JPH06312782A - データキャリア用マガジン及びデータキャリアを保持するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローダにマガジンを挿入する際に簡単な手段
により自動的に開口可能であって、開口した場合には、
ローダ内において最小限度の付加的スペースを占有する
ようなカバーを恒久的に装備したデータキャリア用マガ
ジンを提供する。 【構成】 開いた上面を備え、カバーを備える箱型ベー
スを有するハウジングを有し、前記ベース内に、データ
キャリアを保持するの少なくと１つのレセプタクルを有
し、このレセプタクルは、データキャリアを挿入および
取り出すために前記ベースの前記上面に配置された開口
上面を有し、前記カバーは、それぞれ前記の長さ方向の
縁に平行な第１及び第２の軸のまわりに回転可能に前記
のベース上に取り付けられた第１及び第２の分離可能な
ハーフを有し、前記第１及び第２の軸のまわりに前記の
第１及び第２のハーフを回転させるための前記回転式開
口用エレメントと機械的にかみ合い可能な回転運動伝達
手段とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、読取り装置において使
用するためにマガジンからのデータキャリアの１つを選
択的に取り出す目的で前記のデータ読取り装置を備えた
ローディングディバイス内に挿入するタイプの、複数
の、例えば磁気テープカートリッジのようなデータキャ
リアを持ち運ぶためのマガジンに関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、磁気テープ、光学ディスク等の
ような種々のタイプの記憶媒体にデータを記録および記
憶することは周知である。この種のデータキャリアの寸
法は制限されるので、それに記憶できるデータの量も同
様に制限される。多量のデータが記憶される計算及びデ
ータ検索システムにおいては、必要なデータの全てを収
容するために、比較的多数のこの種データキャリアが必
要とされる。データキャリアからデータを検索するため
には、キャリアを、たとえばテープドライブユニットの
ようなデータ読取り装置に挿入することが必要である。
（ここで使われるように、データキャリアを挿入して使
用するユニットは、データをキャリアに書き込むために
も使用できるが、ここでは「リーダー（読取り装置）」
と称する）。

【０００３】多重のデータキャリアを必要とするシステ
ムにおいて、リーダーに対してデータキャリアを手動に
よって選択的に挿入および取出すことは面倒である。従
って、多くのこの種システムは、データキャリアマガジ
ンを使用し、この種マガジンは極めて多数のデータキャ
リアを保持し、リーダーを備えたディバイス内にロード
することができる。この場合、選定された選択されたデ
ータキャリアは、マガジンから取り出され、リーダーに
挿入され、ここで読み取られるか、又は、新しいデータ
がキャリアに書き込まれる。読み取り或いは書込み動作
が完了すると、データキャリアは、リーダーから自動的
に取り出され、そして、マガジンに戻される。データキ
ャリアをマガジンから取り出し、リーダーに挿入し、更
に、リーダーから取り出し、もとのマガジンに戻すディ
バイスは一般に「ローダ」として知られている。ローダ
は、概して３つのタイプに分類できる、即ち、マガジン
はローダ内に静止し、ドライブがマガジンの上を通っ
て、マガジン内の選定されたデータキャリアの位置まで
移動する方式、リーダーは静止し、選定されたテープを
リーダーに挿入するための場所に位置決めするためにマ
ガジンが移動する方式、及び、マガジン及びリーダーの
両方共に静止し、「エレベータ」その他のタイプのデー
タキャリア移動機構を用いて、選定されたデータキャリ
アをマガジンから取り出し、リーダーまで移動して、リ
ーダーに挿入する方式である。これら３つの基礎的なタ
イプのユニットを種々組合わせたディバイスも同様に周
知である。

【０００４】特定のシステムに使われるマガジンの構成
（コンフィギュレーション）は、そのシステムにおいて
使われるローダの構造上の詳細によって或る程度決定さ
れる。テープカートリッジ用マガジンについては、例え
ば、水平に配置されたリーダーに対してローダ内のマガ
ジンが垂直に動くように設計された米国特許Ｎｏ．５，
１８２，６８７に開示済みである。開口した上面、及
び、トレイに対して垂直に挿入および取り出し可能であ
るようにテープカセットを受け入れるための協同作動チ
ャネルの組を備えた側壁を有する磁気テープカセット用
トレイタイプのマガジンについては、米国特許Ｎｏ．
３，５６１，００４に開示済みである。垂直方向に配列
された複数のテープカートリッジをその中に収容するを
マガジンを有するローダを使用するシステムについて
は、日本特許２−９６９６５に開示済みであり、この場
合、マガジンは静止し、そして、選定されたカートリッ
ジをマガジンから取り出すためにリーダーがマガジン上
において位置決めされる。

【０００５】従来のローダにおいて使用するための既知
のマガジンは、一般に、マガジンの側部が開口し、その
開口部においてデータキャリアの挿入および取り出しが
行われる。ただし、マガジンはローダ内に入らないの
で、マガジンの移動または貯蔵に際してマガジンに収容
されているデータキャリアが汚損および破損しないよう
に保護することが望ましい。従って、従来のマガジンに
は、手動で取り去ることのできるカバーが装備されてい
ることがあり、この種のカバーは、開口部を覆って配置
されているので、マガジンをローダ内に配置するために
は取り去っておかねばならない。マガジンに恒久的に取
り付けられたカバーを備えることが望ましいが、そうす
れば、カバーを開けるための機構をローダ内に装備し、
更に、開いた状態のカバーを収納するための空間をロー
ダ内に設けなければならないという問題を生じる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ロー
ダにマガジンを挿入する際に簡単な手段により自動的に
開口可能であって、開口した場合には、ローダ内におい
て最小限度の付加的スペースを占有するようなカバーを
恒久的に装備したデータキャリア用マガジンを提供する
ことにある。

【０００７】本発明の更に別の目的は、マガジンを持ち
運びするために容易にアクセス可能なハンドルを提供す
るカバーを備えたマガジンを提供することにある。

【０００８】本発明の更に他の目的は、その中の全ての
データキャリアが対応するそれぞれのレセプタクル内に
おいて正しい方向に配置されている場合に限り完全に閉
鎖可能であり、そのように配置されていない場合には可
視表示を行うように構成されたマガジンを提供すること
にある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】前述の目的は、回転可能
な開口用エレメントと共に使用するためのデータキャリ
ア用マガジンに関する本発明の原理に従って達成され、
この場合、開口用エレメントは、その中にマガジンを受
け入れるように工夫されたローダ内に配置されることが
好ましい。この場合、マガジンは、前記の回転可能な開
口用エレメントとかみ合う手段によって開閉可能なカバ
ーを有する。

【００１０】更に詳細には、マガジン自体は、上面の上
に配置されたカバーを備えた開口上面を持つ箱型ベース
を有するハウジングであるものとする。ベースは、その
中にデータキャリアを受け入れるための少なくとも１つ
のレセプタクルを有し、レセプタクルは、レセプタクル
に対してデータキャリアの挿入及び取り出しを可能にす
るためにベースの上面に設けられた開口上面を有する。
マガジンは、例えば磁気テープカートリッジ、更に詳細
には、例えば４分の１インチ磁気テープカートリッジの
ような、複数の標準化されたデータキャリアをそれぞれ
保持するために、複数のこの種レセプタクルを有するこ
とが好ましい。

【００１１】

【発明の効果】カバーは、ベースの長さ方向の縁に平行
な第１および第２の軸のまわりにそれぞれ回転するため
に両ハーフ共にベースに取付けられた第１及び第２の分
離可能なハーフによって形成される。カバーハーフは、
前記の開口用エレメントによって、第１の方向に回転可
能であり、この方向に回転することにより、相互に離れ
る方向にハーフを動かせ、ベースの上面およびその中の
データキャリアを露出させ、そして、反対方向に回転す
ることにより、ベースの上面およびその中のデータキャ
リアを覆うように、ハーフを一緒に動かす。そのまわり
をカバーハーフがそれぞれ回転する軸は、ベースの縁か
ら内側に向かって配置され、従って、カバーハーフは、
回転すると、ベースの側部の上を移動し、マガジンが閉
鎖位置にある場合に占有する空間よりも余分な付加的空
間をほとんど必要としない。

【００１２】回転運動を回転可能な開口用エレメントか
らカバーハーフに伝達するための手段に関しては種々の
実施例が開示されている。全ての実施例において、回転
可能な開口用エレメントは、カバーハーフのうちの少な
くとも１つと機械的にかみ合い可能である。好ましい実
施例においては、カバーハーフのうちの一方のハーフだ
けが、開口用エレメントの自由端を受け入れるカバーハ
ーフ内のキー付きレセプタクルを介して開口用エレメン
トによりかみ合わされる。キーの付いた構成（コンフィ
ギュレーション）であるので、開口用エレメントがレセ
プタクルに受け入れられると、カバーハーフを、開口用
エレメントと同じ方向に開口用エレメントと共に協同回
転させる。開口用エレメントとかみ合ったカバーハーフ
が回転すると、もう一方のカバーハーフはその軸のまわ
りに反対方向に回転するように、カバーハーフにはかみ
合い用の歯を備える。

【００１３】更に別の実施例においては、各カバーハー
フは、１つのキー付きレセプタクルを備え、更に、キー
付きレセプタクル内においてそれぞれかみ合い可能な２
つの回転可能エレメントが使われるので、各カバーハー
フは、それ自身の開口エレメントによって確実に駆動さ
れる。

【００１４】この実施例においては、回転運動を伝達す
るためにはこの種の歯は必要ではないが、カバーハーフ
には依然としてかみ合い歯を備え、これによって、両方
のカバーハーフは同期を保って開閉する。

【００１５】いずれの実施例においても、マガジンに
は、閉鎖位置方向に向かって両方のハーフに常時力をく
わえておくために、２つのカバーハーフの間にかみ合っ
た状態で配置された１つのバネクリップを装備しても差
し支えない。

【００１６】カバーハーフは、クラムシェルの開閉に類
似した開閉動作を行なうように構成されても差し支えな
い。この場合、カバーハーフは、マガジンの互いに対面
する反対側方向に向かって開口し、そして、完全に開口
した状態においては、マガジンの外側の極く僅かの付加
的な空間を占有するに過ぎない。従って、データキャリ
アは、開口状態にあるカバーハーフの間を通って、マガ
ジンに対して、取り出し及び挿入される。

【００１７】カバーハーフが完全に閉鎖されてハンドル
ハーフが完全に接触した場合にハンドルハーフが完全な
１個のハンドルを形成するようなハンドルのハーフ（半
分部分）を各カバーハーフに装備しても差し支えない。
この場合、ハンドル半分を分離する平面は、カバーハー
フを分離する縁と一致する。

【００１８】マガジンがローダに挿入された場合、デー
タキャリアがリーダーに対して取り出し及び挿入のため
に適切な方向に配列されるように、データキャリアは、
対応するそれぞれのレセプタクル内において所定の既知
方向に配置されることが重要である。標準化されたテー
プカートリッジと共に使用するための実施例において、
マガジンの各カバーハーフは、マガジン内のレセプタク
ルに挿入されたテープカートリッジの側部に隣接したカ
バーハーフ上の場所において内側に向かって伸延する突
出部を備える。例えば４分の１インチカートリッジのよ
うな標準化されたテープカートリッジは、カートリッジ
の側部に、（別の目的のために）開口部或いは何も無い
領域を備える。前記の突出部は、レセプタクル内におい
てテープカートリッジが正しい方向に配置された場合に
限り、突出部が開口部或いは何も無い領域内に伸延する
ように構成および配置される。カバーハーフが完全に閉
鎖するためには、突出部が開口部或いは何も無い領域と
かみ合うことが必要である。マガジン内のテープカート
リッジが１つでも対応するレセプタクル内において正し
くない方向に配置されている場合には、当該レセプタク
ルに隣接する突出部が、開口部或いは何も無い領域とか
み合わず、その代わりにカートリッジの縁に接触し、こ
れによって、カバーハーフが完全に閉鎖することを妨げ
る。カバーハーフが完全に閉じていないことは、目で見
て容易に確認できるので、テープカートリッジの配置方
向が正しくないことが一目瞭然である。

【００１９】マガジン内のテープドライブの個数および
それらに添付されたあらゆるラベリングを、カバーを開
けることなしに知ることができるように、カバーハーフ
を透明なプラスチック製としても差し支えない。

【００２０】好ましい実施例における回転可能なエレメ
ントは、静止支持物によって形成される。この場合、こ
の支持物は、マガジンがローダ内の最後位置に向かって
ローダ内に摺動移動される場合に行なわれるマガジンの
摺動運動の最後の部分に際して開口用エレメントが一方
のカバーハーフのキー付きレセプタクルとかみ合うよう
なローダ内の場所に配置されることが好ましい。カバー
ハーフのキー付きレセプタクルとマッチするようなキー
を備えた自由端を有するアクスルは、開口部内において
回転するように開口部のスタンドに取付けられる。アク
スルは、その外部に少なくとも１つのらせん形のフライ
トを備え、このフライトは、開口部内の静止した相補エ
レメントとかみ合う。

【００２１】アクスルの自由端と反対側の端部には、開
口部を通過出来ないストップ（停止部）を備える。アク
スルのまわりには、ストップを支持物に対して常時押し
付けるように作用するバネを備える。マガジンをローダ
内に摺動移動する場合、マガジンが開口用エレメントと
かみ合った後においてマガジンが運動を継続することに
より、開口部を貫通するアクスルは、バネの力に抗して
押される。アクスル外面上のらせん形フライトは、静止
エレメントとかみ合い、アクスルが後方に押される際に
アクスルを回転させ、それによって、カバーを自動的に
開かせる。マガジンをローダから引き出す場合には、ア
クスルは、反対方向、即ち、マガジンを取り出す方向と
同じ方向にバネによって押され、それによって、アクス
ルを反対方向に回転させ、マガジンが取り出されるにつ
れて、カバーハーフを自動的に閉じさせる。マガジンと
開口用エレメントとのかみ合いが解除された状態になる
までには、カバーハーフは完全に閉鎖される。

【００２２】本発明の実施態様によれば、カバーハーフ
がそれぞれ前記の第１及び第２の軸のまわりに回転可能
であるようにに取付けられた前記の第１及び第２の軸に
配置されたベアリングを有し、前記の回転運動伝達手段
が前記ベアリングの中の１つに前記開口用エレメントを
回転不能に受け入れるためのキー付きレセプタクルを有
し、それぞれ前記の第１及び第２のハーフに備えられた
かみ合い用歯の第１及び第２の組を有している。

【００２３】本発明の実施態様によれば、前記ハーフの
間において前記ベースに取付けられたバネクリップを有
し、前記ハーフが相互に反発するような方向に力を常時
作用させるように前記バネクリップの自由端が前記ハー
フに取り付けられる。

【００２４】本発明の実施態様によれば、第１及び第２
のハンドルハーフの各々の上面にそれぞれ配置された第
１及び第２のハンドルハーフを有し、前記の第１及び第
２のハンドルハーフが組合わされることによって、前記
の第１及び第２のハーフが前記の閉じた位置にある状態
において前記マガジンを持ち運ぶための完全な１つのハ
ンドルを形成する。

【００２５】本発明の実施態様によれば、前記の第１及
び第２のハーフが透明な材料によって作成される。

【００２６】本発明の実施態様によれば、その中にそれ
ぞれ１つのレセプタクルを有するカートリッジ側板有
し、標準化されたテープカートリッジであるデータキャ
リアと共に使用するためのマガジンにおいて、前記の標
準化されたテープカートリッジが所定の選定方向に前記
レセプタクル内に配置された場合に前記の側板内の前記
のそれぞれのレセプタクルが一意的な位置に配置され、
前記のマガジンが、前記のテープカートリッジが前記レ
セプタクル内において前記所定の選定方向に配置されて
前記のハーフの少なくとも一方に閉じた位置を占めた場
合に前記のレセプタクルとかみ合わせる目的を以て前記
のテープカートリッジの前記の側面に相当する前記のレ
セプタクルに対応する場所に前記の第１及び第２のハー
フのうちの少なくとも一方のハーフに備えられた内部突
出部を有し、更に、前記のテープカートリッジが前記レ
セプタクル内において前記所定の選定方向でない方向に
配置された場合には前記の突出部が前記のテープカート
リッジの前記の側に接触して前記のハーフの少なくとも
一方が閉じた位置を占めることを防止する。

【００２７】本発明の実施態様によれば、ハーフ間にお
いてベースに取り付けられ、前記のハーフを互いに相手
方向に常時押すように前記ハーフに取り付けられた自由
端を有するバネクリップを有する。

【００２８】本発明の実施態様によれば、第１および第
２のハーフの各上面にそれぞれ配置された第１および第
２のハンドルハーフを有し、前記の第１および第２のハ
ンドルハーフが、組合わされて、前記の第１および第２
のハーフが閉鎖位置にある状態において前記マガジンを
持ち運ぶための完全なハンドルを形成する。

【００２９】本発明の実施態様によれば、前記の第１及
び第２のハーフが透明な材料によって作成される。

【００３０】本発明の実施態様によれば、その中にそれ
ぞれ１つのレセプタクルを有するカートリッジ側板有
し、標準化されたテープカートリッジであるデータキャ
リアと共に使用するためのマガジンにおいて、前記の標
準化されたテープカートリッジが所定の選定方向に前記
レセプタクル内に配置された場合に前記の側板内の前記
のそれぞれのレセプタクルが一意的な位置に配置され、
前記のマガジンが、前記のテープカートリッジが前記レ
セプタクル内において前記所定の選定方向に配置されて
前記のハーフの少なくとも一方に閉じた位置を占めた場
合に前記のレセプタクルとかみ合わせる目的を以て前記
のテープカートリッジの前記の側面に相当する前記のレ
セプタクルに対応する場所に前記の第１及び第２のハー
フのうちの少なくとも一方のハーフに備えられた内部突
出部を有し、更に、前記のテープカートリッジが前記レ
セプタクル内において前記所定の選定方向でない方向に
配置された場合には前記の突出部が前記のテープカート
リッジの前記の側に接触して前記のハーフの少なくとも
一方が閉じた位置を占めることを防止する。

【００３１】本発明の実施態様によれば、ベアリングの
１つは、その中に、前記のレセプタクルから分離可能な
回転可能エレメントからの回転運動を受け取り、前記カ
バーに前記の回転運動を与えるためのキー付きレセプタ
クルを有する。

【００３２】本発明の実施態様によれば、複数のベアリ
ングのうちの１つはその中にキー付きレセプタクルを有
し、そして、前記の回転可能手段は自由端が前記のキー
付きレセプタクルと回転不能にかみ合う１つのアクスル
を有し、前記アクスルの外側表面にはらせん形のフライ
トを備え、前記静止手段はその中をアクスルが貫いて伸
延する孔を有する前記アクスル用静止支持物を有し、前
記の孔は前記フライトとかみ合う静止エレメントをその
中に備える。

【００３３】本発明の実施態様によれば、アクスルを前
記のキー付きレセプタクルとかみ合った状態になるよう
に力をくわえるための手段を有する本発明の実施態様に
よれば、前記の力をくわえるための手段が、前記アクス
ルの前記の外部表面の周りに配置されたバネを有する。

【００３４】

【実施例】本発明の原理に従って製作れたデータキャリ
アマガジン１を図１の第１実施例に示す。ここに示すデ
ータキャリアマガジンの典型的な実施例は、データキャ
リアとしての磁気テープカートリッジ用マガジンとして
使用する場合について説明してあるが、この種マガジン
は、あらゆるタイプのデータキャリア用に使用可能であ
り、テープカートリッジ用のみに制限されるものでない
ことを理解されたい。

【００３５】マガジン１は、カバーハーフ３及び４によ
って形成されたカバーによって閉止された開口上面を有
する箱型ベース２を有する。ベース２は、例えば図２に
エッジ２ａによって示される長さ方向のエッジを含む複
数のエッジ（縁）を有する。カバーハーフ３及び４は、
平面５に沿って分離可能である。カバーハーフ３はその
上面外部にハンドルハーフ６を有し、カバーハーフ４は
その上面外部にハンドルハーフ７を有する。カバーハー
フ３と４が平面５において相互に接触するようにカバー
ハーフ３及び４が閉じられると、ハンドルハーフ６と７
も接触し、完全なハンドル８を形成する。

【００３６】カバーハーフ３は、ベアリング９、及び、
ベアリング９と同一軸上のベース２（図１には図示され
ず）のもう一方の端部に配置されたもう一方のベアリン
グのまわりに回転するように、ベース２にジャーナルさ
れる。カバーハーフ４は、ベアリング１０、及び、ベア
リング１０と同一軸上のベース２のもう一方の端部に配
置されたもう一方のベアリングのまわりに回転するよう
に、ベース２にジャーナルされる。図１の実施例におい
て、ベアリング１０のみが、キーを備えて中心配置され
てたレセプタクル１１を有する。それぞれの軸には、カ
バーハーフ３及び４用ベアリングが設置され、カバーハ
ーフ３及び４はそれぞれ、それぞれの軸のまわりに回転
し、両軸は長さ方向エッジ２ａに平行である。更に、こ
れらの軸は、ベース２の全てのエッジから内側に向けて
配置されているので、カバーハーフ３及び４は、付加的
なスペースをほとんど占有することがないように、開い
ている状態においては、ベース２の側面を覆うように配
置される。

【００３７】カバーハーフ３は１組の歯１２を備え、カ
バーハーフ４は１組の歯１３を備える。以下において更
に詳細に説明するように、例えばカバーハーフ４のよう
な一方のカバーハーフが回転駆動されると、例えばカバ
ーハーフ３のようなもう一方のカバーハーフが反対方向
に回転させられるように、歯の組１２及び１３がかみ合
う。

【００３８】カバーハーフ３及び４は、通常、その自由
端がカバーハーフ３及び４上のそれぞれのピン１４及び
１５とかみ合い、その中央部分がベース２上のピン１７
のまわりを取り巻くように配置されたバネクリップ１６
によって、図１に示す閉鎖位置方向に一緒に押されてい
る。ベアリング、歯、及び、バネは、端部カバー３２
（通常、見えるが、説明を明瞭にするために、図１では
省略されている）によって覆うことができる。

【００３９】マガジン１の内部が露出するようにカバー
を開いた位置に置いた状態のマガジン１を図２に示す。
図２に示すように、マガジン１は、複数のデータキャリ
アレセプタクル１８を有し、カバーハーフ３及び４を開
くことによってベース２の開口上面が露出された場合
に、各レセプタクル（受け入れ容器）の開口上面が露出
される。各データキャリアレセプタクル１８は、例えば
磁気テープカートリッジのような１個のデータキャリア
１９を受け入れて保持するように寸法決定される。同じ
く図２に示すように、各カバーハーフ３及び４用の２つ
１組のベアリングは、１個の通常ベアリング９及び１個
のキー付きベアリング１０を有し、このキー付きベアリ
ング１０がそれぞれマガジン１の反対側の端部に位置す
るように配置される。従って、以下において更に詳細に
説明するように、マガジン１のどちら側の端をローダに
向けても、キー付きベアリング１０は開口エレメントと
かみ合い可能であり（図４参照）、どちら側からでもマ
ガジン１をローダに挿入することができる。

【００４０】カバーを閉じた状態のマガジン１を図３に
示す。図１及び３に示すように、少なくともカバーハー
フ３及び４の上面（トップ）は透明であり、これらハー
フの側面も透明であることが好ましい。

【００４１】マガジン１がローダに挿入されようとして
いる状態を図４に示す。この場合、ローダーのベースを
参照番号２０で示す。ローダは、可動リーダー（読取り
装置）（図示せず）を有するタイプであるものとし、こ
の場合の可動リーダーは、マガジン１がローダ内に挿入
された場合にマガジン１の上に配置するものとする。リ
ーダーは、所要のデータキャリア１９をマガジン１から
取り出すための所定位置までマガジン１の長さに沿って
移動可能である。マガジン１は、図４の右方向に向かっ
てローダ内に挿入される。ローダー内に配置された回転
式オープナ３３とマガジーン１がかみ合う直前の状態を
図４に示す。回転式オープナ３３は、ローダベース２０
に取り付けられた静止支持物２１を有する。支持物２１
は、全体を貫く穴２２を有し、その中にアクスル（軸）
２３が配置される。アクスル２３は、その自由端２４に
キーを備える。キーの形状は、ベアリング１０内のレセ
プタクル１１の形状に対応する。アクスル２３の反対の
端部には、穴を通過できないような大きさのストップ
（停止用部分）２５を備える。バネ２７によってストッ
プ２５が支持物２１に接触することにより、アクスル２
３は、通常、力がかかった状態にある。

【００４２】マガジン１をローダ内に挿入する際に、図
４の右方向にマガジン１が動かされて、アクスル２３の
自由端２４がレセプタクル１１とかみ合った場合には、
マガジン１の右方向運動が継続されることにより、バネ
２７の力に抗してアクスル２３を右方向に押す。アクス
ル２３は、その上にらせん形のフライト２６を備える。
図４に示す実施例において、フライト２６は、アクスル
２３の表面に設けられたグルーブ（溝）又はチャネルで
ある。穴２２は、穴１２の内部において伸延し、フライ
ト２６にはめ合わされる１つ又は複数の相補的な突出部
２８を備える。マガジン１が右方向への運動を継続する
ことにより、アクスル２３を右方向に押すので、アクス
ル２３に伝達されるマガジンの線運動は、フライト２６
と突出部２８とのかみ合いによって、回転運動に変換さ
れ、アクスル２３が回転する。自由端２４の形状とレセ
プタクル１１の形状はかみ合う形状になっているので、
アクスル２３が回転すると、カバーハーフ４をベアリン
グ１０のまわりに回転させる。歯の組１２と１３のかみ
合いにより、もう一方のカバーハーフ３は反対方向にベ
アリング９のまわりで回転し、それによって、カバーを
開け、マガジン１の内部を露出させる。それ以降におい
て、マガジンは、ローダから取り外されるまで、ローダ
内に静止し続ける。

【００４３】マガジン１を図４の左方向に移動させるこ
とによってマガジン１が取り外されると、バネ２７の力
によってアクスル２３も左方向に押され、自由端２４と
レセプタクル１１はかみ合ったままの状態に保たれる。
ただし、アクスル２３は反対方向に移動しつつあるの
で、アクスル２３は、以前の回転方向と反対の方向に回
転し、それによって、カバーハーフ３及び４を閉じた位
置に自動的に回転させる。マガジン１がローダから引き
出されて図４に示す位置に再び到達する時点までには、
ハーフ３及び４が閉じた位置に到達するに充分な量だけ
アクスル２３によって回転させられ、更に、閉じるため
に幾分かの少量の力が必要である場合には、バネクリッ
プ１６によって供給可能である。

【００４４】別途図示されてはいないが、アクスル２３
のフライト２６は、溝である代わりにアクスル２３上に
設けられた突出部であっても差し支えないことを理解さ
れたい。この場合においては、同じ回転運動を得るため
には、突出部を受け入れる溝を穴２２に設けなければな
らない。

【００４５】歯１２と１３のかみ合った組は、一方のカ
バーハーフからもう一方のハーフカバーへ回転運動を伝
達するために移すための手段として役立つほかに、これ
らのカバーハーフが同期を保った方法において開閉する
ことを可能にする。

【００４６】図２に示すように、カバーハーフ３及び４
が開位置にある場合には、これらのハーフはマガジン１
の側面に位置するが、マガジン１の側面よりも広い付加
的スペースはほとんど占有することはなく、従って、開
位置にあるカバーを収容するためにローダに要求される
付加的スペースは最小限になるはずである。カバーハー
フ３及び４が閉位置にある場合には、かみ合いハンドル
ハーフ６及び７は便利なハンドル８が提供され、このハ
ンドルにより、マガジンを持ち上げて、運ぶことができ
る。

【００４７】別のマガジン実施例を概略的に示す図６
は、この場合には標準化されたテープカートリッジ２９
であるデータキャリアに対するカバーハーフの関係のみ
が示される。図６においては、説明を明瞭にするため
に、ベース２及びマガジン１の残りの部分は省略されて
いる。

【００４８】図６の実施例に示すように、カバーハーフ
４は第１の実施例の場合と同様であるが、もう一方のカ
バーハーフ３ａは、カバー４のキー付きベアリング１０
と同じ端部にキー付きベアリング９ａを備えるように修
正されている。キー付きベアリング９ａは、ベアリング
１０のレセプタクル１１と同じレセプタクル１１を備え
る。このように、図６に示すマガジンの場合には、もう
一方のカバーハーフに回転運動を伝達するためにカバー
ハーフ４が用いられる代りに、確実に駆動されるカバー
ハーフ４及び３ａと共にローダ内に並列配置された２つ
のオープナ３２によってマガジンが開かれる。従って、
歯の組１２及び１３は、回転運動伝達には余り必要とさ
れないが、カバーハーフ４及び３ａの開閉を同期化する
ために有用である。

【００４９】同様に図６に示すように、各カバーハーフ
は、各カバーハーフの内部表面から内側へ伸延する複数
の内部突出部３０を備える。図６においては、突出部３
０の最端部のみが示されているが、突出部３０はマガジ
ン１内の各データキャリアレセプタクル１８の位置にお
いて各カバーハーフに備えられる。突出部３０は、それ
ぞれ標準化されたテープカートリッジ２９の側方に向っ
て突出するように、カバーハーフ３及び４の側部に配置
される。例えば４分の１インチテープカートリッジのよ
うな標準化されたテープカートリッジ２９は、図６に示
すような方法でマガジン１に挿入された場合には、突出
部３０がカートリッジ２９の側面に接触してカバーハー
フ４及び３ａが完全に閉じることを防止するためにカー
トリッジ２９の側面が突出部３０に対して連続的な表面
を形成するように構成される。カバーハーフは完全に閉
じないことは、カートリッジ２９がマガジン１内に正し
く挿入されていないことを視覚的に表示する。

【００５０】図７に示すように、標準化されたデータカ
ートリッジ２９は、受け入れ部分（レセプタクル）又は
空間部分３１を備える。これらの部分は別の目的のため
にデータカートリッジ２９内に所在する。データカート
リッジ２９がマガジン１内において正しい方向に配置さ
れている場合には、これらのレセプタクル又は空間部分
３１は突出部３０とかみ合う位置を占め、カバーハーフ
３及び４が完全に閉じることを可能にする。カバーハー
フ３及び４は、各データキャリアレセプタクル１８に突
出部を備えるので、マガジン全体の中に正しく挿入され
ないカートリッジが１つでも含まれている場合には、正
しく閉鎖されない。

【００５１】前述の実施例の場合には、個別の平行軸の
まわりに回転するカバーハーフが用いられたが、その代
わりに、これらのカバーハーフは双方共に、１つの単一
軸上の１対の単一共通ベアリング上において回転するよ
うにジャーナル取り付けしても差し支えない。カバーハ
ーフは、一方又は双方のベアリングを囲む領域において
重複し、そして、これらの重複した表面上に配置され
た、例えばヘリカルカムのような協同作動カムによっ
て、回転運動を伝達することができる。

【００５２】当該技術分野に熟練した者による前述以外
の修正及び改造が提案可能であろうが、この種の全ての
修正及び改造は当該技術分野に対して当特許が貢献する
範囲内に合理的かつ正当に含まれるものとして、ここに
保証される当特許権の有効範囲内においてこれら全ての
修正及び改造を具体化することが当発明者の意図すると
ころである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理に従って作成されたデータキャリ
アマガジンの端面立面図である。

【図２】カバーを開いた状態における図１のデータキャ
リアマガジンの平面図である。

【図３】カバーを閉じた状態における図１のデータキャ
リアマガジンの平面図である。

【図４】本発明の原理に従って作成されたデータキャリ
アマガジン及び協同作動する開口用エレメントの側面立
面図である。

【図５】図４の開口用エレメントのための支持物の端面
立面図である。

【図６】本発明の原理に従って作成されたマガジン用カ
バーハーフの更に別の実施例の概略端面立面図見解であ
り、更に、正しくない方向に配置されたテープカートリ
ッジを含む場合におけるカバーハーフのかみ合いを示
す。

【図７】正しい方向に配置されたテープカートリッジと
かみ合った状態における本発明の原理に従って作成され
たマガジンのカバーの概略端面立面図である。

【符号の説明】

１ マガジン、 ２ ベース、 ２ａ エッジ、 ３，
４ カバーハーフ、５ 平面、 ６，７ ハンドルハー
フ、 ８ ハンドル、 ９，１０ ベアリング、 １１
レセプタクル、 １２，１３ 歯、 １４，１５ ピ
ン、 １６バネクリップ、 １７ ピン、 １８ レセ
プタクル、 １９ データキャリア、 ２０ ベース、
２１ 静止支持物、 ２２ 穴、 ２３ アクスル、
２５ ストップ、 ２６ フライト、 ２７ バネ、
２８ 突出部、 ２９ テープカートリッジ、 ３０
突出部、 ３１ 空間部分

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 回転式開口用エレメントと共に使用する
   ためのデータキャリア用マガジンにおいて、 長さ方向の縁および開いた上面を備え、そして、前記の
   上面上に配置されたカバーを備える箱型ベースを有する
   ハウジングを有し、 前記のベースは、その中に、データキャリアを保持する
   ための少なくと１つのレセプタクルを有し、前記のレセ
   プタクルは、レセプタクルに対してデータキャリアを挿
   入および取り出すために前記ベースの前記上面に配置さ
   れた開口上面を有し、 前記カバーは、前記ベースの前記上面を露出するような
   開位置に前記ハーフを分離移動させ、そして、前記ベー
   スの前記上面を一緒に覆うような閉位置に前記ハーフを
   移動させるために、それぞれ前記の長さ方向の縁に平行
   な第１及び第２の軸のまわりに回転可能に前記のベース
   上に取り付けられた第１及び第２の分離可能なハーフ
   と、 前記の回転式開口用エレメントが回転して回転運動伝達
   手段とかみ合う場合に第１及び第２の軸のまわりに前記
   の第１及び第２のハーフを回転させるための前記の回転
   式開口用エレメントと機械的にかみ合い可能な回転運動
   伝達手段と、を有することを特徴とするデータキャリア
   用マガジン。
2. 【請求項２】 回転式開口用エレメントと共に使用する
   ためのデータキャリア用マガジンにおいて、 長さ方向の縁及び開いた上面を有する箱型ベースを有
   し、 前記のベースは、その中に、データキャリアを保持する
   ための少なくと１つのレセプタクルを有し、前記のレセ
   プタクルは、レセプタクルに対してデータキャリアを挿
   入および取り出すために前記ベースの前記上面に配置さ
   れた開口上面を有し、 前記ベースの前記上面を露出するような開位置に前記ハ
   ーフを分離移動させ、そして、前記ベースの前記上面を
   一緒に覆うような閉位置に前記ハーフを移動させるため
   に、前記の長さ方向の縁に平行な第１及び第２の軸のま
   わりにそれぞれ回転可能にするためにベアリング上の前
   記ベースにジャーナル取り付けされた第１及び第２の分
   離可能なカバーハーフと、 前記の第２のハーフが前記の第２軸のまわりに反対方向
   に回転するように前記の第１軸のまわりに第１方向に前
   記の第１のハーフを回転させるためにそれぞれ第１のハ
   ーフと第２のハーフとの間に配置されたかみ合い用歯の
   第１の組および第２の組とを有し、 前記の第１および第２のハーフのうちの一方を回転さ
   せ、そして、前記のかみ合い用歯を介して前記の第１お
   よび第２のハーフのうちのいま一方のハーフを回転させ
   るように前記の開口用エレメントと共同回転させるため
   に前記の回転可能な開口用エレメントと機械的にかみ合
   い可能であるキー付きレセプタクルが前記ベアリングの
   １つのベアリング内に含まれる、ことを特徴とするデー
   タキャリア用マガジン。
3. 【請求項３】 データキャリア用マガジンにおいて、 長さ方向の縁および開いた上面を備え、そして、前記の
   上面上に配置されたカバーを備える箱型ベースを有する
   ハウジングを有し、 前記のベースは、その中に、データキャリアを保持する
   ための少なくと１つのレセプタクルを有し、前記のレセ
   プタクルは、レセプタクルに対してデータキャリアを挿
   入および取り出すために前記ベースの前記上面に配置さ
   れた開口上面を有し、 少なくとも１つの回転軸に配置されたベアリング上の前
   記ベースにジャーナル取り付けされたカバーを有し、前
   記カバーは、前記ベースの前記上面を覆う閉鎖位置と前
   記ベースの前記上面を露出する開口位置との間で前記回
   転軸のまわりで回転可能であり、 前記の回転軸は、前記の長さ方向の縁に平行に、そし
   て、前記ベースの前記の全ての縁から内側方向に間隔を
   保って配置される、ことを特徴とするデータキャリア用
   マガジン。
4. 【請求項４】 データキャリアを保持するための装置に
   おいて、 データキャリアを保持するための少なくとも１つのレセ
   プタクルをその中に有し、そして、前記のレセプタクル
   を露出する開口位置と前記のレセプタクルを覆う閉鎖位
   置との間において複数のベアリング上において回転可能
   な１つのカバーを有するマガジンと、 前記のカバーを開閉する目的で前記のカバーに回転運動
   を与えるために前記複数のベアリングのうちの１つとか
   み合い可能な回転可能手段と、 前記のマガジンの直線運動を前記の回転可能手段の回転
   運動に変換するために、前記の回転可能手段が取り付け
   られている前記のマガジンとは関係が無いが押された状
   態で前記の回転可能手段とかみ合った前記のマガジンの
   直線運動と関係を有する静止手段と、を有することを特
   徴とするデータキャリアを保持するための装置。