JPH06317667A - 投受光装置 - Google Patents

投受光装置

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JPH06317667A
JPH06317667A JP13116893A JP13116893A JPH06317667A JP H06317667 A JPH06317667 A JP H06317667A JP 13116893 A JP13116893 A JP 13116893A JP 13116893 A JP13116893 A JP 13116893A JP H06317667 A JPH06317667 A JP H06317667A
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JP
Japan
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light
timing
light emitting
output
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP13116893A
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English (en)
Inventor
Wataru Ishio
渉 石尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Priority to JP13116893A priority Critical patent/JPH06317667A/ja
Publication of JPH06317667A publication Critical patent/JPH06317667A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発光器の発光動作に起因して発生するノイズの
悪影響を除く。 【構成】発光器1が発生するレーザ光L1を対象物9へ
投射し、対象物9での反射光L2を受光器2で受光す
る。タイミング生成部10は発光器1の発光タイミング
を与える第2タイミング信号T2と発光タイミングより
早いタイミングの第1タイミング信号T1とを生成す
る。信号処理部4は受光器2の受光出力を処理するもの
で、受光器2の受光出力中のノイズを制限する機能をも
つ増幅部7を含む。この増幅部7の動作開始のタイミン
グは前記第1タイミング信号T1により決定されるもの
で、その結果、発光器1の発光動作に起因して発生する
ノイズが確実に制限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発光器の発光出力を
対象物で反射させ、その反射光を受光器で受光するよう
にした投受光装置に関連し、殊にこの発明は、前記受光
器の受光出力中のノイズを制限する手段を具備した投受
光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、その種の投受光装置は、パルスエ
コー方式の距離測定装置などに用いられている。図5に
示した距離測定装置は、発光器1,受光器2,タイミン
グ生成部3,信号処理部4などで構成されるもので、図
6にこの距離測定装置の動作をタイムチャートで示して
ある。
【0003】前記発光器1は、レーザダイオードなどの
発光素子5を含み、この発光素子5を発光動作させてレ
ーザ光L1を対象物9に向けて投射する。図6(2)は
発光素子5を流れる電流の波形を示し、同図のIL が発
光時に流れる大電流、すなわち発光信号である。前記受
光器2は、フォトダイオードなどの受光素子6を含み、
この受光素子6により対象物9での反射光L2を受光し
て電流を電圧に変換し、受光出力を信号処理部4へ与え
る。
【0004】前記タイミング生成部3は、発光器1の発
光タイミングを与えるタイミング信号Tを生成し、この
タイミング信号Tを発光器1および信号処理部4へ与え
る。図6(1)はこのタイミング生成部3の出力波形を
示し、同図のTが前記したタイミング信号である。
【0005】前記信号処理部4は、増幅部7と比較部8
とから成り、受光器2の受光出力を増幅部7で増幅し、
その増幅出力を比較部8で所定の基準電圧VTHと比較す
る。図6(3)は前記増幅出力と基準電圧VTHとを示
し、同図のVL が反射光L2の受光信号であり、VN
後記するノイズ成分である。前記比較部8の比較出力
は、前記増幅出力の電圧レベルが前記基準電圧VTH以上
のときにハイレベルとなり、また基準電圧VTHより小さ
いときにローレベルとなる。
【0006】前記増幅部7には、近距離の対象物につい
ては低感度の増幅出力を得、また遠距離の対象物につい
ては高感度の増幅出力を得るためのSTC(Sensi
tivity Time Controler)と呼ば
れる回路(詳細は後述する)が用いてある。この増幅部
7は、前記したタイミング信号Tにより動作開始のタイ
ミングが決定されるもので、図6(3)に示されるよう
に、タイミング信号Tに応答してまず増幅出力の感度が
下り、次第に増幅出力の感度が上っていく。かくしてレ
ーザ光L1の投射タイミングと反射光L2の受光タイミ
ングとの時間差により対象物9までの距離が算出され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記した増幅部7は、
物体からの反射光に起因して発生するノイズを除去する
目的で構成されており、発光素子5の発光動作後にノイ
ズ除去機能が有効に働くことになる。
【0008】ところで発光動作時には、発光素子5に大
電流が流れるため、受光器2の受光出力に発光素子5の
発光動作に起因して発生するノイズが重畳する。図6
(3)に示した前記増幅部7の増幅出力には、この発光
動作に起因するノイズ成分VNが重畳している。
【0009】遠距離の対象物を検出するのに、前記比較
部8の基準電圧VTHを低く設定すると、前記したノイズ
成分VN のレベルが基準電圧VTHを越え、前記比較部8
の比較出力がノイズ成分VN によってハイレベルとな
る。すなわちノイズ成分VN が近距離物体での反射光の
受光信号と誤認識されることなる。そのような理由から
前記基準電圧VTHを十分に低い値に設定できず、その結
果、図6(4)に示すように、反射光の受光信号VL
基準電圧VTHを越えず、比較部8の比較出力がローレベ
ルのままとなる。これがため目的とする遠距離の対象物
を検出できず、距離計測が不可能となる。
【0010】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、発光器の発光動作に起因して発生するノイズの
悪影響を除いて適正かつ確実に対象物を検出できる投受
光装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、発光器の発
光出力を対象物で反射させ、その反射光を受光器で受光
するようにした投受光装置において、前記発光器の発光
タイミングより早いタイミングのタイミング信号を生成
するタイミング生成部と、前記受光器の受光出力を処理
する信号処理部とを備えたものである。前記信号処理部
には、前記受光器の受光出力中のノイズを制限するノイ
ズ制限手段を設けると共に、前記タイミング信号により
ノイズ制限手段の動作タイミングを決定するようにして
いる。
【0012】
【作用】ノイズ制限手段の動作開始のタイミングが発光
器の発光タイミングより早められるので、発光器の発光
動作に起因して発生するノイズが確実に制限される。
【0013】
【実施例】図1は、この発明が実施された距離測定装置
の構成例を示すもので、発光器1と受光器2とタイミン
グ生成部10と信号処理部4とで構成される。なおこの
距離測定装置の動作は図4にタイムチャートとして示し
てある。
【0014】図1において、発光器1は、レーザダイオ
ードより成る発光素子5を含み、この発光素子5を発光
動作させてレーザ光L1を対象物9に向けて投射する。
なお発光素子5はレーザダイオードに限らず、発光ダイ
オードなどであってもよい。図4(3)には発光素子5
を流れる電流の波形が示してあり、同図のIL が発光時
に流れる大電流、すなわち発光信号である。前記受光器
2は、フォトダイオードなどの受光素子6を含み、この
受光素子6により対象物9での反射光L2を受光して電
流を電圧に変換し、受光出力を信号処理部4へ与える。
【0015】前記タイミング生成部10は、発光器1の
発光タイミングを与える第2タイミング信号T2と、前
記発光タイミングより早いタイミングの第1タイミング
信号T1とを生成するためのもので、このタイミング生
成部10の具体的な回路構成例が図2に示してある。同
図のタイミング生成部10は、基本クロックCKを発生
するクロック発生回路11と、前記基本クロックCKを
計数するカウンタ12と、このカウンタ12の計数出力
N を入力して遅延させるシフトレジスタ13とから成
る。前記カウンタ12の計数出力QN が前記の第1タイ
ミング信号T1として、また前記シフトレジスタ13の
Q出力が前記の第2タイミング信号T2として、それぞ
れ出力される。
【0016】図4(1)は、このタイミング生成部3の
出力波形を示し、T1が信号処理部4へ出力される第1
タイミング信号であり、またT2が発光器1へ出力され
る第2タイミング信号である。第1タイミング信号T1
の発生タイミングに対する第2タイミング信号T2の発
生タイミングの遅延時間tは、増幅部7の増幅出力の感
度が最も低くなる時点の近傍で発光動作に起因して発生
するノイズが重畳するように決定されるもので、この実
施例の場合、前記遅延時間tは10ナノ秒に設定してあ
る。
【0017】前記信号処理部4は、従来例と同様、増幅
部7と比較部8とから成り、前記受光器2の受光出力を
増幅部7で増幅し、その増幅出力を比較部8で所定の基
準電圧VTHと比較する。図3は、前記したSTCが用い
られた増幅部7の構成を示すもので、可変バイアス設定
回路14と加算器15とアンプ16とを含んでいる。前
記可変バイアス設定回路14は時間経過とともにバイア
ス電圧を可変設定するもので、微分回路や積分回路など
を組み合わせて構成されている。この可変バイアス設定
回路14は、第1タイミング信号T1により作動を開始
し、まずバイアス電圧を下げ、しかる後にバイアス電圧
を次第に上昇させていく。加算器15は、受光器2のI
−V変換器17からの受光出力と前記可変バイアス設定
回路14からの可変バイアス電圧とを加算する。アンプ
16は前記加算器15の加算出力を増幅して増幅出力を
コンパレータより成る比較部8へ出力する。なおこの実
施例では、近距離の対象物については低感度の増幅出力
を得、また遠距離の対象物については高感度の増幅出力
を得るために、バイアス電圧を変化させているが、これ
に限らず、アンプ16の増幅率を変化させてもよい。
【0018】図4(3)は、前記増幅出力と基準電圧V
THとを示しており、前記したバイアス電圧の可変設定に
より増幅出力が一旦下がり、その後次第に上昇してい
る。同図におけるVL は反射光L2の受光信号であり、
またVN は発光動作に起因して発生したノイズ成分であ
る。このノイズ成分VN はバイアス電圧が最も低くなっ
た時点の近傍位置に重畳している。
【0019】前記比較部8の比較出力は、前記増幅出力
の電圧レベルが前記基準電圧VTH以上のときにハイレベ
ルとなり、また基準電圧VTHより小さいときにローレベ
ルとなる。図4(3)に示した例では、受光信号VL
レベルは基準電圧VTHを越えているが、ノイズ成分VN
のレベルは基準電圧VTHより低いため、前記比較出力
は、図4(4)に示すように、ノイズ成分VN に対して
はローレベルのままであり、受光信号VL に対してはハ
イレベルとなる。
【0020】上記構成の距離測定装置において、タイミ
ング生成部10が出力する第1タイミング信号T1によ
り増幅部8は動作を開始する。この動作に遅れてタイミ
ング生成部10は第2タイミング信号T2を発光器1へ
出力して発光動作させる。この発光動作に起因して発生
するノイズは受光器2の受光出力に重畳するが、前記増
幅部7の動作開始のタイミングが発光器1の発光タイミ
ングより早いので、増幅出力が低感度の位置にノイズ成
分VN が現れる。そのため、ノイズ成分VN のレベルは
比較部8の基準電圧VTHに達せず、比較部8の比較出力
はローレベルのままとなる。
【0021】なお上記実施例では、発光動作に起因して
発生するノイズをアナログ処理により制限しているが、
ディジタル処理により制限することも可能である。たと
えば第1タイミング信号T1によりマスク信号を生成
し、このマスク信号によりゲートを開閉制御して受光器
2の受光出力または比較部8の比較出力の通過を制限す
るのである。
【0022】
【発明の効果】この発明は上記の如く、発光器の発光タ
イミングより早いタイミングのタイミング信号を生成し
て、このタイミング信号によりノイズ制限手段の動作タ
イミングを決定するようにしたから、ノイズ制限手段の
動作開始のタイミングが発光器の発光タイミングより早
められ、発光器の発光動作に起因して発生するノイズの
悪影響を確実に除くことができるという顕著な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施された距離測定装置の構成例を
示すブロック図である。
【図2】タイミング生成部の具体的な構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】増幅部の具体例を示すブロック図である。
【図4】距離測定装置の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図5】従来の距離測定装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】従来の距離測定装置の動作を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
1 発光器 2 受光器 4 信号処理部 7 増幅部 8 比較部 10 タイミング生成部 14 可変バイアス設定回路 15 加算器 16 アンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光器の発光出力を対象物で反射させ、
    その反射光を受光器で受光するようにした投受光装置に
    おいて、 前記発光器の発光タイミングより早いタイミングのタイ
    ミング信号を生成するタイミング生成部と、前記受光器
    の受光出力を処理する信号処理部とを備え、 前記信号処理部には、前記受光器の受光出力中のノイズ
    を制限するノイズ制限手段を設けると共に、前記タイミ
    ング信号により前記ノイズ制限手段の動作タイミングを
    決定するようにした投受光装置。
JP13116893A 1993-05-07 1993-05-07 投受光装置 Pending JPH06317667A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13116893A JPH06317667A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 投受光装置

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JP13116893A JPH06317667A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 投受光装置

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ID=15051604

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