*扱う。 */ input: minidisk backup repository filepoolid char(8), minidisk backup repository filespace char(8), fully-qualified luname char(16), DFSMS global resource id char(8), # of minidisks fixed(31), minidisk list array(# of minidisks) owner char(8), virtual address char(4); declare: minidisk backup repository name constant('MINIDISKMAP'); do i = 1 to # of minidisks; /* 各ミニディスクが入力される間 */ /*入力値に連鎖することよりミニディスクバックアップレポジトリ */ /*ディレクトリ名を組み立てる */ mbr dirname=minidisk backup repository filepoolid minidisk backup repository filespace minidisk backup repository name fully qualified luname DFSMS global resource id minidisk list(i).owner minidisk list(i).virtual address; if (mbr dirname ディレクトリは存在しない) then ディレクトリを作る mbr dirname using SFS DMSCRDIR CSL 呼出; CMSミニディスクディレクトリから list of files to be managed をcreate; mbr dirname 中のファイルリストをSFS DMSOPDIRを使ってcreate DMSGETDI CSL 呼出し; do j = 1 to # of files on minidisk; /*ミニディスク上の */ /*各ファイルの間 */ if (list of files to be managed (j) はmdr dirname 中に同じファイル名及びファイルタイプの対応するファイルを持たない then mbr dirname 中にこのファイル名及びファイルタイプの空ファイルをSFS DMSOPEN CSL を使ってcreate 呼出; if (これは無条件バックアップ) then call backup file (list of files to be managed (j)); else do; /* インクリメンタルバックアップ */ SMS processing decision mbr dirname 中のファイルのマネージメントクラス及びファイルのマネージメント属性をcall; if判定は BACKUP FILE DECISION then call backup file (list of files to be managed(j)); end; /*インクリメンタルバックアップをする */ end; /*# of files on minidiskのための処理をする */ end; /*# of minidisks のための処理をする */

【００４８】２番目のリストは、ＳＦＳファイル及びデ
ィレクトリの空間マネージメントである。" MC" はマネ
ージメントクラスを意味する。" ＭＬ１" は移行データ
のためのレベル１記憶を意味する。" ナル" はファイル
やディレクトリのクラスとして割当てられた意味のある
ブランクの集まりである。リストは最初にナル、存在な
し、又はその他（レギュラでは）が得られ、ファイルの
マネージメントクラスを割当て、もし、ファイルのマネ
ージメントクラスがナルなら、デェフォルトで得られた
ナル、存在なし、又はその他（レギュラでは）をディレ
クトリのマネージメントクラスに割り当てることを示
す。リストは、それから、マネージメントクラス及びマ
ネージメント属性に基づいてデータの満了及び移行の決
定／動作を示す。

【００４９】 /*MCの定義を得て、MC Name に基づいて初期判定をする。 */ the File Management Class上にパラメータ入力を select : when ( ナル)then the Directory Management Class上にパラメータ入力を select when (ナル)then システムのデェフォルトのマネージメントを get クラス/ 範疇 if 目下のコンフィギュレーションにマネージメントクラスが存在しない then マネージメントクラス無のエラーメッセージをOutput goto EXIT POINT else if 他のエラーが発生, 内部エラーメッセージをOutput goto EXIT POINT when ( マネージメントクラス識別子無し)then if the 入力 parm で生じたコマンドが MIGRATE then if File Record Size 入力パラメータ > 0 then 判定 = MIGRATE Migrate Age = 0 endif else ( コマンドはMANAGE) Decision = NO ACTION endif otherwise ディレクトリのマネージメントクラス/ 範疇を get if そのマネージメントクラスが目下のコンフィギュレーション中に存在無しthen マネージメントクラス無しエラーメッセージをOutput goto EXIT POINT else if 他のエラーが発生内部エラーメッセージを Output goto EXIT POINT endselect when (マネージメントクラス識別子無し)then if 入力パラメータで生じたコマンドが MIGRATE then if File Record Size入力パラメータ> 0 then 判定= MIGRATE Migrate Age = 0 endif else (コマンドが MANAGE) 判定 = NO ACTION endif otherwise ファイルのマネージメント範疇をget ifそのマネージメントクラスが目下のコンフィギュレーションにある then マネージメントクラス無しエラーメッセージをOutput goto EXIT POINT else if 多のエラーが発生内部エラーメッセージを Output goto EXIT POINT endselect if判定= MIGRATE 又は NO ACTION then goto EXIT POINT /* MC 定義を基に満了判定をする */ if そのCommand Issued 入力パラメータがMANAGE and その Date of Creation 入力パラメータ > 0 and その Date of Last Reference入力パラメータ> 0 then do if both expire-after-days-nonusage MC範疇 and expire-after-date/days MC パラメータがNOLIMIT then do file は満了されない end else if expire-after-days-nonusage = NOLIMIT or expire - after -days-nonusage <= (current - date minus Date of Last Reference入力パラメータ) then /* この２つの前の条件は満了日後の未用法は不適当 */ /* か或いは完了しているかを意味する。両方の場合 */ /* にはファイルを満了するために満了日属性を履行 */ /* ければならない。 */ do if絶対日時で特定される expire-after-date/days が <= 目下のデータ又は特定された expire-after-date/days のナンバが<= (current-date minus Date of Creation パラメータ入力) or expire-after-date/days = NOLIMIT then ファイルは満了される else ファイルは満了されない endif end else do ファイルは満了されない。 end endif if ファイルは満了されるthen if満了配置MC範疇= ENTIRE then 判定= EXPIRE FILE ENTIRE else 判定= EXPIRE FILE DATA ONLY endif endif end endif if判定= EXPIRE FILE ENTIRE or EXPIRE FILE DATA ONLY goto EXIT POINT /*満了するには好ましくないファイルのために、MC定義に基づい */ /*て移行判定をする */ Command-or-Auto-Migrate MC 範疇を select when ( 無し) do 判定 = NO ACTION end when (両方) do if the Command Issued入力パラメータが MIGRATE then do if File Record Length > 0 then Decision = MIGRATE Migrate Age = 0 endif end else ( コマンドが MANAGE) do if Date of Last Reference 入力パラメータ > 0 and Primary-Days-Non-Usage MC範疇<= days Date of Last Reference から parm を入力 and storage Level 入力パラメータ = PRIMARY then do if File Record Length > 0 then 判定= MIGRATE Migrate Age = Current-Dateマイナス minus Date of Last Reference endif end else do 判定 = NO ACTION end end end when (コマンド) do if the Command Issued入力パラメータが MIGRATE then do if File Record Length > 0 then 判定= MIGRATE Migrate Age = 0 endif end else 判定 = NO ACTION end otherwise do 無効MCパラメータエラーメッセージを Output end

【００５０】第３のリストはレベル１へのデータ移行を
作りアクセスする際のファイル及びディレクトリの名前
を生成するためのものである。

【００５１】８バイトのヘキサの内部識別子(ID)を１６
バイトのＥＢＣＤＩＣキャラクタファイル名及びファイ
ルタイプに翻訳する。各ハーフバイトのＩＤ（hex)を
‘０’ｘ及び‘Ｆ’ｘ間のヘキサの変数で示す。これら
の変数の値はフルバイトのＥＢＣＤＩＣキャラクタ
‘０’から‘Ｆ’に翻訳される。その結果の１６ＥＢＣ
ＤＩＣキャラクタが所有記憶ファイルのファイル名のフ
ァイルタイプとなる。ＤＦＳＭＳ／ＶＭ制御ファイルから所有記憶のファイル
プールｉｄ及びＭＬ１を得るＤＦＳＭＳ／ＶＭ制御ファイルから全ての適当と認めら
れたｌｕ名を得るＤＦＳＭＳ／ＶＭ制御ファイルからリソースｉｄを得るＩＤの最初の２バイトから記憶グループを得る入力パラメータからファイルプールを得るこのような情報を持った所有記憶でのファイルのディレ
クトリを以下のフォーマットで組み立てる Filepoolid:DFSMSxxx.MIGRATIONLEVEL1.fqluname. SMSglobresid.filepool.storagegroup

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明によるデータ記憶階層の概要のブロッ
ク図である。

【図２】この発明によるネットワークで配置されるオペ
レーティングシステム環境の系列の概要のブロック図で
ある。

【図３】この発明による図１及び図２のデータ記憶階層
及びネットワークでのオペレーティングシステム環境の
概要のブロック図である。

【図４】この発明による記憶サブシスムに対するファイ
ルの定義のための動作のフロー図である。

【図５】この発明による記憶マネージメント動作のフロ
ー図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者グレゴリ・ジョン・テヴィスアメリカ合衆国、アリゾナ州ツーソン、ウェストトリーラインドライブ3181 (72)発明者ドナルド・ポール・ウォレンアメリカ合衆国、アリゾナ州ツーソン、ウェストペンシルバニア1067

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】第１のファイルプール及び第２のファイル
プールのための記憶空間を有するレベル０記憶と、ファイル空間のための記憶空間を有するレベル１記憶
と、レベル０とレベル１とを結合するホストプロセッサと、第１及び第２のファイルプール中のファイルを管理する
ようにホストプロセッサに命令するために、ホストプロ
セッサに結合され、第１及び第２の双方のファイルプー
ル中からファイル空間にファイルを転送し、ファイル空
間中の転送されたファイルにユニークな名前を与え、ユ
ーザにより参照が試みられるファイル上のファイルを自
動的に呼び出すようにホストプロセッサに命令すること
を含む記憶マネージメント手段とからなる階層データ記
憶管理装置。
【請求項２】第１及び第２のプールは、異なるオペレー
ティングシステムに位置されるようにした請求項１記載
の階層データ記憶管理装置。
【請求項３】各ファイルプールのためのレベル０のカタ
ログを有し、各カタログは、それぞれのファイルプール
中に各ファイル毎にファイルプールに対してユニークの
内部識別子を持ち、その内部識別子は各ファイルをファ
イル空間に転送するための名前を作るために記憶マネー
ジメント手段により使われるようにした請求項１記載の
階層データ記憶管理装置。
【請求項４】ファイルプールが常駐しているオペレーテ
ィングシステムにユニークなファイルプール識別子を有
し、そのファイルプール識別子は、ファイル空間に転送
される各ファイルの名前を作るために記憶マネージメン
ト手段により使われる請求項１記載の階層データ記憶管
理装置。
【請求項５】オペレーティングシステムが常駐している
コレクションにユニークなオペレーティングシステム識
別子を有し、そのオペレーティングシステム識別子は、
ファイル空間に転送される各ファイルの名前を作るため
に記憶マネージメント手段により使われる請求項１記載
の階層データ記憶管理装置。
【請求項６】コレクションが常駐しているサブネットワ
ークにユニークなコレクション識別子を有し、そのコレ
クション識別子は、ファイル空間に転送される各ファイ
ルの名前を作るために記憶マネージメント手段により使
われる請求項１記載の階層データ記憶管理装置。
【請求項７】ネットワークが常駐しているネットワーク
にユニークなサブネットワーク識別子を有し、そのサブ
ネットワーク識別子は、ファイル空間に転送される各フ
ァイルの名前を作るために記憶マネージメント手段によ
り使われる請求項１記載の階層データ記憶管理装置。
【請求項８】オペレーティングシステム、コレクショ
ン、サブネットワーク、及びネットワークにそれぞれユ
ニークなファイルプール識別子、オペレーティングシス
テム識別子、コレクション識別子、及びサブネットワー
ク識別子を有し、上述の識別子は、ファイル空間に転送
される各ファイルの名前を作るために記憶マネージメン
ト手段により使われる請求項１記載の階層データ記憶管
理装置。
【請求項９】結合された第１及び第２のサブネットワー
クであって、各々は結合された第１及び第２のコレクシ
ョンを有し、各コレクションは結合された第１及び第２
のオペレーティングシステムを有し、各オペレーティン
グシステムは第１及び第２のファイルプールを有するよ
うになっているものと、ネットワーク上のファイルプールのための記憶空間を有
するレベル０記憶と、ファイル空間記憶空間を含むレベル１記憶と、レベル０及びレベル１と記憶を結合するホストプロセッ
サと、ホストプロセッサにファイルプール中のファイルを管理
するように命令するためにホストプロセッサに結合さ
れ、ファイルプール中のファイルをファイル空間に転送
し、ファイルプール中の転送されたファイルにユニーク
な名前を与え、ユーザにより参照が試みられるファイル
上のファイルを自動的に呼び出すようにホストプロセッ
サに命令することを含む記憶マネージメント手段とから
なるネットワーク。
【請求項１０】第１及び第２のファイルプールは異なる
オペレーティングシステム環境に置かれるようにした請
求項９記載のネットワーク。
【請求項１１】第１のファイルプール及び第２のファイ
ルプールを持つレベル０記憶と、ファイル空間のための
記憶空間を有するレベル１記憶と、レベル０及びレベル
１記憶とを結合するホストプロセッサとを有するデータ
記憶階層での記憶マネージメントのためのプログラム製
品において、データ記憶媒体と、第１及び第２のファイルプール中のファイルを管理する
ようにホストプロセッサに命令するためのもので、第１
及び第２のファイルプール中のファイルをファイル空間
に転送し、ファイル空間中に転送されたファイルにユニ
ークな名前を与え、ユーザにより参照が試みられるファ
イル上のファイルを自動的に呼び出すようにホストプロ
セッサに命令することを含むデータ記憶媒体上の記憶マ
ネージメント手段とからなるプログラム製品。
【請求項１２】ファイル空間へ転送された各ファイルに
対して名前を作るために内部識別子を使うようにホスト
プロセッサに命令するためのデータ記憶媒体上の手段を
有し、その内部識別子はソースファイルプールに対して
ユニークである請求項１１記載のプログラム製品。
【請求項１３】ファイル空間へ転送された各ファイルに
対して名前を作るためにファイルプール識別子を使うよ
うにホストプロセッサに命令するためのデータ記憶媒体
上の手段を有し、そのファイルプール識別子はファイル
プールが常駐しているオペレーティングシステムに対し
てユニークである請求項１１記載のプログラム製品。
【請求項１４】ファイル空間へ転送された各ファイルに
対して名前を作るためにオペレーティングシステム識別
子を使うようにホストプロセッサに命令するためのデー
タ記憶媒体上の手段を有し、そのオペレーティングシス
テム識別子はオペレーティングシステムが常駐している
コレクションに対してユニークである請求項１１記載の
プログラム製品。
【請求項１５】ファイル空間へ転送された各ファイルに
対して名前を作るためにコレクション識別子を使うよう
にホストプロセッサに命令するためのデータ記憶媒体上
の手段を有し、そのオペレーティングシステム識別子は
オペレーティングシステムが常駐しているコレクション
に対してユニークである請求項１１記載のプログラム製
品。
【請求項１６】ファイル空間へ転送された各ファイルに
対して名前を作るためにサブネットワーク識別子を使う
ようにホストプロセッサに命令するためのデータ記憶媒
体上の手段を有し、そのサブネットワーク識別子はサブ
ネットワークが常駐しているネットワークに対してユニ
ークである請求項１１記載のプログラム製品。
【請求項１７】ファイル空間へ転送された各ファイルに
対して名前を作るためにファイルプール識別子、オペレ
ーティングシステム識別子、コレクション識別子、及び
サブネットワーク識別子を使うようにホストプロセッサ
に命令するためのデータ記憶媒体上の手段を有し、その
ファイルプール識別子、オペレーティングシステム識別
子、コレクション識別子、及びサブネットワーク識別子
は、それぞれ、オペレーティングシステム、コレクショ
ン、サブネットワーク、ネットワークに対してユニーク
である請求項１１記載のプログラム製品。
【請求項１８】第１のプール及び第２のプールのための
記憶空間を有するレベル０記憶と、ファイル空間のため
の記憶空間を有するレベル１記憶と、レベル０及びレベ
ル１記憶を結合するホストプロセッサとからなるデータ
記憶階層の管理方法において、第１及び第２のファイルプールでの各ファイルマネージ
メントクラスを選択するステップと、第１及び第２のファイプール中のファイルをファイル空
間に転送することを含み、そのマネージメントクラスに
従って第１及び第２のファイルプール中のファイルを管
理するステップと、ファイル空間に転送されたファイルにファイル空間に対
してユニークな名前を作るステップとを有する階層デー
タ記憶管理方法。
【請求項１９】ファイル空間に転送されたファイルに対
して名前を作るのに内部識別子を使い、その内部識別子
はソースファイルプールに対してユニークとしたステッ
プを有する請求項１８記載の階層データ記憶管理方法。
【請求項２０】ファイル空間に転送されたファイルに対
して名前を作るのにファイルプール識別子、オペレーテ
ィングシステム識別子、コレクション識別子、及びサブ
ネットワーク識別子を使い、そのファイルプール識別
子、オペレーティングシステム識別子、コレクション識
別子、及びサブネットワーク識別子は、それぞれ、オペ
レーティングシステム、コレクション、サブネットワー
ク、及びネットワークに対してユニークとしたステップ
を有する請求項１８記載の階層データ記憶管理方法。