JPH06317770A - 長距離光伝送システム内の非線形信号劣化及びフェージングを減らす装置 - Google Patents

長距離光伝送システム内の非線形信号劣化及びフェージングを減らす装置

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JPH06317770A
JPH06317770A JP6062117A JP6211794A JPH06317770A JP H06317770 A JPH06317770 A JP H06317770A JP 6062117 A JP6062117 A JP 6062117A JP 6211794 A JP6211794 A JP 6211794A JP H06317770 A JPH06317770 A JP H06317770A
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optical
optical signal
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JP6062117A
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Neal S Bergano
エス. バーガノ ニール
Tingye Li
リー ティンギ
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American Telephone and Telegraph Co Inc
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    • H04B10/03Arrangements for fault recovery
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明においては、波長の異なる、かつ相対
的偏光がほぼ直交する二つの光信号101,102を、
同じ伝送路105に送り込む。その伝送路の受光側の端
部で受信されるべきその二つの信号は、光電力レベルが
ほぼ等しく、また同じ情報を搬送するべく変調されてい
る。 【効果】 送られる信号はほとんど偏光がない。その結
果、偏光に依存する悪影響が抑えられる。また、電力レ
ベルの関数として増加する非線形性の影響が極小化され
る。これにより、遠距離の光伝送システムでの非線形信
号劣化およびフェージングを軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報の光伝送に関
し、特に、非常に長い光伝送路での伝送能力の改善に関
する。
【0002】
【従来の技術】海底または大陸横断の光伝送システムな
どのような非常に長い距離の光ファイバ伝送路では、光
増幅リピータが採用され、伝送光ファイバの非線形性の
ために性能が低下する。さらに、これらのシステムは、
信号フェージングおよび/または信号ーノイズ比(SN
比)の変動の影響を受ける。これらの影響は、主として
偏光に依存して生じる。
【0003】光ファイバの非線形性は、光ノイズを増大
させ、または伝送される光波形の変形を起こさせること
によって、SN比を低下させる。これらの非線形性の相
互作用は、光電力レベルの関数として増大し、信号とノ
イズの間の相対偏光状態(SOP)に依存する。光ファ
イバが、かりに真に線形の伝送媒体であるならば、シス
テムの動作(SN比で測定される)は、光電力が大きい
ほど改善される。しかし、光ファイバのわずかな非線形
性により、伝送しうる光電力の上限が規定される。これ
により、光ファイバを採用するすべての伝送システムに
動作の限界が与えられる。
【0004】増幅器を採用する長距離光伝送システムで
は、SN比はランダムに変動する。この変動は、信号フ
ェージングとして知られている現象の原因となる。信号
フェージングにより、光ファイバを通って伝送されるデ
ジタル信号のビット誤り率(BER)が増大する。その
ような伝送システム内でデジタル信号のSN比が許容限
度を越えて小さい(ビット誤り率は限度を越えて大き
い)場合、信号フェージングが生じたといわれる。
【0005】実験の結果によれば、信号フェージング、
およびそのもとになるSN比の変動は、その伝送路に沿
う光ファイバ自体及び/または他の光機器(たとえば、
リピータ、増幅器など)によって誘導されるたくさんの
偏光に依存する影響によって起こされる。特に、長距離
光ファイバ伝送路の偏光に依存するビット誤り率は、偏
光依存損失(PDL)、偏光依存ゲイン(PDG)、偏
光モード分散(PMD)、偏光依存ホールバーニング
(PDHB)の影響であるといえる。これらの影響はす
べて、その経路で伝送される光信号の特定の偏光状態
(SOP)の関数として信号伝送に影響を与える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】もちろん、特定の光伝
送路に送り込まれる信号の偏光状態は、偏光依存損失、
偏光依存ゲイン、偏光モード分散、偏光依存ホールバー
ニングの影響を減らし、システムのビット誤り率を最適
化するように調整が可能である。残念ながら、特定の伝
送路の偏光依存損失および偏光モード分散は時間および
環境条件により変動するので、その伝送路に最適な光偏
光角は変動せざるをえず、したがって、定常的に信号の
偏光状態を一定方向に向けることにより常に最適なビッ
ト誤り率を与えようとするのは効率的でない。
【0007】この問題に対する従来の解決策は、与えら
れた光伝送路に送り込まれた信号の偏光状態を、その伝
送路の遠隔側における受信信号の質の関数として、能動
的に調整するシステムを利用することであった。しか
し、そのようなシステムで採用される動的偏光制御器お
よびきわめて長いフィードバック経路は、全体の複雑さ
とコストを増大させ、信頼性を低下させる。
【0008】もう一つの装置は、光ファイバに情報を送
るための光源として偏光しない光を用いることである。
偏光しない光源は、その光電力をその光ファイバ内の二
つの互いに直交する等しい電力の面に分けられる。これ
ら二つの面の間では位相コヒーレンスがまったくない。
その光ファイバによって引き起こされる非線形の干渉
は、電力と偏光とに依存するので、非偏光の光源は、光
ファイバの非線形性の有害な影響を減らす可能性を持っ
ている。残念ながら、非偏光の光源は、本質的に広い帯
域幅を持つ信号を生成する。これらの広帯域幅信号は、
ノイズ特性、散乱特性が悪く、このため、きわめて長い
伝送路には実用化できない。
【0009】本発明の目的は、上記課題を鑑み、遠距離
の光伝送システムでの非線形信号劣化およびフェージン
グを軽減するごとにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであって、波長の異なる、かつ相対的偏光がほ
ぼ直交する二つの光信号を、同じ伝送路に送り込む。そ
の伝送路の受光側の端部で受信されるべきその二つの信
号は、光電力レベルがほぼ等しく、また同じ情報を搬送
するべく変調されている。
【0011】
【作用】本発明によれば、二つの信号が伝送路に送り込
まれるとき、ほぼ直交する偏光を持ち、しかもほぼ等し
い電力レベルを持っているので、送られる信号はほとん
ど偏光がない。その結果、その伝送システムでの偏光に
依存する悪影響が最小限に抑えられる。さらに、送られ
た信号がその伝送路の受信側端部で結合されるので、そ
れぞれの信号の電力レベルは低減され、それにより、電
力レベルの関数として増加するこれらの非線形性の影響
が極小化される。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の簡略化したブロ
ック図である。図1において、101および102はレ
ーザ、103および104は偏光制御器、105は3d
Bの光結合器、106は光変調器である。レーザ101
は、波長λ1、電力レベルP0の連続波光信号を生成し、
レーザ102は、波長λ2、電力レベルP0の連続波光信
号を生成する。
【0013】レーザ101の出力は偏光制御器103
へ、レーザ102の出力は偏光制御器104へ、それぞ
れ別個の光ファイバを通じて送られる。偏光制御器10
3、104は、よく知られたレフェバ(Lefevre)型偏光
制御器である。この型の偏光制御器は、H.C.レフェ
バ(Lefevre)著のIEEEエレクトロニクスレター(Elec
tronics Letters),Vol.16,p.778,1980に記載されてい
る。偏光制御器103、104は、偏光制御器103か
ら出力される波長λ1の光信号の偏光状態が、偏光制御
器104から出力される波長λ2の光信号の偏光状態と
直交することを保証するために採用される。
【0014】次に、これらの直交する信号は、別々の光
ファイバを通って光結合器105に供給される。光結合
器105は、波長λ1の信号と波長λ2の信号を結合し、
光ファイバ107に出力を出す。波長λ1の信号と波長
λ2の信号の電力レベルは等しい(ともにレベルP0)の
で、光結合器105の出力の偏光の度合いはほとんどゼ
ロである(結合された信号は、等しい大きさの二つの直
交成分からなっている)。光結合器105から出る結合
信号の電力レベルはほぼP0である。これは、光結合器
105への入力全光電力は2P0であり、光結合器の関
係での結合損失は3dBだからである(Pout=Pin
2)。
【0015】この偏光しない結合信号は、次に、波長λ
1の信号と波長λ2の信号とが同じデータを搬送するよう
に光変調器106で変調される。本発明を実際に適用で
きる、偏光に独立な光結合器の型は、M.スズキ(Suzuk
i)、H.タナカ(Tanaka)、Y.マツシマ(Matsushima)著
「高ビット率EDFAシステムのためのInGaAsP電子吸
収光変調器(InGaAsP Electroabsorption Modulator fo
r High-bit Rate EDFASystem)」IEEE Photonics Techno
logy Letters,Vol.4,No.6,June 1992に記載されてい
る。
【0016】変調された信号は、長距離の光ファイバ1
08を通じて遠隔の受光器(図示せず)へ伝送される。
結合信号の波長λ1の成分と波長λ2の成分は直交するた
め、一方の成分に関するノイズが他方の成分によって伝
送される情報に比べて特に高くなることはない。さら
に、二つの高偏光信号を結合して偏光無しの信号を生成
するので、通常の偏光無し光源で生じるノイズ特性、分
散特性の劣悪を避けることができる。
【0017】図2は、本発明の第2の装置の実施例を示
す簡略ブロック図である。図示のように、レーザ20
1、202、レフェバ型偏光制御器203、204、2
05、光結合器206、単一偏光の光変調器207、偏
光保持ファイバ(PMF)208が接続されている。
【0018】レーザ201は、波長λ1、電力レベルP0
の連続波光信号を生成し、レーザ202は、波長λ2
電力レベルP0の連続波光信号を生成する。レーザ20
1の出力は偏光制御器203に入力され、レーザ202
の出力は偏光制御器204に入力される。これら偏光制
御器203、204は、波長λ1の光信号の偏光状態お
よび波長λ2の光信号の偏光状態を単一偏光の光変調器
207の変調軸に合う向きに調整される。
【0019】次に、向きを整えられた偏光制御器20
3、204の出力は、光結合器206に入力され、ここ
で結合されて単一の光ファイバに乗る。この結合された
λ1/λ2の光信号は、光ファイバ209の出力信号とな
る。図1の実施例と同様、光結合器206を出る信号の
電力レベルは、ほぼP0である。この結合された信号
は、λ1とλ2の両方の成分が同じデータを伝送するよう
に、単一偏光の光変調器207により変調される。
【0020】この発明を実施するために採用しうる単一
偏光の光変調器の例は、S.K.コロツキー(Korotky)
およびJ.J.ヴェゼルカ(Veselka)ら著「調整可能な
チャープパラメータを伴う高速低電力光変調器(High-Sp
eed, Low Power Optical Modulator with Adjustable C
hirp Parameter)」 1991年統合光学研究会議(Integrate
d Photonics Research Conference),カリフォルニア州
モンテレー(Monterey)に記載がある。単一偏光の光変調
器207によって変調された出力は、偏光制御器205
に送られ、そこで、λ1成分とλ2成分の偏光状態の向き
を、偏光保持ファイバ208の主軸に対して45゜にな
るように変える。
【0021】偏光保持ファイバ208は、従来の偏光保
持ファイバ、たとえば東京のフジカラ株式会社から入手
できるSM.15-P-8/125-UV/UV-400光ファイバであって、
結合信号の各成分λ1とλ2の偏光状態が互いに直交する
ように、λ1とλ2の偏光状態を変える機能を持つ偏光モ
ード分散特性(Δτ)を持つように選択される。この偏
光モード特性は、各成分が直交する偏光状態で偏光保持
ファイバを出ることを保証するために要求されるもので
あって、その偏光モード特性は数式1により計算でき
る。
【数1】
【0022】ここに、cは光の速さであり、λcは(λ1
+λ2)/2である。たとえば、λ1が1557.9n
m、λ2が1558.1nmの場合、数式1により、遅
れの差(偏光モードの分散による)は約20psecと
なる。次に、偏光保持ファイバ208の信号出力は、長
距離光ファイバ210を通じて遠隔の受光器(図示せ
ず)に送られる。図1の実施例の場合と同様に、信号の
λ1成分とλ2成分とが直交しているので、一方の成分に
関するノイズが、他方の成分によって伝送される情報に
関して選択的に高められるということがない。
【0023】本発明の第3の実施例について図3を参照
して説明する。レーザ301、302、レフェバ型偏光
制御器303、304、305、光結合器306、30
7、3dB光分割器308、単一偏光の光変調器30
9、光フィルタ310、311、および光遅延器312
が含まれている。レーザ301は、波長λ1、電力レベ
ルP0の光信号を生成し、レーザ302は、波長λ2、電
力レベルP0の光信号を生成する。レーザ301の出力
は偏光制御器303に入力され、レーザ202の出力は
偏光制御器304に入力される。第2の実施例と同様
に、これら偏光制御器303、304は、二つの光信号
の偏光状態を単一偏光の光変調器309の変調軸に合う
向きに調整される。
【0024】次に、向きを整えられた偏光制御器30
3、304の出力は、光結合器306に入力され、ここ
で結合されて単一の光信号になり、単一偏光の光変調器
309に出力される。単一偏光の光変調器309は、こ
のデータを結合された光信号のλ1とλ2の成分に基づい
て変調する。この変調された信号は光分割器308に送
られる。光分割器308は、変調された信号を二つの別
個の信号に分割する。この二つの信号は、それぞれにλ
1とλ2の信号成分を含んでいる。
【0025】これらの分割された信号の一つは、光フィ
ルタ310に送られる。この光フィルタ310は、λ1
成分の信号を通過するように調整されている。同様に、
分割された信号の他の一つは光フィルタ311に送ら
れ、この光フィルタ311はλ2成分の信号を通過する
ように調整されている。
【0026】光フィルタ310を通過したλ1成分は偏
光制御器305に送られ、偏光制御器305はそのλ1
成分の偏光状態がλ2成分の偏光状態と直交するように
向きを変える。偏光制御器35により向きを変えられた
λ1成分信号出力は、その後、光結合器307に入力さ
れる。一方、光フィルタ311を通過したλ2成分は光
遅延器312を通る。これにより、このλ2成分とλ1
分は光結合器307に同時に到達する。
【0027】光結合器307は二つの成分を一つの光信
号に結合し、この結合された信号は、長距離光ファイバ
313を通じて遠隔の受光器(図示せず)に送られる。
前記第1、第2の実施例と同様に、結合信号のλ1成分
とλ2成分とが直交しているゆえに、一方の成分に関す
るノイズが他方の成分により搬送される情報に関しても
選択的に増大するということが防止される。
【0028】本発明の第4の実施例について図4を参照
して説明する。レーザ401、402、レフェバ型偏光
制御器403、404、405、光結合器406、40
7、光分割器408、単一偏光の光変調器409、ファ
イバ・ファブリ・ペロ(Fabry-Perot)・フィルタ(FF
P)410、および光減衰器412が含まれている。こ
の実施例では、図3の実施例と同様に動作し、単一偏光
の光変調器409の出力として、λ1成分とλ2成分とを
持つ変調結合信号を生成する。
【0029】この出力信号は、光分割器408を通じて
ファイバ・ファブリ・ペロ・フィルタ410に提供され
る。ここに、光分割器408は方向性分割器であって、
結合された信号と光分割器408の出力線413との間
で結合が起こらないように方向付けする。ファイバ・フ
ァブリ・ペロ・フィルタ410は信号のλ1成分を通
し、λ2成分は阻止する。阻止されたλ2成分は光分割器
408に戻され、ここで出力線413と結合され、偏光
制御器405に送られる。偏光制御器405は、λ2
分が、ファイバ・ファブリ・ペロ・フィルタ410を通
過したλ1成分と直交するようにλ2成分の偏光状態の向
きを変える。それからλ2成分信号は、光結合器407
に入力される。
【0030】一方、ファイバ・ファブリ・ペロ・フィル
タ410を通過したλ1成分信号は、λ1成分とλ2成分
とが同時に光結合器407に到達するように、光遅延器
411を通される。光減衰器412は、λ1成分信号の
電力をλ2成分信号の電力と等しくするように調整され
ている。この電力の均等化が必要な理由は、ファイバ・
ファブリ・ペロ・フィルタ410で阻止されたλ2成分
信号は、光分割器408により出力線413に結合する
さいに減衰するからである。
【0031】次に、光結合器407は二つの成分を一つ
の光信号に結合する。この信号は、長距離光ファイバ4
14を通じて遠隔の受光器(図示せず)に送られる。こ
こで、レーザ402の電力レベルが増大してλ2成分信
号が受ける追加の損失を補償するほどになれば、光減衰
器412を省略することもできる。
【0032】上記の実施例ではどれも、λ1光信号で伝
送されるデータの帯域幅がλ2光信号で伝送されるデー
タの帯域幅と重ならないようにするために、λ1光信号
の波長とλ2光信号の波長とを数式2に示すように分離
するのが望ましい。
【数2】 ここに、cは光の速さであり、λcは(λ1+λ2)/2
であり、RBはλ1光信号とλ2光信号によって搬送され
るデータのビット率である。
【0033】上記実施例の変形例として、データを含む
λ1光信号とλ2光信号を一つの光ファイバ上に結合する
前に別個に変調することもできる。さらに他の実施例と
して、λ1光信号とλ2光信号の相対的偏光状態の向き
を、80°〜100°(互いに厳密には直交しないが、
ほぼ直交する。)としてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、二つの信号が伝送路に
送り込まれるとき、ほぼ直交する偏光を持ち、しかもほ
ぼ等しい電力レベルを持っているので、送られる信号は
ほとんど偏光がない。その結果、その伝送システムでの
偏光に依存する悪影響が最小限に抑えられる。さらに、
送られた信号がその伝送路の受信側端部で結合されるの
で、それぞれの信号の電力レベルは低減され、それによ
り、電力レベルの関数として増加するこれらの非線形性
の影響が極小化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光結合器及び光変調器を含む装置
の実施例を示す簡略ブロック図。
【図2】本発明に係る光結合器及び単一偏光の光変調器
を含む装置の実施例を示す簡略ブロック図。
【図3】本発明に係る2個の光フィルタを含む装置の実
施例を示す簡略ブロック図。
【図4】本発明に係るファイバ・ファブリ・ペロ・フィ
ルタを含む装置の実施例を示す簡略ブロック図。
【符号の説明】
101、102、201、202、301、302、4
01、402 … レーザ 103、104、203、204、205、303、3
04、305、403、404、405 … 偏光制御
器 105、206、306、307、406、407 …
光結合器 106 … 光変調器 107、108、209、210、317、413、4
14 … 光ファイバ 207、309、409 … 単一偏光の光変調器 208 … 偏光保持ファイバ 308、408 … 光分割器 310、311 … 光フィルタ 312、411 … 光遅延器 410 … ファイバ・ファブリ・ペロ・フィルタ(F
FP) 412 … 光減衰器
フロントページの続き (72)発明者 ニール エス. バーガノ アメリカ合衆国、07738 ニュージャージ ー、リンクロフト、ハーベイ アベニュー 11 (72)発明者 ティンギ リー アメリカ合衆国、07760 ニュージャージ ー、ラムソン、シェラトン レーン 11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光伝送システム内の非線形信号劣化及び
    フェージングを減らす装置において、 波長λ1を有し、固定された偏光状態を有する第1光信
    号を生成する手段(101,103)と、 波長λ2を有し、前記第1の光信号に対して直交するよ
    う固定された偏光状態を有する第2光信号を生成する手
    段(102,104)と、 波長λ1の第1信号成分と波長λ2の第2信号成分とを有
    し偏光度の低い単一光信号を生成するように、かつ、そ
    の第1信号成分の偏光状態が第2信号成分の偏光状態と
    ほぼ直交するように、前記第1光信号と第2光信号とを
    結合する手段(105)と、 前記単一光信号の第1信号成分と第2信号成分とがほぼ
    同じ情報を搬送するようにその第1信号成分と第2信号
    成分とを変調する手段(106)と、 前記変調された単一光信号を光伝送媒体(108)に送
    り込む手段と、を具備することを特徴とする長距離光伝
    送システム内の非線形信号劣化及びフェージングを減ら
    す装置。
  2. 【請求項2】 光伝送システム内の非線形信号劣化及び
    フェージングを減らす装置において、 波長λ1を有し、固定された偏光状態を有する第1光信
    号を生成する手段と、 波長λ2を有し、前記第1光信号に対してほぼ直交する
    よう固定された偏光状態を有する第2光信号を生成する
    手段と、 前記第1光信号と第2光信号とがほぼ同じ情報を搬送す
    るようにその第1光信号と第2光信号とを同時に変調す
    る手段と、 波長λ1の第1信号成分と波長λ2の第2信号成分とを有
    し偏光度の低い単一光信号を生成するように、かつ、そ
    の第1信号成分の偏光状態が第2信号成分の偏光状態と
    ほぼ直交するように、前記変調された第1信号と第2信
    号とを結合する手段と、 前記単一光信号を光伝送媒体に送り込む手段と、 を具備する長距離光伝送システム内の非線形信号劣化及
    びフェージングを減らす装置。
  3. 【請求項3】 光伝送システム内の非線形信号劣化及び
    フェージングを減らす装置において、 波長λ1を有する第1光信号を生成する手段(201)
    と、 波長λ2を有する第2光信号を生成する手段(202)
    と、 波長λ1の第1信号成分と波長λ2の第2信号成分とを有
    する単一光信号を生成するように、前記第1光信号と第
    2光信号とを結合する手段(206)と、 前記単一光信号の第1信号成分と第2信号成分とがほぼ
    同じ情報を搬送するようにその第1信号成分と第2信号
    成分とを変調する手段(207)と、 前記第1信号成分の偏光状態が前記第2信号成分の偏光
    状態とほぼ直交するように前記第1信号成分の向きを変
    える手段(205)と、 前記単一光信号を光伝送媒体(210)に送り込む手段
    と、 を具備することを特徴とする長距離光伝送システム内の
    非線形信号劣化及びフェージングを減らす装置。
  4. 【請求項4】 光伝送システム内の非線形信号劣化及び
    フェージングを減らす装置において、 波長λ1を有する第1光信号を生成する手段(301)
    と、 波長λ2を有する第2光信号を生成する手段(302)
    と、 波長λ1の第1信号成分と波長λ2の第2信号成分とを有
    する単一光信号を生成するように、前記第1光信号と第
    2光信号とを結合する手段(306)と、 前記単一光信号の第1信号成分と第2信号成分とがほぼ
    同じ情報を搬送するようにその第1信号成分と第2信号
    成分とを変調する手段(309)と、 変調された波長λ1の前記第1信号成分と変調された波
    長λ2の第2信号成分とを分離するために前記単一光信
    号にフィルタをかける手段(310,311)と、 前記分離された第1変調信号成分の偏光状態が前記分離
    された第2変調信号成分の偏光状態とほぼ直交するよう
    に前記分離された第1変調信号成分の向きを変える手段
    (305,312)と、 波長λ1の第1変調信号成分と波長λ2の第2変調信号成
    分とを有する偏光度の低い単一光信号を生成するよう
    に、かつ、前記第1変調光信号の偏光状態が第2変調光
    信号の偏光状態と直交するように、前記分離された第1
    変調光信号と第2変調光信号とを結合する手段(30
    7)と、 前記単一光信号を光伝送媒体(313)に送り込む手段
    と、 を具備することを特徴とする長距離光伝送システム内の
    非線形信号劣化及びフェージングを減らす装置。
  5. 【請求項5】 光伝送システム内の非線形信号劣化及び
    フェージングを減らす装置において、 波長λ1を有する第1光信号を生成する手段と、 波長λ2を有する第2光信号を生成する手段と、 前記第1光信号と第2光信号とがほぼ同じ情報を搬送す
    るようにその第1光信号と第2光信号とを同時に変調す
    る手段と、 波長λ1の第1信号成分と波長λ2の第2信号成分とを有
    する単一光信号を生成するように、前記変調された第1
    信号と第2信号とを結合する手段と、 前記第1信号成分の偏光状態が前記第2信号成分の偏光
    状態とほぼ直交するようにし、これによって前記単一光
    信号の偏光を低下させるように前記第1信号成分の向き
    を変える手段と、 前記単一光信号を光伝送媒体に送り込む手段と、 を具備することを特徴とする長距離光伝送システム内の
    非線形信号劣化及びフェージングを減らす装置。
  6. 【請求項6】 非線形信号劣化及びフェージングが少な
    い光信号を光伝送システムに送り込む装置において、 波長λ1を有し固定された偏光状態を有する光信号を生
    成する第1光源と、 波長λ2を有し前記第1光源で生成された光信号の偏光
    状態に対して直交するように固定された偏光状態を有す
    る光信号を生成する第2光源と、 波長λ1の第1信号成分と波長λ2の第2信号成分とを有
    し偏光度の低い単一光信号を生成するように、かつ、そ
    の第1信号成分の偏光状態が第2信号成分の偏光状態と
    ほぼ直交するように、前記波長λ1の光信号と波長λ2
    光信号とを結合する手段と、 前記単一光信号の第1信号成分と第2信号成分とがほぼ
    同じ情報を搬送するようにその第1信号成分と第2信号
    成分とを変調する光変調手段と、 前記変調された単一光信号を光伝送媒体に送り込む光送
    信手段と、 を具備することを特徴とする長距離光伝送システム内の
    非線形信号劣化及びフェージングを減らす装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルタをかける手段(310,3
    11)は、ファブリ−ペローフィルタであることを特徴
    とする請求項4の装置。
JP6062117A 1993-03-08 1994-03-08 長距離光伝送システム内の非線形信号劣化及びフェージングを減らす装置 Pending JPH06317770A (ja)

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