JPH0631603A - 管内面の研削装置 - Google Patents

管内面の研削装置

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JPH0631603A
JPH0631603A JP18973392A JP18973392A JPH0631603A JP H0631603 A JPH0631603 A JP H0631603A JP 18973392 A JP18973392 A JP 18973392A JP 18973392 A JP18973392 A JP 18973392A JP H0631603 A JPH0631603 A JP H0631603A
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JP
Japan
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pipe
grinding
ground
grinding tool
top end
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18973392A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Umemoto
忠宏 梅本
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被研削内部への研削具の送り込み性を高め、
内部障害物を回避しながら所望位置に研削具を設置す
る。 【構成】 被研削管内に挿入される操作管と、高温変態
によって操作管の芯出しを行なう熱作動固定部と、操作
管の内部で回転する回転駆動軸と、回転駆動軸に取り付
けられ被研削面を研削する研削具とを具備する。熱作動
部及び研削具の形状を小さくした状態で挿入し、所望位
置で加熱することによって芯出しした状態で研削具を作
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管内面の研削装置に係
り、特に、小口径管内面の研削を実施するものである。
【0002】
【従来技術】従来、小口径管内面に検査機器を送り込ん
で、内面の状態を調べる技術として、例えば、特開平2
−105036号公報(小口径管内面の検査方法)、実
開平2−69744号公報(小口径管内面の検査装
置)、実開平2−69968号公報(小口径管内面の電
解腐食装置)、特開平2−154145号公報(小口径
管内面の検査装置)、実開平2−115165号公報
(管の探傷装置)が提案されている。
【0003】これらの技術では、例えば、原子炉圧力容
器の下鏡部に対して上下貫通状態に取り付けられている
小口径管内部に、下部開口から、上端に所望の検査機器
等を取り付けた状態の操作管や操作ロッド等を挿入し
て、必要な検査を行なうようにしている。そして、検査
位置を周方向に変更する場合には、操作管等を所望の角
度だけ回転させることによって行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先述した各刊
行物に記載されているように、長尺な小口径管の奥深い
部分で、検査及びこれに付属する作業を行なう場合に
は、各機器の振れを小さくする工夫が必要であるが、小
口径管の内面にコーディング層等の小さな障害物や突起
等が存在していると、各機器の挿入や作動に影響を及ぼ
すとともに、各機器がコーディング層等を通過する際に
傷をつけてしまう恐れがあり、そして、操作管を高速回
転する場合には、特に振れや回転むらが発生し易い等の
問題が残されている。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、被研削管の内部への研削具の送り込み性を高め
ること、研削具を確実に作動させること等を目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る管内面の研
削装置では、被研削管に挿入される操作管と、該操作管
の先端近傍に取り付けられ高温変態時に被研削管の内面
に接触して操作管の芯出しを行なう熱作動固定部と、操
作管の内部に回転可能に支持される回転駆動軸と、該回
転駆動軸に操作管の先端開口から突出した状態に取り付
けられ高温変態時に被研削管の被研削面に接触させられ
る研削具とを具備する構成を採用している。
【0007】
【作用】操作管及び回転駆動軸に、熱作動固定部及び研
削具を形状を小さくした状態で支持させておき、操作管
を被研削管に挿入することによって途中の障害物を回避
する。操作管内部の所望位置で、熱作動固定部及び研削
具の温度を高めることにより、熱作動固定部を被研削管
に接触させて操作管の芯出しと固定とを行ない、研削具
の回転によって被研削面の研削を実施する。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る管内面の研削装置の一実
施例について、図1及び図2に基づいて説明する。該一
実施例では、従来例と同様の長尺な小口径管の内部に研
削具を送り込んで、研削具を回転駆動させることによ
り、被研削管を研削するものとしている。図中、符号P
は被研削管(小口径管)、Xは被研削面、1は操作管、
2は熱作動固定部、3は回転駆動軸、4は研削具、5は
先端スリーブ、6はジョイント部、7はヒータ、8は軸
受、9はベアリング押えである。
【0009】前記操作管1は、被研削管(小口径管)1
の中に挿入されるとともに、その先端に先端スリーブ5
がジョイント部6によって同軸上に取り付けられ、そし
て、従来技術例の特開平2−154145号公報に準じ
て、軸方向に移動させられるものとする。
【0010】前記熱作動固定部2は、先端スリーブ5の
外表面に周方向に間隔を空けて複数箇所、かつ、軸方向
に離間した状態に配され熱作動時に被研削管Pの内面に
接触させられる熱作動部材2aと、該熱作動部材2aに
取り付けられ低温時に熱作動部材2aを弾発力によって
縮径させる方向に駆動するコイルスプリング等の弾発部
材2bとを有している。そして、熱作動部材2aは、例
えばTi−50Ni合金からなる板ばね状の形状記憶合
金であり、高温記憶形状が図1の実線で示すように最大
径となるように設定される。
【0011】前記回転駆動軸3は、図1に示すように、
操作管1の先端の先端スリーブ5の中心位置に、軸受8
によって回転可能に取り付けられ、操作管1の基部の回
転駆動源(モータ等)に、フレシキブルシャフト3a及
びカップリング継手3bを介して接続される。
【0012】前記研削具4は、図1及び図2に示すよう
に、回転駆動軸3の先端に対して先端スリーブ5の先端
開口から突起するように取り付けられるボス部4aと、
該ボス部4aに半径外方に突起状態に複数配される熱作
動アーム4bと、該熱作動アーム4bの先端に取り付け
られ被研削面Xに接触してこれを研削するための研削砥
石4cと、ボス部4aと熱作動アーム4bとの間に介在
して低温時に熱作動アーム4bを弾発力によって半径内
方向に引き寄せる板ばね等の弾発部材4dと、ボス部4
aを回転駆動軸3の先端部に取り付けるためのナット等
の締結具4eとを有している。そして、熱作動アーム4
bは、Ti−50Ni合金等からなる針金状記憶合金で
あり、高温記憶形状が、図1及び図2において実線で示
すように研削砥石4cを被研削面Xに接触させた状態と
なるまで半径外方向に突出するように設定される。
【0013】前記先端スリーブ5は、軸受8の回りに接
続アーム5aを介在させた状態で半径方向に間隔を空け
て取り付けられ、その内面にヒータ7が配され、先端が
挟められた先端開口5bが形成されている。
【0014】前記軸受8には、先端スリーブ5との間に
環状流路を形成するためのカバー8aと、該カバー8a
の内面に形成されベアリング押え9を螺合状態に取り付
けるためのめねじ部8bとが配される。
【0015】このように構成とされている管内面の研削
装置であると、熱作動固定部2及び研削具4を常温(低
温)にして、弾発部材2b,4dの弾発力により形状
(外径)を小さくした状態で、操作管1を被研削管Pに
挿入し、研削具4を被研削面Xの近傍に位置させること
によって研削が実施される。操作管1の挿入途中に、コ
ーディング層等の突出部分が介在している場合には、熱
作動固定部2及び研削具4の形状を小さくすることによ
り障害物との接触が回避される。
【0016】ヒータ7を作動させて(給電によって発熱
させて)、先端スリーブ5を介して熱作動部材2aを、
その高温記憶形状に変形させる。この変形(変態)力
は、弾発部材2bの弾発力によりも大きなものとなるた
め、熱作動固定部2が被研削管Pの内面に強く接触し
て、回転駆動軸3の芯出しと軸方向移動の拘束とが行な
われる。
【0017】操作管1を固定した状態で、操作管1の内
部に少量の空気を送り込むと、先端スリーブ5とカバー
8aとの間の環状空間の空気が加熱され、この加熱空気
が熱作動アーム4bを温度上昇させることによって、図
2の鎖線位置から実線位置で示すように熱作動アーム4
bが伸び、研削砥石4cが被研削面Xに接触する。
【0018】次いで、操作管1の回転駆動源からフレキ
シブルシャフト3aを介して研削具4に回転力を伝達
し、研削具4の回転によって被研削面Xの研削作業を実
施する。
【0019】研削位置を調整する場合には、操作管1を
軸方向に移動させることによって行なわれ、熱作動固定
部2や研削具4の接触箇所近傍に内方への突出部分等の
障害が存在しない場合には、熱作動固定部2及び研削具
4を接触させたまま行なわれる。
【0020】熱作動固定部2及び研削具4の移動範囲に
障害物が介在している場合、操作管1の撤去等によって
大きな移動を行なう場合にあっては、ヒータ7の作動を
停止した状態で操作管1の内部に冷却を送り続け、熱作
動固定部2の熱作動部材2a及び研削具4の熱作動アー
ム4bの温度を下げ、形状記憶合金の変態形状維持力を
弱め、弾発部材2b,4dの弾発力によって熱作動固定
部2及び研削具4の形状を小さくすることによって実施
される。
【0021】図3は、研削具4の他の実施例を示すもの
で、熱作動アーム4bが途中にループを有する形状に形
成され、実線位置及び鎖線位置で示すように、変形量を
大きくするように設定される。この例にあっては、弾発
部材4dがコイルばね状等とされる。
【0022】本発明に係る管内面の研削装置にあって
は、次の技術を採用することができる。 熱作動固定部2にあって、熱作動部材2aの形状及び
配設を任意とすること。 熱作動部材2aを熱風によって変態させること。 研削具4によって、コーティング層や溶接継手等の内
方突出部の研削、円筒面の加工を行なうこと。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る管内面の研削装置にあって
は、被研削管に挿入される操作管と、高温変態によって
操作管の芯出し及び固定を行なう熱作動固定部と、操作
管の内部で回転する回転駆動軸と、回転駆動軸に取り付
けられ被研削面を研削する研削具とを具備する構成を採
用しているから、以下の効果を奏する。 (1) 熱作動固定部及び研削具の形状を小さくした状
態で、被研削管の内部に操作管を挿入することにより、
途中に障害物が介在している場合にあっても干渉を避
け、研削具の送り込み性を向上させることができる。 (2) 熱作動固定部の温度を高めることによって、回
転駆動軸の芯出しと操作管の固定とが行なわれ、研削具
を所望の位置で作動させ、精度の高い研削作業を実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る管内面の研削装置の一実施例を
示す一部を省略した正断面図である。
【図2】 図1における研削具の部分の平面図である。
【図3】 図1における研削具の他の実施例を示す一部
を省略した正面図である。
【符号の説明】
P 被研削管(小口径管) X 被研削面 1 操作管 2 熱作動固定部 2a 熱作動部材 2b 弾発部材 3 回転駆動軸 3a フレキシブルシャフト 3b カップリング継手 4 研削具 4a ボス部 4b 熱作動アーム 4c 研削砥石 4d 弾発部材 4e 締結具 5 先端スリーブ 5a 接続アーム 5b 先端開口 6 ジョイント部 7 ヒータ 8 軸受 8a カバー 8b めねじ部 9 ベアリング押え

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研削管に挿入される操作管と、該操作
    管の先端近傍に取り付けられ高温変態時に被研削管の内
    面に接触して操作管の芯出しを行なう熱作動固定部と、
    操作管の内部に回転可能に支持される回転駆動軸と、該
    回転駆動軸に操作管の先端開口から突出した状態に取り
    付けられ高温変態時に被研削管の被研削面に接触させら
    れる研削具とを具備することを特徴とする管内面の研削
    装置。
JP18973392A 1992-07-16 1992-07-16 管内面の研削装置 Withdrawn JPH0631603A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015166679A1 (ja) * 2014-05-01 2015-11-05 株式会社ジーベックテクノロジー 回転工具、研磨工具および加工方法
CN112720215A (zh) * 2020-12-21 2021-04-30 霍丽娟 一种用于钢管的机械加工装置

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JPWO2015166679A1 (ja) * 2014-05-01 2017-04-20 株式会社ジーベックテクノロジー 回転工具、研磨工具および加工方法
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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005