JPH0631590U - 簡易昇降洗面ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 身長にあわせて、無理のない姿勢で洗面でき
る位置が、手軽に且つ簡単に操作できる事、コストに影
響が少ないため普及しやすい洗面ユニットである事。 【構成】 ２本の支柱１をたて、洗面台６に取り付けた
昇降ガイド２との間にバランス用バネ３をバネ固定ハン
ドル４で固定し、昇降ガイド２に連結したバランスウエ
イト７と、軽量化した洗面台６の重量に均衡するバネの
選定をする事で操作ハンドル５の上下操作の力の軽減を
計り、更にバネ固定ハンドル４の位置を移動する事で、
バランス用バネ３の微調整を可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はあらゆる洗面ユニットに利用できる。 背の高い人から背の低い人ま で腰を痛めず、老人子供、身体障害者等１台で広範囲に使えて便利。 又この考 案はいろいろな物に応用できる、例えば台所流し台等。

【０００２】

【従来の技術】

洗面ユニットは高さ固定が標準とされて、背の高い人は腰を曲げて無理な姿勢 を強いられたり、共通の高さでは不便な点が多かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一つの洗面台に身長の差から生じる無理な姿勢や不便さを、簡単な操作で高さ 調節できるように考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

洗面台の昇降装置としてコストおよび操作の簡便さを配慮した工夫が必要と思 われる事からバネの利用を考えた。

【０００５】 まず２本の支柱１を立て、この支柱１で上下にスライドする昇降ガイド２に洗 面台６を取り付け、支柱１に設けたバランス用バネ３で洗面台６の重さとバラン スさせる、洗面台６を上下させるには昇降ガイド２に連結した操作レバー５で上 下に移動し、位置決め用溝に固定する。

【０００６】

【作用】

バランス用バネ３は端末を支柱１の下部で、バネ固定ハンドル４により固定位 置を変更できる、この結果バランス用バネ３の強弱が調整可能となる。

【０００７】 洗面台６は合成樹脂ほか軽量な材料を選び、これを支える昇降ガイド２にはバ ランスウエイト７を掛けてワイヤーで背面に吊り下げ昇降時の力の操作を容易に した。

【０００８】

【実施例】

【０００９】 実施例について図面を参照して説明する。 図１は側面図で、ａ，ｂは洗面台の高さの変化を示す。 支柱１をスライドする 昇降ガイド２に洗面台６を取り付け、洗面台の重さに対応するバランス用バネ３ により操作レバー５にかかる力を軽減する。

【００１０】 バランス用バネ３は端末の固定箇所をバネ固定ハンドル４にて移動できるので 昇降ガイド２に連結して引き上げ用に吊り下げたバランスウエイト７との均衡に より最適の位置を設定してバネの強弱を加減できる事とした。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の洗面ユニットを普及する事で、背の高い人から背の低い人まで腰を痛 めず、１台で広範囲に使え、無理な姿勢、背伸び、腰曲げ等の健康上よくない体 型での使用が緩和され、気軽に手洗い洗面利用が実施される事が衛生上且つ健康 上の管理に大きな効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案洗面ユニットの側面図 （ａ）は洗面台の下降位置、 （ｂ）は洗面台の上昇位
置を示す。

【図２】洗面ユニットの正面図

【図３】上から見た洗面台上面図

【符号の説明】

１ 支柱 ２ 昇降ガイド ３ バランス用バネ ４ バネ固定ハンドル ５ 操作レバー ６ 洗面台 ７ バランスウエイト ８ 水道管 ９ 排水自在管 １０ 鏡 １１ 小棚

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗面台を支える支柱にバランス用バネを
   設けて昇降時の荷重バランスをとり、操作レバーにより
   容易に洗面台を上下できる簡易昇降洗面ユニット。
2. 【請求項２】 バランス用バネの固定位置の移動とバラ
   ンスウエイトを併用する事により最適の調節範囲を設定
   可能にした請求項１の洗面ユニット。
3. 【請求項３】 鏡、化粧台、小物収容棚等を装置した住
   居用の洗面ユニットに請求項１の装備を施工した洗面ユ
   ニット。