JPH0631528B2 - さく岩機の位置決め制御方法 - Google Patents

さく岩機の位置決め制御方法

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JPH0631528B2
JPH0631528B2 JP9491686A JP9491686A JPH0631528B2 JP H0631528 B2 JPH0631528 B2 JP H0631528B2 JP 9491686 A JP9491686 A JP 9491686A JP 9491686 A JP9491686 A JP 9491686A JP H0631528 B2 JPH0631528 B2 JP H0631528B2
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positioning
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佐藤  修
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明はさく岩機の位置決め制御方法に関し、特に、
予めプログラムされた作業パターンに従ってさく岩機を
ブーム手段によって3次元的に移動させ、ある位置から
次の目標位置に位置決めするための制御方法の改良に関
する。
《従来の技術》 この種のさく岩機の位置決め制御技術としては特開昭5
9−187996号公報に記載されたものがある。この
従来技術では、目標位置の前後に適宜な許容範囲を定め
ておき、ブーム手段を駆動してさく岩機をその目標位置
に近づけている過程で、さく岩機の現在位置が許容範囲
内に入った時点で上記ブーム手段の駆動を停止する。ブ
ーム手段の駆動を停止しても慣性作用によりブームおよ
びさく岩機はある程度移動し、徐々に静止する。
上記慣性移動を経て静止したさく岩機の位置が上記許容
範囲内に収まっていれば、位置決め制御は終了とする。
慣性移動量が大きくて、上記許容範囲をオーバーランし
た位置でさく岩機が静止した場合、ブーム手段を逆方向
に駆動して目標位置側に戻す。この戻し動作の過程で上
記と同様に、さく岩機の現在位置が許容範囲に入った時
点でブーム手段の駆動を停止する。この時もさく岩機は
若干の慣性移動を経て静止する。このような制御を2〜
3回程度行なえば、さく岩機を許容範囲内に静止させる
ことができる。
さく岩機およびブーム手段は大型で重量も大きいので、
上述の慣性移動はかなり大きくなり、これを無視たので
は実用的な位置決めは行えない。特に問題なのは、慣性
移動量は一定せず、移動方向と重力との関係や、移動時
のブームの実効長によって大きく変化することである。
例えば、さく岩機をある目標に位置決めするのに、上方
から下方へ移動してその目標に達するのか、下方から上
方へ移動してその目標に達するのかによって、ブーム手
段の駆動停止後の慣性移動量は大きく異なるのである。
この点に鑑みて上述の従来技術は発明されたのであり、
これにより移動方向などに影響されずにさく岩機を上記
許容範囲内に位置決めできる。
《発明が解決しようとする問題点》 上述した従来技術では、ある程度高い位置決め精度を維
持するには、位置決めに長時間を要してしまうという問
題がある。
高精度を実現するためには、上記の許容範囲を狭く設定
する必要がある。そうすると慣性移動によるオーバーラ
ンが頻発する。つまり、一度オーバーランしてさく岩機
を逆方向に移動させたとき再びオーバーランし、また順
方向にさく岩機を移動させ、そのときもオーバーランを
起こし、再再度逆方向に移動させる、といった状況にな
る。このため許容範囲内に収めるまでに長時間かかるの
である。
上記許容範囲を広く設定しておけば、位置決め終了まで
の時間は短くなるが、最終的な誤差は当然大きくなる。
この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、短時間で高精度な位置決めを行えるよ
うにしたさく岩機の位置決め制御方法を提供することに
ある。
《問題点を解決するための手段》 そこでこの発明では、ブーム手段を駆動してさく岩機を
目標位置に近づけている過程で、さく岩機の現在位置と
目標位置との偏差が設定値と一致した時点でブーム手段
の駆動を停止し、その後の慣性移動を合わせてさく岩機
を目標位置に近接して静止させるとともに、この慣性移
動を経て静止したさく岩機の位置と目標位置との偏差に
基づいて上記設定値を補正し、その補正された設定値を
次回の同じ位置決め制御時に用いるようにした。
《作用》 上記設定値は上記目標位置への位置決め制御を繰り返す
毎に、それぞれの制御時の誤差に基づいて補正され、前
回の誤差が次回に生かされて、誤差が少なくなる方向へ
変化する。
《実施例》 まず、この発明を適用したさく岩機の位置決め制御シス
テムの概略構成を第4図に従って説明する。10は台
車、20は台車10に取付けられたアーム装置、30は
ブーム装置20に取付けられたさく岩機である。
ブーム装置20は多関節の構成で、さく岩機30を3次
元的に移動させる。ブーム装置20の各ブームは油圧シ
リンダなどのアクチエータで駆動される。アーム装置2
0の各可動要素にはそれぞれ位置センサが付設されてお
り、これら位置センサの検出信号はインターフェース4
1を介して制御部(マイクロコンピュータ)40に取り
込まれる。
制御部40は各位置信号を所定のアリゴリズムで処理
し、さく岩機30の基準点の位置を算出する。また制御
部40は、以下で述べるように駆動部42に制御指令を
与え、この駆動部42を介してブーム装置20の各アク
チエータを動作させ、さく岩機30を移動させるととも
に位置決めする。
次に上記のさく孔装置により行なうトンネル工事の一般
的な作業の進め方について説明する。
第3図に示すのはトンネル工事における1つの切羽面で
ある。この切羽面に対して上記のさく孔装置を位置決め
し、切羽面の円弧に沿った部分に一定間隔で装薬孔P1
〜P5をさく孔する。その後装薬孔に火薬をセットして
爆破する。そして掘り進んだ最奥の新たな切羽面に装薬
孔P1〜P5をさく孔する。このような作業を繰り返し
てトンネル工事を進める。
装薬孔P1〜P5の位置は制御部40のメモリに予めプ
ログラミングされている。制御部40はそのプログラム
に従って動作し、P1→P2→P3→P4→P5の順番
でさく孔する。そのために、さく岩機30をまず点P1
に位置決めし、さく孔した後にさく岩機30を移動させ
て次の点P2に位置決めする。この動作を繰り返すわけ
である。
この発明に係るさく岩機の位置決め制御方法は、さく岩
機30を例えば点P1から移動させて点P2に位置決め
する際に適用される(P3,P4,P5についても勿論
同じ)。
第1図はこの発明による制御方法の一例を示すフローチ
ャートである。(A)が本発明に直接的に関連した主制
御ルーチンであり、(B)は従来技術(特願昭59−1
879964号)と同様な最終的な位置の修正制御ルー
チンである。
まず主制御ルーチンについて説明する。さく岩機30を
点P1からP2へ移動させて位置決めするものとする。
制御部40はその旨の指令情報を与えるとともに駆動開
始信号を与える(ステップ100)。
これでブーム装置20が駆動され、さく岩機30が点P
1からP2に向けて移動し始める。第2図はこの時の移
動位置と移動速度を示したものである。
制御部40は、ブーム装置20の駆動中にさく岩機30
の現在位置Bをサンプリングし、目標位置A(P2の位
置)と現在位置Bとの偏差Cを計算する(ステップ10
1)。そして、求めた偏差Cが以下に詳しく述べる設定
値Yに一致したか否かをチェックする(ステップ10
2)。C=Yになるまではブーム装置20の駆動を続
け、C=Yになったならば駆動部42に停止信号を送っ
てブーム装置20の駆動を停止する。
上記設定値Yは、初期状態としては何らかの設定入力手
段で設定してやり、それが以下のようにして補正されて
いく値である。
ブーム装置20の駆動を停止しても、さく岩機30は慣
性によってある程度移動した後に静止する。設定値Y
は、さく岩機30を目標位置Aに正しく静止させるため
に、目標位置Aのどの程度手前でブーム装置20の駆動
を停止したらよいかを表わす数値である。
ステップ103でブーム装置20の駆動を停止した後、
例えばタイマによる一定時間待機し、慣性移動を経てさ
く岩機30が静止するのを待つ(ステップ104)。静
止したならばステップ105へ進み、静止位置Bを読み
取り、目標位置Aとの差△Xを計算する。
Yが適切に設定されていれば△Xは微小な値となるが、
Yが適切でないと△xが比較的大きくなる。そこでステ
ップ106でY−△Xを新たな設定値Yとして所定のメ
モリに記憶しておく。
ここで注意すべきことは、この設定値Yは点P1から点
P2への位置決め制御ついての設定値である点である。
点P2から点P3への位置決め制御は、点P1から点P
2への位置決め制御の時と移動方向が変わるので、慣性
移動の現れ方も異なる。従って、設定値Yは予めプログ
ラムされた作業パターンの各目標位置のそれぞれについ
て定める必要がある。
ステップ106で補正した設定値Yは、次に点P1から
点P2への位置決め制御時に使用される。その結果、今
回の誤差△Xがある程度大きくても、次回は補正された
設定値Yに基づいて駆動停止位置Pyが決まるので、誤
差△Xはより小さくなる。
ステップ107では誤差△Xの絶対値が許容範囲△Z内
か否かをチェックする。許容範囲内であれば位置決め制
御は終了する。
設定値Yが適切に補正されていない場合は、誤差△Xが
相当大きくなるため、補助的に修正制御を行ない、今回
の位置決め制御においても許容範囲△Z内の誤差に留め
るような制御を行なう。
この修正制御の例を(B)に示している。これは先に説
明した従来技術と基本的に同じもので、まず誤差△Xの
符号からさく岩機30の静止位置Bが目標位置Aの手前
なのか行き過ぎた側なのかをチェックし、手前であれば
ブーム装置20をそれまでと同じ方向に駆動し、オーバ
ーランしているのであれば逆方向に駆動する。
ブーム装置20の移動中は現在位置Bを読みとるととも
に偏差Cを算出し、偏差Cが許容範囲△Z内に入ったか
否かをチェックする。許容範囲内に入ったならばブーム
装置20の駆動を停止し、慣性移動を経て静止するのを
待つ。
静止したならば静止位置Bを読み取り、誤差△Xを算出
する。このような修正制御を2回まで行ない、2回やっ
ても誤差△Xが許容範囲△Z内に入らなければエラー処
理とする。
なお設定値Yの初期値を設定するには、目標位置Aを基
準とした量Yを直接的に設定するのと、出発点の位置P
1を基準として駆動停止点Pyまでの距離を設定するの
と、駆動停止点Pyの切羽座標の座標値を設定するなど
が考えられる。
《発明の効果》 以上詳細に説明したように、この発明によるさく岩機の
位置決め制御方法にあっては、ある位置決め制御時に生
じた誤差に基づいて次の制御時における駆動停止位置を
決めていくので、何回か同じ目標位置への位置決め制御
を繰り返すうちに制御精度は大きく向上し、実使用上は
極めて短時間で高精度の位置決め制御を行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例方法を示すフローチャー
ト、第2図は同上方法による位置決め動作を示すグラ
フ、第3図はさく孔装置によるトンネル工事に際しての
さく岩機の位置決めパターンを示す図、第4図は本発明
を適用したさく孔制御システムの概略を示す構成図であ
る。 10……台車、12……ブーム装置 30……さく岩機、40……駆動部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予めプログラムされた作業パターンに従っ
    てさく岩機をブーム手段によって3次元的に移動させ、
    ある位置から次の目標位置に位置決めする制御方法であ
    って; 上記ブーム手段を駆動して上記さく岩機を目標位置に近
    付けている過程で、上記さく岩機の現在位置と目標位置
    との偏差が設定値と一致した時点で上記ブーム手段の駆
    動を停止し、その後の慣性移動と合わせて上記さく岩機
    を目標位置に近接して静止させるとともに; 上記慣性移動を経て静止した上記さく岩機の位置と目標
    位置との偏差に基づいて上記設定値を補正し、その補正
    された設定値を次回の同じ位置決め制御時に用いること
    を特徴とするさく岩機の位置決め制御方法。
JP9491686A 1986-04-25 1986-04-25 さく岩機の位置決め制御方法 Expired - Lifetime JPH0631528B2 (ja)

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