JPH06317625A - 変圧器の運転中における部分放電検知装置 - Google Patents

変圧器の運転中における部分放電検知装置

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JPH06317625A
JPH06317625A JP4245292A JP24529292A JPH06317625A JP H06317625 A JPH06317625 A JP H06317625A JP 4245292 A JP4245292 A JP 4245292A JP 24529292 A JP24529292 A JP 24529292A JP H06317625 A JPH06317625 A JP H06317625A
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sensor
ground
transformer
phase
noise
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JP4245292A
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English (en)
Inventor
Akira Saigo
晃 斉郷
Akio Sera
昭雄 瀬良
Fukuzou Terunaga
福三 照永
Junji Suehiro
潤次 末広
Tomoaki Kageyama
知章 蔭山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズ環境下に於いて、変圧器の絶縁劣化に
起因する部分放電を運転状態において検知することがで
きるようにした変圧器の運転中における部分放電検知装
置を提供する。 【構成】 変圧器の1次側の電路にセンサSを設け、該
1次側電路の各相と大地間に結合コンデンサCを設け、
該結合コンデンサCの大地側電線に各相センサSPを設
け、該結合コンデンサの各相の大地側電線と大地を結ぶ
電線に基準センサSBを設け、該変圧器の2次側電路の
各相に設けた結合コンデンサC2と大地を結ぶ電線にノ
イズセンサSNを設け、前記各センサの信号をモニタ
(M)に取り込み、モニタ(M)では、変圧器の絶縁劣
化に起因する部分放電をセンサSの信号とセンサSBの
信号の位相比較で検知し、各相センサSPの信号でコモ
ンモードノイズを検知し、センサSNの信号で2次側ノ
イズを検知し、前記各ノイズと変圧器の絶縁劣化による
部分放電の信号の弁別をおこない、変圧器の運転中にお
ける部分放電を検知するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変圧器の運転中における
部分放電検知装置に係わり、特に、乾式変圧器などの絶
縁劣化の進行状態を常時検査できる形式の装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気機器およびケーブルの絶縁劣化状態
を検出する装置としては種々提案されているが、本出願
人は先に、電力伝送路のいずれの部分が絶縁劣化をひき
おこしているかを運転状態で検知する装置を提案した。
【0003】これは、電力伝送路の絶縁が低下したとき
に発生するコロナ放電や部分放電を利用し、これら放電
の方向を検知することによって、放電位置の特定ができ
るようにしたものであり、放電によって生ずる高周波ノ
イズは電力電送路に設けた複数のセンサによつて検出さ
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した装置
では、対象の電気機器が変圧器の場合には次の問題点が
ある。
【0005】すなわち、当該変圧器の2次側にインバー
タ駆動の負荷などがある場合には、インバータの電力ト
ランジスタやサイリスタの点弧および消弧に伴い発生す
る電流さい断あるいは電圧さい断によるスイッチング性
のノイズが変圧器の2次巻線から1次巻線に電磁結合お
よび静電結合により移行し、したがって、このスイッチ
ング性のノイズと変圧器の絶縁劣化に起因する部分放電
による信号とを区別することができないという問題であ
る。
【0006】特に、ビルなどに設置される合成樹脂モー
ルド絶縁方式やガス絶縁方式などの乾式変圧器では、絶
縁劣化に伴い発生する部分放電のレベルが非常に小さ
く、その部分放電電荷量は数10〜数100pCであ
り、高圧電動機の部分放電電荷量の1/100程度であ
り、前記した変圧器の2次側の電流さい断や電圧さい断
に起因するスイッチング性ノイズはレベル換算すれば、
数1,000pC〜数10,000pC相当であり、こ
のノイズの影響により前記した従来の装置では変圧器の
絶縁劣化を初期状態で検知することができない。
【0007】本発明は前記事項に鑑みなされたもので、
変圧器の2次側にインバータ駆動の負荷などのスイッチ
ング性ノイズ発生源が存在する場合でも、そのノイズを
弁別して、変圧器の絶縁劣化を初期段階から検知するこ
とができるようにした変圧器の運転中における部分放電
検知装置を提供することを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記技術的課題
を解決するために、以下のような構成を備える。 (イ)変圧器Trの1次側の電路に設けたセンサS。 (ロ)該1次側電路の各相と大地間に設けた第1結合コ
ンデンサC。 (ハ)該第1結合コンデンサCの大地側電線に設けた各
相センサSP。 (ニ)該第1結合コンデンサCの各相の大地側電線を一
括して大地に接続する第1接地電線。 (ホ)該第1接地電線に設けた基準センサSB。 (ヘ)該変圧器Trの2次側電路の各相と大地間に設け
た第2結合コンデンサC2。 (ト)該第2結合コンデンサC2の各相の大地側電線を
一括して大地に接続する第2接地電線。 (チ)該第2接地電線に設けたノイズセンサSN。
【0009】そして、変圧器Trの絶縁劣化に起因する
部分放電をセンサSと基準センサSBの位相比較で検知
し、各相センサSPでコモンモードノイズを検知し、ノ
イズセンサSNで変圧器2次側のノイズを検知し、これ
らノイズと絶縁劣化に起因する部分放電による信号を弁
別することにより、変圧器の運転中における部分放電を
検知する構成とした。
【0010】また、第2の構成として、以下のような構
成を備える。 (イ)変圧器Trの1次側の電路に設けたセンサS。 (ロ)該1次側電路の各相と大地間に設けた結合コンデ
ンサC。 (ハ)該結合コンデンサCの大地側電線に設けた各相セ
ンサSP。 (ニ)該結合コンデンサCの各相の大地側電線を一括し
て大地に接続する接地電線。 (ホ)該接地電線に設けた基準センサSB。 (ヘ)該変圧器Trの2次側電路に設けたセンサS2。
【0011】そして、変圧器Trの絶縁劣化に起因する
部分放電をセンサSとセンサSBの位相比較で検知し、
各相センサSPでコモンモードノイズを検知し、センサ
SとセンサS2の信号の強度を比較することにより変圧
器2次側のノイズを検知して、これらノイズと絶縁劣化
に起因する部分放電による信号を弁別することにより、
変圧器の運転中における部分放電を検知する構成とし
た。
【0012】また、第3の構成として、以下のような構
成とした。 (イ)変圧器Trの1次側の電路に設けたセンサS。 (ロ)該1次側電路の各相と大地間に設けた結合コンデ
ンサC。 (ハ)該第1結合コンデンサCの大地側電線に設けた各
相センサSP。 (ニ)該第1結合コンデンサの各相の大地側電線を一括
して大地に接続する第1接地電線。 (ホ)該第1接地電線に設けた基準センサSB。 (ヘ)該変圧器Trの2次側電路の各相と大地間に設け
た第2結合コンデンサC2。 (ト)該第2結合コンデンサC2の各相の大地側電線を
一括して大地に接続する第2接地電線。 (チ)該第2接地電線に設けたノイズセンサSN。
【0013】そして、変圧器Trの絶縁劣化に起因する
部分放電をセンサSとセンサSBの位相比較で検知し、
各相センサSPでコモンモードノイズを検知し、センサ
SBとセンサSNの信号の強度を比較することにより変
圧器2次側のノイズを検知して、これらノイズと絶縁劣
化に起因する部分放電による信号を弁別することによ
り、変圧器の運転中における部分放電を検知する構成と
した。
【0014】また、第4の構成として、以下のような構
成とした。 (イ)変圧器Trの1次側の電路に設けたセンサS。 (ロ)該1次側電路の各相と大地間に設けた結合コンデ
ンサC。 (ハ)該第1結合コンデンサCの大地側電線に設けた各
相センサSP。 (ニ)該第1結合コンデンサCの各相の大地側電線を一
括して大地に接続する第1接地電線。 (ホ)該第1接地電線に設けた基準センサSB。 (ヘ)該変圧器Trの2次側電路の各相と大地間に設け
た第2結合コンデンサC2。 (ト)該第2結合コンデンサC2の各相の大地側電線を
一括して大地に接続するとともに前記各相センサSPを
順次貫通する第2接地電線。 (チ)前記各相センサSPと大地との間の第2接地電線
に設けたインピーダンスZ1。
【0015】そして、変圧器Trの絶縁劣化に起因する
部分放電をセンサSとセンサSBの位相比較で検知し、
各相センサSPでコモンモードノイズを検知し、かつ、
各相センサSPの強度を比較することにより2次側ノイ
ズを検知して、これらノイズと絶縁劣化に起因する部分
放電による信号を弁別することにより、変圧器の運転中
における部分放電を検知する構成とした。
【0016】また、絶縁劣化を判定するモニタ(M)は
以下のような構成とした。即ち、このモニタは、前記ノ
イズセンサSNに接続するノイズ検出回路11、前記各
相センサSPに接続するコモンモードノイズ検出回路1
2、前記センサSおよび基準センサSBに接続される位
相比較回路14、位相比較回路の出力をパルス化するパ
ルス化出力回路15を備え、また、前記ノイズ検出回路
およびコモンモードノイズ検出回路の出力によりパルス
化出力回路のロックをおこなう出力ロック回路13、前
記パルス化出力回路の出力を計数する計数回路16、前
記計数回路の出力に接続される絶縁劣化判定出力17を
備えている。モニタ(M)は、前記ノイズ検出回路1
1,コモンモードノイズ検出回路12および出力ロック
回路13により、ノイズの弁別をおこなう。また、モニ
タ(M)は、位相比較回路14,パルス化出力回路1
5,および計数回路16を通じて絶縁劣化判定出力17
により変圧器の絶縁劣化に起因する部分放電電荷量を検
知するようにした。
【0017】そして、前記各センサのコアを線形ヒステ
リシス特性として、部分放電電荷量とセンサの検知出力
が比例するようにした。
【0018】たとえば、前記各センサのコアをコバルト
系アモルファス合金で線形ヒステリシス特性とすること
により、センサを高感度に製作できるようにした。
【0019】また、前記センサSおよびS2のコアを空
心とすることにより、センサを各相に個別に挿入する場
合でも、変圧器Trの負荷電流で磁気飽和を起こさない
ようにした。
【0020】
【作用】変圧器Trの巻線に絶縁上の欠陥が生ずると、
その部位に部分放電が発生する。絶縁劣化による部分放
電信号のように立ち上がりの早いパルス性の信号に対し
ては磁気センサの2次側のインダクタンス及びそれにつ
ながるキャパシタンス等で決まる回路の時定数を持つ減
衰波形になる。この信号は他のノイズの存在により信号
の検出そのものが困難である。
【0021】本発明では、変圧器巻線の絶縁低下の検知
については以下のようにした。すなわち、変圧器巻線の
絶縁に欠陥が生ずると、その部位に部分放電が発生す
る。するとこの放電に起因して線路と大地間の分布定数
回路に進行波が発生し、欠陥部分から線路上の両方向に
進行する。したがって、この進行波の方向を検知するこ
とにより絶縁性能が低下した変圧器を特定することがで
きる。また、進行波電流の強度と変圧器巻線より発生し
ている部分放電の電荷量は比例関係にあるので、進行波
電流の強度を検知して、その増加傾向を管理することに
より変圧器の絶縁劣化の進展に伴う地絡事故や短絡事故
を未然に防止することができる。
【0022】そして、前記進行波の方向を検出する方法
として、変圧器Trの1次側の電路に設けられたセンサ
Sの信号の極性と、1次電線路の各相と大地間に設けら
れた結合コンデンサCの大地側の電線を一括して大地に
接続する電線を一次巻線として設けられた基準センサS
Bの信号の極性を比較することにより行うことができ
る。すなわち、前記両信号の極性は、当該変圧器Trの
絶縁劣化の場合は互いに逆極性となり、また、他の機器
からの劣化信号の場合は互いに同極性となる。
【0023】また、前記進行波の発生している相を検出
する方法として、1次電線路の各相と大地間に設けられ
た結合コンデンサCの各相の大地側の電線を一次巻線と
して設けられた各々の各相センサSPの信号のレベルと
極性を互いに比較しておこなうことができる。すなわ
ち、進行波の発生している相のセンサSPの信号は、他
の相のセンサSPの信号に対してレベルが大であり、か
つ、極性が逆である。
【0024】さらに、絶縁劣化に起因する信号である
か、または、コモンモードノイズに起因する信号である
かの判別は、前記各相センサSPの全ての相の信号の極
性とレベルを比較することによりおこなうことができ
る。すなわち、コモンモードに起因する信号の場合は、
全ての各相センサSPの信号の大きさが等しく、且つ、
信号の極性が等しいことにより判別することができる。
それに対して、絶縁劣化に起因する場合は、絶縁劣化に
起因して進行波の発生している相の相センサSPの信号
が他相の相センサSPの信号に対してレベルが大であ
り、かつ、極性が逆である。
【0025】そして、絶縁劣化に起因する信号である
か、または、変圧器Trの2次側からの移行ノイズであ
るかの判別は、該変圧器Trの2次側電路の各相に設け
た結合コンデンサC2の大地側の電線を一括して大地に
接続する電線に設けられたノイズセンサSNの信号の強
度を測定することによりおこなうことができる。すなわ
ち、変圧器Trの2次側からの移行ノイズの場合は、前
記ノイズセンサSNの信号の強度が、絶縁劣化に起因す
る場合の信号の強度に比べて格段に大きいことにより判
別することができる。
【0026】また、前記変圧器Trの2次側からの移行
ノイズの判別は、次の第1〜第4の各々の方法としても
よい。先ず、第1の方法としては、変圧器Trの2次側
電路にノイズセンサSNを設け、該変圧器Trの2次側
からの移行ノイズの判定は、前記センサSとノイズセン
サSNの信号の強度を比較することによりおこなうこと
ができる。すなわち、変圧器Trの2次側からの移行ノ
イズの場合は、センサSの信号の強度に比べてノイズセ
ンサSNの信号の強度が格段に大きいことにより判別す
ることができる。
【0027】つぎに、第2の方法としては、該変圧器T
rの2次側電路の各相と大地間に設けた結合コンデンサ
C2の大地側電線を一括して大地に接続する電線にノイ
ズセンサSNを設け、センサSBとノイズセンサSNの
信号の強度を比較することによりおこなうことができ
る。すなわち、変圧器Trの2次側からの移行ノイズの
場合は、センサSの信号の強度に比べてセンサSNの信
号の強度が格段に大きいことにより判別することができ
る。
【0028】つぎに、第3の方法としては、該変圧器T
rの2次側電路の各相と大地間に設けた結合コンデンサ
C2の大地側電線を一括して大地に接続する電線を、全
ての各相センサSPに順次貫通して大地に接続し、そし
て、各相センサSP相互の極性と強度を比較することに
よりおこなうことができる。すなわち、変圧器Trの2
次側からの移行ノイズの場合は、その信号が前記各相セ
ンサSPをコモンモードノイズの形で通過するので、全
ての各相センサSPの出力は大きさが等しく、かつ、極
性が等しくなるので、ノイズと判別することができる。
【0029】つぎに、第4の方法としては、該変圧器T
rの2次巻線の1端子に高圧巻線と低圧巻線の混触事故
防止用の第2種接地工事による接地線が施工されている
場合は、該接地線にノイズセンサSNを設けるととも
に、該変圧器Trの2次側電路の各相に設けた結合コン
デンサC2の大地側電線を一括して大地に接続する電線
にノイズセンサSNを設ける。変圧器Trの2次側から
の移行ノイズの場合は、前記各ノイズセンサSNの信号
の強度が、絶縁劣化に起因する場合の信号の強度に比べ
て格段に大きいことにより判別することができる。
【0030】また、変圧器Trの運転中における絶縁劣
化に伴う部分放電を自動的に検知するモニタ(M)は、
例えば、次のように構成すればよい。すなわち、前記各
センサS、SP、SB、SNからの信号をモニタ(M)
に取り込む。モニタ(M)では、先ずコモンモードノイ
ズの判定として、各相センサSPの各信号のレベルと極
性が比較される。同時に変圧器2次側から1次側への移
行ノイズの有無を判定するため、ノイズセンサSNの信
号の強度が測定される。同時に部分放電検知のため、セ
ンサSの信号と基準センサSBの信号の極性と強度が比
較される。このとき、センサSとセンサSBの信号の極
性が逆であり、かつ、予め定めた設定値を超える信号で
あり、かつ、前記コモンモードノイズでなく、かつ、前
記変圧器2次側からの移行ノイズでない場合は、変圧器
Trの絶縁劣化による部分放電信号であると判定され
る。
【0031】つぎに、前記各センサのコアを線形BHカ
ーブを有する磁性体で構成すれば、変圧器Trの絶縁劣
化による部分放電に起因する進行波電流の大きさとセン
サの出力電圧が比例するので、検知したセンサの出力電
圧から部分放電電荷量を知ることができる。
【0032】なお、前記各センサのコアを線形BHカー
ブを有し透磁率の大きなコバルト系アモルファス合金で
構成すれば、進行波電流の検知感度が大となるので、変
圧器Trの絶縁劣化を軽微な段階から検知できる。
【0033】また、ケーブルセンサS、ノイズセンサS
Nについては、これらセンサを電路の各相に挿入する場
合は、センサのコアを空心として例えばロゴウスキー型
として構成すれば、線路の負荷電流によるコアの磁気飽
和を防止できるので、この場合でも変圧器Trの絶縁劣
化に起因する部分放電を検知することができる。なお、
この場合は、センサに増幅器を接続し、そのゲインを数
百倍程度とすればよい。
【0034】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図6に基づいて
説明する。 〈実施例1〉図1は、3相の乾式変圧器Trへの適用を
示す。変圧器Trの高圧側は活線の電路(R),
(S),(T)に接続され、また、変圧器Trの低圧側
は活線の電路(U),(V),(W)に接続されてい
る。
【0035】そして、変圧器Trの1次側の電路
(R),(S),(T)を一括して取り囲むようにセン
サSが設けられている。また、電路(R),(S),
(T)の各相と大地間に結合コンデンサCを設け、各相
の結合コンデンサCの各々のアース線に各相センサSP
が設けられ、そして、各相の結合コンデンサCの全ての
アース線を一括した電線を大地に接続した電線に基準セ
ンサSBが設けられている。
【0036】また、変圧器Trの2次側の電路(U),
(V),(W)の各相と大地間に結合コンデンサC2を
設け、各相の結合コンデンサC2の全てのアース線を一
括して大地に接続した電線にノイズセンサSNが設けら
れている。
【0037】そして、モニタ(M)が設けられ、モニタ
(M)にはセンサS,各相センサSP,基準センサS
B,ノイズセンサSNの各々の信号が取り込まれてい
る。
【0038】ここで、モニタ(M)の動作を説明する。
位相比較回路14に取り込まれたセンサSの信号と基準
センサSBの信号の両信号の位相が逆極性、すなわち、
変圧器Tr側からの信号であり、且つ、絶縁劣化に起因
する部分放電の周波数帯域である場合は、前記位相比較
回路14のセンサSの信号をパルス化出力回路15に送
る。パルス化出力回路15は、後に説明する出力ロック
回路13が駆動されていないときは、位相比較回路14
から送られたセンサSの信号のレベルに応じた波高値を
持つパルスを計数回路16に送る。計数回路16は、予
め設定された時間内に予め設定された数を超えるパルス
数に達した場合に絶縁劣化判定出力17に信号を送る。
そして、絶縁劣化判定出力17は絶縁劣化の判定結果を
出力する。
【0039】一方、各相センサSPの信号は、コモンモ
ードノイズ検出回路12に取り込まれ、全ての相の信号
の極性とレベルが比較される。すなわち、各相センサS
Pの極性が全て同一であり、信号のレベルも等しい場合
はコモンモードノイズと判定する。コモンモードノイズ
検出回路12にてコモンモードノイズと判定した場合に
は、出力ロック回路13を駆動する。
【0040】また、ノイズセンサSNの検出信号Npは
ノイズ検出回路11に取り込まれ予め設定されたレベル
を超えたときはノイズであると判定される。ノイズ検出
回路11にてノイズと判定した場合には、出力ロック回
路13を駆動する。
【0041】つぎに、出力ロック回路13の動作を説明
する。出力ロック回路13は、ノイズ検出回路11また
はコモンモードノイズ検出回路12により駆動される。
そして、出力ロック回路13が駆動されるとパルス化出
力回路15の出力は計数回路16に送られないように制
御される。すなわち、変圧器1次側および変圧器2次側
から移行するコモンモードノイズについてはコモンモー
ドノイズ検出回路12により、また、変圧器2次側のイ
ンバータ負荷などの各種のスイッチング性ノイズについ
てはノイズ検出回路11により出力ロック回路13を駆
動してパルス化出力回路15をロックすることによりモ
ニタ(M)の絶縁劣化判定出力17の誤判定を防止す
る。
【0042】〈実施例2〉図2は、変圧器Trの2次側
電路(U),(V),(W)を取り囲むようにセンサS
2を設けて、変圧器Tr2次側のインバータ負荷などの
スイッチング性ノイズと該変圧器Trの絶縁劣化による
部分放電信号の弁別を行う場合を示す。この場合は、先
ず、変圧器Trの1次側電路(R),(S),(T)を
取り囲むように設けられたセンサSの信号と前記センサ
S2の信号をコンパレータ(COM)に取り込む。
【0043】コンパレータ(COM)では、前記センサ
Sの信号とセンサS2の信号の極性とレベルが比較され
る。このとき、センサS2の信号レベルがセンサSの信
号レベルより大きく両信号の極性が同じであれば変圧器
Tr2次側負荷に起因するノイズであると判定され、コ
ンパレータ(COM)はノイズ検出信号Npをモニタ
(M)に送り、モニタ(M)がノイズによって誤作動す
ることを防ぐ。
【0044】また、変圧器Trの絶縁劣化に起因する部
分放電による信号の場合は、センサSの信号レベルがセ
ンサS2の信号レベルより大きく、かつ、信号の極性が
互いに逆であるので、コンパレータ(COM)はノイズ
検出信号Npを発生しない。ゆえに、実施例1と同様
に、モニタ(M)は前記センサSと基準センサSBの位
相比較により変圧器Trの部分放電を検知することがで
き、また、各相センサSPの全ての相の信号の方向とレ
ベルを比較することによりコモンモードノイズを検知す
ることができる。
【0045】〈実施例3〉図3は、変圧器Trの2次側
電路(U),(V),(W)の各相と大地間に設けられ
た結合コンデンサC2の大地側電線を一括して大地に接
続する電線に設置したノイズセンサSNの信号と、変圧
器Trの高圧側の線路(R),(S),(T)の各相と
大地間に設けられた結合コンデンサCの大地側電線を一
括して大地に接続する電線に設置した基準センサSBの
信号を比較することにより、変圧器Tr2次側のインバ
ータ負荷などによるスイッチング性ノイズと該変圧器T
rの絶縁劣化による部分放電信号の弁別を行う場合を示
す。この場合は、先ず、前記ノイズセンサSNの信号と
前記基準センサSBの信号をコンパレータ(COM)に
取り込む。
【0046】コンパレータ(COM)では、前記基準セ
ンサSBの信号とノイズセンサSNの信号のレベルが比
較される。このとき、ノイズセンサSNの信号レベルが
基準センサSBの信号レベルより大であれば変圧器Tr
の2次側負荷に起因するノイズであると判定され、コン
パレータ(COM)はノイズ検出信号Npをモニタ
(M)に送り、モニタ(M)がノイズによって誤作動す
ることを防ぐ。
【0047】また、変圧器Trの絶縁劣化に起因する部
分放電による信号の場合は、基準センサSBの信号レベ
ルがノイズセンサSNの信号レベルより大であり、コン
パレータ(COM)はノイズ検出信号Npを発生しな
い。ゆえに、実施例1と同様に、モニタ(M)は前記セ
ンサSと基準センサSBの位相比較により変圧器Trの
部分放電を検知し、また、各相センサSPの全ての相の
信号の方向とレベルを互いに比較することによりコモン
モードノイズを検知することができる。
【0048】〈実施例4〉図4は、変圧器Trの2次側
電路(U),(V),(W)の各相と大地間に設けられ
た結合コンデンサC2の全ての大地側の端子に一括して
結線した電線を、変圧器Trの高圧側の線路(R),
(S),(T)の各相と大地間に設けられた結合コンデ
ンサCの大地側電線に設けられた全ての各相センサSP
を順次貫通させて各相センサSPの1次巻線とした後、
インピーダンスZ1にて大地にアースした構成例を示
す。この場合は、変圧器Tr2次側のインバーター負荷
などによるスイッチング性ノイズを各相センサSPの前
記1次巻線に与えることにより、各相センサSPの2次
巻線にコモンモードノイズ信号として得ることができる
ので、変圧器Trの2次側のインバータ負荷などによる
スイッチング性ノイズと該変圧器Trの絶縁劣化による
部分放電信号との弁別を行うことができる。
【0049】〈実施例5〉図5は、変圧器Trの2次側
端子に第2種接地工事が施されている場合の適用例を示
す。この場合は、変圧器Trの2次側端子に施された第
2種接地のアース線にノイズセンサSNを設け、また、
変圧器Trの2次側電路(U),(V),(W)の各相
と大地間に設けられた結合コンデンサC2の全ての大地
側の端子に接続した一括のアース線に別のノイズセンサ
SNを設置する。そして、前記両方のノイズセンサSN
の信号は信号変換器AMPに送られる。前記信号変換器
AMPは、ノイズセンサSNからの信号が予め設定され
たレベルを超えたとき、パルス信号に変換したノイズ検
出信号Kpをモニタ(M)に送る。ゆえに、変圧器Tr
2次側のインバーター負荷などによるスイッチング性ノ
イズを前記ノイズセンサSNが検知することにより、該
ノイズによりモニタ(M)が誤作動することを防止する
ことができる。なお、コモンモードノイズと変圧器Tr
の絶縁劣化に起因する部分放電による信号の弁別は前記
実施例1と同様に行われる。ゆえに、変圧器Tr1次側
のコモンモードノイズおよび変圧器Tr2次側のインバ
ータ負荷などによるスイッチング性ノイズと該変圧器T
rの絶縁劣化に起因する部分放電による信号の弁別を行
うことができる。
【0050】〈実施例6〉図6は、変圧器Trが混触防
止板BP付きの場合の適用例を示す。この場合は、変圧
器Trの混触防止板BPと変圧器Trの1次巻線間の浮
遊容量を前記実施例1の結合コンデンサCの代替として
利用することができるので有利である。すなわち、混触
防止板BP付き変圧器Trの1次側の電路にセンサSを
設け、該変圧器Trの各相の混触防止板BPと大地を接
続する電線に各相センサSPを設け、該混触防止板BP
の各相と大地を接続する電線を一括して大地に接続する
電線に基準センサSBを設ける。そして実施例1と同様
に、該変圧器Trの2次側電路の各相と大地間に設けた
結合コンデンサC2の大地側電線を一括して大地に接続
する電線にノイズセンサSNを設ける。そして、変圧器
Trの絶縁劣化に起因する部分放電をセンサSと基準セ
ンサSBの位相比較で検知し、また、各相センサSPで
コモンモードノイズを検知し、ノイズセンサSNで変圧
器2次側のノイズを検知することができるので、変圧器
の絶縁劣化による部分放電とノイズを弁別することがで
きる。
【0051】つぎに、変圧器TrのR相で部分放電が発
生している場合のモニタ(M)の絶縁劣化判定出力の有
無、センサSの信号の極性、基準センサSBの信号の極
性、各相センサSPの信号の極性、ノイズセンサSNの
信号の有無の関係について表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、変圧器の2次側にイン
バータ駆動負荷などのスイッチング性ノイズがある場合
でも、変圧器の運転中における部分放電を検知できるの
で、適切な処置を実施することにより事故を未然に防止
することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施例1を示す回路図
【図2】本発明に係わる実施例2を示す回路図
【図3】本発明に係わる実施例3を示す回路図
【図4】本発明に係わる実施例4を示す回路図
【図5】本発明に係わる実施例5を示す回路図
【図6】本発明に係わる実施例6を示す回路図
【符号の説明】
S,S2 ・・・・・・・・・・センサ SP ・・・・・・・・・・各相センサ SB ・・・・・・・・・・基準センサ SN ・・・・・・・・・・ノイズセンサ C,C2 ・・・・・・・・・・結合コンデンサ Tr ・・・・・・・・・・変圧器 BP ・・・・・・・・・・混触防止板 (R),(S),(T)・・・・変圧器1次側線路 (U),(V),(W)・・・・変圧器2次側線路 M ・・・・・・・・・・モニタ Np ・・・・・・・・・・ノイズ検出信号 11 ・・・・・・・・・・ノイズ検出回路 12 ・・・・・・・・・・コモンモードノイズ検
出回路 13 ・・・・・・・・・・出力ロック回路 14 ・・・・・・・・・・位相比較回路 15 ・・・・・・・・・・パルス化出力回路 16 ・・・・・・・・・・計数回路 17 ・・・・・・・・・・絶縁劣化判定出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末広 潤次 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号三 井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 蔭山 知章 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号三 井石化エンジニアリング株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)変圧器Trの1次側の電路にセンサ
    Sを設け、(ロ)該1次側電路の各相と大地間に第1結
    合コンデンサCを設けるとともに、(ハ)該第1結合コ
    ンデンサCの大地側電線に各相センサSPを設け、
    (ニ)該第1結合コンデンサCの各相の大地側電線を一
    括して大地に接続する第1接地電線を設けるとともに、
    (ホ)該第1接地電線に基準センサSBを設け、(ヘ)
    該変圧器Trの2次側電路の各相と大地間に第2結合コ
    ンデンサC2を設け、(ト)該第2結合コンデンサC2
    の各相の大地側電線を一括して大地に接続する第2接地
    電線を設けるとともに、(チ)該第2接地電線にノイズ
    センサSNを設け、(リ)変圧器Trの絶縁劣化に起因
    する部分放電をセンサSと基準センサSBの位相比較で
    検知し、(ヌ)各相センサSPでコモンモードノイズを
    検知し、(ル)ノイズセンサSNで変圧器2次側のノイ
    ズを検知することを特徴とする変圧器の運転中における
    部分放電検知装置。
  2. 【請求項2】(イ)変圧器Trの1次側の電路にセンサ
    Sを設け、(ロ)該1次側電路の各相と大地間に結合コ
    ンデンサCを設け、(ハ)該結合コンデンサCの大地側
    電線に各相センサSPを設け、(ニ)該結合コンデンサ
    Cの各相の大地側電線を一括して大地に接続する接地電
    線を設け、(ホ)該接地電線に基準センサSBを設け、
    (ヘ)該変圧器Trの2次側電路にセンサS2を設け、
    (ト)変圧器Trの絶縁劣化に起因する部分放電をセン
    サSとセンサSBの位相比較で検知し、(チ)各相セン
    サSPでコモンモードノイズを検知し、(リ)センサS
    とセンサS2の信号の強度を比較することにより2次側
    ノイズを検知することを特徴とする変圧器の運転中にお
    ける部分放電検知装置。
  3. 【請求項3】(イ)変圧器Trの1次側の電路にセンサ
    Sを設け、(ロ)該1次側電路の各相と大地間に結合コ
    ンデンサCを設け、(ハ)該第1結合コンデンサCの大
    地側電線に各相センサSPを設け、(ニ)該第1結合コ
    ンデンサの各相の大地側電線を一括して大地に接続する
    第1接地電線を設けるとともに、(ホ)該第1接地電線
    に基準センサSBを設け、(ヘ)該変圧器Trの2次側
    電路の各相と大地間に第2結合コンデンサC2を設け、
    (ト)該第2結合コンデンサC2の各相の大地側電線を
    一括して大地に接続する第2接地電線を設けるととも
    に、(チ)該第2接地電線にノイズセンサSNを設け、
    (リ)変圧器Trの絶縁劣化に起因する部分放電をセン
    サSと基準センサSBの位相比較で検知し、(ヌ)各相
    センサSPでコモンモードノイズを検知し、(ル)基準
    センサSBとノイズセンサSNの信号の強度を比較する
    ことにより2次側ノイズを検知することを特徴とする変
    圧器の運転中における部分放電検知装置。
  4. 【請求項4】(イ)変圧器Trの1次側の電路にセンサ
    Sを設け、(ロ)該1次側電路の各相と大地間に結合コ
    ンデンサCを設け、(ハ)該第1結合コンデンサCの大
    地側電線に各相センサSPを設け、(ニ)該第1結合コ
    ンデンサCの各相の大地側電線を一括して大地に接続す
    る第1接地電線を設けるとともに、(ホ)該第1接地電
    線に基準センサSBを設け、(ヘ)該変圧器Trの2次
    側電路の各相と大地間に第2結合コンデンサC2を設
    け、(ト)該第2結合コンデンサC2の各相の大地側電
    線を一括して大地に接続するとともに前記各相センサS
    Pを順次貫通する第2接地電線を設け、(チ)前記各相
    センサSPと大地との間の第2接地電線にインピーダン
    スZ1を設け、(リ)変圧器Trの絶縁劣化に起因する
    部分放電をセンサSと基準センサSBの位相比較で検知
    し、(ヌ)各相センサSPでコモンモードノイズを検知
    し、かつ、(ル)各相センサSPの強度を比較すること
    により2次側ノイズを検知することを特徴とする変圧器
    の運転中における部分放電検知装置。
  5. 【請求項5】(イ)混触防止板BP付き変圧器Trの1
    次側の電路にセンサSを設け、(ロ)該変圧器Trの各
    相の混触防止板BPと大地を接続する電線に各相センサ
    SPを設け、(ハ)該混触防止板BPの各相と大地を接
    続する電線を一括して大地に接続する第1接地電線を設
    けるとともに、(ニ)該第1接地電線に基準センサSB
    を設け、(ホ)該変圧器Trの2次側電路の各相と大地
    間に結合コンデンサC2を設け、(ヘ)該結合コンデン
    サC2の各相の大地側電線を一括して大地に接続する第
    2接地電線を設けるとともに、(ト)該第2接地電線に
    ノイズセンサSNを設け、(チ)変圧器Trの絶縁劣化
    に起因する部分放電をセンサSと基準センサSBの位相
    比較で検知し、(リ)各相センサSPでコモンモードノ
    イズを検知し、(ヌ)ノイズセンサSNで変圧器2次側
    のノイズを検知する、ことを特徴とする変圧器の運転中
    における部分放電検知装置。
  6. 【請求項6】 前記各センサS,SP,SB,SNから
    の信号を受けるモニタMを有し、このモニタMは、 前記ノイズセンサSNからの信号を受けるノイズ検出回
    路11、 前記各相センサSPからの信号を受けるコモンモードノ
    イズ検出回路12、 前記センサSと前記基準センサSBの信号を受ける位相
    比較回路14、 前記位相比較回路11の出力をパルス化するパルス化出
    力回路15、 前記パルス化出力回路15の出力を計数する計数回路1
    6、 前記計数回路16の出力により絶縁劣化を判定する絶縁
    劣化判定出力17、 前記ノイズ検出回路11および前記コモンモードノイズ
    検出回路12の信号により前記パルス化出力回路15の
    出力を抑制する出力ロック回路13を備え、 ノイズ弁別をおこなうとともに、変圧器Trの絶縁劣化
    に起因する部分放電電荷量を検知することを特徴とする
    請求項1、2、3、4および5いずれかに記載の変圧器
    の運転中における部分放電検知装置。
  7. 【請求項7】 前記各センサのコアを線形ヒステリシス
    特性としたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5
    および6いずれかに記載の変圧器の運転中における部分
    放電検知装置。
  8. 【請求項8】 前記各センサのコアをコバルト系アモル
    ファス合金としたことを特徴とする請求項7記載の変圧
    器の運転中における部分放電検知装置。
  9. 【請求項9】 前記センサSおよびS2のコアを空心と
    したことを特徴とする請求項7記載の変圧器の運転中に
    おける部分放電検知装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165438A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Meidensha Corp 電縫管溶接用高周波電源
WO2005121821A1 (en) * 2004-06-08 2005-12-22 Sp Electric Limited A method and a device for determining the location of a partial discharge (pd)
CN102590564A (zh) * 2012-03-05 2012-07-18 天威云南变压器股份有限公司 平衡牵引变压器局部放电试验的接线结构
JP2017227465A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 株式会社近計システム 絶縁劣化診断装置
RU178684U1 (ru) * 2017-11-07 2018-04-17 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Казанский государственный энергетический университет" Устройство измерения частичных разрядов с учетом влияния источника питания

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