JPH0631732U - 浴槽兼用ウォーターベッド - Google Patents

浴槽兼用ウォーターベッド

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JPH0631732U
JPH0631732U JP7649492U JP7649492U JPH0631732U JP H0631732 U JPH0631732 U JP H0631732U JP 7649492 U JP7649492 U JP 7649492U JP 7649492 U JP7649492 U JP 7649492U JP H0631732 U JPH0631732 U JP H0631732U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寝たきりの使用者が、自己が横臥していたベ
ッドをほぼ自力で寝ているその儘の状態で浴槽に転換
し、入浴後再びベッドに戻すことのできるような浴槽兼
用ベッドを提供する 【構成】 浴槽兼用ウォーターベッド10は、底板42
と、底板上に配設された柔軟性のシート状ベッド床44
とをそれぞれの周縁部同士で固着することによって形成
した液密の収容体からなる浴槽兼用ベッド本体12と、
給排液管22、28と、及び給湯管26とを備えてい
る。底板の最下部と対向するベッド床の部分とは、連結
管40によって連結されている。ベッド床側端部の開口
43は、底板側端部の開口41より径が小さく、かつ開
放自在に閉塞されている。連結管は、ベッド床の緊張時
には底板から上方に延在してベッド床に達し、ベッド床
の弛緩時には床板から下方に延在し、次いで上向きに転
じた後上方に延在してベッド床に達するように変形自在
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、浴槽兼用ウォーターベッドに関し、更に詳細には寝たきり病人或い は寝たきり老人であっても、介助者の介助労力を最小限にして、寝たままで自力 で入浴できるように設備された浴槽兼用ウォーターベッドである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、寝たきり病人或いは寝たきり老人を入浴させるための浴槽兼用ベッ ドとして、種々の形式のものが提案されている。しかし、それらの殆どは、ベッ ドの周辺部を箱状に折り畳み、その中に不透水性のシート、例えばプラスチック シートを敷いて浴槽様に構成し、その中に湯水を入れて浴槽とするものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の浴槽兼用ベッドでは、従って、自己が横臥していたベッドを寝たきり病 人又は老人自身が浴槽に自力で転換することは極めて困難であって、寧ろ介助者 が、寝たきり病人又は老人をベッドから浴場に、入浴後には再び浴場からベッド に担いで運ぶ作業を省いて、介助者の労力を軽減することが目的であった。 そのため、従来の浴槽兼用ベッドは、機構が複雑な割に、その効果が今一つで 、実際に病院及び家庭で広く使用されるまでには到っていない。
【0004】 しかし、人手不足のため、更には高齢化社会に伴う寝たきり老人の増加のため 、所望の時介助者に所望の介助を求めることは容易でなくなりつつある。特に、 入浴は、寝たきり病人又は老人が最も希望することであるにもかかわず、介助者 にとって最も労力を要する重労働であって、寝たきり病人又は老人の希望に容易 に添えないの現状であった。 かかる現今の状況下では、寝たきり病人又は老人が所望のことを自力で行える 設備を家庭或いは病院等の施設に備えることが必要になっている。 以上の事情に鑑み、本考案の目的は、介助者の最小限の介助によって、寝たき りの使用者が、自己が横臥していたベッドを寝ているその儘の状態でほぼ自力で 浴槽に転換し、入浴後再びベッドに戻すことのできるような浴槽兼用ベッドを提 供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、研究と実験の末、従来の浴槽兼用ベッドが乾式ベッドを浴槽に転 換しているのに対して、ウォーターベッドを浴槽に転換することに着眼した。 それは、ベッド床が横臥している人に形状に応じて変形するので、ウォーター ベッドが寝たきり病人又は老人には特に適するベッドであり、かつ浴槽と同様に 水を取り扱っているからである。 ところで、ウォーターベッドとは、水槽中に浮揚体を浮かべてその上に人が横 臥する形式のベッド、又はベッドを袋体として構成し、その袋体中に水を入れて その袋体上に人が寝る形式のベッドである。
【0006】 上記目的を達成するために、この着眼に基づいて、本考案に係る浴槽兼用ウォ ーターベッドは、中央部付近に最下部を有し、該最下部に向かって少なくとも長 手方向の対向する両側から傾斜している底板と、底板上に配設された柔軟性のシ ート状ベッド床とをそれぞれの周縁部同士で固着してなる液密の収容体からなり 、該収容体の内部に液体を供給することによりベッド床が緊張し、液体を排出す ることによりベッド床が弛緩して底板に着置するようにされた浴槽兼用ベッド本 体と、 液体を給排するために浴槽兼用ベッド本体に接続された給排液管と、及び 弛緩したベッド床上に給湯する給湯管とを備え、 底板の最下部と該底板の最下部に対向するベッド床の部分とは、連結管によっ て、該連結管が底板及びベッド床と接合する両端部でそれぞれ開口を形成するよ うに、連結され、更にベッド床側端部の開口は、底板側端部の開口より径が小さ く、かつ開放自在に閉塞されており、 連結管は、ベッド床の緊張時には底板から上方に延在してベッド床に達し、ベ ッド床の弛緩時には床板から下方に延在し、次いで上向きに転じた後上方に延在 してベッド床に達するように変形自在であることを特徴としている。
【0007】 本考案で使用する底板は、ベッド床と共に液密の収容体を形成して、内部に液 体を収容し、かつ収容した液体を支持できる強度を備えている限り、特に限定は なく、例えば硬質プラスチック板製、金属板製、木製のものでもよい。 底板は、最下部に向かって少なくとも長手方向の対向する両側から傾斜してお れば、浴槽の機能を果たす上で差し支えないが、排水のため望ましくは4方から 傾斜させる。 本考案で使用するベッド床は、不透水性かつ柔軟性のシートであって、例えば 天然ゴム、合成ゴム、プラスチック製等のシートである。 上記の収容体からなる浴槽兼用ベッド本体に送入する液体は、特に限定はない が、一般には適温の水である。
【0008】 好適には、浴槽兼用ベッド本体は、該本体上の適当な高さに設置された大気開 放の床上タンクと連通しており、それにより本体をウォーターベッドにした時の 本体内の液圧が自律的に調整される。 連結管は、ベッド床の材料と同じ材料であるあるが、多少硬質の材料で形成さ れる。 収容体に液体を給排する給排液管及びベッド床上に給湯する給湯管は、既知の 設備である。
【0009】
【作用】
剛性の底板と柔軟性のベッド床とから浴槽兼用ベッド本体を構成し、その本体 内に液体を充満させることによりベッドとして使用することが可能になる。 ベッド床上に人が寝たままで浴槽兼用ベッド本体から液体を抜き出してベッド 床を底板に着置することにより、本体を湯船として使用することができる。これ により、人がベッド床上に寝たままでベッドから浴槽に変わり、それに湯水を注 入すれば入浴状態となる。 上述のように構成された連結管は、浴槽兼用ベッド本体をベッドから浴槽に転 換する際には、底板から上方に延在してベッド床に達する、ベッド床の緊張時の 形状から、床板から下方に延在し、次いで上向きに転じた後上方に延在してベッ ド床に達する、ベッド床の弛緩時の形状に使用者の体重により自然に変形する。 逆に、浴槽兼用ベッド本体を浴槽からベッドに転換する際には、連結管は、浴槽 兼用ウォーターベッド本体内に挿入された液体の液圧により、ベッド床の弛緩時 の形状からベッド床の緊張時の形状に自然に戻る。 従って、以上のように構成された本考案に係る浴槽兼用ウォーターベッドは、 浴槽兼用ベッド本体に液体を給排することにより、寝たきり病人又は老人であっ ても自力で、ベッドから浴槽に、浴槽からベッドに容易に転換できる。
【0010】
【実施例】
以下に、添付図面を参照して実施例に基づき本考案をより詳細に説明する。 図1は本考案に係る浴槽兼用ウォーターベッドの実施例の概略系統図、図2は 浴槽兼用ウォーターベッド本体の平面図、図3(a)は浴槽兼用ウォーターベッ ド本体をウォーターベッドとして使用する場合の図1のX−X矢視での浴槽兼用 ベッド本体の断面図であり、図3(b)は浴槽兼用ウォーターベッド本体を浴槽 として使用する場合の図1のX−X矢視での浴槽兼用ベッド本体の断面図である 。 図1に示すように、本考案に係る浴槽兼用ウォーターベッド実施例10は、浴 槽兼用ウォーターベッド本体12と、浴槽兼用ウォーターベッド本体12(以下 簡単のために本体と略称する)をウォーターベッドとして使用する場合の水を供 給する給水装置14と、本体12を浴槽として使用する場合に本体12に湯水を 供給する給湯装置16と、本体12をウォーターベッドとして使用する場合にウ ォーターベッドの水圧を自律的に調圧する調圧装置18とを備えている。 尚、本体12は、適当な支持台(図示せず)によって病室等の床の上に支持さ れている。
【0011】 給水装置14は、所望の温度に加温された水を供給できる装置であって、自動 制御給水弁20を備えた給水管22を介して本体12に接続されている。 給湯装置16は、所望の温度に昇温された入浴用の湯水を供給できる装置であ って、給湯装置16から本体12に給湯するために、自動制御給湯弁24を備え た給湯管26が本体12の上部を臨む位置まで配管されている。更に、給湯装置 16は、電気ヒータが挿入された水槽を備えており、ウォーターベッド排水管2 8を介して流入したウォーターベッド用水を所望の温度に昇温した後、本体12 に溢出管25を介して給湯できるようにもなっている。
【0012】 更に、本体12には、ウォーターベッド排水管28と浴槽排水管40とが、そ れぞれウォーターベッドとして使用した場合の水を本体12から排水するために 、及び本体12を浴槽として使用した場合の湯水を排水するために設けられてい る。更に、ウォーターベッド排水管28は、給湯装置16に接続されていて、給 湯装置16に設けた溢出管25を介してウォーターベッドに使用された水を浴用 湯水として本体12に転送する。ウォーターベッド排水管28には、途中に自動 制御ウォーターベッド排水弁32が設けてある。 これら自動制御弁は、浴槽兼用ウォーターベッド10に横臥している人が手に 持っているハンディな操作盤(図示せず)を操作することによって制御すること ができるようになっている。 本体12には、更にオーバーフロー管31が設けてあり、給湯装置16からの 過剰の湯水を排水する。 尚、上述の給水弁20、給湯弁24及び排水弁32は、必ずしも遠隔操作可能 な自動制御弁である必要はなく、その場所で操作する手動弁でもよい。その場合 、本体12上に寝ている人が操作できるように、それら手動弁を本体12の脇に 配置すればよい。
【0013】 調圧装置18は、上部が大気開放された調圧槽36と、本体12と調圧槽36 とを接続している調圧管38とから構成されている。調圧槽36は、本体12か ら適当な高さに位置する架台上に配置されていて、本体12に張り込まれた水は 、調圧管38を介して調圧槽36に流入して本体12の水圧を所望の圧に自律的 に調整する。更に、調圧槽36の水位により本体12に張り込まれる給水を自動 的に停止するように構成することもできる。
【0014】 本体12は、その平面図が図2に示されるように人が横臥できる大きさを備え 、そのほぼ中央部に連結管40が上下方向に延在している。 本体12は、図3に示すように底板42と、底板42の上に配設されたベッド 床44とからなる収容体として構成され、給水管22を介して供給された水を内 部に収容する。 底板42は、本体12をウォーターベッドとして使用する場合にウォーターベ ッドを支持する支持体としての機能及び浴槽として使用する場合の湯船の機能の 双方を果たすように強度の高い硬質プラスチック等で形成されている。 底板42は、湯船を形成するため及び排水の便のため、湯船として使用した場 合に入浴している人が窮屈にならない程度の角度で中央部に向かって長手方向の 両側から傾斜しており、かつ周縁部46で多少上方に立ち上がっている。 底板42の傾斜が小さいと、周縁部46の立ち上がりの高さを大きくする必要 があり、傾斜が大きいと立ち上がりの高さは小さくてもよい。 また、底板42の中央部には貫通孔41が設けられており、その貫通孔41の 開口周縁から浴槽排水管として連結管40がベッド床44に延びている。
【0015】 ベッド床44は、本体12がウォーターベッドとして使用される場合に人が横 臥するベッド床の機能を果すものであって、不透水性かつ柔軟性を有する例えば 軟質ポリエチレン製シートから形成されている。 その周縁部は、図4に示すように底板42の周縁部46に沿って湾曲するよう な形状で接着剤47により底板42に液密かつ強固に固着されていて、ウォータ ーベッド用水を収容する収容体を底板42と共に形成している。かかる接着方法 は、ウォーターベッドとして使用した場合に、ベッド床44が底板42から剥離 しない方向に水圧を接着部に作用させる。
【0016】 底板42の最下部と該底板42の最下部に対向するベッド床44の部分とは、 連結管40によって連結されている。連結管40は、底板42及びベッド床44 と接合する両端部でそれぞれ開口41、43を形成し、かつ底板42側からベッ ド床44側に向かって径がラッパ状に縮小して、ベッド床側端部の開口43が底 板側端部の開口41より径が小さくなっている。 ベッド床側端部の開口43は、開閉自在に栓45で水栓することができるよう になっており、これに続く連結管40は、ベッド床44よりは硬質の軟質ポリエ チレンで形成されており、図3(a)に示すベッド床44の緊張時には底板42 から上方に延在してベッド床44に達し、図3(b)に示すベッド床の弛緩時に は床板42から下方に延在し、次いで上向きに転じた後上方に延在してベッド床 44に達するように変形自在である。 栓45は、開閉自在である限り特に栓の形状、材質には制約はない。
【0017】 以上の構成により、図3(b)に示すように本体12を浴槽として使用する場 合には連結管40の上部開口43を栓45で塞ぎ、使用後はその栓45を取り外 して連結管40を介して排水することができる。
【0018】 次に上述の本考案に係る浴槽兼用ウォーターベッドの実施例10の使用方法を 説明する。 浴槽兼用ウォーターベッド10をベッドとして使用する場合には、ベッド使用 者(以下、使用者と略称する)が、ウォーターベッド排水弁32を閉止した後、 操作盤を操作して給水弁20を開放し、給水装置14から所望の温度に加温され た水を本体12に給水する。 これにより、図3(a)に示すようにベッド床44が緊張して、本体12がウ ォーターベッドとして形成されるので、この状態で給水弁20は調圧槽36の水 位スイッチにより自動閉止される。ウォーターベッドの水圧は、調圧装置18に よって常にほぼ一定に維持される。 本実施例の浴槽兼用ウォーターベッド10は、第1にはベッド床44の周縁部 が底板42の周縁部に図4に示すように固着されていること、第2にはベッド床 44が緊張していること、及び第3には調圧装置18により本体12に収容され た水の水圧が常にほぼ一定に維持されていることにより、水が一方に偏ることが 無く、使用者の姿に応じた形状に安定しており、長時間横臥している人にとって 、床擦れもなく極めて快適である。
【0019】 次に、浴槽として使用する場合について説明する。先ず、使用者は、ベッド床 上に臥した状態で操作盤を操作して本体12内の水温を浴用に適した温度に上昇 させたのちウォーターベッド排水弁32を開放する。本体12に収容されている 水及び本体12に連通している調圧装置18の水はベッド床44上の人Aの体重 により押圧され徐々に排水される。 本体12内の水が排水されるにつれて、連結管40は、使用者の体重に押され て自然に図3(b)に示すように、床板42から下方に延在し、次いで上向きに 転じてベッド床44に延在する形状となる。 ベッド床44が底板42に着置して図3(b)に示す浴槽の状態になる。この 間に所望の温度に昇温された湯水は給湯装置16と溢出管25を経由し徐々にベ ッド床44上に溢出する。所望の水位まで注湯された時、今までベッド床44上 に横臥していた使用者は、その儘で入浴状態になる。 その際、本体12内の水が全てベッド床44に循環されると、調圧装置18内 の水量と人体の排水量の分だけ過剰になるので、オ−バ−フロ−管31を介して 排出する。
【0020】 入浴後は、栓45を開放し、浴槽の水を排水する。次いで、上述のように本体 12に再び給水してウォーターベッドを形成することにより、浴槽に横臥してい た使用者はその儘の姿でベッド床44上に横臥することができる。
【0021】 上述の実施例では、ウォーターベッドに使用した水を浴用に適した温度に加温 し利用する構成になっているが、別の実施例として、給湯装置16から給湯管2 5を介して浴用の湯水を供給するようにすることもできる。 その場合には、ウォーターベッド排水管28を給湯装置16に連結せず直接排 水する。
【0022】 更に別の実施例として、図5に示すように上部が開放された小さな上がり湯槽 48を本体12の脇に設け、ウォーターベッド排水管28を介して本体12内の 水を一旦その上がり湯槽48に入れ、そこから水中ポンプ等でベッド床44上に 浴用水として送水することもできる。上がり湯槽に残った過剰の水は、上がり湯 更には洗髪等に使用できる。 尚、上がり湯槽48にはヒータを設け、そのヒータで上がり湯槽内の水を加温 する。 更に、ベッド床44に開口43を設ける代わりに図5に示すように、自動制御 の浴槽排水弁34を備えた柔軟な浴槽排水管30を下方から連結管40の中を上 方に向けベッド床44まで延在させ、その浴槽排水弁34を開閉することにより 浴槽の湯水を排水するようにすることもできる。
【0023】 更に、上述の実施例では、一旦本体12に張り込んだ水は、排水されるまで放 置されている。従って、例えば寒冷地で使用する場合には、本体12内の水の温 度が、ウォーターベッドとして使用し続けるには冷た過ぎる温度にまで低下する ようなこともあり、逆に暑熱地で使用する場合には、水の温度が、臥し続けるに は不快な温度にまで上昇するようなこともある。 かかる場合には、給水管22とウォーターベッド排水管28とを経由する循環 経路を構成し、その途中に循環ポンプと加温/冷却装置を設置して本体12内の 水を循環させつつ所望の温度に加温又は冷却することも可能である。
【0024】
【考案の効果】
本考案によれば、底板と、柔軟性のシート状ベッド床とをそれぞれの周縁部同 士で固着することによって形成した液密の収容体からなる浴槽兼用ベッド本体及 び必要な給排液管と給湯管を備え、底板の最下部と該底板の最下部に対向するベ ッド床の部分とを変形自在な連結管によって連結することにより、ベッド床に臥 している使用者が、介助者の介助を殆ど要すること無く、ほぼ自力で入浴し、入 浴後再びベッド床上に臥すことが可能な浴槽兼用ウォーターベッドを実現してい る。 本考案に係る浴槽兼用ウォーターベッドを使用することにより、使用者は、常 時は快適なウォーターベッド上に横臥していることができ、また自己の欲する時 に入浴することがでる。一方、介助者にとっても寝たきり病人又は老人をベッド から浴場に浴場からベッドに運ぶ等の介助の労力が大幅に軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る浴槽兼用ウォーターベッドの実施
例の系統図である。
【図2】図1に示した実施例の浴槽兼用ウォーターベッ
ド本体の平面図である。
【図3】図3(a)はウォーターベッドとして使用され
る場合の浴槽兼用ウォーターベッド本体の説明用断面図
であり、図3(b)は浴槽として使用される場合の浴槽
兼用ウォーターベッド本体の説明用断面図である。
【図4】ベッド床と底板との固着部の一例の説明図であ
る。
【図5】本考案に係る浴槽兼用ウォーターベッドの別の
実施例の系統図である。
【符号の説明】
10 本考案に係る浴槽兼用ウォーターベッド 12 浴槽兼用ウォーターベッド本体 14 給水装置 16 給湯装置 18 調圧装置 20 自動制御給水弁 22 給水管 24 自動制御給湯弁 25 溢出管 26 給湯管 28 ウォーターベッド排水管 30 浴槽排水管 32 自動制御ウォーターベッド排水弁 34 自動制御浴槽排水弁 36 調圧槽 38 調圧管 40 連結管 41 床板の開口 42 底板 43 ベッド床の開口 44 ベッド床 45 栓 46 周縁部 47 接着剤 48 上がり湯槽

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部付近に最下部を有し、該最下部に
    向かって少なくとも長手方向の対向する両側から傾斜し
    ている底板と、前記底板上に配設された柔軟性のシート
    状ベッド床とをそれぞれの周縁部同士で固着してなる液
    密の収容体からなり、該収容体の内部に液体を供給する
    ことにより前記ベッド床が緊張し、前記液体を排出する
    ことにより前記ベッド床が弛緩して前記底板に着置する
    ようにされた浴槽兼用ベッド本体と、 前記液体を給排するために前記浴槽兼用ベッド本体に接
    続された給排液管と、 及び前記弛緩したベッド床上に給湯する給湯管とを備
    え、 前記底板の最下部と該底板の最下部に対向するベッド床
    の部分とは、連結管によって、該連結管が前記底板及び
    前記ベッド床と接合する両端部でそれぞれ開口を形成す
    るように、連結され、更に前記ベッド床側端部の開口
    は、前記底板側端部の開口より径が小さく、かつ開放自
    在に閉塞されており、 前記連結管は、前記ベッド床の緊張時には前記底板から
    上方に延在して前記ベッド床に達し、前記ベッド床の弛
    緩時には前記床板から下方に延在し、次いで上向きに転
    じた後上方に延在して前記ベッド床に達するように変形
    自在であることを特徴とする浴槽兼用ウォーターベッ
    ド。
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