JPH06316571A - チエニルオキシブテニル誘導体 - Google Patents

チエニルオキシブテニル誘導体

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JPH06316571A
JPH06316571A JP3670394A JP3670394A JPH06316571A JP H06316571 A JPH06316571 A JP H06316571A JP 3670394 A JP3670394 A JP 3670394A JP 3670394 A JP3670394 A JP 3670394A JP H06316571 A JPH06316571 A JP H06316571A
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JP
Japan
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cis
thienyloxy
cyclobutene
compound
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Application number
JP3670394A
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English (en)
Inventor
Koichi Kojima
孝一 小島
Hiroshi Fukumi
宏 福見
Keiichi Tabata
敬一 田端
Hitoshi Kurata
等司 蔵田
Hiroshi Yasuda
紘 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式(I)を有するチエニルオキシブテニル
誘導体及びその薬理上許容される塩、および当該化合物
またはその薬理上許容される塩を含む抗潰瘍剤。 [式中、R1 :3−8員環状アミノ、ジーC1 −C4
ルキルアミノ;R2 ,R3 :H、C1 −C6 アルキル、
置換されたC1 −C6 アルキル、C3 −C6 アルケニ
ル、C3 −C6 アルキニル、C3 −C6 シクロアルキ
ル、C6 −C10アリール]。 【効果】該化合物はすぐれた胃酸分泌抑制作用及び防御
因子増強作用並びにヘリコバクター ピロリ(Helicobac
ter pylori) に対するすぐれた抗菌作用を有し、抗潰瘍
剤有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はすぐれた胃酸分泌抑制作
用及び防御因子増強作用並びにヘリコバクター ピロリ
(Helicobacter pylori) に対するすぐれた抗菌作用を有
するを有するチエニルオキシブテニル誘導体及びその薬
理上許容される塩に関する。
【0003】
【従来の技術】消化性潰瘍は、胃または十二指腸粘膜に
対する攻撃因子と防御因子とのバランスが崩れることに
より発生すると言われており、攻撃因子である胃酸の分
泌を抑制することは、潰瘍の予防、治療に有用である。
これまで、胃酸の分泌を抑制するのに有効な薬剤とし
て、抗コリン剤、シメチジン等のヒスタミンH2 受容体
拮抗剤が広く臨床に用いられている。しかしながら、ヒ
スタミンH2 受容体拮抗剤による長期治療時には、使用
中断後の潰瘍再発が大きな問題となっている。潰瘍再発
は、胃粘膜の防御因子の低下によると考えられている
が、最近、ヘリコバクター ピロリ(Helicobacter pylo
ri) との関連が指摘されている。従って、攻撃因子であ
る胃酸分泌を強力に抑制し、ヘリコバクター ピロリ(H
elicobacterpylori)に対するすぐれた抗菌作用を有する
優れた抗潰瘍剤の開発が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記の
問題を解決すべく、攻撃因子である胃酸分泌を強力に抑
制し、ヘリコバクター ピロリ(Helicobacter pylori)
に対するすぐれた抗菌作用を有する優れた抗潰瘍剤の開
発を目指して、チエニルオキシ誘導体の合成とその薬理
活性について長年に亘り鋭意研究を行なった結果、特異
な構造を有するチエニルオキシ誘導体が、強力な胃酸分
泌抑制作用と共に、防御因子増強作用を有し、ヘリコバ
クター ピロリ(Helicobacter pylori) に対するすぐれ
た抗菌作用を有することを見出し、本発明を完成した。
なお、チオフェン環を有するヒスタミンH2 受容体拮抗
剤としては、例えば、特開昭57−193427号に記
載の化合物が知られている。
【0005】
【発明の構成】本発明のチエニルオキシブテニル誘導体
は、一般式
【0006】
【化2】
【0007】を有する。
【0008】上記式中、R1 は、3−8員環状アミノ基
又はジ−C1 −C4 アルキルアミノ基を示し、R2 及び
3 は、同一または異なって、水素原子、C1 −C6
ルキル基、置換されたC1 −C6 アルキル基(該置換基
は、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C1 −C4 アルコ
キシ、ジーC1 −C4 アルキルアミノ、C3 −C6 シク
ロアルキル、C6 −C10アリール又は窒素原子、酸素原
子及び硫黄原子からなる原子群から選択されるヘテロ原
子を有する5乃至6員環ヘテロアリールを示す。)、C
3 −C6 アルケニル基、C3 −C6 アルキニル基、C3
−C6 シクロアルキル基又はC6 −C10アリール基を示
す。
【0009】前記一般式(I)において、R1 の3−8
員環状アミノ基は、環内に酸素原子又は硫黄原子を有し
てもよく、又環上にはヒドロキシ若しくはC1 −C4
ルキル置換基を有してもよく、例えば、アジリジノ、ア
ゼチジノ、ピロリジノ、ピペリジノ、4−ヒドロキシピ
ペリジノ、2−,3−又は4−メチルピペリジノ、3,
5−ジメチルピペリジノ、ヘキサヒドロアゼピノ、ヘプ
タメチレンイミノ、モルホリノ、チオモルホリノ基であ
り得、好適には、ピロリジノ、ピペリジノ、4−ヒドロ
キシピペリジノ、2−,3−若しくは4−メチルピペリ
ジノ、3,5−ジメチルピペリジノ、ヘキサヒドロアゼ
ピノ、オクタメチレンイミノ、モルホリノ基であり、更
に好適には、ピロリジノ、ピペリジノ又はヘキサヒドロ
アゼピノ基であり、更により好適には、ピロリジノ又は
ピペリジノ基であり、特に好適には、ピペリジノ基であ
る。
【0010】R1 等に含まれるC1 −C4 アルキル基
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、s−ブチル基であり得、好適には、メチ
ル、エチル又はプロピル基であり、更に好適には、メチ
ル又はエチル基である。
【0011】R2 等のC1 −C6 アルキル基又は置換さ
れたC1 −C6 アルキル基のアルキル部分は、例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル基であり得、好適には、C1 −C5 アルキル基であ
り、更に好適には、C1 −C4 アルキル基であり、更に
より好適には、アルキルについては、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル又はイソブチル基であ
り、置換アルキルについては、メチル、エチル又はプロ
ピル基であり、特に好適には、アルキルについては、メ
チル、エチル、イソプロピル又はブチル基であり、置換
アルキルについては、メチル又はエチル基である。
【0012】R2 等に含まれるハロゲン原子は、例え
ば、弗素、塩素、臭素、沃素原子であり得、好適には、
弗素又は塩素原子である。
【0013】R2 等に含まれるC1 −C4 アルコキシ基
は、後述するものと同様のものであり、好適には、メト
キシ又はエトキシ基であり、特に好適には、メトキシ基
である。
【0014】R2 等に含まれる又はR2 等のC3 −C6
シクロアルキル基は、例えば、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル基であり得、
好適には、R2 等のついては、シクロプロピル又はシク
ロペンチル基であり、R2 等に含まれるものについて
は、シクロプロピル又はシクロブチル基であり、特に好
適には、シクロプロピル基である。
【0015】R2 等に含まれる又はR2 等のC6 −C10
アリール基は、例えば、フェニル、ナフチル基であり
得、好適には、フェニル基である。また、環上には置換
基を有していてもよく、それらは、前述のC1 −C4
ルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、s−ブトキシのようなC1 −C4
ルコキシ基、前述のハロゲン原子、前述のジーC1 −C
4 アルキルアミノ基又はメチレンジオキシ基であり得、
好適には、メチル基、メトキシ基、弗素原子、塩素原
子、ジメチルアミノ基又はメチレンジオキシ基であり、
更に好適には、メチル基、メトキシ基、弗素原子、塩素
原子又はメチレンジオキシ基である。
【0016】R2 等に含まれる窒素原子、酸素原子及び
硫黄原子からなる原子群から選択されるヘテロ原子を有
する5乃至6員環状ヘテロアリール基は、フェニル環と
縮環してもよく、例えば、ピロリル、インドリル、フリ
ル、ベンゾフリル、チエニル、ベンゾチエニル、オキサ
ゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソオキサゾリル、ベン
ゾイソオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、
イソチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、イミダゾリ
ル、ベンゾイミダゾリル、ピラゾリル、ベンゾピラゾリ
ル、ピリジル、キノリル、イソキノリル、ピリミジル、
ピラジニル、ピリダジニル基であり得、好適には、フリ
ル、ベンゾフリル、チエニル、ベンゾチエニル、オキサ
ゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソオキサゾリル、ベン
ゾイソオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、
イソチアゾリル又はベンゾイソチアゾリル基であり得、
更に好適には、フリル、チエニル、オキサゾリル、イソ
オキサゾリル、チアゾリル又はイソチアゾリル基であ
り、更により好適には、フリル、チエニル、オキサゾリ
ル又はチアゾリル基であり、特に好適には、フリル又は
チエニル基(特に、チエニル基)である。環上には置換
基を有していてもよく、それらは、前記のアリール基の
ものと同様のものであり、好適には、C1 −Cアルキ
ル基、C −C4 アルコキシ基又はハロゲン原子であ
り、特に好適には、フェニル環上のものは、メチル基、
メトキシ基、弗素原子又は塩素原子であり、ヘテロアリ
ール環上のものは、メチル基である。
【0017】R2 等のC3 −C6 アルケニル基は、例え
ば、アリル、メタアリル、2−ブテニル、2−ペンテニ
ル、2−ヘキセニル基であり得、好適には、C3 −C4
アルケニル基であり、更に好適には、アリル又はメタア
リル基であり、特に好適には、アリル基である。
【0018】R2 等のC3 −C6 アルキニル基は、例え
ば、プロパギル、2−ブチニル、2−ペンチニル、2−
ヘキシニル基であり得、好適には、C3 −C4 アルキニ
ル基であり、更に好適には、プロパギル又は2−ブチニ
ル基であり、特に好適には、プロパギル基である。
【0019】R2 等の置換されたC1 −C6 アルキル基
の具体的な基は、例えば、2−ヒドロキシエチル、3−
ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、
フルオロメチル、ヨードメチル、トリフルオロメチル、
2−フルオロエチル、2−クロロエチル、2,2,2ー
トリフルオロエチル、3−フルオロプロピル、3−クロ
ロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロ
ピル、4−フルオロブチル、2,2,3,3,4,4,
4−ヘプタフルオロブチル、5−フルオロペンチル、6
−フルオロヘキシル、2−シアノエチル、2−メトキシ
エチル、3−メトキシプロピル、2−エトキシエチル、
3−エトキシプロピル、2−ジメチルアミノエチル、2
−ジエチルアミノエチル、3−ジメチルアミノプロピ
ル、3−ジエチルアミノプロピル、シクロプロピルメチ
ル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シク
ロヘキシルメチル、2−シクロペンチルエチル、2−シ
クロヘキシルエチル、ベンジル、2−,3−若しくは4
−メチルベンジル、2−,3−若しくは4−メトキシベ
ンジル、2−,3−若しくは4−フルオロベンジル、2
−,3−若しくは4−クロロベンジル、ピペロニル、フ
ェネチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチ
ル、5−フェニルペンチル、6−フェニルヘキシル、1
−若しくは2−ナフチルメチル、2−若しくは3−ピロ
リルメチル、2−若しくは3−インドリルメチル、2−
若しくは3−フリルメチル、2−(2−若しくは3−フ
リル)エチル、3−(2−若しくは3−フリル)プロピ
ル、4−(2−若しくは3−フリル)ブチル、5−(2
−若しくは3−フリル)ペンチル、6−(2−若しくは
3−フリル)ヘキシル、2−若しくは3−ベンゾフリル
メチル、2−若しくは3−チエニルメチル、2−(2−
若しくは3−チエニル)エチル、3−(2−若しくは3
−チエニル)プロピル、4−(2−若しくは3−チエニ
ル)ブチル、5−(2−若しくは3−チエニル)ペンチ
ル、6−(2−若しくは3−チエニル)ヘキシル、2−
若しくは3−ベンゾチエニルメチル、2−若しくは4−
オキサゾリルメチル、2−ベンゾオキサゾリルメチル、
3−若しくは4−イソオキサゾリル、3−ベンゾイソオ
キサゾリルメチル、2−若しくは4−チアゾリルメチ
ル、2−ベンゾチアゾリルメチル、3−若しくは4−イ
ソチアゾリルメチル、3−ベンゾイソチアゾリルメチ
ル、2−若しくは4−イミダゾリルメチル、2−ベンゾ
イミダゾリルメチル、3−若しくは4−ピラゾリルメチ
ル、3−ベンゾピラゾリルメチル、2−,3−若しくは
4−ピリジル、2−若しくは3−キノリル、1−若しく
は3−イソキノリル、2−若しくは4−ピリミジルメチ
ル、2−若しくは3−ピラジニルメチル又は3−若しく
は4−ピリダジニルメチル基であり得、好適には、2−
ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2−フル
オロエチル、2−クロロエチル、2,2,2ートリフル
オロエチル、3−フルオロプロピル、3−クロロプロピ
ル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、
2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル、
2−シアノエチル、3−シアノプロピル、2−メトキシ
エチル、3−メトキシプロピル、2−ジメチルアミノエ
チル、3−ジメチルアミノプロピル、シクロプロピルメ
チル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シ
クロヘキシルメチル、ベンジル、2−,3−若しくは4
−メチルベンジル、2−,3−若しくは4−メトキシベ
ンジル、2−,3−若しくは4−フルオロベンジル、2
−,3−若しくは4−クロロベンジル、ピペロニル、フ
ェネチル、2−若しくは3−フリルメチル、2−若しく
は3−チエニルメチル、2−オキサゾリルメチル又は2
−チアゾリルメチル基であり、更に好適には、2−フル
オロエチル、2−クロロエチル、2,2,2ートリフル
オロエチル、3−フルオロプロピル、2,2,3,3,
3−ペンタフルオロプロピル、3−クロロプロピル、
2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル、
2−シアノエチル、3−シアノプロピル、2−メトキシ
エチル、3−メトキシプロピル、2−ジメチルアミノエ
チル、3−ジメチルアミノプロピル、シクロプロピルメ
チル、シクロブチルメチル、ベンジル、2−,3−若し
くは4−メチルベンジル、2−,3−若しくは4−メト
キシベンジル、2−,3−若しくは4−フルオロベンジ
ル、2−,3−若しくは4−クロロベンジル、ピペロニ
ル、2−若しくは3−フリルメチル又は2−若しくは3
−チエニルメチル基であり、更により好適には、2−フ
ルオロエチル、2−クロロエチル、2,2,2ートリフ
ルオロエチル、3−フルオロプロピル、3−クロロプロ
ピル、2−シアノエチル、シクロプロピルメチル、シク
ロブチルメチル、ベンジル、2−,3−若しくは4−メ
トキシベンジル、2−フリルメチル又は2−チエニルメ
チル基であり、特に好適には、2−フルオロエチル、2
−クロロエチル、2,2,2ートリフルオロエチル、3
−クロロプロピル又は2−シアノエチル基である。
【0020】化合物(I)のブテニレン部分は、好適に
は、シス−ブテニレンである。
【0021】前記一般式(I)を有する化合物は、必要
に応じて薬理上許容し得る塩にすることができる。その
ような塩としては、好適には、フッ化水素酸塩、塩酸
塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩のようなハロゲン化
水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩、炭酸
塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメ
タンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級ア
ルキルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トル
エンスルホン酸塩のようなアリールスルホン酸塩、フマ
ール酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸
塩、マレイン酸塩等の有機酸塩及びグルタミン酸塩、ア
スパラギン酸塩のようなアミノ酸塩などの有機酸の酸付
加塩をあげることができ、更に好適には、ハロゲン化水
素酸塩又は有機酸塩であり、特に好適には、塩酸塩であ
る。なお、化合物(I)において、不斉炭素原子に基く
光学異性体及び二重結合に基く幾何異性体が存在する場
合があるが、本発明はかかる立体異性体及びその混合物
を包含するものである。
【0022】前記一般式(I)において、好適には、
(1)R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、2−,3−
若しくは4−メチルピペリジノ基、3,5−ジメチルピ
ペリジノ基、4−ヒドロキシピペリジノ基、ヘキサヒド
ロアゼピノ基、ヘプタメチレンイミノ基、モルホリノ
基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基又はジプロピ
ルアミノ基である化合物、(2)R2 及びR3 が、同一
又は異なって、水素原子、C1 −C5 アルキル基、置換
されたC1 −C4 アルキル基(該置換基は、ヒドロキ
シ、ハロゲン、シアノ、C1 −C2 アルコキシ、ジーC
1 −C2 アルキルアミノ、C3 −C6 シクロアルキル、
6 アリール、フリル、チエニル、オキサゾリル又はチ
アゾリルを示す。)、C3 −C4 アルケニル基、C3
4 アルキニル基、C3 −C6 シクロアルキル基又はC
6 アリール基である化合物をあげることができる。ま
た、R1 が(1)であり、R2 及びR3 が(2)である
化合物をあげることができる。
【0023】さらに好適には、(3)R1 がピロリジノ
基、ピペリジノ基、2−,3−若しくは4−メチルピペ
リジノ基、ヘキサヒドロアゼピノ基、モルホリノ基、ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基又はジプロピルアミ
ノ基である化合物、(4)R2 及びR3 が、同一又は異
なって、水素原子、C1 −C5 アルキル基、置換された
1 −C3 アルキル基(該置換基は、ヒドロキシ;ハロ
ゲン;シアノ;C1 −C2 アルコキシ;ジーC1 −C2
アルキルアミノ;C3 −C6 シクロアルキル;フエニ
ル;メチル、メトキシ、フルオロ、クロロ若しくはジメ
チルアミノで置換されたフエニル;フリル;又はチエニ
ルを示す。)、C3 −C4 アルケニル基、C3 −C4
ルキニル基、C3 −C6 シクロアルキル基、フエニル基
又はメチル、メトキシ、フルオロ、クロロ若しくはジメ
チルアミノで置換されたフエニル基である化合物をあげ
ることができる。また、R1 が(3)であり、R2 及び
3 が(4)である化合物をあげることができる。
【0024】さらにより好適には、(5)R1 がピロリ
ジノ基、ピペリジノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルア
ミノ基又はジプロピルアミノ基である化合物、(6)R
2 が、水素原子、C1 −C5 アルキル基、2−フルオロ
エチル基、2−クロロエチル基、2,2,2ートリフル
オロエチル基、3−フルオロプロピル基、2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロピル基、3−クロロプロピ
ル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブ
チル基、2−シアノエチル基、3−シアノプロピル基、
2−メトキシエチル基、3−メトキシプロピル基、2−
ジメチルアミノエチル基、3−ジメチルアミノプロピル
基、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基、
ベンジル基、2−,3−若しくは4−メチルベンジル
基、2−,3−若しくは4−メトキシベンジル基、2
−,3−若しくは4−フルオロベンジル基、2−,3−
若しくは4−クロロベンジル基、ピペロニル基、2−若
しくは3−フリルメチル基、2−若しくは3−チエニル
メチル基、アリル基、メタアリル基、プロパギル基、2
−ブチニル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基又
はフェニル基であり、R3 が、水素原子である化合物を
あげることができる。また、R1 が(5)であり、R2
及びR3 が(6)である化合物をあげることができる。
【0025】更にまたより好適には、(7)R1 がピロ
リジノ基、ピペリジノ基、ジメチルアミノ基又はジエチ
ルアミノ基である化合物、(8)R2 が、水素原子、C
1 −C4 アルキル基、2−フルオロエチル基、2−クロ
ロエチル基、2,2,2ートリフルオロエチル基、3−
フルオロプロピル基、3−クロロプロピル基、2−シア
ノエチル基、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメ
チル基、ベンジル基、2−,3−若しくは4−メトキシ
ベンジル基、2−フリルメチル基、2−チエニルメチル
基、アリル基、プロパギル基、シクロプロピル基又はフ
ェニル基であり、R3 が、水素原子である化合物をあげ
ることができる。また、R1 が(7)であり、R2 及び
3 が(8)である化合物をあげることができる。
【0026】特に好適には、(9)R1 がピロリジノ
基、ピペリジノ基、ジメチルアミノ基又はジエチルアミ
ノ基である化合物、(10)R2 が水素原子、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロ
エチル基、2,2,2ートリフルオロエチル基、3−ク
ロロプロピル基、2−シアノエチル基、アリル基、プロ
パギル基又はフェニル基であり、R3 が、水素原子であ
る化合物をあげることができる。また、R1 が(9)で
あり、R2 及びR3 が(10)である化合物をあげるこ
とができる。
【0027】最も好適には、(11)R1 がピペリジノ
基である化合物、(12)R2 が水素原子、メチル基、
イソプロピル基、ブチル基、2−フルオロエチル基又は
2−クロロエチル基であり、R3 が、水素原子である化
合物をあげることができる。また、R1 が(11)であ
り、R2 及びR3 が(12)である化合物をあげること
ができる。
【0028】本発明の代表的化合物としては、例えば、
次の表1に記載する化合物を例示することができる。な
お、略号は、以下の意味を示す。
【0029】Aze :アゼチジノ基 Azi :アジリジノ基 Bu :ブチル基 Buc :シクロブチル基 Bui :イソブチル基 Bus :s−ブチル基 But :t−ブチル基 Et:エチル基 Fur :フリル基 HHAz:ヘキサヒドロアゼピノ基 HMIm:ヘプタメチレンイミノ基 Hxc :シクロヘキシル基 MDO :メチレンジオキシ基 Me:メチル基 Mor :モルホリノ基 Oxa :オキサゾリル基 Ph:フェニル基 Pip :ピペリジノ基 Pipro :ピペロニル基 Pn:ペンチル基 Pnc :シクロペンチル基 Pr:プロピル基 Prc :シクロプロピル基 Pri :イソプロピル基 Pyr :ピロリジノ基 Tha :チアゾリル基 Thi :チエニル基 Thimor:チオモルホリノ基
【0030】
【化3】
【0031】
【表1】 ──────────────────────────────────── No. R123 ──────────────────────────────────── 1 Pip H H 2 Pip Me H 3 Pip Et H 4 Pip Pr H 5 Pip Pri H 6 Pip Bu H 7 Pip Me Me 8 Pip Et Et 9 Pip CH2CH2OH H 10 Pip (CH2)3OH H 11 Pip CH2CF3 H 12 Pip CH2CH2OMe H 13 Pip (CH2)3OMe H 14 Pip CH2CH2F H 15 Pip CH2CH2Cl H 16 Pip CH2CH2CN H 17 Pip CH2CH2NMe2 H 18 Pip CH2CH2MEt2 H 19 Pip (CH2)3NMe2 H 20 Pip CH2Pnc H 21 Pip CH2Hxc H 22 Pip CH2Ph H 23 Pip CH2(4-MePh) H 24 Pip CH2(4-MeOPh) H 25 Pip CH2(4-FPh) H 26 Pip CH2(4-ClPh) H 27 Pip Pipero H 28 Pip CH2CH2Ph H 29 Pip CH2CH=CH2 H 30 Pip CH2CH=CHCH3 H 31 Pip CH2C(Me)=CH2 H 32 Pip CH2C≡CH H 33 2-MePip H H 34 2-MePip Me H 35 2-MePip CH2Ph H 36 2-MePip Pipero H 37 2-MePip CH2CH=CH2 H 38 3-MePip H H 39 3-MePip Me H 40 3-MePip CH2Ph H 41 3-MePip Pipero H 42 3-MePip CH2CH=CH2 H 43 4-MePip H H 44 4-MePip Me H 45 4-MePip CH2Ph H 46 4-MePip Pipero H 47 4-MePip CH2CH=CH2 H 48 3,5-diMePip H H 49 3,5-diMePip Me H 50 3,5-diMePip CH2Ph H 51 3,5-diMePip Pipero H 52 3,5-diMePip CH2CH=CH2 H 53 4-OHPip H H 54 4-OHPip Me H 55 4-OHPip CH2Ph H 56 4-OHPip Pipero H 57 4-OHPip CH2CH=CH2 H 58 Pyr H H 59 Pyr Me H 60 Pyr Et H 61 Pyr Pr H 62 Pyr Me Me 63 Pyr Et Et 64 Pyr CH2CH2OH H 65 Pyr CH2CF3 H 66 Pyr CH2CH2OMe H 67 Pyr (CH2)3OMe H 68 Pyr CH2CH2F H 69 Pyr CH2CH2Cl H 70 Pyr CH2CH2CN H 71 Pyr CH2CH2NMe2 H 72 Pyr (CH2)3NMe2 H 73 Pyr CH2Pnc H 74 Pyr CH2Hxc H 75 Pyr CH2Ph H 76 Pyr CH2(4-MePh) H 77 Pyr Pipero H 78 Pyr CH2CH=CH2 H 79 Pyr CH2C≡CH H 80 HHAz H H 81 HHAz Me H 82 HHAz CH2Ph H 83 HHAz Pipero H 84 HHAz CH2CH=CH2 H 85 HMIm H H 86 HMIm Me H 87 HMIm CH2Ph H 88 HMIm Pipero H 89 HMIm CH2CH=CH2 H 90 Azi H H 91 Azi Me H 92 Azi CH2Ph H 93 Azi Pipero H 94 Azi CH2CH=CH2 H 95 Aze H H 96 Aze Me H 97 Aze CH2Ph H 98 Aze Pipero H 99 Aze CH2CH=CH2 H 100 Mor H H 101 Mor Me H 102 Mor CH2Ph H 103 Mor Pipero H 104 Mor CH2CH=CH2 H 105 Thimor H H 106 Thimor Me H 107 NMe2 H H 108 NMe2 Me H 109 NMe2 Et H 110 NMe2 Pr H 111 NMe2 Bu H 112 NMe2 Me Me 113 NMe2 Et Et 114 NMe2 CH2CH2OH H 115 NMe2 (CH2)3OH H 116 NMe2 CH2CF3 H 117 NMe2 CH2CH2OMe H 118 NMe2 CH2CH2F H 119 NMe2 CH2CH2Cl H 120 NMe2 CH2CH2CN H 121 NMe2 CH2CH2NMe2 H 122 NMe2 CH2CH2MEt2 H 123 NMe2 (CH2)3NMe2 H 124 NMe2 CH2Pnc H 125 NMe2 CH2Hxc H 126 NMe2 CH2Ph H 127 NMe2 CH2(4-MePh) H 128 NMe2 Pipero H 129 NMe2 CH2CH2Ph H 130 NMe2 CH2CH=CH2 H 131 NMe2 CH2C≡CH H 132 NEt2 H H 133 NEt2 Me H 134 NEt2 Et H 135 NEt2 Pr H 136 NEt2 Me Me 137 NEt2 Et Et 138 NEt2 CH2CH2OH H 139 NEt2 CH2CF3 H 140 NEt2 CH2CH2OMe H 141 NEt2 (CH2)3OMe H 142 NEt2 CH2CH2F H 143 NEt2 CH2CH2Cl H 144 NEt2 CH2CH2CN H 145 NEt2 CH2CH2NMe2 H 146 NEt2 (CH2)3NMe2 H 147 NEt2 CH2Pnc H 148 NEt2 CH2Hxc H 149 NEt2 CH2Ph H 150 NEt2 CH2(4-MePh) H 151 NEt2 Pipero H 152 NEt2 CH2CH=CH2 H 153 NEt2 CH2C≡CH H 154 NPr2 H H 155 NPr2 Me H 156 NPr2 Et H 157 NPr2 Pr H 158 NPr2 Me Me 159 NPr2 CH2CH2OH H 160 NPr2 CH2CF3 H 161 NPr2 CH2CH2OMe H 162 NPr2 CH2CH2F H 163 NPr2 CH2CH2Cl H 164 NPr2 CH2CH2CN H 165 NPr2 CH2CH2NMe2 H 166 NPr2 CH2Ph H 167 NPr2 CH2(4-MePh) H 168 NPr2 Pipero H 169 NPr2 CH2CH=CH2 H 170 NPr2 CH2C≡CH H 171 HHAz Et H 172 HHAz Pr H 173 HHAz Bu H 174 HHAz Me Me 175 HHAz Et Et 176 HHAz CH2CH2OH H 177 HHAz (CH2)3OH H 178 HHAz CH2CF3 H 179 HHAz CH2CH2OMe H 180 HHAz CH2CH2F H 181 HHAz CH2CH2Cl H 182 HHAz CH2CH2CN H 183 HHAz CH2CH2NMe2 H 184 HHAz CH2CH2MEt2 H 185 HHAz (CH2)3NMe2 H 186 HHAz CH2Pnc H 187 HHAz CH2Hxc H 188 HHAz CH2(4-MePh) H 189 HHAz CH2CH2Ph H 190 Pip 2-FurCH2 H 191 Pip 3-FurCH2 H 192 Pip 2-ThiCH2 H 193 Pip 3-ThiCH2 H 194 Pip 2-OxaCH2 H 195 Pip 4-OxaCH2 H 196 Pip 2-ThiaCH2 H 197 Pip 4-ThiaCH2 H 198 Pip Ph H 199 Pip 4-MePh H 200 Pip 4-MeOPh H 201 Pip 4-FPh H 202 Pip 4-ClPh H 203 Pip 3,4-MDOPh H 204 2-MePip 2-FurCH2 H 205 2-MePip 2-ThiCH2 H 206 2-MePip Ph H 207 2-MePip 4-MePh H 208 2-MePip 4-MeOPh H 209 2-MePip 4-FPh H 210 2-MePip 4-ClPh H 211 3-MePip 2-FurCH2 H 212 3-MePip 2-ThiCH2 H 213 3-MePip Ph H 214 3-MePip 4-MePh H 215 3-MePip 4-MeOPh H 216 3-MePip 4-FPh H 218 4-MePip 2-FurCH2 H 219 4-MePip 2-ThiCH2 H 220 4-MePip Ph H 221 4-MePip 4-MePh H 222 4-MePip 4-MeOPh H 223 4-MePip 4-FPh H 224 4-MePip 4-ClPh H 225 3,5-diMePip 2-FurCH2 H 226 3,5-diMePip 2-ThiCH2 H 227 3,5-diMePip Ph H 228 3,5-diMePip 4-MePh H 229 3,5-diMePip 4-MeOPh H 230 3,5-diMePip 4-FPh H 231 3,5-diMePip 4-ClPh H 232 4-OHPip 2-FurCH2 H 233 4-OHPip 2-ThiCH2 H 234 4-OHPip Ph H 235 4-OHPip 4-MePh H 236 4-OHPip 4-MeOPh H 237 4-OHPip 4-FPh H 238 4-OHPip 4-ClPh H 239 Pyr 2-FurCH2 H 240 Pyr 3-FurCH2 H 241 Pyr 2-ThiCH2 H 242 Pyr 3-ThiCH2 H 243 Pyr 2-OxaCH2 H 244 Pyr 4-OxaCH2 H 245 Pyr 2-ThiaCH2 H 246 Pyr 4-ThiaCH2 H 247 Pyr Ph H 248 Pyr 4-MePh H 249 Pyr 4-MeOPh H 250 Pyr 4-FPh H 251 Pyr 4-ClPh H 252 Pyr 3,4-MDOPh H 253 HHAz 2-FurCH2 H 254 HHAz 2-ThiCH2 H 255 HHAz Ph H 256 HHAz 4-MePh H 257 HHAz 4-MeOPh H 258 HHAz 4-FPh H 259 HHAz 4-ClPh H 260 HMIm 2-FurCH2 H 261 HMIm 2-ThiCH2 H 262 HMIm Ph H 263 HMIm 4-MePh H 264 HMIm 4-MeOPh H 265 HMIm 4-FPh H 266 HMIm 4-ClPh H 267 Azi 2-FurCH2 H 268 Azi 2-ThiCH2 H 269 Azi Ph H 270 Azi 4-MePh H 271 Azi 4-MeOPh H 272 Azi 4-FPh H 273 Azi 4-ClPh H 274 Aze 2-FurCH2 H 275 Aze 2-ThiCH2 H 276 Aze Ph H 277 Aze 4-MePh H 278 Aze 4-MeOPh H 279 Aze 4-FPh H 280 Aze 4-ClPh H 281 Mor 2-FurCH2 H 282 Mor 2-ThiCH2 H 283 Mor Ph H 284 Mor 4-MePh H 285 Mor 4-MeOPh H 286 Mor 4-FPh H 287 Mor 4-ClPh H 288 Thimor 2-FurCH2 H 289 Thimor 2-ThiCH2 H 290 Thimor Ph H 291 NMe2 2-FurCH2 H 292 NMe2 3-FurCH2 H 293 NMe2 2-ThiCH2 H 294 NMe2 3-ThiCH2 H 295 NMe2 2-OxaCH2 H 296 NMe2 4-OxaCH2 H 297 NMe2 2-ThiaCH2 H 298 NMe2 4-ThiaCH2 H 299 NMe2 Ph H 300 NMe2 4-MePh H 301 NMe2 4-MeOPh H 302 NMe2 4-FPh H 303 NMe2 4-ClPh H 304 NMe2 3,4-MDOPh H 305 NEt2 2-FurCH2 H 306 NEt2 3-FurCH2 H 307 NEt2 2-ThiCH2 H 308 NEt2 3-ThiCH2 H 309 NEt2 2-OxaCH2 H 310 NEt2 4-OxaCH2 H 311 NEt2 2-ThiaCH2 H 312 NEt2 4-ThiaCH2 H 313 NEt2 Ph H 314 NEt2 4-MePh H 315 NEt2 4-MeOPh H 316 NEt2 4-FPh H 317 NEt2 4-ClPh H 318 NEt2 3,4-MDOPh H 319 NPr2 2-FurCH2 H 320 NPr2 3-FurCH2 H 321 NPr2 2-ThiCH2 H 322 NPr2 3-ThiCH2 H 323 NPr2 2-OxaCH2 H 324 NPr2 4-OxaCH2 H 325 NPr2 2-ThiaCH2 H 326 NPr2 4-ThiaCH2 H 327 NPr2 Ph H 328 NPr2 4-MePh H 329 NPr2 4-MeOPh H 330 NPr2 4-FPh H 331 NPr2 4-ClPh H 332 NPr2 3,4-MDOPh H 333 Pip Bui H 334 Pip Bus H 335 Pip But H 336 Pip Pn H 337 Pip (CH2)3F H 338 Pip CH2C2F5 H 339 Pip (CH2)3Cl H 340 Pip CH2(CF2)3F H 341 Pip (CH2)3CN H 342 Pip CH2Prc H 343 Pip CH2Buc H 344 Pip CH2C≡CCH3 H 345 Pip Prc H 346 Pip Buc H 347 Pip Pnc H 348 Pip Hxc . H 349 Pyr CH2C(Me)=CH2 H 350 Pyr CH2CH=CHCH3 H 351 2-MePip Et H 352 2-MePip Pri H 353 2-MePip Bu H 354 2-MePip Bui H 355 2-MePip CH2CH2F H 356 2-MePip CH2CH2Cl H 357 2-MePip CH2CF3 H 358 2-MePip CH2CH=CH2 H 359 2-MePip CH2C≡CCH3 H 360 3-MePip Et H 361 3-MePip Pr H 363 3-MePip Bu H 364 3-MePip Bui H 365 3-MePip CH2CH2F H 366 3-MePip CH2CH2Cl H 367 3-MePip CH2CF3 H 368 3-MePip CH2C≡CCH3 H 369 4-MePip Et H 370 4-MePip Pr H 371 4-MePip Pri H 372 4-MePip Bu H 373 4-MePip Bui H 374 4-MePip CH2CH2F H 375 4-MePip CH2CH2Cl H 376 4-MePip CH2CF3 H 377 4-MePip CH2C≡CCH3 H 378 3,5-diMePip Et H 379 3,5-diMePip Pr H 380 3,5-diMePip Pri H 381 3,5-diMePip Bu H 382 3,5-diMePip Bui H 383 3,5-diMePip CH2CH2F H 384 3,5-diMePip CH2CH2Cl H 385 3,5-diMePip CH2CF3 H 386 3,5-diMePip CH2C≡CCH3 H 387 4-OHPip Et H 388 4-OHPip Pr H 389 4-OHPip Pri H 390 4-OHPip Bu H 391 4-OHPip Bui H 392 4-OHPip CH2CH2F H 393 4-OHPip CH2CH2Cl H 394 4-OHPip CH2CF3 H 395 4-OHPip CH2C≡CCH3 H 396 Pyr Pri H 397 Pyr Bu H 398 Pyr Bui H 399 Pyr Bus H 400 Pyr But H 401 Pyr Pn H 402 Pyr (CH2)3F H 403 Pyr CH2C2F5 H 404 Pyr (CH2)3Cl H 405 Pyr CH2(CF2)3F H 406 Pyr (CH2)3CN H 407 Pyr CH2Prc H 408 Pyr CH2Buc H 409 Pyr CH2C≡CCH3 H 410 Pyr Prc H 411 Pyr Buc H 412 Pyr Pnc H 413 Pyr Hxc . H 414 HMIm Et H 415 HMIm Pr H 416 HMIm Pri H 417 HMIm Bu H 418 HMIm Bui H 419 HMIm CH2CH2F H 420 HMIm CH2CH2Cl H 421 HMIm CH2CF3 H 422 HMIm CH2C≡CCH3 H 423 AZi Et H 424 AZi Pr H 425 AZi Pri H 426 AZi Bu H 427 AZi Bui H 428 AZi CH2CH2F H 429 AZi CH2CH2Cl H 430 AZi CH2CF3 H 431 AZi CH2C≡CCH3 H 432 AZe Et H 433 AZe Pr H 434 AZe Pri H 435 AZe Bu H 436 AZe Bui H 437 AZe CH2CH2F H 438 AZe CH2CH2Cl H 439 AZe CH2CF3 H 440 AZe CH2C≡CCH3 H 441 Mor Et H 442 Mor Pr H 443 Mor Pri H 444 Mor Bu H 445 Mor Bui H 446 Mor CH2CH2F H 447 Mor CH2CH2Cl H 448 Mor CH2CF3 H 449 Mor CH2C≡CCH3 H 450 Thimor Pri H 451 Thimor Bu H 452 Thimor CH2CH2F H 453 Thimor CH2CH2Cl H 454 Thimor CH2CF3 H 455 Thimor CH2CH=CH2 H 456 Thimor CH2C≡CH H 457 NMe2 Pri H 458 NMe2 Bui H 459 NMe2 Bus H 460 NMe2 But H 461 NMe2 Pn H 462 NMe2 (CH2)3F H 463 NMe2 CH2C2F5 H 464 NMe2 (CH2)3Cl H 465 NMe2 CH2(CF2)3F H 466 NMe2 (CH2)3CN H 467 NMe2 CH2Prc H 468 NMe2 CH2Buc H 469 NMe2 CH2C≡CCH3 H 470 NMe2 Prc H 471 NMe2 Buc H 472 NMe2 Pnc H 473 NMe2 Hxc . H 474 NEt2 Pri H 475 NEt2 Bu H 476 NEt2 Bui H 477 NEt2 Bus H 478 NEt2 But H 479 NEt2 Pn H 480 NEt2 (CH2)3F H 481 NEt2 CH2C2F5 H 482 NEt2 (CH2)3Cl H 483 NEt2 CH2(CF2)3F H 484 NEt2 (CH2)3CN H 485 NEt2 CH2Prc H 486 NEt2 CH2Buc H 487 NEt2 CH2C≡CCH3 H 488 NEt2 Prc H 489 NEt2 Buc H 490 NEt2 Pnc H 491 NEt2 Hxc . H 492 NPr2 Pri H 493 NPr2 Bu H 494 NPr2 Bui H 495 NPr2 Bus H 496 NPr2 But H 497 NPr2 Pn H 498 NPr2 (CH2)3F H 499 NPr2 CH2C2F5 H 500 NPr2 (CH2)3Cl H 501 NPr2 CH2(CF2)3F H 502 NPr2 (CH2)3CN H 503 NPr2 CH2Prc H 504 NPr2 CH2Buc H 505 NPr2 CH2C≡CCH3 H 506 NPr2 Prc H 507 NPr2 Buc H 508 NPr2 Pnc H 509 NPr2 Hxc . H 510 HHAz Pri H 511 HHAz Bui H 512 HHAz Bus H 513 HHAz But H 514 HHAz Pn H 515 HHAz (CH2)3F H 516 HHAz CH2C2F5 H 517 HHAz (CH2)3Cl H 518 HHAz CH2(CF2)3F H 519 HHAz (CH2)3CN H 520 HHAz CH2Prc H 521 HHAz CH2Buc H 522 HHAz CH2C≡CH H 523 HHAz Prc H 524 HHAz Buc H 525 HHAz Pnc H 526 HHAz Hxc . H ──────────────────────────────────。
【0032】上記表において、好適には、化合物番号
1、2、3、4、5、6、11、12、13、14、1
5、16、17、18、19、20、21、22、2
7、29、32、33、38、47、53、58、5
9、60、61、65、68、69、70、71、7
2、73、75、78、79、90、107、108、
109、110、111、116、117、118、1
19、120、121、122、123、126、13
2、139、142、143、144、145、15
4、155、156、157、160、163、16
5、190、192、198、200、239、24
1、291、293、301、305、307、31
9、321、329、336、338、340、34
2、345、397、410、470、461、46
7、475、488、493、514、520及び52
3の化合物をあげることができ、更に好適には、化合物
番号1、2、3、5、6、11、14、15、16、1
7、19、20、29、32、58、61、65、6
9、71、73、107、110、111、116、1
19、120、121、122、123、126、13
2、139、142、143、145、154、16
3、190、192、198、291、293、30
5、307、338、340及び475の化合物をあげ
ることができ、特に好適には、 化合物番号1:1−アミノ−2−[4−(5−ピペリジ
ノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−
1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン、 化合物番号2:1−メチルアミノ−2−[4−(5−ピ
ペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブ
テン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオ
ン、 化合物番号5:1−イソプロピルアミノ−2−[4−
(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−
シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4
−ジオン、 化合物番号6:1−ブチルアミノ−2−[4−(5−ピ
ペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブ
テン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオ
ン、 化合物番号11:1−(2,2,2−トリフルオロエチ
ルアミノ)−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3−
チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン、 化合物番号14:1−(2−フルオロエチルアミノ)−
2−[4−(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキ
シ)−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテ
ン−3,4−ジオン、 化合物番号15:1−(2−クロロエチルアミノ)−2
−[4−(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキ
シ)−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテ
ン−3,4−ジオン、 化合物番号16:1−(2−シアノエチルアミノ)−2
−[4−(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキ
シ)−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテ
ン−3,4−ジオン、 化合物番号32:1−プロパルギルアミノ−2−[4−
(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−
シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4
−ジオン、 化合物番号58:1−アミノ−2−[4−(5−ピロリ
ジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン
−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン、 化合物番号65:1−(2,2,2−トリフルオロエチ
ルアミノ)−2−[4−(5−ピロリジノメチル−3−
チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン、 化合物番号69:1−(2−クロロエチルアミノ)−2
−[4−(5−ピロリジノメチル−3−チエニルオキ
シ)−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテ
ン−3,4−ジオン、 化合物番号111:1−ブチルアミノ−2−[4−(5
−ジメチルアミノメチル−3−チエニルオキシ)−2−
シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4
−ジオン、 化合物番号139:1−(2,2,2−トリフルオロエ
チルアミノ)−2−[4−(5−ジエチルアミノメチル
−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イル
アミノ]シクロブテン−3,4−ジオン、 化合物番号143:1−(2−クロロエチルアミノ)−
2−[4−(5−ジエチルアミノメチル−3−チエニル
オキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロ
ブテン−3,4−ジオン、 化合物番号163:1−(2−クロロエチルアミノ)−
2−[4−(5−ジプロピルアミノメチル−3−チエニ
ルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シク
ロブテン−3,4−ジオン及び 化合物番号475:1−ブチルアミノ−2−[4−(5
−ジエチルアミノメチル−3−チエニルオキシ)−2−
シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4
−ジオンの化合物をあげることができる。本発明の化合
物(I)は、以下の方法に従って容易に製造される。
【0033】
【化4】
【0034】上記式中、R1 、R2 及びR3 は、前述し
たものと同意義を示し、R4 及びR5 は、同一又は異な
ってC1 −C6 アルキル基を示す。
【0035】A法は化合物(I) を製造する方法である。
第A1工程は、一般式(IV)有する化合物を製造する工程
で、不活性溶剤中、一般式 (II) を有するアミン誘導体
を一般式(III)を有する化合物と反応させることによっ
て達成される。
【0036】使用される不活性溶媒は、反応に関与しな
ければ特に限定されないが、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類、メチレンクロ
リド、ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンのようなエーテル類、メタノール、エタノール、t
−ブタノールのようなアルコール類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類又はジメ
チルスルホキシドのようなスルホキシド類をあげること
ができるが、好適には、アルコール類である。反応温度
は、通常、−10℃乃至100℃(好適には、0℃乃至
50℃)であり、反応に要する時間は、反応温度等によ
って異なるが通常、30分間乃至10時間(好適には、
1時間乃至5時間)である。
【0037】反応終了後、本反応の目的化合物は、常法
に従って反応混合物から採取することができる。例え
ば、反応混合物から溶剤を留去すること又は必要に応じ
て反応混合物から溶剤を留去した後、反応混合物を水に
あけ、水不溶性有機溶剤で抽出し、抽出液から溶剤を留
去することによって得ることができる。さらに、必要に
応じ、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフ
ィー等によって更に精製できる。
【0038】第A2工程は、化合物(I) を製造する工程
で、不活性溶剤中、化合物(IV)を一般式(V)を有する化
合物と反応させることによって達成される。使用される
不活性溶媒は、反応に関与しなければ特に限定されない
が、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳
香族炭化水素類、メチレンクロリド、ジクロロエタン、
クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、エーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類、メタノール、エタノール、t−ブタノールのような
アルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミドのようなアミド類又はジメチルスルホキシドのよ
うなスルホキシド類をあげることができるが、好適に
は、アルコール類である。
【0039】反応温度は、通常、0℃乃至100℃(好
適には、20℃乃至50℃)であり、反応に要する時間
は、反応温度等によって異なるが通常、30分間乃至2
0時間(好適には、1時間乃至15時間)である。反応
終了後、本反応の目的化合物は、常法に従って反応混合
物から採取することができる。例えば、反応混合物に析
出した結晶をロ取すること、反応混合物から溶剤を留去
すること又は必要に応じて反応混合物から溶剤を留去し
た後、反応混合物を水にあけ、水不溶性有機溶剤で抽出
し、抽出液から溶剤を留去することによって得ることが
できる。さらに、必要に応じ、常法、例えば再結晶、再
沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製でき
る。
【0040】又、化合物(I) の塩は、不活性溶剤中(例
えば、メチレンクロリド、ジクロロエタン、クロロホル
ムのようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、メタノー
ル、エタノール、t−ブタノールのようなアルコール
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのよ
うなアミド類、ジメチルスルホキシドのようなスルホキ
シド類又はそれらの混合溶剤等)、化合物(I) を相当す
る酸と−10℃乃至30℃(好適には、−10℃乃至2
0℃)で、10分間乃至1時間反応させ、溶剤を留去す
ること又は析出する結晶を濾取することにより製造され
る。
【0041】原料化合物(III) は、公知であるか、公知
の方法[例えば、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミ
カル・ソサエティ, 第88巻, 1536頁 (1966
年) :J. Am. Chem. Soc., 88, 1536 (1966)等]もしく
はそれらに類似した方法に従って製造され、原料化合物
(II)は、以下のB法またはC法により製造される。
【0042】
【化5】
【0043】
【化6】
【0044】
【化7】
【0045】
【化8】
【0046】上記式中、R1 は、前述したものと同意義
を示し、R6 は、C1 −C4 アルキル基を示し、R6a
は、C1 −C4 アルキル基を示し、R7 は、カルボキシ
基の保護基を示し、R8 は、アミノ基の保護基を示し、
8 a は、ホルミル基を除くほか、R8 と同意義を示
し、Xは、ハロゲン原子(好適には、塩素、臭素又は沃
素原子)を示し、Yは、ハロゲン原子(好適には、塩
素、臭素又は沃素原子)、C1 −C4 アルカンスルホニ
ルオキシ基(好適には、メタンスルホニルオキシ基)又
はC6 −C10アリールスルホニルオキシ基(好適には、
ベンゼンスルホニルオキシ又はp−トルエンスルホニル
オキシ基)を示す。
【0047】R7 のカルボキシ基の保護基は、通常カル
ボキシ基の保護基として使用するものであれば限定はな
いが、好適には、C1 −C4 アルキル基又はC6 −C10
アリールメチル基であり、特に好適には、メチル、t−
ブチル、ベンジル、p−メトキシベンジル、p−ブロモ
ベンジル、ベンツヒドリル、p-メチルベンツヒドリル又
はp-メトキシベンツヒドリル基である。
【0048】R8 のアミノ基の保護基は、有機化学の分
野で使用されるものなら特に限定されないが、例えば、
ホルミル、アセチル、トリフルオロアセチル、トリクロ
ロアセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、
バレリルのようなハロゲンで置換されていてもよいC1
−C5 アルカノイル基、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカ
ルボニル、ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニ
ルのようなC1 −C4 アルコキシカルボニル基であり
得、好適には、トリフルオロアセチル又はt−ブトキシ
カルボニル基である。
【0049】B法は、化合物(II)を製造する方法であ
る。 第B1工程は、一般式(VII) 有する化合物を製造
する工程で、一般式 (VI) を有する化合物のカルボキシ
基を保護することによって行われる。
【0050】カルボキシ基の保護基がC1 −C4 アルキ
ル基である場合は、不活性溶剤中(例えば、エーテル、
テトラヒドロフランのようなエーテル類等)、化合物
(VI)をジアゾメタン、ジアゾエタン、ジアゾブタンのよ
うなジアゾC1 −C4 アルカンと−70℃乃至50℃
(好適には、−50℃乃至30℃)で5分間乃至5時間
(好適には、10分間乃至1時間)反応させることによ
り行われる。
【0051】カルボキシ基の保護基がC1 −C4 アルキ
ル基またはC6 −C10アリールメチル基である場合は、
不活性溶剤中(好適には、メチレンクロリド、クロロホ
ルムのようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、テトラ
ヒドロフランのようなエーテル類又はジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類)、好適
には、有機アミンの存在下(例えば、トリエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン等)、化合物 (VI) をハロゲ
ン化剤(例えば、チオニルクロリド、チオニルブロミド
のようなチオニルハライド、オキザリルクロリドのよう
なオキザリルハライド又は五塩化リン、オキシ塩化リ
ン、オキシ臭化リンのようなハロゲン化リン等)と−1
0℃乃至50℃(好適には、室温付近)で30分間乃至
20時間(好適には、1時間乃至10時間)反応させ、
相当するカルボン酸ハライドを製造した後、これを、不
活性溶剤中(好適には、メチレンクロリド、クロロホル
ムのようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、テトラヒ
ドロフランのようなエーテル類又はジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類)、好適に
は、有機アミンの存在下(例えば、トリエチルアミン、
N−メチルモルホリン等)、C1 −C4 アルコールまた
はC6 −C10アリールメタノールと−10℃乃至80℃
(好適には、0℃乃至50℃)で30分間乃至24時間
(好適には、1時間乃至10時間)反応させることによ
り行われる。
【0052】第B2工程は、一般式(VIII)有する化合物
を製造する工程で、不活性溶剤中(好適には、メタノー
ル、エタノールのようなアルコール類)、塩基の存在下
(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような
アルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
のようなアルカリ金属炭酸塩、ナトリウムメトキシド、
ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシドのよう
なアルカリ金属アルコキシド等)、化合物(VII) をメタ
ノール、エタノール、ブタノールのようなC1−C4
ルコールと−10℃乃至100℃(好適には、0℃乃至
50℃)で30分間乃至20時間(好適には、1時間乃
至10時間)反応させることにより行われる。又、化合
物(VIII)は、化合物(VI)を酸の存在下(例えば、硫酸、
塩酸のような鉱酸等)、過剰のメタノール、エタノー
ル、ブタノールのようなC1 −C4アルコールと−10
℃乃至150℃(好適には、0℃乃至100℃)で30
分間乃至20時間(好適には、1時間乃至10時間)反
応させることによっても製造される。
【0053】第B3工程は、一般式(X) 有する化合物を
製造する工程で、塩基の存在下(例えば、メチルリチウ
ム、ブチルリチウムのようなアルキルリチウム化合物;
ジイソプロピルリチウムアミド、ジシクロヘキシルリチ
ウムアミド、シクロヘキシルイソプロピルリチウムアミ
ドのようなジアルキルリチウムアミド化合物;リチウム
水素、ナトリウム水素のようなアルカリ金属水素化物;
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウ
ムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド;
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのような
アルカリ金属炭酸塩;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩
又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物)、不活性溶剤中(例
えば、ヘキサン、ベンゼン、トルエンのような炭化水素
類、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエ−テル類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミドのようなアミド類又はジメチルスルホキ
シドのようなスルホキシド類)、化合物 (VIII) を一般
式 (IX) を有する化合物と−10℃乃至60℃(好適に
は、室温付近)で、10分間乃至10時間(好適には、
30分間乃至5時間)反応させることにより行われる。
また、好適には、化合物 (VIII) を塩基と反応させ、相
当する塩を形成させた後、化合物 (IX) と反応させるこ
とにより行われる。
【0054】第B4工程は、一般式(XI)を有する化合物
を製造する工程で、不活性溶剤中(例えば、メタノー
ル、エタノール、プロピルアルコール、t−ブチルアル
コールのようなアルコール類等)、化合物(X) をヒドラ
ジンと0℃乃至100℃(好適には、20℃乃至60
℃)で、1時間乃至10時間(好適には、2時間乃至5
時間)反応させることにより行われる。
【0055】第B5工程は、一般式(XII) 有する化合物
を製造する工程で、不活性溶剤中(例えば、ベンゼン、
トルエンのような芳香族炭化水素類、メチレンクロリ
ド、ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化
炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類等)、化合物(XI)を還元剤(例え
ば、リチウムアルミニウムヒドリド、ジイソブチルアル
ミニウムヒドリド、リチウムボロヒドリド、ナトリウム
ボロヒドリド、カリウムトリメトキシボロヒドリド、ナ
トリウムビス−2−メトキシエトキシアルミニウムヒド
リド等)と−20℃乃至70℃(好適には、室温付近)
で、30分間乃至20時間(好適には、1時間乃至5時
間)反応させることにより行われる。
【0056】第B6工程は、一般式(XIV) 有する化合物
を製造する工程で、不活性溶剤中(例えば、ベンゼン、
トルエンのような芳香族炭化水素類、メチレンクロリ
ド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、エー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類等)、塩基の存在下(例えば、トリエチルアミン、
ピリジンのような有機アミン等)又は不存在下、化合物
(XII) を一般式(XIII)若しくは(XIII') を有する化合物
又は蟻酸と酢酸の酸無水物と−20℃乃至50℃(好適
には、−10℃乃至30℃)で1時間乃至10時間(好
適には、1時間乃至5時間)反応させることにより行わ
れる。
【0057】第B7工程は、一般式(XV)有する化合物を
製造する工程で、不活性溶剤中(例えば、ジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類等)、化合物(XIV) を
酸化剤(例えば、三酸化硫黄ーピリジン錯体等)と−1
0℃乃至50℃(好適には、0℃乃至30℃)で10分
間乃至10時間(好適には、30分間乃至5時間)反応
させることにより行われる。
【0058】第B8工程は、一般式(XVII)を有する化合
物を製造する工程で、不活性溶剤中(例えば、ベンゼ
ン、トルエンのような芳香族炭化水素類、メチレンクロ
リド、ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンのようなエーテル類、メタノール、エタノール、プ
ロピルアルコール、t−ブチルアルコールのようなアル
コール類等)、化合物(XV)を一般式(XVI) を有する化合
物と0℃乃至100℃(好適には、20℃乃至70℃)
で1時間乃至20時間(好適には、2時間乃至10時
間)反応させた後、生成した化合物を還元剤(例えば、
ナトリウムボロヒドリド、カリウムボロヒドリド、ナト
リウムシアノボロヒドリド等)と、−10℃乃至70℃
(好適には、0℃乃至50℃)で10分間乃至10時間
(好適には、30分間乃至5時間)反応させることによ
り行われる。
【0059】また、不活性溶剤中(例えば、ベンゼン、
トルエンのような芳香族炭化水素類、メチレンクロリ
ド、ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化
炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミドのようなアミド類等)、塩基の存在下
(例えば、トリエチルアミン、ピリジンのような第三級
アミン等)、化合物(XIV)をスルホニルハライド(例え
ば、メタンスルホニルクロリド、ベンゼンスルホニルク
ロリド、p−トルエンスルホニルクロリド等)と−20
℃乃至70℃(好適には、−10℃乃至50℃)で10
分間乃至10時間(好適には、30分間乃至5時間)反
応させ、得られたスルホニルオキシ体を、不活性溶剤中
(例えば、ベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水素
類、メチレンクロリド、ジクロロエタン、クロロホルム
のようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類
等)、化合物(XVI) と−10℃乃至100℃(好適に
は、0℃乃至50℃)で30分間乃至10時間(好適に
は、1時間乃至5時間)反応させても化合物(XVII)が得
られる。
【0060】第B9工程は、一般式(II)有する化合物を
製造する工程で、アミノ基の保護基R8 を除去すること
により行われる。
【0061】R8 が、ハロゲンで置換されていてもよい
1 −C5 アルカノイル基又はt−ブトキシカルボニル
基を除くC1 −C4 アルコキシカルボニル基である場合
は、相当する化合物を塩基と後述するC法第C2工程の
のカルボキシ基の保護基がt−ブチル基を除くC1 −C
4 アルキル基である場合と同様に処理することにより、
該保護基が、除去される。R8 が、t−ブトキシカルボ
ニル基の場合は、不活性溶剤中(例えば、メチレンクロ
リド、ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンのようなエーテル類等)、相当する化合物(XVII)を
酸(例えば、塩酸、硫酸のような鉱酸、トリフルオロ酢
酸等)又はトリメチルシリルヨーダイド、トリエチルシ
リルヨーダイドのようなトリC1 −C4 アルキルシリル
ハライドと−10℃乃至70℃(好適には、0℃乃至5
0℃)で10分間乃至10時間(好適には、30分間乃
至5時間)反応させることにより、該保護基が除去され
る。C法は、化合物(II)を別途に製造する方法である。
第C1工程は、一般式(XIX) 有する化合物を製造する工
程で、化合物(VIII)を一般式(XVIII) 有する化合物と前
記B法第B3工程と同様に反応させることにより行われ
る。
【0062】第C2工程は、一般式(XX)を有する化合物
を製造する工程で、カルボキシ基の保護基R7 を除去す
ることにより達成される。
【0063】カルボキシ基の保護基R7 が、t−ブチル
基又はベンツヒドリル、p-メチルベンツヒドリル、p-メ
トキシベンツヒドリルのようなベンツヒドリル類基であ
る場合は、相当する化合物を、不活性溶剤中、酸と処理
することにより、該保護基が、除去される。使用される
酸は、例えば、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸のような
ハロゲン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢
酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような有機酸であ
り得、好適には、塩酸または酢酸である。
【0064】使用される不活性溶剤は、例えば、アニソ
ール、ジフェニルエーテルのようなエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、メ
チレンクロリド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化
水素類、水又はこれらの混合溶剤であり得、好適には、
エーテル類、ハロゲン化炭化水素類またはこれらの混合
溶剤である。
【0065】反応温度は、ー20℃乃至50℃(好適に
は、ー10℃乃至室温)であり、反応に要する時間は、
30分間乃至20時間(好適には、1時間乃至10時
間)である。
【0066】カルボキシ基の保護基R7 が、ベンジル、
p−メトキシベンジル、p−ブロモベンジルのようなベ
ンジル類基である場合は、相当する化合物を、接触還元
することにより、該保護基が、除去される。本反応は、
通常、不活性溶剤中で行われ、使用される溶剤は、本反
応に関与しないものであれば特に限定はないが、例え
ば、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ルのよう
なアルコ−ル類、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンのようなエ−テル類、トルエン、ベンゼ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ヘキサン、シ
クロヘキサンのような脂肪族炭化水素類、酢酸エチル、
酢酸プロピルのようなエステル類、ホルムアミド、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル
−2−ピロリドン、ヘキサメチルホスホロトリアミドの
ようなアミド類、蟻酸、酢酸のような脂肪酸類、水、又
はこれらの混合溶剤であり得、好適には、アルコ−ル
類、脂肪酸類、アルコ−ル類とエーテル類との混合溶
媒、アルコ−ル類と水との混合溶媒又は脂肪酸類と水と
の混合溶媒である。使用される触媒は、通常、接触還元
反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、例
えば、パラジウム炭素、パラジウム黒、ラネ−ニッケ
ル、酸化白金、白金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、
トリフェニルホスフィン−塩化ロジウム、パラジウム−
硫酸バリウムであり得、好適には、パラジウム炭素又は
パラジウム黒である。水素の圧力は、特に限定はない
が、通常1乃至10気圧である。反応温度は、出発物
質、溶媒及び触媒の種類等により異なるが、通常、0℃
乃至100℃(好適には、20℃乃至70℃)であり、
反応時間は、30分乃至48時間(好適には、1時間乃
至24時間)である。
【0067】カルボキシ基の保護基R7 が、t−ブチル
基を除くC1 −C4 アルキル基である場合は、相当する
化合物を、水および不活性溶剤中、塩基と処理すること
により、該保護基が、除去される。使用される塩基は、
例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド
のような金属アルコキシド類;炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩;水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムのよ
うなアルカリ金属水酸化物又はアンモニア水、濃アンモ
ニア−メタノ−ルのようなアンモニア類であり得、好適
には、アルカリ金属水酸化物である。使用される溶剤
は、例えば、水;メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−
ルのようなアルコ−ル類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンのようなエ−テル類又は水と上記有機溶剤との混合
溶剤であり得、好適には、含水アルコ−ル類である。反
応温度は、出発物質、溶媒及び使用される塩基等により
異なり特に限定はないが、副反応を抑制するために、0
乃至150℃(好適には、20℃乃至100℃)であ
り、反応時間は、30分乃至48時間(好適には、1時
間乃至24時間)である。
【0068】第C3工程は、一般式(XXI) 有する化合物
を製造する工程で、化合物(XX)又はその反応性誘導体及
び化合物(XVI) を用いて、ペプチド合成法における常
法、例えば、活性エステル法、酸ハライド法、混合酸無
水物法又は縮合法によって行われる。
【0069】上記方法において、活性エステル法は、化
合物(XX)を活性エステル化剤と反応させ、活性エステル
を製造した後、化合物(XVI) と反応させることによって
行われる。両反応は、好適には、不活性溶剤中で行わ
れ、使用される溶剤は、好適には、メチレンクロリド、
クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類(特に、メ
チレンクロリド)またはエーテル、テトラヒドロフラン
のようなエーテル類(特に、テトラヒドロフラン)であ
り、使用される活性エステル化剤は、例えば、N−ヒド
ロキシサクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジ
カルボキシイミドのようなN−ヒドロキシ化合物(好適
には、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール)又はジピリ
ジルジスルフィドのようなジスルフィド化合物(好適に
は、ジピリジルジスルフィド)であり、また、活性エス
テル化反応は、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カル
ボニルジイミダゾールまたはトリフェニルホスフィンの
ような縮合剤の存在下に好適に行われる。反応温度は、
活性エステル化反応では、−10℃乃至100℃(好適
には、0℃乃至50℃)であり、活性エステル化合物と
化合物(XVI) との反応では、−10℃乃至50℃(好適
には、室温付近)であり、反応に要する時間は両反応と
もに30分乃至80時間(好適には、1時間乃至24時
間)である。また、活性エステルを単離することもでき
る。
【0070】酸ハライド法は、化合物(XX)の酸ハライド
を製造した後、化合物(XVI) と反応させることにより行
われ、本方法は、前記B法第B1工程の酸ハライドを経
由する方法と同様に行われる。
【0071】混合酸無水物法は、化合物(XX)の混合酸無
水物を製造した後、化合物(XVI) と反応させることによ
り行われる。混合酸無水物を製造する反応は、不活性溶
剤(好適には、前記のハロゲン化炭化水素類、アミド類
又はエーテル類)中、好適には、トリエチルアミン、N
−メチルモルホリンのような有機アミンの存在下、混合
酸無水物化剤、例えば、クロル炭酸エチル、クロル炭酸
イソブチルのような炭酸(C1 −C4 )アルキルハライ
ド、ピバロイルクロリドのような低級アルカノイルハラ
イド又はジエチルシアノリン酸、ジフェニルシアノリン
酸のような低級アルキル若しくはジアリールシアノリン
酸等と化合物(XX)を−10℃乃至50℃(好適には、室
温付近)で30分間乃至20時間(好適には、1時間乃
至10時間)で反応させることにより行われる。混合酸
無水物と化合物(XVI) の反応は、好適には不活性溶剤
(例えば、前記のハロゲン化炭化水素類、アミド類又は
エーテル類)中、前記の有機アミンの存在下、反応温度
が−10℃乃至80℃(好適には、0℃乃至50℃)
で、反応時間が30分間乃至24時間(好適には、1時
間乃至10時間)で行われる。また、本反応は、化合物
(XX)、化合物(XVI) 及び混合酸無水物化剤の存在下にも
行われる。
【0072】縮合法は、化合物(XX)) と化合物(XVI) を
ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミジ
ゾール、1−メチル−2−クロロ−ピリジニウムヨージ
ドのような縮合剤の存在下、直接反応することによって
行われる。本反応は前記の活性エステルを製造する反応
と同様に行われ、トリエチルアミン、N−メチルモルホ
リンのような有機アミンの存在下に行うこともできる。
【0073】第C4工程は、一般式(XXII)有する化合物
を製造する工程で、化合物(XXI) を還元剤と前記B法第
B5工程と同様に反応させることにより行われる。
【0074】第C5工程は、化合物(II)を製造する工程
で、アミノ基の保護基を前記B法第B9工程と同様に除
去することにより行われる。
【0075】D法は、B法の中間体である化合物(VIII)
において、R7 がC1 −C4 アルキル基である化合物(V
IIIa) を製造する方法である。
【0076】第D1工程は、一般式(XXV) を有する化合
物を製造する工程で、不活性溶剤中(例えば、ベンゼ
ン、トルエンのような芳香族炭化水素類、メチレンクロ
リド、クロロホルムのようなハロゲン化芳香族炭化水素
類またはエーテル、テトラヒドロフランのようなエーテ
ル類等)、塩基の存在下(例えば、トリエチルアミン、
ピリジンのような有機アミン等)又は不存在下、一般式
(XXIII) を有する化合物を一般式(XXIV)を有する化合物
と−10℃乃至80℃(好適には、0℃乃至50℃)で
30分間乃至10時間(好適には、1時間乃至5時間)
反応させることにより行われる。
【0077】第D2工程は、化合物(VIIIa) を製造する
工程で、不活性溶剤中(例えば、ベンゼン、トルエンの
ような芳香族炭化水素類、メチレンクロリド、クロロホ
ルムのようなハロゲン化芳香族炭化水素類、エーテル、
テトラヒドロフランのようなエーテル類又はメタノー
ル、エタノールのようなアルコール等)、化合物(XXV)
をナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナト
リウムプロポキシド、ナトリウムブトキシド、カリウム
t−ブトキシドのようなアルカリ金属C1 −C4アルコ
キシドと−10℃乃至80℃(好適には、0℃乃至50
℃)で30分間乃至5時間(好適には、1時間乃至3時
間)反応させることにより行われる。また、本工程は、
第D1工程の生成物(XXV) を単離しないで、同一の反応
系においても、好適に行われる。
【0078】E法は、B法の中間体である化合物(VIII)
において、R4 がC1 −C4 アルキル基である化合物(V
IIIa) を別途に製造する方法である。第E1工程は、化
合物(VIIIa) を製造する工程で、化合物(XXIII) を、含
水メタノールのような含水アルコール中、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物又
は炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩と室
温付近で30分間乃至1時間反応させ製造したアルカリ
金属塩を、不活性溶剤中(例えば、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類またはジメ
チルスルホキシドのようなスルホキシド類等)、ヨウ化
メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、臭化ブチル、
ヨウ化ブチルのようなハロゲン化C1 −C4 アルキルと
−10℃乃至80℃(好適には、10℃乃至50℃)で
30分間乃至20時間(好適には、1時間乃至5時間)
反応させることにより行われる。
【0079】F法は、B法の中間体である化合物(VIII)
において、R4 がC1 −C4 アルキル基である化合物(V
IIIa) をさらに別途に製造する方法である。第F1工程
は、化合物(VIIIa) を製造する工程で、不活性溶剤中
(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ドのようなアミド類、ジメチルスルホキシドのようなス
ルホキシド類、水またはそれらの混合溶剤等)、酸の存
在下(例えば、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、修酸の
ような有機酸等)又は不存在下、一般式(XXVI)を有する
化合物をリチウムクロリド、ナトリウムクロリド、カリ
ウムクロリドのようなアルカリ金属ハロゲン化物または
シアン化リチウム、シアン化ナトリウム、シアン化カリ
ウムのようなアルカリ金属シアン化物と70℃乃至25
0℃(好適には、100℃乃至200℃)で1時間乃至
20時間(好適には、2時間乃至10時間)反応させる
ことにより行われる。
【0080】反応終了後、各反応の目的化合物は、常法
に従って反応混合物から採取することができる。例え
ば、反応混合物中不溶物がある場合には、それをロ別
し、適宜中和して、反応混合物から溶剤を留去すること
又は、必要に応じて反応混合物から溶剤を留去した後、
反応混合物を水にあけ、水不溶性有機溶剤で抽出し、抽
出液を乾燥した後、抽出液から溶剤を留去することによ
って得ることができる。さらに、必要に応じ、常法、例
えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって
更に精製できる。
【0081】原料化合物(VI)は、公知であるか、公知の
方法 (例えば、ケミカル・ベリヒテ,第106 巻,497頁(1
973 年) 、同, 第89巻,1897 頁(1956 年) : Chem. Be
r.,106, 497(1973), ibd., 89, 1897(1956) 等) もしく
はそれらに類似した方法に従って製造され、原料化合物
(XXIII) 又は(XXVI)は、公知であるか、公知の方法(例
えば、ケミカル・ベリヒテ,第89巻,1897 頁(1956 年)
: Chem. Ber., 89,1897(1956) 等) もしくはそれらに
類似した方法に従って製造される。
【0082】
【発明の効果】本発明のジ置換チオフェン誘導体は、す
ぐれたヒスタミンH2 拮抗作用、胃酸分泌抑制作用、粘
膜防御因子増強作用及び抗潰瘍作用並びにヘリコバクタ
ー ピロリーに対するすぐれた抗菌作用を有し、急性又
は慢性胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、胃酸過多症、逆流
性食道炎、胃食道反射疾患、消化不良、ゾーリンガー・
エリソン症候群等の潰瘍性疾患の予防、治療、再発防止
剤又は外科手術の際の消化性疾患予防剤として有用であ
る。
【0083】本発明の化合物(I) の投与形態としては、
例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロ
ップ剤等による経口投与又は注射剤等による非経口投与
をあげることができる。これらの製剤は、賦形剤(例え
ば、乳糖、マンニット、トウモロコシデンプン、結晶セ
ルロース等)、結合剤(例えば、セルロース誘導体、ア
ラビアゴム、ゼラチン等)、崩壊剤(例えば、カルボキ
シメチルセルロースカルシウム等)、滑沢剤(例えば、
タルク、ステアリン酸マグネシウム等)、安定剤、矯味
矯臭剤、注射剤用溶剤(例えば、水、エタノール、グリ
セリン等)等の添加剤を用いて周知の方法で製造され
る。その使用量は症状、年齢等により異なるが、1日1
mg〜1000mg(好適には、10〜300mg)を
成人に対して、1日1回又は数回に分けて投与すること
ができる。以下に、実施例、参考例及び試験例をあげて
本発明を更に具体的に説明する。
【0084】
【実施例】
実施例11−アミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3−
チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例示化合物番号1
の化合物) (a)1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチ
ル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イ
ルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン 4−(4−アミノ−2−シス−ブテン−1−イルオキ
シ)−2−(ピペリジノメチル)チオフェン400mgの
メタノール5ml溶液にジメチルキスカル酸213mgのメ
タノール2ml溶液を氷冷下加え、室温で3時間撹拌し
た。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製し、2−10%メタノール含有塩化メチ
レン流出部より485mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (liquid): 3250, 2940, 179
8, 1695, 1175, 925。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6): 3.32(3H, s), 3.52
(2H, s), 3.59(2H, s), 4.23(2H, d, J=6Hz), 4.56(2H,
m), 5.64(1H, m), 5.77(1H, m), 6.43(1H, s), 6.64(1
H, s) 。 (b)1−アミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル
−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イル
アミノ]シクロブテン−3,4−ジオン 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン485mgをメタノー
ル5mlに溶かし、アンモニヤガスを氷冷下15分間通じ
た後、室温で15時間放置した。析出した結晶を濾取し
て、428mgの目的化合物を得た。 融点:200℃以上。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr): 3295, 3133, 2934,
1806, 1640, 1527,1174。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6): 3.50(2H, s), 4.24
(2H, brs), 4.62(2H,d, J=5Hz), 5.73(2H, m), 6.42(1
H, s), 6.62(1H, s)。
【0085】実施例21−アミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3−
チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン・1塩酸塩 (例示化
合物番号1の化合物) 1−アミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3−
チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン322mgをメタノー
ル18mlおよびクロロホルム60mlの混合溶媒に溶解
し、氷冷下4N塩酸224μl を加えた。少量の不溶物
を濾過した後、濾液を濃縮し、エーテルで希釈し析出し
た結晶を濾取して、365mgの結晶性の目的化合物を得
た。 融点:146−148℃。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr): 3297, 3130, 2943,
2658, 1803, 1644,1321, 1030。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6): 4.25(2H, brs), 4.
37(2H, d, J=5Hz),4.66(2H, d, J=5Hz), 5.73(2H, m),
6.76(1H, s), 7.09(1H, s), 8.04(1H, brt,J=5Hz)。
【0086】実施例31−メチルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル
−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イル
アミノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例示化合物番
号2の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン80mgを40%メチ
ルアミノのメタノール1ml溶液に溶解し、室温で15時
間放置し、析出した結晶を濾取して、52mgの目的化合
物を得た。 融点:195−197℃。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr): 3171, 2934, 1800,
1656, 1397, 1173,860 。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6): 3.12(3H, brs), 3.
31(2H, s), 4.24(2H,brs), 4.60(2H, d, J=6Hz), 5.72
(2H, m), 6.41(1H, s), 6.62(1H, s) 。
【0087】実施例41−アリルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル
−3−チエニルオキシ )−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン
−3,4−ジオン (例示化合物番号29の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン50mgをメタノール
1mlに溶解し、アリルアミン120mgを加え、室温で1
5時間放置し、析出した結晶を濾取して、33mgの目的
化合物を得た。 融点:148−149℃。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr): 3166, 2935, 1798,
1651, 1568, 1175,925 。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6): 3.51(2H, s), 4.13
(2H, brs), 4.26(2H,drt), 4.61(2H, d, J=6Hz), 5.12-
5.21(2H, m), 5.72(2H, m), 5.92(1H, m),6.41(1H, s),
6.62(1H, s)。
【0088】実施例51−ピペロニルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメ
チル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−
イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例示化合
物番号27の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン73mgをメタノール
2mlに溶解し、ピペロニルアミン180mgを加え、室温
で15時間放置した。析出した結晶を濾取して、73mg
の目的化合物を得た。 融点:195−198℃。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3162, 2934, 1570, 1
239, 1039 。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6): 3.57(2H, s), 4.25
(2H, brs), 4.51-4.67(4H, m), 5.71(2H, m), 6.00(2H,
s), 6.41(1H, s), 6.62(1H, s), 6.7-7.1(3H,m)。
【0089】実施例61−エチルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル
−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イル
アミノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例示化合物番
号3の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン73mgに2.8 Mエチ
ルアミンのメタノール溶液1mlを加え、室温で6時間反
応させた後、析出する結晶を濾取して、35mgの目的化
合物を得た。 融点:125−128℃。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr): 3167, 2934, 1800,
1651, 1567, 1278,1110。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6): 1.15(3H, m), 3.5
(2H, brs), 4.25(2H,brs), 4.06(2H, d, J=6Hz), 5.72
(2H, m), 6.43(1H, s), 6.64(1H,s)。
【0090】実施例71−メチルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル
−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イル
アミノ]シクロブテン−3,4−ジオン・1塩酸塩 (例
示化合物番号2の化合物) 1−メチルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル
−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イル
アミノ]シクロブテン−3,4−ジオン31mgを用い実
施例2と同様に処理して、結晶として29mgの目的化合
物を得た。 融点:147−150℃。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr): 3168, 2943, 2538,
1803, 1658, 1400,1079, 1033。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6): 3.11(3H, brs), 4.
25(2H, brt), 4.38(2H, d, J=6Hz), 5.74(2H, m), 6.76
(1H, s), 7.08(1H, s)。
【0091】実施例81−(3−ジメチルアミノプロピルアミノ)−2−[4
−(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2
−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,
4−ジオン (例示化合物番号19の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン148mgをメタノー
ル10mlに溶解し、3−(ジメチルアミノ)プロピルア
ミン140μlを加え、室温にて20時間撹拌した。減
圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲル薄層クロ
マトグラフィー(展開溶媒:メタノール/塩化メチレン
=1/9)にて精製し、115mgのアモルファスの目的
物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3160, 2935, 1798, 1
648, 1567, 1436,1316, 1177, 1076。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):8.27(1H,br), 6.75(1
H, s), 6.26(1H, s),5.80(2H, m), 4.63(2H, d, J=4.2H
z), 4.36(2H, br), 3.70-3.75(4H, m), 2.98(2H, br),
2.78(4H, br), 2.62(6H, br), 2.02(2H, br), 1.68(4H,
m), 1.48(2H, m)。
【0092】実施例91−プロパルギルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノ
メチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1
−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例示化
合物番号32の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン166mgをメタノー
ル10mlに溶解し、プロパルギルアミン85μl を加
え、室温にて20時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、
得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(展
開溶媒:メタノール/塩化メチレン=1/9)にて精製
し、90.6mgのアモルファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3165, 2934, 1798, 1
655, 1583, 1468,1323, 1174, 1023。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6):7.76(1H, br), 6.62
(1H, s), 6.42(1H, s),5.70(2H, m), 4.61(2H, d, J=5.
7Hz), 4.34(2H, br), 4.26(2H, br), 3.51(2H,br), 2.3
4(4H, m), 1.48(4H, m), 1.38(2H, m) 。
【0093】実施例101−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルア
ミノ)−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3−チエ
ニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シ
クロブテン−3,4−ジオン (例示化合物番号338の
化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン220mgをメタノー
ル10mlに溶解し、2,2,3,3,3−ペンタフルオ
ロプロピルアミン125μl を加え、室温にて20時間
撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカ
ゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:メタノール/
塩化メチレン=1/9)にて精製し、185mgのアモル
ファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3178, 2938, 1805, 1
658, 1584, 1478,1424, 1396, 1203。 NMR スペクトル,δppm (CD3OD):6.70(1H, s), 6.38(1
H, s), 5.80(2H, m),4.66 (2H, d, J=5.5Hz), 4.37-4.4
4(4H, m), 3.67(2H, s), 2.52(4H, m), 1.63(4H,m), 1.
48(2H,m)。
【0094】実施例111−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−2−
[4−(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)
−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−
3,4−ジオン (例示化合物番号11の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン190mgをメタノー
ル10mlに溶解し、2,2,2−トリフルオロエチルア
ミン85μl を加え、室温にて20時間撹拌した。減圧
下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲル薄層クロマ
トグラフィー(展開溶媒:メタノール/塩化メチレン=
1/9)にて精製し、185mgのアモルファスの目的物
を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3177, 2943, 1805, 1
658, 1584, 1474,1420, 1263, 1171。 NMR スペクトル,δppm (CD3OD):6.73(1H, s), 6.40(1
H, s), 5.80(2H, m),4.66(2H, d, J=5.9Hz), 4.27-4.38
(4H, m), 3.30(2H, s), 2.57(4H, m), 1.64(4H, m), 1.
49(2H,m) 。
【0095】実施例121−(2−ジメチルアミノエチルアミノ)−2−[4−
(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−
シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4
−ジオン (例示化合物番号17の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン195mgをメタノー
ル10mlに溶解し、2−ジメチルアミノエチルアミン2
85μl を加え、室温にて20時間撹拌した。減圧下溶
媒を留去し、得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグ
ラフィー(展開溶媒:メタノール/塩化メチレン=1/
9)にて精製し、115mgのアモルファスの目的物を得
た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CDCl3):3169, 2935, 1797,
1646, 1562, 1467,1395, 1360, 1277。 NMR スペクトル,δppm (CD3OD):8.11(1H, br), 6.93(1
H, s), 6.36(1H, s),5.77(2H, m), 4.64(2H, d, J=4.4H
z), 4.35(2H, t, J=5.3Hz), 3.88-3.91(4H, m), 2.93(2
H, t, J=5.8Hz), 2.79(4H, m), 2.54-2.58(8H, m), 1.7
7(4H, m),1.55(2H, m) 。
【0096】実施例131−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブ
チルアミノ)−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例示化合物番号3
40の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン148mgをメタノー
ル10mlに溶解し、2,2,3,3,4,4,4−ヘプ
タフルオロブチルアミン270μl を加え、室温にて2
0時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を
シリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:メタノ
ール/塩化メチレン=1/9)にて精製し、121mgの
アモルファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3178, 2938, 1805, 1
658, 1584, 1478,1424, 1396, 1203, 1028。 NMR スペクトル,δppm (CD3OD):6.70(1H, s), 6.38(1
H, s), 5.80(2H, m),4.66(2H, d, J=5.5Hz), 4.33-4.48
(4H, m), 3.67(2H, s), 2.52(4H, m), 1.63(4H,m), 1.4
8(2H,m)。
【0097】実施例141−(3−メトキシプロピルアミノ)−2−[4−(5
−ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス
−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジ
オン (例示化合物番号13の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン155mgをメタノー
ル10mlに溶解し、3−メトキシプロピルアミン220
μl を加え、室温にて20時間撹拌した。減圧下溶媒を
留去し、得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒:メタノール/塩化メチレン=1/9)
にて精製し、105mgのアモルファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3200, 2930, 1800,
1660, 1590, 1540,1450, 1110, 1020。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):7.73(1H, br), 6.72(1
H, s), 6.24(1H, s),5.78(2H, m), 4.61(2H, d, J=4.5H
z), 4.36(2H, t, J=5.4Hz), 3.69-3.75(4H, m), 3.46(2
H, t, J=6.1Hz), 3.31(3H, s), 2.50-2.59(5H, m), 1.8
9(2H, br),1.68(4H, m), 1.50 (2H, m) 。
【0098】実施例151−イソプロピルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノ
メチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1
−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例示化
合物番号5の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン165mgをメタノー
ル10mlに溶解し、イソプロピルアミン塩酸塩208mg
及び炭酸水素ナトリウム200mgを加え、室温にて20
時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシ
リカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:メタノー
ル/塩化メチレン=1/9)にて精製し、85mgのアモ
ルファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3165, 3068, 1797, 1
652, 1596, 1479,1386, 1322, 1174。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):8.26(1H, br), 8.13(1
H, br), 6.86(1H, s),6.29(1H, s), 5.77(2H, m), 4.63
(2H, d, J=4.6Hz), 4.34(2H, t, J=5.6Hz),4.29(1H,
m), 3.86(2H, s), 2.76(4H, m), 1.76(4H, m), 1.54(2
H, m), 1.29(6H,d, J=6.5Hz)。
【0099】実施例161−(2−メトキシエチルアミノ)−2−[4−(5−
ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−
ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオ
(例示化合物番号12の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン141mgをメタノー
ル10mlに溶解し、2−メトキシエチルアミン165μ
l を加え、室温にて20時間撹拌した。減圧下溶媒を留
去し、得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィ
ー(展開溶媒:メタノール/塩化メチレン=1/9)に
て精製し、88.5mgのアモルファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3200, 2930, 1800,
1660, 1590, 1540,1460, 1350, 1120, 1020。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):8.04(1H, br), 6.90(1
H, s), 6.30(1H, s),5.75(2H, m), 4.63(2H, d, J=4.4H
z), 4.34(2H, t, J=5.7Hz), 3.88(2H, s),3.78-3.82(2
H, m), 3.55(2H, t, J=5.1Hz), 3.34(3H, s), 2.77(4H,
m), 2.34(1H, br), 1.77(4H, m), 1.54(2H, m)。
【0100】実施例171−(2−シアノエチルアミノ)−2−[4−(5−ピ
ペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブ
テン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン
(例示化合物番号16の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン145mgをメタノー
ル10mlに溶解し、2−シアノエチルアミン250μl
を加え、室温にて20時間撹拌した。減圧下溶媒を留去
し、得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー
(展開溶媒:メタノール/塩化メチレン=1/9)にて
精製し、97mgのアモルファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3200, 2930, 1800,
1660, 1590, 1540,1470, 1440, 1360。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):8.36(1H, br), 8.21(1
H, br), 6.92(1H, s),6.32(1H, s), 5.80(2H, m), 4.65
(2H, d, J=4.1Hz), 4.35(2H, t, J=5.4Hz),3.89-3.92(4
H, m), 2.80(4H, m), 2.75(2H, t, J=6.3Hz), 1.79(4H,
m), 1.56(2H, m) 。
【0101】実施例181−(2−クロロエチルアミノ)−2−[4−(5−ピ
ペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブ
テン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン
(例示化合物番号15の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン150mgをメタノー
ル10mlに溶解し、2−クロロエチルアミン220mg及
び炭酸水素ナトリウム200mgを加え、室温にて20時
間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリ
カゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:メタノール
/塩化メチレン=1/9)にて精製し、87mgのアモル
ファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3167, 2935, 1801, 1
646, 1567, 1472,1436, 1308, 1178。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):8.38(1H, br), 8.31(1
H, br), 7.09(1H, s),6.39(1H, s), 5.79(2H, m), 4.66
(2H, d, J=5.1Hz), 4.35(2H, t, J=5.2Hz),4.06(2H,
s), 3.79(2H, q, J=5.9Hz), 3.70(2H, t, J=5.9Hz), 2.
99(4H, m),1.90(4H, m), 1.63(2H, m)。
【0102】実施例191−(2−フルオロエチルアミノ)−2−[4−(5−
ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−
ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオ
(例示化合物番号14の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン162mgをメタノー
ル10mlに溶解し、2−フルオロエチルアミン塩酸塩1
80mg及び炭酸水素ナトリウム200mgを加え、室温に
て20時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残
渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:メ
タノール/塩化メチレン=1/9)にて精製し、98mg
のアモルファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3169, 2935, 1800, 1
651, 1569, 1481,1424, 1354, 1322, 1176。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):7.93(2H, br), 6.75(1
H, s), 6.25(1H, s),5.79(2H, m), 4.59-4.65(3H, m),
4.50(1H, m), 4.35(2H, t, J=5.3Hz), 3.93(2H, dq, J=
5.0Hz, 27.0Hz), 3.75(2H, s), 2.65(4H, m), 1.70(4H,
m), 1.51(2H, m) 。
【0103】実施例201−(1−ブチルアミノ)−2−[4−(5−ピペリジ
ノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−
1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例示
化合物番号6の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン120mgをメタノー
ル10mlに溶解し、ブチルアミン180μl を加え、室
温にて20時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られ
た残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶
媒:メタノール/塩化メチレン=1/9)にて精製し、
107mgのアモルファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3168, 2933, 1799, 1
646, 1573, 1431,1320, 1174, 1026。 NMR スペクトル,δppm (CD3OD):7.99(1H, br), 7.87(1
H, br), 6.66(1H, s),6.20(1H, s), 5.78(2H, m), 4.61
(2H, d, J=4.3Hz), 4.36(2H, t, J=5.5Hz),3.68(2H,
s), 3.63(2H, q, J=6.7Hz), 2.55(4H, m), 1.54-1.66(6
H, m), 1.35-1.47(4H, m), 0.91(3H, t, J=7.3Hz) 。
【0104】実施例211−フェニルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチ
ル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イ
ルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例示化合物
番号198の化合物) 1−メトキシ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3
−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン192mgをメタノー
ル10mlに溶解し、アニリン260μl を加え、室温に
て20時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残
渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:メ
タノール/塩化メチレン=1/9)にて精製し、135
mgのアモルファスの目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3254, 2932, 1794, 1
688, 1608, 1572,1467, 1395, 1298, 1175。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6):9.80(1H, s), 7.88
(1H, s), 7.41-7.45(2H, m), 7.34-7.35(2H, m), 7.02-
7.05(1H, m), 6.66(1H, br), 6.47(1H, br),5.79(2H,
m), 4.64(2H, d, J=5.9Hz), 4.63(2H, t, J=5.9Hz), 3.
53(2H, s),2.36(4H, m), 1.50(4H, m), 1.38(2H, m) 。
【0105】実施例221−アミノ−2−[4−[5−(N,N−ジメチルアミ
ノメチル)−3−チエニルオキシ]−2−シス−ブテン
−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例
示化合物番号107の化合物) 4−[4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ]−2−(N,N−ジメチ
ルアミノメチル)チオフェンを用い、参考例12及び実
施例1と同様に反応を行って、収率43%で目的物を得
た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3292, 3127, 1806, 1
640, 1567, 1526,1480。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6):2.16(6H, s), 3.49
(2H, s), 4.24(2H, s),4.62(2H, d, J=5Hz), 5.67-5.80
(2H, m), 6.45(1H, s), 6.64(1H, s), 7.53(3H,br) 。
【0106】実施例231−アミノ−2−[4−[5−(N,N−ジエチルアミ
ノメチル)−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン
−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例
示化合物番号132の化合物) 4−[4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ]−2−(N,N−ジエチ
ルアミノメチル)チオフェンを用い、参考例12及び実
施例1と同様に反応を行って、収率52%で目的物を得
た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3297, 3128, 1806, 1
643, 1567, 1528 。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6):0.98(6H, t, J=7H
z), 3.65(2H, s), 4.24(2H, s), 4.61(2H, d, J=5Hz),
5.66-5.79(2H, m), 6.41(1H, s), 6.65(1H, s),7.53(3
H, br) 。
【0107】実施例241−アミノ−2−[4−(5−ピロリジノメチル−3−
チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン (例示化合物番号5
8の化合物) 4−[4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ]−2−(ピロリジノメチ
ル)チオフェンを用い、参考例12及び実施例1と同様
に反応を行って、収率56%で目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3296, 3130, 1806, 1
641, 1567, 1527,1480。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6):1.67-1.72(4H, m),
2.47(4H, s), 3.67(2H, s), 4.24(2H, s), 4.61(2H, d,
J=5Hz), 5.67-5.79(2H, m), 6.42(1H, s),6.64(1H,
s), 7.53(3H, br) 。
【0108】実施例251−アミノ−2−[4−[5−(N,N−ジメチルアミ
ノメチル)−3−チエニル]−2−シス−ブテン−1−
イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン・塩酸塩
(例示化合物番号107の化合物) 1−アミノ−2−[4−[5−(N,N−ジメチルアミ
ノメチル)−3−チエニルオキシ]−2−シス−ブテン
−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオンを用
い、実施例2と同様に反応を行って、収率100%で目
的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3297, 3127, 2944, 2
652, 1806, 1644,1560, 1528。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6):2.71(6H, s), 4.25
(2H, s), 4.39(2H, s),4.67(2H, d, J=5Hz), 5.68-5.80
(2H, m), 6.77(1H, s), 7.07(1H, s), 7.72(2H,br), 8.
09(1H, t, J=6Hz), 10.46(1H, br)。
【0109】実施例261−アミノ−2−[4−(5−ピロリジンメチル−3−
チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオン・塩酸塩 (例示化合
物番号58の化合物) 1−アミノ−2−[4−(5−ピロリジノメチル−3−
チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
ノ]シクロブテン−3,4−ジオンを用い、実施例2と
同様に反応を行って、収率100%で目的物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr):3299, 3127, 2941, 1
805, 1645, 1562,1528。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6):1.85-2.03(4H, m),
3.03-3.10(2H, m),3.30-3.45(2H, m), 4.25(2H, s), 4.
46(2H, d, J=5Hz), 4.67(2H, d, J=5Hz),5.68-5.79(2H,
m), 6.73(1H, s), 7.09(1H, s), 7.70(2H, br), 8.04
(1H, t, J=6Hz), 10.65(1H, br) 。
【0110】参考例14−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸メチルエス
テル 4−アセトキシ−2−チオフェンカルボン酸10gを過
剰のジアゾメタンのエーテル溶液で、室温で10分間処
理し、エーテルを留去して、粗メチルエステルを得た。
このエステル9.9 gをメタノール100mlに溶解し、無
水炭酸カリウム4.6 gを加え、室温にて4時間撹拌し
た。反応液に水を加え、析出物を濾去して、濾液を酢酸
エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗滌したの
ち、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して、結
晶性の目的化合物6.3 gを得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr): 3313, 2733, 1583,
1464, 1271。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3): 3.88(3H, s), 6.62(1
H, s), 7.41(1H,s)。
【0111】参考例24−[(4−N−フタルイミジル−2−シス−ブテン−
1−イル)オキシ]−2−チオフェンカルボン酸メチル
エステル 4−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸メチルエス
テル8.8 gのジメチルホルムアミド溶液120mlに55
%油性水素化ナトリウム2.43gを加え、室温で2時間撹
拌した。反応液に4−フタルイミド−1−クロル−2−
シス−ブテン13.8gを加え、室温で5時間撹拌した。反
応液を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を5
%炭酸水素ナトリウム水及び飽和食塩水で洗滌した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、20%
酢酸エチル含有ヘキサン流出部より18.25 gの結晶性目
的化合物を得た。 融点:118℃。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3): 3.88(3H, s), 4.38(2
H, d), 4.85(2H, d),5.4-6.1(2H, m), 6.70(1H, s), 7.
48(1H, s), 7.6-8.1(4H, m)。
【0112】参考例34−(4−アミノ−2−シス−ブテン−1−イルオキ
シ)−2−チオフェンカルボン酸メチルエステル 4−(4−N−フタルイミジル−2−シス−ブテン−1
−イルオキシ)−2−チオフェンカルボン酸メチルエス
テル4.3 gのエタノール溶液60mlにヒドラジンモノハ
イドレート1.2ml を加え、3時間加熱還流した。溶媒を
留去し、残渣に塩化メチレンを加え、冷却した10%水
酸化ナトリウム水で3回洗滌した後、少量の飽和食塩水
で洗滌し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した、溶媒を留去
し、2.6gの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (liquid): 3360, 3100, 170
5, 1550, 1442, 1073。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3): 3.41(2H, d, J=13H
z), 3.87(3H, s), 4.56(2H, d, J=11Hz), 5.73(2H, m),
6.55(1H, s), 7.41(1H, s)。
【0113】参考例44−(5−ヒドロキシメチル−3−チエニルオキシ)−
2−シス−ブテン−1−イルアミン 水素化アルミニウムリチウム850mgをテトラヒドロフ
ラン20mlに懸濁し、4−(4−アミノ−2−シス−ブ
テン−1−イルオキシ)−2−チオフェンカルボン酸メ
チルエステル2.6 gのテトラヒドロフラン溶液60mlを
加え、室温で30分間撹拌した。反応終了後、4%水酸
化ナトリウム水3.4ml を加え、過剰の試薬を分解し、析
出した白色沈澱を濾過した。濾液を濃縮し、1.57gの油
状の目的化合物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (liquid): 3350, 2860, 162
5, 1560, 1390, 1170,1080。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3): 3.35(2H, s), 4.52(2
H, s), 4.68(2H, s),5.75(2H, m), 6.20(1H, s), 6.78
(1H, s) 。
【0114】参考例54−(5−ヒドロキシメチル−3−チエニルオキシ)−
2−シス−ブテン−1−イルトリフルオロアセトアミド 4−(5−ヒドロキシメチル−3−チエニルオキシ)−
2−シス−ブテン−1−イルアミン1.62gのクロロホル
ム30ml溶液に氷冷下トリエチルアミン1.64mlを加え、
次いで無水トリフルオロ酢酸1.2ml を徐々に加えた。室
温で、3時間撹拌した後、水を加えて酢酸エチルで抽出
した。抽出液を5%炭酸水素ナトリウム水及び飽和食塩
水で洗滌し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し、30−40%酢酸エチル含有ヘキサン流出部より
1.2 gの結晶性の目的化合物を得た。 融点:106−108℃。 IRスペクトル,νmax cm-1 (KBr): 3293, 1699, 1570,
1351, 1187, 1011。 NMR スペクトル,δppm (DMSO-d6): 3.90(2H, m), 4.51
(2H, d, J=6Hz), 4.60(2H, d, J=6Hz), 5.41(2H, t, J=
6Hz), 5.68(1H, m), 5.75(1H, m), 6.44(1H, s), 6.63
(1H, s)。
【0115】参考例64−(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−
2−シス−ブテン−1−イルトリフルオロアセトアミド 4−(5−ヒドロキシメチル−3−チエニルオキシ)−
2−シス−ブテン−1−イルートリフルオロアセトアミ
ド0.5 gのジメチルスルホキシド40ml溶液にトリエチ
ルアミン15mlを加えた。反応混合物に撹拌下、3酸化
硫黄・ピリジン複合体4.0 gのジメチルスルホキシド2
0ml溶液を室温で滴下した。室温で1時間撹拌したの
ち、氷水中にあけ酢酸で中和し、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を飽和食塩水で洗滌し、硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を留去し得られた残渣をエタノール20ml
に溶しピペリジン0.5ml を加え、室温で4時間撹拌し
た。反応液に過剰の水素化ホウ素ナトリウムを加え、3
0分間室温で撹拌したのち、水で希釈し酢酸エチルで抽
出した。抽出液を飽和食塩水で洗滌したのち、硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を留去し得られた残渣をシリカ
ゲル薄層クロマトグラフィー(2mm,展開溶媒:ヘキサ
ン/酢酸エチル=2/3)で精製して、395mgの油状
の目的化合物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (liquid): 3300, 1705, 155
8, 1343, 1170, 990。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3): 3.67(2H, s), 4.08(2
H, t, J=6Hz), 4.59(2H, d, J=6Hz), 5.71(1H, m), 5.9
4(1H, m), 6.20(1H, s), 6.70(1H, brs)。
【0116】参考例74−(4−アミノ−2−シス−ブテン−1−イルオキ
シ)−2−(ピペリジノメチル)チオフェン 4−(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−
2−シス−ブテン−1−イルトリフルオロアセトアミド
720mgのメタノール25ml溶液に、10%炭酸カリウ
ム溶液10mlを加え、室温で5時間撹拌した。飽和食塩
水で希釈し、塩化メチレンで抽出した。抽出液を飽和食
塩水で洗滌し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去
し、495mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (liquid): 3360, 1560, 134
0, 1120, 858。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3): 3.41(2H, d, J=6Hz),
3.59(2H, s), 4.52(2H, d, J=5Hz), 5.74(2H, m), 6.1
3(1H, s), 6.61(1H,s)。
【0117】参考例84−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕チオフェン−2−カルボ
ン酸メチルエステル 4−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸メチルエス
テル2.37gのジメチルホルムアミド10ml溶液を
55%水素化ナトリウム640mgのジメチルホルムア
ミド50mlサスペンジョンに氷冷下滴下し、同温度で
30分撹拌した。このものに4−(t−ブトキシカルボ
ニルアミノ)−2−シス−ブテン−1−イルメタンスル
ホナート〔メタンスルホニルクロリド1.70mlを4
−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シス−ブテ
ン−1−オール3.70g及びトリエチルアミン2.3
gの塩化メチレン100ml溶液に氷冷下加え、1時間
同温度で撹拌した後、反応液を水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去して合成した。〕のジ
メチルホルムアミド10ml溶液を氷冷下滴下した。室
温で3時間撹拌した後、反応液を希塩酸で中和し、エー
テルで3回抽出した。抽出液を水及び飽和食塩水で洗
い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶剤:酢酸エチル/ヘキサン=5/95から30/7
0)で精製し、油状の目的物3.90gを得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (neat) :3381, 2978, 171
3, 1446, 1254, 1172。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3) :1.45(9H, s), 3.83(2
H, d, J=5Hz), 3.87(3H, s), 4.61(2H, d, J=4Hz), 4.6
2(1H, br), 5.70(1H, m), 5.76(1H, m),6.59(1H, s),
7.42(1H,s) 。
【0118】参考例94−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕チオフェン−2−カルボ
ン酸 15%水酸化カリウム水溶液100mlを4−〔4−
(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シス−ブテン
−1−イルオキシ〕チオフェン−2−カルボン酸メチル
エステル25.8gのメタノール400ml溶液に加
え、室温で一晩撹拌した。反応終了後、メタノールを減
圧下留去し、希塩酸で酸性とした後、酢酸エチルで3回
抽出した。抽出液を水及び飽和食塩水で洗い、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去し、固体の
目的物24.7gを得た。 IRスペクトル,νmax cm-1(KBr):3372, 2989, 1675,
1579, 1445, 1283,1163。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3) :1.45(9H, s), 3.84
(2H, s), 4.63(2H, d,J=5Hz), 4.66(1H, br), 5.70(1H,
m), 5.77(1H, m), 6.68(1H, s), 7.50(1H,s)。
【0119】参考例104−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕−2−(ピペリジノカル
ボニル)チオフェン 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩(WSC)800mgを4−〔4−
(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シス−ブテン
−1−イルオキシ〕チオフェン−2−カルボン酸1.0
g及びピペリジン425mgの塩化メチレン20ml溶
液に加え、室温で一晩撹拌した。反応終了後、反応液を
水にあけ、酢酸エチルで3回抽出した。抽出液を希塩酸
及び飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:アセトン/塩化メチレ
ン=1/99から4/96)で精製し、固体の目的物
1.05g得た。 IRスペクトル,νmax cm-1(KBr):3325, 2935, 1708,
1605, 1555, 1454,1169。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3) :1.45(9H, s), 1.59-
1.73(6H, m), 3.63-3.66(4H, m), 3.83(2H, s), 4.59(2
H, d, J=6Hz), 4.66(1H, br), 5.69(1H, m),5.77(1H,
m), 6.41(1H, s), 6.90(1H, s)。
【0120】参考例114−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕−2−(ピペリジノメチ
ル)チオフェン 4−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕−2−(ピペリジノカル
ボニル)チオフェン14.7gのテトラヒドロフラン溶
液100mlを、氷冷下水素化リチウムアルミニウム
3.0gのテトラヒドロフラン400mlサスペンジョ
ンに滴下した。反応液を室温で6時間撹拌した後、4%
水酸化ナトリウム水溶液を15ml加え、生じた沈澱を
濾別した。濾液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:アセトン/塩化
メチレン=5/95から30/70)で精製し、油状の
目的物11.5gを得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (neat) :3350, 2935, 171
0, 1563, 1454, 1365,1172。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3) :1.45(9H, s), 1.56-
1.76(6H, m), 2.43(4H, s), 3.59(2H, s), 3.83(2H, t,
J=5Hz), 4.55(2H, d, J=6Hz), 4.61(1H, br),5.68(1H,
m),5.78(1H, m), 6.15(1H, s), 6.60(1H, s)。
【0121】参考例124−(4−アミノ−2−シス−ブテン−1−イルオキ
シ〕−2−(ピペリジノメチル)チオフェン 4−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕−2−(ピペリジノメチ
ル)チオフェン1.10gの塩化メチレン溶液20ml
にヨードトリメチルシラン0.80mlの塩化メチレン
溶液5mlを室温でゆっくり滴下した。室温で30分撹
拌した後、5%水酸化ナトリウム水溶液20mlにあ
け、塩化メチレンで3回抽出した。抽出液を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去して、油状の目
的物800mgを得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (neat) :3360, 1560, 134
0, 1120, 858 。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3) :3.41(2H, d, J=6H
z), 3.59(2H, s), 4.52(2H, d, J=5Hz), 5.74(2H, m),
6.13(1H, s), 6.61(1H, s) 。
【0122】参考例134−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕−2−(N,N−ジメチ
ルアミノメチル)チオフェン 4−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕チオフェン−2−カルボ
ン酸とジメチルアミンを用い、参考例10及び11と同
様の方法で反応を行って、目的物を85%の収率で得
た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (film) :3350, 2976, 170
9, 1564, 1365, 1173,1023。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3) :1.45(9H, s), 2.29
(6H, s), 3.56(2H, s),3.83(2H, t, J=5Hz), 4.56(2H,
d, J=6Hz), 4.63(1H, br), 5.68(1H, m), 5.78(1H, m),
6.18(1H, s), 6.61(1H, s) 。
【0123】参考例144−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕−2−(N,N−ジエチ
ルアミノメチル)チオフェン 4−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕チオフェン−2−カルボ
ン酸とジエチルアミンを用い、参考例10及び11と同
様の方法で反応を行って、目的物を51%の収率で得
た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (film) :3351, 2972, 170
2, 1563, 1513, 1251,1172, 1018。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3) :1.07(6H, t, J=7H
z), 1.45(9H, s), 2.57(4H, q, J=7Hz), 3.73(2H, s),
3.84(2H, t, J=5Hz), 4.55(2H, d, J=6Hz),4.58(1H, b
r), 5.68(1H, m), 5.78(1H, m), 6.15(1H, s), 6.60(1
H, s)。
【0124】参考例154−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕−2−(ピロリジノメチ
ル)チオフェン 4−〔4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−シ
ス−ブテン−1−イルオキシ〕チオフェン−2−カルボ
ン酸とピロリジンを用い、参考例10及び11と同様の
方法で反応を行って、目的物を79%の収率で得た。 IRスペクトル,νmax cm-1 (film) :3350, 2972, 171
0, 1564, 1514, 1365,1171, 1018。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3) :1.45(9H, s), 1.60-
1.85(4H, m), 2.58(4H, s), 3.73(2H, s), 3.83(2H, t,
J=6Hz), 4.55(2H, d, J=6Hz), 4.64(1H, br),5.68(1H,
m), 5.78(1H, m), 6.15(1H, s), 6.63(1H, s)。
【0125】参考例164−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸メチルエス
テル 4−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸19.0g
とトリエチルアミン40.0gの塩化メチレン溶液40
0mlに0℃でクロロギ酸エチル28.6gをゆっくり
滴下し、滴下終了後、室温で1時間撹拌した。反応液を
減圧濃縮し、残渣にメタノール400mlを加え、この
混合液にナトリウムメチラート35.0gを0℃でゆっ
くり加えた。反応液を0℃で30分間撹拌した後、メタ
ノールを減圧濃縮し、希塩酸で酸性としてから酢酸エチ
ルで3回抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残渣を
シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:酢酸エチル/ヘキサン=10/90から30/7
0)で精製し、固体の目的化合物17.1gを得た。こ
の化合物のIRスペクトル及びNMR スペクトルは、参考例
1の化合物のものと同一であった。
【0126】参考例174−ヒドロキシチオフェン−2−カルボン酸メチルエス
テル 3−ヒドロキシチオフェン−2,5−ジカルボン酸ジメ
チルエステル13.6gをジメチルスルホキシド140
ml及び水28mlに溶解した。リチウムクロライド2
0g及び酢酸3.6mlを加え、還流した。30分、6
0分及び90分後にそれぞれ、酢酸1.8mlを加え
た。140分後に、氷水にあけ、1N−塩酸を加え、p
H3にし、酢酸エチルで3回抽出した。抽出液を合わ
せ、5%炭酸水素ナトリウム水、及び飽和食塩水で洗滌
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて精製し、18〜21%酢酸エチル含有ヘキ
サン流出部より、4.01gの固体の目的物を得た。 融点:87−89℃。 また、この化合物のIRスペクトル及びNMR スペクトル
は、参考例1の化合物のものと同一であった。
【0127】参考例184−ヒドロキシチオフェン−2−カルボン酸メチルエス
テル 4−ヒドロキシチオフェン−2−カルボン酸カリウム塩
(4−ヒドロキシチオフェン−2−カルボン酸と水酸化
カリウムから調製)1.00gにジメチルホルムアミド
50mlおよび沃化メタン5mlを加え、室温で1夜撹
拌した。反応終了後、水で稀釈し、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を飽和食塩水で洗滌した後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧で留去し、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸
エチル/ヘキサン=10/90から30/70)で精製
し、357mgの固体の目的化合物を得た。この化合物
のIRスペクトルおよびNMR スペクトルは参考例1の化合
物のものと同じであった。
【0128】試験例1モルモットの心房テスト 自発性搏動を行なっているモルモットの右心房を摘出
し、40mlのクレブス−ヘンセライト(Krebs-Henseli
te) 溶液中に懸垂し、トランスジューサーとの間に1g
の張力を負荷した。37℃にて一定の通気を行なった。
10-6g/mlヒスタミンを投与し、コントロールとして心
搏数を記録した。被験化合物を1μg/mlの濃度にな
るように加え、3分間後に10-6g/mlヒスタミンを投与
した時の心搏数を計測した。対照群に対する抑制率(R
%)を次式で算出した。 R=(1−B/A)×100 A:対照群の心搏数 B:被験薬物投与群の心搏数 その結果、実施例番号15、18、19及び20の化合
物は35%以上の強力な抑制作用を示した。
【0129】試験例2ヘリコバクター ピロリに対する抗菌作用 抗菌力評価は、ヘリコバクター ピロリ(Helicobacter
Pylori) 9470株を用い、本発明化合物のヘリコバクター
ピロリに対するMIC(Minimum InhibitoryConcentra
tion : 最小発育阻止濃度)値を求めることによった。
ヘリコバクター ピロリを平板培地上で4日間培養し
た。培地にはブレインハートインヒュージョン寒天(D
ifco社製)を規定量の蒸留水に溶解し、オートクレ
ーブで滅菌した後、ウマ血液(日本生物材料社製)を7
%となるように分注して固化したものを用いた。微好気
条件下、37℃で4日間培養したヘリコバクター ピロ
リを生理食塩水中で菌量が約108 CFU/mlとなる
ように懸濁した。懸濁液を100倍希釈し、その約10
μlをMIC測定用培地上に接種した。MIC測定用培
地には、前培養用培地と組成が同じものを用いた。本発
明化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し
滅菌蒸留水で2倍希釈系列にした溶液と培地とを1:9
9の割合で混合し、シャーレ上で固化したものをMIC
測定用培地とした。前培養と同様にしてヘリコバクター
ピロリを微好気条件下、37℃において3日間培養
した。培養終了後、接種部分の菌の生育を肉眼で観察
し、菌の生育のみられなかった本発明化合物の最小濃度
をMICとした。その結果、実施例番号15、18、1
9及び20の化合物は強力な抗菌作用を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/445 ACL 9454−4C 31/495 9454−4C 31/535 9454−4C 31/55 9454−4C C07D 409/06 211 7602−4C 409/12 307 7602−4C 413/12 333 7602−4C 417/12 333 9051−4C (72)発明者 蔵田 等司 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 安田 紘 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、 R1 は、3−8員環状アミノ基又はジーC1 −C4 アル
    キルアミノ基を示し、 R2 及びR3 は、同一または異なって、水素原子、C1
    −C6 アルキル基、置換されたC1 −C6 アルキル基
    (該置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C1
    4 アルコキシ、ジーC1 −C4 アルキルアミノ、C3
    −C6 シクロアルキル、C6 −C10アリール又は窒素原
    子、酸素原子及び硫黄原子からなる原子群から選択され
    るヘテロ原子を有する5乃至6員環ヘテロアリールを示
    す。)、C3 −C6 アルケニル基、C3 −C6 アルキニ
    ル基、C3 −C6 シクロアルキル基又はC6 −C10アリ
    ール基を示す。]を有するチエニルオキシブテニル誘導
    体及びその薬理上許容される塩。
  2. 【請求項2】R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、2
    −,3−若しくは4−メチルピペリジノ基、3,5−ジ
    メチルピペリジノ基、4−ヒドロキシピペリジノ基、ヘ
    キサヒドロアゼピノ基、ヘプタメチレンイミノ基、モル
    ホリノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基又はジ
    プロピルアミノ基である請求項1のチエニルオキシブテ
    ニル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  3. 【請求項3】R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、2
    −,3−若しくは4−メチルピペリジノ基、ヘキサヒド
    ロアゼピノ基、モルホリノ基、ジメチルアミノ基、ジエ
    チルアミノ基又はジプロピルアミノ基である請求項1の
    チエニルオキシブテニル誘導体及びその薬理上許容され
    る塩。
  4. 【請求項4】R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、ジメ
    チルアミノ基、ジエチルアミノ基又はジプロピルアミノ
    基である請求項1のチエニルオキシブテニル誘導体及び
    その薬理上許容される塩。
  5. 【請求項5】R1 がピペリジノ基である請求項1のチエ
    ニルオキシブテニル誘導体及びその薬理上許容される
    塩。
  6. 【請求項6】R2 及びR3 が同一又は異なって、水素原
    子、C1 −C5 アルキル基、置換されたC1 −C4 アル
    キル基(該置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、
    1−C2 アルコキシ、ジーC1 −C2 アルキルアミ
    ノ、C3 −C6 シクロアルキル、C6 アリール、フリ
    ル、チエニル、オキサゾリル又はチアゾリルを示
    す。)、C3 −C4 アルケニル基、C3 −C4 アルキニ
    ル基、C3 −C6 シクロアルキル基又はC6 アリール基
    である請求項1のチエニルオキシブテニル誘導体及びそ
    の薬理上許容される塩。
  7. 【請求項7】R2 及びR3 が同一又は異なって、水素原
    子、C1 −C5 アルキル基、置換されたC1 −C3 アル
    キル基(該置換基は、ヒドロキシ;ハロゲン;シアノ;
    1−C2 アルコキシ;ジーC1 −C2 アルキルアミ
    ノ;C3 −C6 シクロアルキル;フエニル;メチル、メ
    トキシ、フルオロ、クロロ若しくはジメチルアミノで置
    換されたフエニル;フリル;又はチエニルを示す。)、
    3 −C4 アルケニル基、C3 −C4 アルキニル基、C
    3 −C6 シクロアルキル基、フエニル基又はメチル、メ
    トキシ、フルオロ、クロロ若しくはジメチルアミノで置
    換されたフエニル基である請求項1のチエニルオキシブ
    テニル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  8. 【請求項8】R2 が水素原子、C1 −C5 アルキル基、
    2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2,2,
    2ートリフルオロエチル基、3−フルオロプロピル基、
    2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、3−
    クロロプロピル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプ
    タフルオロブチル基、2−シアノエチル基、3−シアノ
    プロピル基、2−メトキシエチル基、3−メトキシプロ
    ピル基、2−ジメチルアミノエチル基、3−ジメチルア
    ミノプロピル基、シクロプロピルメチル基、シクロブチ
    ルメチル基、ベンジル基、2−,3−若しくは4−メチ
    ルベンジル基、2−,3−若しくは4−メトキシベンジ
    ル基、2−,3−若しくは4−フルオロベンジル基、2
    −,3−若しくは4−クロロベンジル基、ピペロニル
    基、2−若しくは3−フリルメチル基、2−若しくは3
    −チエニルメチル基、アリル基、メタアリル基、プロパ
    ギル基、2−ブチニル基、シクロプロピル基、シクロペ
    ンチル基又はフェニル基であり、 R3 が水素原子である請求項1のチエニルオキシブテニ
    ル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  9. 【請求項9】R2 が水素原子、C1 −C4 アルキル基、
    2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2,2,
    2ートリフルオロエチル基、3−フルオロプロピル基、
    3−クロロプロピル基、2−シアノエチル基、シクロプ
    ロピルメチル基、シクロブチルメチル基、ベンジル基、
    2−,3−若しくは4−メトキシベンジル基、2−フリ
    ルメチル基、2−チエニルメチル基、アリル基、プロパ
    ギル基、シクロプロピル基又はフェニル基であり、 R3 が水素原子である請求項1のチエニルオキシブテニ
    ル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  10. 【請求項10】R2 が水素原子、メチル基、エチル基、
    プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル
    基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2,
    2,2ートリフルオロエチル基、3−クロロプロピル
    基、2−シアノエチル基、アリル基、プロパギル基又は
    フェニル基であり、 R3 が水素原子である請求項1のチエニルオキシブテニ
    ル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  11. 【請求項11】R2 が水素原子、メチル基、イソプロピ
    ル基、ブチル基、2−フルオロエチル基又は2−クロロ
    エチル基であり、 R3 が水素原子である請求項1のチエニルオキシブテニ
    ル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  12. 【請求項12】R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、2
    −,3−若しくは4−メチルピペリジノ基、3,5−ジ
    メチルピペリジノ基、4−ヒドロキシピペリジノ基、ヘ
    キサヒドロアゼピノ基、ヘプタメチレンイミノ基、モル
    ホリノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基又はジ
    プロピルアミノ基であり、 R2 及びR3 が同一又は異なって、水素原子、C1 −C
    5 アルキル基、置換されたC1 −C4 アルキル基(該置
    換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C1−C2
    ルコキシ、ジーC1 −C2 アルキルアミノ、C3 −C6
    シクロアルキル、C6 アリール、フリル、チエニル、オ
    キサゾリル又はチアゾリルを示す。)、C3 −C4 アル
    ケニル基、C3 −C4 アルキニル基、C3 −C6 シクロ
    アルキル基又はC6 アリール基である請求項1のチエニ
    ルオキシブテニル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  13. 【請求項13】R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、2
    −,3−若しくは4−メチルピペリジノ基、ヘキサヒド
    ロアゼピノ基、モルホリノ基、ジメチルアミノ基、ジエ
    チルアミノ基又はジプロピルアミノ基であり、 R2 及びR3 が同一又は異なって、水素原子、C1 −C
    5 アルキル基、置換されたC1 −C3 アルキル基(該置
    換基は、ヒドロキシ;ハロゲン;シアノ;C1−C2
    ルコキシ;ジーC1 −C2 アルキルアミノ;C3 −C6
    シクロアルキル;フエニル;メチル、メトキシ、フルオ
    ロ、クロロ若しくはジメチルアミノで置換されたフエニ
    ル;フリル;又はチエニルを示す。)、C3 −C4 アル
    ケニル基、C3 −C4 アルキニル基、C3 −C6 シクロ
    アルキル基、フエニル基又はメチル、メトキシ、フルオ
    ロ、クロロ若しくはジメチルアミノで置換されたフエニ
    ル基である請求項1のチエニルオキシブテニル誘導体及
    びその薬理上許容される塩。
  14. 【請求項14】R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、ジ
    メチルアミノ基、ジエチルアミノ基又はジプロピルアミ
    ノ基であり、 R2 が水素原子、C1 −C5 アルキル基、2−フルオロ
    エチル基、2−クロロエチル基、2,2,2ートリフル
    オロエチル基、3−フルオロプロピル基、2,2,3,
    3,3−ペンタフルオロプロピル基、3−クロロプロピ
    ル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブ
    チル基、2−シアノエチル基、3−シアノプロピル基、
    2−メトキシエチル基、3−メトキシプロピル基、2−
    ジメチルアミノエチル基、3−ジメチルアミノプロピル
    基、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基、
    ベンジル基、2−,3−若しくは4−メチルベンジル
    基、2−,3−若しくは4−メトキシベンジル基、2
    −,3−若しくは4−フルオロベンジル基、2−,3−
    若しくは4−クロロベンジル基、ピペロニル基、2−若
    しくは3−フリルメチル基、2−若しくは3−チエニル
    メチル基、アリル基、メタアリル基、プロパギル基、2
    −ブチニル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基又
    はフェニル基であり、 R3 が水素原子である請求項1のチエニルオキシブテニ
    ル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  15. 【請求項15】R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、ジ
    メチルアミノ基又はジエチルアミノ基であり、 R2 が水素原子、C1 −C4 アルキル基、2−フルオロ
    エチル基、2−クロロエチル基、2,2,2ートリフル
    オロエチル基、3−フルオロプロピル基、3−クロロプ
    ロピル基、2−シアノエチル基、シクロプロピルメチル
    基、シクロブチルメチル基、ベンジル基、2−,3−若
    しくは4−メトキシベンジル基、2−フリルメチル基、
    2−チエニルメチル基、アリル基、プロパギル基、シク
    ロプロピル基又はフェニル基であり、 R3 が水素原子である請求項1のチエニルオキシブテニ
    ル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  16. 【請求項16】R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、ジ
    メチルアミノ基又はジエチルアミノ基であり、 R2 が水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
    ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、2−フルオロ
    エチル基、2−クロロエチル基、2,2,2ートリフル
    オロエチル基、3−クロロプロピル基、2−シアノエチ
    ル基、アリル基、プロパギル基又はフェニル基であり、 R3 が水素原子である請求項1のチエニルオキシブテニ
    ル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  17. 【請求項17】R1 がピペリジノ基であり、 R2 が水素原子、メチル基、イソプロピル基、ブチル
    基、2−フルオロエチル基又は2−クロロエチル基であ
    り、 R3 が水素原子である請求項1のチエニルオキシブテニ
    ル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  18. 【請求項18】一般式(I)の化合物が、 1−アミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3−
    チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
    ノ]シクロブテン−3,4−ジオンである請求項1のチ
    エニルオキシブテニル誘導体及びその薬理上許容される
    塩。
  19. 【請求項19】一般式(I)の化合物が、 1−メチルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル
    −3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イル
    アミノ]シクロブテン−3,4−ジオンである請求項1
    のチエニルオキシブテニル誘導体及びその薬理上許容さ
    れる塩。
  20. 【請求項20】一般式(I)の化合物が、 1−イソプロピルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノ
    メチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1
    −イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオンである請
    求項1のチエニルオキシブテニル誘導体及びその薬理上
    許容される塩。
  21. 【請求項21】一般式(I)の化合物が、 1−ブチルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル
    −3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イル
    アミノ]シクロブテン−3,4−ジオンである請求項1
    のチエニルオキシブテニル誘導体及びその薬理上許容さ
    れる塩。
  22. 【請求項22】一般式(I)の化合物が、 1−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−2−
    [4−(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)
    −2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−
    3,4−ジオンである請求項1のチエニルオキシブテニ
    ル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  23. 【請求項23】一般式(I)の化合物が、 1−(2−フルオロエチルアミノ)−2−[4−(5−
    ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−
    ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオ
    ンである請求項1のチエニルオキシブテニル誘導体及び
    その薬理上許容される塩。
  24. 【請求項24】一般式(I)の化合物が、 1−(2−クロロエチルアミノ)−2−[4−(5−ピ
    ペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブ
    テン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン
    である請求項1のチエニルオキシブテニル誘導体及びそ
    の薬理上許容される塩。
  25. 【請求項25】一般式(I)の化合物が、 1−(2−シアノエチルアミノ)−2−[4−(5−ピ
    ペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブ
    テン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン
    である請求項1のチエニルオキシブテニル誘導体及びそ
    の薬理上許容される塩。
  26. 【請求項26】一般式(I)の化合物が、 1−プロパルギルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノ
    メチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1
    −イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオンである請
    求項1のチエニルオキシブテニル誘導体及びその薬理上
    許容される塩。
  27. 【請求項27】一般式(I)の化合物が、 1−アミノ−2−[4−(5−ピロリジノメチル−3−
    チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
    ノ]シクロブテン−3,4−ジオンである請求項1のチ
    エニルオキシブテニル誘導体及びその薬理上許容される
    塩。
  28. 【請求項28】一般式(I)の化合物が、 1−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−2−
    [4−(5−ピロリジノメチル−3−チエニルオキシ)
    −2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−
    3,4−ジオンである請求項1のチエニルオキシブテニ
    ル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  29. 【請求項29】一般式(I)の化合物が、 1−(2−クロロエチルアミノ)−2−[4−(5−ピ
    ロリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブ
    テン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン
    である請求項1のチエニルオキシブテニル誘導体及びそ
    の薬理上許容される塩。
  30. 【請求項30】一般式(I)の化合物が、 1−ブチルアミノ−2−[4−(5−ジメチルアミノメ
    チル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−
    イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオンである請求
    項1のチエニルオキシブテニル誘導体及びその薬理上許
    容される塩。
  31. 【請求項31】一般式(I)の化合物が、 1−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−2−
    [4−(5−ジエチルアミノメチル−3−チエニルオキ
    シ)−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテ
    ン−3,4−ジオンである請求項1のチエニルオキシブ
    テニル誘導体及びその薬理上許容される塩。
  32. 【請求項32】一般式(I)の化合物が、 1−(2−クロロエチルアミノ)−2−[4−(5−ジ
    エチルアミノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス
    −ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジ
    オンである請求項1のチエニルオキシブテニル誘導体及
    びその薬理上許容される塩。
  33. 【請求項33】一般式(I)の化合物が、 1−(2−クロロエチルアミノ)−2−[4−(5−ジ
    プロピルアミノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シ
    ス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−
    ジオンである請求項1のチエニルオキシブテニル誘導体
    及びその薬理上許容される塩。
  34. 【請求項34】一般式(I)の化合物が、 1−ブチルアミノ−2−[4−(5−ジエチルアミノメ
    チル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−
    イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオンである請求
    項1のチエニルオキシブテニル誘導体及びその薬理上許
    容される塩。
  35. 【請求項35】請求項1のチエニルオキシブテニル誘導
    体及びその薬理上許容される塩を有効成分とする抗潰瘍
    剤。
  36. 【請求項36】有効成分が、 R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、2−,3−若しく
    は4−メチルピペリジノ基、3,5−ジメチルピペリジ
    ノ基、4−ヒドロキシピペリジノ基、ヘキサヒドロアゼ
    ピノ基、ヘプタメチレンイミノ基、モルホリノ基、ジメ
    チルアミノ基、ジエチルアミノ基又はジプロピルアミノ
    基であり、 R2 及びR3 が同一又は異なって、水素原子、C1 −C
    5 アルキル基、置換されたC1 −C4 アルキル基(該置
    換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C1−C2
    ルコキシ、ジーC1 −C2 アルキルアミノ、C3 −C6
    シクロアルキル、C6 アリール、フリル、チエニル、オ
    キサゾリル又はチアゾリルを示す。)、C3 −C4 アル
    ケニル基、C3 −C4 アルキニル基、C3 −C6 シクロ
    アルキル基又はC6 アリール基であるチエニルオキシブ
    テニル誘導体及びその薬理上許容される塩である請求項
    35の抗潰瘍剤。
  37. 【請求項37】有効成分が、 R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、2−,3−若しく
    は4−メチルピペリジノ基、ヘキサヒドロアゼピノ基、
    モルホリノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基又
    はジプロピルアミノ基であり、 R2 及びR3 が同一又は異なって、水素原子、C1 −C
    5 アルキル基、置換されたC1 −C3 アルキル基(該置
    換基は、ヒドロキシ;ハロゲン;シアノ;C1−C2
    ルコキシ;ジーC1 −C2 アルキルアミノ;C3 −C6
    シクロアルキル;フエニル;メチル、メトキシ、フルオ
    ロ、クロロ若しくはジメチルアミノで置換されたフエニ
    ル;フリル;又はチエニルを示す。)、C3 −C4 アル
    ケニル基、C3 −C4 アルキニル基、C3 −C6 シクロ
    アルキル基、フエニル基又はメチル、メトキシ、フルオ
    ロ、クロロ若しくはジメチルアミノで置換されたフエニ
    ル基であるチエニルオキシブテニル誘導体及びその薬理
    上許容される塩である請求項35の抗潰瘍剤。
  38. 【請求項38】有効成分が、 R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、ジメチルアミノ
    基、ジエチルアミノ基又はジプロピルアミノ基であり、 R2 が水素原子、C1 −C5 アルキル基、2−フルオロ
    エチル基、2−クロロエチル基、2,2,2ートリフル
    オロエチル基、3−フルオロプロピル基、2,2,3,
    3,3−ペンタフルオロプロピル基、3−クロロプロピ
    ル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブ
    チル基、2−シアノエチル基、3−シアノプロピル基、
    2−メトキシエチル基、3−メトキシプロピル基、2−
    ジメチルアミノエチル基、3−ジメチルアミノプロピル
    基、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基、
    ベンジル基、2−,3−若しくは4−メチルベンジル
    基、2−,3−若しくは4−メトキシベンジル基、2
    −,3−若しくは4−フルオロベンジル基、2−,3−
    若しくは4−クロロベンジル基、ピペロニル基、2−若
    しくは3−フリルメチル基、2−若しくは3−チエニル
    メチル基、アリル基、メタアリル基、プロパギル基、2
    −ブチニル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基又
    はフェニル基であり、 R3 が水素原子であるチエニルオキシブテニル誘導体及
    びその薬理上許容される塩である請求項35の抗潰瘍
    剤。
  39. 【請求項39】有効成分が、 R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、ジメチルアミノ基
    又はジエチルアミノ基であり、 R2 が水素原子、C1 −C4 アルキル基、2−フルオロ
    エチル基、2−クロロエチル基、2,2,2ートリフル
    オロエチル基、3−フルオロプロピル基、3−クロロプ
    ロピル基、2−シアノエチル基、シクロプロピルメチル
    基、シクロブチルメチル基、ベンジル基、2−,3−若
    しくは4−メトキシベンジル基、2−フリルメチル基、
    2−チエニルメチル基、アリル基、プロパギル基、シク
    ロプロピル基又はフェニル基であり、 R3 が水素原子であるチエニルオキシブテニル誘導体及
    びその薬理上許容される塩である請求項35の抗潰瘍
    剤。
  40. 【請求項40】有効成分が、 R1 がピロリジノ基、ピペリジノ基、ジメチルアミノ基
    又はジエチルアミノ基であり、 R2 が水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
    ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、2−フルオロ
    エチル基、2−クロロエチル基、2,2,2ートリフル
    オロエチル基、3−クロロプロピル基、2−シアノエチ
    ル基、アリル基、プロパギル基又はフェニル基であり、 R3 が水素原子であるチエニルオキシブテニル誘導体及
    びその薬理上許容される塩である請求項35の抗潰瘍
    剤。
  41. 【請求項41】有効成分が、 R1 がピペリジノ基であり、 R2 が水素原子、メチル基、イソプロピル基、ブチル
    基、2−フルオロエチル基又は2−クロロエチル基であ
    り、 R3 が水素原子であるチエニルオキシブテニル誘導体及
    びその薬理上許容される塩である請求項35の抗潰瘍
    剤。
  42. 【請求項42】有効成分が、 1−アミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル−3−
    チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
    ノ]シクロブテン−3,4−ジオン及びその薬理上許容
    される塩、 1−メチルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル
    −3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イル
    アミノ]シクロブテン−3,4−ジオン及びその薬理上
    許容される塩、 1−イソプロピルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノ
    メチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1
    −イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン及びその
    薬理上許容される塩、 1−ブチルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノメチル
    −3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イル
    アミノ]シクロブテン−3,4−ジオン及びその薬理上
    許容される塩、 1−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−2−
    [4−(5−ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)
    −2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−
    3,4−ジオン及びその薬理上許容される塩、 1−(2−フルオロエチルアミノ)−2−[4−(5−
    ピペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−
    ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオ
    ン及びその薬理上許容される塩、 1−(2−クロロエチルアミノ)−2−[4−(5−ピ
    ペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブ
    テン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン
    及びその薬理上許容される塩、 1−(2−シアノエチルアミノ)−2−[4−(5−ピ
    ペリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブ
    テン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン
    及びその薬理上許容される塩、 1−プロパルギルアミノ−2−[4−(5−ピペリジノ
    メチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1
    −イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン及びその
    薬理上許容される塩、 1−アミノ−2−[4−(5−ピロリジノメチル−3−
    チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミ
    ノ]シクロブテン−3,4−ジオン及びその薬理上許容
    される塩、 1−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−2−
    [4−(5−ピロリジノメチル−3−チエニルオキシ)
    −2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−
    3,4−ジオン及びその薬理上許容される塩、 1−(2−クロロエチルアミノ)−2−[4−(5−ピ
    ロリジノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブ
    テン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン
    及びその薬理上許容される塩、 1−ブチルアミノ−2−[4−(5−ジメチルアミノメ
    チル−3−チエニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−
    イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジオン及びその薬
    理上許容される塩、 1−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−2−
    [4−(5−ジエチルアミノメチル−3−チエニルオキ
    シ)−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテ
    ン−3,4−ジオン及びその薬理上許容される塩、 1−(2−クロロエチルアミノ)−2−[4−(5−ジ
    エチルアミノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シス
    −ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−ジ
    オン及びその薬理上許容される塩、 1−(2−クロロエチルアミノ)−2−[4−(5−ジ
    プロピルアミノメチル−3−チエニルオキシ)−2−シ
    ス−ブテン−1−イルアミノ]シクロブテン−3,4−
    ジオン及びその薬理上許容される塩並びに1−ブチルア
    ミノ−2−[4−(5−ジエチルアミノメチル−3−チ
    エニルオキシ)−2−シス−ブテン−1−イルアミノ]
    シクロブテン−3,4−ジオン及びその薬理上許容され
    る塩からなる群から選ばれる化合物である請求項35の
    抗潰瘍剤。
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