JPH0631315B2 - 脂肪族‐芳香族ケトン側鎖を含むペプチド - Google Patents

脂肪族‐芳香族ケトン側鎖を含むペプチド

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JPH0631315B2
JPH0631315B2 JP61037180A JP3718086A JPH0631315B2 JP H0631315 B2 JPH0631315 B2 JP H0631315B2 JP 61037180 A JP61037180 A JP 61037180A JP 3718086 A JP3718086 A JP 3718086A JP H0631315 B2 JPH0631315 B2 JP H0631315B2
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phe
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
    • C07K7/23Luteinising hormone-releasing hormone [LHRH]; Related peptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P5/00Drugs for disorders of the endocrine system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ゴナドトロピン(生殖線刺激ホルモン)の放
出に影響を及ぼすか、または捕乳動物の脳下垂体からの
成長ホルモンの放出を抑制するペプチドおよびその製造
方法に関する。より詳細には、本発明は、生殖腺機能お
よびステロイド系ホルモンのプロゲステロンおよびテス
トステロンの放出を促進または抑制するか、もしくは成
長ホルモンの放出を抑制する改良された生物学的効力を
有するGnRH類似体ペプチド、およびその製造方法に
関する。
従来の技術 脳下垂体は視床下部として知られる脳の底部領域に柄
(stalk)によつて接合されている。この脳下垂体
からはとりわけゴナドトロピンまたはゴナドトロピツク
ホルモンと呼ばれる卵胞刺激ホルモン(FSH)および
黄体形成ホルモン(LH)が放出される。これらのホル
モンは互いに協力して生殖腺の機能を調節することによ
り精巣においてテストステロンを、そして卵巣において
プロゲステロンとエストロゲンを産生し、またそれらは
配偶子の産生および成熟を調節する。成長ホルモン(G
H)も脳下垂体から放出される。
脳下垂体前葉からのホルモンの放出は通常、視床下部に
よつて産生される別の種類のホルモンの前放出を必要と
する。視床下部ホルモンの1種はゴナドトロピックホル
モン特にLHの放出を誘発する因子として作用し、この
ホルモンは本明細書ではGnRHと称するがLH−RH
やLRFとも呼されている。GnRHは単に離されそし
て次の構造式: pGlu−Hi−Trp−Ser−Tyr−Gly−Leu−Arg−pro Gly−NH で表わされるデカペプチドとして性状決定がなされた。
ペプチドとは2つまたはそれ以上のアミノ酸を含有する
化合物であつて、1つのアミノ酸のカルボキシル基が他
のアミノ酸のアミノ基に結合している。GnRHについ
ての上記構造式はペプチドの慣用表示に従つており、N
−末端のアミノ基が左に、そしてC−末端のカルボキシ
ル基が右に表示されている。アミノ酸残基の位置は左か
ら右へアミノ酸残基に番号をつけることにより識別され
る。GnRHの場合はグリシンのカルボキシル基のヒド
ロキシ部分がアミノ酸(NH)で置換されている。上
記の個々のアミノ酸残基についての略号は慣用的であつ
てアミノ酸の俗名に基づいている。例えばpGluはピ
ログルタミン酸であり、Hisはヒスチジンであり、T
rpはトリプトフアンであり、Serはセリンであり、
Tyrはチロシンであり、Glyはグリシンであり、L
euはロイシンであり、Ornはオルニチンであり、A
rgはアルギニンであり、Lysはリシンであり、Cy
sはシステインであり、Asnはアスラギンであり、T
hrはトレオニンであり、Proはプロリンであり、P
heはフエニルアラニンであり、Gluはグルタミン酸
であり、Aspはアスパラギン酸であり、そしてAla
はアラニンである。グリシンを除いて、本発明のペプチ
ドのアミノ酸類は特に指定しない限りL−立体配置のも
のである。
GnRHデカペプチドまたはノナペプチドの6位に存在
するGlyの代わりにD−アミノ酸で置換すると、実質
的に一層優れた結合親和性を有するGnRH類似体が得
られ、従つてこのような置換はより強力なアルゴニスト
(作動薬)およびアンタゴニスト(拮抗薬)の両方を製
造する際に使用できる。C−末端のGly−NHの代
わりにエチルアミド部分またはその類似物で置換する
と、より強力なアルゴニストが生成する。GnRHデカ
ペプチド全体を通してその他の置換は、哺乳動物の脳下
垂体からのLHおよび他のゴナドトロピンの放出に対し
て抑制作用を有するアンタゴニストを生成することが知
られている。このような放出または抑制作用は、GnR
H類似体を哺乳動物に静脈内、皮下、筋肉内、経口的、
経皮的(例えば鼻腔内、腟内)に、または遅効性配合物
もしくは定期放出性配合物の形で投与する場合に得られ
る。
雌哺乳動物の排卵を抑えたいと思う理由がいろいろ存在
し、そして排卵を抑制するかまたは遅らせるためにGn
RHまたは大量のGnRHアルゴニストの正常機能に対
して拮抗するGnRH類似体が投与されてきた。この理
由のために、この種のGnRH類似体は避妊薬としての
それらの使用可能性について、または妊娠時期を調節す
ることについて研究されつつある。GnRHアンタゴニ
ストはまた早発思春期症および子宮内膜症の治療のため
に使用される。さらにこの種のアンタゴニストは雄哺乳
動物のゴナドトロピンの分泌を調節するのに有用であこ
とが見出され、そして精子形成を阻止するために(例え
ば雄動物用避妊薬として)、および前立腺肥大のために
使用できる。
より一層効力があるGnRH類似体の改良されたペプチ
ド類を提供することが望まれている。
発明が解決しようとする問題点 本発明はGnRH類似体ペプチドおよびその製造方法を
提供する。
一般に、本発明によれば、6位に脂肪族−芳香族ケトン
側鎖を有するアミノ酸残基を含む結果として一層優れた
結合効率を有するGnRHペプチド類が合成され、しか
も比較的安価な材料を使つて経済的に合成することが可
能である。GnRHアンタゴニストはヒトを含めた哺乳
動物の脳下垂体からのゴナドトロピンの分泌を強く抑制
し、かつ/または生殖腺からのステロイドホルモンの放
出を抑制する。これらのペプチドはGnRHの類似体で
あつて、GnRHの6位にカルボキシル基含有側鎖を有
するα−アミノ酸のD−異性体(例えばD−Glu、D
−HglまたはD−Asp)が初めに配置され、その後
このアミノ酸残基の側鎖カルボキシル基は、カルボキシ
ル基がらの側鎖アシリウムイオン中間体の形成(HFま
たは適当なルイス酸のような同等の酸で処理すると形成
される)を経て、混合アルキルケトンに転化される。こ
の混合アルキルケトン側鎖はその先端に芳香族部分を含
有すべきである。本明細書において“混合アルキルケト
ン”とは1個のアルキル基と1個の非アルキル基を含有
するケトンを意味する。本明細書において“芳香族”と
は共鳴炭素環式基または共鳴複素環式基を意味し、例え
ばアニソール、インドール、フラン、アルキルピロール
またはチオフエンから誘導されるものである。Hglは
α−アミノアジピン酸を意味し、これはまたホモグルタ
ミン酸とも呼ばれる。
さらに、GnRHアンタゴニストはD−pGlu、デヒ
ドロ−Pro、Pro、ハロゲン化D−Phe、D−T
rpまたはβ−(2−ナフチル)−D−アラニン(以後
β−D−2NALと略記する)のような1位置換;置換
(好ましくはハロゲン化)されたD−Pheによる2位
置換;3位置換;炭素原子数5以下のジアミノ酸による
4位の任意置換;ハロゲン化L−Phe、ハロゲン化L
−TyrまたはL−Argの形の5位の任意置換;およ
び7位と10位の任意置換を包含する。1位置換基は、
D−pGluを除いて、そのα−アミノ基がホルミル基
(For)、アセチル基(Ac)、アクリル基(Ac
r)、ビニルアセチル基(Vac)またはベンゾイル基
(Bz)のようなアシル基を含むように修飾されるのが
好ましく、この場合AcとAcrが好適である。3位の
修飾されたD−Trpは、インドール環に存在する特定
の修飾の結果として増強された拮抗作用を与える。水素
原子に代わる単一置換は5位または6位においてなさ
れ、その置換基はクロル、フルオル、ブロム、メチル
基、アミノ基、メトキシ基およびニトロ基から選択さ
れ、この場合クロル、フルオルおよびニトロ基が好適で
ある。インドール窒素も例えばホルミル基(NinFo
r−または1For−)またはアセチル基でアシル化さ
れうる。もう1つの3位置換はD−PALであり、これ
はβ−炭素原子がピリジル基で置換されたD−アラニン
(ピリジン環の2位、3位または4位に結合する)を意
味し、D−3PALが好適である。先に述べたように、
4位、7位および10位における置換は一般に任意であ
ると考えられる。もし置換するとすれば、10位はD−
Ala−NHであるのが好ましい。
これらのペプチド類はLHの放出を非常に強力に抑制す
るので、それらはGnRHアンタゴニストと呼ばれる。
本ペプチド類は発情前期に極めて低用量で投与した場合
に雌哺乳動物の排卵を抑制し、また妊娠直後に投与した
場合に受精卵を再吸収させるのに効果的である。本ペプ
チド類はさらに雄哺乳動物の避妊処理に対しても効果的
である。
改良されたGnRHアゴニストは6位に類似のアミノ酸
残基を有し、且つ1位の任意置換(好しくはホルミルP
ro)および10位の任意置換〔好ましくは−NHCH
CH(−NHEt)〕を有する。
同様に脂肪族−芳香族ケトン側鎖を有するアミノ酸残基
をほぼ中央の限定位置に組み入れた他のペプチドホルモ
ン類が合成され、これによりそのホルモンの受容体に対
する結合親保性が増強される。
問題点を解決するための手段 本発明は、次式: Ac−β−D−2NAL−(4Cl)D−Phe− D−3PAL−Ser−Arg−D−Glu(COCH) −Leu−Arg−Pro−D−Ala−NH で表わされるGnRH類似体ペプチドを提供する。
このペプチドは強力なGnRHアンタゴニストである。
さらに本発明は、式: Ac−β−D−2NAL−(4Cl)D−Phe− D−3PAL−Ser−Arg−D−Glu(COCH) −Leu−Arg−Pro−D−Ala−NH で表わされるGnRH類似体ペプチドの製造方法を提供
する。この方法は、次式 Ac−β−D−2NAL−(4Cl)D−Phe− D−3PAL−Ser(X)−Arg(X)−D−Glu(X) −Leu−Arg(X)−Pro−D−Ala−NH−[樹脂支持体] [式中、Xは水素原子またはSerのアルコール性水
酸基の保護基であり; Xはベンジルエステル、2,6−ジクロロベンジル、
ジニトロフェニル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
ベンジルエステル、8−ヒドロキシキノリンエステル、
p−ニトロベンジルオキシ、フェニルアゾフェニルおよ
びt−ブトキシからなる群から選ばれる、側鎖カルボキ
シル基の保護基であり; Xは水素原子または側鎖グアニジノ基の保護基であ
る] で表わされるペプチド中間体を、前記樹脂支持体にアミ
ノ酸を段階的に付加することによって形成する; 前記ペプチド中間体を、前記X保護基が除去されてア
シリウムイオン中間体が生成し、かつそのアシリウムイ
オンがアニソールと反応して混合アルキルケトンを形成
するような条件下で、約20℃またはそれ以上の温度に
おいてHFおよびアニソールによって処理する;および 前記HFを除去して所望のペプチドを回収する; の各工程からなる。
より詳細に述べると、GnRHアンタゴニストは次の式
I: X−R−(W)D−Phe−R−R−R−R
(V)−R−Arg−Pro−R10によつて表わさ
れ、式中Xは水素原子または7個以下の炭素原子を有す
るアシル基であり;Rはデヒドロ−Pro、Pro、
D−pGlu、D−Phe、D−Trpまたはβ−D−
NALであり;WはF、Cl、Cl、Br、NO
たはCαMe/Clであり;RはD−PAL、D−T
rp、(NinFor)D−Trpまたは5位もしくは
6位NO、NH、OCH、F、Cl、Brまたは
CHで置換されたD−Trpであり;RはSer、
Orn、AALまたはαBuであり、RはTyr、A
rg、(3F)Phe、(2F)Phe、(3I)Ty
r、(3CH)Phe、(2CH)Phe、(3C
l)Pheまたは(2Cl)Pheであり;RはD−
Glu、D−HglまたはD−Aspであり;RはL
euは、MNL、NleまたはNvaであり;R10
Gly−NH、D−Ala−NHまたはNH−Y
〔ここでYは低級アルキル基、シクロアルキル基、フル
オル低級アルキル基またはNHCONHQ(QはHまた
は低級アルキル)である〕であり;そしてVはRのカ
ルボキシル基側鎖とクラスZ′から選択される化合物と
から形成されたケトンの芳香族部分である。そのクラス
Z′はエチルベンゼン、プロピルベンゼン、イソプロピ
ルベンゼン、ブチルベンゼン、s−ブチルベンゼン、イ
ソブチルベンゼン、t−ブチルベンゼン、アミルベンゼ
ン、1−メチルブチルベンゼン、1−エチルプロピルベ
ンゼン、3−メチルブチルベンゼン、1,1−ジメチル
プロピルベンゼン、ヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼ
ン、2−エチルヘキシルベンゼン、オクチルベンゼン、
ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ドデシルベンゼン、
テトラデシルベンゼン、ヘキサデシルベンゼン、オクタ
デシルベンゼン、シクロプロピルベンゼン、シクロペン
チルベンゼン、シクロヘキシルベンゼン、(4−アシル
オキシシクロヘキシル)−ベンゼン、3−メチル−フエ
ニル−5−シクロヘキセ−2−ノン、o−キシレン、m
−キシレン、p−キシレン、m−エチルトルエン、p−
エチルトルエン、o−プロピルトルエン、m−プロピル
トルエン、m−シメン、p−プロピルトルエン、m−t
−ブチルトルエン、p−シメン、m−s−ブチルトルエ
ン、p−s−ブチルトルエン、p−ドデシルトルエン、
p−ジエチルベンゼン、m−t−ブチルエチルベンゼ
ン、p−t−ブチルエチルベンゼン、m−ジイソプロピ
ルベンゼン、p−ジイソプロピルベンゼン、p−ジブチ
ルベンゼン、p−ジ−s−ブチルベンゼン、p−ジ−t
−ブチルベンゼン、p−ジ−(1−メチルブチル)ベン
ゼン、インダン(ヒドロインデン)、5−メチルインダ
ン、6−t−ブチルインダン、2−ベンジルインダン、
ジアルキルインダン、トリアルキルインダン、テトラア
ルキルインダン、ペンタアルキルインダン、ヘキサアル
キルインダン、ヘプタアルキルインダン、1−カルボエ
トキシインダン、テトラリン、6−メチルテトラリン、
6−エチルテトラリン、6−ブチルテトラリン、6−ヘ
キシルテトラリン、6−シクロヘキシルテトラリン、ジ
アルキルテトラリン、テトラアルキルテトラリン、ペン
タアルキルテトラリン、7−エチル−1−カルボエトキ
シメチルテトラリン、2−フエニルテトラリン、ヘミメ
リテン、プソイドクメン、メシチレン、プレニテン、イ
ソジェレン、ジュレン、ペンタメチルベンゼン、エチル
−1,4−キシレン、4−エチル−1,3−キシレン、
2−プロピル−1,4−キシレン、2−イソプロピル−
1,4−キシレン、4−プロピル−1,2−キシレン、
4−プロピル−1,3−キシレン、2−イソブチル−
1,4−キシレン、5−t−ブチル−1,3−キシレ
ン、2−t−アミル−4−イソプロピルトルエン、トリ
アルキルベンゼン、4−ベンジル−1,3−キシレン、
3,4,5,11−テトラヒドロアセナフテン、エチル
メシチレン、ヒドロインダセン、ヒドロフエナントレ
ン、ペンタアルキルベンゼン、ヒドロピレン、ヒドロア
ントラセン、ジフエニルメタン、ジフエニルプロパン、
ビベンジル、3,4−ジフエニルヘキサン、α,ω−ジ
フエニルアルカン、トリフエニルメタン、パラシクロフ
アン、フエニルエチレン、カルコン、ホルムアミドトル
エン、フエニル酢酸、フエニル酢酸アルキル、フエニル
アセトニトリル、デスオキシベンゾイン、1−フエニル
−2−ニトロエタン、1−フエニル−2−アセトアミド
エタン、3−フエニルプロピオン酸アルキル、3−フエ
ニルプロピオニトリル、フエニルベンゾイルアルカン、
フエニルクロルアルカン、フエニルニトロアルカン、フ
エニル酪酸アルキル、ハロアルキルベンゼン、フエノー
ル、酢酸フエニル、プロピオン酸フエニル、アルキルフ
エノール、ハロフエノール、カテコール、レゾルシノー
ル、アルキルレゾルシノール、安息香酸フエニル、ピロ
ガロール、フロログルシノール、トリヒドロキシトルエ
ン、トリヒドロキシイソアミルベンゼン、アニソール、
フエネトール、アルキルフエニルエーテル、アルキルト
リルエーテル、エチルアニソール、p−t−ブチルアニ
ソール、m−ヘプチルアニソール、p−シクロヘキシル
アニソール、アニシルヘキサン、ジメチルアニソール、
2−エチル−4−メチルアニソール、5−メトキシテト
ラリン、イソプロピルメチルアニソール、ヒドロフエナ
ントレン、トリアルキルアニソール、フルオロアニソー
ル、クロルアニソール、クロルフエネトール、ブロムア
ニソール、ブロムフエネトール、ヨードアニソール、ア
ルキルハロアニソール、ジアルキルハロアニソール、ジ
ハロアニソール、ジアルコキシハロアニソール、グアヤ
コール、レゾルシノールモノメチルエーテル、ヒドロキ
ノンモノメチルエーテル、アルキルヒドロキシアニソー
ル、二価フエノールジメチルエーテル、多価フエノール
メチルエーテル、ジフエニルエーテル、アルキルジフエ
ニルエーテル、クロルジフエニルエーテル、アルコキシ
ジフエニルエーテル、ジアルキルジフエニルエーテル、
ニトロフエニルエーテル、チオアニソール、チオフエネ
トール、アルキルフエニルスルフイド、o−トリルチオ
エーテル、アルキルチオアニソール、クロルチオアニソ
ール、ジフエニルスルフイド、ニトロジフエニルスルフ
イド、2−チオクレゾール、3−メトキシチオフエノー
ル、3−エトキシチオフエノール、ジフエニルジスルフ
イド、アセトアニリド(AA)、アルキルAA、ジアル
キルAA、アセトアミドインダン、アセトアミドテトラ
リン、トリメチルAA、クロルAA、クロル−4−メチ
ルAA、アルコキシAA、N,N−ジアシルアニリン、
ニトロブロムベンゼン、ニトロフエノール、ニトロアニ
ソール、ニトロフエネトール、ヒドロキシ−3−ニトロ
トルエン、ニトロレゾルシノール、ヒドロキシ−4−ニ
トロアニソール、安息香酸、m−トルイル酸、サリチル
酸、サリチル酸アルキル、安息香酸アルキルアルコキ
シ、ヒドロキシ安息香酸アルキル、ジメチルアセトフエ
ノン、トリメチルアセトフエノン、トリメチルプロピオ
フエノン、メトキシアセトフエノン、ジヒドロキシアセ
トフエノン、ジヒドロキシプロピオフエノン、ベンゾフ
エノン、ジメチルベンゾフエノン、ジヒドロキシベンゾ
フエノン、ビフエニル(BP)、アルキルBP、ジアル
キルBP、9,10−ジヒドロフエナントレン、クロル
BP、ブロムBP、ヒドロキシBP、メトキシBP、メ
トキシ−クロルBP、アセチルBP、ニトロBP、クロ
ルアセチルBP、ジフエニルベンゼン、1,4−テルフ
エニル、1,3,5−トリフエニルベンゼン、フルオレ
ン(F)、ベンジルF、メトキシF、カルボメトキシ
F、ベンゾイルF、ナフタリン、アルキルナフタリン、
ハロナフタリン、ナフトール、アルキルナフトールエー
テル、2−ナフチルメチルスルフイド、ナフタスルト
ン、1,8−ナフタスルタム、ナフタリンカルボン酸、
アントラセン、アルキルアントラセン、ハロアントラセ
ン、アルキルハロアントラセン、アルキルアルコキシア
ントラセン、アントロフエノン、9,9′−ビアントリ
ル、フエナントレン(P)、アルキルP、ハロP、アル
コキシP、アセトキシP、ヒドロキシP、3−アセトア
ミドP、ピレン、2−メチルピレン、1−ベンゾイルピ
レン、クリセン、2−エチルクリセン、6−ベンジルク
リセン、トリフエニレン、ペリレン、フルオランテン、
ビフエニレン、フラン、アルキルフラン、ベンゾフラン
(BF)、メチルBF、エチルBF、プロピルBF、ベ
ンジルBF、フエニルBF、アニシルBF、ジヒドロベ
ンゾフラン、ジベンゾフラン(DBF)、エチルDB
F、プロピルDBF、ブロムDBF、メトキシDBF、
ニトロDBF、キサンテン、1−ヒドロキシ−9−オキ
ソキサンテン、チオフエン、アルキルチオフエン、ジア
ルキルチオフエン、トリアルキルチオフエン、2−ベン
ジルチオフエン、ハロチオフエン、ジハロチオフエン、
トリハロチオフエン、アルキルハロチオフエン、ハロフ
エニルチオフエン、メチルフエニルチオフエン、ジチエ
ニル、ジメチルジチエニル、テルチエニル、ベンゾ
〔b〕チオフエン(BT)、メチル(BT)、メトキシ
BT、ジベンゾチオフエン、アルキルピロール、ジアル
キルピロール、トリアルキルピロール、ジアルキル−カ
ルボメトキシピロール、インドール、2−メチルインド
ール、1,2−メチルインドール、1,2−ジメチルイ
ンドール,1,2,3−トリメチルインドール、2,
3,4,6−テトラメチルインドール、2−フエニルイ
ンドール、2,3−ジメチル−1−アセチルインドー
ル、テトラヒドロカルバゾール(THC)、9−アセチ
ルTHC、9−ベンゾイルTHC、6−ハロ−9−アセ
チルTHC、カルバゾール、アセチルカルバゾール、ア
ルキルカルバゾール、ハロアルキルカルバゾール、ベン
ゾイルカルバゾール、アセチルインドリン、1−アシル
−2,3−ジメチルインドリン、ヘギサヒドロカルバゾ
ール、フエニルピラゾール、フエニルアルキルピラゾー
ル、1−フエニル−3−ピラゾリン−5−オン(P
P)、アルキルPP、ジアルキルPP、2−イミダゾロ
ン(IA)、4−メチルIA、2−オキソ−2,3−ジ
ヒドロベンゾイミダゾール、イミダゾ〔1,5−α〕ピ
リジン(IP)、メチルIP、5,7−ジメチルキノリ
ン、ヒドロキシキノリン、メトキシキノリン、2−メチ
ルヒドロキシキノリン、アシルテトラヒドロキノリン、
アクリダン、10−アセチルアクリダン、2−ヒドロキ
シ−4−メチルチアゾール、10−エチルフエノキサジ
ン、10−アセチルフエノキサジン、フエノチアジン
(PT)、10−アルキルPT、3,10−ジメチルP
T、10−アシルPT、1,2−ベンゾイソキサゾール
(BIO)、3−メチルBIO、7−メトキシBIOお
よび3−フエニル−7−メトキシBIOから成る。
またGnRHアゴニストは次の式IA: R−His−Trp−Ser−Tyr−R(V)−
Leu−Ar−Pro−R10で表わされ、式中R
よびVは先に定義した通りであり、RはpGluまた
はFor−Proであり、そしてR10はGly−NH
、D−Ala−NHまたは置換されたアミドであ
る。
β−D−NALはβ−炭素原子がナフチル基によつて置
換されたアラニンのD−異性体を意味し、これはまた3
−D−NALとも称される。好ましくはβ−D−2NA
Lが使用され、これはアラニンのβ−炭素原子がナフタ
リン環の2位に結合していることを意味する。しかしな
がら、β−D−1NALも使できる。Dapはα,β−
ジアミノプロピオン酸を表わし、これはまたβ−アミノ
アラニンとも称される。NMLはNαCH−L−Le
uを意味する。AALはβ−アミノ−Alaを、そして
Buはα,γ−ジアミノ酪酸をそれぞれ意味し、これら
のうちのいずれかまたはOrnが4位に存在しうる。S
erが4位に存在しない場合は、デヒドロProが1位
に存在するのが好ましい。CαMe/Cl−D−Phe
はメチル化されたα−炭素原子を有し且つパラ位がCl
によつて置換されたD−Pheを意味する。
式Iおよび式IAにおけるR(V)は、混合アルキル
ケトンを形成するように修飾された側鎖カルボキシル基
を有する主ペプチド鎖中のD−アミノ酸残基を定義する
ために使用される。好ましくは、主ペプチド鎖中のその
アミノ酸残基はD−Gluであるが、その代わりとして
D−HglまたはD−Aspであつてもよい。
上記のペプチドは基本的な溶液合成法、またはクロルメ
チル化樹脂、ベンズヒドリルアミン(BHA)樹脂、メ
チルベンズヒドリルアミン樹脂(MBHA)、N−アル
キルアミノメチル樹脂(NAAM)または当分野で知ら
れた他の適当な樹脂を使用する固相合成法によつて合成
することができる。基本的な溶液合成法を使用する場合
は、ケトン側鎖を別個に生成させて、その後そのアミノ
酸をペプチド鎖中の隣接アミノ酸残基に結合させること
が有利である。固相合成法は、米国特許第421169
3号に詳しく記載された方法を使つて、アミノ酸類をペ
プチド鎖に段階的に付加させる方法で実施される。当分
野でよく知られるように、Ser,TyrおよびArg
が存在する場合にはそれらに対して、同様に置換基のあ
る種のものに対して側鎖保護基を付加させることが好ま
しく、場合によつてはTrp(アシル化されたものを除
く)に対しても付加される。その後これらのアミノ酸を
樹脂上に増成されつつあるペプチド鎖にカツプリングす
る。固相合成法を使用する場合、6位のD−Glu、D
−HglまたはD−Asp残基は好ましくはBzl(ベ
ンジルエテル)、2,6−ジクロルベンジル(DC
B)、ジニトロフエニル(Dnp)、1−ヒドロキシ−
ベンゾトリアゾールベンジルエステル(OHbt)、8
−ヒドロキシ−キノリンエステル(OHq)、p−ニト
ロベンジルオキシ(ONBzl)、フエニルアゾフエニ
ルまたはt−ブトキシ基で保護され、このような合成法
は十分に保護されたペプチド樹脂中間体をもたらす。
GnRHアンタゴニストの中間体は次の式II: X−R−(W)D−Phe−R(X−R(X)−R(X またはX)−R(X)−R−Arg(X)−
Pro−X で表わされ、式中Xはポリペプチドの段階的合成法に
おいて当分野で有用であることが知られる型のα−アミ
ノ保護基であり、そして目的ペプチド化合物中のXが特
定のアシル基であるときには、そのアシル基を保護基と
して使用することができる。Xに包含されるα−アミ
ノ保護基の種類としては(1)アシル型保護基、例えば
ホルミル(For)、トリフルオルアセチル、フタリ
ル、p−トルエンスルホニル(Tos)、ベンゾイル
(Bz)、ベンゼンスルホニル、o−ニトロフエニルス
ルフエニル(Nps)、トリチルスルフエニル、o−ニ
トロフエノキシアセチル、アクリリル(Acr)、クロ
ルアセチル、アセチル(Ac)およびγ−クロルブチリ
ル;(2)芳香族ウレタン型保護基、例えばベンジルオ
キシカルボニル(Z)、フルオレニルメチルオキシカル
ボニル(FMOC)および置換されたベンジルオキシカ
ルボニル、例えばp−クロルベンジルオキシカルボニル
(ClZ)、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、p
−ブロムベンジルオキシカルボニルおよびp−メトキシ
ベンジルオキシカルボニル;(3)脂肪族ウレタン型保
護基、例えばt−ブチルオキシカルボニル(Boc)、
ジイソプロピルメトキシカルボニル、イソプロピルオキ
シカルボニル、エトキシカルボニルおよびアリルオキシ
カルボニル;(4)シクロアルキルウレタン型保護基、
例えばシクロペンチルオキシカルボニル、アダマンチル
オキシカルボニルおよびシクロヘキシルオキシカルボニ
ル;(5)チオウレタン型保護基、例えばフエニルチオ
カルボニル;(6)アルキル型保護基、例えばアリル
(Aly)、トリフエニルメチル(トリチル)およびベ
ンジル(Bzl);(7)トリアルキルシラン基、例え
ばトリメチルシラン;がある。Xが水素原子であると
き、好適なα−アミノ保護基はBocである。
は水素原子またはTrpのインドール窒素のための
保護基(例えばホルミルまたはベンジル)である。多く
の合成においてTrpのインドールNHを保護する必要
はないが、Rが(NinFor)D−Trpである場
合にXはホルミルである。D−3PALは保護する必
要がない。
は水素原子またはSerのアルコール性ヒドロキシ
ル基のための保護基であり、例えばアセチル、ベンゾイ
ル、テトラヒドロピラニル、t−ブチル、トリチル、ベ
ンジルおよび2,6−ジクロルベンジルよりなる群から
選択される1種である。ベンジルが好適である。また、
Serに代わる置換がなされている場合に、Xは側鎖
アミノ基のための保護基(例えばTos、ZまたはCl
Z)でありうる。
は水素原子またはTyrが存在するときにはTyr
のフエノール性ヒドロキシル基のための保護基であり、
テトラヒドロピラニル、t−ブチル、トリチル、ベンジ
ル、Z、4−プロムベンジルオキシカルボニルおよび
2,6−ジクロルベンジルよりなる群から選択される。
2,6−ジクロルベンジルが好適である。
はD−Glu、D−HglまたはD−Aspの側鎖
カルボキシル基のため保護基であり、Bzl(ベンジル
エステル)、2,6−ジクロルベンジル(DCB)、ジ
ニトロフエニル(Dnp)、1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾールベンジルエステル(OHbt)、8−ヒドロキ
シキノリンエステル(OHq)、p−ニトロベンジルオ
キシ(ONBzl)、フエニルアゾフエニルおよびt−
ブトキシよりなる群から選択される。Bzlが好適であ
る。
はArgの側鎖グアニジノ基のための保護基であつ
て、例えばニトロ、Tos、トリチル、ベンジルオキシ
カルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、Zおよび
Bocである。またXは水素原子であつてもよく、こ
の場合は側鎖基原子に保護基が存在しないことを意味す
る。一般にTosが好適である。
はGly−NH−〔樹脂支持体〕、D−Ala−N
H−〔樹脂支持体〕またはN(A)−〔樹脂支持体〕で
ありうる。またXはGlyあるいはD−Alaのアミ
ド、もしくはProに直接結合した置換アミドでありう
る。
〜Xの側鎖保護基を選択する規準は、合成の各段
階でα−アミノ保護基を除去するために選択した反応条
件のもとで試薬に対してその保護基が安定であるべきで
あるということである。保護基はカツプリング条件下で
開裂してはならず、また意図するアミノ酸配列の合成が
完了した時点でペプチド鎖を変性しない反応条件下に除
去できなければならない。
基がGly−NH−〔樹脂支持体〕またはD−Al
a−NH−〔樹脂支持体〕である場合、GlyまたはD
−Alaはアミド結合によつてBHA樹脂またはMBH
A樹脂へ結合される。X基がN(A)−〔樹脂支持
体〕である場合には、proが置換されたアミド結合に
よつてN−アルキルアミノメチル樹脂(NAAM)へ結
合される。
Xがアセチル基である場合(例えば最終式のN−末端に
おいて)、それはD−NALのまたは1位で使用される
アミノ酸が何であろうとそのα−アミノ基のX保護基
として使用することができ、それはこの最後のアミノ酸
をペプチド鎖にカツプリングする前に付加される。しか
しながら、アセチル化は好ましくは、樹脂上のペプチド
(側鎖基を保護したままでα−アミノ基の保護基を除去
したもの)を用いて、例えばジシクロヘキシルカルボジ
イミド(DCC)の存在下での酢酸との反応、または好
適には無水酢酸との反応、あるいは当分野で知られた他
の適当な反応によつて実施される。
十分に保護されたペプチド中間体は基本的な溶液合成法
から得られ、その後当分野でよく知られるように保護基
が除去される。ペプチド保護基の除去、ならびにBH
A、MBHAまたはNAAM樹脂からのペプチドの開裂
は、フツ化水素酸(HF)またはその均等物を用いて、
側鎖カルボキシル基においてアシリウムイオンの形成を
促進する温度(好ましくは約20℃〜約25℃)で適切
な時間(例えば約2〜3時間)処理することにより行わ
れる。HFでの処理に先立つて、スカベンジヤーとして
も作用するクラスZ′から選択される芳香族化合物(例
えばアニソール)の十分過剰量がペプチドに添加され
る。一般にペプチドのモル量の少なくとも同量ないし2
0倍量が添加される。アシリウムイオンの存在下で、こ
の添加されたクラスZ′からの化合物は脂肪族−芳香族
ケトン側鎖を生成するように反応し、この反応機構は
G.バラニー(Barany)およびR.メリーフイー
ルド(Merrifield)の固相相ペプチド合成
(Solid−Phass Peptide Synt
hesis)、192〜197頁に示されている。真空
下でHFを除去した後、樹脂から開裂し且つ保護基を除
去したペプチドはエーテルで有利に処理し、デカント
し、希酢酸で抽出し、そして凍結乾燥される。この時点
で、ペプチドは所望により例えば1N酢酸で処理するこ
とによりその無毒性塩に転化される。
ペプチドの精製はCMCカラムでのイオン交換クロマト
グラフイー、その後のセフアデツクスG−25を充填し
たカラムでの分配クロマトグラフイー〔n−ブタノー
ル:0.1N酢酸(容量比1:1)の溶離剤を使用〕に
より、あるいはJ.リビアー(Rivier)らのジヤ
ーナル・オブ・クロマトグラフイー(J.Chroma
tography)、288(1984)303〜32
8に報告されている当分野で知られたHPLCを使うこ
とにより行われる。
本発明のGnRHアンタゴニストは、発情前期の日の正
午項に投与した場合、100μg/kg(体重)以下の
用量で雌ラツトの排卵を抑えるのに有効である。排卵を
長期間抑制するためには、約0.1〜約2.5mg/k
g(体重)の範囲の投与量を使用することが必要かも知
れない。これらのアンタゴニストはまた定期的に雄哺乳
動物に投与した場合、精子形成を阻止するのに有効であ
つて、避妊薬として使用可能である。これらの化合物は
テストステロン量を減少させる(このことは正常の、性
的に活動している雄にとつて望ましくない結果である)
ので、GnRHアンタゴニストと一緒に補充量のテスト
テトロンを投与することが合理であるかも知れない。こ
れらのアンタゴニストはまた先に示したような他の目的
のためにゴナドトロピンおよび性ステロイド類の産生を
調節するのに使用できる。
実施例1 表Iに記載の次式: Ac−R−(4Cl)D−Phe−R−Ser−Tyr−D−Glu (V)−Leu−Arg−Pre−R10 で表わされるGnRHアンタゴニストを、先に述べた固
相法によつて製造した。表IにおけるZ′はケト側鎖の
所望芳香族部分Vをもたらす化合物である。
1つの例として、 〔Ac−β−D−2NAL,(4Cl)D−phe,D− 3PAL,Arg,D−Glu(COCH),D−Ala10〕 −GnRH と称される本発明のペプチドNO.1の代表的固相合成
法を以下に説明する。このペプチドは次式: Ac−β−D−2NAL−(4Cl)D−phe−D−3PAL− Ser−Arg−D−Glu(COCH)−Leu−Arg−Pre −D−Ala−NH で表わされる。その他のペプチド類も同様にして合成さ
れ且つ精製される。
BHA樹脂を使用し、そして3倍過剰のBoc−保護D
−Alaおよび活性化剤としてのDCCを用いてCH
Cl中2時間にわたつてBoc誘導体を樹脂にカツプ
リングさせた。D−アラニン残基はアミド結合によつて
BHA樹脂に結合した。
各アミノ酸残基のカツプリング後、洗浄、保護基の除去
および次のアミノ酸残基のカツプリングを以下のスケジ
ユールに従つて行い、この際自動合成機を使用した約5
gの樹脂を用いて開始した。
段階13の後に、その合成が手動であるときにはニンヒ
ドリン試験用のアリコートを採取した。その試験が陰性
である場合は次のアミノ酸のカツプリングのために段階
1へ戻り、その試験が陽性またはわずかに陽性である場
合は段階9へ戻つて、段階9〜13を繰り返した。
一般に、上記のスケジユールは最初のアミノ酸を結合さ
せた後に本発明ペプチドの各アミノ酸をカツプリングさ
せる際に用いられる。NαBec保護は合成の間中それ
ぞれの残存アミノ酸に対して使用した。NαBec−β
−D−2NALは当分野における既知方法で製造され、
例えば米国特許第4234571号(1980年11月
18日付)に詳しく述べられている。Argの側鎖はT
osで保護した。OBzlはSerのヒドロキシ基のた
めの側鎖保護基として使用し、BzlはD−Gluを保
護するのに使用した。D−3PALは保護しないままで
使用した。最後のアミノ酸としてNαBec−β−D−
2NALを導入した。CHClに対する溶解性が小
さいBec−Arg(Tos)はDMF/CHCl
混合溶媒を用いてカツプリングさせた。
N−末端のα−アミノ基の保護基を除去した後、ジクロ
ルメタン中で無水酢酸を大過剰使用してそのアセチル化
を行つた。樹脂からのペプチドの開裂および側鎖保護基
の完全な除去は、HFを用いて24℃で約2時間半実施
した。表Iに示したスカベンジヤーをHF処理以前に添
加して、混合アルキルケトンを生成させた。真空下でH
Fを除去した後、樹脂を50%酢酸で抽出し、そしてそ
の洗液を凍結乾燥させて粗製ペプチド粉末を得た。
その後、CMC(ワツトマンCM32、メタノール/水
50:50中の0.05〜0.3M NHOAcの濃
度勾配を使用)でのイオン交換クロマトグラフイー、続
いてゲル過カラム(n−ブタノール/0.1N酢酸
(容量比1:1)の溶離剤を使用)での分配クロマトグ
ラフイーを使つてペプチドの精製を行つた。
このペプチドは数種の異なる展開液を使用した薄層クロ
マトグラフイー、および燐酸トリエチルアンモニウム水
溶液/アセトニトリルを使用した逆相高圧液体クロマト
グラフイーにより均一であることが判明した。得られた
精製ペプチドのアミノ酸分析は実質的にペプチド鎖中の
各アミノ酸に関して整数値を示すことにより、作成した
構造式と一致した。その旋光度は光電旋光計で測定して
〔α〕▲22 D▼=−28.77゜±1(c=1、50%
酢酸) であつた。
表Iに記載のその他のGnRHアンタゴニストも上記方
法および適当な樹脂を使うことにより合成できる。
各ペプチドは雌ラツトの排卵を抑制するというその有効
性について調べるためのインビボ検定を行つた。この試
験において、一定数(7匹)の成熟したスプラーグ・ド
ーレイ種(Sprague−Daw−ley)の雌ラツ
ト(体重225〜250g)に、コーン油中のペプチド
の一定マイクログラム量を発情前期の日の正午項に皮下
注射した。発情前期は排卵の日の午後である。別の群の
雌ラツトを対照として使用し、これらにはペプチドを投
与しなかつた。対照の雌ラツトはそれぞれ発情前期の日
の夜に排卵した。処理群のラツトのうち排卵したものの
数を記録した。表Iに記載のペプチドはそれぞれ極めて
低用量で雌ラツトの排卵を抑えるのに有意に効果的であ
り、そして各ペプチドは約5μgの用量で完全に有効で
あると考えられた。
本発明による、表IのペプチドNO.1を、1.5μg
の用量で10匹のラツトに投与したところ、10匹のす
べてのラツトが排卵しなかつた。さらに、このペプチド
NO.1を0.5μgの用量で投与したところ、試験し
た16匹のラツトのうち8匹のみが排卵し、このような
低用量においても50%の有効性を有することが示され
た。
参考例I 表IIに記載の次式: Ac−β−D−2NAL−(W)D−Phe−D−Trp−R− R−R(V)−R−Arg−Pro−Gly−NH で表わされるペプチドを先に述べた固相法によつて製造
した。表IIにおけるZ′はVを生成するために使用し
た化合物である。
表IIに記載のペプチドのインビトロおよび/またはイン
ビボ試験は、これらのペプチドがインビトロにおいて適
当な濃度でGnRHにより誘発されるLH分泌を阻止す
るのに有効であることを示した。これらのペプチドの多
くはインビボにおいて本件の標準品よも一層強力であつ
た。ペプチドは全て極めて低用量で雌哺乳動物の排卵を
抑制するのに効果的であると考えられた。
参考例II 表IIIに記載の次式: X−β−D−2NAL(4Cl)D−Phe−(1For)D −Trp−Ser−R−D−Glu(V)−NML−Arg−Pro−R10 で表わされるペプチドを、適当な樹脂を使つて先に述べ
た固相法により製造した。表IIIにおけるZ′はVを生
成するために使用した化合物である。
表IIIに記載のペプチドのインビトロおよび/またはイ
ンビボ試験は、これらのペプチドがインビトロにおいて
適当な濃度でGnRHにより誘発されるLH分泌を阻止
するのに有効であることを示した。これらのペプチドの
多くはインビボにおいて本件の標準品よりも一層強力で
あつた。本発明ペプチドは全て極めて低用量で雌哺乳動
物の排卵を抑制するのに効果的であと考えられた。
参考例III 表IVに記載の次式: Ac−R−(4F)D−Phe−R−Ser−Tyr−R(V) −Leu−Arg−Pro−NHCHCH で表わされるペプチドを先に述べた固相法により製造し
た。表IV中のZ′はV生成するために使用した化合物で
ある。
表IVに記載のペプチドのインビトロおよび/またはイン
ビボ試験は、これらのペプチドがインビトロにおいて適
当な濃度でGnRHにより誘発されLH分泌を阻止する
のに有効であることを示した。これらのペプチドの多く
はインビボにおいて本件標準品よりも一層効力があつ
た。本発明ペプチドは全て極めて低用量で雌哺乳動物の
排卵を抑制するのに効果的であると考えられた。
参考例IV 表Vに記載の次式: pGlu−His−Trp−Ser−Tyr−R(V)−Leu−Arg −Pro−R10 で表わされるGnRHアゴニストを先に述べた固相法に
より製造した。表V中のZ′は上記式中のVを生成する
ために使用した化合物である。
ペプチドNO.57を合成するために、架橋クロルメチ
ル化ポリスチレン樹脂とエチルアミンとを4℃で約2日
間反応させることによりN−エチルアミン樹脂を製造
し、この樹脂と3倍過剰のBoc−保護Proおよび活
性化剤としてのDCCを用いて、Boc誘導体をCH
Cl中で2時間間にわたり樹脂へカツプリングさせ
た。プロリン残基は置換されたアミド結合によつてNE
AM樹脂に結合した。
各アミノ酸残基のカツプリング後に、洗浄、保護基の除
去および次のアミノ酸残基のカツプリング反応を、自動
合成機を使用し且つ約5gの樹脂から出発することによ
り以下のスケジユールに従つて実施した。
αBoc保護は合成を通じて残存アミノ酸の各々に対
して使用した。但しpGluは保護しないままで使用し
たが、場合によりZで保護することもできる。Argの
側鎖はTosで保護した。OBzlはSerのヒドロキ
シル基のための側鎖保護基として使用し、BzlはD−
Gluを保護するるために使用した。Trpは保護しな
かつた。pGluは最後のアミノ酸として導入した。B
oc−Arg(Tos)およびBoc−TrpはCH
Clに対する溶解性が低いので、DMF/CHCl
の混合溶媒を使用したカツプリングさせた。
N−末端のα−アミノ保護基を除去した後、ジクロルメ
タン中で大過剰の無水酢酸を用いてそのアセチル化を行
つた。樹脂からのペプチドの開裂ならびに側鎖保護基の
完全な除去は、HFを用いて24℃で約2時間半処理す
ることにより実施した。表Vに示した化合物Z′はHF
処理以前に添加して混合アルキルケトンを生成させ、ま
た大抵の場合スカベンジヤーとして作用させた。真空下
でHFを除去した後、50%酢酸で樹脂を抽出し、そし
て洗液を凍結乾燥して粗製ペプチド粉末を得た。
次いで、CMC(ワツトマンCM32、メタノール/水
50:50の混合溶媒中の0.05〜0.3M NH
OAcの濃度勾配を使用)でのイオン交換クロマトグラ
フイー、その後のゲル過カラム(n−ブタノール/
0.1N酢酸容量比1:1の溶離剤を使用)での分配ク
ロマトグラフイーを使つてペプチドの精製を行つた。
このペプチドは数種の異なる展開液を使用する薄層クロ
マトグラフイー、および燐酸トリエチルアンモニウム水
溶液/アセトニトリルを使用する逆相高圧液体クロマト
グラフイーにより均一であると判明した。得られた精製
ペプチドのアミノ酸分析は実質的にペプチド鎖中の各ア
ミノ酸に関して整数値を示し、作成した構造式と一致し
た。
表Vに記載のその他のGnRHアゴニストも上記方法お
よび適当な樹脂を使用することにより合成できる。
各ペプチドは、ラツト脳下垂体の分散細胞の一次倍養物
からLHを分泌させるというその有効性について調べる
ために、米国特許第4382922号に記載の方法を使
つてインビトロ検定を行つた。表Vに記載の各ペプチド
は天然のGnRHよりも非常に顕著に効力があつて有効
であると考えられ、また受精能力の調節および早発思春
期症、子宮内膜症または月経困難症を有する患者の治療
に適切な用量で十分に効果的であると考えられた。
本発明ペプチドはしばしば薬学的に受容される無毒性
塩、例えば酸付加塩または金属錯体(例えば亜鉛、バリ
ウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムとの錯
体、これらも本明細書では付加塩とみなされる)または
これらの組合せの形で投与される。酸付加塩の例として
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、燐酸塩、硝酸塩、蓚酸
塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、タンニン酸塩、マレイ
ン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、コハク酸
塩、アルギン酸塩、リンゴ酸塩、アスコルビン酸塩、酒
石酸塩などがある。ペプチドの水溶液を例えば1N酢酸
で繰り返し処理し、次に凍結乾燥するとその酢酸塩が得
られる。その活性成分が錠剤の形で投与される場合、錠
剤はトラガカント、トウモロコシ澱粉またはゼラチンの
ような結合剤;アルギン酸のような崩壊剤;およびステ
アリン酸マグネシウムのような滑沢剤を含む薬学的に受
容される希釈剤を包含しうる。液体での投与が望まれる
場合は、薬学的に受容される希釈剤の一部として甘味料
および/または風味料を使用することができる。等張食
塩水または燐酸緩衝液などでの静脈内投与も行われる。
薬剤組成物は通常、薬学的に受容される担体との組合せ
でペプチドを含有するであろう。一般に静脈内投与の場
合その投与量は患者の体重1kg当たりペプチド約1〜
100μgであり、経口投与量はそれよりも高くなるで
あろう。結局、これらのペプチドでの患者の治療は一般
に、他のGnRHアンタゴニストを使用する臨床治療と
同じ方法で行われる。
これらのペプチドは、受精の抑制および/または調節を
行うために、あるいは例えば早期思春期症の管理または
放射線照射や化学療法の期間中のような生殖腺の活性を
可逆的に抑制する必要がある場合には、哺乳動物に対し
て静脈内、皮下、筋肉内、経口的、経皮的(例えば鼻腔
内または腟内)に投与することができる。有効投与量は
投与形体および治療を受ける個々の哺乳動物種により変
化するであろう。1つの代表的な投与形体の例はペプチ
ドを含有する静菌水溶液であり、この溶液は約0.1〜
2.5mg/kg(体重)の範囲の用量となるように投
与される。ペプチドの経口投与は固体または液体のいず
れかの形で行われる。
本発明はその好適な実施態様に関して述てきたが、当分
野で通常の知識を有する者には明白であるような変更お
よび修飾が添付の特許請求の範囲に記載の本発明範囲を
逸脱することなしに行いうることは理解されるべきであ
る。例えば、ペプチドの有効性を有意に損うことのない
当分野で知られた他の置換が本発明ペプチドにおいて使
用可能である。例えば、R10について特定したアミノ
酸残基の代わりに、Sar−NH(Sar=サルコシ
ン)を使用することができ、あるいはNH−Y(ここで
Yは低級アルキル基、シクロアルキル基、フルオル低級
アルキル基またはNHCONHQであり、QはHまたは
低級アルキル基である)を存在させることができ、これ
らは全て均等であるとみなされる。1位のD−Pheは
2位の置換について特定したように場合によりハロゲン
化することができる。クラスZ′として列挙した化合物
のほかに、追加の均等な芳香族化合物がピーターH・ゴ
ア(Peter H.Gore)の芳香族ケトンの合成
(Aromatic Ketone Synthesi
s)、第3巻(1963年)、インターサイエンス・パ
プリシヤーズ発行に開示されている。その他の均等なア
ミノ酸残基、例えばMet、Cys、Phe、Tyr、
およびTrpも先に7位で特定した残基の代わりに使用
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ワイリー・ウオーカー・ベール・ジユニア アメリカ合衆国カリフオルニア州92037, ラ・ホーラ,バルデズ 1643 (56)参考文献 特開 昭59−62556(JP,A) 特開 昭56−115753(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式: Ac−β−D−2NAL−(4Cl)D−Phe− D−3PAL−Ser−Arg−D−Glu(COCH) −Leu−Arg−Pro−D−Ala−NH で表わされるGnRH類似体ペプチド。
  2. 【請求項2】次式: Ac−β−D−2NAL−(4Cl)D−Phe− D−3PAL−Ser−Arg−D−Glu(COCH) −Leu−Arg−Pro−D−Ala−NH で表わされるGnRH類似体ペプチドの製造方法であっ
    て、次式: Ac−β−D−2NAL−(4Cl)D−Phe− D−3PAL−Ser(X)−Arg(X)−D−Glu(X) −Leu−Arg(X)−Pro−D−Ala−NH−[樹脂支持体] [式中、Xは水素原子またはSerのアルコール性水
    酸基の保護基であり; Xはベンジルエステル、2,6−ジクロロベンジル、
    ジニトロフェニル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
    ベンジルエステル、8−ヒドロキシキノリンエステル、
    p−ニトロベンジルオキシ、フェニルアゾフェニルおよ
    びt−ブトキシからなる群から選ばれる、側鎖カルボキ
    シル基の保護基であり; Xは水素原子または側鎖グアニジノ基の保護基であ
    る] で表わされるペプチド中間体を、前記樹脂支持体にアミ
    ノ酸を段階的に付加することによって形成する; 前記ペプチド中間体を、前記X保護基が除去されてア
    シリウムイオン中間体が生成し、かつそのアシリウムイ
    オンがアニソールと反応して混合アルキルケトンを形成
    するような条件下で、約20℃またはそれ以上の温度に
    おいてHFおよびアニソールによって処理する;および 前記HFを除去して所望の前記ペプチドを回収する; の各工程からなる方法。
JP61037180A 1985-02-22 1986-02-21 脂肪族‐芳香族ケトン側鎖を含むペプチド Expired - Lifetime JPH0631315B2 (ja)

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