JPH0631555A - 鋼管管端保護具装着装置 - Google Patents

鋼管管端保護具装着装置

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JPH0631555A
JPH0631555A JP4188073A JP18807392A JPH0631555A JP H0631555 A JPH0631555 A JP H0631555A JP 4188073 A JP4188073 A JP 4188073A JP 18807392 A JP18807392 A JP 18807392A JP H0631555 A JPH0631555 A JP H0631555A
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JP
Japan
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steel pipe
pipe end
end protector
pipe
protector
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Application number
JP4188073A
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English (en)
Inventor
Shinji Hagiwara
真児 萩原
Yukihiro Nishida
幸弘 西田
Tetsuya Niimura
哲哉 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKIYUU KK
Sankyu Inc
Original Assignee
SANKIYUU KK
Sankyu Inc
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Publication date
Application filed by SANKIYUU KK, Sankyu Inc filed Critical SANKIYUU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の健康や安全性を害することなく生産
性の高い鋼管管端保護具装着装置を提供する。また、生
産性を大きく高め安価である鋼管管端保護具装着装置を
提供する。 【構成】 装填ボード202の回動で鋼管6管端の支点
軸203側の内周面に鋼管管端保護具5の支点軸203
側の先端部が接触するよう鋼管管端保護具5の位置調節
がされる。装填ボード202の回動で鋼管管端保護具5
が鋼管6にかかる接触をすると鋼管6は芯出しハンド2
06側に変位する。これにより鋼管管端保護具5の支点
軸203と逆方向の先端部面は鋼管6の支点軸203と
逆方向の内周面に当たって停止し鋼管管端保護具5は鋼
管6の管端に挿入される。この後高速ハンマ219の衝
撃で鋼管管端保護具5を鋼管6に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管端に溶接用開先加工等
された鋼管を輸送時等において保護するため、鋼管の管
端に装着される鋼管管端保護具を人力によらず装着する
ことを可能とする鋼管管端保護具装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の鋼管管端保護具の1例を図13
に示す。同図(a)(b)はいずれも鋼管管端保護具の
1例を示す断面図である。これらの鋼管管端保護具は、
鍔302を備え、また、4乃至8枚程度の弾性部材30
1が鋼管管端に装着したときの鋼管管端保護具の脱落を
防止している。
【0003】従来これらの鋼管管端保護具の装着は人力
によりひとつひとつ手作業で行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため作業者は騒音
の中で長時間の重労働を強いられ、作業者の健康上、安
全上の大きな問題となっていた。また、ひとつひとつ手
作業で行ったのでは生産性も低い。そこで、人力によら
ず容易に鋼管管端保護具の装着を行うことのできる装置
が要請される。
【0005】一方、鋼管管端保護具は多種多様なサイズ
のものが存在し、例えば直径は一般に60mm乃至19
0mm程度まで種々のものが存在する。さらに、鋼管管
端保護具は多様な製作誤差を有している。鋼管管端保護
具を装着する鋼管についても内径の真円度の狂いや鋼管
の全長(一般に5m乃至16m)の曲がりが存在する。
人力によらず鋼管管端保護具を装着する装置においては
作業者の作業勘に頼ることはできないため、上記諸点を
考慮し鋼管と鋼管管端保護具との軸芯の狂いを調節して
鋼管管端保護具を装着する手段を設けないと前記軸芯の
狂いによりうまく鋼管管端保護具を鋼管に装着できない
場合があり、また、多種多様なサイズの鋼管に対応した
多様な鋼管管端保護具を一台の装置で装着することもで
きず、生産性を大きく高めることが困難となる。
【0006】また、軸芯の狂いの調節は、センサなどに
よって鋼管と鋼管管端保護具との位置を厳密に検出し、
両者の位置を精巧に調節して行うこともできるが、これ
では鋼管管端保護具装着装置の構造が複雑化し、装置が
大変高価なものとなってしまう。
【0007】本発明は、人力によらないため、作業者の
健康や安全性を害することなく鋼管管端保護具の装着を
行うことができ、しかも生産性の高い鋼管管端保護具装
着装置を提供することを目的とする。
【0008】また、鋼管と鋼管管端保護具との軸芯の狂
いを調節し、また、多種多様なサイズの鋼管に対応した
多様な鋼管管端保護具を一台の装置で装着することを可
能として、生産性を大きく高めることのできる鋼管管端
保護具装着装置を提供することも目的とする。
【0009】さらに、軸芯の狂いを調節して生産性を大
きく高めることのできる鋼管管端保護具装着装置を安価
に提供することも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨は、鋼管管端保護具を支持したまま該鋼
管管端保護具を鋼管管端にあてがう支持手段と、前記鋼
管管端にあてがわれた前記鋼管管端保護具に前記鋼管の
軸方向の衝撃を与えて前記鋼管管端に装着する打ち込み
手段とを備えた鋼管管端保護具装着装置にある。
【0011】また、前記衝撃を与える前に前記鋼管管端
の軸芯と前記鋼管管端保護具の軸芯とを合致させる位置
調節手段を備えた前記の鋼管管端保護具装着装置も要旨
とする。
【0012】さらに、鋼管管端保護具を載置する載置板
と、支点軸を中心に回動可能に該支点軸に支持され前記
載置板面と垂直の方向に該板に加わる力に対し可動自在
に前記載置板を支持したまま前記回動により前記載置板
上の前記鋼管管端保護具を前記鋼管の管端にあてがう載
置板支持手段と、前記載置板面方向に前記載置板上の前
記鋼管管端保護具に前記支点軸の軸方向と垂直の方向に
加わる力に対しては前記鋼管管端保護具を柔軟に前記支
点軸の軸方向に前記鋼管管端保護具に加わる力に対して
は前記鋼管管端保護具を変位可能に前記載置板上に前記
鋼管管端保護具を支持する鋼管管端保護具支持手段と、
前記回動により前記鋼管管端保護具が前記鋼管管端に接
触する前に前記鋼管管端保護具と前記鋼管とが前記支点
軸と垂直方向に軸心ずれするよう位置調節を行う鋼管管
端保護具位置調節手段と、該位置調節と前記回動により
前記載置板上にある前記鋼管管端保護具と前記鋼管管端
とが前記の接触したときに前記軸芯ずれ方向で該軸芯ず
れによる前記鋼管管端保護具のずれとは逆方向の向きに
前記鋼管管端保護具を変位させる鋼管管端保護具変位手
段と、前記鋼管にあてがわれた前記鋼管管端保護具に前
記鋼管の軸方向の衝撃を与える鋼管管端保護具打ち込み
手段とを備えた鋼管管端保護具装着装置も要旨とする。
【0013】
【作用】支持手段が鋼管管端保護具を支持したまま該鋼
管管端保護具を鋼管管端にあてがうと、打ち込み手段が
前記鋼管管端にあてがわれた前記鋼管管端保護具に前記
鋼管の軸方向の衝撃を与えて前記鋼管管端に装着する。
【0014】また、鋼管管端保護具装着装置が位置調節
手段を備えているときは、位置調節手段が前記衝撃を与
える前に前記鋼管管端の軸芯と前記鋼管管端保護具の軸
芯とを合致させる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図2は本実施例にかかる鋼管管端保護具装着装
置の全体構造を示す正面図である。鋼管管端保護具装着
装置1は打ち込み部2、高さ調節部3、鋼管位置決め部
4などからなる。
【0016】まず、打ち込み部2の構造について説明す
る。図1は図2に示す鋼管管端保護具装着装置1を一部
切り欠いて、打ち込み部2の全体構造を説明する図であ
る。バックプレート201には鋼管6に装着すべき鋼管
管端保護具5が載置される。装填ボード202はバック
プレート201を支持したまま支点軸203を中心に図
示しない例えば駆動シリンダによって回動し、図1に示
すとおりバックプレート201上の鋼管管端保護具5を
鋼管6にあてがうことを可能とする。バックプレート2
01と装填ボード202との構造上の関係は図3を参照
して説明する。同図において装填ボード202の裏面に
はロッド204が設けられ、バックプレートの裏面には
直動軸受205が設けられている。直動軸受205はロ
ッド204をガイドに該ロッド204の軸方向に柔軟に
支持されている。これにより、装填ボード202はバッ
クプレート201の板面と垂直方向に加わる力に対し可
動自在に該バックプレート201を支持することとな
る。なお、図1においてはロッド204と直動軸受20
5とを省略している。
【0017】図1を参照して、装填ボード202上には
芯出しハンド206が設けられている。芯出しハンド2
06の構造については図4を参照して説明する。図4は
装填ボード202部分の上面図である。装填ボード20
2上には平行な2本の棒ラック207が歯車208を間
に介して設けられている。芯出しハンド206は140
゜に開いた、くの字形、逆くの字形の2本のハンドで、
それぞれ棒ラック207に設けられている。駆動シリン
ダ209で棒ラック207の一方をスライドさせること
によりバックプレート201上の鋼管管端保護具5を2
本の芯出しハンド206で挟持して該鋼管管端保護具5
をバックプレート201上に支持する。
【0018】図1において、支点軸203は直動軸受2
11上に備えられた横可動テーブル210に設けられて
いる。横可動テーブル210の構造については図5を参
照しつつ説明する。同図は図1における本実施例の鋼管
管端保護具装着装置1から鋼管位置決め部4を除外した
左側面図である。同図においては装填ボード202をほ
ぼ90°回動させた状態の図を示している。横可動テー
ブル210は直動軸受211を介してフローティングテ
ーブル212上に支持されている。フローティングテー
ブル212上にはエアシリンダ213が設けられ、該エ
アシリンダ213により、横可動テーブル210は支点
軸203の軸方向に移動可能である。かかる移動により
横可動テーブル210を一定位置にセット後、エアシリ
ンダ213を後退させる。この後、横可動テーブル21
0は、セットされた一定位置から支点軸203の軸方向
に±10mm程度の変位が可能である。よって、バック
プレート201上の鋼管管端保護具5も一定位置にセッ
トされ、その後、該位置から支点軸203の軸方向に加
わる力に対し該軸方向に変位可能となっている。
【0019】図1において、フローティングテーブル2
12は4本のガイドロッド215に支持され、支持台2
17に固定された直動軸受216がガイドロッド215
を、フローティングテーブル212のテーブル面とは垂
直の方向に加わる力に対して柔軟に支持している。この
ようにガイドロッド215が上記のように柔軟に支持さ
れていることから、鋼管6にあてがわれたバックプレー
ト201上の鋼管管端保護具5はバックプレート201
の面と平行で支点軸203の軸方向と垂直方向に加わる
力に対して柔軟となっている。また、フローティングテ
ーブル212の下部にはエアシリンダ214が設けられ
ている。後述のようにバックプレート201上の鋼管管
端保護具5の先端部面と鋼管6の管端の内周面とが接触
したときに、該エアシリンダ214により、フローティ
ングテーブル212は、そのテーブル面と垂直方向にガ
イドロッド215にガイドされて0〜20mm程度、横
可動テーブル210側へ変位する。
【0020】図1において、フレーム218には高速ハ
ンマ219が固定されている。高速ハンマ219はアー
ム220の先端にバックプレート201に衝撃を与える
所定の重量をもったハンマ221を設けている。該ハン
マ221の速度を早めるために、ピン222を支点とし
てアーム220の他端にはアーム220の4分の1の長
さのレバー223が設けられている。エアシリンダ22
4がこのレバー223を駆動することにより鋼管6に鋼
管管端保護具5をあてがった状態のバックプレート20
1に、鋼管6の軸方向に秒速900〜1000mmの速
度で衝撃を与え、鋼管管端保護具5を鋼管6の端部に装
着することを可能とする。
【0021】次に、図2における鋼管位置決め部4の構
造について説明する。図6〜図9は鋼管位置決め部4の
構造を説明する図であり、図6は図1における本実施例
の鋼管管端保護具装着装置1から打ち込み部2を除外し
た右側面図である。同図において鋼管位置決め部4は開
閉式ストッパ401、軸402などを備えている。図7
はこの開閉式ストッパ401部分の構造を示す図であ
る。図8は開閉式ストッパ401部分の上面図である。
鋼管6は図示しない作業ラインからローラ403で搬送
され、図8のとおり閉鎖した状態の開閉式ストッパ40
1により所定位置で停止する。この場合の鋼管6と該鋼
管6にあてがわれる鋼管管端保護具5とは、それぞれの
軸芯を通り支点軸203と垂直な線が、鋼管管端保護具
5や鋼管6の全長の曲がりや鋼管6、鋼管管端保護具5
の製作誤差などを考慮しなければほぼ合致するように、
後述の位置検出器303で鋼管6の種類を判別し図示し
ない制御部によりシーケンスセットする。すなわち、エ
アシリンダ213で横可動テーブル210を支点軸20
3の軸方向に移動させることで合致させる。このよう
に、前述のエアシリンダ213による横可動テーブル2
10の一定位置へのセットとはかかる位置調節を意味す
る。開閉式ストッパ401には軸402が設けられてお
り上記のように鋼管6が所定位置で停止後、駆動シリン
ダ404により軸402を回動させ、図8中矢印のよう
に開閉式ストッパ402を90゜開き、これにより鋼管
6の管端に鋼管管端保護具5を装着することが可能とな
る。なお、図9は軸402部分の構造を示す図である。
同図において開閉式ストッパ401を切り欠いた状態で
示している。
【0022】つづいて、高さ調節部3の構造について説
明する。図1、2、5、6を参照して、高さ調節部3は
ジャッキ301、駆動モータ302、位置検出器30
3、ロッド304、直動軸受305等からなる。上述か
ら明らかなように打ち込み部2はフレーム218と該フ
レームに固定された支持台217とによって全体が支持
されている。かかる打ち込み部2はピン306を介して
ロッド304に支持され、該ロッドはジャッキ301に
より釣下げられている。打ち込み部2は、位置検出器3
03により鋼管6の種類を判別し図示しない制御部の指
示により、直動軸受305にガイドされ、ジャッキ30
1のモータ302の駆動により垂直上下動をして鋼管6
の種類に対応して一定の高さにシーケンスセットされ
る。これにより鋼管6のサイズ(一般にその直径は60
mm〜190mm程度)に対応し鋼管6と鋼管管端保護
具5との支点軸203と垂直方向の軸芯の位置調節が可
能となる。前述の通り鋼管管端保護具5が鋼管6の管端
に接触したときは、フローティングテーブル212が横
可動テーブル210側へ変位するが、前記シーケンスセ
ットは、かかる変位とは逆向き、すなわち支点軸203
の軸方向と垂直方向で該支点軸203側に鋼管管端保護
具5が鋼管6の先端部に対し若干の軸芯ずれを起こすよ
うに調節し、もって鋼管管端保護具5の支点軸203側
の先端部面が鋼管6の支点軸203側の管端内周面と接
触するようにシーケンスセットを行う。
【0023】次に本実施例の鋼管管端保護具装着装置1
により鋼管管端保護具5を装着するまでの動作につき説
明する。まず、高さ調節部3により、鋼管6のサイズに
対応させて前述の打ち込み部2の高さ調節を行う。ま
た、図示しない作業ラインから搬送されてきた鋼管6を
鋼管位置決め部4により前述のように一定位置に停止さ
せる。また、装填ボード202の回動によって鋼管6に
鋼管管端保護具5があてがわれた場合に、鋼管6、鋼管
管端保護具5それぞれの軸芯を通り支点軸203と垂直
な線が、鋼管管端保護具5や鋼管6の全長の曲がりや製
作誤差などを考慮しなければほぼ合致するように前述の
とおりの位置決めがされる。また、支点軸203の軸方
向と垂直方向で該支点軸203側に鋼管管端保護具5が
鋼管6の先端部に対し軸芯ずれを起こすように前述の調
節され、もって装填ボード202の回動により鋼管管端
保護具5を鋼管6の管端にあてがったときに鋼管管端保
護具5の支点軸203側の先端部面が鋼管6の支点軸2
03側の管端内周面と接触するようにも位置決めされ
る。
【0024】バックプレート201上には鋼管管端保護
具5を載置する。該鋼管管端保護具5を芯出しハンド2
06で挟持してバックプレート201上に支持する。こ
の後、装填ボード202を回動させ、鋼管管端保護具5
の先端部が鋼管6の先端部に前述のとおりの接触をさせ
る。図10はかかる接触状態を示すものである。同図の
ように鋼管管端保護具5は支点軸203と垂直方向の前
述の軸芯の狂いによりその先端部の支点軸203側の面
が鋼管5の支点軸203側の管端内周面に接触した状態
にあり、この状態で上記の芯だしハンド206側への変
位が行われる。かかる変位により鋼管管端保護具5の先
端部支点軸203の反対側の面は鋼管6管端の支点軸2
03と反対側の内周面に当たって停止し鋼管管端保護具
5は鋼管6の管端に挿入されたことになる。このように
して、支点軸203の軸方向と垂直な方向の軸芯の狂い
を調節し、鋼管管端保護具5の先端部を鋼管5の端部に
挿入することが可能となる。図11は鋼管6に鋼管管端
保護具5を挿入した状態を示す図である。前述のように
鋼管管端保護具5、鋼管6それぞれの軸芯を通る支点軸
203の軸方向と垂直な線は鋼管管端保護具5や鋼管6
の全長の曲がりや製作誤差などを考慮しなければ合致す
るが、現実には、かかる曲がりや製作誤差が存在する。
よって多くの場合、かかる軸芯を通る線は合致しないこ
とも多い。このような支点軸203の軸方向の軸芯の狂
いは鋼管管端保護具5が支点軸203の軸方向に前述の
とおり変位可能であること及び鋼管管端保護具5の支点
軸203側先端部面が鋼管6管端の支点軸203側内周
面に接触していることから、充分に調整することができ
る。すなわち、かかる軸心の狂いがあっても鋼管管端保
護具5の支点軸203側先端部面が鋼管6管端の支点軸
203側内周面にならっており、また、装填ボード20
2の回動により鋼管管端保護具5に鋼管6の軸方向に鋼
管管端保護具5が鋼管6の管端内に入り込もうとする力
が加わるから前記軸心の狂いがあっても鋼管管端保護具
5が支点軸203方向に変位してこのような狂いを補正
する。以上のように本実施例の鋼管管端保護具装着装置
1によれば、種々の直径サイズの鋼管5に対し、図13
の(a)(b)いずれの鋼管管端保護具であっても、軸
芯の狂いを調節し極めて高い確率で鋼管管端保護具5を
鋼管6に挿入することができる。
【0025】以上のようにして鋼管管端保護具5を鋼管
6の管端に挿入した後、芯出しハンド206を開放す
る。該開放によっても鋼管管端保護具5はバックプレー
ト201と鋼管6に支持され、鋼管6から脱落すること
はない。この状態でエアシリンダ224の駆動によりバ
ックプレート201に、鋼管6の軸方向に秒速900〜
1000mmの速度で衝撃を与える。このときの状態は
図12に示す。上述のようにバックプレート201はロ
ッド204の軸方向に該ロッド204に柔軟に支持され
ているから、かかる衝撃を受けて鋼管管端保護具5を押
出し、鋼管管端保護具5は鋼管6に装着される。
【0026】以上、本実施例の鋼管管端保護具装着装置
1によれば、人力によらないから、作業者の健康や安全
性を害することなく鋼管管端保護具の装着を行うことが
でき、しかも生産性の高い鋼管管端保護具装着装置を提
供することができるまた、本実施例の鋼管管端保護具装
着装置1によれば、±2mm〜±5mm程度の軸芯の狂
いでも充分調節することができ、また、多種多様なサイ
ズの鋼管6に対応した多様な鋼管管端保護具5を1台の
鋼管管端保護具装着装置1により装着できるから、生産
性を大きく高めることのできる鋼管管端保護具装着装置
を提供することもできる。
【0027】さらに、軸芯の狂いの調節は、センサなど
によって鋼管6と鋼管管端保護具5との位置を厳密に検
出し、両者の位置を精巧に調節して行う必要はなく、上
述のような簡易な構成で行えるから、鋼管6と鋼管管端
保護具5との軸芯の狂いを調節して鋼管管端保護具5の
装着ができ、生産性を大きく高めることのできる鋼管管
端保護具装着装置を、安価に提供することができる。
【0028】そのうえ、ローラ403上の鋼管6が塗油
されている場合、該鋼管6をローラ403上でクランプ
するのは困難である一方、かかるクランプなしでは鋼管
管端保護具5の装着は困難であるが、鋼管管端保護具装
着装置1は所定の重量を持ったハンマ221で秒速90
0〜1000mmの速度で衝撃を与えて鋼管管端保護具
6を装着するものであるから、ローラ403上の鋼管6
をクランプしなくても塗油された鋼管6に鋼管管端保護
具5を容易に装着することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、人力によ
らないため、作業者の健康や安全性を害することなく鋼
管管端保護具の装着を行うことができ、しかも生産性の
高い鋼管管端保護具装着装置を提供することができる。
【0030】また、該鋼管管端保護具装着装置が、鋼管
管端にあてがわれた鋼管管端保護具に前記鋼管の軸方向
の衝撃を与える前に前記鋼管管端の軸芯と前記鋼管管端
保護具の軸芯とを合致させる位置調節手段を備えている
場合は、鋼管と鋼管管端保護具との軸芯の狂いを調節し
て鋼管管端保護具の装着ができ、また、多種多様なサイ
ズの鋼管に対応した多様な鋼管管端保護具を1台の鋼管
管端保護具装着装置により装着できるから、生産性を大
きく高めることのできる鋼管管端保護具装着装置を提供
することができる。
【0031】さらに、鋼管管端保護具装着装置が、鋼管
管端保護具支持手段、鋼管管端保護具位置調節手段、鋼
管管端保護具変位手段などを設けている場合は、軸芯の
狂いの調節をセンサなどによって鋼管と鋼管管端保護具
との位置を厳密に検出し、両者の位置を精巧に調節して
行う必要はないから、軸芯の狂いを調節して生産性を大
きく高めることのできる鋼管管端保護具装着装置を安価
に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着装
置の打ち込み部の構造を示す図である。
【図2】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着装
置の全体構造を示す図である。
【図3】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着装
置のバックプレートと装填ボードとの構造上の関係を示
す図である。
【図4】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着装
置の芯出しハンドの構造を示す図である。
【図5】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着装
置の横可動テーブルの構造を示す図である。
【図6】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着装
置の鋼管位置決め部の構造を示す図である。
【図7】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着装
置の開閉式ストッパの構造を示す図である。
【図8】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着装
置の開閉式ストッパの構造を示す図である。
【図9】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着装
置の開閉式ストッパの軸の構造を示す図である。
【図10】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着
装置により鋼管管端に鋼管管端保護具の先端部を挿入す
るときの状態を示す図である。
【図11】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着
装置により鋼管管端に鋼管管端保護具の先端部を挿入し
た状態を示す図である。
【図12】本発明の実施例にかかる鋼管管端保護具装着
装置により鋼管管端保護具を鋼管に装着した状態を示す
図である。
【図13】鋼管管端保護具の一例を示す鋼管管端保護具
の断面図である。
【符号の説明】
5…鋼管管端保護具 6…鋼管 201…バックプレート 202…装填ボード 203…支点軸 206…芯出しハンド 210…横可動テーブル 212…フローティングテーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管管端保護具を支持したまま該鋼管管
    端保護具を鋼管管端にあてがう支持手段と、前記鋼管管
    端にあてがわれた前記鋼管管端保護具に前記鋼管の軸方
    向の衝撃を与えて前記鋼管管端に装着する打ち込み手段
    とを備えた鋼管管端保護具装着装置。
  2. 【請求項2】 前記衝撃を与える前に前記鋼管管端の軸
    芯と前記鋼管管端保護具の軸芯とを合致させる位置調節
    手段を備えた請求項1項記載の鋼管管端保護具装着装
    置。
  3. 【請求項3】 鋼管管端保護具を載置する載置板と、支
    点軸を中心に回動可能に該支点軸に支持され前記載置板
    面と垂直の方向に該板に加わる力に対し可動自在に前記
    載置板を支持したまま前記回動により前記載置板上の前
    記鋼管管端保護具を前記鋼管の管端にあてがう載置板支
    持手段と、前記載置板面方向に前記載置板上の前記鋼管
    管端保護具に前記支点軸の軸方向と垂直の方向に加わる
    力に対しては前記鋼管管端保護具を柔軟に前記支点軸の
    軸方向に前記鋼管管端保護具に加わる力に対しては前記
    鋼管管端保護具を変位可能に前記載置板上に前記鋼管管
    端保護具を支持する鋼管管端保護具支持手段と、前記回
    動により前記鋼管管端保護具が前記鋼管管端に接触する
    前に前記鋼管管端保護具と前記鋼管とが前記支点軸と垂
    直方向に軸心ずれするよう位置調節を行う鋼管管端保護
    具位置調節手段と、該位置調節と前記回動により前記載
    置板上にある前記鋼管管端保護具と前記鋼管管端とが前
    記の接触したときに前記軸芯ずれ方向で該軸芯ずれによ
    る前記鋼管管端保護具のずれとは逆方向の向きに前記鋼
    管管端保護具を変位させる鋼管管端保護具変位手段と、
    前記鋼管にあてがわれた前記鋼管管端保護具に前記鋼管
    の軸方向の衝撃を与える鋼管管端保護具打ち込み手段と
    を備えた鋼管管端保護具装着装置。
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