JPH063136A - バンプ形状検査装置 - Google Patents

バンプ形状検査装置

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JPH063136A
JPH063136A JP15711292A JP15711292A JPH063136A JP H063136 A JPH063136 A JP H063136A JP 15711292 A JP15711292 A JP 15711292A JP 15711292 A JP15711292 A JP 15711292A JP H063136 A JPH063136 A JP H063136A
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JP
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JP15711292A
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English (en)
Inventor
Moritoshi Ando
護俊 安藤
Satoshi Iwata
敏 岩田
Shinji Suzuki
伸二 鈴木
Yoji Nishiyama
陽二 西山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フェイスボンデングしたバンプの欠陥検出に
関し,ボイドのバンプ内のでの立体的位置関係を精密に
測定することを目的とする。 【構成】 基体2上にチップ3をバンプ4を用いて接合
した回路基板20のX線透過像5を観測するバンプ形状
検査装置において,第一の方向から照射するX線1aに
より投影される第一のバンプ像4a,及び第二の方向か
ら照射するX線1bにより投影される第二のバンプ像4
bとを観測する手段と,第一及び第二のバンプ像4a,
4bを相互に比較して,第一のバンプ像4a内に投影さ
れた第一のボイド像6aの相対位置と, 第二のバンプ像
4b内に投影された第二のボイド像6bの相対位置との
間の変位を測定する手段と,その変位が予め設定された
値を超えたときバンプ形状の異常を表示する手段とを有
して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,フェイスボンデングに
より基体上にチップを搭載した回路基板のバンプの欠陥
を検出するためのバンプ形状検査装置に関するチップ表
面に突出する金属突起からなるバンプを形成し,このバ
ンプを基体表面に形成された端子に密着し接合して,基
体とチップとの機械的及び電気的接合を確保するいわゆ
るフェイスボンデングは,電気的配線長が短い,多数端
子の接続が可能である,さらに信頼性が高いという特徴
を有することから,高速かつ高度に集積された回路の実
装に広く用いられている。
【0002】しかし,フェイスボンデングでは,バンプ
は搭載されたチップと基体表面との間に挟まれ,チップ
搭載後はバンプの形状を外部から目視することができな
い。このため,チップと基体との接合の良否を判別する
ことが難しく,回路基板の信頼性を評価することができ
ない。
【0003】このため,基体上にチップをフェイスボン
デングした回路基板のバンプの欠陥を確実に検出するバ
ンプ形状欠陥検査装置の開発が要望されている。
【0004】
【従来の技術】バンプ形状の欠陥は,その外形の変形,
及びバンプ内部に形成されるボイドの発生が重要な欠陥
とされる。しかし,ボイドが存在しても,バンブ中央付
近に位置してそのボイド表面がチップ又は基体表面に近
接していないものは欠陥にはならない。
【0005】従って,バンプ形状欠陥検査装置には,バ
ンブ中央付近に位置するボイドとバンプの端,とくにチ
ップ又は基体表面近傍に位置するボイドとを識別する機
能が必要とされる。しかし,以下に述べるように,従来
の方法ではかかるボイドの位置を測定し,バンプの中央
と端とにあるボイドを識別することは困難である。
【0006】従来,フェイスボンデングされた回路基板
のバンプ形状を検査する方法として,X線透過像を観測
する方法が用いられている。この方法によれば,バンプ
の外形の他,バンプ内に存在するボイドをも検出するこ
とができる。
【0007】しかし,X線透過像は平面的な像であるか
ら,ボイドの立体的な位置関係を知ることができない。
このため,バンブ中央付近に位置するボイドとチップ又
は基体表面近傍に位置するボイドとを識別することがで
きない。
【0008】かかる欠点を回避し,バンプ内のボイドの
立体的位置関係を測定する方法として,バンプ内に頂点
を有する錐面の底線上を移動するX線源を回路基板上方
に設け,X線源の移動に同期して移動する検出器によ
り,頂点を通過しバンプ内を透過したX線を検出する方
法が考案された。
【0009】この方法では,頂点より上下方向に外れた
位置ではX線透過強度が錐面内で平均化され,「ボケ」
るため,頂点の高さにピントを合わせることができる。
従って,頂点を移動して観測することにより立体像を形
成することができるから,ボイドの立体的位置関係をし
ることができる。
【0010】しかし,頂点近傍のボケは小さいため,小
さなバンプ,例えば半導体集積回路を搭載するためのバ
ンプ内部の位置関係を分解するに十分な解像度を得るこ
とができなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように,従来
のバンプ形状検査装置では,立体的なX線透過像を得る
ことができない,又は立体的な分解能が不十分であるこ
とから,バンプ内のボイドの立体的位置関係を精密に測
定することができないという問題がある。
【0012】本発明は,バンプに対して立体的に異なる
位置関係にあるボイドが,異なる方向からX線を照射し
て撮影された2枚のX線透過像において,バンブ像に対
する相対的位置が異なるボイド像を形成する事実を利用
するもので,ボイドのバンプ内での立体的位置関係を精
密に測定するバンプ形状検査装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり,図1(a),(d)はバンプ断面とX線透過
像との関係を,図1(b),(e)はX線透過像の平面
図を,図1(c),(f)はX線透過像の線分A'A"及び
B'B"上のX線強度パターンを表している。なお, 図1
(a), (b), (c)はボイドがチップよりに位置す
る場合を, 図1(d),(e),(f)はボイドがチッ
プと基体の中心に位置する場合をあらわしている。
【0014】図2は本発明の測定方法説明図であり,ボ
イドパターンの抽出過程を表している。図3は本発明の
実施例構成図であり,主要な構成部分とその一部断面を
表している。
【0015】上記課題を解決するために,本発明の構成
は,図1を参照して,基体2上にチップ3をその間にバ
ンプ4を介在させて接合し該基体2上に該チップ3を搭
載する回路基板20のX線透過像5を観測し,該バンプ
4内のボイド6を検出するバンプ形状検査装置におい
て,第一の方向から照射するX線1aにより投影される
該バンプ4の第一のバンプ像4a,及び第二の方向から
照射するX線1bにより投影される該バンプ4の第二の
バンプ像4bとを観測する手段と,該第一及び該第二の
バンプ像4a,4bを相互に比較して,該第一のバンプ
像4a内に投影された該ボイド6の第一のボイド像6a
の該第一のバンプ像4aに対する相対位置と, 該第二の
バンプ像4b内に投影された該ボイド6の第二のボイド
像6bの該第二のバンプ像4bに対する相対位置との間
の変位を測定する手段と,該変位が予め設定された値を
超えたときバンプ形状の異常を表示する異常信号を出力
する手段とを有することを特徴として構成し,及び,第
二の構成は,図3を参照して,第一の構成のバンプ形状
検査装置であって,該回路基板20を保持し一定速度で
X軸に沿い移動させるX−Yテーブル7と,該X−Yテ
ーブル7直上に設置され該回路基板(20)を照射する
発散X線を発生するX線源1と,該回路基板20の該X
線源1と反対側に空間を設けて設置され,該回路基板2
0を透過するX線により表面に投影されたX線透過像5
を裏面の蛍光像に変換する蛍光板8と,該X軸上の第一
の測定位置11a近傍の該蛍光像を,センサー列方向が
該X軸と直交し該蛍光板8と平行に配設された第一のラ
インセンサー10aに投影するための第一の光学系9a
と,該X軸上の第二の測定位11b置近傍の該蛍光像
を,センサー列方向が該X軸と直交し該蛍光板8と平行
に配設された第二のラインセンサー10bに投影するた
めの第二の光学系9bと,該第一のラインセンサ10a
の出力を記憶し,任意のバンプが該第一の測定位置11
aを通過してから該第二の測定位置11bを通過するま
での時間差を遅延して出力する画像メモリ12と,該第
一のラインセンサ10aの出力と該画像メモリ12の出
力とを比較して,該第一及び該第二の測定位置11a,
11bで観測される該第一及び該第二のボイド像6a,
6bの該第一及び該第二のバンプ像4a,4bに対する
相対位置の変位を測定する手段とを有することを特徴と
して構成し,及び,第三の構成は,図2を参照して,第
一又は第二の構成のバンプ形状検査装置において,該第
一のボイド像6aの該第一のバンプ像4aに対する相対
位置及び該第二のボイド像6bの該第二のバンプ像4b
に対する相対位置との間の変位測定する手段は,該バン
プ4を通り該2方向に照射するX線1a,1bを含む平
面が該第一及び該第二のボイド像6a,6bが投影され
る平面と交わる直線に沿って,該第一及び該第二のボイ
ド像6a,6bのX線強度パターンを測定する手段と,
該第一及び該第二のバンプ像4a,4bに対応して予め
用意されている欠陥のないバンプで観測されるべき標準
パターンを記憶する手段と,該第一及び該第二のボイド
像6a,6bのX線強度パターンからそれぞれ対応する
該標準パターンの差分をとり各ボイド像に対応するピー
クが残されたボイドパターンを抽出し,それぞれの該ボ
イドパターンのピークの中心を求める手段とを有してな
ることを特徴として構成する。
【0016】
【作用】以下,本発明の構成の作用を図1を参照して説
明する。先ず,図1(a)を参照して,基体2とチップ
3の間に介在するバンプ4にボイド6が内在し,そのボ
イド6がバンプ中心よりも下方(チップ方向)に位置す
る場合について述べる。
【0017】図1(a)の斜め右上方から照射するX線
1aは,バンブ4とボイド6を直進して透過するため,
下方にX線透過像5として,バンプ像4aとボイド像6
aを形成する。他方,同図の斜め左上方から照射するX
線により,バンプ像4bとボイド像6bが形成される。
【0018】上記2方向からの照射X線の入射角が等し
いとき,入射方向が互いに逆の場合のバンプ像4a,4
b及びボイド像6a,6bは同じ大きさになる。他方,
バンプ像内に投影されるボイド像6a,6bの位置は,
バンプ像4a,4bに対して相対的にX線照射の方向,
即ち左上方から照射するときは左方向に,右上方から照
射するときは右方向に移動する。
【0019】かかる,X線の照射方向の違いによるバン
プ像に対するボイド像の移動は,図1(d),(e)を
参照して,ボイド6中心がバンプ4の中心を通る水平面
内にある場合には起こらない。
【0020】また,ボイド6がバンプ4の中心より基体
よりにあるの場合は,ボイドの移動方向はチップよりに
ある場合と逆方向に移動する。即ち,ボイド6がバンプ
4の中心を通る水平面より下方にある場合は,ボイド像
は左に移動し,逆にバンプ4の中心を通る水平面より上
方にある場合は,ボイド像は右に移動する。
【0021】従って,図1(b),(e)を参照して,
X線照射方向を反転したときのバンプ像に対するボイド
像の相対変位を測定し,その変位方向と大きさとからボ
イドの立体的位置を知ることができる。
【0022】かかる位置の変位は次に述べる方法により
精密に測定することができる。従って,予め計算又は実
測により,バンプを不良とすべきボイド位置に対応する
変位量を設定し,この設定値と観測値とを比較すること
によりバンプの欠陥の精密な検査がなされる。
【0023】ボイド像の変位は,図1(c)を参照し
て,照射X線の照射方向を含む面とX線透過像面との交
線A'A"に沿ったX線透過像のX線強度パターンから容易
に精密に求めることができる。
【0024】即ち, 図1(c)の実線で示すように,バ
ンプ像は交線A'A"上の2点X1,X2の間でX線強度の弱い
領域として観測されるから,2点X1,X2の中点をバンプ
の中心として,その間にピークとして現れるボイド像の
パターンの中心位置 Xa3とバンプの中心との距離を測定
することにより,バンプ像とボイド像との相対位置を決
定することができる。
【0025】また,図1(c)の破線で示す,逆方向か
ら照射する場合のボイド像のパターンの中心位置 Xb3
同様に測定される。なお,入射角が異なるときは,X1
X2間の長さにより規格化した距離を用いることで同様に
取り扱うことができることは自明である。
【0026】かかる操作は,像をX線強度の一次元パタ
ーンとして取扱うことができること,さらにバンプ像と
の相対距離を,しかもその変位量を測定すればよいこと
から精密な測定を容易になし得るのである。
【0027】さらに,変位量を精密に測定するには,図
2を参照して,予めバンプの存在しない多数のバンプ像
のX線強度パターンを測定し,その平均的パターンを図
2(b)の如き標準パターンとして準備する。
【0028】この標準パターンを,図2(a)に示す測
定されたX線強度パターンから減算して,図2(c)を
参照して,ボイド像のパターンを抽出する。測定された
パターンと標準パターンとの位置合わせを,像の両端で
X線強度が急減する位置X1,X2の中心と標準パターンの
中心を合わせてすることができる。
【0029】図2(c)は,抽出パターンであり,抽出
されたボイド像のパターンを表している。ボイド像のパ
ターンは一般にボイドに対応するピークと,その両側に
正又は負の幅の狭いピークを伴うのが通常である。これ
らの狭いピークは,バンプ像の両端X1, X2が標準パター
ンと一致しないために生ずる。
【0030】次いで,幅の狭いピークを無視して,ボイ
ドに対応するピークがその両側で一定強度,例えばピー
クの半分の強度となる線分X1X2上の位置Y1,Y2 を決定
し, その中心をボイドに対応するピークの中心点として
定め,線分X1X2上の相対位置をボイド像のバンプ像内の
相対位置として求める。
【0031】かかるボイドのX線透過像を抽出して相対
位置を決定する方法では,X線透過像のS/N比を大き
くすることができるから,ボイド位置の変位の測定を精
密にすることができる。
【0032】本発明の第三の構成では,図3を参照し
て,一つのX線源から照射するX線を用いて,2つの測
定位置1a,1bで同時にX線透過像を観測する。この
第一,第二の測定位置ではX線の照射方向が異なるか
ら,これら2つの位置でのX線透過像を比較することに
より,先に述べた本発明の第一又は第二の構成を用いて
バンプ内のボイドの位置を測定することができる。
【0033】観測されるべき回路基板20は,X−Yテ
ーブル7上に保持され,一定速度vで第一の測定位置1
aから第二の測定位置1b方向(X軸方向である。)に
移動する。このため,第一の測定位置1aで観測された
バンプは,その一定時間t後に第二の測定位置1bで再
び観測される。
【0034】一方,第一の測定位置1aで観測されたバ
ンプのX線透過像は,記憶メモリ12でt時間遅延さ
れ,第二の測定位置1bで再び同一バンプが観察される
とき同時に出力されて比較される。
【0035】従って,本構成によれば,複雑かつ高価な
X線源を一つ用いるだけで本発明の装置を構成すること
ができるから,装置全体の構造が簡単になりかつ安価に
製造できる。
【0036】さらに,本構成では,X線像を蛍光像に変
換し,これをラインセンサで観測することから,一定の
幅をもつ領域を連続して観測することができ,容易に2
次元像の欠陥を検出することができる。
【0037】
【実施例】本発明の実施例を図3を参照して説明する。
回路基板20は,例えば半導体チップ3を上にして水平
なX−Yテーブル7上に置かれる。X−Yテーブル7は
その中央がX線が透過する開口となっており,回路基板
は端付近で保持され,X軸方向に一定速度vで移動する
他,X方向の移動が完了して初期位置に戻る間にY方向
に間欠的に移動する。これにより,X,Y両方向の移動
を合わせて回路基板を2次元的に走査する。
【0038】X線源1は,例えば直径5μmの微小焦点
を有する透過型の線源を,X−Yテーブル7の直上に配
設する。蛍光板8は,X線源1とは反対側,X−Yテー
ブル7の下側にX−Yテーブル7と平行に配設される。
【0039】回路基板20を透過したX線は,蛍光板8
に上面から投影され,蛍光板8の裏面に蛍光像を発光さ
せる。上記蛍光像のX軸上の2点,即ち第一及び第二の
測定位置11a,11bでの発光強度をラインセンサ1
0a,10bにより測定する。
【0040】図4は本発明の実施例補足説明図であり,
上から見たときのラインセンサで観測される領域を表わ
している。図5は本発明の実施例一部斜視図であり,ラ
インセンサで観測される領域と観測装置系との関係を表
している。
【0041】図4及び図5を参照して,ラインセンサ1
0で観測されるX線透過像5は,光学系9によりライン
センサの素子列に投影される線分についてであり,これ
は測定位置11で基体2上の長さwの線分に相当する。
基体2はこの線分と直交するX軸に沿い速度vで移動す
るから,基体2上の幅wの帯状の領域が観測される。
【0042】X線透過像の分解能は,幅方向はラインセ
ンサの素子数により,X軸方向は一ラインの観測時間Δ
により決定される。第一の測定位置11aを観測するラ
インセンサ10aの出力をt時間遅延する画素メモリ1
2は,その間に測定されるライン数,X方向にt/Δ個
のラインが測定され,及びラインセンサの素子数Nを考
慮して,N×t/Δ個の画素を記憶する。
【0043】次いで,図3を参照して,画像メモリ13
の出力及びラインセンサ10bの出力は,それぞれ画像
処理装置13により標準パターンと比較され,それぞれ
のボイドパターンのピーク位置が決定される。さらに,
バンプ像の大きさによりピーク位置を規格化してボイド
像の相対位置とする。
【0044】次いで,比較器14により,この相対位置
の差分を変位として求め,変位が予め設定されている値
をこえるとき出力端にバンプ形状の異常を知らせる信号
を出力する。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば,異なる方向からX線を
照射して撮影された2枚のX線透過像を容易にかつ精密
に比較することができるので,ボイドのバンプ内での立
体的位置関係が精密に測定されるバンプ形状検査装置を
提供することができ,電子回路装置の性能向上に寄与す
るところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の測定方法説明図
【図3】 本発明の実施例構成図
【図4】 本発明の実施例補足説明図
【図5】 本発明の実施例一部斜視図
【符号の説明】
1 X線源 1a,1b X線 2 基体 3 チップ 4 バンプ 4a,4b バンプ像 5 X線透過像 6 ボイド 6a,6b ボイド像 7 X−Yテーブル 8 蛍光板 9,9a,9b 光学系 10,10a,10b ラインセンサ 11,11a,11b 測定位置 12 画像メモリ 13 画像処理装置 14 比較器 15 出力端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 陽二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体(2)上にチップ(3)をその間に
    バンプ(4)を介在させて接合し該基体(2)上に該チ
    ップ(3)を搭載する回路基板(20)のX線透過像
    (5)を観測し,該バンプ(4)内のボイド(6)を検
    出するバンプ形状検査装置において,第一の方向から照
    射するX線(1a)により投影される該バンプ(4)の
    第一のバンプ像(4a) ,及び第二の方向から照射する
    X線(1b)により投影される該バンプ(4)の第二の
    バンプ像(4b)とを観測する手段と,該第一及び該第
    二のバンプ像(4a,4b)を相互に比較して,該第一
    のバンプ像(4a)内に投影された該ボイド(6)の第
    一のボイド像(6a)の該第一のバンプ像(4a)に対
    する相対位置と, 該第二のバンプ像(4b)内に投影さ
    れた該ボイド(6)の第二のボイド像(6b)の該第二
    のバンプ像(4b)に対する相対位置との間の変位を測
    定する手段と,該変位が予め設定された値を超えたとき
    バンプ形状の異常を表示する異常信号を出力する手段と
    を有することを特徴とするバンプ形状検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバンプ形状検査装置であ
    って,該回路基板(20)を保持し一定速度でX軸に沿
    い移動させるX−Yテーブル(7)と,該X−Yテーブ
    ル(7)直上に設置され該回路基板(20)を照射する
    発散X線を発生するX線源(1)と,該回路基板(2
    0)の該X線源(1)と反対側に空間を設けて設置さ
    れ,該回路基板(20)を透過するX線により表面に投
    影されたX線透過像(5)を裏面の蛍光像に変換する蛍
    光板(8)と,該X軸上の第一の測定位置(11a)近
    傍の該蛍光像を,センサー列方向が該X軸と直交し該蛍
    光板(8)と平行に配設された第一のラインセンサー
    (10a)に投影するための第一の光学系(9a)と,
    該X軸上の第二の測定位(11b)置近傍の該蛍光像
    を,センサー列方向が該X軸と直交し該蛍光板(8)と
    平行に配設された第二のラインセンサー(10b)に投
    影するための第二の光学系(9b)と,該第一のライン
    センサ(10a)の出力を記憶し,任意のバンプが該第
    一の測定位置(11a)を通過してから該第二の測定位
    置(11b)を通過するまでの時間差を遅延して出力す
    る画像メモリ(12)と,該第一のラインセンサ(10
    a)の出力と該画像メモリ(12)の出力とを比較し
    て,該第一及び該第二の測定位置(11a,11b)で
    観測される該第一及び該第二のボイド像(6a,6b)
    の該第一及び該第二のバンプ像(4a,4b)に対する
    相対位置の変位を測定する手段とを有することを特徴と
    するバンプ形状検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のバンプ形状
    検査装置において,該第一のボイド像(6a)の該第一
    のバンプ像(4a)に対する相対位置及び該第二のボイ
    ド像(6b)の該第二のバンプ像(4b)に対する相対
    位置との間の変位測定する手段は,該バンプ(4)を通
    り該2方向に照射するX線(1a,1b)を含む平面が
    該第一及び該第二のボイド像(6a,6b)が投影され
    る平面と交わる直線に沿って,該第一及び該第二のボイ
    ド像(6a,6b)のX線強度パターンを測定する手段
    と,該第一及び該第二のバンプ像(4a,4b)に対応
    して予め用意されている欠陥のないバンプで観測される
    べき標準パターンを記憶する手段と,該第一及び該第二
    のボイド像(6a,6b)のX線強度パターンからそれ
    ぞれ対応する該標準パターンの差分をとり各ボイド像に
    対応するピークが残されたボイドパターンを抽出し,そ
    れぞれの該ボイドパターンのピークの中心を求める手段
    とを有してなることを特徴とするバンプ形状検査装置。
JP15711292A 1992-06-17 1992-06-17 バンプ形状検査装置 Withdrawn JPH063136A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5524132A (en) * 1995-05-12 1996-06-04 International Business Machines Corporation Process for revealing defects in testpieces using attenuated high-energy x-rays to form images in reusable photographs

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US5524132A (en) * 1995-05-12 1996-06-04 International Business Machines Corporation Process for revealing defects in testpieces using attenuated high-energy x-rays to form images in reusable photographs

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